JP2003302567A - レンズ鏡筒 - Google Patents

レンズ鏡筒

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JP2003302567A
JP2003302567A JP2003028835A JP2003028835A JP2003302567A JP 2003302567 A JP2003302567 A JP 2003302567A JP 2003028835 A JP2003028835 A JP 2003028835A JP 2003028835 A JP2003028835 A JP 2003028835A JP 2003302567 A JP2003302567 A JP 2003302567A
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Kazuo Mikami
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成でカメラの小型化を図ることがで
きるとともに、機器性能の安定化及び向上化を図ること
ができるカメラを提供するにある。 【解決手段】 収納位置と突出位置とに移動可能なレン
ズ鏡筒において、メスヘリコイド50Aを有する第1の
枠50と、上記第1の枠50に対し光軸方向に進退可能
であって、上記メスヘリコイド50Aと螺合するオスヘ
リコイド51Aを有する第2の枠51と、上記第1の枠
50に設けられ、上記突出位置にて上記第2の枠51の
光軸方向の位置を規制する位置規制溝と、を具備し、上
記オスヘリコイド51Aの一部を形成するねじ山部が上
記位置規制溝に嵌合することにより、上記第2の枠51
の上記第1の枠50に対する光軸方向の位置が規制され
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鏡枠を収納位置と
撮影位置とに移動可能なレンズ鏡筒に関するものであ
る。また、本発明は、撮影レンズ群等を保持する複数の
鏡枠が光軸方向に各別に移動可能に構成されたズームレ
ンズ鏡筒と反射素子とを含む変倍光学系を備え、特に変
倍光学系の小型化を図りつつカメラ本体の小型化及びカ
メラ性能の向上を可能にしたカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、普及しているコンパクトなズーム
カメラでは、ワイド状態からテレ状態までの撮影範囲を
カバーするようにズーム鏡筒が進退しなければならな
い。また、携帯時によりコンパクトとなるようにワイド
状態からテレ状態といった撮影状態からズームレンズ鏡
筒がカメラ本体に収納された所謂沈胴状態までの移動可
能なズームレンズ鏡筒が実用に供されている。さらに、
近年、ズーム倍率の高倍率化が求められており、これに
よってワイド状態、または、沈胴状態での鏡筒の長さ
と、テレ状態にするときの鏡筒の長さとの差が更に大き
くなってくる。これに対応するため、より長い長さまで
伸長できる鏡枠構造として、鏡枠の多段化、即ち、多段
化した鏡枠構造を備えたズームレンズ鏡筒が必要とされ
ている。
【0003】ところで、このようなズームレンズ鏡筒を
備えたカメラは、さらに小型化が望まれており、このよ
うな要望に鑑み、従来より数多くの提案がなされてい
る。特に本発明に係る関連技術としては、例えば特許文
献1に記載のレンズ鏡筒や、特許文献2に記載の一眼レ
フカメラのレンズ沈胴装置や、特許文献3及び特許文献
4並びに特許文献5に記載された沈胴可能なレンズ鏡筒
などがある。
【0004】前記特許文献1に記載の提案は、固定され
た初段の撮影レンズと、該初段の撮影レンズの後段に配
置された移動可能な複数の撮影レンズ群と、複数の移動
可能な撮影レンズ群の中間に配置した撮影光軸方向の方
向を変更する光軸変更手段と、該光軸変更手段の前後に
配置された移動可能な撮影レンズをそれぞれ撮影光軸方
向へ移動する駆動手段とからなるレンズ鏡筒を備えたカ
メラである。
【0005】このような構成によって、上記レンズ鏡筒
において、初段の撮影レンズ(前玉)の径を低減させる
ことができるので、カメラ全体の構成をさらに小型化に
しようとしている。
【0006】また、前記特許文献2に記載の提案は、レ
ンズの沈胴動作に連動してミラーを撮影光軸外に退避さ
せる機構を備えたことを特徴とする一眼レフカメラのレ
ンズ沈胴装置である。
【0007】このような構成によって、撮影レンズがカ
メラ本体内の光軸外に沈胴することができることで、一
眼レフカメラ本体の小型化を図ろうとしている。
【0008】また、上記特許文献3に開示されたもの
は、ズーム鏡筒を3段繰り出し機構とし、最外周に固定
筒があり、この中のギヤにより、内側の枠を沈胴位置か
ら撮影可能な突出位置まで移動させて、ワイド位置から
テレ位置までズーミングを行う構造を有したものであ
る。
【0009】また、上記特許文献4に開示のものは、沈
胴位置から、撮影可能な突出位置までは送りネジで行
い、その後、外周の回転枠を回転させることにより、ズ
ーミングを行う構造のものである。
【0010】さらに、上記特許文献5に開示されるレン
ズ鏡筒は鏡筒の沈胴位置から撮影可能な突出位置までの
セットアップ繰り出し動作と、ズーム動作領域での繰り
出し動作を行うための切換駆動が可能なものである。こ
のレンズ鏡筒は、上記鏡枠の沈胴位置から突出位置への
繰り出し動作を行うためのセット用ギヤと、上記突出位
置にて鏡枠を回動駆動して、ズーム駆動を行うためのズ
ーム用ギヤとが固定枠に支持されている。上記セット用
ギヤとズーム用ギヤは、共に上記沈胴位置から突出位置
への移動域区間に延びる軸方向に長いギヤを用いてい
る。
【0011】
【特許文献1】特開平11−258678号公報
【0012】
【特許文献2】特開昭55−52038号公報
【0013】
【特許文献3】特開平7−27963号公報
【0014】
【特許文献4】特開平8−313788号公報
【0015】
【特許文献5】特開平11−72682号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
許文献1に記載の提案では、前記光軸変更手段である反
射ミラーが、撮影光学系である初段の撮影レンズと変倍
光学系である移動可能な複数の撮影レンズ群との間に配
置がなされているものの絞りよりも前面側に配されてお
り、また、ズーミング動作するのにある程度移動距離が
必須である変倍光学系の複数の撮影レンズ群がカメラ本
体内に収容されているため、カメラ本体の小型化は極め
て困難であるといった問題点がある。
【0017】また、前記特許文献2に記載の提案では、
レンズの沈胴動作に連動してミラーを撮影光軸外に退避
させる機構を備えたことにより、撮影レンズがカメラ本
体内の光軸外に沈胴することができる技術に関して開示
がなされているが、このような技術は一眼レフカメラの
ファインダ用として実施されたもので、撮影光学系用と
して適用されたものではない。また、この提案は一眼レ
フカメラを前提として提案がなされたもので極めて構造
が複雑であるため、コンパクトなズームカメラにおいて
は不向きであり、小型化を満足することができないとい
った問題点がある。
【0018】さらに、上記特許文献1及び上記特許文献
2では、共に反射ミラーが単なる平面ミラーであるため
光路を屈曲させることが出来るのみであり、光学特性を
変化させることが出来なかった。そのため、ピント合わ
せや、各種収差の補正を行うためには別途レンズなどの
光学部品やそれを駆動する機構が必要となり、装置の大
型化を招いていた。
【0019】また、上記特許文献3のものは、鏡枠を沈
胴位置から突出位置、さらにワイドからテレ位置まで1
つのカムで移動させているため、繰り出し量が大きい場
合は、カムのリード角が大きくなり、負荷が大きくなっ
てしまう。一方、カムのリード角を小さくするには、鏡
枠の径を大きくすることである程度は可能であるが、そ
の場合には、レンズ鏡筒の小型化を図ることができな
い。つまり、負荷を大きくすることなくレンズ鏡筒の小
型化を図ることができなかった。
【0020】また、上記特許文献4のものは、沈胴位置
から突出位置までの移動と、この突出位置でのズーム駆
動用とに動力を切り換える必要があり、切換機構が複雑
となり、レンズ鏡筒の小型化を図ることができない。ま
た、動力を切り換えるための切換時間も必要なため、迅
速な駆動が行えないといった欠点もあった。
【0021】さらに、上記特許文献5では、レンズ鏡筒
にセット用ギヤとズーム用ギヤという軸方向に長く、径
も比較的大きい部材を2つ配置する必要があるため、レ
ンズ鏡筒の小型化を図ることができなかった。
【0022】そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、簡単な構成でカメラの小型化を図ることが
できるとともに、機器性能の安定化及び向上化を図るこ
とができるカメラを提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段、及び作用】上記の目的を
