JPH089328Y2 - シリンダ錠及びこれに用いるスイッチ部品 - Google Patents

シリンダ錠及びこれに用いるスイッチ部品

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JPH089328Y2
JPH089328Y2 JP1993051081U JP5108193U JPH089328Y2 JP H089328 Y2 JPH089328 Y2 JP H089328Y2 JP 1993051081 U JP1993051081 U JP 1993051081U JP 5108193 U JP5108193 U JP 5108193U JP H089328 Y2 JPH089328 Y2 JP H089328Y2
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JP
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rotor
switch
switch component
cylinder case
component body
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JP1993051081U
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Inventor
和雄 大島
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株式会社ダイワロックス
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本案は、組立作業や製造作業にか
かる手間暇の軽減化等を図れるよう形成したシリンダ錠
に関し、更に詳しくはシリンダ錠及びこれに用いるスイ
ッチ部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種のシリンダ錠では、シリンダ
ケースの後端部にスイッチ部品を挿嵌後、このスイッチ
部品をシリンダケースに、ねじ止めしたり、或はシリン
ダケースの後端部の爪片でかしめ止めるのが通例であっ
た。又従来品では、図7に示される如く、マイクロスイ
ッチの押しボタンを制御する回転子4の回転停止動作
が、スイッチ部品本体3aの内周面に形成された板バネ
状の係合爪3eとの係合作用で行なわれるよう形成され
ていた。更に従来のこの種シリンダ錠では、マイクロス
イッチがスイッチ部品本体から脱落しないよう、通常、
マイクロスイッチを接着剤等でスイッチ部品本体に固定
していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記の通り従来品で
は、シリンダケースにスイッチ部品を、ねじ止め等の手
段で固定するものであったから、従来この種シリンダ錠
ではその分、組立作業や製造作業に手間暇がかかるとい
う問題点があった。又一旦スイッチ部品をシリンダケー
スに固定すると、その取り外しが困難になり、その結果
例えばスイッチ部品の交換を簡単に行なえないという不
利益があった。
【0004】又従来品では、上記の如く、回転子の制御
を、係合爪のバネ作用を利用して行なうよう形成されて
いたから、従来品によると、回転子の回転方向によって
回転力に差をきたす惧れがあった。即ち図7に示される
場合、回転子が、図面上、左回転する際は回転方向と係
合爪の開放端の方向とがほぼ沿っている為、係合爪は外
方に容易に押し戻されるが、右回転時は係合爪の根元方
向に回転力が作用するのを避けられないから、左回転時
に比べ抵抗力が大きくなる。その結果従来品によると、
回転子の回転方向で回転力が微妙に異なり、その分、操
作性の低下、商品価値の低下を生じ、又係合爪がひずみ
等をきたす分、その耐久性にも悪影響を与えるものであ
った。
【0005】更に従来品では、マイクロスイッチがスイ
ッチ部品本体に接着剤等で固定されていたから、例えば
マイクロスイッチの外部端子が折れ損すると、スイッチ
だけを交換することができず、その結果スイッチ部品自
体をそっくり交換しなければならないという不利益があ
った。
【0006】本案は、このような従来品の問題点を解消
しようとするものである。従って本案の技術的課題は、
シリンダケースにスイッチ部品を簡単に固定できるよう
にし、組立や製造にかかる手間暇を軽減し、又回転方向
で差を生じることを防止すると共に耐久性の向上を図
り、更にはマイクロスイッチの交換を容易化できるよう
形成したシリンダ錠、及びシリンダケースに対する着脱
の容易化等を図れるよう形成し、商品性を高めた、上記
シリンダ錠に用いるスイッチ部品を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本案は、上記の課題を解
決するために次のような技術的手段を採る。即ち本案
は、鍵孔付きのロータ2を回転自在に備えた筒状のシリ
ンダケース1と、このシリンダケース1の後端部に挿嵌
されるスイッチ部品3とで形成され、このスイッチ部品
3が、上記のロータ2と共に回転する回転子4と、この
回転子4でオンオフ制御されるマイクロスイッチ5とを
