JPH06346583A - パイプスペースユニットおよびこれを用いた建物のパイプスペース形成方法 - Google Patents
パイプスペースユニットおよびこれを用いた建物のパイプスペース形成方法Info
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- JPH06346583A JPH06346583A JP7510794A JP7510794A JPH06346583A JP H06346583 A JPH06346583 A JP H06346583A JP 7510794 A JP7510794 A JP 7510794A JP 7510794 A JP7510794 A JP 7510794A JP H06346583 A JPH06346583 A JP H06346583A
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- pipe space
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- housing
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- Domestic Plumbing Installations (AREA)
- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 建物のパイプスペースないしこのパイプスペ
ースを介して配管設備を構成するに際し、現場での作業
工数を著しく低減することにより、建物の建設工期を大
幅に短縮することができるようにすること。 【構成】 建物の各階高さに相当する高さを有するとと
もに、側部が開口するボックス状のハウジング１７と、
このハウジング内に上下方向に配設された排水主管要素
７ａ、給水主管要素６ａ、ガス主管要素８ａとを含み、
かつ各主管要素には、それぞれ各階住戸用の分岐管１
０，１１，１２が連結されているパイプスペースユニッ
ト４を形成し、これを複数個上下方向に連結した連結体
を、建物本体に組み付けるようにした。
ースを介して配管設備を構成するに際し、現場での作業
工数を著しく低減することにより、建物の建設工期を大
幅に短縮することができるようにすること。 【構成】 建物の各階高さに相当する高さを有するとと
もに、側部が開口するボックス状のハウジング１７と、
このハウジング内に上下方向に配設された排水主管要素
７ａ、給水主管要素６ａ、ガス主管要素８ａとを含み、
かつ各主管要素には、それぞれ各階住戸用の分岐管１
０，１１，１２が連結されているパイプスペースユニッ
ト４を形成し、これを複数個上下方向に連結した連結体
を、建物本体に組み付けるようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本願発明は、建物のパイプスペー
スを形成するためのパイプスペースユニットおよびこれ
を用いた建物のパイプスペース形成方法に関する。
スを形成するためのパイプスペースユニットおよびこれ
を用いた建物のパイプスペース形成方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】マンション等の集合住宅においては、パ
イプスペースを介して各住戸への配管を行うのが通常で
ある。このパイプスペースは、建物本体形成時に、コン
クリート打ち込みによって形成される。このパイプスペ
ースは、廊下側に開放するボックス状の空間を、住戸空
間と区切るように形成したコンクリート壁によってボッ
クス状に形成される。そしてこのパイプスペースは、各
階が平面的に同一位置に形成され、したがって、各階の
パイプスペースは、上下方向に積み重なった恰好とな
る。
イプスペースを介して各住戸への配管を行うのが通常で
ある。このパイプスペースは、建物本体形成時に、コン
クリート打ち込みによって形成される。このパイプスペ
ースは、廊下側に開放するボックス状の空間を、住戸空
間と区切るように形成したコンクリート壁によってボッ
クス状に形成される。そしてこのパイプスペースは、各
