JP2000066082A - ズームレンズ鏡胴 - Google Patents

ズームレンズ鏡胴

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JP2000066082A
JP2000066082A JP10235093A JP23509398A JP2000066082A JP 2000066082 A JP2000066082 A JP 2000066082A JP 10235093 A JP10235093 A JP 10235093A JP 23509398 A JP23509398 A JP 23509398A JP 2000066082 A JP2000066082 A JP 2000066082A
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JP10235093A
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Hideo Onishi
英夫 大西
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Minolta Co Ltd
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    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/10Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ズームフォーカスにおいてフォーカシング分
解能を向上させるとともに沈胴量を大きくする。 【解決手段】 第1カム1dに設けられた少なくとも1
つズーム区間12z〜15zと該ズーム区間に対応する
フォーカス区間12f〜15fとで駆動環1の回転角に
対する第1レンズ群L1の移動量が異なり、第2カム1
cに設けられた少なくとも1つズーム区間22z〜25
zと該ズーム区間に対応するフォーカス区間22f〜2
5fとで駆動環1の回転角に対する第2レンズ群L2の
移動量が異なるようにするとともに、第1カム1dの沈
胴区間10sを除く全区間B2の平均の傾斜角度θ2よ
り沈胴区間10sの平均の傾斜角度θ3を大きくした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラなどに用いら
れるズームレンズ鏡胴に関し、特に複数の決められた倍
率に変倍するようにしたズームレンズ鏡胴に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラに使用されるズームレンズ鏡胴は
複数のレンズ群を有し、変倍を行うために各レンズ群を
所望位置に配置するズーム機構とピントを合わせるため
に各レンズ群を所望位置に配置するフォーカス機構とを
有している。ズーム機構とフォーカス機構とを同一の機
構により行って複数の倍率に変倍することのできる所謂
ズームフォーカス機構は構成が簡単になるとともに部品
点数を少なくでき、変倍の倍率が限定されるデメリット
はあるがズームレンズ鏡胴をコンパクトにし、コストを
低くできる利点がある。
【0003】このようなズームフォーカス機構を有する
カメラ用ズームレンズ鏡胴の従来の構成を図1の概略断
面図を参照して説明する。同図によると、カメラに固定
された固定筒2の内周にはヘリコイド2aが形成され、
固定筒2の内側に配された回転可能な駆動環1の外周に
はヘリコイド2aと螺合するヘリコイド1aが形成され
ている。
【0004】駆動環1の内周にはヘリコイド1bが形成
され、第1レンズ群L1を支持する第1移動枠3の外周
に設けられたヘリコイド3aと螺合し、第1移動枠3は
固定筒2に設けられた直進案内溝2bと係合部3bで係
合して直進案内されるようになっている。駆動環1には
カム1cが形成されて、第2レンズ群L2を支持する第
2移動枠4と一体のガイドピン6が係合し、ガイドピン
6は第1移動枠3に設けられた直進案内溝3cに直進案
内されるようになっている。
【0005】駆動環1を回転させると、ヘリコイド1
