WO2016104331A1 - 投影レンズ鏡胴及びプロジェクター - Google Patents

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泰 谷河
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Abstract

 投影レンズ鏡胴は、映像光を投影対象面上に結像させる投影光学系を備え、投影光学系は、複数のレンズと、そのレンズ間で光軸を折り曲げる反射光学素子と、を有する。投影光学系の途中から投影対象面側の部分が、反射光学素子と、その反射光学素子より投影対象面側に位置するレンズと、を少なくとも含み、かつ、反射光学素子に対する入射光軸を中心として回転可能な回転部を構成している。回転部に含まれている少なくとも1つのレンズが、偏芯することにより、映像光の投影像面の傾きを反射光学素子に対する入射光軸周りに変更する片ボケ補正レンズ群を構成している。

Description

投影レンズ鏡胴及びプロジェクター
 本発明は投影レンズ鏡胴及びプロジェクターに関するものであり、例えば、光変調素子(液晶パネル,デジタル・マイクロミラー・デバイス等)の表示画像を周囲のどの壁面にでも簡単に拡大投影することのできる投影レンズ鏡胴と、その投影レンズ鏡胴を備えたプロジェクターと、に関するものである。
 近年、光変調素子で形成された画像光を投射することによって、スクリーン上に拡大画像を投影するプロジェクターが普及するとともに、プロジェクションマッピング技術が注目されてきている。プロジェクションマッピング技術には新たな映像表現の可能性があり、そのため、投影方位を変更自在にして動体に対する投影映像の追従を可能にする技術が期待されている。
 例えば、投影対象面に対して斜め方向からの映像投影も可能にすれば、プロジェクターの配置自由度を拡大することができ、部屋(会議室,カラオケボックス等)の中に設置したプロジェクターにより、周囲すべての壁面の任意の部分に対する映像投影も可能にもなる。しかしながら、通常のプロジェクターは、平面のスクリーンに対してほぼ正面から映像を投影するように構成されているため、横方向に斜め投影を行うと、投影対象面と結像面との姿勢差(つまり、投影光軸に対する投影対象面の法線の傾き)により画面の両端部分で映像がボケる、いわゆる片ボケが発生してしまう。
 従来より知られているプロジェクターのなかには、光変調素子に対して投影レンズ全体を平行偏芯させることにより映像位置の微調整を可能にしたものが知られており、その方式を採用すると片ボケは発生しない。しかし、投影映像の位置を大きく変更しようとすると、投影レンズのイメージサークル径を大きくする必要があり、投影レンズが大型化してしまう。また、室内の全壁、つまり周囲360°を投影可能範囲とすることも不可能である。
 プロジェクターのレンズ光軸を鉛直に配置し、45°傾いたミラーを投影レンズと投影対象面との間に配置して、そのミラーをレンズ光軸周りに回転させれば、360°全壁への投影は可能になる。しかし、そのようにすると、ミラーを含めた回転部が大型化してしまい、片ボケを解消することもできない。プロジェクター全体を回転テーブルに載せた場合も同様である。しかも、プロジェクターへの給電線や映像信号線等がねじれてしまうため、一方向に回転させ続けることができない。また、従来より知られている多くのプロジェクターは、その光源として高圧放電ランプを用いており、高圧放電ランプはその構造から振動や衝撃に弱く、プロジェクター全体(光源ごと)の高速な姿勢変更には向かない。
 投影対象面に対する像面の傾きによる片ボケの補正に関しては、特許文献1,2や非特許文献1に記載の技術が知られている。
特開平5-241096号公報 特開2013-3297号公報
早水良定、「光機器の光学I」、社団法人日本オプトメカトロニクス協会、64~69頁
 特許文献1や非特許文献1に記載の技術は、特許文献2にも引用されている一般的な技術である。特許文献2でも指摘されているように、映像を形成する光変調素子(ライトバルブ)等、複数の部位を独立で変位させる必要があるため、機構が複雑になったり装置全体が大型化したりする等の問題がある。
 特許文献2に記載の技術は、特許文献1及び非特許文献1の課題解決を目的としたものであるが、投影方位の変更に際しては、プロジェクター全体の姿勢を変える必要がある。前述したように、現在主流のプロジェクター光源は高圧放電ランプであるが、これは構造上、振動や衝撃に弱いため、プロジェクター全体の高速な姿勢変更には向いていない。LED(light emitting diode)やレーザーを用いた光源も、一部で実用化されてはいるが、出力(明るさ)や安全性の面で課題を残している。さらには、プロジェクターへの給電・信号線のねじれにより、一方向に連続して何回転も投影方位を変更することができないという問題もある。
 また前述したように、容易に発想される構造・機構として、特許文献2に記載のプロジェクターを光軸が鉛直になる姿勢として、投影光出射直後に投影レンズ光軸に対して略45°の傾きを持つ反射面を配置する構成が考えられる。その反射面で、光軸を90°折り曲げるとともに、投影レンズ光軸周りに回転させて投影方位を変更すると、特許文献2に記載されているように、第1群と第2群の相対偏芯により片ボケを補正することができる。しかしながら、この構成においては、反射面の回転に伴って、片ボケを補正すべく偏芯駆動されるレンズ群の偏芯方向が回転するため、片ボケ補正用のレンズ群には、光軸に直交する平面内での2自由度の運動が必要となり、駆動機構が複雑になる。
 本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであって、その目的は、投影方位を周囲360°可変としながら片ボケを補正して画面全体を鮮明かつ簡単に投影することのできる投影レンズ鏡胴と、それを備えたプロジェクターを提供することにある。