達成するために本発明によるレンズ鏡筒は、収納位置と
突出位置とに移動可能なレンズ鏡筒において、メスヘリ
コイドを有する第1の枠と、上記第1の枠に対し光軸方
向に進退可能であって、上記メスヘリコイドと螺合する
オスヘリコイドを有する第2の枠と、上記第1の枠に設
けられ、上記突出位置にて上記第2の枠の光軸方向の位
置を規制する位置規制溝と、を具備し、上記オスヘリコ
イドの一部を形成するねじ山部が上記位置規制溝に嵌合
することにより、上記第2の枠の上記第1の枠に対する
光軸方向の位置が規制されることを特徴とする。
【0024】また、本発明によるレンズ鏡筒は、収納位
置と突出位置とに移動可能なレンズ鏡筒において、メス
ヘリコイドを有する第1の枠と、上記第1の枠に対し光
軸方向に進退可能であって、上記メスヘリコイドに螺合
するオスヘリコイドを有する第2の枠と、上記第2の枠
に設けられ、上記突出位置にて上記第2の枠の上記第1
の枠に対する光軸方向の位置を規制する位置規制突起
と、上記第1の枠に設けられ、上記第2の枠が上記突出
位置にある際に上記位置規制突起が嵌合可能な第2の枠
用位置規制溝と、上記第1の枠に設けられ、上記メスヘ
リコイドと略同一のリード角を有し、上記位置規制突起
が挿通可能な位置規制突起案内溝とを具備することを特
徴とし、また、上記位置規制突起は、上記オスヘリコイ
ドの山部に比して、その幅が広いことを特徴とし、さら
に、上記位置規制突起は、上記メスヘリコイドの谷部に
比して、その幅が広いことを特徴とし、また、上記位置
規制突起は、上記オスヘリコイドの山部に比して、その
高さが高いことを特徴とし、さらに、上記第2の枠用位
置規制溝内に上記オスヘリコイドの山部が挿通可能なこ
とを特徴とし、また、上記第1の枠は上記位置規制突起
案内溝の壁部を形成する位置規制突起案内部を有し、該
位置規制突起案内部は上記第2の枠用位置規制溝内にも
形成されることを特徴とし、さらに、上記オスヘリコイ
ドの山高さは上記位置規制突起よりも低く形成されると
ともに、上記オスヘリコイドの山部は上記第2の枠用位
置規制溝内に挿通されることを特徴とし、また、上記位
置規制突起案内部は上記第2の枠用位置規制溝内におい
て、上記オスヘリコイドねじの山部が挿通可能な挿通部
を有することを特徴とする。
【0025】さらに、本発明によるレンズ鏡筒は、収納
位置と突出位置とに移動可能なレンズ鏡筒において、メ
スヘリコイドを有する第1の枠と、上記第1の枠に対し
光軸方向に進退可能であって、上記メスヘリコイドに螺
合するオスヘリコイドを有する第2の枠と、上記第1の
枠に設けられ、上記メスヘリコイドと略同じリード角を
有する位置規制用メスヘリコイドと、上記第2の枠に設
けられ、上記位置規制用メスヘリコイドと螺合する位置
規制用オスヘリコイドと、上記第1の枠に設けられ、上
記第2の枠が上記突出位置にある際に上記位置規制用オ
スヘリコイドが嵌合可能な第2の枠用位置規制溝とを有
することを特徴とし、また、上記位置規制用オスヘリコ
イドは、他のオスヘリコイドに比して、その山幅が広く
形成されることを特徴とし、さらに、上記位置規制用オ
スヘリコイドの山幅は、上記メスヘリコイドの谷幅より
も広く形成されることを特徴とし、また、上記第2の枠
用位置規制溝は、上記第1の枠の内周に突設された壁部
と、上記メスヘリコイドを形成する山部とにより形成さ
れることを特徴とし、さらに、上記第1の枠の内周に突
設して設けられ、上記第2の枠用位置規制溝の一部を形
成する壁部と、上記第1の枠に設けられ、上記位置規制
用メスヘリコイドを形成する山部であって上記位置規制
用オスヘリコイドを案内する位置規制用オスヘリコイド
案内部と、を有し、該位置規制用オスヘリコイド案内部
は、上記第2の枠用位置規制溝を通り上記壁部まで連続
して形成されることを特徴とし、また、上記位置規制用
オスヘリコイド案内部は、上記第2の枠用位置規制溝内
に上記オスヘリコイドが挿通可能なオスヘリコイド挿通
部を有することを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施の形態によって
本発明を説明する。図1及び図2は本発明のカメラの一
実施の形態を示し、図1は本カメラを正面側から見た場
合の外観構成を示す斜視図であり、図2は本カメラの電
気的な回路構成を示す要部ブロック構成図である。
【0027】本実施形態のカメラ1の本体及び各種の構
成部材は、主にカメラ本体2を構成する前カバー1a及
び後カバー1bと、前カバー1aの前面に沿う方向、即
ち撮影光学系5a(後述する)の光軸に直交する方向に
向けて摺動自在に配設されるバリア1c等によって形成
される外装部材により覆われている。
【0028】カメラ1の外装部材の周面上には、各種の
操作部材等が配置され、また内部に配設される各種の構
成部材の一部が外部に露出するようにして所定の位置に
配置されている。例えばカメラ1の上面部には、撮影動
作を開始する際に操作する操作部材であるレリーズボタ
ン8,撮影モード・内部時計の設定・ストロボ機能に関
する設定等の種々の設定操作等を行なうための操作部材
である複数のモード切換操作ボタン9等の操作部材,液
晶表示装置(LCD)等からなり撮影モード情報や日時
情報・カメラの状態情報等を視覚的に視認し得るように
絵・文字等の所定の形態で表示する表示パネル10等が
配設されている。
【0029】カメラ1の前面には、一方の上側縁部寄り
の所定の位置にストロボ発光部23(図2参照)の前面
を保護し、同発光部23からの閃光をカメラ1の前方の
被写体を含む所定の範囲に照射させるストロボ発光窓7
が配置されている。
【0030】また、カメラ1の前面の略中央部には、写
真撮影に寄与する被写体光束を透過させて、本実施の形
態の特徴となるカメラ1の内部に配置された可変形状ミ
ラー40を介し撮像素子13(図2参照)の受光面上に
被写体像を結像させる撮影光学系5aがレンズ鏡筒5b
に保持されて配置されている。
【0031】撮影光学系5aの周縁部であって本カメラ
1の外装部材の上側縁部近傍の所定の位置には、ファイ
ンダ窓6が配設されている。このファインダ窓6は、フ
ァインダ光学系を構成する対物レンズの前面を覆うよう
に配置されている。
【0032】さらに、カメラ1の背面側において一端側
の上縁部寄りの所定の位置には、撮影光学系5aの変倍
動作を行なうときに操作するズームレバー11等が配置
されている。
【0033】そして、バリア1cは、前カバー1aに対
して図1に示す矢印X方向に摺動自在に配設されてい
る。このバリア1cは、カメラの撮影時には、図1に示
すように左側に摺動させることによって該カメラ内の電
源スイッチ(図示せず)と連動して該カメラの電源をオ
ンすることができるようになっている。また、バリア1
cは、カメラの携帯時や保管時等の非撮影時には、図1
において右側に摺動させることによって、上記同様に前
記電源スイッチと連動して該カメラの電源をオフするこ
とができるとともに、カメラ1の前面側に配置された撮
影光学系5a及びレンズ鏡筒5bやファインダ窓6等の
構成部品をカバーし、これらを保護するようになってい
る。
【0034】また、本実施の形態のカメラ1では、バリ
ア1cを閉から開にすると、沈胴状態にあったレンズ鏡
筒5bがワイド端(最も短焦点となる撮影位置)にセッ
ト・アップされるようになっている。なお、図1に示す
状態は、バリア1cが開状態であって、レンズ鏡筒5b
がセットアップさせる前の状態を表わしている。
【0035】次に、本実施の形態のカメラに搭載された
電気回路の構成を図2を参照しながら詳細に説明する。
【0036】図2に示すように、本実施の形態のカメラ
1は、大きく分類すると、制御回路11,変倍光学系1
2及び可変形状ミラー40を含む撮影光学系5a,撮像
素子13,映像信号処理回路14,レンズ移動状態検知
回路15,モータ駆動回路16,駆動モータ17,2
0,絞り18,シャッタ制御回路19,セクタ位置検知
回路21,ストロボ回路22,ストロボ発光部23,モ
ード設定回路24,表示回路25,ドライバ回路26,
LCD等からなる表示部27,レリーズボタン8に含ん
で構成される1st,2stレリーズ検知スイッチ8
a,8bやモード切換操作ボタン9,及び表示パネル1
0とで主に構成されている。
【0037】制御回路11は、例えばCPUで構成され
たもので、該カメラ1全体の各種動作を制御する制御手
段である。
【0038】本実施の形態のカメラ1において、撮影光
学系5aは、カメラ本体2内に収納される沈胴位置(収
納位置)とカメラ本体2から突出した撮影位置(突出位
置)との間で進退可能なレンズ鏡筒5b(図1参照)に
より光軸方向に進退駆動され、撮影光学系5aの一部を
構成する第1,第2,第3レンズ群30,31,32か
らなる変倍光学系12と、第2レンズ群31と第3レン
ズ群32との間に配置された絞り18と、レンズ鏡筒5
b内に、これらのレンズ群30,31,32の光路中に
挿脱可能に支持されるとともに、絞り18の後段に配置