階が平面的に同一位置に形成され、したがって、各階の
パイプスペースは、上下方向に積み重なった恰好とな
る。
【０００３】このような集合住宅の各住戸へは、給水
管、排水管およびガス管が少なくとも配管される。その
ために、まず、上記パイプスペースを貫通するようにし
て給水主管、排水主管、およびガス主管が配管され、各
パイプスペースにおいて、これら各主管から各住戸用に
分岐管が枝分かれされ、かかる分岐管が、パイプスペー
スのコンクリート壁を貫通して、各住戸内のキッチン、
洗面所、バスルーム等、給排水が必要な箇所へ配管され
る。
管、排水管およびガス管が少なくとも配管される。その
ために、まず、上記パイプスペースを貫通するようにし
て給水主管、排水主管、およびガス主管が配管され、各
パイプスペースにおいて、これら各主管から各住戸用に
分岐管が枝分かれされ、かかる分岐管が、パイプスペー
スのコンクリート壁を貫通して、各住戸内のキッチン、
洗面所、バスルーム等、給排水が必要な箇所へ配管され
る。
【０００４】ところで、上記パイプスペース内における
各主管の配管工事、あるいはこの各主管からの分岐管の
各住戸内への配管工事は、従来、上記のように、建物本
体と一体に形成されたコンクリート壁で囲まれた各パイ
プスペースに対して行われていたのであり、その作業が
きわめて煩雑であるという問題があった。たとえば、パ
イプスペースを貫通するように各主管を配設する場合、
所定長さに分断した配管材料を現場に搬入し、これを、
各パイプスペースのフロアを貫通するようにしながら、
それぞれつなぎ合わせ、そして、各フロアについて、分
岐管を連結してゆく作業をする必要がある。また、パイ
プスペースには、単に上記のような配管をするだけでは
なく、湯沸器を設置したり、ガスメータや水道メータ等
のメータ類をも設置する作業が必要であり、かかる作業
は、現場において各階ごとに行うのは、きわめて煩雑な
作業である。
各主管の配管工事、あるいはこの各主管からの分岐管の
各住戸内への配管工事は、従来、上記のように、建物本
体と一体に形成されたコンクリート壁で囲まれた各パイ
プスペースに対して行われていたのであり、その作業が
きわめて煩雑であるという問題があった。たとえば、パ
イプスペースを貫通するように各主管を配設する場合、
所定長さに分断した配管材料を現場に搬入し、これを、
各パイプスペースのフロアを貫通するようにしながら、
それぞれつなぎ合わせ、そして、各フロアについて、分
岐管を連結してゆく作業をする必要がある。また、パイ
プスペースには、単に上記のような配管をするだけでは
なく、湯沸器を設置したり、ガスメータや水道メータ等
のメータ類をも設置する作業が必要であり、かかる作業
は、現場において各階ごとに行うのは、きわめて煩雑な
作業である。
【０００５】本願発明は、このような事情のもとで考え
出されたものであって、建物のパイプスペースないしこ
のパイプスペースを介して配管設備を構成するに際し、
現場での作業工数を著しく低減することにより、最終的
に、建物の建設工期を著しく短縮することができるよう
にすることをその課題としている。
出されたものであって、建物のパイプスペースないしこ
のパイプスペースを介して配管設備を構成するに際し、
現場での作業工数を著しく低減することにより、最終的
に、建物の建設工期を著しく短縮することができるよう
にすることをその課題としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本願発明では、次の各技術的手段を講じている。
め、本願発明では、次の各技術的手段を講じている。
【０００７】すなわち、本願の請求項１の発明は、建物
の各階高さに相当する高さを有するとともに側部が開放
するボックス状のハウジングと、このハウジング内に上
下方向に配設された排水主管要素、給水主管要素、ガス
主管要素とを含んでおり、各主管要素には、それぞれ各
階住戸用の分岐管が連結されていることを特徴としてい
る。
の各階高さに相当する高さを有するとともに側部が開放
するボックス状のハウジングと、このハウジング内に上
下方向に配設された排水主管要素、給水主管要素、ガス
