JP2000162487A - ズームレンズ装置 - Google Patents
ズームレンズ装置Info
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- JP2000162487A JP2000162487A JP10339471A JP33947198A JP2000162487A JP 2000162487 A JP2000162487 A JP 2000162487A JP 10339471 A JP10339471 A JP 10339471A JP 33947198 A JP33947198 A JP 33947198A JP 2000162487 A JP2000162487 A JP 2000162487A
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Abstract
して変倍を行うズームレンズにおいて、嵌合部位を少な
くして精度良くレンズ群を移動させる。 【解決手段】 固定筒12の外側に、第1レンズ群14
を保持した第1移動枠11がヘリコイド結合し、全体の
嵌合部位を少なくした。固定筒12の内部には、第2レ
ンズ群15を保持した第2移動枠13が内蔵されてい
る。第2移動枠13に設けたカムピン13aは、固定筒
12に形成した直進ガイド開口12bを介して第1移動
枠11の内周面に形成したカム溝11cに係合してい
る。第1移動枠11を回動させることで第1レンズ群1
4は、第1移動枠11と一緒にヘリコイドのリードに従
って光軸方向に移動する。第2レンズ群15は、第1移
動枠11の光軸方向に沿った変位とカム溝11aの光軸
方向に沿った変位とを合成した変位分だけ光軸方向に移
動する。
Description
レンズ群を光軸方向に移動させて変倍を行うズームレン
ズ装置に関するものである。
体側から順に配置した第1及び第2レンズ群をこれらの
間隔が変化するようにそれぞれ光軸方向に移動させて変
倍を行うものがある。このうち、第1及び第2レンズ群
をカム手段でそれぞれ光軸方向に移動させるものが知ら
れている。
もカム筒、固定筒、第1レンズ群を保持する第1移動
枠、及び第2レンズ群を保持する第2移動枠とから構成
されている。カム筒は、固定筒の外側に配置されてお
り、内周が固定筒の外径に嵌合する径とされ、光軸方向
への移動が阻止された状態で固定筒の外周で光軸を中心
に回動する。第1及び第2移動枠は、固定筒の内側に配
置されており、外周がそれぞれ固定筒の内径に嵌合する
径とされ、固定筒の内周で光軸方向に移動自在に支持さ
れている。
カムピンが設けられている。カムピンは、固定筒に形成
された直進ガイド開口を通してカム筒の内周に形成され
た第1及び第2カムにそれぞれ係合している。第1レン
ズ群の移動は、カム筒の回転に対する第1カムの光軸方
向に沿った変位で決まる。一般的に第1カムは、展開し
た形状が直線的な軌跡となっている。第2レンズ群の移
動は、カム筒の回転に対する第2カムの光軸方向に沿っ
た変位で決める。第2カムは、カム筒の回転に対して第
1レンズ群との間隔が異なるように第2レンズ群を移動
させる軌跡となっている。
たズームレンズ装置では、カム筒と固定筒との嵌合、第
1又は第2カムピンと第1又は第2カムとの嵌合、及び
固定筒と第1又は第2移動枠との嵌合にそれぞれガタを
もっているため、第1及び第2レンズ群を変倍位置に正
確に移動することができない欠点がある。また、これら
の嵌合精度を高める場合、ガタをもつ部位が多く、加工
又は成形コストがアップする欠点がある。
れたものであり、ガタをもつ部位を少なくして高精度な
変倍が行えるようにしたスームレンズ装置をローコスト
で提供することを目的とする。
に、本発明のズームレンズ装置では、固定筒の外側に配
置され、固定筒との間でヘリコイド結合され、光軸を中
心として回動することで固定筒に対して第1レンズ群を
ヘリコイドのリードに従って光軸方向に移動させる第1
移動枠と、固定筒の内側に配置され、前記第1移動枠に
設けたカムと固定筒に設けた直進ガイドとにそれぞれ係
合するカムピンをもっており、第1移動枠が回転するこ
とでカムと直進ガイドとの協働により内部に保持した第
2レンズ群を光軸方向に移動させる第2移動枠と、を備
えたものである。
ムレンズ装置10は、第1移動枠11、第1移動枠11
の内部に配置された固定筒12、固定筒12の内部に配
置された第2移動枠13、及び被写体側から順に配置さ
れた第1レンズ群14と第2レンズ群15とからなるス
ームレンズとから構成されている。
持されている。第1移動枠11は、外周に駆動ピン11
bが設けられており、駆動ピン11bに伝達される回転
駆動によって光軸10aを中心に回動する。また、第1
移動枠11の内周には、雌ヘリコイド11aが形成され
ている。雌ヘリコイド11aは、固定筒12の外周に形
成された雄ヘリコイド12aに係合している。第1移動
枠11は、駆動ピン11bに回転駆動が伝達されること
で、光軸10aを中心に回転しながらヘリコイド11
a,12aのリードに従って光軸10aの方向に進退し
て第1レンズ群14を移動させる。
光軸10aの方向に移動自在に内蔵されている。固定筒
12の内面は、第2移動枠13の外径に嵌合する径とな
っている。第2移動枠13は、内部に第2レンズ群15
を保持している。第2移動枠13の外周には、光軸10
aを中心とする周方向の3分割位置にそれぞれカムピン
13aが設けられている。カムピン13aは、固定筒1
2に形成された3つの直進ガイド開口12bを通して第
1移動枠11の内周に形成された3つのカム溝11cに
それぞれ係合している。第2移動枠13は、第1移動枠
11の光軸10aの方向への進退の変位と、第1移動枠
11の回転量に対するカム溝11cの光軸10aの方向
に沿った変位とを合成した変位だけ光軸10aの方向に
沿って移動する。なお、符号10bは、フイルム面であ
る。
うに、雌ヘリコイド11aから光軸方向にずれた位置に
カム溝13aが形成されている。カム溝13aは、第1
及び第2レンズ群14,15との間の間隔が変化するよ
うにヘリコイド11aのリードの展開軌跡とは異なる形
状、例えば連続曲線、もしくは直線と曲線とを組み合わ
せた形状となっている。
倍時に、ズームレンズ14、15の焦点距離を最も広角
側に合わせたワイド位置と最も望遠側に合わせたテレ位
置との間のズーム域内で回動する。第1レンズ群14
は、第1移動枠11がワイド位置のときに、光軸方向に
