JPH0896116A - 画像信号処理装置及び方法 - Google Patents

画像信号処理装置及び方法

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JPH0896116A
JPH0896116A JP7151657A JP15165795A JPH0896116A JP H0896116 A JPH0896116 A JP H0896116A JP 7151657 A JP7151657 A JP 7151657A JP 15165795 A JP15165795 A JP 15165795A JP H0896116 A JPH0896116 A JP H0896116A
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秀昭 清水
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了介 宮本
Hiroyuki Yaguchi
博之 矢口
Yasuhiro Takiyama
康弘 瀧山
Tadashi Takahashi
匡 高橋
Masahiro Funada
正広 船田
Hiroyuki Ichikawa
弘幸 市川
Masaki Sakai
雅紀 坂井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エッジ強調、スムージング、パターンマッチ
ング等の複数ライン分の画像信号を用いる画像処理を小
規模な構成で高速に実行すること。 【構成】 画像信号をライン毎に入力するCCDライン
センサー101と、ライン毎に入力する画像信号を複数
ラインずつのパラレルな画像信号に変換して出力する画
素パラレル/ラインパラレル変換部104と、パラレル
に出力される複数ライン分の画像信号に画像処理を施す
画像処理部105とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機やファクシミリ
装置等において、画像信号に対してフィルタ処理等の画
像処理を行う画像信号処理装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、ファクシミリ装置等の一般的な
デジタル画像処理装置には、エッジ強調やスムージング
処理に用いられるデジタルフィルター等のマトリクス処
理を行う部分が複数存在する。この画像信号に対するマ
トリクス処理を図10を用いて説明する。ここでは9×
9の正方形のマトリクスを用いる例を説明する。また、
画像信号は基本的にライン単位のラスタースキャン方式
で転送される。
【0003】図において、601を現在転送されている
ライン(line N+4)とする。602は夫々1ラ
イン分の画像信号を遅延させるラインバッファ8本を示
す。また、603は各ライン当り8個のフリップフロッ
プを示す。1ライン前のline N+3がラインバッ
ファ602によって1ライン遅延して、line N+
4の画像信号と同時に主走査方向遅延用のフリップフロ
ップ603に入力される。同様にline N+2、l
ine N+1、line N、line N−1、l
ine N−2、line N−3、line N−4
は夫々ラインバッファ602によって1ラインづつ遅延
させられることにより、line N+4に同期して主
走査方向遅延用のフリップフロップ603に入力され
る。この様にして9×9のマトリクスを構成する副走査
方向に連続した9ラインを作り出す。
【0004】また、前述の9ラインの画像信号は、各ラ
インに8個設けられた主走査方向遅延用のフリップフロ
ップ603により1画素づつ遅延される。従って、フリ
ップフロップ603による遅延前の1画素と遅延後の8
画素を使うことにより、9×9のマトリクスを構成する
主走査方向に連続した9画素を作り出す。9×9の画素
は夫々演算回路604に入力され、所定の演算を行った
後、line Nの画像信号605として出力される。
【0005】以上の説明はごく一般的なデジタル画像処
理装置におけるマトリクス画像処理部についてのもので
あるが、最近のデジタル画像処理装置は処理能力向上化
と高解像度化の相乗効果で画像信号の高速転送が不可欠
になってきている。この高速化を実現する場合、前記説
明のマトリクス画像処理の構成では回路スピードが追い
つかなくなりつつある。そこで、低速のマトリクス画像
処理部を用いて、画像信号の高速転送を実現する必要が
生じる。
【0006】そのために、画素順次でシリアルに高速転
送される画像信号をパラレルに並べ替え転送速度を下げ
る手法が考えられる。例えば画素単位でパラレル処理を
行う画素パラレル処理では、2画素づつにパラレル処理
を行えば転送速度は2分の1に、3画素づつ行えば転送
速度は3分の1になる。またそれ以外にも、1ラインの
画像信号をライン方向に複数に分割しパラレル処理を行