され、撮影光学系5bの他の一部を構成する可変形状ミ
ラー40とを備えて構成されている。さらに詳細な構成
の説明は後述する。
【0039】撮影光学系5aを介して取り込まれた被写
体光は、本実施の形態の特徴となる可変形状ミラー40
により反射された後、撮像素子13の面上に入射され、
該撮像素子13上に結像される。撮像素子13は、結像
した被写体像をアナログ映像信号に変換して、映像信号
処理回路14に供給する。
【0040】映像信号処理回路14は、供給されたアナ
ログ映像信号にディジタル化処理を施し、さらにLCD
からなる表示部27に表示するのに必要な信号処理やコ
ントラストAFを行うのに必要な各種処理を施し、CP
U11に供給する。これを受けCPU11は、ユーザ操
作に基づき、映像信号処理回路14からの撮像データを
表示回路25に供給すると同時に該表示回路25を駆動
制御することにより、例えばカメラ本体背面に設けられ
たLCD等の表示部27に撮像データに基づく画像が表
示される。また、CPU11は、供給された撮像データ
(コントラストデータ)に基づき、コントラストがピー
クとなるように可変形状ミラー40の反射形状の駆動制
御を行う。
【0041】レンズ移動状態検知回路15は、例えばズ
ーミング動作に伴う、変倍光学系12内のそれぞれのレ
ンズ群30,31,32のレンズ移動状態を検出し、検
出結果をCPU11に出力する。これを受け、CPU1
1は、レンズ移動状態検知回路15からの検出結果を基
に、ユーザ操作に応じたレンズ移動位置となるようにモ
ータ駆動回路16を駆動制御することにより、モータ1
7による回転駆動力が図示しないレンズ鏡筒駆動機構に
伝達され、各レンズ群を満足するズーミング位置に移動
させることができる。
【0042】一方、絞り18は、撮影光学系5a内の第
2レンズ群31と第3レンズ群32との間に配置される
ようになっている。この絞り18は、不図示のシャッタ
駆動機構を介してモータ20の駆動によって動作するも
ので、シャッタ制御回路19によって駆動制御がなされ
ることになる。例えば、絞り18が開いた状態となる
と、撮像素子13上に被写体像が結像される。なお、セ
クタ位置検知スイッチ21は、絞り18の開閉状態を検
知し、検出結果をCPU11に出力する。これを受けC
PU11は、セクタ位置検知スイッチ21からの検出結
果に基づき、シャッタ制御回路19を指示制御すること
により、絞り18の開閉動作及びシャッタ速度等が制御
される。
【0043】ストロボ回路22は、ストロボモード実行
時には、ストロボ発光部23を発光させるために必要な
電圧を充電するとともに、この充電電圧をストロボ発光
部23に印加させて発光させるための回路であり、その
駆動はCPU11によって制御されるようになってい
る。
【0044】また、カメラ1には、2段式のレリーズス
イッチ8が採用されており、図2に示すようにファース
トレリーズ検知スイッチ(以下、1stレリーズ検知ス
イッチ)8aと、セカンドレリーズ検知スイッチ(以
下、2ndレリーズ検知スイッチ)8bとが設けられて
いる。これらのレリーズ検知スイッチ8a,8bは、レ
リーズスイッチ8に連動したスイッチであって、レリー
ズスイッチ8の第1段階の押し下げにより1stレリー
ズ検知スイッチ8aがオンし、引き続いて第2段階の押
し下げで2ndレリーズスイッチ8bがオンするように
なっている。各レリーズ検知スイッチ8a,8bからの
スイッチ操作信号は、CPU11に供給される。
【0045】CPU11は、供給されたスイッチ操作信
号から1stレリーズ検知スイッチ8aのオンを認識す
ると、AF,測光動作を行うように制御し、さらに2n
dレリーズ検知スイッチ8bのオンを認識すると、撮影
動作を行うように制御する。勿論、この場合の撮影動作
は、モード切換操作ボタン9により予めモード設定回路
24にて設定された撮影モードに基づき実行されること
になる。
【0046】ところで、本実施の形態のカメラ1では、
図2に示すように電気的に反射面形状を変化させること
により、光学特性を変化させることができる可変形状ミ
ラー40を撮影光学系5aの光路中に設けたことが特徴
である。すなわち、変倍光学系12からの撮像光を、レ
ンズ鏡筒5b内の固定枠50(図6参照)側部に配設さ
れた撮像素子13へと反射して入射させる光学作用を備
えた可変形状ミラー40を搭載することによって、簡単
な構成でカメラ本体の小型化を図るだけでなく、その反
射面形状を変化させることにより、光学特性を自在に制
御可能な特性を有しているため、機械的な駆動機構を設
けることなく撮影光学系5aのピント合わせを実行する
ことができ、その結果カメラの機器性能向上に大きく寄
与できるようにしている。
【0047】具体的には、可変形状ミラー40は、リン
ク機構60(図10参照)を介してレンズ鏡筒5bの固
定枠50(図6参照)内に、第1,第2,第3レンズ群
30,31,32の光路中に挿脱可能に支持されるよう
に取付けられている。このリンク機構60は、レンズ鏡
筒5bが沈胴位置にある際には、可変形状ミラー40を
第1,第2,第3レンズ群30,31,32の光路から
退避させ、レンズ鏡筒5bが撮影位置にある際には、可
変形状ミラー40を第1,第2,第3レンズ群30,3
1,32の光路中に進出させるような構成となってい
る。なお、リンク機構60の詳細な構成については後述
する。
【0048】また、可変形状ミラー40は、反射面40
aとその反射面40aの形状を可変制御するための電極
40bとからなり、この電極40bはドライバ26から
の供給電圧によって駆動される。すなわち、CPU11
は、このドライバ26を駆動制御することにより、撮影
状況に応じて前記可変形状ミラー40の反射面形状を可
変させることが可能である。
【0049】さらに、可変形状ミラー40を含む主要部
の構成を図3乃至図5を参照しながら説明する。
【0050】図3は本実施の形態のカメラに搭載された
可変形状ミラーを含む主要部の構成を示す構成図であ
り、図4は本実施の形態の可変形状ミラーに用いる電極
の一形態を示す説明図、図5は本実施の形態の可変形状
ミラーに用いる電極の他の形態を示す説明図である。
【0051】図3に示すように、可変形状ミラー40
は、アルミコーティングされた薄膜(反射面)40aと
複数の電極40bからなり、反射面40aの形状を変化
可能として光学特性を変化させることのできる光学特性
を備えたミラー部材である。
【0052】複数の各電極40bには、複数の可変抵抗
器41が電気的に接続され、これらの可変抵抗器41
は、CPU11によるドライバ26の駆動制御により、
その抵抗値が可変制御されるようになっている。つま
り、ドライバ26は複数の可変抵抗器41の抵抗値を制
御するための駆動回路である。
【0053】これら可変抵抗器41の他端は、電源42
の負極に接続され、電源42の正極は、他の可変抵抗器
41aに接続されている。該可変抵抗器41aの他端
は、電源スイッチ43に接続され、該電源スイッチ43
の他端は、可変形状ミラー40の薄膜40aに接続され
ている。すなわち、薄膜40aと電極40bとの間に
は、電気的に接続される複数の可変抵抗器41,電源4
2,他の可変抵抗器41a及び電源スイッチ43が配さ
れることになる。
【0054】また、薄膜40aは、例えば、P.Rai-chou
dhury編、Handbook of Microlithiography,Micromachin
ing and Microfabrication, Volume 2:Micromachining
andMicrofabrication,P495,Fig.8.58, SPIE PRESS刊やO
ptics Communication, 140巻(1997年)P187〜190に
記載されているメンプレインミラーのように、複数の電
極40bとの間に電圧が印加されると、静電気力により
薄膜40aが変形してその面形状が変化するようになっ
ており、これにより、被写体距離に合わせたピント調整
ができる。必要に応じて、さらに、他のレンズ群の温度
や湿度変化による変形や屈折率の変化、あるいは、レン
ズ枠の伸縮や変形及び光学素子、枠などの部品の組立誤
差による結像性能の低下を防止するように変形量及び又
は形状を変化させることも可能であり、適正にピント調
整並びにピント調整で生じた収差の補正を行うこともで
きる。
【0055】なお、電極40bの形は、例えば図4、図
5に示すように、薄膜40aの変形のさせ方に応じて選
べばよい。
【0056】また、可変形状ミラー40を製作するのに
リソグラフィーを用いれば、精度の良い可変形状ミラー
40が得られるのでよい。
【0057】すなわち、反射面としての薄膜40aの形
状は、結像性能が最適になるようにCPU11からの信
号により各可変抵抗器41の抵抗値を変化させることに
より制御される。すなわち、CPU11には、映像信号
処理回路14からの信号が入力され、CPU11は、こ
れらの入力信号に基づき物体までの距離による結像性能
