JPH0897618A - 自動車用ガラスアンテナ装置 - Google Patents

自動車用ガラスアンテナ装置

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JPH0897618A
JPH0897618A JP22843194A JP22843194A JPH0897618A JP H0897618 A JPH0897618 A JP H0897618A JP 22843194 A JP22843194 A JP 22843194A JP 22843194 A JP22843194 A JP 22843194A JP H0897618 A JPH0897618 A JP H0897618A
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frequency band
circuit
impedance
defogger
antenna device
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Toshihiko Saito
俊彦 斉藤
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Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】前置増幅器なしで高受信感度を得る。 【構成】放送周波数帯の帯域内で、デフォッガー3の有
する浮遊容量等とリアクタンス回路8とを反共振させる
ようにし、かつ、この放送周波数帯の帯域外でこの浮遊
容量等とマッチング回路7とを共振させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高受信感度であり、しか
も所望の放送周波数帯等の帯域内で受信感度の平坦性の
高い自動車用ガラスアンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、AM放送周波数帯(以下AM帯と
いう)及びFM放送周波数帯(以下FM帯という)受信
用のガラスアンテナにおいては、アンテナの受信感度の
不足を補償するため、アンテナ導体の給電端子と受信機
との間の給電線の好適な部位に前置増幅器を挿入するこ
とが行われていた。しかし、前置増幅器挿入のため強電
界中において、波形歪や混変調などが発生し、ノイズが
そのまま増幅されるという問題があった。
【0003】また、この従来例では受信機とは別に前置
増幅器を設置する必要があるため、かなり生産性が悪く
なるという問題や、ガラスアンテナの近傍に前置増幅器
を設置することは、前置増幅器用のスペース確保等で自
動車の設計上の制約条件を与えるという問題があった。
したがって、前置増幅器を必要とせず、しかも高受信感
度であり、低ノイズ、かつ、無指向性の自動車用ガラス
アンテナ装置の開発が望まれていた。
【0004】これを解決すべく、特開平2−23970
1号公報によって、自動車の後部窓のガラス板に、ヒー
ター線とヒーター線に給電するバスバーとを有する通電
加熱式のデフォッガーと、デフォッガーとの間で直流電
流の送受は行われないが中高周波電流の送受は行われる
ように所定間隔をおいて近接させて容量結合させた所定
パターンのアンテナ導体とを設け、バスバーとデフォッ
ガー用の直流電源間にリアクタンス回路を挿入し、アン
テナ導体、デフォッガー、車体のそれぞれが相互に形成
する主に静電容量からなるインピーダンスと、リアクタ
ンス回路のインピーダンスとによって、所望の放送周波
数帯域内に反共振点が存在するようにし、アンテナ導体
の給電点と受信機との間に挿入させた所定の回路のイン
ピーダンスと、受信機の入力インピーダンスと、所定の
回路からアンテナ導体側をみたインピーダンスとによっ
て、所望の放送周波数帯域内に共振点が存在するように
した自動車用ガラスアンテナ装置が提案されている。
【0005】しかし、この提案のものは、共振点及び反
共振点の両方を所望の放送周波数帯域内に存在させたた
め、放送周波数帯域内全域で、受信感度を平坦にするこ
とが困難であり、回路構成によりQ(クオリティファク
ター)の値を適当に小さくし、受信感度を平坦にしよう
とすると受信感度が悪くなるという欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
前述の欠点の解消を目的とし、前置増幅器を必要とせ
ず、高受信利得、低ノイズで無歪、無混変調で無指向性
であり、かつ、受信感度の周波数特性の平坦性に優れた
