JP2005249879A - リアプロジェクションレンズ鏡筒の変倍調節装置 - Google Patents

リアプロジェクションレンズ鏡筒の変倍調節装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 スクリーンサイズに応じた像倍率に簡便に調節をする。
【解決手段】 リアプロジェクションレンズ鏡筒16は、鏡筒20、前群レンズ25を持った第1筒21、後群レンズ26を持った第2筒22、及び、回転止め部材34とを備えている。第1筒21は、鏡筒20に対してヘリコイド結合しており、鏡筒20に対して回転することで光軸方向に進退する。第2筒22は、第1筒21に対してヘリコイド結合しており、第1筒21と相対回転することで前群及び後群レンズ25,26の間隔が変わるように光軸方向に移動する。回転止め部材34は、第2筒22の光軸方向への移動を許容し、かつ第2筒22の光軸周りの回転を阻止する。これにより、第1筒21を回転させるだけで変倍及びこれに伴う収差の補正とを同時に行え、スクリーンサイズに関わらず共通のものを使用することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像光を投映レンズでスクリーンに背面側から投映するリアプロジェクションレンズ鏡筒の変倍調節装置に関する。
近年、リア方式のプロジェクタを大画面テレビジョンとして構成したリアプロジェクション装置が注目されている。リアプロジェクション装置は、筐体にスクリーンが組み込まれており、スクリーンの背後に設置された平面鏡と、平面鏡に向けて画像光を投写するプロジェクタユニットとが設けられている。プロジェクタユニットは、スクリーン側から順に配したプロジェクションレンズ鏡筒、画像表示素子、及び、照明ランプからなり、照明ランプで画像表示素子を照明し、画像表示素子で表示する画像の光(画像光)をプロジェクションレンズ鏡筒で拡大してスクリーンに背面側から投映する。投映した画像は、スクリーンの前面側から鑑賞する。
リアプロジェクション装置は、アスペクト比が同じでスクリーンのサイズが異なるものが多数提供されている。これら種類のものは、筺体の大きさ以外に、画像表示素子の表示面とスクリーン面との間の投映距離、及び、表示範囲がスクリーンに合うときの画角(スクリーンの対角線の長さに対する角度)も異なる。このため、従来、スクリーンサイズに応じた画角で作ったプロジェクションレンズ鏡筒を複数用意していた。しかし、仕様の異なる複数のプロジェクションレンズ鏡筒を作ると、コストが高く付くとともに種類毎の管理が手間となる。このため、スクリーンサイズに関わらず共通のプロジェクションレンズ鏡筒を使用することが望まれている。
共通化するためには、プロジェクションレンズ鏡筒の画角をスクリーンサイズに応じて変える変倍調節機構が必要になる。しかもリアプロジェクション装置は、奥行きを短くするために、投映距離を短くし、且つ画像表示素子の画面サイズ、例えば1インチの画面を、スクリーンのサイズ、例えば50〜60インチにまで拡大するため、近年、プロジェクションレンズ鏡筒には広角で非球面のレンズが用いられている。
一般的に、近距離被写体にピントを合わせるときには、レンズ体を被写体に近づけて移動させるが、この場合、レンズ体の像面の湾曲などによる収差変動、特に球面収差が生じて良好でかつ高精度な画像が得られない。このため、これら収差を補正するフローティング機構が必要となる。変倍調節機構をプロジェクションレンズ鏡筒に設ける場合にも、変倍調節のときにレンズ体をスクリーン側に近づけると、収差補正が必要となるためフローティング機構を設けるのが望ましい。
特許文献1及び2には、フローティング機構を持ったフローティングレンズが記載されている。フローティングレンズは、レンズ体を前群と後群とに分け、近距離被写体にピントを合わせるときに操作する距離環(回転環)の回転に連動して前群レンズを繰り出すとともに、その繰り出しに応じて後群レンズを前群レンズに対して相対移動させて収差の補正を行う構造となっている。
実公昭63−6722号公報 特許第3450670号公報