の低下を補償すべく、薄膜40aの形状が決定されるよ
うな電圧を電極40bに印加するように、可変抵抗器4
1の抵抗値を決定するための信号を出力する。このよう
に、薄膜40aは電極40bに印加される電圧、すなわ
ち静電気力で変形させられるため、その形状は状況によ
り非球面を含む様々な形状をとる。
【0058】なお、本実施の形態例の場合、撮像素子1
3からの像の信号の高周波成分が略最大になるように、
可変形状ミラー40を変形させて撮像素子13にピント
が合うようにすれば良い。
【0059】また、薄膜40aをポリイミド等の合成樹
脂で製作すれば、低電圧でも大きな変形が可能であるの
で好都合である。
【0060】次に、上記可変形状ミラー40が装着され
るレンズ鏡筒5bの構成及び作用について図6乃至図9
を参照しながら詳細に説明する。
【0061】図6はズーミング可能なレンズ鏡筒全体の
分解構成斜視図、図7は該レンズ鏡筒のズーミング時に
おける構成を説明するもので、図7(a)は該レンズ鏡
筒の沈胴状態、即ち収納位置にある状態、図7(b)は
該レンズ鏡筒のワイド状態、即ち突出位置にある状態、
をそれぞれ示している。図8は図7の固定枠の内周面の
展開図、図9は該レンズ鏡筒のズーミング時における繰
り出し動作を説明するための説明図である。以下の説明
においては、レンズ鏡筒の被写体側を前方とし、像側を
後方とする。また、第1レンズ群30,第2レンズ群3
1,第3レンズ群32で構成されるズームレンズの光軸
と平行な方向をS0 方向とし、また、光軸回りの回転方
向は、被写体側から見たときの回転方向で示すものとす
る。
【0062】本発明のカメラ1に搭載されたレンズ鏡筒
5bは、図6及び図7に示すようにカメラ本体2等に固
定支持され、本実施の形態の特徴となる前記可変形状ミ
ラー40が装着された固定枠50(第1の枠)と、この
固定枠50内に嵌入し、S0方向に回転且つ進退するカ
ム枠51(第2の枠)と、このカム枠51内に嵌入し、
該カム枠51と相対的に光軸周りに回動し、且つS0 方
向に一体的に直進進退するズーム枠(第1群レンズ枠と
もいう)52と、このズーム枠52内に嵌入し、直進進
退する第2レンズ群枠53と、前記ズーム枠52内に嵌
入し、直進進退する第3レンズ群枠54と、前記固定枠
50のミラー保持部50a内に回動可能に装着された前
述の可変形状ミラー40と、図示はしないが前記ズーム
枠52内に配設され、第2レンズ群枠53と第3のレン
ズ群枠54との間に配される絞り18と、前記固定枠2
内に配置され、図示しないズームユニットからの駆動力
を前記カム枠51に伝達する駆動ギヤ100とを含んで
構成されている。
【0063】さらに、レンズ鏡筒5bは、撮影用ズーム
レンズ光学系5aとして、ズーム枠52(第1レンズ群
枠)に保持される第1レンズ群30と、第2レンズ群枠
53に保持される第2レンズ群31と、第3レンズ群枠
54に保持される第3レンズ群32とを有している。
【0064】固定枠50は、前方(被写体側),後方
(像側)の両端が開口する環状部材であり、その内周部
にセットアップ位置規制用メスヘリコイドねじ50eと
複数形成されたメスヘリコイドねじ50fとから成るメ
スヘリコイド部50Aと、円周方向の異なる位置に配置
された凹状に光軸方向に延びた溝である直進ガイド溝5
0g(図7参照)と、凹状に光軸O方向に延びたギヤ室
50bと、その外周部の一部が突出するように形成さ
れ、その内部の所定位置に前記可変形状ミラー40を回
動自在に保持するためのミラー保持部50aと、このミ
ラー保持部50aとは対向して配置され、この内部に撮
像素子13等の撮像部材を固定するためのCCD保持部
50cとが設けられている。なお、上記セットアップ位
置規制用メスヘリコイドねじ50eとメスヘリコイドね
じ50fとは、同一のリード角で形成されている。
【0065】可変形状ミラー40の具体的な構成は、図
6に示すように該可変形状ミラー本体を収容して後述す
るリンク機構60によって固定枠50のミラー保持部5
0aに装着されるミラー保持枠40cと、可変形状ミラ
ー本体をミラー保持枠に固定して保持する凹形状の保持
部40dと、この保持部40dの面上に設けられ、可変
形状ミラーと電気的に接続されてフレキシブル基板(図
示せず)を背面側へと這わすためのフレキ挿通孔40e
と、ミラー保持枠40cの基端側に形成され、ミラー回
動軸40h(図中、中央部を省略して示す)を孔40g
に挿通して固定枠50のミラー保持部50a内に軸支す
るための軸受け部40fと、固定枠50のミラー保持部
50aと軸受け部40fとに係合して、ミラー保持枠4
0cを常時固定枠50の内部方向(光軸方向に)に付勢
する付勢ばね40i等で構成されている。
【0066】なお、固定枠50の可変形状ミラー40及
び撮像素子13等の主要部の取付け構造については後述
する。
【0067】カム枠51は、前方,後方の両端が開口す
る環状部材であり、その外周部の後方(像側)端部にオ
スヘリコイド部51Aが形成されている。このオスヘリ
コイド部51Aは、光軸方向所定幅で3つ形成されたセ
ットアップ位置規制用オスヘリコイドねじ51aと、こ
のセットアップ位置規制用オスヘリコイドねじ51aよ
りも幅が狭い形状で且つ複数周部上の所定領域に配設さ
れたオスヘリコイドねじ51bと、オスヘリコイドねじ
51bが配設される周部上の所定領域部分に配されるギ
ヤ部51cとから構成されている。
【0068】また、カム枠51の内周部には、3本の第
2レンズ群枠用カム溝(以下、第2群カム溝と称す)5
1eと、この第2群カム溝51eと同方向に交差するこ
となく延びる3本の第3レンズ群枠カム溝(以下、第3
群カム溝と称す)51dと、が設けられている。
【0069】本レンズ鏡筒組み立て状態では、前記カム
枠51のオスヘリコイド部51Aは、固定枠50の前記
メスヘリコイド部50Aに螺合しており、カム枠51
は、固定枠50に対して回動しながら光軸O方向に進退
移動する。また、前記固定枠50のギヤ室50bには、
軸方向に長いスパーギヤで形成される駆動ギヤ100が
回転可能な状態で光軸と平行に挿入される。その駆動ギ
ヤ100は、前記カム枠51のギヤ部51cと常時、噛
合してカム枠3に回転力を伝達する。
【0070】ズーム枠52は、環状部材であり、後方端
が開口しており、前方端部に第1レンズ群30を保持す
るためのレンズ保持部(図示せず)を有する。また、ズ
ーム枠52の外周部には、第2,第3レンズ群枠直進ガ
イド溝(以下、第2,第3群直進ガイド溝と称す)52
dが設けられている。
【0071】さらに、ズーム枠52の後端部外周面上に
は、半径方向の外方に向かう3つの直進ガイド部52a
と、その直進ガイド部52a近傍に配されたバヨネット
爪52bと、リンク機構60と当接して可変形状ミラー
40を回動させるための押圧部52cとが設けられてい
る。
【0072】本レンズ鏡筒組み立て状態では、前記ズー
ム枠52は、前記直進ガイド部52aが固定枠50の直
進ガイド溝50g(図7参照)に係合した状態でカム枠
51に嵌合する。この場合、ズーム枠52は、バヨネッ
ト爪52bによりカム枠51の内周面にバヨネット結合
される。したがって、ズーム枠52は、回転が規制され
回転することなくカム枠51の回転に伴って光軸方向に
直進進退する。
【0073】第2レンズ群枠53は、中央開口部を有す
る略円環状の枠部材であって、その後方部外周上に3つ
の2群ピン53aが固着されている。また、中央開口部
内部には、第2レンズ群31が保持される。
【0074】また、第3レンズ群枠54は、中央開口部
を有し、この中央開口部を介して第3レンズ群32を保
持する円環状の枠部材であって、この中央開口部近傍の
外周上には3つの3群ピン54aが固着されている。
【0075】本レンズ鏡筒組み立て状態では、前記第2
レンズ群枠53は、その外周部の3つの第2群ピン53
aが前記ズーム枠52の第2群,第3群直進ガイド溝5
2dに係合した状態でズーム枠52内に光軸方向に摺動
自在に嵌入する。したがって、第2レンズ群枠53は、
ズーム枠52の第2,第3群直進ガイド溝52dによっ
てS0 方向にガイドされ、カム枠51の第2群カム溝5
1eにより光軸方向に進退駆動される。
【0076】また、前記第3レンズ群枠54は、その外
周部上の3つの第3群ピン54aが前記ズーム枠52の
第2群,第3群直進ガイド溝52dに係合した状態でズ
ーム枠52内に光軸方向に摺動自在に嵌入する。したが
って、第3レンズ群枠54は、ズーム枠52の第2,第
3群直進ガイド溝52dによってS0 方向にガイドさ
れ、カム枠51の第3群カム溝51dにより光軸方向に
進退駆動される。
【0077】次に、上記構成を有するレンズ鏡筒のズー
ミングによる進退動作について図7乃至図9を参照しな
がら詳細に説明する。
【0078】本レンズ鏡筒1が沈胴状態にあるとき、図
7(a)の断面図に示すように全ての枠部材は、固定枠
50の内部に収納されている。このとき、カム枠51の
セットアップ位置規制用オスヘリコイド51aは、図8
に示すように係合しているカム枠51のセットアップ位
