JP2877746B2 - ドア錠の施錠装置 - Google Patents

ドア錠の施錠装置

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JP2877746B2
JP2877746B2 JP8058086A JP5808696A JP2877746B2 JP 2877746 B2 JP2877746 B2 JP 2877746B2 JP 8058086 A JP8058086 A JP 8058086A JP 5808696 A JP5808696 A JP 5808696A JP 2877746 B2 JP2877746 B2 JP 2877746B2
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Murakoshi Seiko KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はたとえばラッチ式の
チューブラ錠やケース錠等のドア錠の施錠装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のドア錠の施錠装置として
は、たとえば、実公平4−46462号公報に記載され
ているように、ドア体にこのドア体の戸当り端面に開口
した錠本体収容孔を形成し、この錠本体収容孔に前記戸
当り端面に出没するラッチボルチを有する施錠機構を設
けた錠本体を収容し、この錠本体に前記施錠機構を操作
して前記ラッチボルトを出没させるハンドルを有するハ
ンドル軸を回動自在に設け、前記錠本体に前記ラッチボ
ルトを施錠及び解錠するラッチボルト錠を設ける構造が
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に記載の構造
では、ラッチボルト錠はラッチボルトを直接施錠及び解
錠するため、このラッチボルト錠はラッチボルトに対す
る専用のものとして錠本体に組み込まれている。すなわ
ち、たとえば、チューブラ錠のラッチボルトは比較的小
型であるがケース錠のラッチボルトは比較的大型である
ため、これらのラッチボルトを施錠及び解錠するラッチ
ボルト錠には互換性がなく、部品の共通化を図ることが
できない、という問題がある。
【0004】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、ラッチを有する施錠機構を操作させるハンドル
軸を施錠及び解錠することができるようにしたドア錠の
施錠装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のドア錠の
施錠装置は、ドア体の厚さ方向の一側面に当接する一方
側の受座体と、前記ドア体の厚さ方向の他側面に当接す
る他方側の受座体と、前記一方側の受座体と前記他方側
の受座体との間に回動自在に支持され前記ドア体の戸当
り端面にラッチを出没させるハンドルを有するハンドル
軸と、前記一方側の受座体と他方側の受座体とのいずれ
か一方の受座体に設けられ前記ハンドル軸の回動を阻止
する操作体を有するハンドルロック機構とを具備し、前
記ハンドルロック機構は、前記ハンドル軸に固着され上
端部に嵌合突部を有する第1のロックプレートと、この
第1のロックプレートの上方に位置して上下動可能に設
けられ下端部に前記嵌合突部に係脱自在に嵌合する嵌合
凹部を有するとともに上端部にカム係合孔を有する第2
のロックプレートと、前記操作体に設けられ前記第2の
ロックプレートのカム係合孔に係合してこの第2のロッ
クプレートを上下動させるカムとを有し、前記一方の受
座体は、この受座体の左右部及びこの受座体に形成さ
れた収容凹部の中間部に支持突起をそれぞれ一体に形成
し、これらの支持突起に係合孔をそれぞれ形成し、前記
収容凹部の下端部に折り曲げ可能なヒンジ片を一体に連
設し、このヒンジ片の下端部に蓋体を一体に連設し、こ
の蓋体に前記左右の支持突起の係合孔に嵌合する係合突
起及び前記中間部の支持突起の係合孔に嵌合する係合突
起をそれぞれ突設し、前記第1のロックプレートは、前
記一方の受座体の収容凹部内の下部に回動可能に収容
し、前記第2のロックプレートは、前記第1のロックプ
レートの上方に位置して前記一方の受座体の収容凹部内
の上部に上下動可能に収容し、前記収容凹部の下端部の
ヒンジ片を折り曲げるとともに、このヒンジ片に一体の
前記蓋体を前記収容凹部の下部に折り返して重合し、こ
の蓋体の係合突起を、これらの各係合突起に対向した
前記一方の受座体の各支持突起の係合孔にそれぞれ嵌合
し、この蓋体にて前記第1のロックプレートを回動可能
に収容した前記収容凹部の下部を閉塞するものである。
【0006】そして、操作体にてハンドルロック機構を
操作することにより、このハンドルロック機構にてハン
ドル軸を簡単に施錠及び解錠できるものである。
【0007】この際、操作体を操作してカムを回動する
ことにより、このカムにてカム係合孔を介して第2のロ
ックプレートが下降され、この第2のロックプレートの
下端部の嵌合凹部が第1のロックプレートの嵌合突部に
嵌合され、この第1のロックプレートを固着したハンド
ル軸が簡単に回動不能に施錠される。
【0008】また、操作体を操作してカムを更に回動す
るか反対方向に回動することにより、このカムにてカム
係合孔を介して第2のロックプレートが引き上げられ、
この第2のロックプレートの下端部の嵌合凹部が第1の
ロックプレートの嵌合突部から上方に外れ、この第1の
ロックプレートのロックが解除され、この第1のロック
プレートを固着したハンドル軸の施錠が簡単に解除され
る。
【0009】
【0010】このとき、第1のロックプレートは一方の
受座体の収容凹部内の下部において回動され、第2のロ
ックプレートは一方の受座体の収容凹部内の上部におい