沿った位置A1にあり、第1移動枠11がテレ位置に向
けて回転することで、直線状の移動軌跡C1に沿って移
動してテレ位置のときに位置A2に移動する。この移動
軌跡C1の傾きが、ヘリコイド11a,12aのリード
に相当する。
イド位置のときに、光軸方向に沿った位置B1にあり、
第1移動枠11がテレ位置に向けて回転することで移動
軌跡C2に沿って移動してテレ位置のときに位置B2に
移動する。移動軌跡C2は、移動軌跡C1とカム溝11
cの光軸方向に沿った変位とを合成した非直線的な軌跡
となっている。
ムレンズ装置10は、第1移動枠11がワイド位置のと
きに、図1に示した状態となっている。ズーム操作が行
われると、駆動ピン11bに回転駆動が伝達され、第1
移動枠11が回転する。第1移動枠11は、固定筒12
に対してヘリコイド11a,12aのリードに従って光
軸10aの方向に移動して第1レンズ群14を進退させ
る。
ピン13aがカム溝11cと直進ガイド開口12bとの
交点に誘導される。これにより、第2移動枠13は、第
1移動枠11に対して回転止めされた状態でカム溝11
cの変位分だけ光軸10aの方向に移動する。第1移動
枠11は、回転しながら光軸10aの方向に移動してい
るから、第2移動枠13は、固定筒12に対して、図4
に示したように、第1移動枠11の光軸方向に沿った変
位分aとカム溝11cの光軸方向に沿った変位分bとを
加算した分だけ光軸方向に移動する。
群14を第1移動枠11に対して光軸10aの方向に移
動させるか、又は第2レンズ群15を第2移動枠13に
対して光軸10aの方向に移動させることで行える。
は、固定筒、第1及び第2移動枠とで構成され、第1移
動枠と固定筒とをヘリコイド結合したから、固定筒と第
1移動枠との径嵌合精度を考慮しなくてすみ、しかもカ
ム手段に比べてヘリコイド結合の方が嵌合精度が高いか
ら、ガタをもつ部位が少なくでき、高精度な変倍が行え
るようになるとともに、従来技術で説明したズームレン
ズ装置と比較して部品点数が少なくてすむからローコス
ト化を図ることができる。
面図である。
図である。
ズ群の光軸方向への移動量を示したグラフである。
Claims (1)
- 【請求項1】 被写体側から順に配置された少なくとも
第1及び第2レンズ群をこれらの間隔が変化するように
光軸方向に移動して変倍を行うズームレンズ装置におい
て、 固定筒の外側に配置され、固定筒との間でヘリコイド結
合され、光軸を中心として回動することで固定筒に対し
て第1レンズ群をヘリコイドのリードに従って光軸方向
に移動させる第1移動枠と、 固定筒の内側に配置され、前記第1移動枠に設けたカム
と固定筒に設けた直進ガイドとにそれぞれ係合するカム
ピンをもっており、第1移動枠が回転することでカムと
直進ガイドとの協働により内部に保持した第2レンズ群
を光軸方向に移動させる第2移動枠と、を備えたことを
特徴とするズームレンズ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33947198A JP4233653B2 (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | ズームレンズ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33947198A JP4233653B2 (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | ズームレンズ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000162487A true JP2000162487A (ja) | 2000-06-16 |
JP4233653B2 JP4233653B2 (ja) | 2009-03-04 |
Family
ID=18327789
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33947198A Expired - Lifetime JP4233653B2 (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | ズームレンズ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4233653B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005249879A (ja) * | 2004-03-01 | 2005-09-15 | Fujinon Corp | リアプロジェクションレンズ鏡筒の変倍調節装置 |
JP2005352407A (ja) * | 2004-06-14 | 2005-12-22 | Fujinon Corp | 投映レンズ鏡筒 |
JP2015152616A (ja) * | 2014-02-10 | 2015-08-24 | リコー光学株式会社 | ズームレンズ鏡筒 |
CN110594708A (zh) * | 2019-09-19 | 2019-12-20 | 深圳民爆光电股份有限公司 | 一种发光角度可调的灯具 |
-
1998
- 1998-11-30 JP JP33947198A patent/JP4233653B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005249879A (ja) * | 2004-03-01 | 2005-09-15 | Fujinon Corp | リアプロジェクションレンズ鏡筒の変倍調節装置 |
JP2005352407A (ja) * | 2004-06-14 | 2005-12-22 | Fujinon Corp | 投映レンズ鏡筒 |
JP2015152616A (ja) * | 2014-02-10 | 2015-08-24 | リコー光学株式会社 | ズームレンズ鏡筒 |
CN110594708A (zh) * | 2019-09-19 | 2019-12-20 | 深圳民爆光电股份有限公司 | 一种发光角度可调的灯具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4233653B2 (ja) | 2009-03-04 |
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