JPH0643401Y2 - 二部材の施錠装置 - Google Patents

二部材の施錠装置

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JPH0643401Y2
JPH0643401Y2 JP1988076944U JP7694488U JPH0643401Y2 JP H0643401 Y2 JPH0643401 Y2 JP H0643401Y2 JP 1988076944 U JP1988076944 U JP 1988076944U JP 7694488 U JP7694488 U JP 7694488U JP H0643401 Y2 JPH0643401 Y2 JP H0643401Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、たとえば配電盤や制御盤等を始め各種電子機
器の筐体などにおける開閉扉あるいは開閉パネルを機器
筐体側に組合わせて結合固定する場合に用いて好適な二
部材の施錠装置の改良に関する。
〔従来の技術〕
たとえば各種機器、装置等における筐体に対し開閉扉
(あるいは開閉パネル)を組合わせた状態で着脱自在に
結合固定するにあたって最も簡単には、ボルト、ナット
等の締結部品を用いることが一般に行なわれている。し
かし、このようなボルト等の締結部品によれば、部品点
数が多く、またねじ込み作業を必要とするために締結お
よび取外しが面倒かつ煩雑となる等の問題をもつもので
あった。また、このようなボルト等の締結部品では、ね
じ込み時に扉等の重量によって筐体側との位置ずれ等を
生じ易く、これを修正しながらねじ込み作業を行なうこ
とが必要となる等の問題もあり、このような点を考慮し
操作性等の面で優れてなる簡易型構造によるワンタッチ
式の結合手段の出現が望まれている。
このため、係止端を有する回動ピンを扉等に回動可能に
設けるとともに、これに対向して筐体側に受け金具を設
け、この受け金具内の挿通孔を貫通させて前記ピン側の
係止端を他端側に挿通させ、かつこの他端側に形成され
ているカム面などに該回動ピンをたとえば90°宛回動操
作することで係止させて施錠するようにし、また逆操作
を行なうことで解錠して取外しできるような簡易型構成
による施錠装置が従来から提案されていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述したような構成による施錠装置によ
れば、確かに施錠、解錠操作が回動ピンの略々90°範囲
でのワンタッチによる回動操作だけで簡単に行なえ、操
作性等の面ではある程度の効果はあるが、構造が複雑化
し構成部品点数も増大し、加工性や組立性さらにはコス
ト的に問題をもつもので、これらの問題点を一掃し得る
何らかの対策を講じることが望まれている。
さらに、このような従来装置では、回動ピンの長さや受
け金具等の大きさなどは、装着し得る扉や筐体側の板厚
等によって決定されるもので、汎用性に欠ける等といっ
た問題もあり、このような問題点をも考慮することが必
要とされている。
〔問題点を解決するための手段〕
このような要請に応えるために本考案に係る二部材の施
錠装置は、軸端を外部からの回動操作端としかつ軸外周
部の一部に軸線方向に交差する係止歯部を形成した断面
略々多角形状を呈する施錠ロッドを有しこのロッドを復
帰ばねで一方向への回動復帰習性を付与した状態で回動
自在に支持し一方部材側に設けられる施錠本体と、前記
ロッドが差込まれる受け口内でこの施錠ロッドの係止歯
部に係合してその抜け出しを係止保持するように受け口
の側縁から前記施錠ロッドの差込み方向に傾斜して延設
された弾性係止片を有し他方部材側に設けられる受け部
材を備え、施錠本体における施錠ロッドとは異なる位置
に、受け部材側に突出するガイドピンを突設し、このガ
イドピンの係入により二部材を相対的な位置ずれのない
状態で一体的に連結するガイド孔を、受け部材に設けて
おり、かつこの受け部材の弾性係止片を、施錠ロッドが
復帰習性に抗して回動操作されたときに係止歯部との係
合が解除されるとともにその周方向に形成される非係合
