JPH0893247A - 住 宅 - Google Patents

住 宅

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JPH0893247A
JPH0893247A JP23337894A JP23337894A JPH0893247A JP H0893247 A JPH0893247 A JP H0893247A JP 23337894 A JP23337894 A JP 23337894A JP 23337894 A JP23337894 A JP 23337894A JP H0893247 A JPH0893247 A JP H0893247A
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JP
Japan
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wall
building body
balcony
house
walls
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JP23337894A
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Mikio Monya
幹男 紋谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 住宅の表情を豊かにできるとともに、バルコ
ニーおよびその庇を建物本体と調和させて自由に設置す
ることができる住宅を提供することを目的としている。 【構成】 建物本体1の外壁の前方に、当該建物本体1の
出入口、窓等の開口部を避けて設けられた第2外壁12
と、前方に第2外壁12が設けられていない建物本体の外
壁11とによって、住宅の壁面の出入りに多様性を持たせ
て、デザインに変化を付与し、これによって、外観意匠
性を高めて表情を豊かにする。第2外壁12の内側にバル
コニー18を設けることによって、該バルコニー18がイン
ナーバルコニーとなり、よって、該バルコニー自体が建
物本体1と調和して、外観意匠性を低下させることがな
く、また、第2外壁12と建物本体1の外壁との間に床部
を架設するだけで、自由にバルコニー18を設置すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物本体の外壁の前方
に第2外壁を設けて、壁面の出入りに多様性を持たせた
住宅に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、大都市圏において住宅を建築す
る場合、一般に、敷地面積がさほど広くないために、建
蔽率の制限いっぱいで建築する場合がある。この場合、
住宅は隣接敷地の住宅にかなり近接するために、主とし
て住宅の前部が住宅としての表情を呈することになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記住宅に
あっては、建物本体の前部の外壁に玄関、窓等が形成さ
れているだけで、外壁自体は同一色で、かつ平面的であ
るので、住宅の表情としては乏しいものであった。ま
た、建物本体の前部にバルコニーを形成する場合、バル
コニーの部分だけが建物本体の外壁から突出してしまう
ために、バルコニー自体が建物本体と調和しにくく、外
観意匠性を低下させる場合があるとともに、バルコニー
を自由に設置するのが困難であった。さらに、バルコニ
ーを設置する場合においては、庇を外観意匠性を低下さ
せることなく建物本体と調和させて設けるのに苦慮して
いた。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、住宅の表情を豊かにできるとともに、バルコニーお
よびその庇を建物本体と調和させて自由に設置すること
ができる住宅を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の住宅は、建物本体の外壁の前方
に、当該建物本体の出入口、窓等の開口部を避けて、少
なくとも1枚以上の第2外壁を設けたものである。
【0006】請求項2の住宅は、請求項1において、前
記第2外壁を建物本体の屋根の軒先より内側位置に設け
たものである。
【0007】請求項3の住宅は、請求項2において、第
