JPH0894907A - ズームレンズ鏡胴 - Google Patents
ズームレンズ鏡胴Info
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- JPH0894907A JPH0894907A JP6235474A JP23547494A JPH0894907A JP H0894907 A JPH0894907 A JP H0894907A JP 6235474 A JP6235474 A JP 6235474A JP 23547494 A JP23547494 A JP 23547494A JP H0894907 A JPH0894907 A JP H0894907A
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Abstract
も、カム筒の周長即ちカム筒の径の増大のないズームレ
ンズ鏡胴。 【構成】 複数のレンズ群と、複数の焦点距離に移動可
能であって、第1の焦点距離から選択された第1の焦点
距離とは異なる焦点距離である第2の焦点距離へのズー
ミングを行うためのズーミング部と、第2の焦点距離に
おけるフォーカシングを行うためのフォーカシング部と
を連続して形成した案内部を有し、案内部に沿って複数
のレンズ群の少なくとも一つを光軸方向に移動させるレ
ンズ群移動手段と、レンズ群移動手段によって移動する
レンズ群の停止制御を行うレンズ群移動制御手段とを有
し、レンズ群移動制御手段によりズーミング部の全領域
においてフォーカシングのためのレンズ群の停止制御を
行う。
Description
あるズームレンズを保持するズームレンズ鏡胴に関す
る。
カメラにおいて、撮影レンズにズームレンズを用いるこ
とが一般的になっている。ズームレンズは焦点距離、即
ち撮影倍率を変化させるレンズであり、その最も長い焦
点距離と最も短い焦点距離との比である変倍比を高める
高変倍比化とズームレンズ鏡胴の小型化に関する技術競
争が激化している。高変倍比化と小型化とは相反する技
術であるが、高変倍比においても鏡胴を増大させること
のないズームレンズ鏡胴が各種提案されている。
104456号公報に記載されたズームレンズ鏡胴がある。従
来のズームレンズ鏡胴は、焦点距離の変化即ちズーミン
グと、焦点調節即ちフォーカシングとを夫々別個の機構
で行っていたが、本公報によればズーミングとフォーカ
シングとを同一の機構で行うことができるように構成し
たため、非常に小型なズームレンズ鏡胴を実現すること
ができる。
焦点距離との間を所定の数の段数即ちステップ数の焦点
距離に区切った、所謂ステップズーム方式である。この
ステップズームを図1のズーム線図で説明する。同図に
おいて、横軸は焦点距離の変化を示し、Wは最も焦点距
離が短い状態を示し、M1,M2と逐次焦点距離が長くな
り、Tで最も焦点距離が長くなる。このようにズーミン
グにおいて焦点距離を4ステップに切り替えることがで
きる。縦軸はズームレンズの前群と後群との光軸方向へ
の移動量を示す。前群は回動するカム筒とヘリコイド螺
合しているので、鏡枠の回動と共に直線的な移動を行
う。一方、後群はカム筒にレンズ群を移動させる案内部
として刻まれたカムにより駆動され、撮影距離Uは∞即
ち無限遠の焦点位置とN即ち至近距離の焦点位置との間
を山形の形状を繰り返して移動するようにカムが形成さ
れている。例えば、焦点距離がWの位置に設定されたと
き、フォーカシングを行うと撮影距離に応じてWとの
間で前群と後群が移動し、望遠側に1ステップのズーミ
ングを行うとを経由してM1の位置に前群と後群が移
動する。同様に、望遠側に2ステップのズーミングを行
えば、,M1,を経由してM2の位置に移動する。こ
のように前群と後群の移動によりフォーカシングとズー
ミングを繰り返し行うように構成されているので、フォ
ーカシング用の機構とズーミング用の機構とを同一の機
構で構成でき、必然的に部品点数が低減して簡単な構成
になるので、小型なズームレンズ鏡胴を実現できる。
る発明は、ズームレンズ鏡胴の小型化に非常に寄与する
ものであり、この発明を適用したカメラも製品化されて
いる。しかし、製品化されたカメラに搭載されたレンズ
は2倍のズームレンズであり、更に高変倍比のズームレ
