JPH02239701A - 自動車用ガラスアンテナ装置 - Google Patents
自動車用ガラスアンテナ装置Info
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- JPH02239701A JPH02239701A JP5978989A JP5978989A JPH02239701A JP H02239701 A JPH02239701 A JP H02239701A JP 5978989 A JP5978989 A JP 5978989A JP 5978989 A JP5978989 A JP 5978989A JP H02239701 A JPH02239701 A JP H02239701A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、高利得、低ノイズ、無指向性の自動車用ガラ
スアンテナ装置に関するものである。
スアンテナ装置に関するものである。
[従来技術]
自動車のラジオ用のアンテナとしては、ロッドアンテナ
あるいはリッドアンテナに代わるものとして、自動車の
後部窓用のガラス板の表面あるいは内部にAM用、又は
FM用、又はAM・FM兼用のアンテナ導体を設けたガ
ラスアンテナが広く普及されている.このガラスアンテ
ナはロッドアンテナあるいはリッドアンテナの様に外部
に突出していないため、危害を与えることが少ないとと
もに折られたりすることがな《、又錆びたりすることが
ないので性能の変化が少な《、又、自動車の外観のデザ
インを良好にするという利点を有している。
あるいはリッドアンテナに代わるものとして、自動車の
後部窓用のガラス板の表面あるいは内部にAM用、又は
FM用、又はAM・FM兼用のアンテナ導体を設けたガ
ラスアンテナが広く普及されている.このガラスアンテ
ナはロッドアンテナあるいはリッドアンテナの様に外部
に突出していないため、危害を与えることが少ないとと
もに折られたりすることがな《、又錆びたりすることが
ないので性能の変化が少な《、又、自動車の外観のデザ
インを良好にするという利点を有している。
このガラスアンテナは、ガラス板に設けられているアン
テナ導体のパターンを所望の性能が得られる様にパター
ンを設計することで、アンテナ・ゲインを高めることが
できるが、自動車用のガラスアンテナの場合、ガラス板
の面積が充分に広くないため、アンテナ導体と自動車の
車体間の距離が狭《ならざるを得す、そのためアンテナ
導体からのリーク電流が多くなり、アンテナ・ゲインが
不十分となる傾向がある.また自動車の後部窓用ガラス
アンテナの場合、通常窓ガラス板に曇り除去用の通電加
熱式のデフォッガーが所定パターンのアンテナ導体と一
緒に設けられている為、特にヒーター線とアンテナ導体
が近接している場合には、この曇り除去用通電加熱式の
デフォッガーの給電部分を通じて自動車の車体へリーク
され、ゲイン損失が生じる。その為、ゲイン損失を防ぐ
目的でチョークコイルを曇り除去用の通電加熱式のデフ
ォッガーの給電点の好適な部位に装着することも行なわ
れているが、かかるチョークコイルを用いた自動車用ガ
ラスアンテナの場合、チョークコイルが高周波通電阻止
機能を充分持たないので、アンテナ・ゲインが低《なる
という傾向がある。
テナ導体のパターンを所望の性能が得られる様にパター
ンを設計することで、アンテナ・ゲインを高めることが
できるが、自動車用のガラスアンテナの場合、ガラス板
の面積が充分に広くないため、アンテナ導体と自動車の
車体間の距離が狭《ならざるを得す、そのためアンテナ
導体からのリーク電流が多くなり、アンテナ・ゲインが
不十分となる傾向がある.また自動車の後部窓用ガラス
アンテナの場合、通常窓ガラス板に曇り除去用の通電加
熱式のデフォッガーが所定パターンのアンテナ導体と一
緒に設けられている為、特にヒーター線とアンテナ導体
が近接している場合には、この曇り除去用通電加熱式の
デフォッガーの給電部分を通じて自動車の車体へリーク
され、ゲイン損失が生じる。その為、ゲイン損失を防ぐ
目的でチョークコイルを曇り除去用の通電加熱式のデフ
ォッガーの給電点の好適な部位に装着することも行なわ
れているが、かかるチョークコイルを用いた自動車用ガ
ラスアンテナの場合、チョークコイルが高周波通電阻止
機能を充分持たないので、アンテナ・ゲインが低《なる
という傾向がある。
従来のガラスアンテナにおいては、上記したようなアン
テナ・ゲインの損失を補償する為、アンテナ導体の給電
端子と受信機との間の給電線の好適な部位に前置増幅器
を挿入することが行なわれていた。しかし、前置増幅器
挿入のため強電界中においては、混変調などが発生し、
ノイズが高《なるという問題点があった。又、この方式
の場合にはラジオ受信機とは別に前置増幅器を設置する
必要があるため、かなり高価となるという問題点や、ガ
ラスアンテナの近傍に前置増幅器を設置することは、前
置増幅器用のスペース確保等で自動車の設計上の制約条
件を与えるという問題点を有していた。従って、このよ
うな前置増幅器を必要とせず、しかも高利得で低ノイズ
で無指向性の自動車用ガラスアンテナの開発が望まれて
いた。
テナ・ゲインの損失を補償する為、アンテナ導体の給電
端子と受信機との間の給電線の好適な部位に前置増幅器
を挿入することが行なわれていた。しかし、前置増幅器
挿入のため強電界中においては、混変調などが発生し、
ノイズが高《なるという問題点があった。又、この方式
の場合にはラジオ受信機とは別に前置増幅器を設置する
必要があるため、かなり高価となるという問題点や、ガ
ラスアンテナの近傍に前置増幅器を設置することは、前
置増幅器用のスペース確保等で自動車の設計上の制約条
件を与えるという問題点を有していた。従って、このよ
うな前置増幅器を必要とせず、しかも高利得で低ノイズ
で無指向性の自動車用ガラスアンテナの開発が望まれて
いた。
[発明の解決しようとする課題]
本発明の目的は、従来技術が有していた前述の欠点を解
消し、高価な前置増幅器を必要とせず、かつ高利得、低
ノイズで無指向性の自動車用ガラスアンテナ装置を新規
に提供することを目的とするものである。
消し、高価な前置増幅器を必要とせず、かつ高利得、低
ノイズで無指向性の自動車用ガラスアンテナ装置を新規
に提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段〕
本発明は、前述の課題を解決すべくなされたものであり
、自動車の後部窓の開口部に嵌め込まれる後部窓のガラ
ス板にヒーター線と該ヒーター線に給電するバスバーと
を有する通電加熱式のデフォッガーと、所定パターンの
アンテナ導体とが設けられた自動車用ガラスアンテナ装
置において、上記デフォッガーとアンテナ導体とをそれ
らの一部において、両者間で直流電流の送受は行なわれ
ないが高周波電流の送受は行なわれる様に所定間隔をお
いて近接させて容量結合させるとともに、FM,AMそ
れぞれの放送周波数帯域の対数尺度でみた中心周波数よ
りも片側の帯域でアンテナ導体、デフォッガー車体のそ
れぞれが相互に形成する主に静電容量からなるバスバー
のリード線接続部から見たインピーダンスと該バスバー
とデフォッガー用の直流電源間に挿入したリアクタンス
回路のインピーダンスによって反共振させるようにし、
更に上記反共振に係るQの共振特性が比較的平坦になる
ようにAM放送周波数帯域に対してはQ≦1.2.FM
放送周波数帯域に対してはQ≦2.4を設定させ、かつ
FM,AMそれぞれの放送周波数帯域で前記片側の帯域
以外の片側の帯域でアンテナ導体の給電点と受信機との
間に挿入させたマッチング回路のインピーダンスとラジ
オの人力インピーダンスと該マッチング回路からアンテ
ナ導体側を見たインピーダンスによって共振させるよう
にし、更に上記共振に係るQの共振特性が比較的平坦に
なるようにAM放送周波数帯域に対してはQ≦1.2.
