JP2001215398A - ズームカメラ - Google Patents
ズームカメラInfo
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- lens
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- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B7/00—Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
- G02B7/02—Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
- G02B7/04—Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
- G02B7/10—Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B15/00—Optical objectives with means for varying the magnification
- G02B15/14—Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective
- G02B15/142—Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having two groups only
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- Optics & Photonics (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ズームフォーカス一体駆動方式を採用するズ
ームカメラにおいて、一定の鏡胴回転角に対するピント
位置の移動量が全ズーム域においてほぼ等しくする。 【解決手段】 複数のレンズ群のそれぞれが、複数のフ
ォーカシング区間と複数のズーミング区間とを交互に含
む1本のズーム線上を移動するズームフォーカス一体駆
動型ズームレンズ鏡胴を備えたズームカメラ。その相対
距離の単位の変化量がピント位置移動量に最も大きな影
響を与える対向する2つのレンズ群について、各フォー
カシング区間における一定の鏡胴回転角に対する両レン
ズ群の相対距離の変化率が、テレ側のフォーカシング区
間ほど小さくなるように構成する。
ームカメラにおいて、一定の鏡胴回転角に対するピント
位置の移動量が全ズーム域においてほぼ等しくする。 【解決手段】 複数のレンズ群のそれぞれが、複数のフ
ォーカシング区間と複数のズーミング区間とを交互に含
む1本のズーム線上を移動するズームフォーカス一体駆
動型ズームレンズ鏡胴を備えたズームカメラ。その相対
距離の単位の変化量がピント位置移動量に最も大きな影
響を与える対向する2つのレンズ群について、各フォー
カシング区間における一定の鏡胴回転角に対する両レン
ズ群の相対距離の変化率が、テレ側のフォーカシング区
間ほど小さくなるように構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単一の駆動機構で
ズーミングとフォーカシングとを行うズームフォーカス
タイプのカメラに関する。
ズーミングとフォーカシングとを行うズームフォーカス
タイプのカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】ズームレンズ鏡胴の小型化およびコスト
ダウンを図るための構成として、各レンズ群がズーミン
グ区間およびフォーカシング区間を交互に含む一本のズ
ーム線上を移動するズームフォーカス一体駆動機構が従
来より知られている。この例を図1を参照して以下に説
明する。
ダウンを図るための構成として、各レンズ群がズーミン
グ区間およびフォーカシング区間を交互に含む一本のズ
ーム線上を移動するズームフォーカス一体駆動機構が従
来より知られている。この例を図1を参照して以下に説
明する。
【0003】図1は、第1レンズ群(第1成分)でフォー
カシングを行う2成分ズームレンズ鏡胴のズーム線図の
一例である。このズームレンズ鏡胴は、後に説明する本
発明の実施形態の場合と同じく、「カメラ本体に対して
不動の固定筒」と「固定筒に対して相対的に進退移動す
るカム筒」と「カム筒に対して相対的に進退移動する第
1および第2のレンズ群」とを含むものである。
カシングを行う2成分ズームレンズ鏡胴のズーム線図の
一例である。このズームレンズ鏡胴は、後に説明する本
発明の実施形態の場合と同じく、「カメラ本体に対して
不動の固定筒」と「固定筒に対して相対的に進退移動す
るカム筒」と「カム筒に対して相対的に進退移動する第
1および第2のレンズ群」とを含むものである。
【0004】図1(a)において、直線1は固定筒に対す
るカム筒の繰出しリードを、直線3はカム筒に対する第
1レンズ群(第1成分)の繰出しリードを、階段状の線2
はカム筒に対する第2レンズ群(第2成分)の繰出しリー
ドを、それぞれ示している。したがって、第1レンズ群
の固定筒に対する繰出量は、直線1と3とを合成したも
のとなり、図1(b)中の直線13がこれを表している。同
様に、第2レンズ群の固定筒に対する繰出量は、直線1
と階段状の線2とを合成したものとなり、図1(b)中の
階段状の線12がこれを表している。
るカム筒の繰出しリードを、直線3はカム筒に対する第
1レンズ群(第1成分)の繰出しリードを、階段状の線2
はカム筒に対する第2レンズ群(第2成分)の繰出しリー
ドを、それぞれ示している。したがって、第1レンズ群
の固定筒に対する繰出量は、直線1と3とを合成したも
のとなり、図1(b)中の直線13がこれを表している。同
様に、第2レンズ群の固定筒に対する繰出量は、直線1
と階段状の線2とを合成したものとなり、図1(b)中の
階段状の線12がこれを表している。
【0005】このズームレンズ鏡胴は、テレ、ワイド、
およびそれらの間における4つのステップ、すなわち、
全部で6ステップのズーミングを行うステップズームを
採用しており、階段状のズーム線12の水平部分に対応す
る部分でフォーカシングが行われ(フォーカシング区
間)、他の部分ではズーミングが行われる(ズーミング区
間)。このように、ズームフォーカス一体駆動機構にお
いては、各レンズ群がそれぞれ、複数のズーミング区間
と複数のフォーカシング区間とを交互に含む一本のズー
ム線上を移動する。
およびそれらの間における4つのステップ、すなわち、