主管要素とを含んでおり、各主管要素には、それぞれ各
階住戸用の分岐管が連結されていることを特徴としてい
る。
【０００８】そして、本願の請求項２の発明は、建物の
各階に形成されるパイプスペースを上下方向に貫通する
複数本の主管と、各階のパイプスペース内において上記
各主管から各階住戸用に分岐する分岐管とを備える配管
設備を形成するためのパイプスペースユニットであっ
て、上記各主管を所定長さごとに相互連結可能に分断し
てなる複数の主管要素と、各主管要素から分岐する分岐
管とを、ボックス状のハウジング内に組み込んでなるこ
とを特徴としている。
各階に形成されるパイプスペースを上下方向に貫通する
複数本の主管と、各階のパイプスペース内において上記
各主管から各階住戸用に分岐する分岐管とを備える配管
設備を形成するためのパイプスペースユニットであっ
て、上記各主管を所定長さごとに相互連結可能に分断し
てなる複数の主管要素と、各主管要素から分岐する分岐
管とを、ボックス状のハウジング内に組み込んでなるこ
とを特徴としている。
【０００９】上記ハウジングは、たとえば耐火性コンク
リート等の不燃性材料を用いて形成することができる
（請求項３）。
リート等の不燃性材料を用いて形成することができる
（請求項３）。
【００１０】上記上記ハウジング内には、給水分岐管お
よびガス分岐管につながる湯沸器を設置することもでき
るし（請求項４）、また、上記ハウジングの開口部に
は、開閉式ドアをあらかじめ取付けておくこともできる
（請求項５）。
よびガス分岐管につながる湯沸器を設置することもでき
るし（請求項４）、また、上記ハウジングの開口部に
は、開閉式ドアをあらかじめ取付けておくこともできる
（請求項５）。
【００１１】そして、請求項６の発明は、上記パイプス
ペースユニットを用いた建物パイプスペース形成方法で
あって、上記ハウジングを上下方向に連結するととも
に、対応する主管要素を上下方向に連結することによ
り、上記パイプスペースユニットを複数個上下方向に連
結する一方、このパイプスペースユニット連結体を建物
本体に組み付けることを特徴としている。
ペースユニットを用いた建物パイプスペース形成方法で
あって、上記ハウジングを上下方向に連結するととも
に、対応する主管要素を上下方向に連結することによ
り、上記パイプスペースユニットを複数個上下方向に連
結する一方、このパイプスペースユニット連結体を建物
本体に組み付けることを特徴としている。
【００１２】
【発明の作用および効果】本願発明のパイプスペースユ
ニットは、建物において、パイプスペースを区切るハウ
ジングと、このハウジング内に組み込まれた各主管要素
および各分岐管を備えることにより、パイプスペース内
の配管設備をユニット化したものである。このパイプス
ペースユニットは、たとえば工場内にあらかじめ組み立
てることができ、建物の建築現場にこのパイプスペース
ユニットを搬入して、所定のように建物本体に組み付け
るだけで、従前と同じ機能のパイプスペース配管が完了
する。したがって、建物の建設工期を著しく短縮するこ
とができる。
ニットは、建物において、パイプスペースを区切るハウ
ジングと、このハウジング内に組み込まれた各主管要素
および各分岐管を備えることにより、パイプスペース内
の配管設備をユニット化したものである。このパイプス
ペースユニットは、たとえば工場内にあらかじめ組み立
てることができ、建物の建築現場にこのパイプスペース
ユニットを搬入して、所定のように建物本体に組み付け
るだけで、従前と同じ機能のパイプスペース配管が完了
する。したがって、建物の建設工期を著しく短縮するこ
とができる。
【００１３】そして、上記ハウジング内に湯沸器をあら
かじめ取付けておいたり、ハウジングの開口に開閉式ド
アをあらかじめ取付けておくと、建物の建築現場での作
業をさらに簡便に行えるようになる。
かじめ取付けておいたり、ハウジングの開口に開閉式ド
アをあらかじめ取付けておくと、建物の建築現場での作
業をさらに簡便に行えるようになる。
【００１４】しかも、現場での作業は、パイプスペース
ユニットの連結作業と、このパイプスペースユニット連