 上記目的を達成するために、第1の発明の投影レンズ鏡胴は、映像光を投影対象面上に結像させる投影光学系を備えた投影レンズ鏡胴であって、
 前記投影光学系が、複数のレンズと、そのレンズ間で光軸を折り曲げる反射光学素子と、を有しており、
 前記投影光学系の途中から投影対象面側の部分が、前記反射光学素子と、その反射光学素子より投影対象面側に位置するレンズと、を少なくとも含み、かつ、前記反射光学素子に対する入射光軸を中心として回転可能な回転部を構成しており、
 前記回転部に含まれている少なくとも1つのレンズが、偏芯することにより、映像光の投影像面の傾きを前記反射光学素子に対する入射光軸周りに変更する片ボケ補正レンズ群を構成していることを特徴とする。
 第2の発明の投影レンズ鏡胴は、上記第1の発明において、前記片ボケ補正レンズ群の偏芯が、前記反射光学素子に対する入射光軸及び出射光軸の両方に対して垂直な一軸方向に行われることを特徴とする。
 第3の発明の投影レンズ鏡胴は、上記第2の発明において、前記回転部に含まれない部分を非回転部とすると、その非回転部に搭載された偏芯駆動源と、前記非回転部に変位可能に支持されて前記偏芯駆動源の駆動力によって変位する偏芯駆動部材と、前記回転部と前記偏芯駆動部材との相対変位を前記片ボケ補正レンズ群の偏芯変位に変換する変換機構とで、前記片ボケ補正レンズ群の偏芯駆動が行われることを特徴とする。
 第4の発明の投影レンズ鏡胴は、上記第1~第3のいずれか1つの発明において、前記片ボケ補正レンズ群が、前記反射光学素子に映像光が入射する側に位置するレンズ、又は前記反射光学素子から映像光が出射する側に位置するレンズからなることを特徴とする。
 第5の発明の投影レンズ鏡胴は、上記第1~第4のいずれか1つの発明において、前記反射光学素子での光軸の折り曲げ角度が略90°であり、前記回転部が前記反射光学素子に対する入射光軸を中心とした回転により映像の投影位置を変化させることを特徴とする。
 第6の発明のプロジェクターは、上記第1~第5のいずれか1つの発明に係る投影レンズ鏡胴を備えたことを特徴とする。
 第7の発明のプロジェクターは、上記第6の発明において、照明光を映像信号に基づいて変調して映像光を形成する光変調素子と、光源と、その光源からの光を照明光として前記光変調素子に導く照明光学系と、前記片ボケ補正レンズ群の偏芯制御及び前記光変調素子への映像信号の補正制御を行う制御部と、を更に備えたことを特徴とする。
 第8の発明のプロジェクターは、上記第7の発明において、前記制御部が、前記回転部の回転角度に対応する投影方位を前記偏芯制御及び補正制御に用いることを特徴とする。
 第9の発明のプロジェクターは、上記第8の発明において、投影対象面までの投影距離及び投影対象面の傾きを検出する測距部を更に備え、前記制御部が、前記測距部で得られた投影距離を前記投影光学系のフォーカス制御に用い、前記測距部で得られた投影対象面の傾きを前記偏芯制御及び補正制御に用いることを特徴とする。
 本発明によれば、回転部に含まれている片ボケ補正レンズ群が偏芯することにより、映像光の投影像面の傾きを反射光学素子に対する入射光軸周りに変更するため、投影方位を周囲360°可変としながら片ボケを補正して画面全体を鮮明かつ簡単に投影することのできる投影レンズ鏡胴と、それを備えたプロジェクターを実現することができる。
プロジェクターの一実施の形態を投影レンズ鏡胴の正面側から示す概略構成図。 プロジェクターの一実施の形態を投影レンズ鏡胴の側面側及び背面側から示す概略構成図。 プロジェクターの一実施の形態を示す外観斜視図。 投影光学系を光路展開して示すレンズ構成図。 片ボケ補正レンズ群の偏芯と投影像面の傾きとの関係を示す上面図。 映像信号補正前の映像が壁面に投影された状態を示す模式図。 投影レンズ鏡胴におけるズーム機構及びフォーカス機構を示す外観斜視図。 ズーム機構及びフォーカス機構を示す断面図。 ズームカム環及びフォーカスカム環を示す展開図。 ズーム機構及びフォーカス機構を示す分解斜視図。 光源部,照明部,色分離・合成部及び光変調部を示す外観斜視図。 光源部,照明部,色分離・合成部及び光変調部を示す外観図。 投影レンズ鏡胴における測距部を示す分解斜視図。 三角測距の原理を説明するための模式図。 壁面に関する距離及び傾きの計測を説明するための模式図。 2群偏芯タイプのプロジェクター(実施例1)を示す分解斜視図。 実施例1の回転ブロックを示す分解斜視図。 実施例1の2群偏芯駆動機構を示す要部拡大図。 実施例1の2群偏芯駆動機構を示す要部拡大断面図。 実施例1の回転ブロック駆動機構を示す要部拡大図。 実施例1の2群偏芯駆動機構と回転ブロック駆動機構を示す分解斜視図。 1群偏芯タイプのプロジェクター(実施例2)を示す要部外観斜視図。 実施例2の1群偏芯駆動機構を示す分解斜視図。 実施例2の1群偏芯駆動機構を示す分解斜視図。 実施例2の1群偏芯駆動機構を示す分解斜視図。 実施例2の1群偏芯駆動機構を示す要部拡大図。 レンズ1枚からなる第2群を片ボケ補正レンズ群とする投影光学系の具体例を示すレンズ構成図。 レンズ1枚からなる第1群を片ボケ補正レンズ群とする投影光学系の具体例を示すレンズ構成図。
 以下、本発明を実施した投影レンズ鏡胴,プロジェクター等を、図面を参照しつつ説明する。なお、実施の形態,実施例等の相互で同一の部分や相当する部分には同一の符号を付して重複説明を適宜省略する。
 図1~図3に、投影レンズ鏡胴PUを搭載したプロジェクターPJの一実施の形態を示す。図1では、プロジェクターPJの概略光学構成を駆動制御系のブロック図と共に投影レンズ鏡胴PUの正面側から示しており、図2では、投影レンズ鏡胴PUの(A)側面側及び(B)背面側からプロジェクターPJの概略光学構成を示している。また、図3ではプロジェクターPJの外観を示している。