て上下動されることにより、この第2のロックプレート
の下端部の嵌合凹部が第1のロックプレートの嵌合突部
に対してスムーズに係脱されるものである。
【0011】請求項記載のドア錠の施錠装置は、請求
項1記載のドア錠の施錠装置において、操作体は、カム
を回動操作する摘み体及び他方の受座体に向かって回動
自在に突出された操作軸と、この操作軸の基端部に設け
られ一方の受座体に設けられた両側部の弾性線材に挟持
され、かつ、この両側部の弾性線材に抗して回動される
矩形状の係合体とを有するものである。
【0012】そして、操作体の摘み体にてカム及び操作
軸の係合体が回動操作されることにより、この係合体が
一方の受座体の両側部の弾性線材にて挟持されるととも
に、第2のロックプレートを上下動させたカムは所定の
位置で保持され、この第2のロックプレートは第1のロ
ックプレートをロックした下降位置及びこのロックを解
除した引き上げ位置に保持される。
【0013】請求項記載のドア錠の施錠装置は、請求
項1または記載のドア錠の施錠装置において、他方の
受座体は、操作体の操作軸により回動されハンドル軸の
回動を阻止した状態及びこのハンドル軸の回動阻止を解
除した状態を表示する表示プレートを有するものであ
る。
【0014】そして、操作体の摘み体にてカム及び係合
体を有する操作軸が回動操作されることにより、この操
作軸にて他方の受座体の表示プレートが所定の回動角度
だけ回動され、この表示プレートにてハンドル軸の回動
が阻止された状態及びこのハンドル軸の回動阻止が解除
された状態が表示される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を添
付図面を参照して説明する。
【0016】1はドア体で、このドア体1にはこのドア
体1の幅方向に戸当り端面2に開口した錠収容孔3が形
成され、前記戸当り端面2には前記錠収容孔3に連通し
た案内口4を有する化粧板5が一体に固着されている。
また、前記錠収容孔3内には施錠機構(図示しない)を
内蔵した錠本体6が嵌合され、この錠本体6には前記施
錠機構にて前記化粧板5の案内口4に対して出没される
ラッチ7が進退自在に設けられている。
【0017】また、前記戸当り端面2の近傍に位置して
前記ドア体1にはこのドア体1の厚さ方向に前記錠収容
孔3を貫通したハンドル軸挿通孔8が形成され、このハ
ンドル軸挿通孔8の両側部すなわちハンドル軸挿通孔8
を中心として前記ドア体1の幅方向の左右部には取付孔
9がそれぞれ貫通して形成されている。また、前記ハン
ドル軸挿通孔8の上方に位置して前記ドア体1の厚さ方
向には上下に取付孔10及び案内通孔11がそれぞれ貫通し
て形成されている。
【0018】つぎに、12は前記ドア体1の厚さ方向の一
側面に当接する一方側の受座体で、この一方側の受座体
12は合成樹脂にて上下方向に長い略小判形状に形成され
ている。また、この一方側の受座体12には前記ドア体1
に当接する内側上部に前記ドア体1の上部の取付孔10に
嵌合する円筒状の嵌合突体13が水平状に一体に突設され
ている。
【0019】また、前記上部の嵌合突体13の中心部には
この嵌合突体13の先端部に開口した軸挿入孔14が軸方向
に穿設されているとともに、この嵌合突体13の外側部に
は円周方向に所定の間隔をおいて前記ドア体1の上部の
取付孔10の内壁面に圧入可能に突出する軸方向の複数の
突条15がそれぞれ一体に形成されている。また、前記上
部の嵌合突体13の直下に位置して前記一方側の受座体12
には外側に円形の案内凹部16を有する挿通孔17が形成さ
れている。
【0020】また、前記一方側の受座体12には前記ドア
体1に当接する内側下部に前記ドア体1の下部左右の取
付孔9に嵌合する円筒状の嵌合突体18がそれぞれ水平状
に一体に突設され、この左右の嵌合突体18の中心部には
この嵌合突体18の先端部に開口した軸挿入孔19が軸方向
に穿設されているとともに、この左右の嵌合突体18の外
側部には円周方向に所定の間隔をおいて前記ドア体1の
下部左右の取付孔9の内壁面に圧入可能に突出する軸方
向の複数の突条20がそれぞれ一体に形成されている。
【0021】さらに、前記左右の嵌合突体18の間に位置
して前記一方側の受座体12には前記ドア体1のハンドル
軸挿通孔8に連通する軸挿通孔21が貫通して形成されて
いる。また、前記一方側の受座体12の外側上部には前記
案内凹部16を中心として環状突条22が外方に向かって一
体に突設され、この環状突条22の上部にストッパー23が
外方に向かって一体に突設されている。
【0022】また、前記一方側の受座体12の外側下部に
は前記軸挿通孔21を中心として環状突条24が外方に向か
って一体に突設されている。さらに、前記一方側の受座
体12の外側部には前記軸挿通孔21に連通した挿通孔25を
有する合成樹脂にて形成された上下方向に長い略小判形
状のカバー体26が嵌着されている。
【0023】つぎに、27は前記ドア体1の厚さ方向の他
側面に当接する他方側の受座体で、この他方側の受座体
27は合成樹脂にて上下方向に長い略小判形状に形成さ
れ、この他方側の受座体27は前記一方側の受座体12と略
同形状に形成されている。
【0024】また、この他方側の受座体27には前記ドア
体1に当接する内側上部に前記一方側の受座体12の上部
の嵌合突体13の軸挿入孔14内に挿入して嵌着する円柱状
の嵌着軸28が水平状に一体に突設され、この上部の嵌着
軸28の外側部には円周方向に所定の間隔をおいて前記嵌
合突体13の軸挿入孔14の内壁面に圧入可能に突出する軸
方向の複数の突条29が一体に形成されている。
【0025】また、前記上部の嵌着軸28の直下に位置し
て前記他方側の受座体27には前記一方側の受座体12の挿