備えてなるシリンダ錠において、上記シリンダケース1
の後端部の対向する周側面位置に切欠窓6が夫々開口さ
れ、この切欠窓6にシリンダケース1の内側から嵌合す
る板バネ状の嵌合片7が上記スイッチ部品本体3aの周
側面位置に、このスイッチ部品本体3aと樹脂材で一体
成形により形成され、上記の回転子4がその周面の有底
孔4aに収納されたコイルバネ8で外方に弾発された係
合子9によりスイッチ部品本体3a内に係合自在に設け
られ、又上記のマイクロスイッチ5がスプリングピン1
0でスイッチ部品本体3aに取り付けられたことを特徴
とするものである。
【0008】この場合本案のシリンダ錠に用いるスイッ
チ部品としては、ロータ2と共に回転する回転子4と、
この回転子4でオンオフ制御されるマイクロスイッチ5
とを備え、シリンダケース1の後端部の対向する周側面
位置に夫々開口された切欠窓6にシリンダケース1の内
側から嵌合する板バネ状の嵌合片7が、スイッチ部品本
体3aの周側面位置に、このスイッチ部品本体3aと樹
脂材で一体成形により形成され、上記の回転子4がその
周面の有底孔4aに収納されたコイルバネ8で外方に弾
発された係合子9によりスイッチ部品本体3a内に係合
自在に設けられ、又上記のマイクロスイッチ5がスプリ
ングピン10でスイッチ部品本体3aに取り付けられた
ことを特徴とするものがある。
【0009】
【実施例】以下、本案の好適な一実施例を添付図面に従
って説明する。1は、金属材で形成された筒状のシリン
ダケースである。このシリンダケース1は、鍵孔付きの
ロータ2を回転自在に備えて形成されている。又3は、
シリンダケース1の後端部に挿嵌されるスイッチ部品で
ある。上記のスイッチ部品3は、ロータ2と共に回転す
る回転子4と、この回転子4でオンオフ制御されるマイ
クロスイッチ5とを備えて形成されている。
【0010】6は、上記シリンダケース1の後端部の対
向する周側面位置に夫々開口された切欠窓である。又7
は、この切欠窓6に嵌合する板バネ状の嵌合片である。
この嵌合片7は、上記スイッチ部品本体3aの周側面位
置に、この実施例ではスイッチ部品本体3aと共に樹脂
材で一体成形により形成されている。
【0011】4aは、回転子4の周面の、この実施例で
は180度隔てた位置に夫々開口された有底孔である。
8はこの有底孔4aに収納されたコイルバネであり、9
はこのコイルバネ8で外方に弾発された係合子である。
尚4bは、ロータ2の突片2aが嵌合するよう回転子4
に形成された嵌合孔である。又4cは、マイクロスイッ
チ5の押しボタン5aをオンオフ制御するよう、回転子
4の背面の対向位置に、弧状に形成された突条である。
【0012】3b(図3、図5参照)は、スイッチ部品
本体3aに形成された回転子4の収納孔である。この収
納孔3bの内周面に、上記の係合子9が係合する凹溝3
cが形成されている。尚この凹溝3cは、この実施例で
は収納孔3bの軸心を中心に90度の間隔をおいて、且
つ軸心に沿って直線状に形成されている。又3dは、回
転子4の拡大筒部の前面4dを係止するよう、スイッチ
部品本体3aの対向位置に、板バネ状に一体成形された
係止爪である。
【0013】10は、スプリングピンである。このスプ
リングピン10は、この実施例ではスイッチ部品本体3
aの後部側の上下位置に左右方向にわたって平行一対状
に挿通されている。マイクロスイッチ5は、このスプリ
ングピン10によって、端子5bをスイッチ部品本体3
aの背面から突き出した状態で、スイッチ部品本体3a
に取り付けられている。
【0014】11は、マイクロスイッチ5と共にスイッ
チ部品本体3aに収納されたスぺーサである。この実施
例では、図示されるようにマイクロスイッチ5はスイッ
チ部品本体3aに1個だけ備えられている。尚この実施
例では、シリンダケース1の後端部に一対状の突片1a
が形成され、この突片1aがスイッチ部品本体3aの側
面部に、周面を面一の状態にして嵌合するよう形成され
ている。
【0015】次にこの実施例の作用を説明する。先ずス
イッチ部品3を、シリンダケース1の後端部に挿し込
む。すると上記の嵌合片7が、シリンダケース1の内面
で内側に押し込められながら切欠窓6に嵌合する。従っ
てこれによりスイッチ部品3が、シリンダケース1の後
端部に挿嵌され固定される。尚スイッチ部品3を取り外
す場合は、切欠窓6内の嵌合片7を外側からピン等で押
し込め、嵌合片7と切欠窓6との嵌合状態を解除する。
そして次にスイッチ部品3を、シリンダケース1の後端
部から抜き取れば良い。
【0016】又上記の回転子4は、ロータ2の後端2a
が嵌合孔4bに嵌合することにより、ロータ2と一体化
し、ロータ2と共に回転するものであり、回転中、係合
子9が凹溝3cにコイルバネ8の弾発力で係合すると、
その位置で係止される(図1B、図3参照)。そしてコ
イルバネ8の弾発力に抗してロータ2に回転力を加える
と、係合子9は収納孔3bの内周面によって有底孔4a
内に押し込められ、その結果回転子4は係合状態が解か
れ、回転可能になる。
【0017】又マイクロスイッチ5は、本案の場合、ス
プリングピン10の半径方向への復元力を利用してスイ
ッチ部品本体3aに固定されている。従ってこのスイッ
チ5を交換する際は、スプリングピン10をその復元力