 プロジェクターPJの投影レンズ鏡胴PUには、映像光を投影対象面上に結像させる投影光学系ZL(図1)が搭載されている。プロジェクターPJは、その投影レンズ鏡胴PUの他に光学関連部分として、図2に示すように、光源部RSと、照明部ILと、クロスダイクロイックプリズムP0,PBS(polarizing beam splitter)プリズムP1-B,P1-G,P1-R;ミラーMR-B,MR-G,MR-R;フィールドレンズFI-B,FI-G,FI-R等からなる色分離・合成部と、光変調素子LC-B,LC-G,LC-R等からなる光変調部53と、を備えている。また、図1に示すように、駆動制御関連部分として、制御部10と、偏芯駆動源11;回転駆動源21;3群駆動源31;4,5群駆動源41等の駆動源と、偏芯駆動機構12;回転駆動機構22;3群駆動機構32;4,5群駆動機構42等の駆動機構と、偏芯検出部13;回転位置検出部23;3群位置検出部33;4,5群位置検出部43等の検出部と、測距部(測距ユニット)SR1~SR4と、を備えている。さらに映像関連部分として、映像入力部51,映像補正部52等を備えている。
 投影光学系ZLは、複数のレンズと、そのレンズ間で光軸を折り曲げる反射光学素子と、を有する結像レンズ系であり、ここでは負正正正負正の6群からなるレンズ枚数16枚のズームレンズを想定している。投影光学系ZLにおいて、第1群Gr1,第2群Gr2及び第6群Gr6は固定群、第3群Gr3,第4群Gr4及び第5群Gr5は移動群であり、第1群Gr1と第2群Gr2との間には、反射光学素子としてプリズムPrが配置されている。プリズムPrに対する入射光軸AX1と出射光軸(反射光軸)AX2とのなす角度(プリズムPrでの光軸折り曲げ角度)は90°(又は略90°)である。入射光軸AX1が垂直方向、出射光軸AX2が水平方向にそれぞれ位置するので、図3に示すようにプロジェクターPJを配置すると投影方位は水平方向になる。
 図4に、投影光学系ZLのレンズ構成を光路展開して示す。投影光学系ZLは、光変調素子LC-B,LC-G,LC-Rの画像表示面IMに表示された画像を、スクリーン面(投影対象面)に拡大投影する。投影映像のピント状態を調整するフォーカシングは、第3群Gr3が光軸AX1方向に移動することにより行われる。図4では、近距離投影状態(物体距離1m)を示しており、第3群Gr3が光変調素子LC-B,LC-G,LC-R側(画像表示面IM側)に移動することにより、遠距離投影状態(物体距離10m)へのフォーカシングが行われる。
 また、広角端(W)から望遠端(T)までの範囲で投影画角を変更するズーミングは、第3群Gr3,第4群Gr4及び第5群Gr5がそれぞれ光軸AX1方向に移動することにより行われる。広角端(W)から望遠端(T)へのズーミングにおいて、第3群Gr3は移動量m3=19.804mmで、第4群Gr4は移動量m4=17.885mmで、第5群Gr5は移動量m5=10.380mmで、それぞれ単調に投影対象面側へ移動する。各ズームポジションT,Wでの全系の焦点距離ft,fwとFナンバーFt,Fwは、ft=31.8,fw=22.4、Ft=4.07,Fw=3.16、である。なお、投影光学系ZLの全長TLは277.7mmである。
 投影レンズ鏡胴PUは、図1及び図2に示すように、第1群Gr1,プリズムPr及び第2群Gr2を含む回転部RPと、それ以外の部分(回転部RPに含まれない部分)である非回転部FP(図2)と、に分けられる。つまり、第2群Gr2と第3群Gr3との間から投影対象面側の部分が、プリズムPrに対する入射光軸AX1を中心として回転可能な回転部RPを構成しており、第2群Gr2と第3群Gr3との間から画像表示面IM側の部分が、非回転部FPを構成している。プロジェクターPJでは、図3に示す外観から分かるように、回転部RPがプロジェクターPJの上部に位置し、非回転部FPがプロジェクターPJの下部に位置する。回転部RPは、矢印mr(図2,図3)で示すように光軸AX1周りに回転可能であり、入射光軸AX1を中心とした回転により映像の投影位置を変化させる。つまり、回転部RPが回転すると、出射光軸(投影光軸)AX2が水平方向に回転して、投影方位が変更される。
 回転部RPに含まれている第1群Gr1又は第2群Gr2は、矢印ms方向(図1,図3)に偏芯することにより、映像光の投影像面の傾きをプリズムPrに対する入射光軸AX1周りに変更する片ボケ補正レンズ群を構成している。この片ボケ補正レンズ群は、回転部RPの回転により生じる片ボケを平行偏芯により補正するためのレンズ群であり、その偏芯方向は、プリズムPrに対する入射光軸AX1及び出射光軸AX2の両方に対して垂直な一軸方向である。回転部RPに含まれている少なくとも1つのレンズで片ボケ補正レンズ群を構成することは可能であるが、ここでは、固定群のズームブロックである第1群Gr1,第2群Gr2のいずれか一方を片ボケ補正レンズ群としている。なお、後記実施例1(EX1)では第2群Gr2を片ボケ補正レンズ群としており、後記実施例2(EX2)では第1群Gr1を片ボケ補正レンズ群としている。
 図2に示すように、光源部RSは高圧放電ランプと反射傘からなっており、照明部ILは一般的なフライアイインテグレーター,折り返しミラー等からなる照明光学系である。光源部RSからの光は、照明光として照明部ILで光変調部53に導かれる。図1及び図2に示すように、光変調部53はBGR(青,緑,赤)の各色に対応した3つの光変調素子LC-B,LC-G,LC-Rで構成されており、照明光を映像信号に基づいて変調して映像光を形成する。光の色分離と再合成は、クロスダイクロイックプリズムP0で行われ、光変調素子LC-B,LC-G,LC-Rへの入射光と反射光との光路分離は、PBSプリズムP1-B,P1-G,P1-Rで行われる。光変調素子LC-B,LC-G,LC-Rで形成された映像光は、投影窓LW(図3)を透過してスクリーン面(投影対象面)に投射される。