全部で6ステップのズーミングを行うステップズームを
採用しており、階段状のズーム線12の水平部分に対応す
る部分でフォーカシングが行われ(フォーカシング区
間)、他の部分ではズーミングが行われる(ズーミング区
間)。このように、ズームフォーカス一体駆動機構にお
いては、各レンズ群がそれぞれ、複数のズーミング区間
と複数のフォーカシング区間とを交互に含む一本のズー
ム線上を移動する。
【0006】なお、図1(a)中の曲線2’は、連続ズー
ムの場合におけるカム筒に対する第2レンズ群(第2成
分)の繰出しリードを示しており、したがって、第2レ
ンズ群の固定筒に対する繰出量は図1(b)における曲線
12’で表されることとなる。連続ズームの場合には、各
ズーム位置におけるフォーカシングは、他の駆動機構を
用いて両レンズ群の相対距離を変化させることにより行
われる。
ムの場合におけるカム筒に対する第2レンズ群(第2成
分)の繰出しリードを示しており、したがって、第2レ
ンズ群の固定筒に対する繰出量は図1(b)における曲線
12’で表されることとなる。連続ズームの場合には、各
ズーム位置におけるフォーカシングは、他の駆動機構を
用いて両レンズ群の相対距離を変化させることにより行
われる。
【0007】図1(b)に示したように、第1成分は全ズ
ーム域に渡ってズーム線13に沿って常にリニアに移動す
る一方、第2成分は階段状のズーム線12中の水平部分
(フォーカシング区間)においては光軸方向には移動しな
い。つまり、一定の鏡胴回転角に対する「第1成分と第
2成分との相対距離の変化率」は、すべてのフォーカシ
ング区間について同一となっている。
ーム域に渡ってズーム線13に沿って常にリニアに移動す
る一方、第2成分は階段状のズーム線12中の水平部分
(フォーカシング区間)においては光軸方向には移動しな
い。つまり、一定の鏡胴回転角に対する「第1成分と第
2成分との相対距離の変化率」は、すべてのフォーカシ
ング区間について同一となっている。
【0008】一方、一般的に「ズームレンズ鏡胴におい
ては、ワイド側からテレ側に向かうほど、第1成分と第
2成分との相対距離の変化が同じでも、それに起因する
ピント位置の移動量が大きくなる」ということが言え
る。したがって、図1に示したような、一定の鏡胴回転
角に対する「第1成分と第2成分との相対距離の変化
率」がすべてのフォーカシング区間について同一である
従来のズームフォーカス一体駆動型ズームレンズ鏡胴に
おいては、同一の鏡胴回転角に対するピント位置の移動
量がテレ側にいくほど大きくなり、このため、テレ側に
いくほどピント精度が悪くなるという問題がある。
ては、ワイド側からテレ側に向かうほど、第1成分と第
2成分との相対距離の変化が同じでも、それに起因する
ピント位置の移動量が大きくなる」ということが言え
る。したがって、図1に示したような、一定の鏡胴回転
角に対する「第1成分と第2成分との相対距離の変化
率」がすべてのフォーカシング区間について同一である
従来のズームフォーカス一体駆動型ズームレンズ鏡胴に
おいては、同一の鏡胴回転角に対するピント位置の移動
量がテレ側にいくほど大きくなり、このため、テレ側に
いくほどピント精度が悪くなるという問題がある。
【0009】この問題を解決するために、鏡胴の全回転
量を大きくしてテレ側でのピント合わせ分解能を高める
ことや、ズーミング区間の長さを短くしてフォーカシン
グ区間における鏡胴回転量を大きくすることが考えられ
る。しかし、鏡胴の全回転量を大きくすると、カム筒に
形成するカム溝(例えば、図2〜4に示したカム溝210)
の全長も長くなり、その分だけ鏡胴の強度が低下した
り、カム溝同士が重なったりしてしまう。また、ズーミ
ング区間の数を減らすと、各ズーミング区間における圧
力角が大きくなり、その結果、鏡胴の円滑な回転が妨げ
られたり、鏡胴回転に大きな駆動力が必要になるという
別の問題が発生する。
量を大きくしてテレ側でのピント合わせ分解能を高める
ことや、ズーミング区間の長さを短くしてフォーカシン
グ区間における鏡胴回転量を大きくすることが考えられ
る。しかし、鏡胴の全回転量を大きくすると、カム筒に
形成するカム溝(例えば、図2〜4に示したカム溝210)
の全長も長くなり、その分だけ鏡胴の強度が低下した
り、カム溝同士が重なったりしてしまう。また、ズーミ
ング区間の数を減らすと、各ズーミング区間における圧
力角が大きくなり、その結果、鏡胴の円滑な回転が妨げ
られたり、鏡胴回転に大きな駆動力が必要になるという
別の問題が発生する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明が
解決すべき技術的課題は、ズームフォーカス一体駆動方
式を採用するズームカメラであって、鏡胴の全回転量の
増大やズーミング区間での圧力角の増大を招くことな
く、テレ側においてもピント精度が悪化することのない
ズームカメラを提供することである。
解決すべき技術的課題は、ズームフォーカス一体駆動方
式を採用するズームカメラであって、鏡胴の全回転量の
増大やズーミング区間での圧力角の増大を招くことな
く、テレ側においてもピント精度が悪化することのない
ズームカメラを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段・作用・効果】本発明は、上
記課題を有効に解決するために創案されたものであり、
以下の特徴を備えたズームカメラを提供するものであ
る。
記課題を有効に解決するために創案されたものであり、
以下の特徴を備えたズームカメラを提供するものであ
る。
【0012】本発明のズームカメラは、複数のレンズ群
のそれぞれが、複数のフォーカシング区間と複数のズー
ミング区間とを交互に含む1本のズーム線上を移動する
ズームフォーカス一体駆動型ズームレンズ鏡胴を備える
ものである。そして、「その相対距離の単位の変化量が
ピント位置移動量に最も大きな影響を与える対向する2
つのレンズ群」について、各フォーカシング区間におけ
る「一定の鏡胴回転角に対する両レンズ群の相対距離の
変化率」がテレ側のフォーカシング区間ほど小さくなる
ように構成したことを特徴としている。
のそれぞれが、複数のフォーカシング区間と複数のズー
ミング区間とを交互に含む1本のズーム線上を移動する
ズームフォーカス一体駆動型ズームレンズ鏡胴を備える
ものである。そして、「その相対距離の単位の変化量が
ピント位置移動量に最も大きな影響を与える対向する2
つのレンズ群」について、各フォーカシング区間におけ
る「一定の鏡胴回転角に対する両レンズ群の相対距離の
変化率」がテレ側のフォーカシング区間ほど小さくなる