通孔17に対向する軸挿通孔30が形成されている。また、
前記他方側の受座体27には前記ドア体1に当接する内側
下部に前記一方側の受座体12の下部左右の嵌合突体18の
軸挿入孔19内に挿入して嵌着する円柱状の嵌着軸31がそ
れぞれ水平状に一体に突設され、この左右の嵌着軸31の
外側部には円周方向に所定の間隔をおいて前記嵌合突体
18の軸挿入孔19の内壁面に圧入可能に突出する軸方向の
複数の突条32がそれぞれ一体に形成されている。
【0026】さらに、前記左右の嵌着軸31の間に位置し
て前記他方側の受座体27には前記ドア体1のハンドル軸
挿通孔8及び前記一方側の受座体12の軸挿通孔21に対向
する軸挿通孔33が貫通して形成されている。
【0027】また、前記他方側の受座体27の外側部に
は、その周縁部に沿って周縁突条34が外方に向かって一
体に突設され、この周縁突条34内には内側部に向かって
凹んだ上下方向の収容凹部35が形成され、この収容凹部
35の下端部は弧状案内面35a として形成されている。ま
た、前記収容凹部35の上部には前記軸挿通孔30を中心と
して内側部に向かって凹んだ略矩形状の収容段部36が形
成されている。
【0028】また、前記収容段部36に連通して収容段部
36の上下左右には上下方向の係合溝37がそれぞれ形成さ
れ、この左右の上下に対向した係合溝37には上下方向の
弾性線材38の両端部がそれぞれ嵌着されている。そし
て、前記左右の弾性線材38は両端部を支点として前記軸
挿通孔30を中心として左右方向に弾性変形されるように
なっている。
【0029】また、前記他方側の受座体27の外側下部に
は前記軸挿通孔33の左右部に位置して前記周縁突条34の
内側部には略台形状の支持突起39がそれぞれ一体に形成
され、この左右の支持突起39には係合孔40がそれぞれ形
成されている。そして、前記左右の支持突起39は対向す
る突出端部が弧状案内面39a としてそれぞれ形成されて
いるとともに、その下側部がそれぞれストッパー39b と
してそれぞれ形成されている。
【0030】また、前記左右の支持突起39の上方部に位
置した前記周縁突条34の内側部には上下方向の係合凹部
41がそれぞれ形成されている。また、前記左右の係合凹
部41の略上端部間に位置して前記収容凹部35の中間部に
は前記支持突起39と同一平面の支持突起42が外方に向か
って一体に突設され、この支持突起42には係合孔43が形
成されている。
【0031】さらに、前記収容凹部35の下端部には折り
曲げ可能なヒンジ片44が一体に連設され、このヒンジ片
44の下端部には蓋体45が一体に連設されている。この蓋
体45は、円板状部46及びこの円板状部46に一体の矩形板
状部47を有して形成されている。
【0032】前記円板状部46には前記軸挿通孔33と同円
形状の軸挿通孔48が形成され、この軸挿通孔48の外方に
位置して前記円板状部46の左右部には前記左右の係合孔
40に嵌合する係合突起49がそれぞれ突設されている。ま
た、前記矩形板状部47の左右部には前記左右の係合凹部
41に嵌合する係合片部50が一体に突設され、この矩形板
状部47の中間部には前記係合孔43に嵌合する係合突起51
が一体に突設されている。
【0033】そして、前記ヒンジ片44を折り曲げて前記
蓋体45を前記他方側の受座体27の外側下部に重合し、こ
の蓋体45の各係合突起49,51を他方側の受座体27の各係
合孔40,43に押し込んで嵌合することにより、この蓋体
45は他方側の受座体27の外側下部に前記各支持突起39,
42に支持され、かつ、前記収容凹部35との間には所定の
間隔をおいて離間した状態で保持されている。
【0034】また、前記他方側の受座体27の外側部には
前記蓋体45を介して上下方向に長い略小判形状に形成さ
れたカバー体52が嵌着されている。このカバー体52は、
その上部に前記他方側の受座体27の軸挿通孔30に連通す
る大径の案内孔53が形成されているとともに、その下部
に前記他方側の受座体27の軸挿通孔33,48に連通する大
径の挿通孔54が形成されている。
【0035】つぎに、55は前記一方側の受座体12の軸挿
通孔21と前記カバー体26の挿通孔25及び前記他方側の受
座体27の軸挿通孔33,48と前記カバー体26の挿通孔54に
挿通する丸棒状のハンドル軸で、このハンドル軸55の一
側部には、すなわち、前記他方側の受座体27の収容凹部
35内に位置してハンドル軸55には両側部に水平状に切り
欠いた回り止め用の係止面56がそれぞれ形成されてい
る。また、前記ハンドル軸55の両端部には前記ドア体1
の厚さ方向の両側面に沿って突出するハンドル57がそれ
ぞれ取り付けられている。
【0036】つぎに、前記他方側の受座体27の収容凹部
35内において、その収容凹部35の下部には前記ハンドル
軸55の一側部に嵌合する第1のロックプレート58が回動
可能に収容されている。この第1のロックプレート58
は、略円盤状のプレート本体59を有し、このプレート本
体59は中心部に前記ハンドル軸55を挿通する取付孔60が
形成され、この取付孔60の相対する両側部には前記ハン
ドル軸55の両側部の係止面56に当接する回り止め用の係
止突片61がそれぞれ相手側に向かって一体に突設されて
いる。
【0037】また、前記プレート本体59は左右部に前記
収容凹部35内に突設された左右の支持突起39の弧状案内
面39a に沿って回動する弧状面62がそれぞれ形成され、
その上端部には略扇形状の嵌合突部63が一体に形成さ
れ、その下端部には略扇形状の係合突部64が一体に形成
され、この係合突部64の両端部には前記収容凹部35内に
突設された前記支持突起39のストッパー39b に係脱する
係合面65がそれぞれ形成されているとともに、この係合
突部64の下端部には前記収容凹部35の下端部の弧状案内