置規制用メスヘリコイドねじ50eの沈胴位置L1に配
置された状態となる。
【0079】本レンズ鏡筒5aを前記沈胴状態から図7
(b)の断面図に示す撮影可能な広角状態(ワイド端位
置)に繰り出すには、図示しないズームユニット(駆動
機構)を介して駆動ギヤ100を反時計回りに所定量回
転させる。すると、駆動ギヤ100の回転によりカム枠
51が回転しながら繰り出される。そのとき、S0 方向
に直進ガイドされるズーム枠52とともに相対的に前方
に直進移動する。
【0080】また、第2レンズ群枠53は、第2群ピン
53aがズーム枠52の第2,第3群直進ガイド溝52
dに係合してS0 方向に直進ガイドされながら前記カム
枠51によりワイド端位置に繰り出される。つまり、第
2群ピン53aが回転するカム枠51の第2群カム溝5
1eに沿って移動することで、第2レンズ群枠53がワ
イド端位置に繰り出される。
【0081】また、第3レンズ群枠54は、第3群ピン
54aがズーム枠52の第2,第3群直進ガイド溝52
dに係合してS0 方向に直進ガイドされながら前記カム
枠51によりワイド端位置に繰り出される。つまり、第
3群ピン54aが回転するカム枠51の第3群カム溝5
1dに沿って移動することで、第3レンズ群枠54がワ
イド端位置に繰り出される。
【0082】このとき、カム枠51のセットアップ位置
規制用オスヘリコイド51aは、図8に示すように係合
している固定枠50のセットアップ位置規制用メスヘリ
コイドねじ50eから外れ、固定枠50の端部に円周方
向に沿って穿設されたセットアップ位置規制溝50h上
のワイド位置L2に配置された状態となる。
【0083】本レンズ鏡筒5bを前記ワイド状態から図
9に示す望遠状態(テレ端位置)に繰り出すには、駆動
ギヤ100をさらに反時計回りに所定量回転させる。
【0084】すると、前記駆動ギヤ100の回転により
カム枠51が回転すると、第2群ピン53aが回転する
カム枠51の第2群カム溝51eに沿って移動すること
で、第2レンズ群枠53がテレ端位置に移動する(図9
参照)。
【0085】同時に第3レンズ群枠54も、第3群ピン
54aが回転するカム枠51の第3群カム溝51dに沿
って移動することで、第3レンズ群枠54がテレ端位置
に繰り出される(図9参照)。
【0086】このとき、カム枠51のセットアップ位置
規制用オスヘリコイド51aは、図8に示すように係合
している固定枠50のセットアップ位置規制溝50h上
のテレ端位置L3に配置された状態となる。
【0087】一方、本レンズ鏡筒5bを沈胴状態に繰り
込むには、図示しないズームユニット(駆動機構)を介
して駆動ギヤ100を時計回りに回転させる。その駆動
ギヤ100の回転によって、カム枠51,ズーム枠52
が相対的に繰り込まれ、さらに、第2群レンズ枠53,
第3レンズ群54もカム枠51の逆回転により、沈胴位
置に相対的に繰り込まれる。
【0088】図9に上記ズーミング動作における第1レ
ンズ群乃至第3のレンズ群の移動量の関係が示されてい
る。なお、これらの移動関係は第1レンズ群30を設け
たズーム枠52,第2,第3のレンズ群枠53,54に
ついても同様である。
【0089】つまり、本レンズ鏡筒5bの沈胴時におい
ては、図9に示すように、第1レンズ群30乃至第3レ
ンズ群32は所定の間隔で固定枠50内に収納される。
【0090】そして、本レンズ鏡筒5bが沈胴状態から
ワイド端位置状態(ワイド時)へと繰り出し動作する際
には、図9に示すように、第1レンズ群30と第2のレ
ンズ群31とが所定間隔の状態のまま、第1レンズ群3
0と第3レンズ群32とが広がるように第1群レンズ群
30,第2レンズ群31及び第3レンズ群32が相対的
に繰り出されることになる。
【0091】その後、本レンズ鏡筒5bがワイド端位置
からテレ端位置(テレ時)へと繰り出し動作する際に
は、図9に示すように、第1レンズ群30の位置は変わ
らずに、第2レンズ群31と第3レンズ群32との間隔
が狭くなるように、第2レンズ群31と第3レンズ群3
2とがそれぞれ移動することになる。
【0092】引き続き、図13も用いて、本実施形態の
レンズ鏡筒5bにおけるカム枠51の光軸方向の位置決
めについて詳述する。
【0093】図13は、図8におけるA−A断面を示す
図であり、セットアップ位置規制溝50h(第2の枠用
位置規制溝)の主要部を示す断面図である。なお、図1
3に、位置L2におけるカム枠51のオスヘリコイドね
じ51a,51bを2点鎖線で示す。
【0094】図13に示すように、第2の枠であるカム
枠51の外周上に設けられた上記セットアップ位置規制
用オスヘリコイドねじ51a(位置規制突起)は、上述
したように複数設けられた上記オスヘリコイドねじ51
bよりも、そのねじ山高さが高く、その幅が広く設定さ
れている。より具体的には図8に示すように上記セット
アップ位置規制用オスヘリコイドねじ51aの幅は、上
記メスヘリコイドねじ50fの谷幅よりも広く設定され
ている。
【0095】一方、第1の枠である固定枠50には、上
記セットアップ位置規制用オスヘリコイドねじ51a、
オスヘリコイドねじ51bにそれぞれ嵌合する、上記セ
ットアップ位置規制用メスヘリコイドねじ50e(位置
規制突起案内溝)及びメスヘリコイドねじ50fが設け
られており、前記セットアップ位置規制用メスヘリコイ
ドねじ50eの谷部の幅は、メスヘリコイドねじ50f
に対し、その谷部の幅が広く設定されている。
【0096】そして、上記セットアップ位置規制用メス
ヘリコイド50eを形成するねじ山部である位置規制突
起案内部(位置規制用オスヘリコイド案内部)50j
は、セットアップ位置規制溝50hを形成する壁部50
lまで延出しているのに対し、メスヘリコイドねじ50
fを形成する山部50kは壁部50lに対し所定間隔離
間して形成される。つまり、山部50kの光軸方向の端
部と壁部50lとの上記所定の間隔により、上記セット
アップ位置規制溝50hが形成される。
【0097】なお、上記位置規制突起案内部50jは、
上記セットアップ位置規制溝50h内において、その山
高さを低く設定し、オスヘリコイド挿通部50mを形成
している。そして、該オスヘリコイド挿通部50m部を
除く位置規制突起案内部50j、山部50k及び、壁部
50lの高さは略同じ高さに設定されている。
【0098】以上のような構成をとることにより、レン
ズ鏡筒5bが沈胴位置から撮影位置へと移動するセット
アップ動作において、上記セットアップ位置規制用オス
ヘリコイドねじ51aは、カム枠51の回転に伴って上
記セットアップ位置規制用メスヘリコイドねじ50eに
沿って変位し、上記セットアップ位置規制溝50hへと
侵入する。そしてさらにカム枠51を回転させることに
より、セットアップ位置規制用オスヘリコイドねじ51
aは、図8に示すワイド位置へと変位して、セットアッ
プ位置規制用溝50hと嵌合する。即ち、セットアップ
位置規制用オスヘリコイドねじ51aの光軸方向の端面
とセットアップ位置規制用溝50hとが嵌合する。これ
により、カム枠51の光軸方向の位置が規定される。こ
の状態で、カム枠51のオスヘリコイドと固定枠50の
メスヘリコイドとの螺合関係が解除される。
【0099】オスヘリコイドねじ51bも、同様に上記
セットアップ位置規制用溝50hへと侵入し、上記セッ
トアップ位置規制用オスヘリコイドねじ51aと上記セ
ットアップ位置規制用溝50hとの嵌合に比べて若干の
ガタを有して嵌合する。これにより、上記セットアップ
位置規制用オスヘリコイドねじ51aのみで嵌合するこ
とにより、カム枠51の光軸方向の位置をセットアップ
位置規制用オスヘリコイドねじ51aのみで規定するこ
とが出来るのでスムーズな駆動と正確な位置決めを実現
することができる。
【0100】このように、上記セットアップ位置規制用
溝50hは、第2の枠であるカム枠51の光軸方向の位
置を規制する第2の枠用位置規制溝として機能する。そ
して上記セットアップ位置規制用オスヘリコイドねじ5
1aは、第2の枠であるカム枠51の光軸方向の位置を
規制する位置規制突起として機能する。そして、セット
アップ位置規制用メスヘリコイドねじ50eを形成する
谷部は、上記位置規制突起を沈胴位置から突出位置へと
案内する位置規制突起案内溝として機能する。
【0101】また、オスヘリコイドねじ51bの山高さ
を上記セットアップ位置規制用オスヘリコイドねじ51
aよりも低く設定すると共に、上記セットアップ位置規
制用オスヘリコイド案内部50jに上記オスヘリコイド
挿通部50mを形成しているので、ズーム駆動中にカム
枠51が回転する場合には、上記オスヘリコイドねじ5
1bとセットアップ位置規制用溝50jとが干渉するこ
とがない。これにより、ズーム駆動用のカム枠51の回
転角を大きく設定することが可能となっている。
【0102】更に、上記セットアップ位置規制用オスヘ
リコイドねじ51aを上記オスヘリコイドねじ51bに
対し山高さを高く設定しているため、上記セットアップ
位置規制用オスヘリコイドねじ51aと上記セットアッ