うライン分割パラレル処理なども考えられる。
【0007】この様なパラレル処理を用いると、比較的
低速な画像処理をパラレルに行うことにより、結果とし
て、高速な画像処理を行ったことになり、従って、画像
信号の高速転送にも対処することが可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記パ
ラレル処理によってマトリクスを用いた画像処理を行う
場合の回路構成は非常に複雑になる。その構成を図11
に示す。ここでは、転送速度を4分の1に落とすために
4画素毎にパラレル処理を行った例について説明する。
【0009】図10と同様に入力画像ラインは701の
line N+4であり、前処理によってシリアル/パ
ラレル変換されたline N+4中のn、n+1、n
+2、n+3という主走査方向に連続した4画素が同時
にパラレル入力されることになる。ここで前記と同様の
9×9マトリクス処理をパラレル入力される4画素に行
うためには、副走査方向の9ラインを作り出すためのラ
インバッファ702が32個必要になる。従って、図1
0の例に比べてラインバッファの個数は4倍になる。
【0010】尚、1ラインを4つに分割するために各ラ
インバッファ702の必要容量は4分の1でよいため
に、トータルのバッファ容量は図10と同じである。し
かし、通常のラインバッファのラインナップはその容量
に対応したものは希で、結果的にはラインバッファ部の
かなりのコストアップにつながる。
【0011】また、マトリクス画像処理部105でライ
ンバッファ702を含まない部分、つまりフリップフロ
ップ部703、演算回路704の部分はASICとして
1チップ化されるのが一般的である。1チップ化を考え
ると、この画素パラレル処理では入力信号の端子数に大
きな問題がある。つまり、1入力あたり8ビットの画像
信号であるとすると、ASICの入力端子数は、 9ライン×4画素パラレル×8ビット=288入力端子
数 となり、ASIC化は非常に困難なものとなる。この様
に、画素パラレル処理での問題は、ラインバッファ部の
コストアップとASIC化に限界があるという2つが挙
げられる。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点に鑑み
てなされたもので、マトリクス演算等の複雑な画像処理
を、簡易な構成で、高速に実行可能とすることを目的と
する。
【0013】また、本発明は、ライン毎に入力される画
像信号に対する画像処理を簡易な構成で、高速に実行可
能とすることを目的とする。
【0014】また、本発明は、デジタル複写機やファク
シミリ装置等において、高速な画像処理を可能とするこ
とを目的とする。
【0015】即ち、本発明は、画像信号をライン毎に入
力する入力手段と、前記入力手段からライン毎に入力す
る画像信号を、複数ライン、パラレルな画像信号に変換
して出力する変換手段と、前記変換手段からパラレルに
出力される複数ラインの画像信号の夫々に対して画像処
理を施す処理手段とを有する画像信号処理装置を提供す
るものである。
【0016】また、本発明による前記処理手段は、複数
ラインの画像信号の夫々に対して、並行して同一の画像
処理を施すものであり、また、本発明による前記処理手
段は、複数ラインの画像信号をそれぞれ遅延して画像マ
トリクスを形成し、マトリクス演算を行うものである。
【0017】以上の本発明の目的及び効果、そして、本
発明による他の目的、効果は以下の説明から明らかとな
るであろう。
【0018】
【実施例】以下、本発明を好ましい実施例を用いて詳細
に説明する。図1は全体構成を示す。101は紙面の画
像を読み取りCCDラインセンサーであり、光電変換に
より画像を画素毎の電気信号に置き換える。このCCD
ラインセンサー部を図2を用いてさらに詳しく説明す
る。
【0019】201は光量を電荷に置き換えるフォトダ
イオード部であり、それが数千個配列されたアレイ構造
になりラインセンサーを構成する。また、蓄積された電
荷を高速転送するためにフォトダイオード部201の両
サイドには202、203、204、205で示す2対
のCCDをトータル4ライン分構成する。フォトダイオ
ード部201は所定のチャージ時間を経た後、画素1,
画素5,…画素4n+1はCCD202に、画素2,画
素6,…画素4n+2はCCD203に、画素3,画素
7,…画素4n+3はCCD204に、画素4,画素
8,画素4n+4はCCD205の如く、フォトダイオ
ード部201からCCD202〜205に転送される。
尚、nは0,1,2…なる整数である。次のサイクルで
CCD202〜205中の各画素はCCDライン方向に
シフトされ出力部206、207、208、209に出
力される。この様にCCDラインセンサー101の出力
は、4画素単位でパラレル画像信号として転送される。
【0020】説明は図1に戻る。102はアナログ・デ