面35a に沿って回動する弧状面66が形成されている。
【0038】つぎに、前記他方側の受座体27の収容凹部
35内において、その収容凹部35の上部には前記第1のロ
ックプレート58に係脱する第2のロックプレート67が上
下動自在に収容されている。この第2のロックプレート
67は、略矩形板状のプレート本体68を有し、このプレー
ト本体68の左右方向の両側縁部には前記収容凹部35の左
右の案内縁部35b に沿ってプレート本体68が上下動され
る案内縁部69がそれぞれ形成され、その上部には前記他
方側の受座体27の前記軸挿通孔30に連通する左右方向の
軸挿通孔30より大径の略楕円形状のカム係合孔70が貫通
して形成されている。
【0039】また、前記プレート本体68の下端部には前
記第1のロックプレート58の上端部の嵌合突部63に上方
から係脱自在に嵌合する嵌合凹部71が形成され、この嵌
合凹部71の中間上部には前記他方側の受座体27の支持突
起42に上方から係脱自在に嵌合する嵌合溝72が形成され
ている。
【0040】つぎに、前記他方側の受座体27の収容凹部
35の上部には操作体73が回動自在に設けられている。こ
の操作体73は、前記他方側の受座体27の前記軸挿通孔30
から前記ドア体1の案内通孔11に回動自在に挿通される
円筒状の操作軸74を有し、この操作軸74の中心部には先
端部に開口した軸方向の偏平状の挿入溝75が形成されて
いる。
【0041】また、前記操作軸74の基端部には前記他方
側の受座体27の収容段部36に嵌着された左右の弾性線材
38に係合した係合辺76を有する矩形板状の係合体77が一
体に固着され、この係合体77の外側部には前記第2のロ
ックプレート67のカム係合孔70に係合して偏心回動する
カム78を有するカム板79が一体に固着されている。
【0042】また、前記カム板79の外側部には前記操作
軸74の軸心を中心とする円板80が一体に固着され、この
円板80の外側部には摘み体81が一体に突設されている。
【0043】そして、前記摘み体81にて偏心回動される
カム78を有するカム板79、左右の弾性線材38に係合保持
される係合体77、前記カム78にて上下動される第2のロ
ックプレート67及びこの第2のロックプレート67が係脱
する第1のロックプレート58にて前記ハンドル軸55の回
動をロック及びこのロックを解除するハンドルロック機
構82が構成されている。
【0044】つぎに、前記一方側の受座体12の外側上部
の環状突条22に前記ハンドル軸55のロック状態及びロッ
ク解除状態を表示する円板状の表示シール83が固着され
ている。この表示シール83は、その中心部に前記環状突
条22内の前記案内凹部16及び挿通孔17に連通する挿通孔
84が形成され、この挿通孔84を中心とした外側面には相
対して青色表示部85と赤色表示部86がそれぞれ形成され
ている。また、前記表示シール83の上端部には前記環状
突条22に突設されたストッパー23を嵌合した係止凹部87
が形成されている。
【0045】また、前記表示シール83の挿通孔84から前
記挿通孔17に細長い連結プレート88が挿通され、この連
結プレート88の基端部に形成された前記挿通孔17より大
径の係止突片89が前記案内凹部16内に係止され、この係
止突片89にて連結プレート88が抜け止めされている。そ
して、前記細長い連結プレート88は前記操作体73の操作
軸74に形成された挿入溝75内に挿入され、この操作軸74
の回動に連動されて回動されるようになっている。
【0046】また、前記表示シール83を介して前記環状
突条22には表示プレート90が回動自在に嵌合されてい
る。この表示プレート90は円盤状のプレート本体91を有
し、このプレート本体91の周縁部には前記環状突条22に
回動自在に嵌合された環状突縁92が内側に向かって一体
に突設されている。また、前記プレート本体91の内側中
心部には前記連結プレート88の係止突片89を嵌合した嵌
合溝93を有する円柱状の係合突部94が一体に突設され、
この係合突部94は前記案内凹部16内に回動自在に嵌合さ
れている。
【0047】さらに、前記係合突部94の両側部には前記
表示シール83の青色表示部85及び赤色表示部86を表示す
る表示窓95がそれぞれ開口されている。そして、前記連
結プレート88にて前記表示プレート90が回動されること
により、このプレート本体91の両側部の表示窓95にて前
記表示シール83の青色表示部85及び赤色表示部86を交互
に露出表示するようになっている。すなわち、両側部の
表示窓95にて前記ハンドル軸55のロック状態及びこのロ
ックを解除したロック解除状態を露出表示するようにな
っている。
【0048】つぎに、前記実施の形態の作用を説明す
る。
【0049】まず、一方側の受座体12を組み立てる場合
には、この一方側の受座体12の表示シール83の挿通孔84
から挿通孔17に細長い連結プレート88を挿通するととも
に、この連結プレート88の基端部の係止突片89を案内凹
部16内に係止して連結プレート88を抜け止め支持する。
また、前記表示シール83を介して環状突条22に表示プレ
ート90を回動自在に嵌合するとともに、この表示プレー
ト90に突設された係合突部94の嵌合溝93に前記連結プレ
ート88の係止突片89を嵌合し、かつ、この係合突部94を
前記案内凹部16内に回動自在に嵌合する。
【0050】さらに、一方側の受座体12の外側部にカバ
ー体26を嵌着することにより、このカバー体26の上部に
形成された円形の窓孔96内に前記表示プレート90のプレ
ート本体91の外側部が露出される。そして、この窓孔96
内においてプレート本体91の両側部の表示窓95が露出さ
れ、この両側部の表示窓95にて表示シール83の青色表示
部85及び赤色表示部86の一方が露出表示される。