FM放送周波数帯域に対してはQ≦2.4にしたことを
特性とする自動車用ガラスアンテナ装置等を提供するも
のである。
、自動車の後部窓の開口部に嵌め込まれる後部窓のガラ
ス板にヒーター線と該ヒーター線に給電するバスバーと
を有する通電加熱式のデフォッガーと、所定パターンの
アンテナ導体とが設けられた自動車用ガラスアンテナ装
置において、上記デフォッガーとアンテナ導体とをそれ
らの一部において、両者間で直流電流の送受は行なわれ
ないが高周波電流の送受は行なわれる様に所定間隔をお
いて近接させて容量結合させるとともに、FM,AMそ
れぞれの放送周波数帯域の対数尺度でみた中心周波数よ
りも片側の帯域でアンテナ導体、デフォッガー車体のそ
れぞれが相互に形成する主に静電容量からなるバスバー
のリード線接続部から見たインピーダンスと該バスバー
とデフォッガー用の直流電源間に挿入したリアクタンス
回路のインピーダンスによって反共振させるようにし、
更に上記反共振に係るQの共振特性が比較的平坦になる
ようにAM放送周波数帯域に対してはQ≦1.2.FM
放送周波数帯域に対してはQ≦2.4を設定させ、かつ
FM,AMそれぞれの放送周波数帯域で前記片側の帯域
以外の片側の帯域でアンテナ導体の給電点と受信機との
間に挿入させたマッチング回路のインピーダンスとラジ
オの人力インピーダンスと該マッチング回路からアンテ
ナ導体側を見たインピーダンスによって共振させるよう
にし、更に上記共振に係るQの共振特性が比較的平坦に
なるようにAM放送周波数帯域に対してはQ≦1.2.
FM放送周波数帯域に対してはQ≦2.4にしたことを
特性とする自動車用ガラスアンテナ装置等を提供するも
のである。
以下、本発明を図面に従って詳細に説明する。
第1図は本発明の自動車用ガラスアンテナ装置の全体を
説明する概略図である。第1図において1は、自動車の
後部窓のガラス板、2はヒーター線、2aはヒーター線
上部、3はデフォッガー、3aはデフォッガーの分岐線
、4はアンテナ導体の給電点、5a, 5b, 5cは
バスパー6はアンテナ導体、6aはアンテナ導体6のデ
フォッガ−3との隣接部、7はマッチング回路、8はリ
アクタンス回路、9はヒータトランス、lOは直流電源
、11はコンデンサー 12a,12bは高周波コイル
、13, 14. 17はコイル、15は抵抗、l6は
コンデンサー、18はFM帯域高周波コイル、19はコ
ンデンサー、20は受信機、21は接地リード線、22
a,22bはリード線、23はリード線、24は後部窓
の開口部、24a, 24b, 24cは車体アース、
25はケーブルである。
説明する概略図である。第1図において1は、自動車の
後部窓のガラス板、2はヒーター線、2aはヒーター線
上部、3はデフォッガー、3aはデフォッガーの分岐線
、4はアンテナ導体の給電点、5a, 5b, 5cは
バスパー6はアンテナ導体、6aはアンテナ導体6のデ
フォッガ−3との隣接部、7はマッチング回路、8はリ
アクタンス回路、9はヒータトランス、lOは直流電源
、11はコンデンサー 12a,12bは高周波コイル
、13, 14. 17はコイル、15は抵抗、l6は
コンデンサー、18はFM帯域高周波コイル、19はコ
ンデンサー、20は受信機、21は接地リード線、22
a,22bはリード線、23はリード線、24は後部窓
の開口部、24a, 24b, 24cは車体アース、
25はケーブルである。
後部窓のガラス板1は、通常3〜5mm前後の強化ガラ
ス、あるいは合せガラス等が使用される。
ス、あるいは合せガラス等が使用される。
この後部窓のガラス板1の内側面の被加熱領域には多数
本のヒーター線2と、該ヒーター線2の群の両端に接続
される対向したバスパー5a, 5b, 5cとを有す
る通電加熱式のデフォッガ−3が設けられており、該デ
フォッガー3のバスパー5a, 5bにはデフォッガー
リードー線22a,22bが接続されている。第1図に
示したデフォッガ−3はデフォッガー3の両側のバスバ
ーの一方、例えば片側のバスバーを所望のところから上
下に2つに分割し、下側部バスパー5a、上側部バスパ
ー5bを設け、この下側部バスパー5aには電源側のリ
ード線22aを接続し、上側部バスパー5bには車体側
のリード線22aを接続して給電された電流が下側部バ
スパー5aからバスパー50を通ってバスバー上側部5
bへとコの字状に流れる様にしたものを第1図では例示
したものである.第1図に示したデフォッガーの例は、
ガラス板の横方向に線幅0.5〜2mmの細い通電加熱
ヒーター線を多数本ほぼ平行に2〜4cmの間隔をおい
て、導電性銀ペースト等の導電性金属含有のペーストを
ガラス板の車内側表面にプリントし、焼付けて形成した
通電加熱式のデフォッガーである。
本のヒーター線2と、該ヒーター線2の群の両端に接続
される対向したバスパー5a, 5b, 5cとを有す
る通電加熱式のデフォッガ−3が設けられており、該デ
フォッガー3のバスパー5a, 5bにはデフォッガー
リードー線22a,22bが接続されている。第1図に
示したデフォッガ−3はデフォッガー3の両側のバスバ
ーの一方、例えば片側のバスバーを所望のところから上
下に2つに分割し、下側部バスパー5a、上側部バスパ
ー5bを設け、この下側部バスパー5aには電源側のリ
ード線22aを接続し、上側部バスパー5bには車体側
のリード線22aを接続して給電された電流が下側部バ
スパー5aからバスパー50を通ってバスバー上側部5
bへとコの字状に流れる様にしたものを第1図では例示
したものである.第1図に示したデフォッガーの例は、
ガラス板の横方向に線幅0.5〜2mmの細い通電加熱
ヒーター線を多数本ほぼ平行に2〜4cmの間隔をおい
て、導電性銀ペースト等の導電性金属含有のペーストを
ガラス板の車内側表面にプリントし、焼付けて形成した
通電加熱式のデフォッガーである。
6は、自動車の後部窓用ガラス板1の上記デフォッガ−
3の上部に設けられたアンテナ導体である。このアンテ
ナ導体6とデフオッガー3の一部の両者近接する部分で
あるアンテナ導体6a部とデフォッガーの分岐線3a部
とは、容量結合され、両者間で直流電流の送受は行なわ
れないが、高周波電流の送受は行なわれる用に所定間隔
をおいて近接されている。この隣接部6aとデフォッガ
ーの分岐線3a部とは、例えば1mm〜10mm程度の
間隔をおいて離間されている。アンテナ導体6はデフォ
ッガー3との容量結合によって見かけ上、デフォッガー
の一部として機能する様になる。特にラジオ放送のAM
放送周波数帯域に対しては、デフオッガ−3もAM用ア
ンテナの一部として機能し、AM用アンテナの実行長が
長くなり、受信電波を多《受けられ、感度が上昇する。
3の上部に設けられたアンテナ導体である。このアンテ
ナ導体6とデフオッガー3の一部の両者近接する部分で
あるアンテナ導体6a部とデフォッガーの分岐線3a部
とは、容量結合され、両者間で直流電流の送受は行なわ
れないが、高周波電流の送受は行なわれる用に所定間隔
をおいて近接されている。この隣接部6aとデフォッガ
ーの分岐線3a部とは、例えば1mm〜10mm程度の