ンズを搭載することにすると、上記の発明では必ずしも
充分とは言えない点がある。
るときは、高変倍比の特徴を生かすため、ステップ数を
より多く設ける必要がある。図2にズーム線図の拡大図
を示すが、前述と同様に焦点距離MWのときフォーカシ
ングを行うと後群はとの間を移動する。次に望遠側
に1ステップのズーミングを行うと、後群はからを
経由してまで移動し焦点距離MTになるとする。この
ようなズーム線図において、高変倍のズームレンズを用
いることによりステップ数を増やし、MWとMTの中間に
MMを設け、1ステップのズーミングを行うと、を経
由してまで移動し焦点距離MMになるとする。する
と、同図から容易に分かるように、後群における〜
の勾配θ1と〜の勾配θ2と比較すると、勾配θ2の
方が傾斜がきつくなり、後群の作動のための機械的負荷
が増大し、傾斜によっては作動が困難になる。
を容易にするためには、ステップ間隔を拡大する必要が
ある。しかし、横軸方向に拡大することは、カムを形成
するカム筒の周長即ちカム筒の径の拡大となり、その結
果太い鏡胴になってしまう。
大に伴ってステップ数が増加しても、カム筒の周長即ち
カム筒の径の増大がなく、且つ機械的負荷の増大のない
ズームレンズ鏡胴を提案するものである。
ける、複数のレンズ群と、複数の焦点距離に移動可能で
あって、第1の焦点距離から選択された該第1の焦点距
離とは異なる焦点距離である第2の焦点距離へのズーミ
ングを行うためのズーミング部と、前記第2の焦点距離
におけるフォーカシングを行うためのフォーカシング部
とを連続して形成した案内部を有し、該案内部に沿って
前記複数のレンズ群の少なくとも一つを光軸方向に移動
させるレンズ群移動手段と、前記レンズ群移動手段によ
って移動するレンズ群の停止制御を行うレンズ群移動制
御手段とを有し、前記レンズ群移動制御手段により前記
ズーミング部の全領域においてフォーカシングのための
レンズ群の停止制御を行うことにより解決される。
乃至図5に基づいて詳細に説明する。
斜視図、図4はその横断面図であり、鏡胴上半分は焦点
距離を広角に設定した図、鏡胴下半分は焦点距離を望遠
に選択した図であり、図5は固定板の組み立て説明図で
ある。
胴であり、内周にメスヘリコイド1aを螺設しており、メ
スヘリコイド1aの左右側部には後述する直進ガイド21
のためのガイド溝1bがメスヘリコイド1aを横切って
設けられている。2はカム筒であり、外周にメスヘリコ
イド1aと螺合するオスヘリコイド2aと大歯車2bと
が一体的に形成され、内周にメスヘリコイド2cとイン
ナーカムであるカム溝2dが形成され、後端部の内方向
にリブ2eを設けている。また、大歯車2bの歯先円は
オスヘリコイド2aの谷径より小さく形成されており、
鏡胴の小型化に寄与している。なお、カム筒2と大歯車
2bを樹脂で一体成形すると、大歯車2bはカム筒2の
後端面に配置することにより、成形型を分割して成形す
るのではなく、型の抜き方向に一体の型で成形できるた
め、精度の高い部品が簡単な型構造で製造できる。
の前群レンズ5を保持する前群鏡枠4を前方からネジに
より取り付けている。レンズ系部品の製造寸法誤差は、
このネジの部分の取り付け位置を変更し行う。前群摺動
枠3の外周にはメスヘリコイド2cと螺合するオスヘリ
コイド3aと後述する直進ガイド21のためのガイド溝3
bとを設け、後述するガイドシャフト11のための穴3c
を穿設している。6は後群摺動枠であり、内周にて負の
合成焦点距離の後群レンズ7を保持し、外周に後述する
直進ガイド21のためのガイド溝6aを設けると共にカム
溝2dと係合する後群カムピン8を埋設し、前方にガイ
ドシャフト11を突設している。13はガイドシャフト11に
挿入されるシャフトバネ、12はシャフトバネ13の抜け止
めのためのE形止め輪である。21は直進ガイドで、左右
の突出部21aにて固定胴1のガイド溝1bと滑合し、も
う1つの突出部21bで後述する駆動歯車44を回転自在に
軸支し、前方に折り曲げられた腕部21cにてガイド溝3
b及びガイド溝6aと滑合する。22はカム筒2と直進ガ
イド21とを連結するガイド固定板、23は直進ガイド21と
ガイド固定板22とを連結し、カム筒2をリブ2eにて保
持するガイド固定軸、24は直進ガイド21をガイド固定軸