自動車用ガラスアンテナ装置を新規に提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたものであり、自動車の後部窓のガ
ラス板に、ヒーター線とヒーター線に給電するバスバー
とを有する通電加熱式のデフォッガーと、デフォッガー
との間で直流電流の送受は行われないが中高周波電流の
送受は行われるように所定間隔をおいて近接させて容量
結合させた所定パターンのアンテナ導体とを設け、バス
バーとデフォッガー用の直流電源間にリアクタンス回路
を挿入した自動車用ガラスアンテナ装置において、アン
テナ導体、デフォッガー、車体のそれぞれが相互に形成
する主に静電容量からなるインピーダンスと、リアクタ
ンス回路のインピーダンスとによって、所望の受信周波
数帯域内又は所望の放送周波数帯域内に反共振点が存在
するようにし、アンテナ導体の給電点と受信機との間に
挿入させた所定の回路のインピーダンスと、受信機の入
力インピーダンスと、所定の回路からアンテナ導体側を
みたインピーダンスとによって、所望の受信周波数帯域
外又は所望の放送周波数帯域外に共振点が存在するよう
にしたことを特徴とする自動車用ガラスアンテナ装置を
提供する。
【0008】また、本発明は自動車の後部窓のガラス板
に、ヒーター線とヒーター線に給電するバスバーとを有
する通電加熱式のデフォッガーと、デフォッガーとの間
で直流電流の送受は行われないが中高周波電流の送受は
行われるように所定間隔をおいて近接させて容量結合さ
せた所定パターンのアンテナ導体とを設け、バスバーと
デフォッガー用の直流電源間にリアクタンス回路を挿入
した自動車用ガラスアンテナ装置において、アンテナ導
体、デフォッガー、車体のそれぞれが相互に形成する主
に静電容量からなるインピーダンスと、リアクタンス回
路のインピーダンスとによって、所望の受信周波数帯域
内又は所望の放送周波数帯域内に反共振点が存在するよ
うにし、所望の受信周波数帯又は所望の放送周波数帯の
最高周波数をfH とした場合、アンテナ導体の給電点と
受信機との間に挿入させた所定の回路のインピーダンス
と、受信機の入力インピーダンスと、所定の回路からア
ンテナ導体側をみたインピーダンスとによって、fH
1.5倍の周波数とfH との間に共振点が存在するよう
にしたことを特徴とする自動車用ガラスアンテナ装置を
提供する。
【0009】また、本発明は所望の受信周波数帯域内又
は所望の放送周波数帯域内で最高受信感度と最低受信感
度との差が約1dB〜約16dBの範囲となるようなQ
(クオリティファクター)値になるように、所定の回路
及びリアクタンス回路の回路定数を設定したことを特徴
とする上記自動車用ガラスアンテナ装置を提供する。
【0010】また、本発明はリアクタンス回路が高周波
コイルとチョークコイルとを直列に接続した回路よりな
ることを特徴とする上記自動車用ガラスアンテナ装置を
提供する。
【0011】また、本発明はリアクタンス回路が高周波
コイルとチョークコイルとを直列に接続した回路よりな
ることを特徴とする上記自動車用ガラスアンテナ装置を
提供する。
【0012】また、本発明はリアクタンス回路のチョー
クコイルに並列に抵抗を接続し、Q(クオリティファク
ター)を調整するようにしたことを特徴とする上記自動
車用ガラスアンテナ装置を提供する。
【0013】また、本発明はAM放送周波数帯で充分な
透磁率を有するトロイダル状の磁性体をコアとしたヒー
タートランスと残留磁気が起きないFM放送周波数帯ま
で利用可能な高周波コイルとを直列に接続したものを、
デフォッガーと直流電源との間に挿入接続したことを特
徴とする上記自動車用ガラスアンテナ装置を提供する。
【0014】以下、本発明を図面に従って詳細に説明す
る。図1は本発明の自動車用ガラスアンテナ装置の代表
例の構成図である。図1において、1は自動車の後部窓
のガラス板、2はヒーター線、2aは最高位のヒーター
線、3はデフォッガー、3aはデフォッガーの分岐線、
4はアンテナ導体の給電点、5a、5b、5cはバスバ
ー、6はアンテナ導体、6aはアンテナ導体6のデフォ
ッガー3との隣接部、7は所定の回路であるマッチング
回路、8はリアクタンス回路、9はヒータートランス、
10は直流電源、11はコンデンサー、12a、12b
は高周波コイル、14はコイル、15は抵抗、16はコ
ンデンサー、18はFM帯域用のコイル、19はコンデ
ンサー、20は受信機、25はケーブル、30、31は
抵抗である。
【0015】後部窓のガラス板1は、通常3〜5mm前