2外壁の内側にバルコニーを設けたものである。
【0008】請求項4の住宅は、請求項1から3のいず
れかにおいて、建物本体の外壁と第2外壁とを色分けし
たものである。
【0009】請求項5の住宅は、請求項1から4のいず
れかにおいて、第2外壁どうしを色分けしたものであ
る。
【0010】
【作用】請求項1の住宅にあっては、建物本体の外壁の
前方に、当該建物本体の出入口、窓等の開口部を避けて
設けられた第2外壁と、前方に第2外壁が設けられてい
ない建物本体の外壁とによって、または、第2外壁どう
しによって、住宅の壁面の出入りに多様性を持たせて、
デザインに変化を付与し、これによって、外観意匠性が
高まる。
【0011】請求項2の住宅にあっては、第2外壁を建
物本体の屋根の軒先より内側位置に設けることによっ
て、第2外壁の内側は屋根が被っていることになり、よ
って、第2外壁の内側の利用性が高まる。
【0012】請求項3の住宅にあっては、建物本体の屋
根の軒先より内側位置に設けられた第2外壁の内側にバ
ルコニーを設けることによって、該バルコニーが第2外
壁から引き込んだ状態でかつ屋根(庇)を有するインナ
ーバルコニーとなり、よって、該バルコニー自体が建物
本体と調和して、外観意匠性を低下させることがなく、
また、第2外壁と建物本体の外壁との間に床部を架設す
るだけで、容易にバルコニーを設置することができる。
【0013】請求項4の住宅にあっては、建物本体の外
壁と第2外壁とを色分けすることによって、外壁と第2
外壁の壁面の出入りの多様性と、壁面の色調変化との相
乗効果を得ることができ、これによって、特徴のある外
観が得られるとともに、さらに、外観意匠性が高まる。
【0014】請求項5の住宅にあっては、第2外壁どう
しを色分けすることによって、第2外壁どうしの壁面の
出入りの多様性と、壁面の色調変化との相乗効果を得る
ことができ、これによって、特徴のある外観が得られる
とともに、さらに、外観意匠性が高まる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の住宅の実施例
を説明する。図1から図3は本発明の住宅の第1実施例
を示すもので、図1は1階部分の平面図、図2は2階部
分の平面図、図3は正面図を示す。建物本体1は南側を
前部とするもので、その1階部分前部には、図1に示す
ように、中央部に玄関2が配設され、この玄関2の東側
に居室3が配設され、西側に和室4が配設されている。
【0016】前記建物本体1の1階部分の前面の外壁5
には、居室3の窓部3aと、和室4の窓部4aとが形成
されており、玄関2は前記外壁5より内側に奥まった位
置に形成されている。前記外壁5の前方には、第2外壁
6,6が設けられている。これら第2外壁6,6は建物
本体1の前面の左右に配設されたもので、前記窓3aと
4aを塞がないように、その幅が、建物本体1の左右両
壁から窓3a,4aの縁までの距離となるように設定さ
れている。また、第2外壁6,6と、建物本体1の外壁
5との離間距離は適宜設定されるが、本実施例では、玄
関2を構成する壁体2a,2aの前縁部と面一になるよ
うに設定されている。
【0017】前記建物本体2の2階部分前部の外壁7
は、図2に示すように、1階部分の第2外壁6と平面視
において同一直線上に形成されており、この外壁7には
窓7a…が形成されている。したがって、2階部分前部
の外壁7は、1階部分前部の外壁5より前方に突出した
形態となっており、この突出した部分の床部8が、前記
第2外壁6,6と、玄関2を構成する壁体2a,2aと
によって支持されている。また、建物本体1の屋根10
は、図3に示すように、前記外壁7によって支持されて
おり、その軒先は第2外壁6および外壁7より外側に突
出している。
【0018】前記1階部分の第2外壁6,6と、2階部
分の外壁7との壁面は同一色が施され、また、1階部分
の外壁5の壁面は別の色が施されている。したがって、
このような住宅にあっては、その前面の殆どが、同一色
が施された前記第2外壁6,6および外壁7により構成
され、これら同一色に施された壁面の奥側に、別の色が
施された前記外壁5の壁面が位置し、さらに、この外壁
5よりさらに奥側に、玄関扉2bが位置するため、住宅
の壁面出入りの多様性と、壁面の色調変化との相乗効果
を得ることができ、これによって、特徴のある外観が得
られるとともに、外観意匠性を高めることができる。
