JP2006259685A - レンズ鏡筒、撮像装置及びカメラ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】物体の光学的な像を形成する撮像光学系を保持するレンズ鏡筒であって、前記撮像光学系が、物体からの光線を入射させる物体側レンズ群と、該物体側レンズ群から射出した光線を折り曲げる反射面を有する反射光学素子とを含み、撮像状態において、前記物体側レンズ群を物体からの光線方向に移動可能に保持し、収納状態において、撮像状態において配置される位置とは異なる退避位置に前記反射光学素子を退避させるレンズ鏡筒、該レンズ鏡筒を用いる撮像装置、及び該撮像装置を備えるカメラ。
【選択図】図1
Description
図1(a)は、本発明の実施の形態1に係る撮像装置を適用したカメラの撮像状態の概略構成を示す透過斜視図、図1(b)は、実施の形態1に係る撮像装置を適用したカメラの収納状態の概略構成を示す透過斜視図である。なお、図1(a)及び図1(b)は、実施の形態1に係る撮像装置を模式的に示した図であり、縮尺や相対的な関係は実際とは異なる。
(実施の形態2)
図5(a)は、本発明の実施の形態2に係る撮像装置を適用したカメラの撮像状態の概略構成を示す透過斜視図、図5(b)は、実施の形態2に係る撮像装置を適用したカメラの収納状態の概略構成を示す透過斜視図である。図5(a)及び図5(b)において、実施の形態1にて説明した構成と同一の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
(実施の形態3)
図8(a)は、本発明の実施の形態3に係る撮像装置を適用したカメラの撮像状態の概略構成を示す透過斜視図、図8(b)は、実施の形態3に係る撮像装置を適用したカメラの収納状態の概略構成を示す透過斜視図である。図8(a)及び図8(b)において、実施の形態1にて説明した構成と同一の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
(実施の形態4)
図9(a)は、本発明の実施の形態4に係る撮像装置を適用したカメラの撮像状態の概略構成を示す透過斜視図、図9(b)は、実施の形態4に係る撮像装置を適用したカメラの収納状態の概略構成を示す透過斜視図である。図9(a)及び図9(b)において、実施の形態2にて説明した構成と同一の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
(実施の形態5)
図10(a)は、本発明の実施の形態5に係る撮像装置を適用したカメラの撮像状態の概略構成を示す透過斜視図、図10(b)は、実施の形態5に係る撮像装置を適用したカメラの収納状態の概略構成を示す透過斜視図である。図10(a)及び図10(b)において、実施の形態1にて説明した構成と同一の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
(実施の形態6〜12)
以下、図面を参照しながら、実施の形態1〜5の撮像装置に適用可能なズームレンズ系を、さらに詳細に説明する。図11は、本発明の実施の形態6に係るズームレンズ系のレンズ配置図である。図13は、本発明の実施の形態7に係るズームレンズ系のレンズ配置図である。図15は、本発明の実施の形態8に係るズームレンズ系のレンズ配置図である。図17は、本発明の実施の形態9に係るズームレンズ系のレンズ配置図である。図19は、本発明の実施の形態10に係るズームレンズ系のレンズ配置図である。図21は、本発明の実施の形態11に係るズームレンズ系のレンズ配置図である。図23は、本発明の実施の形態12に係るズームレンズ系のレンズ配置図である。図11、13、15、17、19、21及び23において、(a)は、広角端(最短焦点距離状態:焦点距離fW)のレンズ構成、(b)は中間位置(中間焦点距離状態:焦点距離fM=√(fW*fT))のレンズ構成、(c)は望遠端(最長焦点距離状態:焦点距離fT)のレンズ構成をそれぞれ表している。
ここで、
ΣD:第2レンズ群と、第2レンズ群よりも像側にあってズーミングにおいて光軸方向 に移動しないレンズ群との間に配置される各レンズ群の光軸上の厚さの総和、