部に接しこの施錠ロッドの抜け出しを許容し得るように
構成したものである。
〔作用〕
本考案によれば、施錠本体側の施錠ロッド先端を、受け
部材側の受け口内に差込みその内部でロッド外周の係止
歯部に対し弾性係止片を係合して係止させることで、ロ
ッドの抜け出しを防止し扉、筐体等による二部材を一体
的に結合させた施錠状態とし、また施錠ロッドを90°回
動操作しその係止歯部に対する弾性係止片の係止状態を
解除しこの弾性係止片をロッド上で係止歯部に隣接する
非係合部に当接させることで解錠され、扉を筐体から開
動作させる等の操作を行なうだけで、受け部材側からロ
ッドを抜き出させることが可能となる。しかも、この抜
き出し時にはロッドは本体内に組込んだ復帰ばねにより
初期位置に戻り、再度受け部材側に差込んだ際に弾性係
止片により係止可能な状態とされる。
また、上述した施錠本体の施錠ロッドを、受け部材側の
受け口内に差し込んで係合させる際には、施錠本体から
突設されたガイドピンの受け部材側のガイド孔への係入
によって、二部材間での相対的な位置ずれが防止され、
その結果施錠ロッドを、受け部材側に差し込んだ状態で
の回動操作時等での機械的強度を確保し得るようにして
いる。
〔実施例〕
第1図ないし第4図は本考案に係る二部材の施錠装置の
一実施例を示すものであり、これらの図において本実施
例では、全体を符号10で示す施錠装置を、第1図から明
らかなように、二部材の一方部材としての開閉扉1を、
他方部材としての機器筐体2の開口部に開閉自在に取付
けし、これらを適宜組合わせて結合固定するために用い
た場合を説明する。
さて、本考案によれば、このように扉1と筐体2とを着
脱可能に組合わせて結合固定する施錠装置10を、軸端部
が外部からの回動操作端11aとされかつ軸外周部の一部
に軸線方向に交差する係止歯部11b,11bが形成されてい
る断面略々矩形状を呈する施錠ロッド11を有しこの施錠
ロッド11を復帰ばね12により一方向への回動復帰習性を
付与した状態で回動自在に支持してなる前記扉1側に設
けられる合成樹脂材などによる施錠本体13と、この施錠
本体13に対向して筐体2側に設けられかつ施錠ロッド11
が差込まれる受け口14a内で該ロッド11の係止歯部11b,1
1bに係合してその抜け出しを係止保持する弾性係止片14
b,14bを有し合成樹脂材などにより一体的に形成されて
いる受け部材14とで構成するようにしている。そして、
この受け部材14の弾性係止片14b,14bを、施錠ロッド11
が復帰習性に抗して回動操作されたときに係止歯部11b,
11bとの係合が解除されるとともにその周方向に角部を
介して隣接して形成される非係合部11c,11cに接し該ロ
ッド11の抜け出しを許容し得るように構成したところに
特徴を有している。
さらに、本考案によれば、このような施錠装置10を構成
する施錠本体13に対し、受け部材14側に突出する金属製
のガイドピン(本実施例では施錠本体13を扉1側に固定
するボルト15と締結される筒状ナット16を利用してい
る)を、施錠ロッド11を挾んだ二位置に突設させて設け
るとともに、このガイドピン(筒状ナット16)が係入さ
れることで扉1と筐体2との間での相対的な位置ずれの
ない状態でこれらを一体的に連結するガイド孔17を、前
記受け部材14側に設けるようにしており、上述した施錠
ロッド11をたとえば合成樹脂材などで形成した場合にお
ける施錠時の機械的強度を確保するとともに、組合わせ
時のガイド機能などを得られるような構成としている。
ここで、この施錠装置10各部の構成を詳述すると、施錠
本体13は、第2図および第4図等から明らかなように、
本体ケース13aとその開口端を閉塞するように組合わさ
れる蓋体13bとからなり、その内部空間内でロッド11外
周部に突設された金属ピン12aと本体ケース13a内に突設
された突起部12bとの間に前記復帰ばね12が掛渡され、
常時はロッド11の係止歯部11b,11bが、施錠本体13を受
け部材14側に組合わせたときに弾性係止片14b,14bと係
合する状態に保持されている。なお、13cは前記金属ピ