プ位置規制用溝50hとの嵌合量を大きくすることが出
来る。これにより、カム枠51に何らかの外力が加わえ
られるような場合であっても、カム枠51aの位置規制
を確実に行えるので、強度の高いレンズ鏡筒とすること
ができる。
【0103】上記セットアップ位置規制用オスヘリコイ
ドねじ51aの幅を、メスヘリコイドねじ50fの谷幅
よりも広く設定することにより、セットアップ位置規制
用オスヘリコイドねじ51aがセットアップ位置規制用
溝50h内を移動している際に、メスヘリコイドねじ5
0fと螺合することを防止することができる。
【0104】一方、レンズ鏡筒5bを撮影位置から沈胴
位置へと駆動する場合は、カム枠51の回転に伴って上
記セットアップ位置規制用オスヘリコイドねじ51a
は、上記セットアップ位置規制用溝50h内を図8中左
方向へと移動する。そして、セットアップ位置規制用オ
スヘリコイドねじ51aの円周方向の端部がセットアッ
プ位置規制用オスヘリコイドねじ50eの山部を形成す
る位置規制突起案内部50jに当接する。この状態から
更にカム枠51を沈胴方向へと回転させると、セットア
ップ位置規制用オスヘリコイドねじ51aは、位置規制
突起案内部50jに案内されて、セットアップ位置規制
用メスヘリコイドねじ50eと螺合する。これに伴い、
オスヘリコイドねじ51bもメスヘリコイドねじ50f
と螺合する。このようにしてカム枠51のオスヘリコイ
ドと固定枠50のメスヘリコイドとが螺合して、沈胴位
置へと変位される。
【0105】このように上記位置規制突起案内部50j
は、位置規制突起であるセットアップ位置規制用オスヘ
リコイドねじ51aの山部を上記セットアップ位置規制
用溝50hから、位置規制突起案内溝であるセットアッ
プ位置規制用メスヘリコイド50eの谷部へと案内す
る。
【0106】ところで、上記構成のレンズ鏡筒によるズ
ーミング動作と連動する可変形状ミラー40の固定枠5
0への取付け構造について、図10及び図11を参照し
ながら詳細に説明する。
【0107】図10及び図11は本実施の形態の特徴と
なる可変形状ミラー40の取付け構造の構成及び作用を
説明するためのもので、図10はワイド端位置状態にあ
るレンズ鏡筒の主要部近傍の断面図、図11は沈胴位置
状態にあるレンズ鏡筒の主要部近傍の断面図をそれぞれ
示している。
【0108】まず、可変形状ミラー40の取付け構造を
説明する。図10に示すように、本実施の形態の特徴と
なる可変形状ミラー40は、上述したようにリンク機構
60によって、第1乃至第3レンズ群30,31,32
の光路中に挿脱可能に支持され、すなわち、レンズ鏡筒
5bが沈胴位置にある際には、可変形状ミラー40を光
路から退避させ、レンズ鏡筒5bが撮影位置にある際に
は、可変形状ミラー40を光路中に進出させることがで
きるように取付けられている。
【0109】可変形状ミラー40は、軸受け部40fに
挿通されるミラー回動軸40hが固定枠50のミラー保
持部50a内に軸支されることにより、回動可能に固定
枠50のミラー保持部50a内に支持される。この場
合、固定枠50のミラー保持部50aと軸受け部40f
とにかけて付勢ばね40iが係合しており、この付勢ば
ね40iによってミラー保持枠40cを常時固定枠50
の内部方向(光軸方向に)に付勢している。
【0110】一方、リンク機構60は、ミラー保持枠4
0cを移動可能に支持するためのミラーリンク部材61
とを備えて構成される。このミラーリンク部材61は基
端部にてリンク軸61aにより回動可能に軸支され、こ
のリンク軸61aが固定枠50のミラー保持部50a内
に軸支されることにより、該ミラーリンク部材61は該
ミラー軸61aを軸にして回動可能となる。
【0111】ミラーリンク部材61の中央近傍から先端
部近傍にかけて長穴形状のガイド穴60bが形成されて
いる。このガイド穴60bには、ミラー保持枠40cの
中央よりやや薄膜40a寄り側の側面部両側に固着され
た保持枠ピン45が移動可能に嵌合される。
【0112】すなわち、ミラー保持枠40cは、該保持
枠ピン45がガイド穴60bとの係合によってガイドさ
れることにより、ミラーリンク部材61の回動に連動し
た回動が可能である。
【0113】また、保持枠40cのフレキ挿通孔40e
からは、可変形状ミラー40からのフレキシブル基板4
4が背面側に延出され、その後、該レンズ保持枠40c
の背面側に這わされた後、ミラー回動軸40h近傍に形
成されたフレキ挿通孔40jから該ミラー回動軸40h
の被写体側を巻回するように這わされるようになってい
る。その後、フレキシブル基板44の基端部は、軸受け
部40fの上部に形成されたフレキ挿通部40k,固定
枠50のフレキ挿通孔50iを介して、ドライバ26や
CPU11を含む電子制御回路へと電気的に接続され
る。即ち、可変形状ミラー40の回動に影響しない最も
簡単で且つ理想的な配線形態となっている。
【0114】なお、固定枠50のCCD保持部50cに
は、撮像素子13が固定され、その上部にはローパスフ
ィルタ62,赤外カットフィルタ63が積層されるよう
に配されている。撮像素子13の前段にこれらローパス
フィルタ62,赤外カットフィルタ63が配されること
により、可変形状ミラー40からの不要な反射光を取り
除き、撮像性能向上に寄与している。
【0115】本実施の形態のカメラ1において、上記構
成の可変形状ミラー40は、レンズ鏡筒5bのズーミン
グ動作に連動してその回動が機械的に駆動されることに
なる。つまり、図10に示すように、レンズ鏡筒5bの
後端部に配されるズーム枠52の押圧部52cが可変形
状ミラー40のミラー保持枠40cの反射面側の一部と
当接できるようになっており、該レンズ鏡筒5bがワイ
ド端位置乃至テレ端位置へのズーミング動作には、該押
圧部52cは非接触、あるいはミラー保持枠40cの回
動に影響しない接触状態となる。
【0116】このとき、ミラー保持枠40cは、付勢ば
ね40iによって固定枠50の内部方向(光軸方向)に
付勢されているので、この付勢力により該ミラー保持枠
40cは押し下げられ、該ミラー保持枠40cの保持枠
ピン45がミラーリンク部材61のガイド穴60bの最
下端部に接触すると同時にこの状態が保持されることに
なる。これにより、可変形状ミラー40が、第1,第
2,第3レンズ群30,31,32の光路中に確実に位
置決めされることになり、これらレンズ群30,31,
32を介して取り込まれた撮像光をその薄膜40aにて
反射し、撮像素子13側へと高精度で照射することがで
きる。
【0117】一方、レンズ鏡筒5bがワイド端位置から
沈胴位置へと繰り込まれる場合には、ミラー保持枠40
cは、付勢ばね40iによって固定枠50の内部方向
(光軸方向)に付勢されつつも、固定枠50内に沈胴す
るレンズ鏡筒5bに伴い、レンズ鏡筒5bの後端部に配
されるズーム枠52の押圧部52cが可変形状ミラー4
0のミラー保持枠40cの反射面側と当接しながら円滑
に摺動して押し上げられ、これに連動して該ミラー保持
枠40cの保持枠ピン45がミラーリング部材61のガ
イド穴60bにガイドされながらミラーリンク部材61
を上側に回動させる。
【0118】その後、レンズ鏡筒5bが完全に沈胴位置
に到達すると、ミラー保持枠40cを完全に上部方向に
押し上げると同時に、保持枠ピン45がガイド穴60b
の最上端部(リング軸61a側の基端部)に接触しなが
らミラーリンク部材61を上部方向に回動させて、非撮
影時に伴う待避位置へと位置決めがなされることにな
る。すなわち、沈胴時には、可変形状ミラー40におけ
る光学作用は必要ではないので、可変形状ミラー40
は、第1,第2,第3レンズ群30,31,32の光路
中から待避した位置、つまり、ミラー保持部50a内に
完全に収容されることになる。この場合、付勢ばね40
iによってミラー保持枠40cを常時光軸方向に付勢し
ているので、携帯時においてゆれ等があったとしても、
ぐらつくことはなく、確実に収容状態を保持することが
可能である。
【0119】次に、本実施のカメラ1に搭載されたCP
U11による撮影制御動作例を、図12を参照しながら
詳細に説明する。
【0120】図12は本カメラ1に搭載されたCPU1
1による撮影制御動作例の一例を示すフローチャートで
ある。なお、本実施の形態では、AF処理に関し、例え
ば公知の山登りコントラストAF方式(コントラストA
F方式)を採用している。なお、本実施の形態において
上述のようにコントラストAFを用いているが、その他
の測距方式(アクティブ式、位相差パッシブ式など)に
よる測距結果に基づいて可変形状ミラー40の薄膜40
aの形状を制御するようにしても良い。
【0121】いま、図1に示すカメラ1の電源スイッチ
(図示せず)をオンし、ズームレバー11を操作してレ
ンズ鏡筒5bのズーミング動作を行い、所望するアング
ルで撮影可能状態であるものとする。なお、この場合、
レンズ鏡筒5bのズーミングにより、可変形状ミラー4
0はリンク機構60により図10に示すように位置決め
されているものとする。