a、2aによって駆動環1が光軸方向に移動(図中、左
右移動)する。そしてヘリコイド1b、3aによって第
1レンズ群L1が直進移動して繰り出されるとともに、
カム1cの形状に従って第2レンズ群L2が直進移動し
て繰り出される。従って第1、第2レンズ群L1、L2
の繰り出し量は、ヘリコイド1a、2aによる駆動環1
の移動量と、ヘリコイド1b、3a及びカム1cによる
第1、第2移動枠3、4の移動量との合成量になる。
【0006】駆動環1の概略展開図を図2に示すと、カ
ム1cは同一形状の3つのカム20a、20b、20c
から成り、3つのガイドピン6が同時に係合するように
なっている。ヘリコイド1b、カム1cには第1、第2
レンズ群L1、L2をカメラ内部に収納する沈胴区間1
0s、20sが設けられ、カメラが起動されると第1、
第2レンズ群L1、L2は沈胴区間10s、20sの終
点e1近傍に配される。該終点e1では、最も広角側で
ある第1の倍率において無限遠にピントが合う第1、第
2レンズ群L1、L2の配置になるようにヘリコイド1
b、カム1cが形成されている。
【0007】ヘリコイド1bのズーム区間(不図示)及
びカム1cのズーム区間22z、23z、24z、25
zはヘリコイド3a及びガイドピン6が係合して第1、
第2レンズ群L1、L2を移動させ、各ズーム区間の終
点e2、e3、e4、e5において第2乃至第5の倍率
において無限遠にピントの合うような第1、第2レンズ
群L1、L2の配置になっている。
【0008】そして所望の倍率が選択されて1つのズー
ム区間の終点付近に第1、第2レンズ群L1、L2が配
置された状態で、測距装置(不図示)によって被写体と
の距離が検出され、その終点を始点としたヘリコイド1
bのフォーカス区間(不図示)及びカム1cのフォーカ
ス区間21f、22f、23f、24f、25f内にお
いて該距離に応じた位置に第1、第2レンズ群L1、L
2が配置されて該倍率においてピントが合うようになっ
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような構成のズー
ムレンズ鏡胴によると、第1レンズ群L1の移動がヘリ
コイド1b、3aによって行われるため、駆動環1の回
転角に対する第1レンズ群L1の移動量は常に一定であ
る。このため、フォーカシング時の分解能を向上しトル
クを低下させるためにヘリコイド1bの圧力角θを小さ
くすると、ヘリコイド1bとカム20bとが交差する部
分(図中、D部)が生じる。このためヘリコイド1bの
溝の底部分にカム20bを形成してガイドピン6が移動
するようにしており駆動環1の厚みを厚くし、ズームレ
ンズ鏡胴を大型化していた。
【0010】また、ヘリコイド1bの隣り合う倍率のズ
ーム区間の各終点(不図示)は、その間にフォーカス区
間があるために接近させることができない。このため変
倍の倍率は、第1レンズ群L1の各繰り出し位置がある
程度離れるようにした位置に対応する倍率に限定され
る。特に広角側では第1レンズ群L1の小さい移動量で
倍率が大きく変わるので第1〜第5の倍率を等間隔の倍
率にできずカメラの操作性を悪くしていた。
【0011】また、収納時のズームレンズ鏡胴全長を小
型化するために沈胴量を大きくすると、沈胴区間10s
を長く必要とする。それに伴って沈胴区間20sが長く
なってカム20a、20b、20cが交差し、カム20
a、20b、20cと対応するガイドピン6とを正常に
係合させるための構造が複雑になり、ズームレンズ鏡胴
を大型化していた。
【0012】本発明は、駆動環の厚みを薄くするととも
に沈胴量を大きくしてサイズのコンパクトなズームレン
ズ鏡胴を提供することを目的とする。また本発明は、フ
ォーカシング時の分解能を向上し、トルクを低下させて
合焦の精度向上及び低電力化を図ることのできるズーム
レンズ鏡胴を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載された発明は、第1、第2レンズ群
と、光軸の周りに回転可能な駆動環と、前記駆動環の回
転によって、複数の所定倍率に変倍するように第1、第