ン12aに係合することで該ロッド11を上述した初期位置
に保持する本体ケース13a内に設けられた係止段部、13d
はロッド11を操作端11aによりコインまたはドライバ等
で回動操作したときに回動量を規制する本体ケース13a
側壁を兼る規制壁である。また、13eは第3図にも示し
た通り、施錠本体13前面の解錠操作時の操作用目印であ
る。さらに、このような施錠本体13は、第1図および第
2図から明らかなように、扉1の前面側から組付けら
れ、ボルト15と筒状ナット16とによって締結固定され、
このとき前記施錠ロッド11および筒状ナット16が、受け
部材14側に突出するようにして設けられる。
一方、受け部材14は、第1図および第2図から明らかな
ように、ガイド孔17,17の底部側が、止めボルト18およ
びナット19により筐体2側に締結固定される。なお、こ
の止めボルト18の頭部が、ガイド孔17への筒状ナット17
の嵌込み時に衝突しないような配慮が施されている。さ
らに、この受け部材14内でロッド11側に係合する弾性係
止片14b,14bは、受け口14a内に差込まれるロッド11の差
込み方向に傾斜して側壁部分から一体に突設されてお
り、該ロッド11を差込んで錠前本体13と受け部材14とを
組合わせたときに、その状態を維持し得るようにしてロ
ッド11側を係止してロックするような構成となってお
り、かつロッド11の係止歯部11bに周方向において角部
を介して隣接する非係合部11c,11cが対応してこれに接
したときにはその弾力性でロッド11の抜け出しを許容す
るような構成とされている。
以上の構成において、施錠本体13側のロッド11先端を、
受け部材14側の受け口14a内に差込み、その内部でロッ
ド11外周の係止歯部11b,11bに対し弾性係止片14b,14bを
係合して係止させることで該ロッド11をロック状態と
し、その抜け出しを適切かつ確実に防止し得るものであ
り、これにより扉1、筐体2等による二部材を一体的に
結合させた施錠状態を得ることができる。そして、この
施錠状態においては、上述したロッド11と共に、金属製
ガイドピンとしての筒状ナット16,16が、受け部材14側
のガイド孔17,17内に係入されて係止保持されるもので
あり、これらの部材が設けられている扉1と筐体2との
位置合わせ、組合わせ、さらにこれら両者の相対的な位
置ずれ等といった問題は確実に防止され、扉1の重量な
どによる悪影響をも一掃し得るものである。
また、施錠ロッド11を、操作端11aにより略々90°回動
操作してオープン位置まで回動させ、その係止歯部11b,
11bに対する弾性係止片14b,14bの係止状態を解除するこ
とで解錠状態とされ、かつ該ロッド11の角部を介しての
非係合部11c,11cへの弾性係止片14b,14bの係合によって
その状態を維持し得るものであり、この状態で扉1を筐
体2から開動作させる等の操作を行なうことにより、受
け部材14側からロッド11を抜き出させることが簡単かつ
適切に行なえ、しかもこの抜き出し時にはロッド11は施
錠本体13内に組込んだ復帰ばね12により初期状態に戻
り、再度受け部材14側に差込んだ際に弾性係止片14b,14
bにより係止可能な状態とされる。特に、上述した構成
において解錠操作時によれば、受け部材14側の弾性係止
片14b,14bがロッド11外周部の係止歯部11,11bから角部
を乗越えてその周方向に隣接する非係合部11c,11cに当
接するような構成となっており、該解錠操作にいわゆる
クリック感を与えることができ、施錠位置から解錠位置
への切換えを確認できる等といった操作性の面からの利
点がある。
さらに、上述したような構成によれば、構成部品点数が
少なく、構成が簡単であるにもかかわらず、筐体2等に
対する扉1等の閉動作を手軽にしかも簡単かつ確実にワ
ンタッチで行なえ、扉1重量等による位置ずれ等といっ
た問題も生じることのない確実な施錠状態を得ることが
でき、また施錠ロッド11を略々90°回動操作するだけで
簡単に解錠して扉1等を開動作させることも容易に行な
える。さらに、施錠本体13側のロッド11に形成した係止