ΣdAIR:第2レンズ群と、第2レンズ群よりも像側にあってズーミングにおいて光軸 方向に移動しないレンズ群との間に配置される各レンズ群間の光軸上の空気 間隔の総和
である。
ΣD/ΣdAIR<0.80 ・・・(1)’’
実施の形態6〜12に係るズームレンズ系のように、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第1レンズ群と、負のパワーを有する第2レンズ群とを備え、第2レンズ群中に反射面を含むズームレンズ系を、実施の形態1、実施の形態3及び実施の形態5のように、反射光学素子よりも物体側にある光学要素のうちの一部を、収納状態において撮像状態の位置から退避させる撮像装置に適用する場合、ズームレンズ系は、以下の条件(2)を満足することが望ましい。
ここで、
D1:収納時に退避される光学要素よりも物体側に配置されるすべての光学要素におい て、最も物体側の面から最も像側の面までの光軸上の距離、
D2:収納時に退避される光学要素において、最も物体側の面から最も像側の面までの 光軸上の距離
である。
D1/D2<0.75 ・・・(2)’’
実施の形態6〜12に係るズームレンズ系のように、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第1レンズ群と、負のパワーを有する第2レンズ群とを備え、第2レンズ群中に反射面を含むズームレンズ系を、実施の形態2及び実施の形態4のように、反射光学素子よりも物体側にある光学要素を、収納状態においてすべて撮像状態の位置から退避させる撮像装置に適用する場合、ズームレンズ系は、以下の条件(3)を満足することが望ましい。
ここで、
D1’:収納時に退避される光学要素よりも物体側に配置されるすべての光学要素にお いて、最も物体側の面から最も像側の面までの光軸上の距離、
D2’:収納時に退避される光学要素において、最も物体側の面から最も像側の面まで の光軸上の距離
である。
D1’/D2’<0.56 ・・・(3)’’
実施の形態6〜12に係るズームレンズ系のように、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第1レンズ群と、負のパワーを有する第2レンズ群とを備え、第2レンズ群中に反射面を含むズームレンズ系を、実施の形態1、実施の形態3及び実施の形態5のように、反射光学素子よりも物体側にある光学要素のうちの一部を、収納状態において撮像状態の位置から退避させる撮像装置に適用する場合、ズームレンズ系は、以下の条件(4)を満足することが望ましい。
ここで、
D1:収納時に退避される光学要素よりも物体側に配置されるすべての光学要素におい て、最も物体側の面から最も像側の面までの光軸上の距離、
IV:撮像素子の短辺方向の長さ
である。
D1/IV<2.60 ・・・(4)’’
実施の形態6〜12に係るズームレンズ系のように、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第1レンズ群と、負のパワーを有する第2レンズ群とを備え、第2レンズ群中に反射面を含むズームレンズ系を、実施の形態2及び実施の形態4のように、反射光学素子よりも物体側にある光学要素を、収納状態においてすべて撮像状態の位置から退避させる撮像装置に適用する場合、ズームレンズ系は、以下の条件(5)を満足することが望ましい。
ここで、
D1’:収納時に退避される光学要素よりも物体側に配置されるすべての光学要素にお いて、最も物体側の面から最も像側の面までの光軸上の距離、
IV:撮像素子の短辺方向の長さ
である。
D1’/IV<2.50 ・・・(5)’’
実施の形態6〜12に係るズームレンズ系のように、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第1レンズ群と、負のパワーを有する第2レンズ群とを備え、第2レンズ群中に反射面を含むズームレンズ系を、実施の形態1、実施の形態3及び実施の形態5のように、反射光学素子よりも物体側にある光学要素のうちの一部を、収納状態において撮像状態の位置から退避させる撮像装置に適用する場合、ズームレンズ系は、以下の条件(6)を満足することが望ましい。
ここで、