2レンズ群を移動させる複数のズーム区間と、前記ズー
ム区間それぞれと隣接して該所定倍率でピントが合うよ
うに第1、第2レンズ群を移動させるフォーカス区間と
を連続して有する第1、第2カムと、を備え、前記駆動
環の回転角に対する第1、第2レンズ群の移動量を第
1、第2カムそれぞれにおいて少なくとも1つの前記ズ
ーム区間と該ズーム区間に対応する前記フォーカス区間
とで異なるようにしたことを特徴としている。
【0014】この構成によると、駆動環を回転すると第
1、第2レンズ群は第1、第2カムの形状に従って移動
し所望の倍率となるズーム区間を経て、該倍率のフォー
カス区間内のピントの合う位置に配される。そして、第
1カムに設けられた少なくとも1つのズーム区間と該ズ
ーム区間に対応するフォーカス区間とで駆動環の回転角
に対する第1レンズ群の移動量が異なり、第2カムに設
けられた少なくとも1つズーム区間と該ズーム区間に対
応するフォーカス区間とで駆動環の回転角に対する第2
レンズ群の移動量が異なるようになっている。
【0015】また請求項2に記載された発明は、請求項
1に記載されたズームレンズ鏡胴において、第1、第2
カムの任意の前記フォーカス区間内において、前記駆動
環の単位回転角当たりの第1、第2レンズ群の移動量を
一定としたことを特徴としている。
【0016】この構成によると、駆動環を回転すると第
1、第2レンズ群は第1、第2カムの形状に従って移動
し所望の倍率となるズーム区間を経て、該倍率のフォー
カス区間内のピントの合う位置に配される。そして、第
1カムに設けられた各フォーカス区間はその区間内にお
いて駆動環の単位回転角当たりの第1レンズ群の移動量
が一定になっており、第2カムに設けられた各フォーカ
ス区間はその区間内において駆動環の単位回転角当たり
の第2レンズ群の移動量が一定になっている。従って、
第1、第2カムを展開すると各フォーカス区間は直線状
になっている。
【0017】また請求項3に記載された発明は、請求項
1に記載されたズームレンズ鏡胴において、第1、第2
カムそれぞれにおいて、全ての前記フォーカス区間の前
記駆動環の回転角に対する第1、第2レンズ群の移動量
を同一にしたことを特徴としている。
【0018】この構成によると、駆動環を回転すると第
1、第2レンズ群は第1、第2カムの形状に従って移動
し所望の倍率となるズーム区間を経て、該倍率のフォー
カス区間内のピントの合う位置に配される。そして、第
1カムに設けられた各フォーカス区間は駆動環の回転角
に対する第1レンズ群の移動量が同一になっており、第
2カムに設けられた各フォーカス区間は駆動環の回転角
に対する第2レンズ群の移動量が同一になっている。従
って、第1、第2カムを展開するとフォーカス区間内の
傾斜角度がそれぞれのカムの全フォーカス区間において
同じになっている。
【0019】また請求項4に記載された発明は、請求項
1乃至請求項3のいづれかに記載されたズームレンズ鏡
胴において、第1カムまたは第2カムの少なくとも一つ
の前記ズーム区間内において駆動環の単位回転角当たり
の第1レンズ群または第2レンズ群の移動量が一定でな
いようにしたことを特徴としている。
【0020】この構成によると、駆動環を回転すると第
1、第2レンズ群は第1、第2カムの形状に従って移動
し所望の倍率となるズーム区間を経て、該倍率のフォー
カス区間内のピントの合う位置に配される。そして、第
1カムと第2カムとが交差しないように一部のズーム区
間はその区間内において駆動環の単位回転角当たりの第
1レンズ群または第2レンズ群の移動量が一定とならな
いようにしている。従って、第1、第2カムを展開する
と少なくとも1つのズーム区間は屈曲している。
【0021】また請求項5に記載された発明は、請求項
1乃至請求項4のいづれかに記載されたズームレンズ鏡
胴において、第1カムは、最も広角側の前記所定倍率に
おいて最も遠くにピントが合う位置に配置された第1レ
ンズ群を更に後退させる沈胴区間を有し、任意の前記フ
ォーカス区間または任意の前記ズーム区間における前記
駆動環の単位回転角に対する第1レンズ群の平均移動量