【0051】したがって、一方側の受座体12が簡単に組
み立てられ、この一方側の受座体12に挿通孔17に挿通さ
れた連結プレート88が上部の嵌合突体13と略平行にこの
嵌合突体13の突出方向に向かって水平状に突出される。
【0052】つぎに、他方側の受座体27を組み立てる場
合には、この他方側の受座体27の収容凹部35の下部に第
1のロックプレート58を収容し、この第1のロックプレ
ート58の嵌合突部63を支持突起42に回動可能に臨ませる
とともに、その係合突部64を収容凹部35の下端部の弧状
案内面35a に回動可能に臨ませ、かつ、その両側部の弧
状面62を収容凹部35の左右の弧状案内面39a に回動可能
に臨ませる。
【0053】また、収容凹部35の下端部のヒンジ片44を
折り曲げるとともに、このヒンジ片44に一体の蓋体45を
収容凹部35の下部の外側開口部に折り返して重合し、こ
の蓋体45の左右の係合片部50を収容凹部35の左右の係合
凹部41内にそれぞれ係合するとともに、この蓋体45の左
右の係合突起49を収容凹部35の左右の支持突起39の係合
孔40にそれぞれ嵌合し、かつ、この蓋体45の係合突起51
を支持突起42の係合孔43に嵌合し、この蓋体45にて第1
のロックプレート58を回動可能に収容した収容凹部35の
下部の外側開口部を閉塞する。
【0054】また、収容凹部35内の上部の収容段部36に
形成した上下一対の左右の係合溝37に平行に配設した上
下方向の弾性線材38の両端部をそれぞれ嵌着し、この左
右の弾性線材38の外側に位置して収容凹部35の上部に第
2のロックプレート67を収容し、この第2のロックプレ
ート67の左右の案内縁部69を収容凹部35の左右の案内縁
部35b に上下動可能に係合するとともに、その下端部の
嵌合凹部71を前記第1のロックプレート58の嵌合突部63
に臨ませ、かつ、その嵌合溝72を支持突起42に臨ませ
る。
【0055】また、第2のロックプレート67のカム係合
孔70から他方側の受座体27の軸挿通孔30に操作体73の操
作軸74を挿通し、この軸挿通孔30にて操作体73の操作軸
74を回動自在に支持させるとともに、この操作軸74の係
合体77の両側部の係合辺76を左右の弾性線材38に係合さ
せ、かつ、この係合体77の外側のカム板79のカム78を第
2のロックプレート67のカム係合孔70に係合させる。
【0056】そして、摘み体81にて偏心回動されるカム
板79が操作軸74の軸線より上方に突出された場合には、
このカム板79のカム78にて第2のロックプレート67が第
1のロックプレート58の上方に離間され、このカム板79
が操作軸74の軸線より下方に突出された場合には、この
カム板79のカム78にて第2のロックプレート67が下降さ
れて第1のロックプレート58の上部に嵌合されるように
なっている。
【0057】さらに、前記蓋体45及び前記操作体73の外
側から他方側の受座体27にカバー体52を嵌着することに
より、このカバー体52の上部に形成された上部の案内孔
53の開口縁部が操作体73の円板80の外側に当接し、この
上部の案内孔53の開口縁部にて回動自在の操作体73が抜
け止め支持されるとともに、この上部の案内孔53から操
作体73の摘み体81が突設され、かつ、このカバー体52の
下部に形成された下部の案内孔54が蓋体45の軸挿通孔48
及び他方側の受座体27の軸挿通孔33に連通される。
【0058】したがって、他方側の受座体27が簡単に組
み立てられ、この他方側の受座体27の軸挿通孔30に挿通
された操作体73の操作軸74が上部の嵌着軸28と略平行に
この嵌着軸28の突出方向に突出される。
【0059】つぎに、前記一方側の受座体12及び前記他
方側の受座体27をドア体1に取り付ける場合には、ドア
体1の厚さ方向の一側面からこのドア体1の上部の取付
孔10に一方側の受座体12に突設された上部の嵌合突体13
を、ドア体1の下部の左右の取付孔9に一方側の受座体
12に突設された下部の左右の嵌合突体18を、それぞれド
ア体1の厚さ方向の他側面に向かって圧入することによ
り、この一方側の受座体12に突設された連結プレート88
がドア体1の案内通孔11に挿入されながらドア体1の厚
さ方向の一側面に一方側の受座体12がその内側面を当接
した状態でワンタッチで簡単に取り付けられる。
【0060】この際、一方側の受座体12の各嵌合突体1
3,18には軸方向に突条15,20を有するので、この突条1
5,20にて各嵌合突体13,18が各取付孔9,10に圧入し
た状態で確実に嵌着して支持され、したがって、ドア体
1の厚さ方向の一側面に一方側の受座体12がガタつくこ
となく確実に取り付けられる。
【0061】また、ドア体1の下部の左右の取付孔9に
一方側の受座体12の下部の左右の嵌合突体18を圧入する
際には、この一方側の受座体12の左右の嵌合突体18がド
ア体1の錠収容孔3内に収容された錠本体6の左右の挿
通孔6aを貫通してドア体1の他側面に向かって進入され
る。この場合、一方側の受座体12の左右の嵌合突体18は
錠本体6に内蔵されたラッチ7の施錠機構(図示しな
い)を避けて左右の挿通孔6aを貫通するようになってい
る。
【0062】つぎに、ドア体1の厚さ方向の他側面から
一方側の受座体12の上部の嵌合突体13の軸挿通孔14に他
方側の受座体27の上部の嵌着軸28を、一方側の受座体12
の下部の左右の嵌合突体18の軸挿通孔19に他方側の受座
体27の下部の左右の嵌着軸31を、それぞれドア体1の厚
さ方向の一側面に向かって圧入することにより、この他
方側の受座体27に突設された操作軸74がドア体1の案内
通孔11に回動自在に挿入されるとともに、この操作軸74
の挿入溝75に連結プレート88が挿入されながらドア体1
の厚さ方向の他側面に他方側の受座体27がその内側面を
