JP3315076B2 - 車両ロック装置におけるラッチ - Google Patents
車両ロック装置におけるラッチInfo
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Description
るラッチに関するものである。
いる車両ロック装置本体の合成樹脂ボディaと、該ボデ
ィaに軸装されているラッチbと、該ラッチbの外周面
に形成された閉扉のとき車体側のストライカcが係合す
る係合溝dと、前記ラッチbの外周面に形成されたハー
フラッチ係合段部e及びフルラッチ係合段部fと、前記
ボディaに軸装された閉扉のとき前記ハーフラッチ係合
段部e又は前記フルラッチ係合段部fのいずれかに係合
してラッチbの逆転を防止するラチェットgとからな
り、前記ラッチbにはボディa方向に突出すピンhを設
け、前記ボディaには、前記ピンhが係合する溝iを設
け、溝iにはバネjを嵌合させた構造は、公知である。
公知のロック装置は、開扉のときはバネjの弾力で停止
ゴムkに当接する完全開扉位置に回動し、閉扉すると、
図2のように、ラッチbの係合溝dにストライカcが係
合してバネjの弾力に抗してラッチbは左回転し、ラッ
チbの外周面のフルラッチ係合段部fにラチェットgが
係合してバネjの弾力によるラッチbの逆転を防止し、
開扉のときは、ラチェットgはラッチbより外れ、ラッ
チbは戻しバネjの弾力で図1の完全開扉位置の状態に
戻る。
3のように、ラッチbの陰にバネjを取付けるので、作
業が非常に行ないずらいという課題があった。指先で持
ったバネjの一端を溝iに係合させ、バネjの他端はラ
ッチbの陰の係合ピンhに係合させるが、そのときどう
してもバネjから指先を離さなければならず、熟練した
組立作業人でも、バネ組立を失敗して、折損させたり、
噛込みさせたりする。また、バネjの組付け忘れがあっ
ても、確認する手段がない。
発する。
けられたロック装置本体の合成樹脂ボディ1に、ラッチ
軸10によりラッチ3をラチェット軸11によりラチェ
ット8を軸装し、前記ラチェット8はラチェットバネ9
の弾力で前記ラッチ3の外周面に弾着させ、前記ラッチ
3の前記外周面には、閉扉のとき車体側のストライカ4
が係合して前記ラッチ3を回転させる係合溝5と、前記
ラチェット8が前記バネ9の弾力で係合して前記ラッチ
3の逆転を防止するハーフラッチ係合段部6及びフルラ
ッチ係合段部7を形成したものにおいて、前記フルラッ
チ係合段部7は前記ハーフラッチ係合段部6より前記ラ
ッチ3の前記外周面の開扉方向側に位置し、前記ハーフ
ラッチ係合段部6より反開扉方向側の前記ラッチ3の前
記外周面のうち前記ラチェット8が当接する部分を、前
記開扉方向の方が次第に前記ラッチ軸10からの半径が
大きくなる形状とし、前記ラッチ3は前記ストライカ4
と非係合状態においては前記ラチェット8を付勢する前
記ラチェットバネ9の弾力のみにより完全開扉状態に向
けて付勢されるように構成した車両ロック装置における
ラッチとしたものである。
図4以降において1は扉側に取付けられているロック装
置本体の合成樹脂ボディ、2は前記合成樹脂ボディ1の
表側に形成されている収容凹部、3は前記収容凹部2内
に軸装されているラッチ、4は車体側に固定されたスト
ライカ、5は前記ラッチ3の外周面に形成された閉扉の
とき前記ストライカ4が係合する係合溝、6は前記ラッ
チ3の外周面に形成されたハーフラッチ係合段部、7は
前記ラッチ3の外周面に形成されたフルラッチ係合段
部、8は前記収容凹部2内に軸装され前記ハーフラッチ
係合段部6又は前記フルラッチ係合段部7のいずれかに
係合して前記ラッチ3の逆転を防止するラチェット、9
は前記ラチェット8を前記ラッチ3に弾着させるバネ、
10は前記ラッチ3を軸装するラッチ軸、11は前記ラ
チェット8を軸装するラチェット軸である。
扉方向に前記ラッチ3を回転させる戻しバネjを有して
いない。しかし、フルラッチされている扉を開扉する
と、扉は、ドア枠部分に取付けられたゴム状のシール部