よりも、前記沈胴区間における前記駆動環の単位回転角
に対する第1レンズ群の平均移動量を大きくしたことを
特徴としている。
【0022】この構成によると、駆動環を回転すると第
1、第2レンズ群は第1、第2カムの形状に従って移動
し、沈胴区間から所望の倍率となるズーム区間を経て、
該倍率のフォーカス区間内のピントの合う位置に配され
る。そして、駆動環の単位回転角に対する第1レンズ群
の平均移動量は、任意のフォーカス区間または任意のズ
ーム区間よりも沈胴区間の方が大きい。従って、第1カ
ムを展開すると沈胴区間を除く全区間の平均の傾斜角度
より沈胴区間の平均の傾斜角度の方が大きくなってい
る。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図を参照して
説明する。説明の便宜上従来例と同一の部材については
同一の符号を付している。図3は本発明の実施形態のズ
ームレンズ鏡胴を示す概略断面図である。わかりやすく
するため本来同一の断面にない部材について同一断面上
にあるものとして実線あるいは破線で記している。同図
によると、カメラに固定された固定筒2内周にはヘリコ
イド2aが形成され、固定筒2に設けられた直進案内溝
2bに直進筒7のガイド部7aが係合して固定筒2に対
して直進筒7が直進可能になっている。
【0024】駆動環1は溝部1eにおいて直進筒7の支
持部7bと係合して回転自在に支持され、駆動環1の外
周には、固定筒2のヘリコイド2aと螺合するヘリコイ
ド1aが形成されている。駆動環1の内周にはカム1c
が形成されて、第2レンズ群L2を支持する第2移動枠
4と一体のガイドピン6が係合し、突起部4aが直進筒
7に設けられた直進案内溝7cに直進案内されるように
なっている。
【0025】また駆動環1の内周にはカム1dが形成さ
れ、第1レンズ群L1を支持する第1移動枠3と一体の
ガイドピン5が係合する。第1移動枠3には直進案内溝
3eが設けられ、直進筒7の腕部7dが嵌合されて第1
移動枠3が直進案内されるようになっている。
【0026】駆動環1を回転させると、ヘリコイド1
a、2aによって駆動環1が光軸方向に移動(図中、左
右移動)する。そして、カム1d、1cの形状に従って
第1、第2レンズ群L1、L2が直進移動して繰り出さ
れる。従って、第1、第2レンズL1、L2の繰り出し
量は、ヘリコイド1a、2aによる駆動環1の移動量
と、カム1d、1cによる第1、第2移動枠3、4の移
動量との合成量になる。
【0027】駆動環1の概略展開図を図4に示すと、カ
ム1d、1cはそれぞれ同一形状の3つのカム10a、
10b、10c及びカム20a、20b、20cから成
り、各3つのガイドピン5、6が同時に係合するように
なっている。カム1d、1cには第1、第2レンズ群L
1、L2をカメラ内部に収納する沈胴区間10s、20
sが設けられ、カメラが起動されると第1、第2レンズ
群L1、L2は沈胴区間10s、20sの終点e1近傍
に配される。該終点e1では最も広角側の第1の倍率に
おいて無限遠にピントが合う第1、第2レンズ群L1、
L2の配置になるようにカム1d、1cが形成されてい
る。
【0028】ズーム区間12z、13z、14z、15
z及び22z、23z、24z、25zはガイドピン
5、6が係合して第1、第2レンズ群L1、L2を移動
させ、各ズーム区間の終点e2、e3、e4、e5にお
いて第2乃至第5の倍率において無限遠にピントが合う
第1、第2レンズ群L1、L2の配置になっている。沈
胴区間10s、20s及び各ズーム区間の終点e1〜e
5の位置が同じであれば沈胴区間10s、20s及び各
ズーム区間内のカム形状はどのような形状であってもよ
い。
【0029】そして所望の倍率が選択されて1つのズー
ム区間の終点付近に第1、第2レンズ群L1、L2が配
置された状態で、測距装置(不図示)によって被写体と
の距離が検出され、その終点を始点としたフォーカス区
間11f、12f、13f、14f、15f及び21
f、22f、23f、24f、25f内の該距離に応じ
た位置にガイドピン5、6が移動して第1、第2レンズ
群L1、L2が配置される。