後の強化ガラス、あるいは合せガラス等が使用される。
後部窓のガラス板1の内側面の被加熱領域には多数本の
ヒーター線2と、ヒーター線2群の両端に接続される対
向したバスバー5a、5b、バスバー5cとを有する通
電加熱式のデフォッガー3が設けられており、デフォッ
ガー3のバスバー5a、5bにはリード線が接続されて
いる。
【0016】図1に示したデフォッガー3では、デフォ
ッガー3の両側のバスバーの右側のバスバーを所望のと
ころから上下に2つに分割し、下側部バスバー5a、上
側部バスバー5bを設けている。下側部バスバー5aに
は車体側アースのリード線を接続し、上側部バスバー5
bには電源側のリード線を接続している。給電された電
流は上側部バスバー5bからバスバー5cを通って下側
部バスバー5aへとコの字状に流れる。
【0017】図1に示したデフォッガー3について述べ
ると、ヒーター線2とバスバー5a、5b、5cとから
デフォッガーは構成される。ヒーター線は、通常、線幅
0.5〜2mmの細い通電加熱のヒーター線2を多数本
ガラス板上の横方向にほぼ平行に2〜4cmの間隔をお
いて形成することよりなる。さらに、ヒーター線2に電
流を供給するためのバスバー5a、5b、5cをヒータ
ー線2の両側に形成する。ヒーター線2とバスバー5
a、5b、5cは、通常、導電性銀ペースト等の導電性
金属含有ペーストをガラス板の車内側表面にプリント
し、焼付けて形成する等により製造する。
【0018】アンテナ導体6については、図1の場合
は、ガラス板1のデフォッガー3より上部の余白部にア
ンテナ導体6が設けられている。アンテナ導体6の隣接
部6aとデフォッガーの分岐線3a部とは、所定間隔を
おいて近接されており、この近接によりアンテナ導体6
とデフォッガー3とは、両者間で直流電流の送受は行わ
れないが、中高周波電流の送受は行われるように容量結
合されている。
【0019】アンテナ導体6の隣接部6aとデフォッガ
ーの分岐線3a部とは、例えば0.2〜30mm程度の
間隔をおいて離間されている。デフォッガー3は、この
容量結合によって見かけ上、アンテナの一部として機能
するようになる。特にAM帯に対しては、デフォッガー
3もAM放送用アンテナの一部として機能して、AM放
送用アンテナの実効長が長くなるため、受信電波を多く
受けられ受信感度が向上する。
【0020】また、FM帯では、後部窓のガラス板1を
取り付けるための車体の開口部とデフォッガー3とはア
ンテナ導体6に対して投射器あるいは反射器の役割を有
する。一方、アンテナ導体6から車体の開口部及びデフ
ォッガー3へリーク電流が流れるので、デフォッガー3
からの受信信号の損失は高周波コイル12a、12bに
よって阻止し、これにより受信感度が向上する。
【0021】図1に示したデフォッガー3においては、
デフォッガー3の最高位のヒーター線2aに分岐線3a
が設けられている。デフォッガー3の分岐線3aは図1
に示すように最高位のヒーター線2aの中央付近から垂
直方向に伸び、アンテナ導体6の隣接部6aの付近で水
平方向に分岐するような略T字状の形状となっている。
分岐線3aには、ヒーター電流が流れないため、ノイズ
が少なく、さらに上記したアンテナ導体6とデフォッガ
ー3との容量結合により受信感度が向上する。
【0022】ただし、デフォッガーの分岐線3aは上記
機能を有していればどんな形状でもよく、図1の形状に
限定されない。例えば、最高位のヒーター線2aの左又
は右側付近から垂直方向に伸び隣接部6a付近で反対側
へ水平方向に延長される形状でもよい。また、デフォッ
ガーの分岐線3aはヒーター線2の一部分又はバスバー
5a、5b、5cの一部分でも代用でき、分岐線3aは
省略してもよい。しかし、上記したノイズについて鑑み
ると分岐線3aを設けた方が望ましい。
【0023】図7、図8は、図1とは別の形状のパター
ンのデフォッガーの正面図である。本発明を適用できる
デフォッガーは図1に示すデフォッガーに限定されず、
図7、図8に示すようなデフォッガーであっても、本発
明を適用できる。
【0024】上記したように、デフォッガー3とアンテ
ナ導体6とは、その一部において容量結合されるように
するため、デフォッガー3とアンテナ導体6は、通常、
後部窓のガラス板1と同一面であり、このガラス板の室
内側面に形成するのが最適である。アンテナ導体6のパ
ターンとしては、自動車の形状、ガラス板の形状、寸
法、構成などによりAM放送、FM放送、AM放送とF
M放送の両ラジオ放送共用、あるいはテレビその他の放
送等用のアンテナとして最適な性能が得られるパターン