ジタル変換部でCCDラインセンサー101から4画素
パラレルに出力されるアナログ画像信号を夫々増幅し、
4系統のデジタル画像信号に変換する。103はシェー
ディング処理部で4画素パラレルなデジタル画像信号を
入力し、画像信号の黒補正、白補正をライン方向に対し
て行うものである。この段階でCCDラインセンサー1
01によって読み取られた画像は正規化されたデジタル
画像信号としての形になる。
【0021】次の104は、4画素毎の画素パラレル転
送で転送される画像データを、4ラインまとめて4ライ
ンパラレル転送する変換するための画素パラレル/ライ
ンパラレル変換部である。そのブロック図を図3に示
す。
【0022】4画素毎の画素パラレル画像信号301を
4ラインまとめてラインパラレル画像信号302に変換
するために、画素パラレル/ラインパラレル変換部10
4は16個のラインバッファLBで構成される。変換動
作のタイミングを図4に示す。画素パラレル画像信号の
ライン方向の画像有効領域を示す信号を401とする。
また、その下にNライン目、N+1ライン目、N+2ラ
イン目、N+3ライン目の画像信号が画素単位で4つの
パラレルになっている状態を示している。Nライン目の
4画素パラレルな画像信号はラインバッファLB00〜
LB03に入力される。そして、このラインバッファL
B00〜LB03から順次画像信号を読出すことにより
シリアルなNライン目の画像信号を得ることができる。
N+1,N+2,N+3ラインに関してもラインバッフ
ァLB10〜13,20〜23,30〜33を用いてシ
リアルな画像信号に変換する。この様に画素パラレルな
画像信号を画素パラレル/ラインパラレル転送変換部1
04で各ライン毎のシリアル画像信号に変換し、Nライ
ン、N+1ライン、N+2ライン、N+3ラインの画像
信号を同時に入力時の略1/4の速度でパラレル転送す
る。その画像有効領域は402に示すものとなる。
【0023】尚、図4に示す様に、画素パラレル/ライ
ンパラレル変換部104では、N〜N+3ラインの画像
信号の入力時に、それに並行して、N−4〜N−1ライ
ンの画像信号のパラレル出力が行われる。従って、この
並行処理のために、各ラインバッファLB00〜LB3
3は、2ライン分の画像信号を記憶可能な容量を備え
て、先のラインの画像信号の読出しに並行して、次のラ
インの書込みが可能な構成とする。尚、図3の画素パラ
レル/ラインパラレル変換部104を2組設け、それを
書き込み、読出しに交互に利用する構成としてもよい。
【0024】4ラインパラレル転送に変換された後に、
画像処理部105にて画像処理が行われる。ここではエ
ッジ強調やスムージング処理等画像をマトリクスとして
扱う様々な処理や、画像の影付け、斜体、回転などを行
う画像加工処理が含まれている。ここでは、いくつかの
画像処理の1つとして9×9の正方形の画像マトリクス
を用いるマトリクス画像処理を図5を用いて説明する。
【0025】マトリクス画像処理とは、エッジ強調、ス
ムージングやエリアでのパターンマッチングなどであっ
て、画像処理では比較的多く使われる方法である。今、
N+4ライン、N+5ライン、N+6ライン、N+7ラ
インの4ラインはマトリクス画像処理部105に501
として入力される。
【0026】マトリクス画像処理部105には、1ライ
ン分の画像信号を遅延させる8本のラインバッファ50
2及び4本の入力ライン及び8本のラインバッファの夫
々に8個のフリップフロップが設けてある。例えば、4
ラインパラレル転送なのでN+4ライン画像信号の1ラ
イン前に同一ラインを介して入力する画像信号は、Nラ
インになる。また、Nラインの画像信号の1ライン前に
同一ラインを介して入力する画像信号はN−4ラインに
なる。よってNラインの画像信号がラインバッファ50
2によって1ライン遅延して、また、N−4ラインの画
像信号がラインバッファ502によって2ライン遅延し
て、N+4ラインの画像信号と同時に主走査方向遅延用
のフリップフロップ503に入力される。
【0027】また、残りの3本の入力ラインに夫々入力
されるN+5,N+6,N+7ラインの画像信号の1ラ
イン前に入力されるN+1,N+2,N+3ラインの画
像信号及び2ライン前に入力されるN−3,N+2,N
−1ラインの画像信号が、ラインバッファ502から出
力される。
【0028】以上の様にして、ラインバッファ502を
用いることにより、N−4ラインからN+7ラインまで
の12ライン分の全ての画像信号は同期して、主走査方
向遅延用のフリップフロップ503に入力される。
【0029】即ち、副走査方向に連続した12ライン分
の画像信号が形成される。そして、この12ラインの画
像信号より、9×9のマトリクスを副走査方向に1ライ
ンずつずれて4個作り出す。つまり、N−4ラインから
N+4ラインの画像信号がNラインの画像信号を処理す