【0030】例えば、各ズーム区間の終点e2、e3、
e4、e5付近で第1、第2レンズ群L1、L2が一時
停止して順次移動するような変倍手段が設けられ、ファ
インダー(不図示)を覗きながら前記変倍手段を動作
し、終点e3付近の時に前記変倍手段を停止したとする
と、次に被写体との距離が検出されフォーカス区間13
f、23f内の該距離に対応する位置に第1、第2レン
ズ群L1、L2が移動される。その結果、第3の倍率で
被写体にピントがあった状態になっている。
【0031】このようなズームレンズ鏡胴において第1
レンズ群L1を従来のようなヘリコイドではなくカム1
dによって移動させるので、駆動環1の回転角に対する
第1レンズ群L1の移動量を自由に変えることができ
る。本実施形態では、フォーカス区間11f、12f、
13f、14f、15fの駆動環1の回転角に対する移
動量を小さくしてフォーカシング時の分解能の向上とト
ルクの低下を図り、フォーカシングの精度を向上させる
とともに、低電力での駆動を可能にしている。
【0032】そしてズーム区間12zのようにフォーカ
ス区間12fと異なった逆方向の傾斜に形成することに
より、沈胴区間10sの終点e1とズーム区間12zの
終点e2との間の第1レンズ群L1の距離を距離Y1ま
で接近させることができるので、第1乃至第5の倍率を
等間隔に決めることができるようになりカメラ操作感を
向上させている。
【0033】更に、カム1dの任意のズーム区間または
任意のフォーカス区間の傾斜角度より沈胴区間10sの
平均の傾斜角度θ3を大きくしている。この時カム1d
の沈胴区間を除く全区間(B2)の平均の傾斜角度θ2
よりも沈胴区間10sの平均の傾斜角度θ3が大きくな
っており、従来例のヘリコイドに比して沈胴区間10s
の回転角が小さくなってカム1dの全長B1を短くする
ことができる。そしてカム1c、1dは同じ回転角のた
め同時にカム1cの全長も短くできる。
【0034】その結果、カム1dがカム1cと交差しな
いようになって、駆動環1の厚みを厚くすることなく小
さい回転角で大きな沈胴量Y2を確保している。また、
ズーム区間15z、24zにおいてカム1d、1cを屈
曲させることによって、他のカムと交差しないようにし
ており、これによっても駆動環1の厚みが厚くなること
を防止している。
【0035】また、カム1d、1cは展開したときに各
フォーカス区間内において屈曲してもよいが直線的に形
成されている方が駆動環1の単位回転角に対して一定の
第1、第2レンズ群L1、L2の移動量が得られるた
め、フォーカシング時において記憶データ量を削減でき
るとともに第1、第2レンズ群L1、L2の停止位置の
演算が簡単になりフォーカシングの制御が容易になるの
で望ましい。またその傾斜角度θ1は第1、第2レンズ
群L1、L2それぞれのフォーカス区間全てにおいて同
一とした方が更にフォーカシングの制御が容易になるの
で望ましい。
【0036】
【発明の効果】請求項1の発明によると、第1、第2レ
ンズ群を第1、第2カムによって移動させるので、第
1、第2レンズ群の両方が駆動環の回転角に対する移動
量を自由に変えることができるようになる。従って、フ
ォーカス区間の駆動環の回転角に対する移動量を小さく
して、フォーカシング時の分解能向上及びトルク低下を
図りフォーカシングの精度を向上させるとともに、低電
力での駆動が可能になる。そして隣り合う倍率における
ズーム区間の終点の第1レンズ群の位置を接近させるこ
とができるので、既定の倍率を等間隔に決めることがで
きるようになりカメラ操作感を向上させることができ
る。
【0037】請求項2の発明によると、各フォーカス区
間は展開したときに区間内において直線的に形成されて
いるので、駆動環の単位回転角に対して一定の移動量が
得られるためフォーカシング時における記憶データの削
減及び第1、第2レンズ群停止位置の演算の簡素化が図
られフォーカシングの制御が容易になる。
【0038】請求項3の発明によると、第1、第2カム
それぞれの全フォーカス区間で駆動環の回転角に対して
一定の第1、第2レンズの移動量が得られるため、より
フォーカシング時における記憶データの削減及び第1、