しかしながら、特許文献1及び2に記載のフローティングレンズは、カメラ用のレンズであり、焦点調整のときにフローティング機構が作動する点、距離環を定位置で回転させる点、鏡筒を長くできない点などの制約によりフローティング機構を含むレンズ鏡筒自体の構造が複雑になっている。すなわち、プロジェクションレンズ鏡筒では、変倍及び焦点位置を一度決めた後にはこれら調整を行う必要がなく、したがって、距離環なども必要のない部品となる。よって、従来のようなフローティング機構を採用すると、高価なものとなり、プロジェクションレンズ鏡筒には実用化されていないのが実情である。
本発明は、上記問題点を考慮してなされたもので、フローティング機構を安価に組み込むことができるとともに、変倍調節が簡便に行えるリアプロジェクションレンズ鏡筒の変倍調節装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明のリアプロジェクションレンズ鏡筒の変倍調節装置は、投映レンズを少なくとも前群レンズと後群レンズとの2つのレンズ群で構成するとともに、前記前群レンズを保持する第1筒を前記鏡筒に対して回転させることでその第1筒を光軸方向に移動し、かつ前記第1筒の回転に連動して前記後群レンズを保持する第2筒を前群レンズと後群レンズとの間隔が変わるように光軸方向に移動する案内手段を備えたことを特徴とするものである。
案内手段としては、鏡筒の内周に設けられた前群用雌ヘリコイドと、第1筒の外周に設けられ、前群用雌ヘリコイドに係合する前群用雄ヘリコイドとを有し、鏡筒に対して第1筒が回転することで前群用雄・雌ヘリコイドのリードに従って光軸方向のうちのスクリーンのサイズに応じた画角が得られる位置に前群レンズを案内する第1案内手段と;第1筒の内周に設けられ、前群用雄・雌ヘリコイドとは異なるリードとなっている後群用雌ヘリコイドと、第2筒の外周に設けられ、後群用雌ヘリコイドに係合する後群用雄ヘリコイドとを有し、第1筒に対して第2筒が相対回転することで後群用雄・雌ヘリコイドのリードに従って後群レンズを光軸方向に案内する第2案内手段と;第2筒の回転を止めながら第2筒の光軸方向への直進移動を許容する回転止め手段と;で構成するのが望ましい。
回転止め手段としては、第1筒の移動域をその後端が鏡筒の後端から表示面側に向けた後方に飛び出さない域に規制し、一端を鏡筒の後端に固定し、他端を第2筒の後端に設けた直進溝又は開口に係合させる構成にすると、リアプロジェクションレンズ鏡筒の後端に配することができ、組み立て適性が向上する。
プロジェクションレンズ鏡筒は、変倍調節した後にはその調節を再び行うことはない。そこで、スクリーンのサイズに応じた画角が得られる位置に前記第1筒を回転調節した後に、その第1筒の回転をロックするロック手段を設けるのが好適である。
本発明によれば、リアプロジェクションレンズ鏡筒に前群レンズを移動して像倍率を変える変倍機構と、前群レンズの変倍位置に応じて後群レンズを光軸方向に移動するフローティング機構とを備えたから、変倍に伴う収差補正が行え、よって、スクリーンサイズに係わらず共通のリアプロジェクションレンズ鏡筒を使用しても投映画像の品質を向上することができる。また、変倍調節時には第1筒のみを回転させるだけで変倍及びそれに伴う収差補正も行えるから、簡便である。
図1において、リアプロジェクション装置10は、その断面が略台形状をした筐体11と、筐体11の前面に設けられたスクリーン12と、平面鏡13と、プロジェクタユニット14とを備えている。プロジェクタユニット14は、支持板15に固定された状態で筐体11の下部に内蔵され、外部から入力された映像信号に基づいて画像光を投写する。平面鏡13は、スクリーン12の背後に位置する筐体11の上部に内蔵され、プロジェクタユニット14から投写された画像光をスクリーン12に向けて反射する。