間隔をおいて離間されている。アンテナ導体6はデフォ
ッガー3との容量結合によって見かけ上、デフォッガー
の一部として機能する様になる。特にラジオ放送のAM
放送周波数帯域に対しては、デフオッガ−3もAM用ア
ンテナの一部として機能し、AM用アンテナの実行長が
長くなり、受信電波を多《受けられ、感度が上昇する。
また、FM放送周波数帯域では、開口部24とデフォッ
ガ−3はアンテナ導体6に対して投射器あるいは反射器
の役割を持ち、無指向性となるようにアンテナ導体6の
パターンを決定すればよい。一方、アンテナ導体6から
開口部24、デフォッガー3の誘導によってリーク電源
が誘起されるので、デフォッガ−3からの損失はコイル
12a,12bによって阻止する事によって感度が上昇
する。
ガ−3はアンテナ導体6に対して投射器あるいは反射器
の役割を持ち、無指向性となるようにアンテナ導体6の
パターンを決定すればよい。一方、アンテナ導体6から
開口部24、デフォッガー3の誘導によってリーク電源
が誘起されるので、デフォッガ−3からの損失はコイル
12a,12bによって阻止する事によって感度が上昇
する。
第1図に示したデフォッガ−3においては、デフォッガ
ー3の最高位のヒーター線2aに分岐$13a部が設け
られている。このデフォッ2/−3の分岐線3aは第1
図に示すように最高位のヒーター線上部2aの中央付近
から垂直方向に伸び、アンテナ導体6の隣接部6aの付
近で水平方向に分岐するような略T字状の形状となって
いる。
ー3の最高位のヒーター線2aに分岐$13a部が設け
られている。このデフォッ2/−3の分岐線3aは第1
図に示すように最高位のヒーター線上部2aの中央付近
から垂直方向に伸び、アンテナ導体6の隣接部6aの付
近で水平方向に分岐するような略T字状の形状となって
いる。
上記分岐線3aには、電流が流れないため、ノイズが少
なく、更に上記したアンテナ導体6とデフォッガ−3と
の容量結合により感度が上昇する。ただし、デフォッガ
ーの分岐線3aは上記機能を有していればどんな形状で
もよ《、第1図の形状に限定されない。例えば、ヒータ
ー線2aの左又は右付近から垂直方向に伸び隣接部6a
付近で逆側へ小平方向に延長され・る形状でもよい。ま
た、デフォッガーの分岐線3aはヒーター線2の一部分
でも代用でき、分岐線3aは省略してもよいが、上記し
たノイズについて鑑みると分岐線3aを設けた方が望ま
しい。
なく、更に上記したアンテナ導体6とデフォッガ−3と
の容量結合により感度が上昇する。ただし、デフォッガ
ーの分岐線3aは上記機能を有していればどんな形状で
もよ《、第1図の形状に限定されない。例えば、ヒータ
ー線2aの左又は右付近から垂直方向に伸び隣接部6a
付近で逆側へ小平方向に延長され・る形状でもよい。ま
た、デフォッガーの分岐線3aはヒーター線2の一部分
でも代用でき、分岐線3aは省略してもよいが、上記し
たノイズについて鑑みると分岐線3aを設けた方が望ま
しい。
尚、第6図、第7図は、第1図とは別の形状のパターン
のデフォッガーの概略図である。
のデフォッガーの概略図である。
上記した様に、デフォッガー3とアンテナ導体6とは、
その一部において容量結合される様にするため、デフォ
ッガ−3とアンテナ導体6とは、後部窓用ガラス板と同
一面、通常においては室内側面に形成するのが最適であ
る。アンテナ導体6のパターンとしては、自動車の形状
、ガラス板の形状、寸法、構成などによりAM帯ラジオ
放送、FM帯ラジオ放送、AM帯一FM帯の両ラジオ放
送、あるいはテレビその他の放送等用のアンテナとして
最適な性能が得られるパターンが適宜選択、設計される
。
その一部において容量結合される様にするため、デフォ
ッガ−3とアンテナ導体6とは、後部窓用ガラス板と同
一面、通常においては室内側面に形成するのが最適であ
る。アンテナ導体6のパターンとしては、自動車の形状
、ガラス板の形状、寸法、構成などによりAM帯ラジオ
放送、FM帯ラジオ放送、AM帯一FM帯の両ラジオ放
送、あるいはテレビその他の放送等用のアンテナとして
最適な性能が得られるパターンが適宜選択、設計される
。
第1図に示した例は、自動車の後部窓用ガラス板lのデ
フォッガ−3の上部にアンテナ導体6を設けた例につい
て示したが、これに限らずデフォッガー3の下部に設け
てもよいし、あるいはデフォッガーの上下部に夫々設け
てもよいし、あるいはその他の余白部に設けてもよい。
フォッガ−3の上部にアンテナ導体6を設けた例につい
て示したが、これに限らずデフォッガー3の下部に設け
てもよいし、あるいはデフォッガーの上下部に夫々設け
てもよいし、あるいはその他の余白部に設けてもよい。
又、アンテナ導体及びアンテナケーブルを半田付等の手
段によって接続するための接続端子は前述したデフォッ
ガー3のヒーター線2と同様に、ガラス板面に導電性銀
ペースト等の導電性金属含有ペーストを所定のパターン
にプリントして焼付けた線条のプリントタイプのものが
最も一般的であるが、これに限らず所定パターンの透明
電導膜や極細電導性ワイヤーからなるアンテナ導体であ
ってもよい。
段によって接続するための接続端子は前述したデフォッ
ガー3のヒーター線2と同様に、ガラス板面に導電性銀
ペースト等の導電性金属含有ペーストを所定のパターン
にプリントして焼付けた線条のプリントタイプのものが
最も一般的であるが、これに限らず所定パターンの透明
電導膜や極細電導性ワイヤーからなるアンテナ導体であ
ってもよい。
そして、本発明においては、デフォッガ−3のリード線
22a, 22b間に、直流電源lOからデフォッガ−
3への電流は流すがラジオ放送周波数帯域等の高周波帯
域の電流は遮断するようにリアクタンス回路が挿入され
る.リアクタンス回路8は、コイル9、コイル12a,
12b % コンデンサー11から構成されている.こ
のリアクタンス回路8によりデフォッガ−3のヒーター
線2とバスパー5a, 5b, 5cとを高周波的に浮
かすことができ、ヒーター糸泉2及びバスパー5a,
5b, 5cに誘起されたラジオ放送周波数帯域等の高
周波帯域の電波による電流がアースへ流れるのを防止で
き、誘起された電流を漏れなく受信機に送ることができ
る。リアクタンス回路8内のヒータトランス9の高周波
チョークコイルはラジオ放送周波数帯域等の高周波帯に
おいて高インピーダンスとなり、又磁気残留防止となる
特性を有するもの、例えば、トロイダル状の磁気コア(
Mn−Znファライト等)にパイファイラー巻をした高
周波チョークコイル、あるいは閉磁路からの電流によっ
て生じるコイルの磁束を互いに打ち消す方向に巻かれて
いる高周波チョークコイル、あるいは、磁気飽和度の高
いコアを用いる高周波チョークコイルなどが使用され、
かかる高周波チョークコイルにおいては、必要とされる
インダクタンスおよび自己共振周波数およびQ値を得る
為に、例えばコアを2分割し、そのコアの間隔を調整し
たり、コイル・ピッチを変更したりする方法で調整を行
う。
22a, 22b間に、直流電源lOからデフォッガ−