第2レンズ群停止位置の演算の簡素化が図られフォーカ
シングの制御が更に容易になる。
【0039】請求項4の発明によると、第1、第2カム
を展開したときにズーム区間内において屈曲させること
によって、第1、第2カムを交差しないようにできるの
で駆動環の厚みを薄く簡単に構成することができ、ズー
ムレンズ鏡胴及びズームレンズ鏡胴を搭載するカメラを
小型化することができる。
【0040】請求項5の発明によると、第1カムを展開
したときに、第1カムの任意のズーム区間または任意の
フォーカス区間の傾斜角度よりも沈胴区間の平均の傾斜
角度を大きくすることで、第1、第2カムが交差するこ
となく小さい回転角で大きな沈胴量を簡単に得ることが
でき、駆動環の厚みを薄く簡単に構成するとともにズー
ムレンズ鏡胴収納時のサイズをコンパクトにすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のズームレンズ鏡胴の構成を示す概略
断面図である。
【図2】 従来のズームレンズ鏡胴の駆動環の概略展
開図である。
【図3】 本発明にかかる実施形態のズームレンズ鏡
胴の構成を示す概略断面図である。
【図4】 本発明にかかる実施形態のズームレンズ鏡
胴の駆動環の概略展開図である。
【符号の説明】
1 駆動環 2 固定筒 3 第1移動枠 4 第2移動枠 5、6 ガイドピン 7 直進筒 L1 第1レンズ群 L2 第2レンズ群

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1、第2レンズ群と、 光軸の周りに回転可能な駆動環と、 前記駆動環の回転によって、複数の所定倍率に変倍する
    ように第1、第2レンズ群を移動させる複数のズーム区
    間と、前記ズーム区間それぞれと隣接して該所定倍率で
    ピントが合うように第1、第2レンズ群を移動させるフ
    ォーカス区間とを連続して有する第1、第2カムと、 を備え、前記駆動環の回転角に対する第1、第2レンズ
    群の移動量を第1、第2カムそれぞれにおいて少なくと
    も1つの前記ズーム区間と該ズーム区間に対応する前記
    フォーカス区間とで異なるようにしたことを特徴とする
    ズームレンズ鏡胴。
  2. 【請求項2】 第1、第2カムの任意の前記フォーカス
    区間内において、前記駆動環の単位回転角当たりの第
    1、第2レンズ群の移動量を一定としたことを特徴とす
    る請求項1に記載のズームレンズ鏡胴。
  3. 【請求項3】 第1、第2カムそれぞれにおいて、全て
    の前記フォーカス区間の前記駆動環の回転角に対する第
    1、第2レンズ群の移動量を同一にしたことを特徴とす
    る請求項1に記載のズームレンズ鏡胴。
  4. 【請求項4】 第1カムまたは第2カムの少なくとも一
    つの前記ズーム区間内において駆動環の単位回転角当た
    りの第1レンズ群または第2レンズ群の移動量が一定で
    ないようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3
    のいづれかに記載のズームレンズ鏡胴。
  5. 【請求項5】 第1カムは、最も広角側の前記所定倍率
    において最も遠くにピントが合う位置に配置された第1
    レンズ群を更に後退させる沈胴区間を有し、任意の前記
    フォーカス区間または任意の前記ズーム区間における前
    記駆動環の単位回転角に対する第1レンズ群の平均移動
    量よりも、前記沈胴区間における前記駆動環の単位回転
    角に対する第1レンズ群の平均移動量を大きくしたこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項4のいづれかに記載の
    ズームレンズ鏡胴。
JP10235093A 1998-08-21 1998-08-21 ズームレンズ鏡胴 Pending JP2000066082A (ja)

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