材の弾力により開扉し、そのとき、前記ストライカ4は
前記ラッチ3の前記係合溝5に係合している関係で、前
記ストライカ4の離脱方向の移動で、前記ラッチ3は右
方向に回転し、図5のストライカ離脱位置になる。本願
は図5のストライカ離脱位置のラッチ3を、戻しバネは
なくても、図4の完全開扉位置まで回転させるもので、
ラチェット8の当接するラッチ3の外周当接面12を、
扉開扉方向に半径を大きくして、ラッチ3の外周当接面
12の扉開扉方向の半径をR2に反扉開扉方向の半径をR1
にすると、R1<R2としたものであり、ラチェット8の当
接するバネ9の弾力でラッチ3はさらに完全開扉状態に
回動するようにしたものである。なお、前記バネ9の弾
力は戻しバネjがなくてもラッチ3が扉開扉方向に回転
する程度に強くする。
はラッチ3の係合溝5に係合してラッチ3は図において
左転し、ラッチ3のフルラッチ係合段部7にラチェット
8が係合してフルラッチされる。開扉するときは、扉内
外の開扉ハンドルを開扉操作してラチェット8をフルラ
ッチ係合段部7より離脱させると、扉は扉枠に取付けら
れているシール材(ゴムシール)の弾力で開扉し、その
ときの力で、ラッチ3の係合溝5に係合しているストラ
イカ4は抜け出す方向に強力に移動し、ストライカ4の
移動でラッチ3を回転させてストライカ4は図5のスト
ライカ離脱位置になる。
しても、本願は図1の戻しバネjが取付けてないので、
停止ゴム13に当接するまでは回転しないが、しかし、
本願は、ラチェット8の当接するラッチ3の外周当接面
12の形状を、扉開扉方向に半径を大きくして、ラッチ
3の外周当接面12の扉開扉方向の半径をR2に反扉開扉
方向の半径をR1にしたとき、R1<R2としたものであり、
ラチェット8のバネ9の弾力と、外周当接面12の勾配
とが相俟ってラッチ3は停止ゴム13に当接する完全開
扉状態に回動する。
うに、ラッチbの陰にバネjを取付けるので、作業が非
常に行ないずらいという課題があった。指先で持ったバ
ネjの一端を溝iに係合させ、バネjの他端はラッチb
の陰の係合ピンhに係合させ、他の指先で持ったラッチ
bを係合させるが、そのときどうしてもバネjから指先
を離さなければならず、熟練した組立作業人でも、バネ
組付を失敗して、折損させたり、噛込みさせたりする。
また、バネjの組付け忘れがあっても、見えないから確
認する手段がない。しかるに、本発明は、扉側に取付け
られたロック装置本体の合成樹脂ボディ1に、ラッチ軸
10によりラッチ3をラチェット軸11によりラチェッ
ト8を軸装し、前記ラチェット8はラチェットバネ9の
弾力で前記ラッチ3の外周面に弾着させ、前記ラッチ3
の前記外周面には、閉扉のとき車体側のストライカ4が
係合して前記ラッチ3を回転させる係合溝5と、前記ラ
チェット8が前記バネ9の弾力で係合して前記ラッチ3
の逆転を防止するハーフラッチ係合段部6及びフルラッ
チ係合段部7を形成したものにおいて、前記フルラッチ
係合段部7は前記ハーフラッチ係合段部6より前記ラッ
チ3の前記外周面の開扉方向側に位置し、前記ハーフラ
ッチ係合段部6より反開扉方向側の前記ラッチ3の前記
外周面のうち前記ラチェット8が当接する部分を、前記
開扉方向の方が次第に前記ラッチ軸10からの半径が大
きくなる形状とし、前記ラッチ3は前記ストライカ4と
非係合状態においては前記ラチェット8を付勢する前記
ラチェットバネ9の弾力のみにより完全開扉状態に向け
て付勢されるように構成した車両ロック装置におけるラ
ッチの構成としたものであるから、扉内外の開扉ハンド
ルを開扉操作してラチェット8をフルラッチ係合段部7
より離脱させると、扉は扉枠に取付けられているシール
材の弾力で開扉し、そのときの力で、ラッチ3の係合溝
5に係合しているストライカ4は抜け出す方向に移動
し、ストライカ4の移動でラッチ3を回転させてストラ
イカ4は図5のストライカ離脱位置まで回転して、ラッ
チ3より離脱する。しかし、ラッチ3には図1の戻しバ