【0122】このとき、CPU11は、ステップS1に
よる判断処理で、レリーズスイッチ8の押下に伴い1s
tレリーズ検知スイッチ8aがオンされたか否か判断
し、オンされるまで待機する。その後、該ステップS1
の判断処理で、レリーズボタン8の押下に伴い1stレ
リーズ検知スイッチ8aがオンしたと判断した場合に
は、次のステップS2に処理を移行する。
【0123】1stレリーズ検知スイッチ8aがオンし
たと判断されると、CPU11は、ステップS2による
処理で、コントラスピーク検出処理を行う。このコント
ラストピーク検出処理では、撮像素子13からの撮像信
号が映像信号処理回路14によって信号処理され、得ら
れたコントラストデータがCPU11に供給されている
ので、CPU11はドライバ26(図3参照)を駆動制
御して段階的に可変形状ミラー40の薄膜40aの形状
を変化させながら、コントラストを検出していき、コン
トラストのピークを検出するように制御する。そして、
CPU11はこの検出結果に基づき、コントラストがピ
ークとなるように可変形状ミラー40の薄膜40aの形
状を変化させるべくドライバ26の駆動制御を行う。こ
れにより、合焦状態となる。
【0124】なお、予めコントラストデータと可変形状
ミラー40の薄膜40aの変形状態とを比較するための
制御情報が記憶された記憶部を設け、この記憶部からの
制御情報を用いてコントラストがピークとなるように可
変形状ミラー40の薄膜40aの形状を制御するように
構成しても良い。
【0125】こうして、合焦状態となると、CPU11
は、続くステップS3の処理で測光処理を行い、例えば
映像信号処理回路から供給される撮像画像データを用い
て測光する。なお、測光処理は、公知のアルゴリズムで
実行しても良い。
【0126】そして、CPU11は、処理をステップS
4に移行し該ステップS4の判断処理で、レリーズスイ
ッチ8の押下に伴い2ndレリーズ検知スイッチ8bが
オンされたか否か判断し、2ndレリーズ検知スイッチ
8bがオンしたと判断した場合には、次のステップS6
に処理を移行し、オフであると判断した場合には、続く
ステップS5の判断処理で、1stレリーズ検知スイッ
チ8aがオンされたか否かを判断し、オンされた場合に
は、処理を前記ステップS4に戻して2ndレリーズ検
知スイッチ8bがオンされるまで待機する。このステッ
プS5の判断処理でオフであると判断された場合には、
処理を完了する。
【0127】CPU11は、2ndレリーズスイッチ8
bがオンすると、ステップS6の処理で、撮像素子13
による撮像処理を行うように制御することで、撮影が完
了となり、処理を再びフィードバックして該カメラ1を
撮影可能状態にさせる。
【0128】したがって、本実施の形態においては、カ
メラ1において、光軸方向に直進進退するレンズ鏡筒5
bを利用して撮影光学系5aの光路から退避、進入させ
ることのできる可変形状ミラー40を設けたことによ
り、簡単な構成で小型の撮像光学系を形成することがで
き、またレンズ鏡筒5bの固定枠50に撮像素子13を
配設できるので、結果としてカメラ1の小型化に大きく
寄与する。
【0129】このように可変形状ミラーを撮影光学系の
絞り位置よりも後段に配置し、変倍駆動時に進退駆動さ
れるレンズ群をカメラ本体から突没可能なレンズ鏡筒に
配することにより、特に高変倍比を有する光学系を用い
たとしてもカメラ本体が大型化することなく、また、レ
ンズ鏡筒を沈胴させる際には、可変形状ミラーを退避さ
せ、その可変形状ミラーが配されるスペース内にレンズ
鏡筒を収納させるため、収納時の大きさも小さくするこ
とが出来る。特に本実施の形態においては、可変形状ミ
ラーを撮影光学系の最も撮影媒体側に配しているため、
カメラ本体内に他の光学素子を配する必要がないので、
より、カメラの小型化が図られている。
【0130】また、電気的な制御のみで光学特性を変化
させることができるので、レンズを駆動する機構などを
設ける必要がないため、小型化が図れるとともに、静音
化、高応答性を実現することも出来る。
【0131】また、光軸に対して直進、進退するレンズ
鏡筒5bとリンク機構60によって可変形状ミラー40
の回動動作を実行するように構成しているので、駆動音
も静かで応答スピードも速いといった効果を得る。
【0132】さらに、可変形状ミラー40の薄膜40a
の変形駆動制御は、ごくわずかな電量値でも駆動するこ
とができるので、カメラ1のバッテリーの消耗も防ぎ省
エネに有効である。
【0133】また、本実施の形態においては、可変形状
ミラー40を光路から退避させる際に、レンズ鏡筒5b
のうち、光軸方向に直進駆動される枠部材にて、保持枠
40cを押圧するので、図6にハッチングにて示す範囲
にて保持枠40cと当接することになる。これにより、
駆動枠であるズーム枠52に形成された押圧部52cの
摺動軌跡が直進となるので、保持枠40cの中央部に可
変形状ミラー40を配置するスペースを確保することが
でき、装置の小型化が可能となる。
【0134】さらに、撮影光学系の一部を構成するレン
ズ群、他の一部を形成する可変形状ミラーを直接的、ま
たは間接的に単一の枠部材である固定枠にて保持してい
るので両者の位置関係を精度良く決めることができ、ひ
いては光学性能を損なうことがない。本実施の形態で
は、撮像媒体である撮像素子も、同一の枠部材である固
定枠で保持しているので、レンズ群、可変形状ミラー、
撮像素子といった、位置精度が要求される部材を、よ
り、精度良く位置決めすることができる。
【0135】なお、本実施の形態においては可変形状ミ
ラーをピント合わせのために用いているが、これに限ら
ず、撮像光学系を変倍させるために用いても良いし、変
倍動作に伴う収差補正等の各種補正のために用いても良
い。
【0136】これにより、カメラ1の小型化に大きく寄
与できることは勿論のこと、カメラ性能の向上を図るこ
とも可能である。
【0137】また、本実施の形態によれば、沈胴位置か
ら撮影可能な突出位置までの移動に用いるヘリコイドを
利用して突出位置における鏡枠の光軸方向の位置を規定
しているので、何ら複雑な機構を用いることなく、沈胴
位置と突出位置との間のセットアップ・ダウン駆動と、
ワイド位置とテレ位置との間のズームアップ・ダウン駆
動とを実現している。即ち、セットアップ動作とズーム
動作との間で何ら動力の切換を必要としない。
【0138】また、セットアップ動作とズーム動作とが
それぞれ独立した駆動手段を用いているので、セットア
ップ駆動量、ズーム駆動量共に大きく設定することが出
来る。
【0139】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、前記実施の形態の応用や組み合わせも
本発明に適用される。
【0140】[付記]以上、詳述した本発明の実施形態
によれば、以下の如き構成を得ることができる。即ち、 (付記1) カメラ本体内に収納される沈胴位置と、カ
メラ本体から突出した撮影位置との間で進退可能なレン
ズ鏡筒を有するカメラであって、前記カメラ本体に固定
される固定枠と、前記固定枠に対し、光軸方向に進退可
能な駆動枠と、前記レンズ鏡筒により光軸方向に進退駆
動され、撮影光学系の一部を構成するレンズ群と、前記
撮影光学系の他の一部を構成し、前記レンズ群からの光
束を所定の方向に反射する可変形状ミラーと、前記可変
形状ミラーを、前記レンズ群の光路中に位置する第1の
位置と該光路中から退避した第2の位置との間で移動可
能に保持し、前記固定枠に支持される保持枠と、前記保
持枠を前記第1の位置に向けて付勢する付勢部材と、前
記駆動枠に設けられ、前記保持枠を前記第2の位置に向
けて押圧可能な押圧部と、撮影状況に応じて、前記可変
形状ミラーの反射面形状を駆動制御する制御手段と、前
記可変形状ミラーの反射光軸上に配され、前記固定枠に
取り付けられた撮像媒体と、を具備し、前記レンズ鏡筒
が前記撮影位置にある際には、前記付勢部材の付勢力に
より、前記保持枠が第1の位置に位置し、前記レンズ鏡
筒の前記撮影位置から沈胴位置への移動に際して、前記
押圧部にて前記保持枠を押圧することにより前記付勢部
材の付勢力に抗して前記保持枠を前記第2の位置へと変
位させることを特徴とするカメラ。
【0141】(付記2) 前記制御手段は、前記可変形
状ミラーの反射面形状を、前記撮影光学系の変倍状態に
応じて変化させることを特徴とする付記1に記載のカメ
ラ。
【0142】(付記3) 前記制御手段は、前記可変形
状ミラーの反射面形状を、被写体距離に応じて変化させ
ることを特徴とする付記1に記載のカメラ。
【0143】(付記4) カメラ本体内に収納される沈
胴位置と、カメラ本体から突出した撮影位置との間で進
退可能なレンズ鏡筒と、前記レンズ鏡筒により光軸方向
に進退駆動され、撮影光学系の一部を構成するレンズ群
と、前記レンズ鏡筒内に、前記レンズ群の光路中に挿脱
可能に支持され、前記撮影光学系の他の一部を構成し、
前記レンズ群からの光束を所定の方向に反射する可変形
状ミラーと、前記可変形状ミラーの反射光軸上で配され