3への電流は流すがラジオ放送周波数帯域等の高周波帯
域の電流は遮断するようにリアクタンス回路が挿入され
る.リアクタンス回路8は、コイル9、コイル12a,
12b % コンデンサー11から構成されている.こ
のリアクタンス回路8によりデフォッガ−3のヒーター
線2とバスパー5a, 5b, 5cとを高周波的に浮
かすことができ、ヒーター糸泉2及びバスパー5a,
5b, 5cに誘起されたラジオ放送周波数帯域等の高
周波帯域の電波による電流がアースへ流れるのを防止で
き、誘起された電流を漏れなく受信機に送ることができ
る。リアクタンス回路8内のヒータトランス9の高周波
チョークコイルはラジオ放送周波数帯域等の高周波帯に
おいて高インピーダンスとなり、又磁気残留防止となる
特性を有するもの、例えば、トロイダル状の磁気コア(
Mn−Znファライト等)にパイファイラー巻をした高
周波チョークコイル、あるいは閉磁路からの電流によっ
て生じるコイルの磁束を互いに打ち消す方向に巻かれて
いる高周波チョークコイル、あるいは、磁気飽和度の高
いコアを用いる高周波チョークコイルなどが使用され、
かかる高周波チョークコイルにおいては、必要とされる
インダクタンスおよび自己共振周波数およびQ値を得る
為に、例えばコアを2分割し、そのコアの間隔を調整し
たり、コイル・ピッチを変更したりする方法で調整を行
う。
リアクタンス回路8内のコンデンサー11はラジオ放送
周波数帯等の高周波帯において周波数成分の高い雑音性
の電流(例えばリード線を経て混入してくるもの)に対
しては電気的に短絡するものである。
周波数帯等の高周波帯において周波数成分の高い雑音性
の電流(例えばリード線を経て混入してくるもの)に対
しては電気的に短絡するものである。
リアクタンス回路8内の高周波コイル12a,12bは
、FM放送周波数帯域において、高インピーダンスとな
るもので、通常磁気コアを使用しないソレノイドあるい
は、スバイラル状コイルあるいは、適当な長さのリード
線であり、ヒータートランス9の高周波チョーク・コイ
ルはFM放送周波数帯域では自己共振周波数が低く、イ
ンダクタンスを失ってしまうので、高周波コイル12a
,12bがこれを代行する。 また、本発明においては
、アンテナ導体6の給電点4と更にラジオ等の受信機2
0との間の経路の所望の位置にマッチング回路7が挿入
され、アンテナ導体6に誘起された高周波電流はマッチ
ング回路7のインピーダンスと受信機20のインピーダ
ンスとマッチング回路からアンテナ導体側をみたインピ
ーダンスによって共振させられ、受信機20へ送られる
様にされる。このマッチング回路7は、コイル13,1
4,17.1g 、コンデンサー16及び抵抗15等の
各素子により構成された回路よりなり、AM帯域ではコ
イル13, 14. 17、コンデンサー16、抵抗l
5によって、またFM放送周波数帯域ではコイル13,
14. 17の自己共振周波数が低いので、容量性リ
アクタンスとみなされるので、特に周波数特性に留意し
た方法として、Ni−Zロフェライトをコアとしたり、
あるいはソレノイドあるいはスバイラル状のコイルl8
によって、それぞれ特性を定めることができる。
、FM放送周波数帯域において、高インピーダンスとな
るもので、通常磁気コアを使用しないソレノイドあるい
は、スバイラル状コイルあるいは、適当な長さのリード
線であり、ヒータートランス9の高周波チョーク・コイ
ルはFM放送周波数帯域では自己共振周波数が低く、イ
ンダクタンスを失ってしまうので、高周波コイル12a
,12bがこれを代行する。 また、本発明においては
、アンテナ導体6の給電点4と更にラジオ等の受信機2
0との間の経路の所望の位置にマッチング回路7が挿入
され、アンテナ導体6に誘起された高周波電流はマッチ
ング回路7のインピーダンスと受信機20のインピーダ
ンスとマッチング回路からアンテナ導体側をみたインピ
ーダンスによって共振させられ、受信機20へ送られる
様にされる。このマッチング回路7は、コイル13,1
4,17.1g 、コンデンサー16及び抵抗15等の
各素子により構成された回路よりなり、AM帯域ではコ
イル13, 14. 17、コンデンサー16、抵抗l
5によって、またFM放送周波数帯域ではコイル13,
14. 17の自己共振周波数が低いので、容量性リ
アクタンスとみなされるので、特に周波数特性に留意し
た方法として、Ni−Zロフェライトをコアとしたり、
あるいはソレノイドあるいはスバイラル状のコイルl8
によって、それぞれ特性を定めることができる。
また上記した如く、アンテナ導体6およびデフォッガ−
3は通常導電性銀ペーストをガラス板面にプリント印刷
し、焼付けることによって形成されたものが用いられる
が、この場合隣接するアンテナ導体6a部及びデフオツ
ガ一部3a部との間において、プリントされた銀のマイ
グレーション等が起こり、両者が短絡する危険性がある
。この場合、受信、機20に大電流が流れてしまうので
、これを防ぐために、アンテナ導体6の給電点4とマッ
チング回路7との間に直流阻止用のコンデンサ19を挿
入してもよい。
3は通常導電性銀ペーストをガラス板面にプリント印刷
し、焼付けることによって形成されたものが用いられる
が、この場合隣接するアンテナ導体6a部及びデフオツ
ガ一部3a部との間において、プリントされた銀のマイ
グレーション等が起こり、両者が短絡する危険性がある
。この場合、受信、機20に大電流が流れてしまうので
、これを防ぐために、アンテナ導体6の給電点4とマッ
チング回路7との間に直流阻止用のコンデンサ19を挿
入してもよい。
以上述べたことに加え、上記マッチング回路の調整につ
いて述べると、本発明はFM,AMそれぞれの放送周波
数帯域の中心周波数よりも片側の帯域でアンテナ導体6
のデフオツガー3、車体のそれぞれが相互に形成する主
に静電容量からなるバスバーのリード線接続部から見た
インピーダンスと該バスバーとデフオツガー3用の直流
電源10間に挿入したリアクタンス回路8のインピーダ
ンスによって反共振させるようにし、更に上記反共振に
係るQの共振特性が比較的平坦になるようにAM放送周
波数帯域に対してはQ≦1.2、FM放送周波数帯域に
対してはQ≦2.4に設定させ、かつFM,’AMそれ
ぞれの放送周波数帯域で、前記片側の帯域以外の片側の
帯域で、アンテナ導体6の給電点と受信機20との間に
挿入させたマッチング回路7のインピーダンスと受信機
20の入力インピーダンスと該マッチング回路7から、
アンテナ導体6側をみたインピーダンスによって共振さ
せるようにし、更に上記共振に係るQの共振特性が比較
的平坦になるようにAM放送周波数帯域に対してはQ≦
1.2.FM放送周波数帯域に対してはQ≦2.4にな
るように設定する必要がある。
いて述べると、本発明はFM,AMそれぞれの放送周波
数帯域の中心周波数よりも片側の帯域でアンテナ導体6
のデフオツガー3、車体のそれぞれが相互に形成する主
に静電容量からなるバスバーのリード線接続部から見た
インピーダンスと該バスバーとデフオツガー3用の直流
電源10間に挿入したリアクタンス回路8のインピーダ