23に保持する止めネジである。
32にはプロペラ33が取り付けられ、フォトインタラプタ
34により前群レンズ5及び後群レンズ7の移動量を示す
連続的なパルスを発生する。35はモータに直結したピニ
オンであり、モータ31の回転は第1歯車36、第2歯車3
7、第3歯車38、第4歯車42により、光軸方向に長い歯
車を設けた第5歯車43に伝達され、更に駆動歯車44に伝
達される。駆動歯車44はカム筒2の大歯車2bと歯合し
ている。第3歯車38のシャフト39にはプロペラ40が取り
付けられ、フォトインタラプタ41により前群レンズ5及
び後群レンズ7の移動量を示す断続的なパルスを発生す
る。このパルス間隔はフォトインタラプタ34により発生
するパルス間隔より広くなるように設定されている。
であり、前群摺動枠3に搭載されている。51はFPC基
板であり、シャッタ駆動用モータ53と本体側の電装部品
を搭載したプリント基板54とを接続している。FPC基
板51は、シャッタ駆動用モータ53と接続した後、カメラ
後方に直進ガイド21の腕部21cとカム筒2の内周との間
隙を通過し、カム筒2の後端で折り返し、カメラ前方に
カム筒2の外周と固定胴1との間隙を通過する。固定胴
1にカム筒2が最も繰り出されたときのカム筒2の後端
よりカメラ前方に穴1cが設けられており、FPC基板
51は、穴1cを通過して固定胴1の外周に引き出され、
本体側のプリント基板54と接続される。なお、51aは鏡
胴を最も沈胴させた位置におけるFPC基板51を示して
いる。61はカメラ外観形状であり、化粧環62はカム筒2
に、前筒63は前群摺動枠3に取り付けられている。
て説明する。
ズーミングを行う領域内でフォーカシングのためにレン
ズ駆動停止制御を行う領域が複数個設けられ、同一機構
により前群レンズ5及び後群レンズ7を駆動し、ズーミ
ング及びフォーカシングを行う。従って、ズーミング若
しくはフォーカシングを行うとき、図示していない信号
により駆動モ−タ31が回転駆動すると、その駆動力が歯
車列35,36,37,38及び42を通じて第5歯車43に伝えら
れ、第5歯車43は直進ガイド21に取り付けられている駆
動歯車44に、駆動力を伝える。駆動歯車44は大歯車2b
と歯合し、カム筒2を回転させ、固定胴1とヘリコイド
螺合しているカム筒2を光軸方向に移動させる。このと
き、駆動モ−タ31の回転方向により、カム筒2は光軸方
向に前進または後退を行う。カム筒2のリブ2eにはガ
イド固定板22、ガイド固定軸23、止めネジ24により、直
進ガイド21が一体的に取り付けられているが、直進ガイ
ド21は左右の突出部21aと固定胴1のガイド溝1bによ
り回転を阻止され、光軸方向への移動のみ行う。同様に
直進ガイド21の腕部21cにより、前群摺動枠3はガイド
溝3bにおいて回転を阻止されている。また、後群摺動
枠6に突設したガイドシャフト11が前群摺動枠3を貫通
しているので、後群摺動枠6も前群摺動枠3と共に回転
を阻止されている。従って、カム筒2が回転移動したと
き、カム筒2とヘリコイド結合している前群摺動枠3及
びカム筒2とカム結合している後群摺動枠6は光軸方向
に前進または後退のみ行う。
イド2cのリード角より小さい傾斜角と大きい傾斜角が
交互に繰り返されて形成されており、前群摺動枠3がヘ
リコイドにより直線的な移動を行うのに対し、後群摺動
枠6は山形の不連続な移動を行う。詳細は、後述のズー
ム線図において説明するが、ズーミング領域内に複数の
フォーカシング領域を設けているため、フォーカシング
駆動とズーミング駆動を同一の機構で行うことができ
る。
43と駆動歯車44との噛み合い位置は光軸方向に変化する
が、第5歯車43が光軸方向に長い歯を設けた歯車なの
で、この噛み合いはカム筒2の移動に拘わらず、常に維
持される。更に、カム筒2のリブ2eは直進ガイド21のス
ラスト抜け止め以外にリブ内面部はカム筒2の回転を受
ける軸受面となっており、駆動力伝達時におけるカム筒
2の変形を防止している。
れる状態を図5(A)及び図5(B)により説明する。
図5(A)において、組立作業性を高めるために、2個
の固定板22は、止めネジ24により各々1箇所づつ直進ガ
イド21に仮止し、直進ガイド21をカム筒2にカメラ背後
から組み込んだ後、止めネジ24を中心に時計方向に回動