 プロジェクターPJには、4つの測距部SR1~SR4(図1,図2)が設けられている。測距部SR1~SR4は、中間カバーMC(図3)に設けられている測距窓MDを介した投光及び受光により、投影対象面(例えば、周囲の壁面)までの投影距離と投影光学系ZLに対する投影対象面の傾き(例えば、投影方位に対する壁面の傾き角度)の検出を行う。また、検出部に関しては、偏芯検出部13と、回転位置検出部23と、フォーカス位置及びズーム位置を検出する3群位置検出部33と、ズーム位置を検出する4,5群位置検出部43は、各々の可動部位置や回転角度を検出するものであり、エンコーダーパターンとフォトインタラプター(又はフォトリフレクター)との組み合わせ等により構成可能である。
 制御部10(図1)は、測距部SR1~SR4からの測距情報(投影距離と投影対象面の傾き)と回転位置検出部23からの投影方位情報(回転部RPの回転角度)とに基づいて、フォーカス用の3群駆動源31を制御することにより、画面中央でのピントを合わせる(フォーカシング)とともに、片ボケ補正レンズ群(第1群Gr1又は第2群Gr2)の偏芯量を制御して画面両端でのピントを合わせる。これにより、斜め投影時でもピントの合った映像投影が可能になる。また、制御部10は、上記測距情報と投影方位情報とに基づいて、映像補正部52(図1)を制御することにより、映像の補正を行う。つまり、制御部10は、偏芯検出部13;回転位置検出部23;3群位置検出部33;4,5群位置検出部43等の検出部及び測距部SR1~SR4からの情報に基づいて、偏芯駆動源11;回転駆動源21;3群駆動源31;4,5群駆動源41等の駆動源、偏芯駆動機構12;回転駆動機構22;3群駆動機構32;4,5群駆動機構42等の駆動機構等を制御することにより、片ボケ補正レンズ群の偏芯制御、及び光変調素子LC-B,LC-G,LC-Rへの映像信号の補正制御を行う。
 なお、回転部RPの回転は、回転駆動源21(モーター等)による電動を想定しているが、回転部RPの回転を手動とし、手動で設定された回転部RPの角度(投影方位)を、回転位置検出部23で検出して、測距部SR1~SR4からの測距情報とあわせて、制御部10による片ボケ補正レンズ群(第1群Gr1又は第2群Gr2)の偏芯制御を行うようにしてもよい。
 回転部RPの回転により投影方位を変化させて、スクリーン平面(投影対象面)に対して横方向(水平方向)に斜め投影を行うと、前述したように、投影対象面と結像面との姿勢差(つまり、投影光軸AX2に対する投影対象面の法線の傾き)により画面の両端部分で映像がボケる、いわゆる片ボケが発生してしまう。第1群Gr1又は第2群Gr2を矢印ms方向(図1,図3)に偏芯させると、投影像面の傾きが入射光軸AX1周りに変化するので、第1群Gr1又は第2群Gr2の偏芯により、投影像面の傾きをスクリーン平面に合わせる補正を行えば、片ボケを解消することが可能である。
 図5に、片ボケ補正レンズ群(第1群Gr1又は第2群Gr2)の偏芯と投影像面im0,im1,im2の傾きとの関係を示す。片ボケ補正レンズ群の偏芯は、プリズムPrに対する入射光軸AX1及び出射光軸AX2の両方に垂直な一軸方向(図1,図3中の矢印ms方向)に行われる。図5に示す上面図では、投影像面im0は出射光軸AX2に対して垂直になっており、片ボケ補正レンズ群が矢印ms1方向に偏芯すると投影像面im0が矢印t1方向に傾き、片ボケ補正レンズ群が矢印ms2方向に偏芯すると投影像面im0が矢印t2方向に傾く。したがって、スクリーン平面に対して横方向の斜め投影に対応するように投影像面im0を矢印t1又はt2方向に傾けて、その傾いた投影像面im1,im2をスクリーン平面に合わせれば、片ボケが解消される。
 図5において、各ズームポジションT,W(図4)での片ボケ補正レンズ群の平行偏芯1mm当たりの投影像面im1,im2の傾き角度αt,αw(°)は、
第1群Gr1が片ボケ補正レンズ群の場合(EX2)、
αt=21.2,αw=22.6、
第2群Gr2が片ボケ補正レンズ群の場合(EX1)、
αt=26.0,αw=27.5、
である。
 光変調素子LC-B,LC-G,LC-Rは非回転部FPに含まれているので、回転部RPが回転しても(図2,図3中の矢印mr)、光変調素子LC-B,LC-G,LC-Rは回転しない。したがって、回転部RPが回転すると、投影対象面に投影される映像は回転部RPの回転角と同じだけ回転することになる。また、回転部RPが回転すると投影距離が変化するので、映像サイズも変化する。さらに、投影対象面である周囲の壁面に対して斜め投影になるため、いわゆる台形歪みが生じる。そこで、測距部SR1~SR4からの測距情報(投影距離と投影対象面の傾き)と回転位置検出部23からの投影方位情報(回転部RPの回転角度)を用いて、制御部10(図1)により映像補正部52とズーム用の駆動源31,41を制御すれば、映像の回転,サイズ変動,台形歪み等を補正することが可能である。
 図6に、回転部RP(図3等)の回転により投影方位が変更されて、映像信号補正前の投影映像ima,imb,imcが、長方形(3m×5m)の部屋の中心に位置するプロジェクターPJから周囲の壁面Ha,Hbに投影された状態を示す。投影方位が矢印Daのとき、映像imaの投影領域が横長の長方形となるのに対し、投影方位が矢印Dbのとき、映像imbの投影領域は90°回転して縦長の長方形となる。また、投影距離が短くなるためサイズが小さくなる。矢印Da,Dbの投影方位は壁面Ha,Hbに対して垂直であるが、矢印Dcの投影方位の場合、映像imcの投影領域が壁面Hbの端と一致した状態にあるため、投影領域の回転,サイズの変動に加えて、斜め投影による台形歪みが発生する。測距部SR1~SR4からの測距情報(投影距離と投影対象面の傾き)と回転位置検出部23からの投影方位情報(回転部RPの回転角度)を用いて、制御部10(図1)により映像補正部52とズーム用の駆動源31,41を制御すれば、映像の回転,サイズ変動,台形歪み等を補正して所望の映像投影を行うことが可能となる。