結体の建物本体への組み込み作業を行えば基本的によ
く、きわめて簡便かつ安全な作業をすればすむ。
ユニットの連結作業と、このパイプスペースユニット連
結体の建物本体への組み込み作業を行えば基本的によ
く、きわめて簡便かつ安全な作業をすればすむ。
【００１５】
【実施例の説明】以下、本願発明の好ましい実施例を、
図面を参照しつつ具体的に説明する。
図面を参照しつつ具体的に説明する。
【００１６】図において符号１は、建物本体を示し、こ
の建物本体１は、複数階をもつものであって、上下に積
層する複数のフロア２を有している。
の建物本体１は、複数階をもつものであって、上下に積
層する複数のフロア２を有している。
【００１７】符号３は、いわゆるパイプスペースを形成
しつつ上記建物本体１に組み付けられる配管設備であ
り、本願発明においては、後述する複数のパイプスペー
スユニット４を、上下方向に連結して構成されている。
しつつ上記建物本体１に組み付けられる配管設備であ
り、本願発明においては、後述する複数のパイプスペー
スユニット４を、上下方向に連結して構成されている。
【００１８】各階ごとに形成される配管設備３は、給水
主管６、排水主管７、およびガス主管８を少なくとも有
している。上記給水主管６の最下端は、たとえば地中に
埋設された上水道の本管に連結される。また、排水主管
７の下端は、同じく地中に埋設された下水道の本管側に
連結される。同様に上記ガス主管８の下端は、地中に埋
設されたガス本管側に連結されるものである。
主管６、排水主管７、およびガス主管８を少なくとも有
している。上記給水主管６の最下端は、たとえば地中に
埋設された上水道の本管に連結される。また、排水主管
７の下端は、同じく地中に埋設された下水道の本管側に
連結される。同様に上記ガス主管８の下端は、地中に埋
設されたガス本管側に連結されるものである。
【００１９】建物本体の各階において、各パイプスペー
スに配管される上記各主管６，７，８の各階要素６ａ，
７ａ，８ａからそれぞれ各階住戸内の所定部位（キッチ
ン、洗面所、バスルーム等）に向かって給水分岐管１
０、排水分岐管１１、およびガス分岐管１２が延びてい
る。上記給水分岐管１０とガス分岐管１２の各中途部に
は、湯沸器１４が介設されている。この湯沸器１４にお
いて、上記ガス分岐管１２から供給されたガスの燃焼に
より、上記給水分岐管１０から供給された水が加熱され
る。このように加熱された温水が、給水分岐管１０の延
出管から各住戸内の給湯場所に供給される。また、上記
ガス主管８から湯沸器１４に至るガス分岐管１２の中間
部には、ガスメータ１５が開設される。
スに配管される上記各主管６，７，８の各階要素６ａ，
７ａ，８ａからそれぞれ各階住戸内の所定部位（キッチ
ン、洗面所、バスルーム等）に向かって給水分岐管１
０、排水分岐管１１、およびガス分岐管１２が延びてい
る。上記給水分岐管１０とガス分岐管１２の各中途部に
は、湯沸器１４が介設されている。この湯沸器１４にお
いて、上記ガス分岐管１２から供給されたガスの燃焼に
より、上記給水分岐管１０から供給された水が加熱され
る。このように加熱された温水が、給水分岐管１０の延
出管から各住戸内の給湯場所に供給される。また、上記
ガス主管８から湯沸器１４に至るガス分岐管１２の中間
部には、ガスメータ１５が開設される。
【００２０】本願発明のパイプスペースユニット４は、
不燃性材料、たとえば、耐火性コンクリート板を組み合
わせて形成されたハウジング１７内に、上記給水主管要
素６ａ、排水主管要素７ａ、およびガス主管要素８ａ、
並びに、上記各分岐管１０，１１，１２の基部、さらに
は湯沸器１４、ガスメータ１５等、その他の電気部品を
収納して構成されている。なお、上記ハウジング１７
は、金属製の補強材１６によって耐火性コンクリート板
の内側から補強されている。
不燃性材料、たとえば、耐火性コンクリート板を組み合
わせて形成されたハウジング１７内に、上記給水主管要
素６ａ、排水主管要素７ａ、およびガス主管要素８ａ、
並びに、上記各分岐管１０，１１，１２の基部、さらに
は湯沸器１４、ガスメータ１５等、その他の電気部品を