させ、図5(B)の如く止めネジ24及び止めネジ25の合
計6箇所で直進ガイド21とネジ止め連結する。このよう
に直進ガイド21が、単一の部品で固定胴2と前群摺動枠
3との直進案内が可能であるので、前群摺動枠3の直進
精度が高く、直進動作をさせるためのの駆動力の効率が
高い。
のズーム線図と共に撮影レンズの作動について説明す
る。
ーム線図であり、横軸は焦点距離の変化を示し、縦軸は
撮影レンズの前群と後群との光軸方向への移動量を示
す。前群はヘリコイド駆動により直線的に移動するが、
後群はカム筒2のカムにより前群より離間する方向への
移動と前群に接近する方向への移動を交互に繰り返し行
う。
Tを押して望遠側にズーミングを1ステップ行うとき
は、鏡胴駆動モータ31の所定の回転により発生するフォ
トインタラプタ41のパルスをCPU70が検出し、CPU
70はWの焦点距離の位置から移動する前群及び後群をM
1の焦点距離の位置で停止させる。更に、1ステップの
ズーミングを行うと、焦点距離の位置をM1からM2に変
化させる。
明する。
てCPU70にSTの信号が入力されると、CPU70は鏡
胴駆動モータ31を正転方向に回転させ、歯車列35〜34を
介して前群レンズ5及び後群レンズ7が移動されると共
にプロペラ40も回転する。プロペラ40がフォトインタラ
プタ41を通過するときにフォトインタラプタ41からのC
PU70への信号が変化したとき、CPU70は鏡胴駆動モ
ータ31の回転を停止させ、前群レンズ5及び後群レンズ
7をM1の焦点距離の位置で停止させる。
M2〜Tの何れかの焦点距離の位置で停止させることが
できる。
るときに、ズーム釦SWを押してCPU70にSWの信号が
入力されると、CPU70は鏡胴駆動モータ31を逆転方向
に回転させ、上記同様にフォトインタラプタ41からCP
U70への信号が変化したときに鏡胴駆動モータ31の回転
を停止させ、W〜M6の何れかの焦点距離の位置で停止
させことができる。
の間で8ステップのズーミングを行うことができる。
ズ釦を押してスイッチS1及びS2がONされると、図示
していないオートフォーカス回路により発生する測距情
報がCPU70に入力される。CPU70は前記測距情報と
ズームポジション(W,M1〜M6,T)に応じて所定パ
ルス数を設定する。CPU70は鏡胴駆動モータ31を正転
方向に回転させ、歯車列35〜44を介して前群レンズ5及
び後群レンズ7を駆動すると共にプロペラ33も回転し、
フォトインタラプタ34からCPU70にパルスが入力さ
れ、パルスカウントを行う。パルスカウントが前記所定
パルス数に達すると、鏡胴駆動モータ31を停止させ、フ
ォーカシングを行う。その後、図示していないシャッタ
を駆動し、フィルムへの露光を行う。露光完了後、鏡胴
駆動モータ31を逆転方向に回転させ、所定パルス数をカ
ウントして元のズームポジションに復帰した所で鏡胴駆
動モータ31を停止する。
群をM1とM2の間の領域で至近距離から無限大までの領
域で合焦させるフォーカシングを行う。
ングはいかなる領域においても必ず鏡胴駆動モータ31の
一方向の回転により行われる。これは、後述するファイ
ンダの変倍が撮影レンズの変倍に追随して行われるよう
にするためと、カムや駆動歯車のバックラッシュを吸収
するためである。
方向はいかなる領域でも実施例と逆方向の一方向の回転
でもよい。
に合焦した焦点距離と至近距離に合焦した焦点距離とに
段階的に繰り返し変化してズーミングを行い、WとTと
の間にあるズーミング領域の全てのステップ間でフォー
カシングを行う。
線図と比較すると、焦点距離は図1が4ステップである
のに対して本図は2倍の8ステップに増加しているが、
後群が移動する傾斜が増大することなく、円滑な後群作
動を行うことができる。
らフォーカシングして至近距離(N)に移動した位置
と、後群レンズ7がWの位置からズーミングしてM1に
移動した位置とは一致しているが、必ずしも一致させる
必要はない。このように一致させた例と一致させない例
を図8により説明する。
ム形状を拡大した図であり、図8(A)はWの位置から
フォーカシングして至近距離(N)に移動した位置と、
後群レンズ7がWの位置からズーミングしてM1に移動
した位置とを一致させた例であり、図8(B)は一致さ
せない例である。