が適宜選択、設計される。
【0025】なお、アンテナ導体6の設けられるガラス
板1の位置については、図1には、ガラス板1のデフォ
ッガー3より上部の余白部にアンテナ導体6を設けた例
について示したが、図1に示す位置に限定されず、ガラ
ス板1のデフォッガー3より下部の余白部であってもよ
い。また、デフォッガーの上下部にそれぞれ設けてもよ
いし、又はその他の余白部に設けてもよい。
【0026】本発明においては、バスバー5a、5bと
デフォッガー用の直流電源10間にリアクタンス回路8
を挿入し、中高周波帯域にてリアクタンス回路8のイン
ピーダンスを大きくすることによって、直流電源10か
らデフォッガー3への直流電流は流すが放送周波数帯域
等の中高周波帯域の電流は遮断するようにしている。こ
のようにして、リアクタンス回路8によりデフォッガー
3のヒーター線2とバスバー5a、5b、5cとを車体
アースから中高周波的に絶縁でき、ヒーター線2及びバ
スバー5a、5b、5cに誘起されたラジオ放送周波数
帯域等の中高周波帯域の受信電流が車体アースへ流れる
のを防止できて、この受信電流を漏れなく受信機20に
送ることができる。
【0027】図1ではリアクタンス回路8は、ヒーター
トランス9、高周波コイル12a、12b、必要に応じ
て設けられるコンデンサー11から構成されている。ま
た、必要に応じて抵抗30、31が追加されリアクタン
ス回路8の構成要素となる。
【0028】リアクタンス回路8の構成は、図1に示す
構成に限定されず、ラジオ放送周波数帯域等の中高周波
帯域の受信電流が車体アースへ流れるのを防止する機能
を有する回路であればどのような回路でも使用できる。
例えば、AM帯のみを受信する場合であれば、ヒーター
トランス9のみによりリアクタンス回路8を構成しても
よく、FM帯のみを受信する場合であれば、高周波コイ
ル12a、12bのみによりリアクタンス回路8を構成
してもよい。また、AM帯及びFM帯両方を受信する場
合であっても、ヒータートランス9、高周波コイル12
a、12b両方の機能を満足するコイルがあれば、かか
るコイルのみによりリアクタンス回路8を構成してもよ
い。
【0029】リアクタンス回路8内のヒータートランス
9のチョークコイルは、ラジオ放送周波数帯域等の中高
周波帯において比較的高いインピーダンスとなり、磁気
残留防止となる特性を有するものが好ましい。例えば、
トロイダル状の磁気コア(Mn−Znフェライト等)に
バイファイラー巻きした高周波チョークコイル、閉磁路
からの電流によって生じるコイルの磁束を互いに打ち消
す方向に巻かれている高周波チョークコイル又は磁気飽
和度の高いコアを用いる高周波チョークコイル等が例示
される。
【0030】ヒータートランス9のチョークコイルの調
整については、必要とされるインダクタンス、自己共振
周波数及びQ値を得るために、例えばコアを2分割し、
そのコアの間隔を調整したり、並列に所定のコンデンサ
ーを接続したり、コイル・ピッチを変更したりする方法
で調整が行われる。
【0031】抵抗30、31は、ダンピング抵抗であ
り、反共振のQ値を調整するためのものであるため、抵
抗30、31を備えなくても適正なQ値である場合に
は、省略できる。抵抗30、31は、通常、電子回路に
使用される固定抵抗素子でもよいし、トランジスターや
FET等の半導体を使用してもよい。
【0032】リアクタンス回路8内のコンデンサー11
はラジオ放送周波数帯等の中高周波帯において、周波数
成分の高い雑音性の電流(例えばリード線を経て混入し
てくるもの)に対しては電気的に短絡するものである。
コンデンサー11を設ける代わりに、リアクタンス回路
8と直流電源10との間にフィルターを設けてもよい。
【0033】リアクタンス回路8内の高周波コイル12
a、12bは、FM帯において、高インピーダンスとな
るもので、通常、磁気コアを使用しないソレノイド又は
磁気コアを使用する。これらはFM帯及びFM帯の近傍
では誘導性のインダクタンスを有する。また、高周波コ
イル12a、12bとして、適当な長さのリード線も使
用可能な場合もあり、さらには、リアクタンス回路8の
車体内の配置によっても同様の効果を有する場合もあ
る。ヒータートランス9のチョークコイルはFM帯では
自己共振周波数が低く、インダクタンスを失ってしまう
ので、高周波コイル12a、12bがこれを代行する。
【0034】また、本発明においては、アンテナ導体6
の給電点4と受信機20との間の経路の所望の位置に所
定の回路であるマッチング回路7が挿入され、アンテナ