収納して構成されている。なお、上記ハウジング１７
は、金属製の補強材１６によって耐火性コンクリート板
の内側から補強されている。
【００２１】上記ハウジング１７の底壁部には、上記各
主管要素６ａ，７ａ，８ａの中間部を貫通させるための
貫通孔１８が形成されている。また、このハウジング１
７の側壁部は、各分岐管１０，１１，１２の延出端１０
ａ，１１ａ，１２ａに対応した貫通孔１９が形成されて
いる。さらに、上記ハウジング１７において、上記湯沸
器１４あるいはガスメータ１５が配設される部位には、
開口２０が形成されている。この開口２０は、通常、マ
ンション等の廊下側に配置されることになる。また、こ
の開口２０には、開閉式ドア２１があらかじめ取付けら
れている。
主管要素６ａ，７ａ，８ａの中間部を貫通させるための
貫通孔１８が形成されている。また、このハウジング１
７の側壁部は、各分岐管１０，１１，１２の延出端１０
ａ，１１ａ，１２ａに対応した貫通孔１９が形成されて
いる。さらに、上記ハウジング１７において、上記湯沸
器１４あるいはガスメータ１５が配設される部位には、
開口２０が形成されている。この開口２０は、通常、マ
ンション等の廊下側に配置されることになる。また、こ
の開口２０には、開閉式ドア２１があらかじめ取付けら
れている。
【００２２】上記ハウジング１７内において、このハウ
ジングの左右側壁には、左右方向に延びる上下のブラケ
ット２３，２４が掛け渡し状に設けられ、各主管要素６
ａ，７ａ，８ａの上下方向中間部が上記各ブラケット２
３，２４に対してそれぞれＵバンド等の締結部２５によ
って着脱可能に固定されている。
ジングの左右側壁には、左右方向に延びる上下のブラケ
ット２３，２４が掛け渡し状に設けられ、各主管要素６
ａ，７ａ，８ａの上下方向中間部が上記各ブラケット２
３，２４に対してそれぞれＵバンド等の締結部２５によ
って着脱可能に固定されている。
【００２３】上記各ハウジング１７の各上端部には、断
面が縮小された延出部２６が形成されており、これによ
り、各ハウジング１７が上下方向に連結された状態にお
いて、建物矩体に形成された梁部が嵌合する凹部２９が
形成されるようになっている。
面が縮小された延出部２６が形成されており、これによ
り、各ハウジング１７が上下方向に連結された状態にお
いて、建物矩体に形成された梁部が嵌合する凹部２９が
形成されるようになっている。
【００２４】上記各主管要素６ａ，７ａ，８ａは、これ
らの端部６ｂ，７ｂ，８ｂに設けた締結部２７によって
互いに上下方向に着脱自在に連結可能となっている。上
記締結部２７は、たとえば、フランジをボルト・ナット
で相互連結しうるように構成することができる。
らの端部６ｂ，７ｂ，８ｂに設けた締結部２７によって
互いに上下方向に着脱自在に連結可能となっている。上
記締結部２７は、たとえば、フランジをボルト・ナット
で相互連結しうるように構成することができる。
【００２５】上記パイプスペースユニット４は、建物本
体１の階数に応じて、所定数量のものがあらかじめ工場
内において形成される。そして、各パイプスペースユニ
ット４を現場に搬入し、各ハウジングを上下に連結する
とともに、それらの内部の各主管要素６ａ、７ａ、８ｂ
を上記締結部２７を用いて連結することにより、所定個
数のパイプスペースユニットが図４に示すように連結さ
れる。
体１の階数に応じて、所定数量のものがあらかじめ工場
内において形成される。そして、各パイプスペースユニ
ット４を現場に搬入し、各ハウジングを上下に連結する
とともに、それらの内部の各主管要素６ａ、７ａ、８ｂ
を上記締結部２７を用いて連結することにより、所定個
数のパイプスペースユニットが図４に示すように連結さ
れる。
【００２６】そして、パイプスペースユニット連結体の
一端を、レッカー車２８によって吊り上げ、これを建物
本体１に組み付ける。この際、パイプスペースユニット
連結体に形成される凹部２９を建物本体１の梁部に嵌合
させる。フロア２と各ハウジングとの間に生じる隙間
は、モルタル３０によって埋める。
一端を、レッカー車２８によって吊り上げ、これを建物
本体１に組み付ける。この際、パイプスペースユニット