 上述した投影レンズ鏡胴PU及びプロジェクターPJの特徴的構成によると、回転部RPに含まれている片ボケ補正レンズ群が偏芯することにより、映像光の投影像面の傾きを反射光学素子であるプリズムPrに対する入射光軸周りに変更するため、投影方位を周囲360°可変としながら片ボケを補正して画面全体を鮮明かつ簡単に投影することが可能である。投影方位を変更する回転部RPが小型化されるため、投影方位を大きくかつ高速に変更することが可能であり、回転部RPへの給電線,信号線等が無いため、360°以上連続して同一方向に投影方位を変更することが可能である。また、最小限のレンズ偏芯で片ボケ補正を行うことができるため、各駆動機構の簡略化も可能である。
 次に、上記投影レンズ鏡胴PU及びプロジェクターPJにおける各部の具体的な構造を説明する。図7~図10に、ズーム機構及びフォーカス機構の具体例を示す。図7はズーム機構及びフォーカス機構を示す外観斜視図、図8はズーム機構及びフォーカス機構を示す断面図、図9はズームカム環及びフォーカスカム環を示す展開図、図10は、ズーム機構及びフォーカス機構を示す分解斜視図である。図7~図10に示すズーム機構及びフォーカス機構はごく一般的な駆動機構からなるものであり、レンズ周囲に配置された案内筒とカム環との相対回転によって、レンズ群を光軸方向に進退させるものである。例えば、第3群Gr3に関しては、3群玉枠W3,3群カム環34,3群駆動モーター35,3群駆動モーターギヤ36,案内溝37aを有する3群案内筒37等で構成されており、第4群Gr4及び第5群Gr5に関しては、4群玉枠W4;5群玉枠W5;4,5群カム環44;4,5群駆動モーター45;4,5群駆動モーターギヤ46;案内溝47aを有する4,5群案内筒47等で構成されている。
 ズーミングは第3群Gr3,第4群Gr4及び第5群Gr5をそれぞれ光軸AX1方向に移動させることにより行われ、フォーカシングは第3群Gr3を光軸AX1方向に移動させることにより行われる。そして、第3群Gr3,第4群Gr4及び第5群Gr5の各ズームブロックは、図9に示す3群カム環34と4,5群カム環44の各カム溝により移動する。
 各玉枠W3~W5は、3群案内筒37と4,5群案内筒47の内部に組み込まれた後(図8,図10)、その外周部に形成された穴に、各案内筒37,47の案内溝37a,47aからフォロアピンが組み込まれる。フォロアピンは、その外周を案内溝37a,47aで案内される。各案内筒37,47外周に、各カム環34,44が組み込まれ、カム環34,44内面に形成されたカム溝がフォロアピンと係合し、案内筒37,47とカム環34,44との相対回転により,各玉枠W3~W5が光軸AX1方向に移動される。3群カム環34は、その端部外周に形成された歯車が3群駆動モーター35と3群駆動モーターギヤ36により駆動されることで回転する。4,5群カム環は、その端部外周に形成された歯車が4,5群駆動モーター45と4,5群駆動モーターギヤ46により駆動されることで回転する。
 図11,図12に、光源部RS,照明部IL,色分離・合成部(クロスダイクロイックプリズムP0)及び光変調部53(光変調素子LC-B,LC-G,LC-R)の具体例を示す。図11は、投影レンズ鏡胴PUを斜め下方から見た外観斜視図である。図12は光源部RSから光変調素子LC-B,LC-G,LC-Rまでを示しており、(A)は投影レンズ鏡胴PUの要部を側面側から見た外観、(B)は投影レンズ鏡胴PUの要部を背面側から見た外観、(C)は投影レンズ鏡胴PUの要部を下面側から見た外観、をそれぞれ示している。
 光変調素子LC-B,LC-G,LC-Rとしては反射液晶(LCOS)、光源部RSとしては放電ランプからなるランプセットの使用をそれぞれ想定している。照明部ILとしてはフライアイレンズや偏光変換素子からなる一般的なインテグレーターを想定しており、色分離・合成部としてはクロスダイクロイックプリズムP0を想定している。光源部RS及び照明部ILは、非回転部FP(図3)に搭載の保持構造(不図示)により保持されている。これにより、構造的に弱いランプに振動・衝撃を加えることなく、投影方位の変更が可能である。
 光源部RSから出た光は、そのリフレクターの作用で略平行光となっている。その光はランダム偏光の状態にあり、各色成分が含まれている。また、その強度は光束内の位置によってムラがある。クロスダイクロイックプリズムP0により、各色成分の光に分離され、光変調素子LC-B,LC-G,LC-Rの画像表示面(反射液晶面)IMに導かれる。その過程で照明部ILのフライアイレンズとフィールドレンズFI-B,FI-G,FI-Rとの作用により、強度ムラが均一化され、また、照明部ILの偏光変換素子の作用により、1方向の直線偏光となって光変調素子LC-B,LC-G,LC-Rの画像表示面(反射液晶面)IMを照明する。なお、各色の光路の折り曲げはミラーMR-B,MR-G,MR-Rで行われる。
 PBSプリズムP1-B,P1-G,P1-Rは、光変調素子LC-B,LC-G,LC-Rへの入射光の偏光を通過させ、それと直交する方向の偏光を反射するように配置されている。光変調素子LC-B,LC-G,LC-Rによって入射光は変調され、再度PBSプリズムP1-B,P1-G,P1-Rに入射するが、変調状態によって一部の光は反射され、投影映像を形成する光が通過して、クロスダイクロイックプリズムP0に再入射し、色合成されて投影光学系ZLに入射する。