に抗して例えば引き抜くことにより、簡単にスイッチ部
品本体3aから取り外すことができる。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように本案では、シリンダ
ケースの切欠窓にスイッチ部品の嵌合片を嵌合させるこ
とにより、スイッチ部品をシリンダケースに固定でき
る。従って本案によれば、組立作業、製造作業を簡単化
でき、又嵌合片を例えば外部から押し込むことにより両
者の固定状態を解除できるから、スイッチ部品をシリン
ダケースから取り外すことも簡単に行なえるという実用
上優れた効果を奏する。又本案の場合は回転子が、コイ
ルバネで外方に弾発された係合子を介してスイッチ部品
本体内に係合自在に設けられている。従って本案では、
ロータの回転方向が正逆いずれの方向であっても回転力
に差を生じることなく等しい力で円滑に回転操作でき、
又スイッチ部品の耐久性にも悪影響を及ぼすことがな
い。更に本案のシリンダ錠では、マイクロスイッチがス
イッチ部品本体にスプリングピンで固定されているか
ら、スプリングピンを抜くことにより、マイクロスイッ
チをスイッチ部品本体から簡単に取り外しできる。その
結果本案によれば、マイクロスイッチが例えば故障した
ときでも、故障した当該スイッチだけを交換することが
可能になるという利点がある。
【0019】又請求項2記載のスイッチ部品の場合は、
交換が容易で、ロータの回転方向による抵抗力に差がな
く、又耐久性も高く、更にはマイクロスイッチの取り外
しも容易な、商品価値の高いスイッチ部品を提供できる
という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aは本案シリンダ錠の一部を切欠した要部分解
側面図、BはAのBーB線拡大断面図である。
【図2】本案シリンダ錠の側面図である。
【図3】スイッチ部品の正面図である。
【図4】図3のIVーIV線における断面図である。
【図5】本案シリンダ錠の要部分解斜視図である。
【図6】回転子を示し、Aは分解正面図、Bは背面図、
Cは平面図、Dは右側面図である。
【図7】従来の回転子とスイッチ部品本体との係合状態
を示す説明用の要部断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダケース 2 ロータ 3 スイッチ部品 3a スイッチ部品本体 4 回転子 4a 有底孔 5 マイクロスイッチ 6 切欠窓 7 嵌合片 8 コイルバネ 9 係合子 10 スプリングピン

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍵孔付きのロータを回転自在に備えた筒
    状のシリンダケースと、このシリンダケースの後端部に
    挿嵌されるスイッチ部品とで形成され、このスイッチ部
    品が、上記のロータと共に回転する回転子と、この回転
    子でオンオフ制御されるマイクロスイッチとを備えてな
    るシリンダ錠において、上記シリンダケースの後端部の
    対向する周側面位置に切欠窓が夫々開口され、この切欠
    窓にシリンダケースの内側から嵌合する板バネ状の嵌合
    片が上記スイッチ部品本体の周側面位置に、このスイッ
    チ部品本体と樹脂材で一体成形により形成され、上記の
    回転子がその周面の有底孔に収納されたコイルバネで外
    方に弾発された係合子によりスイッチ部品本体内に係合
    自在に設けられ、又上記のマイクロスイッチがスプリン
    グピンでスイッチ部品本体に取り付けられたことを特徴
    とするシリンダ錠。
  2. 【請求項2】 ロータと共に回転する回転子と、この回
    転子でオンオフ制御されるマイクロスイッチとを備えて
    なる請求項1記載のシリンダ錠に用いるスイッチ部品で
    あって、シリンダケースの後端部の対向する周側面位置
    に夫々開口された切欠窓にシリンダケースの内側から
    合する板バネ状の嵌合片がスイッチ部品本体の周側面位
    置に、このスイッチ部品本体と樹脂材で一体成形により
    形成され、上記の回転子がその周面の有底孔に取納され
    たコイルバネで外方に弾発された係合子によりスイッチ
    部品本体内に係合自在に設けられ、又上記のマイクロス
    イッチがスプリングピンでスイッチ部品本体に取り付け
    られたことを特徴とするスイッチ部品。
JP1993051081U 1993-08-26 1993-08-26 シリンダ錠及びこれに用いるスイッチ部品 Expired - Lifetime JPH089328Y2 (ja)

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JPH0715969U JPH0715969U (ja) 1995-03-17
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JP4624828B2 (ja) * 2005-03-23 2011-02-02 ジーエスケー販売株式会社 スイッチ付き錠装置
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