導体6に誘起された中高周波電流はマッチング回路7の
インピーダンスと、受信機20の入力インピーダンス
と、マッチング回路からアンテナ導体側をみたインピー
ダンスとによって共振し、受信機20へ送られる。
【0035】図1に示すマッチング回路7は、コイル1
4、18、コンデンサー16及び抵抗15の各素子によ
り構成された回路よりなるが、これに限定されず、所定
の共振を生じさせる回路であればどのような回路構成で
も使用できる。図1に示すマッチング回路7において、
AM帯ではコイル14、コンデンサー16、抵抗15に
よって、インピーダンス特性が定められる。抵抗15は
いわゆるダンピング抵抗であり、共振のQを調整するた
めのものであって、Qの調整が必要でない場合には抵抗
15は省略できる。
【0036】また、FM帯ではコイル14の自己共振周
波数が低いので、コイル14が容量性リアクタンスとみ
なされるため、コイル14は省略して考えることができ
る。FM帯ではコイル18が所定の共振を生じさせるこ
とに寄与することになる。したがって、FM帯を受信し
ない場合にはコイル18は不要である。
【0037】なお、マッチング回路7は、受信機20の
入力とアンテナ導体の給電点4とのインピーダンスマッ
チングを行う機能をも有する。また、所定の回路とはこ
のようなインピーダンスマッチングを行う機能を有さな
いものもいう。
【0038】上記したように、FM帯では、コイル18
によってインピーダンス特性を定めているが、Ni−Z
nフェライトをコアとするコイル、ソレノイドコイル、
スパイラルコイル又はマッチング回路7に結線されるリ
ード線の有するインダクタンスを利用したコイル等がコ
イル18として使用できる。
【0039】また、上記した如く、アンテナ導体6及び
デフォッガー3は、通常、導電性銀ペーストをガラス板
面にプリント印刷し、焼付けること等によって形成され
たものが用いられる。この場合、近接する隣接部6a及
び分岐線3aとの間で、プリントされた銀のマイグレー
ション等が起こり、両者が短絡し、受信機20に大電流
が流れてしまう危険性がある。これを防ぐために、アン
テナ導体6の給電点4とマッチング回路7との間に直流
阻止用のコンデンサー19を挿入してもよい。
【0040】図1のコンデンサー19とマッチング回路
7は図9、図10の如く結線を変更できる。図9、図1
0において、図1と同番号の部分は図1の同番号の部分
と同名称とし、図9、図10の図1と同番号の部分は図
1の同番号の部分と同機能である。したがって、図9、
図10において、コンデンサー19は、直流阻止用のコ
ンデンサーであって、省略できる場合もある。
【0041】また、FM帯では、図1の場合と同様、コ
イル18が所定の共振を生じさせることに寄与すること
になるので、FM帯を受信しない場合にはコイル18は
不要である。
【0042】また、AM帯ではコイル14、コンデンサ
ー16、抵抗15によって、インピーダンス特性が定め
られる。抵抗15はいわゆるダンピング抵抗であり、共
振のQを調整するためのものであって、Qの調整が必要
でない場合には抵抗15は省略できる。
【0043】以上述べたことに加え、マッチング回路7
の調整について述べると、本発明では、アンテナ導体、
デフォッガー、車体のそれぞれが相互に形成する主に静
電容量からなるインピーダンスと、リアクタンス回路の
インピーダンスとによって、所望の受信周波数帯域内又
はFM、AM等それぞれの所望の放送周波数帯の帯域内
に反共振点が存在するようにし、アンテナ導体の給電点
と受信機との間に挿入させた所定の回路のインピーダン
スと、受信機の入力インピーダンスと、所定の回路から
アンテナ導体側をみたインピーダンスとによって、所望
の受信周波数帯域外又は所望の放送周波数帯域外に共振
点が存在するようにすることが必要である。この範囲外
であると、所望の受信周波数帯等で受信感度を平坦にす
ることが困難となるからである。
【0044】さらに、所望の受信周波数帯域内又はF
M、AM等それぞれの所望の放送周波数帯の帯域内であ
って、所望の受信周波数帯域又は所望の放送周波数帯の
帯域の中心周波数より低い周波数域に上記反共振点を存
在させ、所望の受信周波数帯又は所望の放送周波数帯の
最高周波数をfH とした場合、アンテナ導体の給電点と
受信機との間に挿入させた所定の回路のインピーダンス
と、受信機の入力インピーダンスと、所定の回路からア
ンテナ導体側をみたインピーダンスとによって、fH
1.5倍の周波数とfH との間に共振点が存在させるこ
とが受信感度の平坦化の面でより好ましい。