【0019】また、1階の建物本体1の外壁5の前は、
前記2階の突出した部分の床部8によっていわゆる庇が
形成されるうえ、この庇より前記屋根10の軒先が外側
に突出しているので、外壁5の前方を物干し等として利
用することができるとともに、玄関前に庇を備えた広い
エントランスを形成することができ、また、外壁5と前
記第2外壁6との間を物置き等として利用することがで
きる。
【0020】図4および図5は第2実施例を示すもので
ある。これらの図に示す住宅は、建物本体1の1階部分
の構成は、図1に示した前記第1実施例の住宅の1階部
分の構成と同一であり、2階部分の構成が異なるもので
ある。2階部分の構成は、図4に示すように、建物本体
1の2階の外壁11に、窓11a…が形成されており、
この外壁11の前方に第2外壁12,12が設けられて
いる。これら第2外壁12,12は、図5に示すよう
に、前記第2外壁6,6上において、建物本体1の2階
前面の左右に配設されたもので、前記窓11a…を塞が
ないように、その幅が、建物本体1の左右両壁から窓1
1a,11aの縁までの距離となるように設定されてい
る。また、第2外壁12,12と、建物本体1の外壁1
1との間には、バルコニー13が形成されている。この
バルコニー13は、第2外壁12,12と外壁11との
間に床部13aを架設するとともに、第2外壁12,1
2間に落下防止用の手摺り13bを設けることにより形
成されたものである。
【0021】さらに、前記バルコニー13の前縁部に
は、前記1階の玄関2を構成する壁体2a,2aの先端
上において、柱14,14が設けられており、この柱1
4,14と、前記第2外壁12,12とによって、建物
本体1の屋根10のバルコニー13側の軒先部が支持さ
れ、この軒先部より内側が前記外壁11によって支持さ
れている。このように、前記バルコニー13において
は、第2外壁12,12および柱14,14によって、
建物本体1の外側に突出するように設けた屋根10の軒
先をを支持しているので、バルコニー全体を覆う屋根1
0を容易に設けることができ、また、バルコニー13は
建物本体1の内側に位置して、全体として建物本体1に
引き込まれたインナーバルコニーとなるので、該バルコ
ニー13は建物本体1の外壁から突出することがなく、
よって、該バルコニー自体が建物本体1と調和して、住
宅としての外観意匠性を高めることができる。
【0022】また、前記1階部分の第2外壁6,6と、
2階部分の第2外壁12,12との壁面は同一色が施さ
れ、また、1階部分の外壁5および2階部分の外壁11
の壁面は別の色が施されている。したがって、このよう
な住宅にあっては、その前面が、同一色が施された前記
第2外壁6,6および第2外壁12,12により構成さ
れ、これら同一色に施された壁面の奥側に、別の色が施
された前記外壁5および外壁11の壁面が位置し、さら
に、これら外壁5,11よりさらに奥側に、玄関扉2b
が位置するため、住宅の壁面出入りの多様性と、壁面の
色調変化との相乗効果を得ることができ、これによっ
て、特徴のある外観が得られるとともに、外観意匠性を
高めることができる。
【0023】また、建物本体1の屋根10の軒先より内
側位置に設けられた第2外壁12,12の内側にバルコ
ニー13を設けることによって、該バルコニー13が第
2外壁12,12から引き込んだ状態のインナーバルコ
ニーとなり、よって、該バルコニー自体が建物本体1と
調和して、外観意匠性を低下させることがなく、また、
第2外壁12,12と建物本体1の外壁11との間に床
部13aを架設するだけで、容易にバルコニー13を設
置することができる。
【0024】図6から図8は第3実施例を示すもので、
図6は1階部分の平面図、図7は2階部分の平面図、図
8は正面図を示す。建物本体1の1階部分の構成は、図
1に示した第1実施例の1階部分の構成と同様であり、
中央部に玄関2が配設され、この玄関2の東側に居室3
が配設され、西側に和室4が配設されている。
【0025】前記建物本体1の1階部分の前面の外壁5
の前方には、第2外壁15,15が設けられている。こ
れら第2外壁15,15は建物本体1の前面中央部にお
いて玄関2を挟む位置に配設されたもので、前記窓3a
と4aを塞がないように、その幅が、玄関2を構成する
壁体2a,2aから窓3a,4aの縁までの距離となる
ように設定されている。また、第2外壁15,15と、
建物本体1の外壁5との離間距離は適宜設定されるが、