ンスによって反共振させるようにし、更に上記反共振に
係るQの共振特性が比較的平坦になるようにAM放送周
波数帯域に対してはQ≦1.2、FM放送周波数帯域に
対してはQ≦2.4に設定させ、かつFM,’AMそれ
ぞれの放送周波数帯域で、前記片側の帯域以外の片側の
帯域で、アンテナ導体6の給電点と受信機20との間に
挿入させたマッチング回路7のインピーダンスと受信機
20の入力インピーダンスと該マッチング回路7から、
アンテナ導体6側をみたインピーダンスによって共振さ
せるようにし、更に上記共振に係るQの共振特性が比較
的平坦になるようにAM放送周波数帯域に対してはQ≦
1.2.FM放送周波数帯域に対してはQ≦2.4にな
るように設定する必要がある。
また、上記反共振と共振の周波数の設定は、AM放送周
波数帯域では550〜640KHz, 1050〜13
20KHzの範囲内が望ましい範囲であり、580〜6
10KHz, 1170〜1230KHzが特に望まし
い範囲であり、FM放送周波数帯域では77.5〜80
. 5MHz、84〜88MHzが望ましい範囲であり
、78.5〜79.5MHz 、85〜87MHzが特
に望ましい範囲である。
波数帯域では550〜640KHz, 1050〜13
20KHzの範囲内が望ましい範囲であり、580〜6
10KHz, 1170〜1230KHzが特に望まし
い範囲であり、FM放送周波数帯域では77.5〜80
. 5MHz、84〜88MHzが望ましい範囲であり
、78.5〜79.5MHz 、85〜87MHzが特
に望ましい範囲である。
上記条件を満足するためには、アンテナ導体6等のパタ
ーンは固定されているので、通常マッチング回路7とリ
アクタンス回路8の回路定数を変化させて調整する. 尚、リアクタンス回路8は、大電流を流すために、自己
共振周波数数の高いものが製造しにくく、この意味にお
いて、上記反共振はFM,AMそれぞれの放送周波数帯
域の対数尺度でみた中心周波数よりも低域で行いせしめ
るようにし、上記共振は高域で行いせしめるようにする
ことが好ましい。
ーンは固定されているので、通常マッチング回路7とリ
アクタンス回路8の回路定数を変化させて調整する. 尚、リアクタンス回路8は、大電流を流すために、自己
共振周波数数の高いものが製造しにくく、この意味にお
いて、上記反共振はFM,AMそれぞれの放送周波数帯
域の対数尺度でみた中心周波数よりも低域で行いせしめ
るようにし、上記共振は高域で行いせしめるようにする
ことが好ましい。
本発明にかかるマッチング回路において、AM放送周波
数帯域でコンデンサー19は5609F〜1μF1コイ
ルl3は82〜560μH、コンデンサーl6は5〜2
20 pF,コイル14. 17は82〜700μH,
抵抗15は200Ω〜3KΩ、FM放送周波数帯域でコ
イルl8は1〜lOμHになるように設定するのが好ま
し《、一方デフオッガ−3設接続されるヒータートラン
ス8の高周波チョークコイルはAM放送周波数帯域で0
.1〜3ml{、FM放送周波数帯域がコイル12a,
12bは1〜5μHになるように設定するのが好ましく
、またアンテナ導体6a部と分岐線3aとの容量結合部
分は、FM,AM両放送周波数帯域で50〜10, 0
00pFとするのが好ましく、またアンテナ導体6の給
電点4とマッチング回路7と受信機20の入力端との間
のケーブル部分25は、高周波電流が有効に伝送される
様にするのが好まし《、例えば、同軸ケーブル,フィー
ダー線等が好ましい。
数帯域でコンデンサー19は5609F〜1μF1コイ
ルl3は82〜560μH、コンデンサーl6は5〜2
20 pF,コイル14. 17は82〜700μH,
抵抗15は200Ω〜3KΩ、FM放送周波数帯域でコ
イルl8は1〜lOμHになるように設定するのが好ま
し《、一方デフオッガ−3設接続されるヒータートラン
ス8の高周波チョークコイルはAM放送周波数帯域で0
.1〜3ml{、FM放送周波数帯域がコイル12a,
12bは1〜5μHになるように設定するのが好ましく
、またアンテナ導体6a部と分岐線3aとの容量結合部
分は、FM,AM両放送周波数帯域で50〜10, 0
00pFとするのが好ましく、またアンテナ導体6の給
電点4とマッチング回路7と受信機20の入力端との間
のケーブル部分25は、高周波電流が有効に伝送される
様にするのが好まし《、例えば、同軸ケーブル,フィー
ダー線等が好ましい。
勿論、これら値は代表的なものについて例示したもので
あり、対象とする自動車用ガラスアンテナ装置に応じて
最適な性能が得られる様に変更が可能である。また、ケ
ーブル25の負極である車体アース24a、直流電源1
0の負極である車体アース24cは30cm以上、望ま
しくは60cm以上離れていた方がノイズ的に望ましい
。
あり、対象とする自動車用ガラスアンテナ装置に応じて
最適な性能が得られる様に変更が可能である。また、ケ
ーブル25の負極である車体アース24a、直流電源1
0の負極である車体アース24cは30cm以上、望ま
しくは60cm以上離れていた方がノイズ的に望ましい
。
[作用]
本発明は所望の放送周波数帯域の対数尺度でみた中心よ
りも片側の帯域では反共振によりデフォッガ−3の漏れ
電流を小さくし、上記片側以外の帯域ではマッチング回
路を利用して共振を起こさせることによって、上記放送
周波数帯域の全域に渡って感度を維持しようとするもの
である。このようにした背景は、リアクタンス回路8、
マッチング回路7それぞれ単独では上記全域をカバーで
きないためである。
りも片側の帯域では反共振によりデフォッガ−3の漏れ
電流を小さくし、上記片側以外の帯域ではマッチング回
路を利用して共振を起こさせることによって、上記放送
周波数帯域の全域に渡って感度を維持しようとするもの
である。このようにした背景は、リアクタンス回路8、
マッチング回路7それぞれ単独では上記全域をカバーで
きないためである。
また電流を多量に流さなければならないリアクタンス回
路8は、その自己共振周波数の高いものの製造に高度の
技術を要するため、所望の放送周波数帯域の中心よりも
低域で反共振させるようにし、高域でマッチング回路7
で共振させることが望ましい。以下説明を簡単化するた
めに上記低域で反共振させた状態を例にとって説明する
。
路8は、その自己共振周波数の高いものの製造に高度の
技術を要するため、所望の放送周波数帯域の中心よりも
低域で反共振させるようにし、高域でマッチング回路7
で共振させることが望ましい。以下説明を簡単化するた
めに上記低域で反共振させた状態を例にとって説明する
。
本発明は以下のような技術的思想に基づ《ものであり、
アンテナとなるべきものをリアクタンス回路8のインピ
ーダンスによって上記低域において反共振させ、デオッ
ガー3に誘起された放送の受信電流が車体側に流れるの
を防止するとともに、アンテナとなるべきものとマッチ
ング回路によって上記高域の対数尺度でみたほぼ中心で
共振させ、感度を上昇させようというものである。尚、
上記リアクタンス回路8の自己共振周波数の高いものを