【0045】ここで、受信感度の平坦とは、所望の放送
周波数帯域等の帯域内で最高受信感度と最低受信感度と
の差が小さく平坦であることをいう。
【0046】上記したように反共振点、共振点の範囲に
ついては、AM帯(中波)及びFM帯のみならず、短
波、長波、極超短波等についても同様な方法により、共
振点、反共振点の必要な範囲等を決定できる。
【0047】上記条件を満足するためには、アンテナ導
体6及びデフォッガー3等によるインピーダンスは固定
されているので、通常、マッチング回路7とリアクタン
ス回路8の回路定数等を変化させて反共振点及び共振点
の位置を調整する。
【0048】本発明にかかるマッチング回路7におい
て、AM帯で、コンデンサー19は560pF〜1μ
F、コンデンサー16は5〜220pF、コイル14は
82〜700μH、抵抗15は0.2〜10kΩ、FM
帯でコイル18は0.1〜10μHになるように設定す
るのが好ましい。一方、デフォッガー3に接続されるヒ
ータートランス8のチョークコイルはAM帯で0.1〜
5mH、FM帯でコイル12a、12bは1〜5μHに
なるように設定するのが好ましく、隣接部6aとの分岐
線3aとの容量結合部分は、FM、AM両放送帯で10
〜1000pFとするのが好ましい。また、ケーブル2
5は、同軸ケーブル、フィーダー線等が通常使用され
る。
【0049】もちろん、これら値は代表的なものについ
て例示したものであり、対象とする自動車用ガラスアン
テナ装置に応じて最適な性能が得られるように変更でき
る。また、ケーブル25の負極である車体アースと直流
電源10の負極である車体アースとは30cm以上、望
ましくは60cm以上離れていた方がノイズ的に望まし
い。
【0050】なお、マッチング回路7は、アンテナとな
るべきもの全体と受信機20の入力インピーダンスと共
振させるが、コンデンサー19によりマッチング回路7
を若干容量性リアクタンスとすることによってマッチン
グ回路7にローパスフィルターの役割を与えることによ
り、マッチング回路7が白色雑音等の雑音を吸収できる
ようになり、低雑音アンテナが得られる。
【0051】マッチング回路7又はリアクタンス回路8
の回路定数を設定させる、Qについては、所望の受信周
波数帯域等で受信感度がなるべく平坦となるように、所
望の受信周波数帯域等の帯域内で最高受信感度と最低受
信感度との差が約1dB〜約16dBの範囲となるよう
に設定させることが好ましい。
【0052】最高受信感度と最低受信感度との差が約1
dB未満では、反共振と共振の効果がほとんどなくなる
ため平均受信感度が数dB〜十数dB低くなってしま
い、好ましくない。最高受信感度と最低受信感度との差
が約16dB超では受信感度のバラツキが大きくなるば
かりでなく、量産した場合にも個々の製品の受信感度の
周波数特性のバラツキが大きくなり好ましくない。
【0053】最高受信感度と最低受信感度との差の、よ
り望ましい範囲は約2dB〜約13dBの範囲であり、
特に望ましい範囲は約4dB〜約10dBの範囲であ
る。かかる最高受信感度と最低受信感度との差を上記範
囲にすることによって、アンテナ導体6等からなるアン
テナから受信機20への電力効率を良好にでき、到来電
波によるアンテナに生じた受信信号の中高周波電流を漏
れなく受信機20側に送ることができ、高受信感度で受
信できる。
【0054】AM帯の場合、コンデンサー16は、比較
的高いインピーダンスとなり、設けられていない場合と
ほぼ同様の状態となるため、マッチング回路7のインピ
ーダンスは、コイル14と抵抗15によって決定され
る。共振点である共振周波数はマッチング回路7のイン
ピーダンス、アンテナとなるべきもの全体のインピーダ
ンス(所定の回路からアンテナ導体側をみたインピーダ
ンス)及び受信機20の入力インピーダンスとにより決
定され、かつ、ダンピング抵抗である抵抗15によって
Qを最適な値とすることによって、AM帯において、平
坦性に優れた受信感度が得られる。
【0055】また、FM帯では、コイル14、抵抗15
は、各部品の浮遊容量によって、若干の容量性リアクタ
ンスとなり、不安定な値のインピーダンスとなる。一
方、コンデンサー16は、FM帯では、短絡状態となる
ため、コイル14及び抵抗15のインピーダンスは無視
できることとなる。FM帯において、マッチング回路7
内ではコイル18のみ有効となるため、コイル18とア
ンテナとなるべきもの全体と受信機20の入力インピー
ダンスとによって共振するようになって、アンテナによ
って受信された受信信号が受信機20に最適に伝達され