ネjが取付けてないので、それ以上はバネの力では回転
しないが、本願には、そのときラチェット8が当接する
前記ラッチ3の外周当接面12の形状を、開扉方向の方
が次第に半径が大きくなる形状とし、前記ラチェット8
の当接するバネ9の弾力で前記ラッチ3は完全開扉状態
に向けて回動するように構成したので、ラッチ3は完全
開扉位置へ回動し、面倒な戻しバネjの組付を不必要に
する効果を奏する。
ストライカ、5…係合溝、6…ハーフラッチ係合段部、
7…フルラッチ係合段部、8…ラチェット、9…バネ、
10…ラッチ軸、11…ラチェット軸、12…外周当接
面、13…停止ゴム。
Claims (1)
- 【請求項1】 扉側に取付けられたロック装置本体の合
成樹脂ボディ1に、ラッチ軸10によりラッチ3をラチ
ェット軸11によりラチェット8を軸装し、前記ラチェ
ット8はラチェットバネ9の弾力で前記ラッチ3の外周
面に弾着させ、前記ラッチ3の前記外周面には、閉扉の
とき車体側のストライカ4が係合して前記ラッチ3を回
転させる係合溝5と、前記ラチェット8が前記バネ9の
弾力で係合して前記ラッチ3の逆転を防止するハーフラ
ッチ係合段部6及びフルラッチ係合段部7を形成したも
のにおいて、前記フルラッチ係合段部7は前記ハーフラ
ッチ係合段部6より前記ラッチ3の前記外周面の開扉方
向側に位置し、前記ハーフラッチ係合段部6より反開扉
方向側の前記ラッチ3の前記外周面のうち前記ラチェッ
ト8が当接する部分を、前記開扉方向の方が次第に前記
ラッチ軸10からの半径が大きくなる形状とし、前記ラ
ッチ3は前記ストライカ4と非係合状態においては前記
ラチェット8を付勢する前記ラチェットバネ9の弾力の
みにより完全開扉状態に向けて付勢されるように構成し
た車両ロック装置におけるラッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8285198A JP3315076B2 (ja) | 1998-03-13 | 1998-03-13 | 車両ロック装置におけるラッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8285198A JP3315076B2 (ja) | 1998-03-13 | 1998-03-13 | 車両ロック装置におけるラッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11256904A JPH11256904A (ja) | 1999-09-21 |
JP3315076B2 true JP3315076B2 (ja) | 2002-08-19 |
Family
ID=13785884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8285198A Expired - Lifetime JP3315076B2 (ja) | 1998-03-13 | 1998-03-13 | 車両ロック装置におけるラッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3315076B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014092134A1 (ja) * | 2012-12-12 | 2014-06-19 | シロキ工業株式会社 | ロック装置 |
JP6378099B2 (ja) * | 2015-01-26 | 2018-08-22 | アイシン機工株式会社 | 車両用ドアロック装置 |
-
1998
- 1998-03-13 JP JP8285198A patent/JP3315076B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11256904A (ja) | 1999-09-21 |
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