 図13に、投影レンズ鏡胴PUに搭載されている測距部(測距ユニット)SR1~SR4の具体例を示す。測距部SR1~SR4は、非回転部FPにおいて、回転部RPの回転軸(光軸AX1)を中心とした90°ごとの放射状に4つ配置されている。また、測距部SR1~SR4は、三角測距を原理としたアクティブ方式を採用しており、各々に投光部Q1と受光部Q2を有している。1つの測距部SR1~SR4は、水平方向に3つの測距エリアを有しており、プロジェクターPJ本体(例えば、投影光学系ZL)を基準として、投影対象面までの投影距離及び投影対象面の傾き(投影光軸AX2に対する投影対象面の法線の傾き)を測距情報として計測する。
 図14に、三角測距の原理を示す。各測距部SR1~SR4において、投光部Q1はIR-LEDからなる発光素子Q1aと投光レンズQ1bとを有しており、受光部Q2はPSD(position sensitive device)からなる位置検出センサー(半導体位置検出装置)Q2aと受光レンズQ2bとを有している。発光素子Q1aから出射した光は、投光レンズQ1bによって壁面(投影対象面)Ha,Hbに投光される。壁面Ha,Hbで反射した光の一部は、受光レンズQ2bに到達し、位置検出センサーQ2aにおいて壁面Ha,Hbまでの投影距離D1,D2(D1>D2)に応じた位置に光学像を形成する。位置検出センサーQ2aは、光学像の形成位置に応じた電気出力により、無限遠投影距離d0を基準とする光学像位置d1,d2を検出することができる。受光レンズQ2bの焦点距離fと基線長Lは既知であるので、三角形の相似から投影距離D1,D2を求めることができる。測距部SR1~SR4は、いずれも発光素子Q1aを3つ搭載しており、これを順次発光させて3箇所の距離を計測する。
 図15に、プロジェクターPJから壁面(投影対象面)Haまでの距離と、プロジェクターPJに対する壁面Haの傾き角度θHaと、を計測する方法を示す。投光部Q1からの左右のビームの開き角θAは既知である。測距により、中心及び左右のビームによる測距結果Dc,Dr,Dlが得られれば、長さSr,Slが分かる。これにより、壁面Ha上の座標(x,y)として、3つの点の座標pc(0,Dc),pr(Sr,Dr),pl(Sl,Dl)を得て、Dcを投影距離とし、prとplを結んだ線の傾きを壁面Haの傾き角度θHaとして計測する。なお、ここではビーム3本としたが、その最少本数は2本であり、ビーム2本あれば計測が可能である。
 次に、2群偏芯タイプのプロジェクターPJの実施例1(EX1)における各部の具体的な構造を説明する。実施例1では、第2群Gr2(プリズムPrに映像光が入射する側に位置するレンズ)が片ボケ補正レンズ群である。図16~図21に、実施例1のプロジェクターPJにおける第2群Gr2の偏芯に関連する部分の具体例を示す。図16は、回転部RP(図3)のトップカバーTaを外した状態のプロジェクターPJを示す分解斜視図である。回転部RPを構成する回転ブロック80には、前述した第1群Gr1とプリズムPrと第2群Gr2(図1~図4等)が収納されている。投影窓LWが取り付けられたトップカバーTaは、回転ブロック80に取り付けられて一体回転が可能になっており、トップカバー押さえリングTbにより抜け止めされている。
 図17は、回転ブロック80を分解した状態を示している。回転ブロック80は、第1群Gr1,プリズムPr,プリズムカバーPc,第2群Gr2,2群玉枠W2,及び2群押さえリング61が、回転ブロック枠81に取り付けられた構成になっている。第1群Gr1は回転ブロック枠81に直接固定されており、プリズムカバーPcが取り付けられたプリズムPrも回転ブロック枠81に直接固定されている。第2群Gr2は、2群玉枠W2に組み込まれた状態で回転ブロック枠81に組み込まれて、2群押さえリング61により抜け止めされている。2群玉枠W2に組み込まれた第2群Gr2は、2群付勢部材(不図示)により矢印mf方向に付勢されており、矢印ms方向に偏芯可能な状態で回転ブロック枠81により直進案内され、2群偏芯駆動カム64により矢印ms方向に駆動される。回転ブロック80は、回転ブロック駆動モーターギヤ86を介して、回転ブロック駆動モーター85(図20,図21)により回転駆動され、2群偏芯駆動カム64は、2群偏芯駆動モーターギヤ66を介して、2群偏芯駆動モーター65(図18,図19,図21)により回転駆動される。
 図18(A)は、2群偏芯駆動機構を内蔵した回転ブロック80(図16)を上方から見た状態で示しており、図18(B)はその回転ブロック80の縦断面構造を示している。また図19は、2群偏芯駆動機構を内蔵した回転ブロック80の横断面構造を示している。2群偏芯駆動カム64は、前述したように2群偏芯駆動モーター65により回転駆動される。第2群Gr2は、回転ブロック枠81の2群偏芯案内面81aで、偏芯可能(矢印ms方向)に直進案内される。回転ブロック80が回転すると、第2群Gr2と矢印ms方向も同時に回転する。第2群Gr2は2群付勢部材(不図示)により矢印mf方向に付勢されているため、2群玉枠W2(図19)の2群偏芯カムフォロア64bが、2群偏芯駆動カム64の2群偏芯駆動カム面64aに押し当てられている。
 2群偏芯駆動カム64は、図19に示すように、その外周部の歯車64cと2群偏芯駆動モーターギヤ66との噛み合わせにより回転する。回転ブロック80と2群偏芯駆動カム64との相対回転に伴って、2群偏芯駆動カム面64aに対する2群偏芯駆動カムフォロア64bの当接位置が変化し、第2群Gr2は矢印ms方向に偏芯駆動される。第2群Gr2が偏芯することにより、投影映像の結像面(投影像面)にその偏芯量Δに応じた傾きが生じる。測距部SR1~SR4から得られる周囲の壁の傾き情報(投影対象面の傾き)と回転位置検出部23から得られる投影方位情報(回転部RPの回転角度)をもとに、2群偏芯量Δを制御することにより、壁(投影対象面)に対して斜めに投影する場合であっても、画面両端でのピントを合わせることができる。