る。以上によって高い受信感度が得られる。
【0056】
【実施例】図1に示した本発明の自動車用ガラスアンテ
ナ装置において、表1に各サンプルの条件を記載した。
なお、表1において、ヒータートランス9のチョークコ
イルを単にチョークコイルという。
【0057】AM帯についてはサンプル1〜2が該当
し、回路を構成する各素子等の値については、コンデン
サー19が1000pF、コンデンサー16が10p
F、隣接部6aと分岐線3aとの容量結合部分は90p
F、コンデンサー11は2.2μFとした。コイル1
4、抵抗15の値、ヒータートランス9のチョークコイ
ルのインダクタンス、抵抗30、31の値については、
表1に記載した。
【0058】また、アンテナ導体6の給電点4と受信機
20の入力端との間のアンテナ・ケーブル部分の容量は
AM帯において30pF/mのものを用いた。このガラ
スアンテナ装置のAM帯に対する受信感度の周波数特性
図を図2、図3までに記載し、S/N比の特性を測定し
た結果を図5に示す。
【0059】図2、図3は、ガラスアンテナ近傍で電界
強度を60dBμV/mとしたときに得られるAM帯に
対する受信感度を周波数毎に求めた周波数特性であり、
図2に示した従来の前置増幅器付ガラスアンテナの周波
数特性と比較すると全体的に受信感度が大きいことがわ
かる。
【0060】また、図5はサンプル2の被搬送周波数を
400Hzとし無変調時と変調時のS/N比の特性を電
界強度毎に求めたものである。なお、無変調時とは変調
度=0であり、変調時とは変調度=30%の条件であ
る。S/N比については強電界において従来の前置増幅
器付ガラスアンテナとほとんど差はないが、弱電界で
は、本発明のガラスアンテナ装置の方がよい結果を得て
いる。
【0061】このように本発明のガラスアンテナ装置に
おいては、AM帯に対して前置増幅器により受信感度向
上を図った従来の前置増幅器付ガラスアンテナと比較す
ると、同等又はそれ以上の高受信感度を得ることがで
き、さらに、通常の弱電界においては低雑音の受信信号
が得られる。
【0062】FM帯について説明すると、サンプル3が
該当し、FM帯で有効となる各部品の値については、F
M帯において、コンデンサー19が1000pF、コン
デンサー16が10pF、アンテナ導体6の給電点4と
受信機20の入力端との間のアンテナケーブル部分は3
0pF/mのものを用いた。コイル18、コイル12
a、12bの値については表1に記載した。
【0063】サンプル3のFM帯に対するアンテナの受
信感度の周波数特性を図4に示す。サンプル3の指向性
の特性は図6のようになり、本発明のガラスアンテナ装
置が高受信感度、無指向性であることが証明できた。
【0064】
【表1】
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、所望の受信周波数帯又
は所望の放送周波数帯において、前置増幅器なしで、高
利得、低ノイズ、無指向性の受信性能の高い自動車用ガ
ラスアンテナ装置を提供できる。特に、AM放送を高受
信感度、低ノイズで受信できる。
【0066】また、FM放送を高受信感度、無指向性で
受信でき、受信感度の周波数特性の平坦性が高い。同様
にその他放送波等に対しても適用できる。したがって、
従来、使用が不可欠であった前置増幅器を除くことがで
き、生産性に寄与することができる。
【0067】また、従来のようにガラスアンテナ近傍に
前置増幅器を設置する場合、それによって自動車の設計
上の制約条件があったが、本発明によれば簡素な所定の
回路を設けるだけで足りるので、この制約条件を解消で
きる。
【0068】さらには、所望の放送周波数帯等の帯域全
域で受信感度の低下を伴わないで、平坦性が高い受信感
度の周波数特性を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用ガラスアンテナ装置の代表例
の構成図。
【図2】サンプル1の受信感度の周波数特性図。
【図3】サンプル2の受信感度の周波数特性図。
【図4】サンプル3の受信感度の周波数特性図。
【図5】サンプル2の被搬送周波数を400Hzとし無
変調時と変調時のS/N比の特性を電界強度毎に求めた
S/N比の特性図。
【図6】サンプル3の指向性の特性図。
【図7】図1とは別の形状パターンのデフォッガーの正
面図。
【図8】図1とは別の形状パターンのデフォッガーの正
面図。
【図9】図1とは別の構成のマッチング回路及び周辺の
回路図。
【図10】図1とは別の構成のマッチング回路及び周辺
の回路図。