ように構成したことを特徴としている。
【0013】一般的に、「対向する2つのレンズ群の単
位の相対距離変化に対するピント位置(合焦位置)移動
量」は、ワイド(広角)側からテレ(望遠)側にいくほど大
きくなる。一方、「一定の鏡胴回転角に対するピント位
置移動量」は、「対向する2つのレンズ群の単位の相対
距離変化に対するピント位置(合焦位置)移動量」と「一
定の鏡胴回転角に対する両レンズ群の相対距離の変化
率」との積で表される。したがって、「一定の鏡胴回転
角に対する両レンズ群の相対距離の変化率」をテレ側に
いくにしたがって小さく設定することにより、「一定の
鏡胴回転角に対するピント位置移動量」を全ズーム域に
おいてほぼ一定とすることができる。すなわち、テレ側
にいくほどピント精度が悪化するということがなくな
る。
位の相対距離変化に対するピント位置(合焦位置)移動
量」は、ワイド(広角)側からテレ(望遠)側にいくほど大
きくなる。一方、「一定の鏡胴回転角に対するピント位
置移動量」は、「対向する2つのレンズ群の単位の相対
距離変化に対するピント位置(合焦位置)移動量」と「一
定の鏡胴回転角に対する両レンズ群の相対距離の変化
率」との積で表される。したがって、「一定の鏡胴回転
角に対する両レンズ群の相対距離の変化率」をテレ側に
いくにしたがって小さく設定することにより、「一定の
鏡胴回転角に対するピント位置移動量」を全ズーム域に
おいてほぼ一定とすることができる。すなわち、テレ側
にいくほどピント精度が悪化するということがなくな
る。
【0014】レンズ群が2つだけの場合には、その2つ
のレンズ群に着目して、「一定の鏡胴回転角に対する両
レンズ群の相対距離の変化率」をテレ側にいくにしたが
って小さく設定すればよい。レンズ群が3つ以上ある場
合には、「対向する2つのレンズ群であって、その相対
距離の単位の変化量がピント位置移動に最も大きな影響
を与えるもの」に着目して同様の設定を行う。対向する
2つのレンズ群のうち、どの組合わせがピント位置移動
量に最も大きな影響を与えるのかは、具体的なレンズ構
成によって異なるが、本発明は、それらのすべてを含む
ものである。
のレンズ群に着目して、「一定の鏡胴回転角に対する両
レンズ群の相対距離の変化率」をテレ側にいくにしたが
って小さく設定すればよい。レンズ群が3つ以上ある場
合には、「対向する2つのレンズ群であって、その相対
距離の単位の変化量がピント位置移動に最も大きな影響
を与えるもの」に着目して同様の設定を行う。対向する
2つのレンズ群のうち、どの組合わせがピント位置移動
量に最も大きな影響を与えるのかは、具体的なレンズ構
成によって異なるが、本発明は、それらのすべてを含む
ものである。
【0015】さらに本発明により、上記ズームカメラに
おいて、その相対距離の単位の変化量がピント位置移動
量に最も大きな影響を与える対向する2つのレンズ群に
ついて、各フォーカシング区間における一定の鏡胴回転
角に対する両レンズ群の相対距離の変化率が、テレ側の
フォーカシング区間ほど小さくなるように構成し、これ
により、一定の鏡胴回転角に対するピント位置移動量を
全ズーム域においてほぼ一定にする方法が提供される。
おいて、その相対距離の単位の変化量がピント位置移動
量に最も大きな影響を与える対向する2つのレンズ群に
ついて、各フォーカシング区間における一定の鏡胴回転
角に対する両レンズ群の相対距離の変化率が、テレ側の
フォーカシング区間ほど小さくなるように構成し、これ
により、一定の鏡胴回転角に対するピント位置移動量を
全ズーム域においてほぼ一定にする方法が提供される。
【0016】上記のように、本発明のズームカメラは、
「一定の鏡胴回転角に対するピント位置移動量」が全ズ
ーム域においてほぼ一定となるように、各レンズ群がズ
ーム線上を移動するよう構成されている。この場合に、
複数のレンズ群の中の特定の2つのレンズ群についての
み相対距離の変化率を考慮するのではなく、対向するな
るべく多数組の(好ましくはすべての組の)レンズ群間で
の相対距離の変化を考慮する。
「一定の鏡胴回転角に対するピント位置移動量」が全ズ
ーム域においてほぼ一定となるように、各レンズ群がズ
ーム線上を移動するよう構成されている。この場合に、
複数のレンズ群の中の特定の2つのレンズ群についての
み相対距離の変化率を考慮するのではなく、対向するな
るべく多数組の(好ましくはすべての組の)レンズ群間で
の相対距離の変化を考慮する。
【0017】さらに本発明においては、「一定の鏡胴回
転角に対するピント位置移動量を当該ズームレンズのF
値で除して得られる量」が、全ズーム域においてほぼ一
定となるように、各レンズ群がズーム線上を移動するよ
う構成してもよい。各焦点距離に許容される許容錯乱円
の径から決まるピント幅はF値に比例するので、ピント
位置移動量だけでなくF値の変化をも考慮に入れると、
回転角やカムの最適化等の点で有利となる。この場合に
も、なるべく多数組の(好ましくはすべての組の)レンズ
群間での相対距離の変化を考慮する。
転角に対するピント位置移動量を当該ズームレンズのF
値で除して得られる量」が、全ズーム域においてほぼ一
定となるように、各レンズ群がズーム線上を移動するよ
う構成してもよい。各焦点距離に許容される許容錯乱円
の径から決まるピント幅はF値に比例するので、ピント
位置移動量だけでなくF値の変化をも考慮に入れると、
回転角やカムの最適化等の点で有利となる。この場合に
も、なるべく多数組の(好ましくはすべての組の)レンズ
群間での相対距離の変化を考慮する。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態を添付の
図面を参照して以下に詳細に説明する。図2は、沈胴位
置にある鏡胴の断面図である。図中の90は、カメラボデ
ィ前面を構成する外殻を示している。固定筒100はカメ
ラ本体に対して不動に固定されており、この固定筒100
の内側にカム筒200が収容される。カム筒200は、その外
周面を展開図で図5に示したように、撮影者側端部にヘ
リコイドギア201を有している。ヘリコイドギア201は、
「カム筒200の全周にわたって形成された帯状のギア部2
01a」と「該ギア部201aを斜めに横断して形成された
雌ヘリコイド部201b」とから構成されている。ギア部2
01aにおいて駆動ギア150からの駆動力を受けることに
より、カム筒200は、固定筒100の内側で回動する。
図面を参照して以下に詳細に説明する。図2は、沈胴位
置にある鏡胴の断面図である。図中の90は、カメラボデ
ィ前面を構成する外殻を示している。固定筒100はカメ
ラ本体に対して不動に固定されており、この固定筒100