当接した状態でワンタッチで簡単に取り付けられる。
【0063】この際、他方側の受座体27の各嵌着軸28,
31には軸方向に突条29,32を有するので、この突条29,
32にて各嵌着軸28,31が各軸挿通孔14,19に圧入した状
態で確実に嵌着して支持され、したがって、ドア体1の
厚さ方向の他側面に他方側の受座体27がガタつくことな
く確実に取り付けられる。
【0064】また、操作軸74の挿入溝75は偏平状に形成
され、この挿入溝75に細長い連結プレート88が挿入され
るので、この操作軸74には連結プレート88が操作軸74の
回動方向では回り止めされた状態に連結され、したがっ
て、操作軸74が回動操作されることにより、連結プレー
ト88にて表示プレート90が操作軸74の回動方向に連動さ
れて確実に回動されるようになる。
【0065】つぎに、ドア体1の厚さ方向の一側面に取
り付けた一方側の受座体12の軸挿通孔21,25から錠本体
6の軸挿通孔6bを介してドア体1の厚さ方向の他側面に
取り付けた他方側の受座体27の軸挿通孔33,48にハンド
ル軸55を回動自在に挿通し、かつ、このハンドル軸55に
形成された連結軸部にこのハンドル軸55を挿通した第1
のロックプレート58の取付孔60に突設した相対する係止
突片61にて第1のロックプレート58を固着する。
【0066】また、このハンドル軸55に形成された連結
軸部に前記錠本体6に内蔵した施錠機構の操作部を連結
し、この施錠機構にてラッチ7はドア体1の戸当り端面
2に固着された化粧板5の案内口4から常時突出される
ように付勢されている。そして、ハンドル軸55が回動さ
れることにより、その連結軸部にて第1のロックプレー
ト58が回動されるとともに、錠本体6内の施錠機構の操
作部が操作され、この施錠機構の作動によりラッチ7が
ドア体1の戸当り端面2の化粧板5の案内口4から後退
され、ドア体1の閉状態の保持が解除されるようになっ
ている。
【0067】つぎに、ドア体1を開閉する通常時には、
ハンドルロック機構82を操作しないので、左右の弾性線
材38にて操作体73の係合体77の両係合辺76が挟持された
状態で操作体73が保持され、この操作体73のカム板79が
操作軸74の軸線上に突出した状態で保持され、このカム
板79のカム78にてカム係合孔70を介して第2のロックプ
レート67が持ち上げられ、この第2のロックプレート67
の下端部の嵌合凹部71が第1のロックプレート58の嵌合
突部63から外れた状態となっている。
【0068】そして、ドア体1を閉回動してドア体1の
戸当り端面2が框体に当接されることにより、ラッチ7
が戸当り端面2の化粧板5の案内口4から突出してドア
体1が閉状態に保持される。
【0069】また、ドア体1を開回動する際には、ハン
ドル57にてハンドル軸55が回動操作されると、このハン
ドル軸55の連結軸部にて第1のロックプレート58が回動
されるとともに、錠本体6内の施錠機構の操作部が操作
され、この施錠機構が作動されるとともに、そのラッチ
7がドア体1の戸当り端面2の化粧板5の案内口4から
後退される。
【0070】そして、第1のロックプレート58の係合突
部64の一方側の係合面65が他方側の受座体27の一方の支
持突起39のストッパー39b に当接することによりハンド
ル軸55の回動が阻止され、ラッチ7がドア体1の戸当り
端面2の化粧板5の案内口4内に後退され、ドア体1の
閉状態の保持が解除される。そうして、ハンドル57を引
くことにより、ドア体1は開回動される。
【0071】つぎに、ドア体1をラッチ7にて閉状態に
保持した際において、このドア体1を開回動しないよう
にロックする場合には、操作体73の摘み体81を回動操作
すると、この摘み体81と一体の係合体77が左右の弾性線
材38に抗して回動されるとともに、この係合体77と一体
のカム板79が操作軸74の軸線上に突出した状態から下方
に向かって偏心回動される。
【0072】そして、このカム板79のカム78にてカム係
合孔70を介して第2のロックプレート67が収容凹部35の
左右の案内縁部35b に案内されて下降され、摘み体81及
びこのカム板79が略90度の角度に偏心回動されることに
より、このカム78にて第2のロックプレート67の下端部
の嵌合凹部71が第1のロックプレート58の嵌合突部63に
上方から嵌合され、かつ、この第2のロックプレート67
の下端部の嵌合溝72に収容凹部35内に突出された支持突
起42が嵌合される。
【0073】また、第1のロックプレート58の嵌合突部
63に第2のロックプレート67の嵌合凹部71が嵌合される
とともに、略90度の角度に回動された係合体77の左右部
が左右の弾性線材38にて挟持されて係合体77が回り止め
され、カム板79の回動が阻止され、第2のロックプレー
ト67が第1のロックプレート58に嵌合した状態に保持さ
れ、この第2のロックプレート67にて第1のロックプレ
ート58を介してハンドル軸55の回動が阻止される。
【0074】したがって、ハンドルロック機構82にてハ
ンドル軸55の回動が阻止されることにより、ハンドル57
は回動操作できないようにロックされ、錠本体6内の施
錠機構の操作部が操作されず、そのラッチ7がドア体1
の戸当り端面2の化粧板5の案内口4から突出された状
態に保持され、このドア体1は開回動しない状態に保持
される。
【0075】また、操作体73の摘み体81を回動操作する
ことにより、係合体77及びカム体79が回動操作されると
ともに、これらと一体の操作軸74が同時に回動操作さ
れ、この操作軸74にて連結プレート88が回動され、この
連結プレート88の係止突片89にて表示プレート90が回動
される。そして、表示プレート90が略90度の角度に回動
されることにより、この表示プレート90のプレート本体