る撮像媒体と、前記レンズ鏡筒が前記沈胴位置にあるさ
いには、前記可変形状ミラーを前記レンズ群の光路から
退避させ、前記レンズ鏡筒が前記撮影位置にあるさいに
は、前記可変形状ミラーを前記レンズ群の光路中に進出
させる駆動機構と、撮影状況に応じて、前記可変形状ミ
ラーの反射面形状を駆動制御する制御手段と、を具備す
ることを特徴とするカメラ。
【0144】(付記5) 前記可変形状ミラーは、前記
撮影光学系の絞りの配される位置よりも、その光路上で
撮影媒体側に配されることを特徴とする付記4に記載の
カメラ。
【0145】(付記6) 前記可変形状ミラーは、前記
撮影光学系の光路のもっとも撮像媒体側に配されること
を特徴とする付記4または付記5に記載のカメラ。
【0146】
【発明の効果】以上、述べたように本発明によれば、簡
単な構成でカメラの小型化を図ることができるととも
に、機器性能の安定化及び向上化を図ることができるカ
メラを提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカメラの一実施の形態を示し、本カメ
ラを正面側から見た場合の外観構成を示す斜視図。
【図2】本カメラの電気的な回路構成を示す要部ブロッ
ク構成図。
【図3】本カメラに搭載された可変形状ミラーを含む主
要部の構成を示す構成図。
【図4】本実施の形態の可変形状ミラーに用いる電極の
一形態を示す説明図。
【図5】本実施の形態の可変形状ミラーに用いる電極の
他の形態を示す説明図。
【図6】ズーミング可能なレンズ鏡筒全体の分解構成斜
視図。
【図7】レンズ鏡筒のズーミング時における構成を説明
するための断面図。
【図8】図7の固定枠の内周面の展開図。
【図9】レンズ鏡筒のズーミング時における繰り出し動
作を説明するための説明図。
【図10】ワイド端位置状態にあるレンズ鏡筒の主要部
近傍の断面図。
【図11】沈胴位置状態にあるレンズ鏡筒の主要部近傍
の断面図。
【図12】本カメラ1に搭載されたCPU11による撮
影制御動作例の一例を示すフローチャート。
【図13】第2の枠用位置規制溝の主要部を示す断面
図。
【符号の説明】
1…カメラ、 2…カメラ本体、 5a…撮影光学系、 5b…レンズ鏡筒、 11…制御回路(CPU)、 12…変倍光学系、 13…撮像素子、 14…映像信号処理回路、 15…レンズ移動状態検知回路、 16…モータ駆動回路 18…絞り、 26…ドライバ、 30…第1レンズ群、 31…第2レンズ群 32…第3レンズ群 40…可変形状ミラー、 40a…薄膜(反射面)、 40b…電極、 40c…ミラー保持枠、 40d…保持部、 40e…フレキ挿通孔、 40f…軸受け部、 40h…ミラー回動軸、 40i…付勢ばね、 50…固定枠、(第1の枠) 50A…メスヘリコイド 50a…ミラー保持部、 50b…CCD保持部、 50e…メスヘリコイドねじ(位置規制突起案内溝,位
置規制用メスヘリコイド) 50h…セットアップ位置規制溝(位置規制溝,第2の
枠用位置規制溝) 50j…位置規制突起案内部,位置規制用オスヘリコイ
ド案内部 50l…壁部 50m…挿通部,オスヘリコイド挿通部 51…カム枠、(第2の枠) 51a…セットアップ位置規制用オスヘリコイド(位置
規制突起,位置規制用オスヘリコイド) 51A…オスヘリコイド 52…ズーム枠、 52c…押圧部、 53…第2レンズ群枠、 54…第3レンズ群枠、 60…リンク機構。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納位置と突出位置とに移動可能なレン
    ズ鏡筒において、 メスヘリコイドを有する第1の枠と、 上記第1の枠に対し光軸方向に進退可能であって、上記
    メスヘリコイドと螺合するオスヘリコイドを有する第2
    の枠と、 上記第1の枠に設けられ、上記突出位置にて上記第2の
    枠の光軸方向の位置を規制する位置規制溝と、 を具備し、上記オスヘリコイドの一部を形成するねじ山
    部が上記位置規制溝に嵌合することにより、上記第2の
    枠の上記第1の枠に対する光軸方向の位置が規制される
    ことを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】 収納位置と突出位置とに移動可能なレン
    ズ鏡筒において、 メスヘリコイドを有する第1の枠と、 上記第1の枠に対し光軸方向に進退可能であって、上記
    メスヘリコイドに螺合するオスヘリコイドを有する第2
    の枠と、 上記第2の枠に設けられ、上記突出位置にて上記第2の
    枠の上記第1の枠に対する光軸方向の位置を規制する位
    置規制突起と、 上記第1の枠に設けられ、上記第2の枠が上記突出位置
    にある際に上記位置規制突起が嵌合可能な第2の枠用位
    置規制溝と、 上記第1の枠に設けられ、上記メスヘリコイドと略同一
    のリード角を有し、上記位置規制突起が挿通可能な位置
    規制突起案内溝と、 を具備することを特徴とするレンズ鏡筒。
  3. 【請求項3】 上記位置規制突起は、上記オスヘリコイ
    ドの山部に比して、その幅が広いことを特徴とする請求
    項2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 【請求項4】 上記位置規制突起は、上記メスヘリコイ
    ドの谷部に比して、その幅が広いことを特徴とする請求
    項2または3に記載のレンズ鏡筒。
  5. 【請求項5】 上記位置規制突起は、上記オスヘリコイ
    ドの山部に比して、その高さが高いことを特徴とする請
    求項2、3、4の何れかに記載のレンズ鏡筒。
  6. 【請求項6】 上記第2の枠用位置規制溝内に上記オス
    ヘリコイドの山部が挿通可能なことを特徴とする請求項
    2に記載のレンズ鏡筒。
  7. 【請求項7】 上記第1の枠は上記位置規制突起案内溝
    の壁部を形成する位置規制突起案内部を有し、該位置規
    制突起案内部は上記第2の枠用位置規制溝内にも形成さ
    れることを特徴とする請求項2に記載のレンズ鏡筒。
  8. 【請求項8】 上記オスヘリコイドの山高さは上記位置
    規制突起よりも低く形成されるとともに、上記オスヘリ
    コイドの山部は上記第2の枠用位置規制溝内に挿通され
    ることを特徴とする請求項7に記載のレンズ鏡筒。
  9. 【請求項9】 上記位置規制突起案内部は上記第2の枠
    用位置規制溝内において、上記オスヘリコイドねじの山
    部が挿通可能な挿通部を有することを特徴とする請求項
    8に記載のレンズ鏡筒。
  10. 【請求項10】 収納位置と突出位置とに移動可能なレ
    ンズ鏡筒において、 メスヘリコイドを有する第1の枠と、 上記第1の枠に対し光軸方向に進退可能であって、上記
    メスヘリコイドに螺合するオスヘリコイドを有する第2
    の枠と、 上記第1の枠に設けられ、上記メスヘリコイドと略同じ
    リード角を有する位置規制用メスヘリコイドと、 上記第2の枠に設けられ、上記位置規制用メスヘリコイ
    ドと螺合する位置規制用オスヘリコイドと、 上記第1の枠に設けられ、上記第2の枠が上記突出位置
    にある際に上記位置規制用オスヘリコイドが嵌合可能な
    第2の枠用位置規制溝と、を有することを特徴とするレ
    ンズ鏡筒。
  11. 【請求項11】 上記位置規制用オスヘリコイドは、他
    のオスヘリコイドに比して、その山幅が広く形成される
    ことを特徴とする請求項10に記載のレンズ鏡筒。
  12. 【請求項12】 上記位置規制用オスヘリコイドの山幅
    は、上記メスヘリコイドの谷幅よりも広く形成されるこ
    とを特徴とする請求項10または11に記載のレンズ鏡
    筒。
  13. 【請求項13】 上記第2の枠用位置規制溝は、上記第
    1の枠の内周に突設された壁部と、上記メスヘリコイド
    を形成する山部とにより形成されることを特徴とする請
    求項10に記載のレンズ鏡筒。
  14. 【請求項14】 上記第1の枠の内周に突設して設けら
    れ、上記第2の枠用位置規制溝の一部を形成する壁部
    と、 上記第1の枠に設けられ、上記位置規制用メスヘリコイ
    ドを形成する山部であって上記位置規制用オスヘリコイ
    ドを案内する位置規制用オスヘリコイド案内部と、 を有し、該位置規制用オスヘリコイド案内部は、上記第
    2の枠用位置規制溝を通り上記壁部まで連続して形成さ
    れることを特徴とする請求項10または13に記載のレ
    ンズ鏡筒。
  15. 【請求項15】 上記位置規制用オスヘリコイド案内部
    は、上記第2の枠用位置規制溝内に上記オスヘリコイド
    が挿通可能なオスヘリコイド挿通部を有することを特徴
    とする請求項14に記載のレンズ鏡筒。
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