の内側にカム筒200が収容される。カム筒200は、その外
周面を展開図で図5に示したように、撮影者側端部にヘ
リコイドギア201を有している。ヘリコイドギア201は、
「カム筒200の全周にわたって形成された帯状のギア部2
01a」と「該ギア部201aを斜めに横断して形成された
雌ヘリコイド部201b」とから構成されている。ギア部2
01aにおいて駆動ギア150からの駆動力を受けることに
より、カム筒200は、固定筒100の内側で回動する。
【0019】雌ヘリコイド部201bは、固定筒100の内周
面に形成した雄ヘリコイド部101と係合する。したがっ
て、固定筒100の内側でカム筒200が回動すると、カム筒
200は、固定筒100に対して(すなわち、カメラ本体に対
して)、前方へ向かって繰り出される。そして、図3の
ワイド位置を経て、図4のテレ位置に達する。このよう
にカム筒200は固定筒100に沿って光軸方向に進退移動す
るが、カム筒200が固定筒100に対してどの位置にある場
合にも駆動力を伝達できるように、駆動ギア150はその
全長が固定筒100の長さにほぼ等しくされている。な
お、雄ヘリコイド部101は全ズーム領域にわたって一定
のリード角で形成されているため、カム筒200の繰出量
は、その回転角に対して線形となる。
面に形成した雄ヘリコイド部101と係合する。したがっ
て、固定筒100の内側でカム筒200が回動すると、カム筒
200は、固定筒100に対して(すなわち、カメラ本体に対
して)、前方へ向かって繰り出される。そして、図3の
ワイド位置を経て、図4のテレ位置に達する。このよう
にカム筒200は固定筒100に沿って光軸方向に進退移動す
るが、カム筒200が固定筒100に対してどの位置にある場
合にも駆動力を伝達できるように、駆動ギア150はその
全長が固定筒100の長さにほぼ等しくされている。な
お、雄ヘリコイド部101は全ズーム領域にわたって一定
のリード角で形成されているため、カム筒200の繰出量
は、その回転角に対して線形となる。
【0020】図2〜4に示したように、カム筒200の内
側には、直進案内筒400および前進筒300が組み合わされ
た状態で収容されている。直進案内筒400は、カム筒200
に対して、相対回動可能ではあるが、光軸方向には相対
移動不可となるようにバヨネット係合部401で連結され
ている。また、直進案内筒400は、その撮影者側端部に
設けたフランジ部402の一部402aが半径方向外側に突出
しており、この部分402aが固定筒100の内面に設けた直
進案内溝102と係合している。このため、直進案内筒400
は、固定筒100に対しては、相対回動不可で、かつ、光
軸方向には相対移動可能となっている。
側には、直進案内筒400および前進筒300が組み合わされ
た状態で収容されている。直進案内筒400は、カム筒200
に対して、相対回動可能ではあるが、光軸方向には相対
移動不可となるようにバヨネット係合部401で連結され
ている。また、直進案内筒400は、その撮影者側端部に
設けたフランジ部402の一部402aが半径方向外側に突出
しており、この部分402aが固定筒100の内面に設けた直
進案内溝102と係合している。このため、直進案内筒400
は、固定筒100に対しては、相対回動不可で、かつ、光
軸方向には相対移動可能となっている。
【0021】したがって、固定筒100の内側でカム筒200
が回動すると、直進案内筒400は、カム筒200とともに光
軸方向に進退移動し、このとき、当該直進案内筒400
は、カム筒200に対しては相対回動するが、固定筒100に
対しては相対回動はしないこととなる。なお、直進案内
溝102およびフランジ突出部402aは、図2〜4において
1つづしか現れていないが、実際には、周方向にそれぞ
れ複数設けられている。
が回動すると、直進案内筒400は、カム筒200とともに光
軸方向に進退移動し、このとき、当該直進案内筒400
は、カム筒200に対しては相対回動するが、固定筒100に
対しては相対回動はしないこととなる。なお、直進案内
溝102およびフランジ突出部402aは、図2〜4において
1つづしか現れていないが、実際には、周方向にそれぞ
れ複数設けられている。
【0022】前進筒300は、直進案内筒400に対して光軸
方向に相対的に進退可能であるが、相対回動は不可とな
っている。つまり、直進案内筒400は固定筒100に対して
相対回動不可であるから、結局、前進筒300も固定筒100
に対して相対回動不可となる。一方、前進筒300の外周
面には所定のヘリコイド部350が形成されており、この
ヘリコイド部がカム筒200内周面に形成された所定のヘ
リコイド部230と係合する。したがって、固定筒100の内
側でカム筒200が回動すると、ヘリコイド間の相互作用
により前進筒300は直進案内筒400に案内されて、カム筒
200に対して光軸方向に所定の進退移動を行う。そし
て、前進筒300の固定筒100に対する相対的な移動量は、
「固定筒100に対するカム筒200の光軸方向移動量」と
「カム筒200に対する前進筒300の光軸方向移動量」との
和で表されることとなる。なお、図2〜4に示したよう
に、この前進筒300は支持枠501(フォーカスレンズ群支
持枠)を介して第1レンズ群500を一体的に保持している
ため、前進筒300の挙動は第1レンズ群500の挙動そのも
のとなる。
方向に相対的に進退可能であるが、相対回動は不可とな
っている。つまり、直進案内筒400は固定筒100に対して
相対回動不可であるから、結局、前進筒300も固定筒100
に対して相対回動不可となる。一方、前進筒300の外周
面には所定のヘリコイド部350が形成されており、この
ヘリコイド部がカム筒200内周面に形成された所定のヘ
リコイド部230と係合する。したがって、固定筒100の内
側でカム筒200が回動すると、ヘリコイド間の相互作用
により前進筒300は直進案内筒400に案内されて、カム筒
200に対して光軸方向に所定の進退移動を行う。そし
て、前進筒300の固定筒100に対する相対的な移動量は、
「固定筒100に対するカム筒200の光軸方向移動量」と
「カム筒200に対する前進筒300の光軸方向移動量」との
和で表されることとなる。なお、図2〜4に示したよう
に、この前進筒300は支持枠501(フォーカスレンズ群支
持枠)を介して第1レンズ群500を一体的に保持している
ため、前進筒300の挙動は第1レンズ群500の挙動そのも
のとなる。
【0023】次に第2レンズ群600(第2成分)の挙動に
ついて説明する。第2レンズ群600を保持する玉枠601か