連結体に形成される凹部２９を建物本体１の梁部に嵌合
させる。フロア２と各ハウジングとの間に生じる隙間
は、モルタル３０によって埋める。
【００２７】これにより、建物本体に対するパイプスペ
ースユニットの組み付け作業が終了する。
ースユニットの組み付け作業が終了する。
【００２８】もちろん本願発明の範囲は上述した実施例
に限定されるものではない。たとえば、ハウジング１７
の具体的形状は、建築するべき建物の本体に応じて種々
変更が可能である。
に限定されるものではない。たとえば、ハウジング１７
の具体的形状は、建築するべき建物の本体に応じて種々
変更が可能である。
【００２９】また、各ハウジング内に配設される各主管
要素６ａ，７ａ，８ａの長さは、基本的には各ハウジン
グの上下全長に対応して設定されるが、各主管要素６
ａ，７ａ，８ａのハウジング内での上下位置は、パイプ
スペースユニットを上下方向に連結する場合の都合がよ
いように適宜設定してよい。たとえば、図１に示される
例では、排水主管要素７ａについては、その多くの部分
がハウジング７の下端から突出するようになっている
が、この排水主管要素の上下端がほぼハウジング７の上
面および下面と対応するようにすればパイプスペースユ
ニット４の実質長がそれだけ短縮され、搬送がより簡便
に行えるようになる。このことは、給水主管要素６ａお
よびガス主管要素８ａについても同様である。
要素６ａ，７ａ，８ａの長さは、基本的には各ハウジン
グの上下全長に対応して設定されるが、各主管要素６
ａ，７ａ，８ａのハウジング内での上下位置は、パイプ
スペースユニットを上下方向に連結する場合の都合がよ
いように適宜設定してよい。たとえば、図１に示される
例では、排水主管要素７ａについては、その多くの部分
がハウジング７の下端から突出するようになっている
が、この排水主管要素の上下端がほぼハウジング７の上
面および下面と対応するようにすればパイプスペースユ
ニット４の実質長がそれだけ短縮され、搬送がより簡便
に行えるようになる。このことは、給水主管要素６ａお
よびガス主管要素８ａについても同様である。
【００３０】また、組付け前において各主管要素６ａ，
７ａ，８ａがハウジング７の全長内に入るようにブラケ
ット２３，２４に仮固定しておき、各パイプスペースユ
ニット４を上下に連結する際、あるいは、建物本体１に
組み付ける際に、締結具２５をゆるめて上下各主管要素
６ａ，７ａ，８ａの上下位置を調節するようにしてもよ
い。
７ａ，８ａがハウジング７の全長内に入るようにブラケ
ット２３，２４に仮固定しておき、各パイプスペースユ
ニット４を上下に連結する際、あるいは、建物本体１に
組み付ける際に、締結具２５をゆるめて上下各主管要素
６ａ，７ａ，８ａの上下位置を調節するようにしてもよ
い。
【００３１】さらに、各パイプスペースには、電気配線
用配管が装備される場合もあるが、この場合の配管も、
上記各主管要素と同様、ハウジング長と対応した配管要
素に分断して、各パイプスペースユニットに組み込んで
おけばよい。
用配管が装備される場合もあるが、この場合の配管も、
上記各主管要素と同様、ハウジング長と対応した配管要
素に分断して、各パイプスペースユニットに組み込んで
おけばよい。
【図１】本願発明の一実施例に係るパイプスペースユニ
ットが建物本体に組み付けられた状態を示す側面断面図
である。
ットが建物本体に組み付けられた状態を示す側面断面図
である。
【図２】図１に示すパイプスペースユニットの正面図で
ある。
ある。
【図３】図１の３−３線に沿う断面図である。
【図４】本願発明のパイプスペースユニットの建物本体
への組み付け作業方法の一例を示す斜視図である。
への組み付け作業方法の一例を示す斜視図である。
１ 建物本体 ３ 配管設備 ４ パイプスペースユニット ６ 給水主管 ６ａ 給水主管要素 ７ 排水主管 ７ａ 排水主管要素 ８ ガス主管 ８ａ ガス主管要素 １０ 給水分岐管 １１ 排水分岐管 １２ ガス分岐管 １７ ハウジング
Claims (6)
- 【請求項１】 建物の各階高さに相当する高さを有する
とともに側部が開口するボックス状のハウジングと、こ