るためのマトリクスに、N−3ラインからN+5ライン
の画像信号がN+1ラインの画像信号を処理するための
マトリクスに、N−2ラインからN+6ラインの画像信
号がN+2ラインの画像信号を処理するためのマトリク
スに、また、N−1ラインからN+7ラインの画像信号
がN+3ラインの画像信号を処理するためのマトリクス
に、夫々利用される。
【0030】つまり、N−3ラインからN+6ラインま
での画像信号は複数のマトリクスで共有できる。また、
主走査方向の9画素分は主走査方向遅延用のフリップフ
ロップ503により1画素づつ遅延された夫々の画素を
使うことにより、主走査方向に連続した9画素を作り出
す。
【0031】この様にして作り出された4つの9×9マ
トリクスの画素は夫々4つのマトリクス演算回路504
に入力され、所定のマトリクス演算を行った後、Nライ
ン、N+1ライン、N+2ライン、N+3ラインの画像
信号505として出力される。これによりラインパラレ
ルな4ラインの画像信号に対するマトリクス画像処理の
工程が終了する。
【0032】これらのラインパラレル処理が有利な画像
処理が終了した後、ラインパラレル/画素パラレル変換
部106によって再び画素パラレル転送に変換する。即
ち、通常のデータ転送で最も多く使われる画素パラレル
転送に切り替えることで、他のユニットに対し標準的な
転送画像を供給できる。このラインパラレル/画素パラ
レル変換部106は図3に示した画素パラレル/ライン
パラレル変換部104と逆の動作を実行するものであ
る。尚、4画素パラレル転送に限らず、後段回路の転送
速度に応じてパラレル無しのシリアル信号として転送す
ることも可能である。また、同様に転送速度の遅い後段
回路に対しては8画素パラレル転送や16画素パラレル
転送で送り出すことも可能である。
【0033】以上説明した様に、ライン毎の画像信号を
ラインパラレル転送に変換する手段を持ち、転送方向を
変換した後にマトリクス画像処理などの処理を行い再び
画素パラレル転送に変換するものである。これにより、
前記例に示すような4系統の9×9の画素マトリクスを
処理する場合において、図5に示すようにラインバッフ
ァの個数は、従来例の図9に示した4系統の並列処理を
行わない単なる1系統のマトリクス処理の場合と同じ8
個で実現できる。また、画素パラレル処理での問題とし
て挙げたASICの入力端子数の限界に対しても、ライ
ンパラレル処理では次に示すものになる(ただし、1入
力あたり8ビットの画像信号であるとする)。
【0034】12ライン×8ビット=96入力端子数 従って、図10に示した画素パラレル処理の288端子
と比べると格段に現実性を帯びる。
【0035】また、ここではマトリクス画像処理のみに
ついて説明してきたが、画像処理はマトリクス処理だけ
ではなく、様々な処理が行われる。例えば、誤差を広い
面積に拡散する誤差拡散処理や、ページバッファに入れ
た画像を回転するような場合にも、処理時間や回路規模
の点で有効である。
【0036】尚、以上説明した実施例構成では、CCD
ラインセンサー101が4ラインのCCDを備え、画素
4n+1,4n+2,4n+3,4n+4(nは0以上
の整数)を夫々4系統パラレル出力する構成であり、C
CDラインセンサー101から4画素パラレルに画像信
号が出力される。
【0037】従って、画素パラレル/ラインパラレル変
換部104は、CCDラインセンサー101から4画素
パラレルに出力され、アナログ・デジタル変換部102
及びシェーディング処理部103を介した、4画素パラ
レルな画像信号に対して画素パラレル/ラインパラレル
変換を行う。
【0038】しかしながら、CCDラインセンサーとし
て、4画素パラレル出力を行うものではなく、ODD/
EVENの2画素パラレル出力のものや、画素シリアル
出力のものを用いてもよい。
【0039】この場合には、2画素パラレル出力または
画素シリアル出力の画像信号を取り込み、4画素パラレ
ル出力に変換する画素パラレル変換回路を設ける。そし
て、この画素パラレル変換回路からの4画素パラレルな
画像信号を画素パラレル/ラインパラレル変換部104
に導入して、ラインパラレルな画像信号に変換して前述
と同様の処理を実行するものである。
【0040】(他の実施例)図6に本発明の他の実施例
構成を示す。
【0041】基本的に前記実施例と同様の構成である
が、CCDラインセンサー801からはライン毎のシリ
アルデータとして1系統の画像信号が出力される。画像
信号はアナログデジタル変換部802、シェーディング
処理部803を通ることにより、正規化されたデジタル
画像信号とされる。ラインパラレル変換部804では、
1ラインづつ入力される画像信号を2ライン毎にまと
め、2ラインパラレル信号として出力するものである。
【0042】図7にラインパラレル変換部804の構成
を示す。LB0,LB1は夫々ラインバッファであり、