ら放射状に突出するフォロアピン602がカム筒200の内周
面に形成された所定形状のカム溝210内に係合してい
る。図2〜4の各断面図においては、フォロアピン602
は1本しか現れていないが、実際には、リング状の玉枠
601の周面から3本のフォロアピンが突出している。一
方、前進筒300の周壁には、光軸方向に直線状に延びる
直進案内スロット301が各フォロアピンに対応して3本
形成されている。直進案内スロット301もフォロアピン6
02と同様に、図2〜4の各断面図においてはその1本の
みが現れている。
ついて説明する。第2レンズ群600を保持する玉枠601か
ら放射状に突出するフォロアピン602がカム筒200の内周
面に形成された所定形状のカム溝210内に係合してい
る。図2〜4の各断面図においては、フォロアピン602
は1本しか現れていないが、実際には、リング状の玉枠
601の周面から3本のフォロアピンが突出している。一
方、前進筒300の周壁には、光軸方向に直線状に延びる
直進案内スロット301が各フォロアピンに対応して3本
形成されている。直進案内スロット301もフォロアピン6
02と同様に、図2〜4の各断面図においてはその1本の
みが現れている。
【0024】既に説明したように、カム筒200が固定筒1
00に対して相対回動するときでも、前進筒300は、固定
筒100に対しては相対回動しない。言い換えると、カム
筒200と前進筒300とは相対回動する。したがって、前進
筒300に形成された直進案内スロット301とカム筒200の
内周面に形成されたカム溝210との両方に係合するフォ
ロアピン602は、カム筒200が回動すると、直進案内スロ
ット301に案内されてカム筒200に対して光軸方向に相対
移動する。カム筒200自身も固定筒100に対して相対移動
するため、結局、フォロアピン602を備える玉枠601に保
持された第2レンズ群600の固定筒100に対する相対的な
移動量は、「固定筒100に対するカム筒200の光軸方向移
動量」と「カム筒200に対する玉枠601の光軸方向移動
量」との和で表されることとなる。
00に対して相対回動するときでも、前進筒300は、固定
筒100に対しては相対回動しない。言い換えると、カム
筒200と前進筒300とは相対回動する。したがって、前進
筒300に形成された直進案内スロット301とカム筒200の
内周面に形成されたカム溝210との両方に係合するフォ
ロアピン602は、カム筒200が回動すると、直進案内スロ
ット301に案内されてカム筒200に対して光軸方向に相対
移動する。カム筒200自身も固定筒100に対して相対移動
するため、結局、フォロアピン602を備える玉枠601に保
持された第2レンズ群600の固定筒100に対する相対的な
移動量は、「固定筒100に対するカム筒200の光軸方向移
動量」と「カム筒200に対する玉枠601の光軸方向移動
量」との和で表されることとなる。
【0025】以上の説明から分かるように、固定筒100
に対する第1レンズ群500の移動量は、「カム筒200と前
進筒300との相対移動量を決定する各ヘリコイド部230、
350の形状」により定めることができる。また、固定筒1
00に対する第2レンズ群600の移動量は、「カム筒200と
玉枠601との相対移動量を決定するカム溝210の形状」に
より定めることができる。言い換えると、上記の各ヘリ
コイド部およびカム溝の形状を適宜変更することによっ
て、種々のズーム線を有するズームレンズ鏡胴を構成す
ることができる。本発明は、それらの形状を適宜選択し
て、各レンズ群の相対移動量(ズーム線図の形状)を以下
に説明するように設定し、これにより、一定の鏡胴回転
角に対するピント位置の移動量が全ズーム域においてほ
ぼ等しく、または当該ズームレンズのF値に比例するよ
う構成するものである。逆に言うと、本発明において
は、ズーム線図自体が以下に説明する形状となることが
重要であって、そのために具体的にどのような形状のヘ
リコイド部やカム溝を採用するのかについては、特に限
定されるものではない。以下に説明する各ズーム線は、
鏡胴を構成する複数の部材に形成された各ヘリコイドお
よびカム等に起因する、各レンズ群のカメラ本体に対す
る総合的な移動量を示している。
に対する第1レンズ群500の移動量は、「カム筒200と前
進筒300との相対移動量を決定する各ヘリコイド部230、
350の形状」により定めることができる。また、固定筒1
00に対する第2レンズ群600の移動量は、「カム筒200と
玉枠601との相対移動量を決定するカム溝210の形状」に
より定めることができる。言い換えると、上記の各ヘリ
コイド部およびカム溝の形状を適宜変更することによっ
て、種々のズーム線を有するズームレンズ鏡胴を構成す
ることができる。本発明は、それらの形状を適宜選択し
て、各レンズ群の相対移動量(ズーム線図の形状)を以下
に説明するように設定し、これにより、一定の鏡胴回転
角に対するピント位置の移動量が全ズーム域においてほ
ぼ等しく、または当該ズームレンズのF値に比例するよ
う構成するものである。逆に言うと、本発明において
は、ズーム線図自体が以下に説明する形状となることが
重要であって、そのために具体的にどのような形状のヘ
リコイド部やカム溝を採用するのかについては、特に限
定されるものではない。以下に説明する各ズーム線は、
鏡胴を構成する複数の部材に形成された各ヘリコイドお
よびカム等に起因する、各レンズ群のカメラ本体に対す
る総合的な移動量を示している。
【0026】(第1実施形態)図6は、本発明によるズ
ーム線図の第1実施形態を示している。図6の例では、
ズームレンズ鏡胴は第1および第2のレンズ群を有して
いて、第1レンズ群はズーム線21に沿って、第2レンズ
群はズーム線22に沿って、それぞれ移動する。このズー
ムレンズ鏡胴は、フォーカシング区間ではズーム線22が
水平となっている。すなわち、フォーカシング時に第2
レンズ群は光軸方向には移動せず、第1レンズ群のみで
フォーカシングを行うタイプである。
ーム線図の第1実施形態を示している。図6の例では、
ズームレンズ鏡胴は第1および第2のレンズ群を有して
いて、第1レンズ群はズーム線21に沿って、第2レンズ
群はズーム線22に沿って、それぞれ移動する。このズー
ムレンズ鏡胴は、フォーカシング区間ではズーム線22が
水平となっている。すなわち、フォーカシング時に第2
レンズ群は光軸方向には移動せず、第1レンズ群のみで
フォーカシングを行うタイプである。
【0027】図6のズーム線図の特徴は、各フォーカシ
ング区間におけるズーム線21の傾斜がテレ側のフォーカ
シング区間にいくほど小さくなっていることである。す