使用すれば、上記高域で反共振させ、上記低域で共振さ
せることが可能となる。
アンテナとなるべきものをリアクタンス回路8のインピ
ーダンスによって上記低域において反共振させ、デオッ
ガー3に誘起された放送の受信電流が車体側に流れるの
を防止するとともに、アンテナとなるべきものとマッチ
ング回路によって上記高域の対数尺度でみたほぼ中心で
共振させ、感度を上昇させようというものである。尚、
上記リアクタンス回路8の自己共振周波数の高いものを
使用すれば、上記高域で反共振させ、上記低域で共振さ
せることが可能となる。
以下本発明の作用を詳細に説明する。
本発明の自動車用ガラスアンテナ装置ではアンテナ導体
6、デフォッガ−3、後部窓の開口部の3要素がそれぞ
れ相互に形成する主に静電容量からなるインピーダンス
とリアクタンス回路8のインピーダンスによってFM,
AMそれぞれの放送周波数帯域の対数尺度でみた中心よ
り低域において反共振現象を発生させる。
6、デフォッガ−3、後部窓の開口部の3要素がそれぞ
れ相互に形成する主に静電容量からなるインピーダンス
とリアクタンス回路8のインピーダンスによってFM,
AMそれぞれの放送周波数帯域の対数尺度でみた中心よ
り低域において反共振現象を発生させる。
FM,AMそれぞれの放送周波数帯域の最低域の周波数
ft.と、最高域の周波数f.どの間の対数的尺度でみ
た中心値f2とすると、fLとf,lの対数的尺度でみ
た中心値f’t.t+が反共振周波数となる様に設定す
る。例えばAM放送周波数帯においてはf L !lF
500kHzとf.=1600kHzの間のf+4崎9
00kHz1低域の中心値fLM→600kHzの反共
振周波数となる様にリアクタンス回路8の回路定数を設
定すれば、周波数f LMにおいて、デフォッガー3、
後部窓の開口部24間のインピーダンスが最大となる。
ft.と、最高域の周波数f.どの間の対数的尺度でみ
た中心値f2とすると、fLとf,lの対数的尺度でみ
た中心値f’t.t+が反共振周波数となる様に設定す
る。例えばAM放送周波数帯においてはf L !lF
500kHzとf.=1600kHzの間のf+4崎9
00kHz1低域の中心値fLM→600kHzの反共
振周波数となる様にリアクタンス回路8の回路定数を設
定すれば、周波数f LMにおいて、デフォッガー3、
後部窓の開口部24間のインピーダンスが最大となる。
即ち、デフォッガー3から車体側の後部窓の開口部24
への漏れ電流が最小となって、デフォッガ−3に到来放
送電波によって誘起された高周波電流が車体側に漏れて
感度が低下するのを防止することができる。同様に例え
ばFM放送周波数帯においては、f M ”. 82M
Hz, f L = 76MHz, f H=90MH
z, f L.M”F 79MHzとした時、同様の現
象が起きる。リアクタンス回路8については、AM放送
周波数帯域では、コイル12a,12bのインダクタン
スはヒータトランス9のインダクタンスに比べて充分小
さいので、無視できる。また、FM放送周波数帯域では
、コイル9は自己共振周波数が低いので、容量性リアク
タンスとなるの?、コイル12a, 12bがその機能
を有する事になる。
への漏れ電流が最小となって、デフォッガ−3に到来放
送電波によって誘起された高周波電流が車体側に漏れて
感度が低下するのを防止することができる。同様に例え
ばFM放送周波数帯においては、f M ”. 82M
Hz, f L = 76MHz, f H=90MH
z, f L.M”F 79MHzとした時、同様の現
象が起きる。リアクタンス回路8については、AM放送
周波数帯域では、コイル12a,12bのインダクタン
スはヒータトランス9のインダクタンスに比べて充分小
さいので、無視できる。また、FM放送周波数帯域では
、コイル9は自己共振周波数が低いので、容量性リアク
タンスとなるの?、コイル12a, 12bがその機能
を有する事になる。
上記の場合、FM,AMの放送周波数帯域でともにQを
できるだけ小さくした方がFM,AMそれぞれの放送周
波数帯域で上記インピーダンスか平均化されて上記した
漏れ電流が平均的に少なくなる。
できるだけ小さくした方がFM,AMそれぞれの放送周
波数帯域で上記インピーダンスか平均化されて上記した
漏れ電流が平均的に少なくなる。
また、デフォッガ−3とアンテナ導体6とは、近接した
アンテナ導体の隣接部6aとデフォッガーの分岐線3a
との間に容量結合によってFM,AM両方の放送周波数
帯域において、高周波的に接続された状態になり、更に
FMAM両方の放送周波数帯域にて車体アースから絶縁
されているので、デフォッガ−3もアンテナ導体6同様
、アンテナとして機能する。
アンテナ導体の隣接部6aとデフォッガーの分岐線3a
との間に容量結合によってFM,AM両方の放送周波数
帯域において、高周波的に接続された状態になり、更に
FMAM両方の放送周波数帯域にて車体アースから絶縁
されているので、デフォッガ−3もアンテナ導体6同様
、アンテナとして機能する。
以上の条件を満足するとともに、AM放送周波数帯域に
おいてf v 4900kHzとf.=1600kHz
の対数尺度でみた中心値で■→1200kHz付近で共
振するようにマッチング回路7の回路定数を設定し、同
様にFM放送周波数帯において、f ta 4 82M
Hz, f s 4 90MHz, f +lM”lF
86MHzで共振するようにマッチング回路7の回路
定数を設定させる、Qの値(クオリティフォクター)は
fvとfHにおいて、AM,FMともなるべ《平坦とな
るようにできるだけ小さく、理論的にはOに近く設定さ
せる方がよい。これによって、アンテナから受信機20
への電力効率を良好にすることができ、アンテナに生じ
た到来電波による誘起電流を漏れなく受信機20側に送
ることができる。
おいてf v 4900kHzとf.=1600kHz
の対数尺度でみた中心値で■→1200kHz付近で共
振するようにマッチング回路7の回路定数を設定し、同
様にFM放送周波数帯において、f ta 4 82M
Hz, f s 4 90MHz, f +lM”lF
86MHzで共振するようにマッチング回路7の回路
定数を設定させる、Qの値(クオリティフォクター)は
fvとfHにおいて、AM,FMともなるべ《平坦とな
るようにできるだけ小さく、理論的にはOに近く設定さ
せる方がよい。これによって、アンテナから受信機20
への電力効率を良好にすることができ、アンテナに生じ
た到来電波による誘起電流を漏れなく受信機20側に送
ることができる。
更に上記したAM,FMでの共振について詳細に述べる
とアンテナ導体6の給電点4と受信機20の間には、第
1図に示されるようなコイル13,14,17.1g
、コンデンサー16、抵抗15の各素子により構成され
たリアクタンス成分を有するマッチング回路7が挿入さ
れる。AM放送帯の場合、このマッチング回路7のイン
ピーダンスはコイル13, 14. 1?、コンデンサ
ー16とアンテナとなるべきもの全体と受信機20によ
る共振周波数を上記fHMに設定し、かつコイル14.