歯部11b,11bに対しての受け部材14側の弾性係止片14b,1
4bの係合による係止状態にてロックする構成であり、ロ
ッド11長さや係止歯部14b,14bの軸線方向に沿った形成
状態等を適宜選択するだけで、扉1等の板厚には制限さ
れない施錠装置を得ることが可能で、汎用性などの面で
優れている。
また、本実施例では、受け部材14を弾性係止片14b,14b
を含めて合成樹脂材で一体に形成しているため、その成
形加工が簡単で、施錠装置10全体の部品点数も削減で
き、しかも二部材間での相対的な位置ずれ等は金属製ガ
イドピン(筒状ナット16等)のガイド孔17内への係入状
態にて得ることが可能となるもので、その実用上での利
点は容易に理解されよう。
なお、本考案は上述した実施例構造に限定されず、施錠
装置10各部の形状、構造等を、適宜変形、変更すること
は自由である。たとえば上述した実施例では、断面略々
矩形状を呈する施錠ロッド11の対向する側面にそれぞれ
係止歯部11b,11bと非係合部11c,11cを隣接させて形成
し、さらにこれに対向しその係止歯部11b,11bに係合し
てこれを係止することでロッド11の抜け出しを防止する
弾性係止片14b,14bを受け部材14側に形成した場合を説
明したが、本考案はこれに限定されず、ロッド11の断面
形状としては適宜の多角形状であってよいもので、たと
えば丸形、楕円形形状等の一部を切欠いて多角形状に類
似する形状としてもよく、要はその一部に係止歯部11b
が形成されるとともにその周方向に角部を介して隣接し
ロッド11の回動操作によって弾性係止片14b側との係合
が解除される非係合部11c,11cを有してなる形状であれ
ばよく、これに合わせて弾性係止片14bの形状等を適宜
選択するばよく、さらにこれらは片側だけであってもよ
いことは勿論である。
また、上述した実施例では、樹脂製の施錠ロッド11を有
する樹脂製の施錠本体14を、同じく樹脂製の受け部材14
側に保持させるための金属製ガイドピンとして筒状ナッ
ト16を利用した場合を説明したが、本考案はこれに限定
されず、たとえば施錠本体11を扉1等に固定するための
ボルト15のねじ部を利用したり、あるいは適宜の金属ピ
ンを付設するようにする等の変形例が考えられるもので
あり、さらに受け部材14側のガイド孔17としても、その
ガイドピン形状に嵌合する形状に限らず、両部材の位置
ずれ等を防止し得るように両者を係合させ得る形状であ
ればよい。勿論、前述した施錠ロッド11を始めとする適
宜の部材を金属材で形成すれば、このようなガイドピン
等は不要である。
また、上述した実施例では、施錠装置10を構成する施錠
本体13を扉1側に、受け部材14を機器筐体2側に設け、
これらを施錠、解錠操作することで、扉1を開閉動作す
る場合を例示したが、本考案はこれに限定されず、施錠
ロッド11の回動操作端11aの形成位置等を適宜選択する
ことで逆に取付けるようにしてもよく、さらにその適用
個所などとしても、扉1と筐体2とに類似する二部材を
結合固定する所であれば、適用して効果を発揮し得るこ
とは容易に理解されよう。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係る二部材の施錠装置によ
れば、軸外周部の一部に軸線方向に交差する係止歯部を
形成した断面略々多角形状を呈する施錠ロッドを復帰ば
ねにより付勢した状態で回動可能に支持してなる施錠本
体と、ロッドが差込まれる受け口内でこの施錠ロッドの
係止歯部に係合してその抜け出しを係止保持するように
受け口の側縁から前記施錠ロッドの差込み方向に傾斜し
て延設した弾性係止片を有する受け部材を備え、施錠本
体の施錠ロッドとは異なる位置に、受け部材側に突出す
るガイドピンを突設し、これが係入することにより二部
材を相対的な位置ずれのない状態で一体的に連結するガ
イド孔を、受け部材に設けており、かつ施錠ロッドを復
帰習性に抗して回動操作したときにこの弾性係止片の係
止歯部との係合を解除してその周方向に角部等を介して
形成される非係合部に当接させこの施錠ロッドの抜け出
しを許容し得るように構成したので、構成部品点数の少