これらラインバッファLB0,LB1の容量は夫々2ラ
イン以上の画像信号を記憶可能なものである。
【0043】図8にラインパラレル変換部804の変換
動作のタイミングを示す。
【0044】シェーディング処理部803からのライン
シリアルな画像信号301はラインバッファLB0,L
B1に交互に書き込まれる。即ち、Nラインの画像信号
はラインバッファLB0に書き込まれ、N+1ラインの
画像信号はラインバッファLB1に書き込まれる。信号
901は入力画像信号の有効領域を示す。その後、入力
時の略1/2の速度でNライン及びN+1ラインの画像
信号がラインバッファLB0,LB1からラインパラレ
ル信号302としてパラレル転送される。
【0045】また、このパラレル転送に並行して、N+
2ライン及びN+3ラインの画像信号のラインバッファ
LB0,LB1への書き込みがなされる。そして、N+
2ライン及びN+3ラインの画像信号がパラレル転送さ
れる。尚、信号902はパラレル転送される画像信号の
有効領域を示す。
【0046】2ラインパラレル変換された画像信号は画
像処理部805にて画像処理される。図9に画像処理部
805の構成を示す。ここでは、前述の例と同様に9×
9の正方形の画像マトリクスを用いるマトリクス画像処
理を行う。
【0047】画像処理部805には、1ライン分の画像
信号を遅延させる8本のラインバッファ902及び2本
の入力ライン及び8本のラインバッファの夫々に8個の
フリップフロップが設けてある。例えば、2ラインパラ
レル転送なのでN+4ラインの1ライン前に同一ライン
を介して入力する画像信号は、N+2ラインになる。よ
ってN+2ラインの画像信号がラインバッファ902に
よって1ライン遅延して、N+4ラインの画像信号と同
時に主走査方向遅延用のフリップフロップ903に入力
される。同様にN−4ラインからN+5ラインまでの1
0ライン全ての画像信号は同期して、主走査方向遅延用
のフリップフロップ903に入力される。この時点で1
0ラインの画像信号があるが、これにより9×9のマト
リクスを副走査方向に1ラインずれて2個作り出すこと
ができる。つまり、N−3ラインからN+4ラインまで
の画像信号は2個のマトリクスで共有できる。また、主
走査方向の9画素分は主走査方向遅延用のフリップフロ
ップ903により1画素づつ遅延された夫々の画素を使
うことにより、主走査方向に連続した9画素を作り出
す。
【0048】この様にして作り出された2つの9×9マ
トリクスの画素は夫々2つのマトリクス演算回路904
に入力され、所定のマトリクス演算を行った後、Nライ
ン、N+1ラインの画像信号905として出力される。
これによりラインパラレルな2ラインの画像信号に対す
るマトリクス画像処理の工程が終了する。
【0049】これらのラインパラレル処理が有利な画像
処理が終了した後、ラインパラレル/画素シリアル変換
部806によって再び元の画素トリアル転送に変換す
る。このユニットに対し標準的な転送画像を供給でき
る。このラインパラレル/画素シリアル変換部806は
図7に示したラインパラレル変換部804と逆の動作を
実行するものである。
【0050】以上説明した様に、ライン毎の画素シリア
ルな画像信号をラインパラレル転送に変換する手段を持
ち、転送方法を変換した後にマトリクス画像処理などの
処理を行い再び画素シリアル転送に変換するものであ
る。これにより、2系統の9×9の画像マトリクスを処
理する場合において、図9に示すようにラインバッファ
の個数は、2系統の並列処理を行わない単なる1系統の
マトリクス処理の場合と同じ8個で実現できる。
【0051】また、ここではマトリクス画像処理のみに
ついて説明してきたが、画像処理はマトリクス処理だけ
ではなく、様々な処理が行われる。例えば、誤差を広い
面積に拡散する誤差拡散処理や、ページバッファに入れ
た画像を回転するような場合にも、処理時間や回路規模
の点で有効である。
【0052】また、マトリクス画像処理も9×9の正方
形の画像マトリクスに限るものではなく、他のサイズの
マトリクス画像処理にも適用可能であり、また、他のサ
イズに適用する場合はバッアァメモリやフリップフロッ
プの数やラインパラレル後のライン数等を、その処理に
合わせて適宜変更することは言う迄もない。
【0053】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によると、ラ
イン毎に入力する画像信号を複数ラインずつパラレルな
画像信号に変換して、パラレルに出力される複数ライン
分の画像信号の夫々に対して画像処理を施すので、エッ
ジ強調、スムージング、パターンマッチング等の複数ラ
イン分の画像信号を用いる画像処理に際し、その画像処
理を小規模の回路構成で高速に実行可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像処理装置の構成を示す
図。