【符号の説明】
1:ガラス板 2:ヒーター線 3:デフォッガー 4:アンテナ導体6の給電点 5a、5b、5c:バスバー 6:アンテナ導体 7:マッチング回路 8:リアクタンス回路 9:ヒータートランス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車の後部窓のガラス板に、ヒーター線
    とヒーター線に給電するバスバーとを有する通電加熱式
    のデフォッガーと、デフォッガーとの間で直流電流の送
    受は行われないが中高周波電流の送受は行われるように
    所定間隔をおいて近接させて容量結合させた所定パター
    ンのアンテナ導体とを設け、バスバーとデフォッガー用
    の直流電源間にリアクタンス回路を挿入した自動車用ガ
    ラスアンテナ装置において、 アンテナ導体、デフォッガー、車体のそれぞれが相互に
    形成する主に静電容量からなるインピーダンスと、リア
    クタンス回路のインピーダンスとによって、所望の受信
    周波数帯域内又は所望の放送周波数帯域内に反共振点が
    存在するようにし、 アンテナ導体の給電点と受信機との間に挿入させた所定
    の回路のインピーダンスと、受信機の入力インピーダン
    スと、所定の回路からアンテナ導体側をみたインピーダ
    ンスとによって、 所望の受信周波数帯域外又は所望の放送周波数帯域外に
    共振点が存在するようにしたことを特徴とする自動車用
    ガラスアンテナ装置。
  2. 【請求項2】自動車の後部窓のガラス板に、ヒーター線
    とヒーター線に給電するバスバーとを有する通電加熱式
    のデフォッガーと、デフォッガーとの間で直流電流の送
    受は行われないが中高周波電流の送受は行われるように
    所定間隔をおいて近接させて容量結合させた所定パター
    ンのアンテナ導体とを設け、バスバーとデフォッガー用
    の直流電源間にリアクタンス回路を挿入した自動車用ガ
    ラスアンテナ装置において、 アンテナ導体、デフォッガー、車体のそれぞれが相互に
    形成する主に静電容量からなるインピーダンスと、リア
    クタンス回路のインピーダンスとによって、所望の受信
    周波数帯域内又は所望の放送周波数帯域内に反共振点が
    存在するようにし、 所望の受信周波数帯又は所望の放送周波数帯の最高周波
    数をfH とした場合、 アンテナ導体の給電点と受信機との間に挿入させた所定
    の回路のインピーダンスと、受信機の入力インピーダン
    スと、所定の回路からアンテナ導体側をみたインピーダ
    ンスとによって、 fH の1.5倍の周波数とfH との間に共振点が存在す
    るようにしたことを特徴とする自動車用ガラスアンテナ
    装置。
  3. 【請求項3】所望の受信周波数帯域内又は所望の放送周
    波数帯域内で最高受信感度と最低受信感度との差が約1
    dB〜約16dBの範囲となるようなQ(クオリティフ
    ァクター)値になるように、所定の回路及びリアクタン
    ス回路の回路定数を設定したことを特徴とする請求項1
    又は2の自動車用ガラスアンテナ装置。
  4. 【請求項4】リアクタンス回路が高周波コイルとチョー
    クコイルとを直列に接続した回路よりなることを特徴と
    する請求項1、2又は3の自動車用ガラスアンテナ装
    置。
  5. 【請求項5】リアクタンス回路のチョークコイルに並列
    に抵抗を接続し、Q(クオリティファクター)を調整す
    るようにしたことを特徴とする請求項1、2、3又は4
    の自動車用ガラスアンテナ装置。
  6. 【請求項6】AM放送周波数帯で充分な透磁率を有する
    トロイダル状の磁性体をコアとしたヒータートランスと
    残留磁気が起きないFM放送周波数帯まで利用可能な高
    周波コイルとを直列に接続したものを、デフォッガーと
    直流電源との間に挿入接続したことを特徴とする請求項
    1、2、3、4又は5の自動車用ガラスアンテナ装置。
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US5959587A (en) * 1997-09-12 1999-09-28 Ppg Industries Ohio, Inc. On the glass antenna system

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