プロジェクタユニット14は、プロジェクションレンズ鏡筒16、ユニット本体17、及びランプハウジング18からなる。プロジェクションレンズ鏡筒16は、投映レンズに変倍機構とフローティング機構とを持たせた構成となっており、スクリーン12と詳しくは後述する画像表示素子の表示面との中心を結ぶ中心線12a上に投映レンズの光軸が一致するように支持板15に取り付けられる。このとき、プロジェクションレンズ鏡筒16は、スクリーンサイズに応じた像倍率に調節されている。したがって、取り付け時には、プロジェクションレンズ鏡筒16のみを中心線12aに沿って僅かに移動して、像倍率に応じた焦点調節を行った後に支持板15に頑固に固定する。ユニット本体17には、画像表示素子などが内蔵され、また、ランプハウジング18には、照明ランプが内蔵されている。
リアプロジェクション装置10は、アスペクトを同じにしてスクリーン12のサイズ(対角線の長さ)が異なる複数の種類がある。各種の装置10は、スクリーン12のサイズに応じて画像表示素子の表示面からスクリーン12までの投映距離が異なり、このため同じリアプロジェクション装置10を使用するために、スクリーン12のサイズに応じて像倍率を変更する変倍機構がプロジェクションレンズ鏡筒16に設けられている。また、プロジェクションレンズ鏡筒16は、投映レンズの一部に非球面レンズなどを採用し、投映距離を極端に短くして筺体11の薄型化を図っている。したがって、このような接近投映を行うため、プロジェクションレンズ鏡筒16には、変倍に伴う収差を補正するためにフローティング機構が設けられている。
プロジェクションレンズ鏡筒16は、図2に示すように、鏡筒20、第1筒21、第2筒22、ロックネジ23、及び、投映レンズ24などで構成されている。投映レンズ24は、前群レンズ25と後群レンズ26とで構成されている。なお、前群レンズ25の一部には非球面レンズが用いられている。また、符号27は、前群レンズ25と後群レンズ26との間隔を一定にして第1筒21及び第2筒22を鏡筒20に組み込む時にのみ使用する治具ピンであり、治具ピン27は、変倍調節のときに外される。
第1筒21は、光軸方向の長さが鏡筒20よりも長く、前端部21aが鏡筒20の先端20aからスクリーン12に向けた前方に飛び出ている。前端部21aは、鏡筒20よりも径が大きく、その内部には前群レンズ25が固定されている。第1筒21は、後端21bが鏡筒20の後端20b寄りの内部に設けた段差面20cに当接して、鏡筒20の後端20bから表示面30に向けた後方に飛び出さないようになっており、その外周には、鏡筒20の内周に設けた前群用雌ヘリコイド28に係合する前群用雄ヘリコイド29が形成されている。第1筒21は、鏡筒20に対して光軸24a周りに回転することで前群用雌・雄ヘリコイド28,29のリードに従って前群レンズ25を光軸24aの方向に移動して投映レンズ24の像倍率を変化させる。
第2筒22は、前端22aが第1筒21の内部のうちの前群レンズ25の後方に入り込み、後端22bが第1筒21の後端21bよりも後方に飛び出す長さとなっており、内部で後群レンズ26が固定されている。第2筒22の外周には、第1筒21の内周に設けた後群用雌ヘリコイド31に係合する後群用雄ヘリコイド32が形成されている。これら後群用雌・雄ヘリコイド31,32は、前群用雌・雄ヘリコイド28,29のリードとは異なるリードとなっている。具体的には、第1筒21の回転角に対する後群用雌・雄ヘリコイド31,32のリード角は、前群用雌・雄ヘリコイド28,29のリード角よりも小さくなっている。第2筒22は、第1筒21に対して相対回転することで後群用雌・雄ヘリコイド31,32のリードに従って後群レンズ26を前群レンズ25との間隔が変わるように光軸24aの方向に移動して前群レンズ25の変倍位置への移動に伴う収差補正を行う。
鏡筒20と第2筒22との後端20b、22bは、第1筒21よりも後方に飛び出している。鏡筒20の後端20bには回転止め部材34が取り付けられ、また、第2筒22の後端22bには光軸24aと平行に形成した直進溝35が形成されている。回転止め部材34は、図3に示すように、薄板の円弧部36と、その円弧部36から径方向のうちの光軸24aに向けた方向に突出するガイド突起37とを一体に持っており、円弧部36は、鏡筒20の後端20bに互いの輪郭が合う姿勢でビス止めされている。ガイド突起37は、直進溝35に係合して第2筒22の光軸24aの方向への直進移動を許容しながら第2筒22の光軸24a周りの回転を阻止する。