D2:収納時に退避される光学要素において、最も物体側の面から最も像側の面までの 光軸上の距離、
IV:撮像素子の短辺方向の長さ
である。
D2/IV<3.50 ・・・(6)’’
実施の形態6〜12に係るズームレンズ系のように、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第1レンズ群と、負のパワーを有する第2レンズ群とを備え、第2レンズ群中に反射面を含むズームレンズ系を、実施の形態2及び実施の形態4のように、反射光学素子よりも物体側にある光学要素を、収納状態においてすべて撮像状態の位置から退避させる撮像装置に適用する場合、ズームレンズ系は、以下の条件(7)を満足することが望ましい。
D2’:収納時に退避される光学要素において、最も物体側の面から最も像側の面まで の光軸上の距離、
IV:撮像素子の短辺方向の長さ
である。
D2’/IV<4.50 ・・・(7)’’
実施の形態6〜12に係るズームレンズ系のように、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第1レンズ群と、負のパワーを有する第2レンズ群とを備え、第2レンズ群中に反射面を含むズームレンズ系は、以下の条件(8)を満足することが望ましい。
(ただし、Z=fT/fW>5.0)
ここで、
f2:第2レンズ群の合成焦点距離、
fW:全系の広角端での焦点距離、
fT:全系の望遠端での焦点距離
である。
f2/fW<−1.25 ・・・(8)’’
(ただし、Z=fT/fW>5.0)
実施の形態6〜12に係るズームレンズ系のように、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第1レンズ群と、負のパワーを有する第2レンズ群とを備え、第2レンズ群中に反射面を含むズームレンズ系は、以下の条件(9)を満足することが望ましい。
(ただし、Z=fT/fW>5.0)
ここで、
f1:第1レンズ群の合成焦点距離、
fW:全系の広角端での焦点距離、
fT:全系の望遠端での焦点距離
である。
f1/fW<7.50 ・・・(9)’’
(ただし、Z=fT/fW>5.0)
実施の形態6〜12に係るズームレンズ系のように、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第1レンズ群と、負のパワーを有する第2レンズ群とを備え、第2レンズ群中に反射面を含むズームレンズ系は、以下の条件(10)を満足することが望ましい。
(ただし、Z=fT/fW>5.0)
ここで、
M1:広角端から望遠端へズーミング時の第1レンズ群の移動量、
M3:広角端から望遠端へズーミング時の第3レンズ群の移動量、
fW:全系の広角端での焦点距離、
fT:全系の望遠端での焦点距離
である。
M1/M3<1.20 ・・・(10)’’
(ただし、Z=fT/fW>5.0)
実施の形態6〜12に係るズームレンズ系のように、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第1レンズ群と、負のパワーを有する第2レンズ群とを備え、第2レンズ群中に反射面を含むズームレンズ系は、以下の条件(11)を満足することが望ましい。
(ただし、Z=fT/fW>5.0)
ここで、
M1:広角端から望遠端へズーミング時の第1レンズ群の移動量、
IH:撮像素子の長辺方向の長さ、
fW:全系の広角端での焦点距離、
fT:全系の望遠端での焦点距離
である。
M1/IH<4.50 ・・・(11)’’
(ただし、Z=fT/fW>5.0)
実施の形態6〜12に係るズームレンズ系のように、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第1レンズ群と、負のパワーを有する第2レンズ群とを備え、第2レンズ群中に反射面を含むズームレンズ系は、以下の条件(12)を満足することが望ましい。
ここで、
Ri:反射光学素子の反射面上で反射する光束を撮像素子側の光軸に垂直な面に射影し たときの光束の有効径、
Img:像円径
である。
Ri/Img<0.60 ・・・(12)’’