ない簡単かつ安価な構成であるにもかかわらず、以下の
ような実用上種々優れた効果を奏する。
すなわち、本考案によれば、筐体等に対する扉等の閉動
作を手軽にしかも簡単かつ確実にワンタッチで行なえ、
扉重量等による位置ずれ等といった問題も生じることの
ない確実な施錠状態を得ることができ、また施錠ロッド
を回動操作することで簡単に解錠して扉等を開動作させ
ることも容易に行なえる等の実用上種々優れた効果があ
る。
さらに、本考案によれば、施錠本体側の施錠ロッドに形
成した係止歯部に対しての受け部材側でロッドの差込み
方向に向って傾斜して延設した弾性係止片の係合による
係止状態にてロックする構成であり、ロッド長さや係止
歯部の形成状態等を適宜選択するだけで、扉等の板厚に
は制限されない施錠装置を得ることが可能で、汎用性の
面で優れているといった利点もある。
また、本考案によれば、断面が略々多角形状を呈する施
錠ロッドを用い、その係止歯部と非係合部とを角部を介
して受け部材側の弾性係止片に係合させるようにしてい
るため、施錠時から解錠操作するにあたってクリック感
を得ることができ、操作性に優れている等の利点があ
る。
さらに、本考案によれば、施錠本体の施錠ロッドを、受
け部材側の受け口内に差し込んで係合させる際に、施錠
本体から突設されたガイドピンの受け部材側のガイド孔
への係入によって、二部材間での相対的な位置ずれを防
止し、その結果として施錠ロッドを、受け部材側に差し
込んだ状態での回動操作時等での機械的強度を確保し得
るもので、この施錠ロッドや弾性係止片を樹脂材で形成
し得る等の利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る二部材の施錠装置の一実施例を示
す使用状態をも含めた概略分解斜視図、第2図はその施
錠状態の要部断面図、第3図および第4図は施錠本体の
正面図および背面図である。 1……扉、2……機器筐体、10……施錠装置、11……施
錠ロッド、11a……回動操作端、11b……係止歯部、11c
……非係合部、12……復帰ばね、13……施錠本体、14…
…受け部材、14a……受け口、14b……弾性係止片、15…
…ボルト、16……筒状ナット(金属製ガイドピン)、17
……ガイド孔、18……止めボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】二部材を着脱可能に組合わせて結合固定す
    る施錠装置であって、 軸端部が外部からの回動操作端とされかつ軸外周部の一
    部に軸線方向に交差する係止歯部が形成された断面略々
    多角形状を呈する施錠ロッドを有しこの施錠ロッドを復
    帰ばねにより一方向への回動習性を付与した状態で回動
    可能に支持してなる前記一方の部材に設けられた施錠本
    体と、この施錠本体に対向して他方の部材に設けられか
    つ前記施錠ロッドが差込まれる受け口内でこの施錠ロッ
    ドの係止歯部に係合してその抜け出しを係止保持するよ
    うに受け口の側縁から前記施錠ロッドの差込み方向に傾
    斜して延設された弾性係止片を有する受け部材とを備
    え、 前記施錠本体における施錠ロッドとは異なる位置に、前
    記受け部材側に突出するガイドピンが突設され、かつこ
    のガイドピンが係入されることにより二部材を相対的な
    位置ずれのない状態で一体的に連結するガイド孔が、前
    記受け部材に設けられており、 前記受け部材の弾性係止片は、前記施錠ロッドが復帰習
    性に抗して回動操作されたときに係止歯部との係合が解
    除されるとともにその周方向に形成される非係合部に接
    しこの施錠ロッドの抜け出しを許容するように構成され
    ていることを特徴とする二部材の施錠装置。
JP1988076944U 1988-06-10 1988-06-10 二部材の施錠装置 Expired - Lifetime JPH0643401Y2 (ja)

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