方がカムの変曲点を滑らかにできるため、レンズ移動時
の機械的負荷は図8(A)より少なくて済む。
置でも同様なことが言える。また、以降に述べる他の実
施例においても同様なことが言える。
離から無限遠まで行えるようにしているが、必ずしも無
限遠までフォーカシングしなくても良く、有限距離内で
フォーカシングを行えるようなカム形状又はレンズ移動
制御を行っても良い。
設定位置より更に過無限遠側に延長しておき、レンズ製
造上のバラツキによるピント位置のずれの補正用のカム
としておくとピント調整を行いやすくなる。
に区切ったズーム線図であるが、図7と同様の構成にし
ているので、後群が移動する傾斜は図1より緩くなって
おり、カム筒2はより円滑に作動できる。
よるズームレンズについて、説明したがズームレンズを
高変倍比にすると3群を移動させる必要がある。このよ
うな3群を移動させるズームレンズのズーム線図につい
て、以下説明する。
を4ステップに区切ったズーム線図であり、フォーカシ
ング領域とズームレンズ領域とを別の領域で行ってい
る。但し、図1と相違する点は図9が3群のレンズ群が
移動するズームレンズであり、第1群と第3群は各々リ
ードが異なるヘリコイドによる作動により直線的に移動
し、第2群のみカムにより山形に繰り返して移動する。
ォーカシング領域が連続して設けられているように構成
した3群ズームレンズのズーム線図であり、8ステップ
に区切っているが、前述と同様に図10に示した4ステッ
プのズーム線図の第2群と比較してほぼ同様な傾斜で第
2群は移動できる。
切ったズーム線図であるが、図11と同様にズーミング領
域内にフォーカシング領域が連続して設けられているよ
うに構成しているので、第2群が移動する傾斜は図10の
第2群より緩くなっている。
て山頂が至近距離になり谷が無限大になるような山形の
移動を行っているが、山頂が無限大になり谷が至近距離
になるような移動を行ってもよい。
合でも、鏡胴は図3及び図4と同様に構成できる。即
ち、前群レンズ5を第1群レンズ、後群レンズ7を第2
群レンズと見なし、後群摺動枠6の後方に第3群レンズ
を保持する第3群用摺動枠を配置し、第3群用摺動枠を
前群摺動枠3よりリードの小さいヘリコイドでカム筒2
とヘリコイド螺合させ、直進ガイド21により回動を阻止
させればよい。
インダとの関係について述べる。
焦点距離は段階的に変化するので、ファインダ倍率も段
階的に変化する。図13はその1例であり、ズーム線図と
ファインダとの関係を示した図である。同図において、
ファインダの視野は無限大(∞)と至近距離(N)との
略中間の距離Aに設定されている。従って、焦点距離を
Wに設定したときレリーズ前に見えるファインダの視野
はaの位置に設定されている。同様に、M1に設定した
ときはbの位置、M8に設定したときはcの位置、Tに
設定したときはdの位置に設定されている。
題がある。
近距離(N)に合焦する焦点距離に設定されており、最
も長焦点であるTは無限大(∞)に合焦する焦点距離に
設定されている。焦点距離の値をカメラやカタログ等に
表示するにあたって、通常はJISに規定されているよ
うに無限の位置で測定した焦点距離を表示する。従っ
て、M1からTまでの焦点距離を表示することになる
が、WとM1の間、及びTとTNの間も使用領域であるの
で、表示した焦点距離の範囲以上にカム筒を回転させな
くてはならず、カム筒の円周方向の長さ、即ち外径を充
分な長さに形成する必要がある。
同様であり、表示された焦点距離の範囲よりファインダ
が変倍する範囲をα及びβ分だけ広く設定しなければな
らず、ファインダの移動範囲が大きくなるため、ファイ
ンダの変倍比が大きくなり、ファインダの性能を確保す
ることが困難になる。更に、ファインダ変倍機構の移動
量も増え、機械的負荷の増大やファインダ変倍機構の大
型化を招く。
理想的なズーム線図を示すが、同図に示すようにズーム
範囲の最も短焦点(W)位置を無限大に設定し、最も長
焦点(T)位置を至近距離に設定すればよい。無論、最
短焦点距離側若しくは最長焦点距離側の何れか一方を設
定するのみでも上述した効果を得ることができる。
焦点距離はWからTFになるので、カム筒を表示した焦
点距離に一致した範囲を移動するように形成すればよ
い。また、ファインダはaとbの間を変倍すればよいの