実施の形態6〜12に係るズームレンズ系のように、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第1レンズ群と、負のパワーを有する第2レンズ群とを備え、第2レンズ群中に反射面を含むズームレンズ系は、以下の条件(13)を満足することが望ましい。
(ただし、Z=fT/fW>5.0)
ここで、
fOJTW:広角端における反射面よりも物体側に配置されるレンズ群の合成焦点距離、
fW:全系の広角端での焦点距離、
fT:全系の望遠端での焦点距離
である。
fOJTW/fW<−2.00 ・・・(13)’’
(ただし、Z=fT/fW>5.0)
実施の形態6〜12に係るズームレンズ系のように、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第1レンズ群と、負のパワーを有する第2レンズ群と、正のパワーを有する第3レンズ群と、正のパワーを有する第4レンズ群とを含むズームレンズ系は、以下の条件(14)を満足することが望ましい。
(ただし、Z=fT/fW>5.0)
ここで、
f4:第4レンズ群の合成焦点距離、
fW:全系の広角端での焦点距離、
fT:全系の望遠端での焦点距離
である。
f4/fW<6.50 ・・・(14)’’
(ただし、Z=fT/fW>5.0)
実施の形態6〜12に係るズームレンズ系のように、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第1レンズ群と、負のパワーを有する第2レンズ群と、正のパワーを有する第3レンズ群と、正のパワーを有する第4レンズ群とを含むズームレンズ系は、以下の条件(15)を満足することが望ましい。
(ただし、Z=fT/fW>5.0、βT4/βW4≠0)
ここで、
βT4:無限遠合焦状態における望遠端の第4レンズ群の倍率、
βW4:無限遠合焦状態における広角端の第4レンズ群の倍率、
fW:全系の広角端での焦点距離、
fT:全系の望遠端での焦点距離
である。
βT4/βW4<0.70 ・・・(15)’’
(ただし、Z=fT/fW>5.0、βT4/βW4≠0)
実施の形態6〜12に係るズームレンズ系のように、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第1レンズ群と、負のパワーを有する第2レンズ群と、正のパワーを有する第3レンズ群と、正のパワーを有する第4レンズ群とを含むズームレンズ系は、以下の条件(16)を満足することが望ましい。
(ただし、Z=fT/fW>5.0)
ここで、
f3:第3レンズ群の合成焦点距離、
f4:第4レンズ群の合成焦点距離、
fW:全系の広角端での焦点距離、
fT:全系の望遠端での焦点距離
である。
f3/f4<4.00 ・・・(16)’’
(ただし、Z=fT/fW>5.0)
なお、実施の形態6〜12に係るズームレンズ系は、いずれも物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第1レンズ群と、負のパワーを有する第2レンズ群と、正のパワーを有する第3レンズ群と、正のパワーを有する第4レンズ群と、正のパワーを有する第5レンズ群とからなる正負正正正の5成分構成のズームレンズ系であったが、かかる構成に限定されるものではない。正負正正の4成分構成、正負正の3成分構成、正負正負正の5成分構成等、正のパワーを有する第1レンズ群と、負のパワーを有する第2レンズ群と、後続するレンズ群からなるズームレンズ系であれば、実施の形態1〜5に示したレンズ鏡筒あるいは撮像装置に適用することができる。
(実施例1)
実施例1のズームレンズ系は、図11に示した実施の形態6に対応する。実施例1のズームレンズ系のレンズデータを表1に、撮影距離が∞の場合の、焦点距離、Fナンバー、画角、光学全長及び可変面間隔データを表2に、非球面データを表3に示す。
実施例2のズームレンズ系は、図13に示した実施の形態7に対応する。実施例2のズームレンズ系のレンズデータを表4に、撮影距離が∞の場合の、焦点距離、Fナンバー、画角、光学全長及び可変面間隔データを表5に、非球面データを表6に示す。
実施例3のズームレンズ系は、図15に示した実施の形態8に対応する。実施例3のズームレンズ系のレンズデータを表7に、撮影距離が∞の場合の、焦点距離、Fナンバー、画角、光学全長及び可変面間隔データを表8に、非球面データを表9に示す。