なわち、ズーム線22は各フォーカシング区間ですべて水
平であるから、「一定の鏡胴回転角に対する両レンズ群
の相対距離の変化率」をAとすると、このAの値がテレ
側のフォーカシング区間になるほど小さくなっていると
いうことである。
ング区間におけるズーム線21の傾斜がテレ側のフォーカ
シング区間にいくほど小さくなっていることである。す
なわち、ズーム線22は各フォーカシング区間ですべて水
平であるから、「一定の鏡胴回転角に対する両レンズ群
の相対距離の変化率」をAとすると、このAの値がテレ
側のフォーカシング区間になるほど小さくなっていると
いうことである。
【0028】一方、一般的に、「両レンズ群の単位の相
対距離変化に対するピント位置(合焦位置)移動量」をB
とすると、このBの値はテレ側にいくほど大きくなる。
「一定の鏡胴回転角に対するピント位置移動量」はA×
Bで表されるので、Aの値をテレ側にいくにしたがって
小さく設定することにより、A×Bの値を全ズーム域に
おいてほぼ一定とすることができる。なお、「一定の鏡
胴回転角に対するピント位置移動量」を厳密に考える場
合には、上記Bの値の変化だけでなく、ズームレンズの
Fno(F値)の変化をも考慮に入れることが望ましい。こ
の場合、B'=B/Fnoとすると、B'の値もテレ側にい
くほど大きくなることが多い。したがって、やはりAの
値をテレ側にいくにしたがって小さく設定することによ
り、A×B'の値を全ズーム域においてほぼ一定とする
ことができる。これに対して、Aの値が全ズーム域にお
いて一定である図1に示した従来のズームレンズ鏡胴で
は、A×B(またはA×B')の値がテレ側にいくほど大
きくなってしまう。
対距離変化に対するピント位置(合焦位置)移動量」をB
とすると、このBの値はテレ側にいくほど大きくなる。
「一定の鏡胴回転角に対するピント位置移動量」はA×
Bで表されるので、Aの値をテレ側にいくにしたがって
小さく設定することにより、A×Bの値を全ズーム域に
おいてほぼ一定とすることができる。なお、「一定の鏡
胴回転角に対するピント位置移動量」を厳密に考える場
合には、上記Bの値の変化だけでなく、ズームレンズの
Fno(F値)の変化をも考慮に入れることが望ましい。こ
の場合、B'=B/Fnoとすると、B'の値もテレ側にい
くほど大きくなることが多い。したがって、やはりAの
値をテレ側にいくにしたがって小さく設定することによ
り、A×B'の値を全ズーム域においてほぼ一定とする
ことができる。これに対して、Aの値が全ズーム域にお
いて一定である図1に示した従来のズームレンズ鏡胴で
は、A×B(またはA×B')の値がテレ側にいくほど大
きくなってしまう。
【0029】(第2実施形態)図7の例では、図6の場
合と同様にレンズ群が2つ存在するが、フォーカシング
時に第1レンズ群および第2レンズ群の両方が光軸方向
に移動する点で図6の場合とは異なる。第1レンズ群は
ズーム線31に沿って、第2レンズ群はズーム線32に沿っ
て、それぞれ移動する。
合と同様にレンズ群が2つ存在するが、フォーカシング
時に第1レンズ群および第2レンズ群の両方が光軸方向
に移動する点で図6の場合とは異なる。第1レンズ群は
ズーム線31に沿って、第2レンズ群はズーム線32に沿っ
て、それぞれ移動する。
【0030】図6の例ではフォーカシング区間で光軸方
向に移動するのは第1レンズだけであったため、ピント
位置移動量に影響を与えるのは、「両レンズ群の相対距
離変化」だけであった。これに対して、図7の例ではフ
ォーカシング区間で両方のレンズ群がともに移動するた
め、「両レンズ群の相対距離変化」だけではなく「第2
レンズ群とフィルム面との間の距離変化」もピント位置
移動量に影響を与えることとなる。したがって、この両
者の影響を考慮して各レンズ群のズーム線図を決定する
ことが理想的である。しかしながら、「第2レンズ群と
フィルム面との間の距離変化」による影響は「両レンズ
群の相対距離変化」による影響に比べて小さいので、図
7の例においては、「両レンズ群の相対距離変化」にの
み注目して考える。
向に移動するのは第1レンズだけであったため、ピント
位置移動量に影響を与えるのは、「両レンズ群の相対距
離変化」だけであった。これに対して、図7の例ではフ
ォーカシング区間で両方のレンズ群がともに移動するた
め、「両レンズ群の相対距離変化」だけではなく「第2
レンズ群とフィルム面との間の距離変化」もピント位置
移動量に影響を与えることとなる。したがって、この両
者の影響を考慮して各レンズ群のズーム線図を決定する
ことが理想的である。しかしながら、「第2レンズ群と
フィルム面との間の距離変化」による影響は「両レンズ
群の相対距離変化」による影響に比べて小さいので、図
7の例においては、「両レンズ群の相対距離変化」にの
み注目して考える。
【0031】図7の例では、第1レンズ群が全ズーム域
にわたって常にリニアに動くため、ズーム線31は一定の
傾斜を有している。一方、最もワイド側のフォーカシン
グ区間ではズーム線32の傾斜がゼロ(水平)である。この
ため、テレ側のフォーカシング区間になるほどズーム線
32の傾斜がズーム線31の傾斜に近づくこととなるよう
に、各フォーカシング区間でズーム線32の傾斜をテレ側
のフォーカシング区間ほど大きくなるように設計してい
る。これにより、テレ側のフォーカシング区間ほど、ズ
ーム線31と32の傾斜の差が小さくなり、したがって上記
変化率Aの値が小さくなる。一方、これに対する変形例
である図8は、図7とは逆に、鏡胴が繰り出されるにつ
れて、各フォーカシング区間において撮影距離が最短か
ら無限遠へと移行する場合である。この場合、最もワイ
ド側のフォーカシング区間ではズーム線32’の傾斜がズ
ーム線31'の傾斜よりも大きく設定されているので、テ
レ側のフォーカシング区間にいくほど変化率Aが小さく
なるように、各フォーカシング区間でのズーム線図32'
の傾斜をテレ側のフォーカシング区間ほど小さくなるよ
うに設計している。
にわたって常にリニアに動くため、ズーム線31は一定の
傾斜を有している。一方、最もワイド側のフォーカシン
グ区間ではズーム線32の傾斜がゼロ(水平)である。この
ため、テレ側のフォーカシング区間になるほどズーム線
32の傾斜がズーム線31の傾斜に近づくこととなるよう
に、各フォーカシング区間でズーム線32の傾斜をテレ側
のフォーカシング区間ほど大きくなるように設計してい
る。これにより、テレ側のフォーカシング区間ほど、ズ
ーム線31と32の傾斜の差が小さくなり、したがって上記
変化率Aの値が小さくなる。一方、これに対する変形例
である図8は、図7とは逆に、鏡胴が繰り出されるにつ