91の両側部の表示窓95が表示シール83の青色表示部85か
ら赤色表示部86に移行され、この赤色表示部86がプレー
ト本体91の両側部の表示窓95及び窓孔96に表示される。
【0076】したがって、ハンドルロック機構82にてハ
ンドル軸55の回動が阻止され、ドア体1が開回動しない
状態にロックされると同時に、このドア体1のロックの
状態がプレート本体91の両側部の表示窓95及び窓孔96に
表示される赤色表示部86にて明示される。そして、ドア
体1がロックされている状態にもかかわらずドア体1が
無理に開回動されることが防止される。
【0077】つぎに、ドア体1の閉状態のロックを解除
する場合には、操作体73の摘み体81を前記ハンドル軸55
の回動を阻止する方向と反対方向に回動操作することに
より、その係合体77が左右の弾性線材38に抗して反対方
向に回動されるとともに、そのカム板79が同様に反対方
向に回動される。
【0078】そして、そのカム板79が略90度の角度に上
方に向かって偏心回動されることにより、そのカム78に
てカム係合孔70を介して第2のロックプレート67が持ち
上げられ、この第2のロックプレート67の下端部の嵌合
凹部71が第1のロックプレート58の上端部の嵌合突部63
から上方に外れ、この第1のロックプレート58の回動を
阻止した状態が解除される。
【0079】また、操作体73の摘み体81を前記ハンドル
軸55の回動を阻止する方向と反対方向に回動操作するこ
とにより、その操作軸74が同様に反対方向に回動される
とともに、この操作軸74にて連結プレート88を介して表
示プレート90が同様に反対方向に回動される。
【0080】そして、表示プレート90が略90度の角度に
復帰回動されることにより、この表示プレート90のプレ
ート本体91の両側部の表示窓95が表示シール83の赤色表
示部86から青色表示部85に移行され、この青色表示部85
がプレート本体91の両側部の表示窓95及び窓孔96に表示
される。
【0081】したがって、ハンドルロック機構82にてハ
ンドル軸55の回動阻止が解除され、このドア体1の閉状
態のロックを解除されると同時に、このドア体1のロッ
クの解除状態がプレート本体91の両側部の表示窓95及び
窓孔96に表示される青色表示部85にて明示される。そし
て、ドア体1は通常の状態で開閉される。
【0082】前記一実施の形態では、軸挿通孔14,19を
有する複数の嵌合突体13,18は一方側の受座体12にそれ
ぞれ突設し、この複数の嵌合突体13,18の軸挿通孔14,
19に圧入する複数の嵌着軸28,31は他方側の受座体27に
それぞれ突設する場合について説明したが、これに限ら
ず、軸挿通孔14,19を有する複数の嵌合突体13,18は他
方側の受座体27にそれぞれ突設し、複数の嵌着軸28,31
は一方側の受座体12にそれぞれ突設するようにしてもよ
い。
【0083】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ドア体の厚さ
方向の一側面に当接する一方側の受座体と、前記ドア体
の厚さ方向の他側面に当接する他方側の受座体と、前記
一方側の受座体と前記他方側の受座体との間に回動自在
に支持され前記ドア体の戸当り端面にラッチを出没させ
るハンドルを有するハンドル軸と、前記一方側の受座体
と他方側の受座体とのいずれか一方の受座体に前記ハン
ドル軸の回動を阻止する操作体を有するハンドルロック
機構とを具備したので、この操作体を操作してハンドル
ロック機構を作動することにより、このハンドルロック
機構にてハンドル軸の回動を簡単にかつ確実に阻止でき
るとともに、ラッチにて施錠したドア体の閉塞状態を確
実に保持することができる。
【0084】また、一方の受座体に設けたハンドルロッ
ク機構にてハンドル軸の回動を直接阻止することによ
り、各種形式のドア錠が有するハンドル軸の回動阻止に
簡単に用いることができ、各種形式のドア錠のハンドル
軸の回動阻止及び解除が簡単であり、その互換性を有す
るとともに部品の共通化を図ることができる。
【0085】さらに、ハンドルロック機構はハンドル軸
の回動を直接阻止するようにしたので、ラッチ錠にてラ
ッチの出没を阻止するものに比べ構成が簡単で取扱いも
容易である。
【0086】また、ハンドルロック機構は、ハンドル軸
に固着され上端部に嵌合突部を有する第1のロックプレ
ートと、この第1のロックプレートの上方に位置して上
下動可能に設けられ下端部に前記嵌合突部に嵌合する嵌
合凹部を有するとともに上端部にカム係合孔を有する第
2のロックプレートと、操作体に設けられ前記第2のロ
ックプレートのカム係合孔に係合してこの第2のロック
プレートを上下動させるカムとを有するので、操作体の
操作で回動されるカムにて第2のロックプレートを上下
動させてハンドル軸に固着された第1のロックプレート
に対して確実に係脱させることができ、したがって、ハ
ンドル軸の回動阻止及びその解除を簡単にかつ確実に行
なうことができる。
【0087】また、第1のロックプレートは一方の受座
体内に回動可能に収容され、第2のロックプレートは前
記第1のロックプレートの上方に位置して前記一方の受
座体内に上下動可能に収容されているので、この第1の
ロックプレート及び第2のロックプレートを収容しても
一方の受座体を可及的に偏平に形成することができ、ド
ア体に取り付けてもドア体の側面部から大きく突出する
ことを防止できる。
【0088】請求項の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、操作体は、カムを回動操作する摘み体及
び他方の受座体に向かって回動自在に突出される操作軸
と、この操作軸の基端部に設けられ一方の受座体に設け
られた両側部の弾性線材に挟持され、かつ、この両側部