 図20(A)は、回転ブロック駆動機構を内蔵した回転ブロック80(図16)を上方から見た状態で示しており、図20(B)はその回転ブロック80の縦断面構造を示している。また図21は、2群偏芯駆動機構と回転ブロック駆動機構を示す分解斜視図であり、回転ブロック80を下方から見た状態で示している。回転ブロック80は、前述したように回転ブロック駆動モーター85により回転駆動される。その回転駆動力は、回転ブロック枠81に形成されている歯車81cと回転ブロック駆動モーターギヤ86(図20)との噛み合わせにより回転ブロック枠81に伝達される。
 上記のように、非回転部FPに搭載された2群偏芯駆動モーター65(偏芯駆動源)と、非回転部FPに変位可能に支持されて2群偏芯駆動モーター65の駆動力によって変位する2群偏芯駆動カム64(偏芯駆動部材)と、回転部RPと2群偏芯駆動カム64との相対変位を第2群Gr2(片ボケ補正レンズ群)の偏芯変位に変換する2群偏芯駆動カム面64a,2群偏芯カムフォロア64b等(変換機構)とで、第2群Gr2(片ボケ補正レンズ群)の偏芯駆動が行われる。
 回転ブロック80と2群偏芯駆動カム64との相対回転により、前述したように片ボケ補正のための第2群Gr2の偏芯駆動が行われる。回転ブロック80の回転に伴って第2群Gr2の偏芯方向(矢印ms方向)が回転するため、第2群Gr2の偏芯方向と片ボケの発生方向とが常に一致しており、その結果、1軸方向の偏芯で片ボケ補正が可能となっている。駆動源である2群偏芯駆動モーター65及び回転ブロック駆動モーター85は、非回転部FPに搭載されており、回転部RPへの給電線や信号線が無いため、360°以上一方向に回転し続けることができる。
 次に、1群偏芯タイプのプロジェクターPJの実施例2(EX2)における各部の具体的な構造を説明する。実施例2では、第1群Gr1(プリズムPrから映像光が出射する側に位置するレンズ)が片ボケ補正レンズ群である。図22~図26に、実施例2のプロジェクターPJにおける第1群Gr1の偏芯に関連する部分の具体例を示す。図22は実施例2の回転部RP(図3)を構成する回転ブロック80を示しており、図23~図25は実施例2の1群偏芯駆動機構を内蔵した回転ブロック80を分解した状態で示しており、図26(A)は1群偏芯駆動機構を内蔵した回転ブロック80を上方から見た状態で示しており、図26(B)はその回転ブロック80の縦断面構造を正面側から見た状態で示している。
 第1群Gr1は、1群玉枠W1(図24)に保持されている。1群玉枠W1にはその両側に直進案内キー73Aが設けられており、その直進案内キー73Aと対応するように、直進案内溝73Bが回転ブロック枠81に設けられている。1群玉枠W1は、直進案内溝73Bにより直進案内キー73Aで偏芯方向に直進案内され、1群押さえ板71(図22~図25)で脱落防止される構造になっている。1群玉枠W1の下部外周面には偏芯従動ピン72(図23,図24)が形成されており、その偏芯従動ピン72が1群偏芯駆動板74の偏芯駆動溝74aと係合する。そして、回転ブロック枠81と1群偏芯駆動板74との相対回転により、1群玉枠W1が偏芯駆動される。
 回転ブロック枠81は、回転ブロック駆動モーター85(図21)と、回転ブロック駆動モーターギヤ86(図25)と、回転ブロック駆動アイドルギヤ87(図25)とにより、その下面部の歯車81c(図25)で回転駆動される。1群偏芯駆動板74は、図26(A)に示すように、1群偏芯駆動モーター75と1群偏芯モーターギヤ76とにより、その外周部の歯車74cで回転駆動される。このように、回転ブロック枠81と1群偏芯駆動板74は、各々非回転部FPに取り付けられたモーターで回転駆動される。そして、回転ブロック80と1群偏芯駆動板74とが相対的に回転変位したとき、偏芯従動ピン72と偏芯駆動溝74aとの係合により、第1群Gr1は偏芯変位を生じる。
 上記のように、非回転部FPに搭載された1群偏芯駆動モーター75(偏芯駆動源)と、非回転部FPに変位可能に支持されて1群偏芯駆動モーター75の駆動力によって変位する1群偏芯駆動板74(偏芯駆動部材)と、回転部RPと1群偏芯駆動板74との相対変位を第1群Gr1(片ボケ補正レンズ群)の偏芯変位に変換する偏芯従動ピン72,偏芯駆動溝74a,直進案内キー73A,直進案内溝73B等(変換機構)とで、第1群Gr1(片ボケ補正レンズ群)の偏芯駆動が行われる。
 回転ブロック80と1群偏芯駆動板74との相対回転により、前述したように片ボケ補正のための第1群Gr1の偏芯駆動が行われる。回転ブロック80の回転に伴って第1群Gr1の偏芯方向(矢印ms方向)が回転するため、第1群Gr1の偏芯方向と片ボケの発生方向とが常に一致しており、その結果、1軸方向の偏芯で片ボケ補正が可能となっている。駆動源である1群偏芯駆動モーター75及び回転ブロック駆動モーター85は、非回転部FPに搭載されており、回転部RPへの給電線や信号線が無いため、360°以上一方向に回転し続けることができる。
 上述した実施例1,2(EX1,2)では、投影レンズ鏡胴PUがプロジェクターPJに一体化された構成になっているが、投影レンズ鏡胴PUは交換式としてもよい。その場合、各駆動源であるモーターを投影レンズ鏡胴PU側に組み付けて、プロジェクターPJとの接続を電気的接続としてもよく、また、各駆動源であるモーターをプロジェクターPJ本体に組み込んで、プロジェクターPJとの接続を機械的接続としてもよい。
 また実施例1,2では、投影方位の変更をモーターによる電動駆動としたが、手動による投影方位変更としてもよい。その場合、回転位置検出部23からの投影方位情報を用いて、片ボケ補正レンズ群の偏芯と映像補正を行ってもよい。実施例1,2では、第1群Gr1と第2群Gr2との間に反射光学素子であるプリズムPrを配置し、第1群Gr1,プリズムPr及び第2群Gr2で回転部RPを構成したが、実施例2では第2群Gr2を非回転部FPに搭載してもよい。また、反射光学素子を第1群Gr1のスクリーン面(投影対象面)側に配置し、反射光学素子と第1群Gr1から片ボケ補正レンズ群までを回転部RPに搭載してもよい。