れて、各フォーカシング区間において撮影距離が最短か
ら無限遠へと移行する場合である。この場合、最もワイ
ド側のフォーカシング区間ではズーム線32’の傾斜がズ
ーム線31'の傾斜よりも大きく設定されているので、テ
レ側のフォーカシング区間にいくほど変化率Aが小さく
なるように、各フォーカシング区間でのズーム線図32'
の傾斜をテレ側のフォーカシング区間ほど小さくなるよ
うに設計している。
【0032】(第3実施形態)図9の例では、ズームレ
ンズ鏡胴は第1、第2、第3の3つのレンズ群を備えて
いて、第1レンズ群はズーム線41に沿って、第2レンズ
群はズーム線42に沿って、第3レンズ群はズーム線43に
沿って、それぞれ移動する。このズームレンズ鏡胴は、
フォーカシング区間ではズーム線図41および43が水平と
なっている。すなわち、フォーカシング時に第1および
第3のレンズ群は光軸方向には移動せず、第2レンズ群
のみでフォーカシングを行うタイプである。
ンズ鏡胴は第1、第2、第3の3つのレンズ群を備えて
いて、第1レンズ群はズーム線41に沿って、第2レンズ
群はズーム線42に沿って、第3レンズ群はズーム線43に
沿って、それぞれ移動する。このズームレンズ鏡胴は、
フォーカシング区間ではズーム線図41および43が水平と
なっている。すなわち、フォーカシング時に第1および
第3のレンズ群は光軸方向には移動せず、第2レンズ群
のみでフォーカシングを行うタイプである。
【0033】レンズ群が3つの場合、対向する1対のレ
ンズ群が2組存在することとなるので、当該2組のレン
ズ群の相対距離の変化に対するピント位置移動量やF値
の変化量を考慮して、各レンズ群のズーム線図を決定す
ることが理想的である(レンズ群が4つ以上の場合も同
様)。しかしながら、図9の例では、簡単化のため「対
向する2つのレンズ群であって、その相対距離の単位の
変化量がピント位置移動に最も大きな影響を与えるも
の」に着目して、その2つのレンズ群について、図6〜
図8に示したようなレンズ群が2つだけである場合と同
様な考え方を採用する。すなわち、そのような対向する
2つのレンズ群について、「一定の鏡胴回転角に対する
両レンズ群の相対距離の変化率A」を、テレ側のフォー
カシング区間になるほど小さくする。なお、「第1レン
ズ群と第2レンズ群の単位の相対距離の変化量」および
「第2レンズ群と第3レンズ群の単位の相対距離の変化
量」のどちらがピント位置移動量により大きな影響を与
えるのかは、具体的な各レンズ群の構成によって異な
る。図9は、第2レンズ群および第3レンズ群による影
響が大きい場合の例である。レンズ群が4つ以上となる
場合でも同様に考える。また、レンズ群が2つだけの場
合、その2つのレンズ群が上述の「対向する2つのレン
ズ群であって、その相対距離の単位の変化量がピント位
置移動に最も大きな影響を与えるもの」に相当すると考
えることができる。
ンズ群が2組存在することとなるので、当該2組のレン
ズ群の相対距離の変化に対するピント位置移動量やF値
の変化量を考慮して、各レンズ群のズーム線図を決定す
ることが理想的である(レンズ群が4つ以上の場合も同
様)。しかしながら、図9の例では、簡単化のため「対
向する2つのレンズ群であって、その相対距離の単位の
変化量がピント位置移動に最も大きな影響を与えるも
の」に着目して、その2つのレンズ群について、図6〜
図8に示したようなレンズ群が2つだけである場合と同
様な考え方を採用する。すなわち、そのような対向する
2つのレンズ群について、「一定の鏡胴回転角に対する
両レンズ群の相対距離の変化率A」を、テレ側のフォー
カシング区間になるほど小さくする。なお、「第1レン
ズ群と第2レンズ群の単位の相対距離の変化量」および
「第2レンズ群と第3レンズ群の単位の相対距離の変化
量」のどちらがピント位置移動量により大きな影響を与
えるのかは、具体的な各レンズ群の構成によって異な
る。図9は、第2レンズ群および第3レンズ群による影
響が大きい場合の例である。レンズ群が4つ以上となる
場合でも同様に考える。また、レンズ群が2つだけの場
合、その2つのレンズ群が上述の「対向する2つのレン
ズ群であって、その相対距離の単位の変化量がピント位
置移動に最も大きな影響を与えるもの」に相当すると考
えることができる。
【0034】第2レンズ群と第3レンズ群とに着目し
て、図6の場合と同様に考えると、各フォーカシング区
間におけるズーム線42の傾斜をテレ側のフォーカシング
区間にいくほど小さくすることが必要である。実際、図
9中のズーム線42がそのように構成されていることが分
かる。これにより、図6の場合と同様にA×B(または
A×B')の値を全ズーム域においてほぼ一定とすること
ができる。
て、図6の場合と同様に考えると、各フォーカシング区
間におけるズーム線42の傾斜をテレ側のフォーカシング
区間にいくほど小さくすることが必要である。実際、図
9中のズーム線42がそのように構成されていることが分
かる。これにより、図6の場合と同様にA×B(または
A×B')の値を全ズーム域においてほぼ一定とすること
ができる。
【0035】(第4実施形態)図10の例では、図9の場
合と同様にレンズ群が3つ存在するが、フォーカシング
時に第1〜3群のすべてが光軸方向に移動する点で図9
の場合とは異なる。第1レンズ群はズーム線51に沿っ
て、第2レンズ群はズーム線52に沿って、第3レンズ群
はズーム線53に沿って、それぞれ移動する。
合と同様にレンズ群が3つ存在するが、フォーカシング
時に第1〜3群のすべてが光軸方向に移動する点で図9
の場合とは異なる。第1レンズ群はズーム線51に沿っ
て、第2レンズ群はズーム線52に沿って、第3レンズ群
はズーム線53に沿って、それぞれ移動する。
【0036】図9の例ではフォーカシング区間で光軸方
向に移動するのは第2レンズ群だけであったため、ピン
ト位置移動量に影響を与えるのは、「各レンズ群の相対
距離変化」だけであった。これに対して、図10の例では
フォーカシング区間で第3レンズ群も移動するため、
「第3レンズ群とフィルム面との間の距離変化」もピン
ト位置移動量に影響を与えることとなる。したがって、
これらすべての影響を考慮して各レンズ群のズーム線図
を決定することが理想的である。しかし、図7および図
8の例で「第2レンズ群とフィルム面との間の距離変
化」を無視したのと同様の理由で、ここでも「第3レン
ズ群とフィルム面との間の距離変化」は無視する。ま
た、図9の例の場合と同様に、第2レンズ群と第3レン
ズ群との相対距離変化がピント位置移動量により大きな
影響を与えるものとして考えている。
向に移動するのは第2レンズ群だけであったため、ピン