1? ,抵?l5によってQを最適な値とする事によっ
てAM放送周波数帯においてほぼ平均化した感度を得る
ことができる。またFM放送周波数帯域の場合コイル1
3, 14. 1?、抵抗15、コンデンサー16は、
各部品の浮遊容量によって、若干の容量性リアクタンス
となり、コイルl8が、これと、アンテナと、ラジオの
入力インピーダンスとによって上記fHMで共振するよ
うになり(マッチング回路7内ではコイル18のみFM
放送周波数帯域で有効となる)、アンテナによって受信
された信号がラジオに最適な形で伝達される。以上によ
って各周波数帯において高い受信感度を得ることができ
る。
とアンテナ導体6の給電点4と受信機20の間には、第
1図に示されるようなコイル13,14,17.1g
、コンデンサー16、抵抗15の各素子により構成され
たリアクタンス成分を有するマッチング回路7が挿入さ
れる。AM放送帯の場合、このマッチング回路7のイン
ピーダンスはコイル13, 14. 1?、コンデンサ
ー16とアンテナとなるべきもの全体と受信機20によ
る共振周波数を上記fHMに設定し、かつコイル14.
1? ,抵?l5によってQを最適な値とする事によっ
てAM放送周波数帯においてほぼ平均化した感度を得る
ことができる。またFM放送周波数帯域の場合コイル1
3, 14. 1?、抵抗15、コンデンサー16は、
各部品の浮遊容量によって、若干の容量性リアクタンス
となり、コイルl8が、これと、アンテナと、ラジオの
入力インピーダンスとによって上記fHMで共振するよ
うになり(マッチング回路7内ではコイル18のみFM
放送周波数帯域で有効となる)、アンテナによって受信
された信号がラジオに最適な形で伝達される。以上によ
って各周波数帯において高い受信感度を得ることができ
る。
尚、マッチング回路7はアンテナとなるべきもの全体お
よび受信機20の入力インピーダンスと上記f■におい
て、共振させるが、コンデンサー19によりこれを若干
容量性リアクタンスとする事によってローパスフィルタ
ーの役割を与え、白色雑音等の雑音を吸収できる様にな
り、低雑音アンテナを得ることができる。
よび受信機20の入力インピーダンスと上記f■におい
て、共振させるが、コンデンサー19によりこれを若干
容量性リアクタンスとする事によってローパスフィルタ
ーの役割を与え、白色雑音等の雑音を吸収できる様にな
り、低雑音アンテナを得ることができる。
[実施例]
第1図に示した本発明の自動車用ガラス・アンテナ装置
において、AM放送周波数帯域での値は、コンデンサー
19が、0.OlμF、コイル13が300μH、コイ
ルl4が150ILH,抵抗l5が680Ω、コンデン
サー16が27pF,コイルl7が330μH、アンテ
ナ導体68部とデフォッガ−3a部との容量結合部分は
909F、ヒータトランス9のインダクタンスは400
μH,コンデンサー11は2.2μF、アンテナ導体6
の給電点4と受信機20の入力端との間のアンテナ・ケ
ーブル部分は30pF/mのものをそれぞれ用いたとき
、このガラス・アンテナ装置のAM放送周波数帯域に対
するアンテナ・ゲイン及びS/N比の特性を測定した結
果を第2,3図に示す. 第2図は、ガラス・アンテナ近傍で電界強度を60dB
uV/mとした時に得られるAM放送周波数帯域に対す
るアンテナ・ゲインを周波数毎に求めたもので、従来の
前置増幅器付きのガラス・アンテナと同程度である。ま
た第3図は被搬送周波数を400Hzとし無変調時と変
調時のS/N比の特性を電界強度毎に求めたものである
。なお、無変調時とは変調度=Oであり、変調時とは変
調度=30%の条件である. S/N比は強電界では従
来法のアンプ付きガラス・アンテナと差はないが、弱電
界では、本発明のガのラス・アンテナが良い結果を得て
いる。
において、AM放送周波数帯域での値は、コンデンサー
19が、0.OlμF、コイル13が300μH、コイ
ルl4が150ILH,抵抗l5が680Ω、コンデン
サー16が27pF,コイルl7が330μH、アンテ
ナ導体68部とデフォッガ−3a部との容量結合部分は
909F、ヒータトランス9のインダクタンスは400
μH,コンデンサー11は2.2μF、アンテナ導体6
の給電点4と受信機20の入力端との間のアンテナ・ケ
ーブル部分は30pF/mのものをそれぞれ用いたとき
、このガラス・アンテナ装置のAM放送周波数帯域に対
するアンテナ・ゲイン及びS/N比の特性を測定した結
果を第2,3図に示す. 第2図は、ガラス・アンテナ近傍で電界強度を60dB
uV/mとした時に得られるAM放送周波数帯域に対す
るアンテナ・ゲインを周波数毎に求めたもので、従来の
前置増幅器付きのガラス・アンテナと同程度である。ま
た第3図は被搬送周波数を400Hzとし無変調時と変
調時のS/N比の特性を電界強度毎に求めたものである
。なお、無変調時とは変調度=Oであり、変調時とは変
調度=30%の条件である. S/N比は強電界では従
来法のアンプ付きガラス・アンテナと差はないが、弱電
界では、本発明のガのラス・アンテナが良い結果を得て
いる。
この様に本発明のガラス・アンテナにおいてはAM放送
周波数帯域に対してアンプによりゲインアップを図った
従来のアンプ付きガラス・アンテナと同等の高利得を得
ることができ、又通常の弱電界においては低雑音が得ら
れる。
周波数帯域に対してアンプによりゲインアップを図った
従来のアンプ付きガラス・アンテナと同等の高利得を得
ることができ、又通常の弱電界においては低雑音が得ら
れる。
更に、FMラジオ放送周波数帯で有効となる各部品は、
コンデンサーl9が0.01LLF ,コイルl8が2
μH,コイル12a,12bは各々2μH,アンテナ導
体6の給電点4と受信機20の入力端との間のアンテナ
ケーブル部分は30pF/mのものをそれぞれ用いたと
き、このガラス・アンテナ装置のFM放送周波数帯域に
対するアンテナ・ゲイン及び指向性の特性は第4図、第
5図のようになり、高利得、無指向性のFM用ガラス・
アンテナ装置としても、使用できるものが得られた。
コンデンサーl9が0.01LLF ,コイルl8が2
μH,コイル12a,12bは各々2μH,アンテナ導
体6の給電点4と受信機20の入力端との間のアンテナ
ケーブル部分は30pF/mのものをそれぞれ用いたと
き、このガラス・アンテナ装置のFM放送周波数帯域に
対するアンテナ・ゲイン及び指向性の特性は第4図、第
5図のようになり、高利得、無指向性のFM用ガラス・
アンテナ装置としても、使用できるものが得られた。
尚、上記自動車用アンテナ装置におけるバスパー5a,
5bからヒータ線2を見たインピーダンスとリアクタ
ンス回路の合成によるQは、AMでは0.1、FMでは
0.5であった。また受信機の入力端からアンテナ導体
を見たときのアンテナ導体及びアンテナとしての機能部
分の合計のインピーダンスのQはAMでは0.2、FM
では0.4であった。
5bからヒータ線2を見たインピーダンスとリアクタ
ンス回路の合成によるQは、AMでは0.1、FMでは
0.5であった。また受信機の入力端からアンテナ導体
を見たときのアンテナ導体及びアンテナとしての機能部
分の合計のインピーダンスのQはAMでは0.2、FM
では0.4であった。
[5e明の効果]
本発明によれば、前置増幅器なしで、高利得、低ノイズ
、無指向性の受信性能の高い自動車用ガラス・アンテナ
を提供することができる。特に、本発明によれば、AM
ラジオ放送を高利得、低ノイズで受信することができ有
用であり、FMラジオ放送を高利得、無指向性の受信性
能であり、有用である.同様にその他放送波に対しても
適用可能である。
、無指向性の受信性能の高い自動車用ガラス・アンテナ
を提供することができる。特に、本発明によれば、AM
ラジオ放送を高利得、低ノイズで受信することができ有
用であり、FMラジオ放送を高利得、無指向性の受信性
能であり、有用である.同様にその他放送波に対しても
適用可能である。
従って、前置増幅器を除《ことができ、コスト・ダウン
が図ることができる。また、従来においてはガラス・ア
ンテナ近傍に前置増幅器を設置しなくてはならず、それ
によって自動車の設計上の制約条件があったが、本発明