のハウジング内に上下方向に配設された排水主管要素、
給水主管要素、ガス主管要素とを含んでおり、各主管要
素には、それぞれ各階住戸用の分岐管が連結されている
ことを特徴とする、パイプスペースユニット。 - 【請求項２】 建物の各階に形成されるパイプスペース
を上下方向に貫通する複数本の主管と、各階のパイプス
ペース内において上記各主管から各階住戸用に分岐する
分岐管とを備える配管設備を形成するためのパイプスペ
ースユニットであって、 上記各主管を所定長さごとに相互連結可能に分断してな
る複数の主管要素と、各主管要素から分岐する分岐管と
を、ボックス状のハウジング内に組み込んでなることを
特徴とする、パイプスペースユニット。 - 【請求項３】 上記ハウジングは、不燃性材料を用いて
形成されている、請求項１または２のパイプスペースユ
ニット。 - 【請求項４】 上記ハウジング内には、給水分岐管およ
びガス分岐管につながる湯沸器がさらに含まれている、
請求項１、２または３のパイプスペースユニット。 - 【請求項５】 上記ハウジングの開口部には、開閉式ド
アが取付けられている、請求項１、２、３または４のパ
イプスペースユニット。 - 【請求項６】 上記ハウジングを上下方向に連結すると
ともに、対応する主管要素を上下方向に連結することに
より、請求項１ないし５のいずれかのパイプスペースユ
ニットを複数個上下方向に連結する一方、このパイプス
ペースユニット連結体を建物本体に組み付けることを特
徴とする、建物のパイプスペース形成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7510794A JPH06346583A (ja) | 1993-04-13 | 1994-04-13 | パイプスペースユニットおよびこれを用いた建物のパイプスペース形成方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5-111080 | 1993-04-13 | ||
| JP11108093 | 1993-04-13 | ||
| JP7510794A JPH06346583A (ja) | 1993-04-13 | 1994-04-13 | パイプスペースユニットおよびこれを用いた建物のパイプスペース形成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06346583A true JPH06346583A (ja) | 1994-12-20 |
Family
ID=26416251
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7510794A Pending JPH06346583A (ja) | 1993-04-13 | 1994-04-13 | パイプスペースユニットおよびこれを用いた建物のパイプスペース形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06346583A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5790901A (en) * | 1994-09-29 | 1998-08-04 | Konica Corporation | Camera including a zoom lens having simultaneous focusing and zooming |
-
1994
- 1994-04-13 JP JP7510794A patent/JPH06346583A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5790901A (en) * | 1994-09-29 | 1998-08-04 | Konica Corporation | Camera including a zoom lens having simultaneous focusing and zooming |
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