実施例4のズームレンズ系は、図17に示した実施の形態9に対応する。実施例4のズームレンズ系のレンズデータを表10に、撮影距離が∞の場合の、焦点距離、Fナンバー、画角、光学全長及び可変面間隔データを表11に、非球面データを表12に示す。
実施例5のズームレンズ系は、図19に示した実施の形態10に対応する。実施例5のズームレンズ系のレンズデータを表13に、撮影距離が∞の場合の、焦点距離、Fナンバー、画角、光学全長及び可変面間隔データを表14に、非球面データを表15に示す。
実施例6のズームレンズ系は、図21に示した実施の形態11に対応する。実施例6のズームレンズ系のレンズデータを表16に、撮影距離が∞の場合の、焦点距離、Fナンバー、画角、光学全長及び可変面間隔データを表17に、非球面データを表18に示す。
実施例7のズームレンズ系は、図23に示した実施の形態12に対応する。実施例7のズームレンズ系のレンズデータを表19に、撮影距離が∞の場合の、焦点距離、Fナンバー、画角、光学全長及び可変面間隔データを表20に、非球面データを表21に示す。
2 撮像素子
3 シャッターボタン
4 物体側レンズ群
5 反射光学素子
5a 反射面
6 像側レンズ群
7 反射光学素子
10 本体
11 第1レンズ群保持多段筒
12 第2レンズ群保持筒
13 第3レンズ群保持筒
14 第4レンズ群保持筒
15 第5レンズ群保持筒
16a ガイドシャフト
16b ガイドシャフト
21 第1レンズ群保持多段筒
22 第2レンズ群保持筒
AX1 光軸
AX2 光軸
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
G4 第4レンズ群
G5 第5レンズ群
L1 第1レンズ素子
L2 第2レンズ素子
L3 第3レンズ素子
L4 第4レンズ素子
L5 反射光学素子
L6 第6レンズ素子
L7 第7レンズ素子
L8 第8レンズ素子
L9 第9レンズ素子
L10 第10レンズ素子
L11 第11レンズ素子
L12 第12レンズ素子
L13 第13レンズ素子
L14 第14レンズ素子
A 絞り
P 平行平板
S 像面
Claims (26)
- 物体の光学的な像を形成する撮像光学系を保持するレンズ鏡筒であって、
前記撮像光学系が、物体からの光線を入射させる物体側レンズ群と、該物体側レンズ群から射出した光線を折り曲げる反射面を有する反射光学素子とを含み、
撮像状態において、前記物体側レンズ群を物体からの光線方向に移動可能に保持し、
収納状態において、撮像状態において配置される位置とは異なる退避位置に前記反射光学素子を退避させる、レンズ鏡筒。 - 反射光学素子が、物体からの軸上主光線を略90°折り曲げる反射面を持つ、請求項1に記載のレンズ鏡筒。
- 撮像光学系が、
反射光学素子よりも物体側に配置される物体側レンズ群と、
反射光学素子よりも像側に配置される像側レンズ群とを含み、
収納状態において、撮像状態において反射光学素子が配置されていた空間に前記物体側レンズ群の少なくとも一部を移動させる、請求項1に記載のレンズ鏡筒。 - 反射光学素子が、反射前の物体からの軸上主光線に直交する方向に退避する、請求項1に記載のレンズ鏡筒。
- 反射光学素子が、反射前の物体からの軸上主光線に直交する方向であって、撮像光学系の像側へ退避する、請求項4に記載のレンズ鏡筒。
- 撮像光学系が、物体側から像側へと順に、
正のパワーを有する第1レンズ群と、
負のパワーを有し、物体側から像側へと順に、像側によりパワーの強い面を持つ負メニスカス形状のレンズ素子と、反射光学素子と、後続する少なくとも1つのレンズ素子とを含む第2レンズ群と、
後続する少なくとも1つの後続レンズ群とを含むズームレンズ系である、請求項1に記載のレンズ鏡筒。 - 撮像光学系が以下の条件(1)を満足する、請求項6に記載のレンズ鏡筒:
0.50<ΣD/ΣdAIR<1.00 ・・・(1)
ここで、
ΣD:第2レンズ群と、第2レンズ群よりも像側にあってズーミングにおいて光軸方向 に移動しないレンズ群との間に配置される各レンズ群の光軸上の厚さの総和、