で、表示した焦点距離の範囲よりα及びβ分だけ狭く設
定することができる。
胴によれば、高変倍比のズームレンズを用いることによ
りステップ数を増大させても、鏡胴径を増大させること
がなく、変倍比、ステップ数及び鏡胴径が従来のステッ
プズーム方式の鏡胴と同一ならば、カムの傾斜を緩く形
成でき、機械的負荷が低減する。
によれば、ファインダの変倍比を小さくできるため、フ
ァインダの性能確保を容易に行え、ファインダ変倍機構
の移動量を少なくできるため、変倍機構の機械的負荷を
小さくでき、小型化に寄与する。
ォーカシング時にフォーカシング制御を複雑にせずに、
カムや駆動歯車のバックラッシュを吸収できるため、フ
ォーカシング精度を向上できる。
ある。
図である。
ある。
ンズ位置を一致させた図と一致させない図である。
ある。
3群ズームレンズのズーム線図である。
レンズのズーム線図である。
レンズのズーム線図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 複数のレンズ群と、 複数の焦点距離に移動可能であって、第1の焦点距離か
ら選択された該第1の焦点距離とは異なる焦点距離であ
る第2の焦点距離へのズーミングを行うためのズーミン
グ部と、前記第2の焦点距離におけるフォーカシングを
行うためのフォーカシング部とを連続して形成した案内
部を有し、該案内部に沿って前記複数のレンズ群の少な
くとも一つを光軸方向に移動させるレンズ群移動手段
と、 前記レンズ群移動手段によって移動するレンズ群の停止
制御を行うレンズ群移動制御手段とを有し、 前記レンズ群移動制御手段により前記ズーミング部の全
領域においてフォーカシングのためのレンズ群の停止制
御を行うことを特徴とするズームレンズ鏡胴。 - 【請求項2】 複数のレンズ群と、 複数の焦点距離に移動可能であって、第1の焦点距離か
ら選択された該第1の焦点距離とは異なる焦点距離であ
る第2の焦点距離へのズーミングを行うためのズーミン
グ部と、前記第2の焦点距離におけるフォーカシングを
行うためのフォーカシング部とを連続して形成した案内
部を有し、該案内部に沿って前記複数のレンズ群の少な
くとも一つを光軸方向に移動させるレンズ群移動手段
と、 前記レンズ群移動手段によって移動するレンズ群の停止
制御を行うレンズ群移動制御手段とを有し、 前記レンズ群移動制御手段により前記ズーミング部の全
領域においてフォーカシングのためのレンズ群の停止制
御を行って、 前記第1の焦点距離におけるフォーカシングのために停
止するフォーカシング領域の一端を略無限大距離とした
場合、前記第1の焦点距離における前記フォーカシング
領域の他端に位置する略至近距離を前記第2の焦点距離
として選択可能とするか、又は、 前記第1の焦点距離におけるフォーカシングのために停
止するフォーカシング領域の一端を略至近距離とした場
合、前記第1の焦点距離における前記フォーカシング領
域の他端に位置する略無限大距離を前記第2の焦点距離
として選択可能とすることを特徴とするズームレンズ鏡
胴。 - 【請求項3】 前記レンズ群移動手段に連続的に形成さ
れた前記案内部の端部は、一端を最短焦点距離の略無限
大距離に設定すると共に、他端を最長焦点距離の略無限
大距離に設定すべく形成されたことを特徴とする請求項
1又は請求項2に記載のズームレンズ鏡胴。 - 【請求項4】 前記レンズ群移動手段に連続的に形成さ
れた前記案内部の端部は、一端を最短焦点距離の略無限
大距離に設定するか、又は他端を最長焦点距離の略無限
大距離に設定すべく形成されたことを特徴とする請求項
1又は請求項2に記載のズームレンズ鏡胴。 - 【請求項5】 前記レンズ群移動手段のフォーカシング
のための移動方向を規制するフォーカシング規制手段を
有し、該フォーカシング規制手段は、各焦点距離におけ
るフォーカシングのための前記レンズ群移動手段による
前記レンズ群の前記案内部における移動方向を一方向の
みに規制することを特徴とする請求項1〜4の何れか1
項に記載のズームレンズ鏡胴。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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