これにより、変倍調節時に第1筒21のみを回転させるだけで、第1筒21とともに前群レンズ25が鏡筒20に対して光軸24aの方向に移動して投映レンズ24の像倍率を変化させるとともに、第2筒22が回転止め部材34により回転止めされているため、先の第1筒21の回転より第2筒22が後群用雌・雄ヘリコイド31,32のリードに従って光軸24aの方向に直進的に移動して前群レンズ25と後群レンズ26との間隔が変わるため、前記像倍率に対する収差補正が行える。
図4において、ユニット本体17には、複数の全反射ミラー40と、ダイクロイックミラー41及び42と、3枚の透過型の液晶パネル43R,43G,43Bと、クロスダイクロイックプリズム44が設けられている。ダイクロイックミラー41には、照明ランプ45から放射された白色光が入射する。
ダイクロイックミラー41は、白色光に含まれる青色光(B光)を反射し、赤色光(R光)、緑色光(G光)を透過することにより白色光からB光を分離する。分離されたB光は液晶パネル43Bに入射する。ダイクロイックミラー41を透過したR光及びG光は、ダイクロイックミラー42に入射する。ダイクロイックミラー42はR光を透過し、G光を反射してR光とG光を分離する。R光とG光は、それぞれ液晶パネル43Rと液晶パネル43Gに入射する。
液晶パネル43R,43G,43Bに入射したR光、G光、B光は、各液晶パネルを透過することにより画像情報が付与される。各液晶パネルを透過した光束は、クロスダイクロイックプリズム44に入射する。クロスダイクロイックプリズム44では、画像情報が付与された各色の光束が合成され、合成された光束がプロジェクションレンズ鏡筒16に入射する。プロジェクションレンズ鏡筒16は、入射した光束を拡大投写してスクリーン12上に結像させる。表示面30は、液晶パネル43R,43G,43Bにそれぞれ相当する。
次に、プロジェクションレンズ鏡筒16の組み立て作業を図5を参照しながら簡単に説明する。第1工程では、第1筒21の後端側から第2筒22を挿入し、第1筒21と第2筒22とを相対回転させて互いの後群用雌・雄ヘリコイド31,32を螺合させる。ところで、第1筒21の外周には位置決め用の穴50が、また、第2筒22の外周には周方向に沿って溝51がそれぞれ形成されている。穴50と溝51は、第1及び第2筒21,22との回転位置が前群レンズ25と後群レンズ26とを予め決められた間隔となる基準の回転位置となったときに重なって一致する。第1工程では穴50と溝51が一致する回転位置まで第1及び第2筒21,22を互いに相対回転させ、一致したときに穴50と溝51に図2に示した治具ピン27を挿入して第1及び第2筒21、22の回転を仮固定する。
第2工程では、治具ピン27を挿入した状態で第1及び第2筒21,22を鏡筒20に挿入し、互いの前群用雌・雄ヘリコイド28,29を螺合させる。そして、第1及び第2筒21,22を鏡筒20に対して光軸24aの方向のうちの組立基準位置(例えば、第1筒21の後端21bが鏡筒20の内部に設けた段差面20cに当接する、最も後方に寄った位置)まで移動させる。この後に、回転止め部材34を取り付けてプロジェクションレンズ鏡筒16の組み立てが完了する。
組み立て完了後に調節工程を行う。調節工程は、変倍調節とピント調節とがある。変倍調節は、プロジェクションレンズ鏡筒16単体で行い、ピント調節は、筺体11に組み込むときに行う。
変倍調節工程では、治具ピン27を抜き、次に、第1筒21を回転させ、前群レンズ25を光軸24aの方向に移動してスクリーン12のサイズに応じた像倍率になる位置に変倍する。このとき、第1筒21を回転するだけで第2筒22も移動して前群レンズ25と後群レンズ26との間隔が変更されるため、変倍及びそれに伴う収差補正が同時に行え、簡便となる。