ΣdAIR:第2レンズ群と、第2レンズ群よりも像側にあってズーミングにおいて光軸 方向に移動しないレンズ群との間に配置される各レンズ群間の光軸上の空気 間隔の総和
である。 - 収納状態において、第2レンズ群のうち負メニスカス形状のレンズ素子を除く光学要素が、撮像状態において配置される位置とは異なる退避位置に退避する、請求項6に記載のレンズ鏡筒。
- 撮像光学系が以下の条件(2)を満足する、請求項8に記載のレンズ鏡筒:
0.60<D1/D2<0.85 ・・・(2)
ここで、
D1:収納時に退避される光学要素よりも物体側に配置されるすべての光学要素におい て、最も物体側の面から最も像側の面までの光軸上の距離、
D2:収納時に退避される光学要素において、最も物体側の面から最も像側の面までの 光軸上の距離
である。 - 撮像光学系が以下の条件(4)を満足する、請求項8に記載のレンズ鏡筒:
2.00<D1/IV<2.80 ・・・(4)
ここで、
D1:収納時に退避される光学要素よりも物体側に配置されるすべての光学要素におい て、最も物体側の面から最も像側の面までの光軸上の距離、
IV:撮像素子の短辺方向の長さ
である。 - 撮像光学系が以下の条件(6)を満足する、請求項8に記載のレンズ鏡筒:
3.00<D2/IV<4.00 ・・・(6)
ここで、
D2:収納時に退避される光学要素において、最も物体側の面から最も像側の面までの 光軸上の距離、
IV:撮像素子の短辺方向の長さ
である。 - 収納状態において、第2レンズ群全体が、撮像状態において配置される位置とは異なる退避位置に退避する、請求項6に記載のレンズ鏡筒。
- 撮像光学系が以下の条件(3)を満足する、請求項12に記載のレンズ鏡筒:
0.45<D1’/D2’<0.65 ・・・(3)
ここで、
D1’:収納時に退避される光学要素よりも物体側に配置されるすべての光学要素にお いて、最も物体側の面から最も像側の面までの光軸上の距離、
D2’:収納時に退避される光学要素において、最も物体側の面から最も像側の面まで の光軸上の距離
である。 - 撮像光学系が以下の条件(5)を満足する、請求項12に記載のレンズ鏡筒:
2.00<D1’/IV<2.80 ・・・(5)
ここで、
D1’:収納時に退避される光学要素よりも物体側に配置されるすべての光学要素にお いて、最も物体側の面から最も像側の面までの光軸上の距離、
IV:撮像素子の短辺方向の長さ
である。 - 撮像光学系が以下の条件(7)を満足する、請求項12に記載のレンズ鏡筒:
3.80<D2’/IV<5.20 ・・・(7)
D2’:収納時に退避される光学要素において、最も物体側の面から最も像側の面まで の光軸上の距離、
IV:撮像素子の短辺方向の長さ
である。 - 撮像光学系が以下の条件(8)を満足する、請求項6に記載のレンズ鏡筒:
−1.50<f2/fW<−1.00 ・・・(8)
(ただし、Z=fT/fW>5.0)
ここで、
f2:第2レンズ群の合成焦点距離、
fW:全系の広角端での焦点距離、
fT:全系の望遠端での焦点距離
である。 - 撮像光学系が以下の条件(9)を満足する、請求項6に記載のレンズ鏡筒:
5.00<f1/fW<8.00 ・・・(9)
(ただし、Z=fT/fW>5.0)
ここで、
f1:第1レンズ群の合成焦点距離、
fW:全系の広角端での焦点距離、
fT:全系の望遠端での焦点距離
である。 - 撮像光学系が以下の条件(10)を満足する、請求項6に記載のレンズ鏡筒:
0.80<M1/M3<1.40 ・・・(10)
(ただし、Z=fT/fW>5.0)
ここで、
M1:広角端から望遠端へズーミング時の第1レンズ群の移動量、
M3:広角端から望遠端へズーミング時の第3レンズ群の移動量、
fW:全系の広角端での焦点距離、
fT:全系の望遠端での焦点距離
である。 - 撮像光学系が以下の条件(11)を満足する、請求項6に記載のレンズ鏡筒:
3.00<M1/IH<5.00 ・・・(11)
(ただし、Z=fT/fW>5.0)
ここで、
M1:広角端から望遠端へズーミング時の第1レンズ群の移動量、
IH:撮像素子の長辺方向の長さ、
fW:全系の広角端での焦点距離、
fT:全系の望遠端での焦点距離
である。 - 撮像光学系が以下の条件(12)を満足する、請求項6に記載のレンズ鏡筒:
0.45<Ri/Img<0.65 ・・・(12)
ここで、
Ri:反射光学素子の反射面上で反射する光束を撮像素子側の光軸に垂直な面に射影し たときの光束の有効径、
Img:像円径
である。 - 撮像光学系が以下の条件(13)を満足する、請求項6に記載のレンズ鏡筒:
−2.80<fOJTW/fW<−1.80 ・・・(13)
(ただし、Z=fT/fW>5.0)
ここで、
fOJTW:広角端における反射面よりも物体側に配置されるレンズ群の合成焦点距離、
fW:全系の広角端での焦点距離、
fT:全系の望遠端での焦点距離
である。 - 撮像光学系が、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第1レンズ群と、反射光学素子を含み負のパワーを有する第2レンズ群と、正のパワーを有する第3レンズ群と、正のパワーを有する第4レンズ群とを備えるズームレンズ系であって、
前記撮像光学系が以下の条件(14)を満足する、請求項6に記載のレンズ鏡筒:
4.00<f4/fW<7.00 ・・・(14)
(ただし、Z=fT/fW>5.0)
ここで、
f4:第4レンズ群の合成焦点距離、
fW:全系の広角端での焦点距離、
fT:全系の望遠端での焦点距離
である。 - 撮像光学系が、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第1レンズ群と、反射光学素子を含み負のパワーを有する第2レンズ群と、正のパワーを有する第3レンズ群と、正のパワーを有する第4レンズ群とを備えるズームレンズ系であって、
前記撮像光学系が以下の条件(15)を満足する、請求項6に記載のレンズ鏡筒:
−0.25<βT4/βW4<0.80 ・・・(15)
(ただし、Z=fT/fW>5.0、βT4/βW4≠0)
ここで、
βT4:無限遠合焦状態における望遠端の第4レンズ群の倍率、
βW4:無限遠合焦状態における広角端の第4レンズ群の倍率、
fW:全系の広角端での焦点距離、
fT:全系の望遠端での焦点距離
である。 - 撮像光学系が、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第1レンズ群と、反射光学素子を含み負のパワーを有する第2レンズ群と、正のパワーを有する第3レンズ群と、正のパワーを有する第4レンズ群とを備えるズームレンズ系であって、
前記撮像光学系が以下の条件(16)を満足する、請求項6に記載のレンズ鏡筒:
2.00<f3/f4<5.00 ・・・(16)
(ただし、Z=fT/fW>5.0)
ここで、
f3:第3レンズ群の合成焦点距離、
f4:第4レンズ群の合成焦点距離、
fW:全系の広角端での焦点距離、
fT:全系の望遠端での焦点距離
である。 - 物体の光学的な像を電気的な画像信号として出力可能な撮像装置であって、
物体の光学的な像を形成する撮像光学系を保持するレンズ鏡筒と、
前記撮像光学系により形成された光学的な像を電気的な画像信号に変換する撮像素子とを備え、
前記撮像光学系が、物体からの光線を入射させる物体側レンズ群と、該物体側レンズ群から射出した光線を折り曲げる反射面を有する反射光学素子とを含み、
撮像状態において、前記物体側レンズ群を物体からの光線方向に移動可能に保持し、
収納状態において、撮像状態において配置される位置とは異なる退避位置に前記反射光学素子を退避させる、撮像装置。 - 物体の光学的な像を電気的な画像信号に変換し、変換された画像信号に対して表示及び記憶の少なくとも一方を行うカメラであって、
筐体と、
物体の光学的な像を形成する撮像光学系を保持するレンズ鏡筒及び該撮像光学系により形成された光学的な像を電気的な画像信号に変換する撮像素子を含む撮像装置とを備え、
前記撮像光学系が、物体からの光線を入射させる物体側レンズ群と、該物体側レンズ群から射出した光線を折り曲げる反射面を有する反射光学素子とを含み、
撮像状態において、前記物体側レンズ群を物体からの光線方向に移動可能に保持し、
収納状態において、撮像状態において配置される位置とは異なる退避位置に前記反射光学素子を退避させる、カメラ。
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