ト位置移動量に影響を与えるのは、「各レンズ群の相対
距離変化」だけであった。これに対して、図10の例では
フォーカシング区間で第3レンズ群も移動するため、
「第3レンズ群とフィルム面との間の距離変化」もピン
ト位置移動量に影響を与えることとなる。したがって、
これらすべての影響を考慮して各レンズ群のズーム線図
を決定することが理想的である。しかし、図7および図
8の例で「第2レンズ群とフィルム面との間の距離変
化」を無視したのと同様の理由で、ここでも「第3レン
ズ群とフィルム面との間の距離変化」は無視する。ま
た、図9の例の場合と同様に、第2レンズ群と第3レン
ズ群との相対距離変化がピント位置移動量により大きな
影響を与えるものとして考えている。
【0037】図10の例では、全ズーム域において第3レ
ンズ群は常にリニアに移動する。したがって、図7の場
合と同様に、テレ側のフォーカシング区間になるほどズ
ーム線52の傾斜がズーム線53の傾斜に近づくこととなる
ように、各フォーカシング区間でズーム線52の傾斜をテ
レ側のフォーカシング区間ほど大きくなるように設計し
ている。これにより、テレ側のフォーカシング区間ほ
ど、ズーム線52と53の傾斜の差が小さくなり、したがっ
て上記変化率Aの値が小さくなる。
ンズ群は常にリニアに移動する。したがって、図7の場
合と同様に、テレ側のフォーカシング区間になるほどズ
ーム線52の傾斜がズーム線53の傾斜に近づくこととなる
ように、各フォーカシング区間でズーム線52の傾斜をテ
レ側のフォーカシング区間ほど大きくなるように設計し
ている。これにより、テレ側のフォーカシング区間ほ
ど、ズーム線52と53の傾斜の差が小さくなり、したがっ
て上記変化率Aの値が小さくなる。
【図1】 第1レンズ群でフォーカシングを、第2レン
ズ群でズーミングを、それぞれ行う従来のズームフォー
カス一体駆動タイプのカメラにおけるズーム線図であ
る。
ズ群でズーミングを、それぞれ行う従来のズームフォー
カス一体駆動タイプのカメラにおけるズーム線図であ
る。
【図2】 本発明のカメラに係るズームレンズ鏡胴を沈
胴位置で示す断面図である。
胴位置で示す断面図である。
【図3】 図2のズームレンズ鏡胴をワイド位置で示す
断面図である。
断面図である。
【図4】 図2のズームレンズ鏡胴をテレ位置で示す断
面図である。
面図である。
【図5】 図2のズームレンズ鏡胴に含まれるカム筒の
外面形状を説明する展開図である。
外面形状を説明する展開図である。
【図6】 本発明の第1実施形態に係るカメラのズーム
線図である。
線図である。
【図7】 本発明の第2実施形態に係るカメラのズーム
線図である。
線図である。
【図8】 図7のズーム線図に対する変形例のズーム線
図である。
図である。
【図9】 本発明の第3実施形態に係るカメラのズーム
線図である。
線図である。
【図10】 本発明の第4実施形態に係るカメラのズー
ム線図である。
ム線図である。
90 カメラボディ前面 100 固定筒 101 雄ヘリコイド部 102 直進案内溝 150 駆動ギア 200 カム筒 201 ヘリコイドギア 201a ギア部 201b 雌ヘリコイド部 210 カム溝 230 ヘリコイド部 300 前進筒 301 直進案内スロット 350 ヘリコイド部 400 直進案内筒 401 バヨネット係合部 402 フランジ部 500 第1レンズ群(コンペンセータ) 501 支持枠 600 第2レンズ群(バリエータ) 601 玉枠 602 フォロアピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 徳洋 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2H044 DA01 DA02 DD03 EA02 EF02 EF06
Claims (6)
- 【請求項1】 複数のレンズ群のそれぞれが、複数のフ
ォーカシング区間と複数のズーミング区間とを交互に含
む1本のズーム線上を移動するズームフォーカス一体駆
動型ズームレンズ鏡胴を備えたズームカメラにおいて、 その相対距離の単位の変化量がピント位置移動量に最も
大きな影響を与える対向する2つのレンズ群について、
各フォーカシング区間における一定の鏡胴回転角に対す
る両レンズ群の相対距離の変化率が、テレ側のフォーカ
シング区間ほど小さくなるように構成したことを特徴と
する、ズームカメラ。 - 【請求項2】 上記ズームレンズ鏡胴が2つのレンズ群
を備えていることを特徴とする、請求項1記載のズーム
レンズカメラ。 - 【請求項3】 上記ズームレンズ鏡胴が3つのレンズ群
を備えており、最も被写体側に位置するレンズ群以外の
2つのレンズ群が上記2つのレンズ群であることを特徴
とする、請求項1記載のズームレンズカメラ。 - 【請求項4】 複数のレンズ群のそれぞれが、複数のフ
ォーカシング区間と複数のズーミング区間とを交互に含
む1本のズーム線上を移動するズームフォーカス一体駆
動型ズームレンズ鏡胴を備えたズームカメラにおいて、 その相対距離の単位の変化量がピント位置移動量に最も
大きな影響を与える対向する2つのレンズ群について、
各フォーカシング区間における一定の鏡胴回転角に対す
る両レンズ群の相対距離の変化率が、テレ側のフォーカ
シング区間ほど小さくなるように構成し、 これにより、一定の鏡胴回転角に対するピント位置移動
量を全ズーム域においてほぼ一定にする、方法。 - 【請求項5】 複数のレンズ群のそれぞれが、複数のフ
ォーカシング区間と複数のズーミング区間とを交互に含
む1本のズーム線上を移動するズームフォーカス一体駆
動型ズームレンズ鏡胴を備えたズームカメラにおいて、 一定の鏡胴回転角に対するピント位置移動量が、全ズー
ム域においてほぼ一定となるよう各レンズ群が移動する
こととなるように、各レンズ群のズーム線を構成したこ
とを特徴とする、ズームカメラ。 - 【請求項6】 複数のレンズ群のそれぞれが、複数のフ
ォーカシング区間と複数のズーミング区間とを交互に含
む1本のズーム線上を移動するズームフォーカス一体駆
動型ズームレンズ鏡胴を備えたズームカメラにおいて、 一定の鏡胴回転角に対するピント位置移動量を当該ズー
ムレンズのF値で除して得られる量が、全ズーム域にお
いてほぼ一定となるよう各レンズ群が移動することとな
るように、各レンズ群のズーム線を構成したことを特徴
とする、ズームカメラ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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