変倍調節が完了した後には、図2に示すロックネジ23を鏡筒20に設けたネジ穴60にねじ込み、ロックネジ23の先端で鏡筒20に対して第1筒21を押さえる。これにより、鏡筒20に対して第1筒21の回転が止められ、且つ、第1筒21が回転しないため、第2筒22も回転が止められた状態となる。このような状態にすることで、例えばプロジェクションレンズ鏡筒16を筺体11に組み込む組込工程が変倍調節工程から離れた所にあっても、この間の輸送中に鏡筒20、第1筒21、及び第2筒22の各回転位置が狂うことはない。
組込工程では、プロジェクションレンズ鏡筒16の鏡筒20を筺体11の内部にある支持板15に取り付ける。このとき、支持板15に対して鏡筒20を中心線12aの方向に移動して前群レンズ25と後群レンズ26とを間隔を変えずに投映レンズ24を一体的に移動してピント調節を行う。ピント調節後にプロジェクションレンズ鏡筒16を支持板15に固定して組み込みが完了する。このような調節作業を行うことでスクリーン12のサイズが異なる複数種類のリアプロジェクション装置10に、プロジェクションレンズ鏡筒16を共通して使用をすることができる。
なお、上記実施形態では、プロジェクタユニット14に三枚の透過型の液晶パネル43R〜43Bが設けられた三板式プロジェクタについてのみ述べているが、反射型の液晶パネルやデジタルマイクロミラーデバイス等の他の画像表示素子が設けられているものについても本発明を同様に適用できる。また、画像光をスクリーン12に向けて反射する反射部材として、一枚の平面鏡13だけを使用した構成としているが、これに限らず、長大な投映距離を確保するために複数枚の平面鏡を用いた構成としてもよい。
さらに、回転止め部材34としては、図3で説明したように、円弧部36に設けたガイド突起37と直進溝35との構成に限らず、断面L字状のガイド片と、第2筒22の後端側外周にガイド片が係合するように設けた直進溝とで構成したものを用いても良い。また、回転止め部材34としては、第1筒21の後端21bを逃げるために、鏡筒20の後端20bに取り付けているが、第1筒21の外周に逃がし穴を形成すれば、鏡筒20の後端20b以外に取り付けることもできる。
リアプロジェクション装置の断面図である。 プロジェクタユニットの端面図である。 回転止め部材を示す説明図であり、鏡筒の後端側から見ている。 ユニット本体の説明図である。 プロジェクションレンズ鏡筒の組み立て及び調節の手順を示すフローチャート図である。
符号の説明
16 プロジェクションレンズ鏡筒
20 鏡筒
21 第1筒
22 第2筒
23 ロックネジ
25 前群レンズ
26 後群レンズ
28 前群用雌ヘリコイド
29 前群用雄ヘリコイド
31 後群用雌ヘリコイド
32 後群用雄ヘリコイド
34 回転止め部材

Claims (2)

  1. 鏡筒が保持する投映レンズで画像光をスクリーンに背面側から投映するリアプロジェクションレンズ鏡筒の変倍調節装置において、
    前記投映レンズを少なくとも前群レンズと後群レンズとの2つのレンズ群で構成するとともに、
    前記鏡筒の内周に設けられた前群用雌ヘリコイドと、前記前群レンズを保持する第1筒の外周に設けられ、前記前群用雌ヘリコイドに係合する前群用雄ヘリコイドとを有し、前記鏡筒に対して第1筒が回転することで前記前群用雄・雌ヘリコイドのリードに従って光軸方向のうちの前記スクリーンのサイズに応じた画角が得られる位置に前群レンズを案内する第1案内手段と、
    前記第1筒の内周に設けられた後群用雌ヘリコイドと、前記後群レンズを保持する第2筒の外周に設けられ、前記後群用雌ヘリコイドに係合する後群用雄ヘリコイドとを有し、前記第1筒に対して第2筒が相対回転することで前記後群用雄・雌ヘリコイドのリードに従って後群レンズを光軸方向に案内する第2案内手段と、
    前記第2筒の回転を止めながら第2筒の光軸方向への直進移動を許容する回転止め手段とを備えたことを特徴とするリアプロジェクションレンズ鏡筒の変倍調節装置。
  2. 前記スクリーンのサイズに応じた画角が得られる位置に前記第1筒を回転調節した後に、その第1筒の回転をロックするロック手段を設けたことを特徴とする請求項1記載のリアプロジェクションレンズ鏡筒の変倍調節装置。
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