【図2】CCSラインセンサーの構造を示す図。
【図3】画素パラレル/ラインパラレル変換部の構成を
示す図。
【図4】画素パラレル/ラインパラレル変換動作を示す
図。
【図5】画像処理部の構成を示す図。
【図6】画像処理装置の他の実施例構成を示す図。
【図7】ラインパラレル変換部の構成を示す図。
【図8】ラインパラレル変換動作を示す図。
【図9】画像処理部の構成を示す図。
【図10】一般的なマトリクス画像処理部の構成を示す
図。
【図11】従来のマトリクス画像処理部の構成を示す
図。
【符号の説明】
101 CCDラインセンサー 104 画素パラレル/ラインパラレル変換部 105 画像処理部 502 ラインバッファ 503 フリップフロップ 504 演算回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/40 A (72)発明者 瀧山 康弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 高橋 匡 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 船田 正広 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 市川 弘幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 坂井 雅紀 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号をライン毎に入力する入力手段
    と、 前記入力手段からライン毎に入力する画像信号を、複数
    ライン、パラレルな画像信号に変換して出力する変換手
    段と、 前記変換手段からパラレルに出力される複数ラインの画
    像信号の夫々に対して画像処理を施す処理手段とを有す
    ることを特徴とする画像信号処理装置。
  2. 【請求項2】 前記処理手段は、複数ラインの画像信号
    の夫々に対して、並行して同一の画像処理を施すことを
    特徴とする請求項1に記載の画像信号処理装置。
  3. 【請求項3】 前記処理手段は、複数ラインの画像信号
    をそれぞれ遅延して画像マトリクスを形成し、マトリク
    ス演算を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像信
    号処理装置。
  4. 【請求項4】 前記入力手段は、複数画素ずつパラレル
    に画像信号を入力することを特徴とする請求項1に記載
    の画像信号処理装置。
  5. 【請求項5】 画像信号をライン毎に入力する入力手段
    と、 前記入力手段からライン毎に入力する画像信号を、複数
    ライン、パラレルな画像信号に変換して出力する変換手
    段と、 前記変換手段からパラレルに出力される複数ラインの画
    像信号の夫々を、遅延する複数の遅延手段と、 前記複数の遅延手段により遅延された複数ラインの画像
    信号に対してマトリクス画像処理を行う処理手段とを有
    することを特徴とする画像信号処理装置。
  6. 【請求項6】 前記処理手段は、前記複数の遅延手段に
    より夫々遅延された複数ラインの画像信号に対して同一
    のマトリクス画像処理を並行して行うことを特徴とする
    請求項5に記載の画像信号処理装置。
  7. 【請求項7】 複数の遅延手段は、複数の画像マトリク
    スを形成することを特徴とする請求項5に記載の画像信
    号処理装置。
  8. 【請求項8】 画像信号をライン毎に入力する入力ステ
    ップと、 前記入力ステップにおいて、ライン毎に入力する画像信
    号を、複数ラインパラレルな画像信号に変換する変換ス
    テップと、 前記変換ステップにおいて、パラレルに出力される複数
    ラインの画像信号の夫々に対して画像処理を施す処理ス
    テップとを有することを特徴とする画像信号処理方法。
  9. 【請求項9】 前記処理ステップにおいて、複数ライン
    の画像信号の夫々に対して、並行して同一の画像処理を
    施すことを特徴とする請求項8に記載の画像信号処理方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN1101631C (zh) * 1996-06-19 2003-02-12 东芝株式会社 图像形成装置和图像形成方法
US9723231B2 (en) 2013-05-27 2017-08-01 Socionext Inc. Image data processing apparatus and method therefor for pixel data

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