 また実施例1,2では、片ボケ補正レンズ群が2枚ずつであったが、図27及び図28に示すように、それぞれ1枚で構成してもよい。図27に示す投影光学系ZLでは、第1群Gr1が3枚のレンズG1~G3、第2群Gr2が1枚のレンズG4でそれぞれ構成されており、実施例1と同様に第2群Gr2を片ボケ補正レンズ群としている。図28に示す投影光学系ZLでは、第1群Gr1が1枚のレンズG1、第2群Gr2が2枚のレンズG2,G3でそれぞれ構成されており、実施例2と同様に第1群Gr1を片ボケ補正レンズ群としている。
 PJ  プロジェクター
 PU  投影レンズ鏡胴
 ZL  投影光学系(ズームレンズ)
 Gr1,Gr2  第1群,第2群(片ボケ補正レンズ群)
 Gr3~Gr6  第3群~第6群
 RP  回転部
 FP  非回転部
 Pr  プリズム(反射光学素子)
 AX1  入射光軸
 AX2  出射光軸(反射光軸,投影光軸)
 IM  画像表示面
 SR1~SR4  測距部(測距ユニット)
 Q1  投光部
 Q2  受光部
 LC-B,LC-G,LC-R  光変調素子(光変調部)
 P0  クロスダイクロイックプリズム(色分離・合成部)
 P1-B,P1-G,P1-R  PBSプリズム
 IL  照明部(照明光学系)
 RS  光源部(光源)
 mr  回転方向
 ms,ms1,ms2  偏芯方向
 im1,im2  投影像面
 Ha,Hb  壁面(投影対象面)
 Da,Db,Dc  投影方位
 ima,imb,imc  投影映像
 10  制御部
 11  偏芯駆動源
 12  偏芯駆動機構
 13  偏芯検出部
 21  回転駆動源
 22  回転駆動機構
 23  回転位置検出部
 51  映像入力部
 52  映像補正部
 53  光変調部
 61  2群押さえリング
 64  2群偏芯駆動カム(偏芯駆動部材)
 64a  2群偏芯駆動カム面(変換機構)
 64b  2群偏芯カムフォロア(変換機構)
 64c  歯車
 65  2群偏芯駆動モーター(偏芯駆動源)
 66  2群偏芯駆動モーターギヤ
 71  1群押さえ板
 72  偏芯従動ピン(変換機構)
 73A  直進案内キー(変換機構)
 73B  直進案内溝(変換機構)
 74  1群偏芯駆動板(偏芯駆動部材)
 74a  偏芯駆動溝(変換機構)
 74c  歯車
 75  1群偏芯駆動モーター(偏芯駆動源)
 76  1群偏芯駆動モーターギヤ
 80  回転ブロック
 81  回転ブロック枠
 81a  2群偏芯案内面
 81c  歯車
 85  回転ブロック駆動モーター
 86  回転ブロック駆動モーターギヤ
 87  回転ブロック駆動アイドルギヤ

Claims (9)

  1.  映像光を投影対象面上に結像させる投影光学系を備えた投影レンズ鏡胴であって、
     前記投影光学系が、複数のレンズと、そのレンズ間で光軸を折り曲げる反射光学素子と、を有しており、
     前記投影光学系の途中から投影対象面側の部分が、前記反射光学素子と、その反射光学素子より投影対象面側に位置するレンズと、を少なくとも含み、かつ、前記反射光学素子に対する入射光軸を中心として回転可能な回転部を構成しており、
     前記回転部に含まれている少なくとも1つのレンズが、偏芯することにより、映像光の投影像面の傾きを前記反射光学素子に対する入射光軸周りに変更する片ボケ補正レンズ群を構成していることを特徴とする投影レンズ鏡胴。
  2.  前記片ボケ補正レンズ群の偏芯が、前記反射光学素子に対する入射光軸及び出射光軸の両方に対して垂直な一軸方向に行われることを特徴とする請求項1記載の投影レンズ鏡胴。
  3.  前記回転部に含まれない部分を非回転部とすると、その非回転部に搭載された偏芯駆動源と、前記非回転部に変位可能に支持されて前記偏芯駆動源の駆動力によって変位する偏芯駆動部材と、前記回転部と前記偏芯駆動部材との相対変位を前記片ボケ補正レンズ群の偏芯変位に変換する変換機構とで、前記片ボケ補正レンズ群の偏芯駆動が行われることを特徴とする請求項2記載の投影レンズ鏡胴。
  4.  前記片ボケ補正レンズ群が、前記反射光学素子に映像光が入射する側に位置するレンズ、又は前記反射光学素子から映像光が出射する側に位置するレンズからなることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の投影レンズ鏡胴。
  5.  前記反射光学素子での光軸の折り曲げ角度が略90°であり、前記回転部が前記反射光学素子に対する入射光軸を中心とした回転により映像の投影位置を変化させることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の投影レンズ鏡胴。
  6.  請求項1~5のいずれか1項に記載の投影レンズ鏡胴を備えたことを特徴とするプロジェクター。
  7.  照明光を映像信号に基づいて変調して映像光を形成する光変調素子と、光源と、その光源からの光を照明光として前記光変調素子に導く照明光学系と、前記片ボケ補正レンズ群の偏芯制御及び前記光変調素子への映像信号の補正制御を行う制御部と、を更に備えたことを特徴とする請求項6記載のプロジェクター。
  8.  前記制御部が、前記回転部の回転角度に対応する投影方位を前記偏芯制御及び補正制御に用いることを特徴とする請求項7記載のプロジェクター。
  9.  投影対象面までの投影距離及び投影対象面の傾きを検出する測距部を更に備え、前記制御部が、前記測距部で得られた投影距離を前記投影光学系のフォーカス制御に用い、前記測距部で得られた投影対象面の傾きを前記偏芯制御及び補正制御に用いることを特徴とする請求項8記載のプロジェクター。
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