によれば簡素なマッチング回路を装着するだけで済むの
で、上記制約条件を解消することができる。
が図ることができる。また、従来においてはガラス・ア
ンテナ近傍に前置増幅器を設置しなくてはならず、それ
によって自動車の設計上の制約条件があったが、本発明
によれば簡素なマッチング回路を装着するだけで済むの
で、上記制約条件を解消することができる。
第1図二本発明の自動車用ガラスアンテナ装置の全体を
説明する概略図。 第2図:実施例1のガラスアンテナのAM放送周波数帯
域の周波数特性図。 第3図:実施例1のガラスアンテナのAM放送周波数帯
域のS/N比の特性図。 第4図:実施例1のガラスアンテナのFM放送周波数帯
域の周波数特性図。 第5図:実施例1のガラスアンテナのFM放送周波数帯
域の指定性の特性図。 第6図,第7図:本発明にかかる第1図とは別の形状の
パターンのデフォッガーの 概略図。 1ニガラス板 2:ヒーター線 3:デフォッガー 4:受信機 弟1図 Ill( 周友r(〆Hl) 躬 図 弟 図 吊 図
説明する概略図。 第2図:実施例1のガラスアンテナのAM放送周波数帯
域の周波数特性図。 第3図:実施例1のガラスアンテナのAM放送周波数帯
域のS/N比の特性図。 第4図:実施例1のガラスアンテナのFM放送周波数帯
域の周波数特性図。 第5図:実施例1のガラスアンテナのFM放送周波数帯
域の指定性の特性図。 第6図,第7図:本発明にかかる第1図とは別の形状の
パターンのデフォッガーの 概略図。 1ニガラス板 2:ヒーター線 3:デフォッガー 4:受信機 弟1図 Ill( 周友r(〆Hl) 躬 図 弟 図 吊 図
Claims (3)
- (1)自動車の後部窓の開口部に嵌め込まれる後部窓の
ガラス板にヒーター線と該ヒーター線に給電するバスバ
ーとを有する通電加熱式のデフォッガーと、所定パター
ンのアンテナ導体とが設けられた自動車用ガラスアンテ
ナ装置において、上記デフォッガーとアンテナ導体とを
それらの一部において、両者間で直流電流の送受は行な
われないが高周波電流の送受は行なわれる様に所定間隔
をおいて近接させて容量結合させるとともに、FM、A
Mそれぞれの放送周波数帯域の対数尺度でみた中心周波
数よりも片側の帯域でアンテナ導体、デフォッガー、車
体のそれぞれが相互に形成する主に静電容量からなるバ
スバーのリード線接続部から見たインピーダンスと該バ
ス バーとデフォッガー用の直流電源間に挿入したリアクタ
ンス回路のインピーダンスによって反共振させるように
し、更に上記反共振に係るQの共振特性が比較的平坦に
なるようにAM放送周波数帯域に対してはQ≦1.2、
FM放送周波数帯域に対してはQ≦2.4に設定させ、
かつFM、AMそれぞれの放送周波数帯域で前記片側の
帯域以外の片側の帯域でアンテナ導体の給電点と受信機
との間に挿入させたマッチング回路のインピーダンスと
受信機の入力インピーダンスと該マッチング回路からア
ンテナ導体側をみたインピーダンスによって共振させる
ようにし、更に上記共振に係るQの共振特性が比較的平
坦になるようにAM放送周波数帯域に対してはQ≦1.
2、FM放送周波数帯域に対してはQ≦2.4にしたこ
とを特徴とする自動車用ガラスアンテナ装置。 - (2)自動車の後部窓の開口部に嵌め込まれる後部窓の
ガラス板にヒーター線と該ヒーター線に給電するバスバ
ーとを有する通電加熱式のデフォッガーと、所定パター
ンのアンテナ導体とが設けられた自動車用ガラスアンテ
ナ装置において、上記デフォッガーとアンテナ導体とを
それらの一部において、両者間で直流電流の送受は行な
われないが高周波電流の送受は行なわれる様に所定間隔
をおいて近接させて容量結合させるとともに、FM、A
Mそれぞれの放送周波数帯域の対数尺度でみた 中心周波数よりも低域でアンテナ導体、デ フォッガー、車体のそれぞれが相互に形成する主に静電
容量からなるバスバーのリード線接続部からみたインピ
ーダンスと該バスバーとデフォッガー用の直流電源間に
挿入したリアクタンス回路のインピーダンスによって反
共振させるようにし、更に上記反共振に係るQの共振特
性が比較的平坦になるようにAM放送周波数帯域に対し
てはQ≦1.2、FM放送周波数帯域に対してはQ≦2
.4に設定させ、かつFM、AMそれぞれの放送周波数
帯域の対数尺度でみた中心周波数よりも高域でアンテナ
導体の給電点と受信機との間に挿入させたマッチング回
路のインピーダンスと受信機の入力インピーダンスと該
マッチング回路からアンテナ導体側をみたインピーダン
スによって共振させるようにし、更に上記共振に係るQ
の共振特性が比較的平坦になるようにAM放送周波数帯
域に対してはQ≦1.2、FM放送周波数帯域に対して
はQ≦2.4にしたことを特徴とする自動車用ガラスア
ンテナ装置。 - (3)デフォッガーに接続されるリアクタンス回路とし
て、AM放送周波数帯域で充分な透磁率を有するトロイ
ダル状の磁性体をコアと したヒータトランスをデフォッガーのバス バーの二極に接続し、他端に直流電源を接続し、更に、
直流電源とヒータートランスの間に、残留磁気が起きな
いFM放送周波数帯域まで利用可能な高周波コイルを挿
入し、更に直流電源の負極を、ケーブルの負極と30c
m以上離れた車体の位置に接続したことを特徴とする請
求項(1)又は請求項(2)記載の自動車用ガラスアン
テナ装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5978989A JPH0793531B2 (ja) | 1989-03-14 | 1989-03-14 | 自動車用ガラスアンテナ装置 |
DE68922797T DE68922797T2 (de) | 1988-07-14 | 1989-07-12 | Kraftfahrzeugantenne. |
EP94112789A EP0629018A3 (en) | 1988-07-14 | 1989-07-12 | Motor vehicle antenna. |
EP89112821A EP0353515B1 (en) | 1988-07-14 | 1989-07-12 | Antenna device for an automobile |
US07/379,345 US5083134A (en) | 1988-07-14 | 1989-07-13 | Antenna device for an automobile |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5978989A JPH0793531B2 (ja) | 1989-03-14 | 1989-03-14 | 自動車用ガラスアンテナ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02239701A true JPH02239701A (ja) | 1990-09-21 |
JPH0793531B2 JPH0793531B2 (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=13123402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5978989A Expired - Fee Related JPH0793531B2 (ja) | 1988-07-14 | 1989-03-14 | 自動車用ガラスアンテナ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0793531B2 (ja) |
-
1989
- 1989-03-14 JP JP5978989A patent/JPH0793531B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0793531B2 (ja) | 1995-10-09 |
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Legal Events
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