の弾性線材に抗して回動される矩形状の係合体とを有す
るので、操作体の摘み体にてカム及び操作軸の係合体を
回動操作することにより、この係合体を一方の受座体の
両側部の弾性線材にて挟持して第2のロックプレートを
上下動させたカムを所定の位置に保持でき、この第2の
ロックプレートを第1のロックプレートの回動を阻止し
た下降位置及びこの回動阻止を解除した引き上げ位置に
確実に保持することができる。
【0089】請求項の発明によれば、請求項1または
2の発明の効果に加え、他方の受座体は、操作体の操作
軸により回動されハンドル軸の回動を阻止した状態及び
このハンドル軸の回動阻止を解除した状態を表示する表
示プレートを有するので、この表示プレートにてハンド
ル軸の回動を阻止した状態及びこのハンドル軸の回動阻
止を解除した状態を表示することにより、ハンドル軸の
回動を阻止した状態であるにも拘らずハンドルを回動操
作するような誤操作を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すドア錠の施錠装置
の分解斜視図である。
【図2】同上一方側の受座体の断面図である。
【図3】同上他方側の受座体の断面図である。
【図4】同上ドア体の受座取付部を示す斜視図である。
【図5】同上一方側の受座体を取り付けたドア体の一側
面図である。
【図6】同上他方側の受座体を取り付けたドア体の他側
面図である。
【図7】同上一方側の受座体の外側面図である。
【図8】同上一方側の受座体の内側面図である。
【図9】同上他方側の受座体の外側面図である。
【図10】同上他方側の受座体の内側面図である。
【図11】同上ハンドル軸の回動阻止を解除した状態を
示す説明図である。
【図12】同上ハンドル軸の回動を阻止した状態を示す
説明図である。
【図13】同上弾性線材に抗して係合体が回動する状態
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ドア体 2 戸当り端面 7 ラッチ 12 一方側の受座体 27 他方側の受座体35 収容凹部 38 弾性線材39,42 支持突起 40,43 係合孔 44 ヒンジ 45 蓋体49,51 係合突起 55 ハンドル軸 57 ハンドル 58 第1のロックプレート 63 嵌合突部 67 第2のロックプレート 70 カム係合孔 71 嵌合凹部 73 操作体 74 操作軸 77 係合体 78 カム 81 摘み体 82 ハンドルロック機構 90 表示プレート

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア体の厚さ方向の一側面に当接する一
    方側の受座体と、前記ドア体の厚さ方向の他側面に当接
    する他方側の受座体と、前記一方側の受座体と前記他方
    側の受座体との間に回動自在に支持され前記ドア体の戸
    当り端面にラッチを出没させるハンドルを有するハンド
    ル軸と、前記一方側の受座体と他方側の受座体とのいず
    れか一方の受座体に設けられ前記ハンドル軸の回動を阻
    止する操作体を有するハンドルロック機構とを具備し、 前記ハンドルロック機構は、前記ハンドル軸に固着され
    上端部に嵌合突部を有する第1のロックプレートと、こ
    の第1のロックプレートの上方に位置して上下動可能に
    設けられ下端部に前記嵌合突部に係脱自在に嵌合する嵌
    合凹部を有するとともに上端部にカム係合孔を有する第
    2のロックプレートと、前記操作体に設けられ前記第2
    のロックプレートのカム係合孔に係合してこの第2のロ
    ックプレートを上下動させるカムとを有し、 前記一方の受座体は、この受座体の左右部及びこの受
    座体に形成された収容凹部の中間部に支持突起をそれぞ
    れ一体に形成し、これらの支持突起に係合孔をそれぞれ
    形成し、前記収容凹部の下端部に折り曲げ可能なヒンジ
    片を一体に連設し、このヒンジ片の下端部に蓋体を一体
    に連設し、この蓋体に前記左右の支持突起の係合孔に嵌
    合する係合突起及び前記中間部の支持突起の係合孔に嵌
    合する係合突起をそれぞれ突設し、 前記第1のロックプレートは、前記一方の受座体の収容
    凹部内の下部に回動可能に収容し、前記第2のロックプ
    レートは、前記第1のロックプレートの上方に位置して
    前記一方の受座体の収容凹部内の上部に上下動可能に収
    容し、 前記収容凹部の下端部のヒンジ片を折り曲げるととも
    に、このヒンジ片に一体の前記蓋体を前記収容凹部の下
    部に折り返して重合し、この蓋体の係合突起を、これ
    らの各係合突起に対向した前記一方の受座体の各支持突
    起の係合孔にそれぞれ嵌合し、この蓋体にて前記第1の
    ロックプレートを回動可能に収容した前記収容凹部の下
    部を閉塞する、 ことを特徴とするドア錠の施錠装置。
  2. 【請求項2】 操作体は、カムを回動操作する摘み体及
    び他方の受座体に向かって回動自在に突出された操作軸
    と、この操作軸の基端部に設けられ一方の受座体に設け
    られた両側部の弾性線材に挟持され、かつ、この両側部
    の弾性線材に抗して回動される矩形状の係合体とを有す
    ることを特徴とする請求項1記載のドア錠の施錠装置。
  3. 【請求項3】 他方の受座体は、操作体の操作軸により
    回動されハンドル軸の回動を阻止した状態及びこのハン
    ドル軸の回動阻止を解除した状態を表示する表示プレー
    トを有することを特徴とする請求項1または2記載のド
    ア錠の施錠装置。
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