本実施例では、建物本体1の左右両壁から前方に突出す
るようにして設けられた突出壁16,16の前縁部と面
一になるように設定されている。
【0026】前記建物本体1の2階部分前部の外壁17
は、図7に示すように、中央部の中央外壁17aが、両
端部の両端外壁17b,17bより前方に突出して形成
され、中央外壁17aと両端外壁17b,17bとは連
結されている。前記中央外壁17aは1階の第2外壁1
5,15上に位置して、これに支持され、また、両端外
壁17b,17bは1階の外壁5上に位置して、これに
支持されている。前記両端外壁17b,17bの前方に
は、手摺り18a,18aを有するバルコニー18,1
8が配設されており、該バルコニー18,18は、1階
の外壁5、突出壁16,16、第2外壁15,15によ
って支持されている。また、前記手摺り18a,18a
の前方には、図8に示すように、腰壁18bが建物本体
1の幅方向に沿って形成されており、この腰壁18bは
突出壁16,16および第2外壁15,15によって支
持されている。また、建物本体1の屋根10のバルコニ
ー18側の軒先部は、図8に示すように、前記中央外壁
17aおよび前記突出壁16,16によって支持されて
おり、その軒先は第2中央外壁17aより外側に突出し
ている。
【0027】前記1階部分の第2外壁15,15と、2
階部分の中央外壁17aと、腰壁18bとの壁面は同一
色が施され、また、1階部分の外壁5および2階部分の
両端外壁17bの壁面は別の色が施されている。したが
って、このような住宅にあっては、その前面が、同一色
が施された前記第2外壁15,15、中央外壁17aお
よび腰壁18bによって構成され、これら同一色に施さ
れた壁面の奥側に、別の色が施された前記外壁5および
両端外壁17bの壁面が位置し、さらに、これら外壁
5,17よりさらに奥側に、玄関扉2bが位置するた
め、住宅の壁面出入りの多様性と、壁面の色調変化との
相乗効果を得ることができ、これによって、特徴のある
外観が得られるとともに、外観意匠性を高めることがで
きる。
【0028】また、バルコニー18が中央外壁17aよ
り内側位置に設けられているので、該バルコニー18が
外壁から引き込んだ状態のインナーバルコニーとなり、
よって、該バルコニー自体が建物本体1と調和して、外
観意匠性を低下させることがない。
【0029】図9および図10は第4実施例を示すもの
である。これらの図に示す住宅は、建物本体1の1階部
分の構成は、図6に示した前記第3実施例の住宅の1階
部分の構成と同一であり、2階部分の構成が異なるもの
である。2階部分においては、建物本体1の2階の外壁
20が、1階の第2外壁15,15上および左側の突出
壁16上に位置して、これに支持された前壁20aと、
この前壁20aの右方において、奥側に位置して1階の
外壁5に支持された奥壁20bとによって構成されてお
り、この奥壁20bの前方に手摺り21aを有するバル
コニー21が設けられている。また、2階の前壁20a
の前方には、図10に示すように、腰壁22が設けられ
ている。
【0030】また、前記1階部分の第2外壁15,15
と、2階部分の前壁20aと、腰壁22の壁面は同一色
が施され、また、1階部分の外壁5および2階部分の奥
壁20bの壁面は別の色が施されている。したがって、
このような住宅にあっては、その前面が、同一色が施さ
れた前記第2外壁15,15、前壁20aおよび腰壁2
2により構成され、これら同一色に施された壁面の奥側
に、別の色が施された前記外壁5および奥壁20bの壁
面が位置し、さらに、これら外壁5および奥壁20bよ
りさらに奥側に、玄関扉2bが位置するため、住宅の壁
面出入りの多様性と、壁面の色調変化との相乗効果を得
ることができ、これによって、特徴のある外観が得られ
るとともに、外観意匠性を高めることができる。
【0031】また、バルコニー21が前壁20aより内
側位置に設けられているので、該バルコニー21が外壁
から引き込んだ状態のインナーバルコニーとなり、よっ
て、該バルコニー自体が建物本体1と調和して、外観意
匠性を低下させることがない。
【0032】図11から図15はそれぞれ第5実施例か
ら第9実施例を示すもので、それぞれ各実施例の正面図
を示す。図11に示す第5実施例では、1階部分に図6
と同様の、第2外壁15,15を有し、2階部分に、図
7と同様の、中央外壁17aと、両端外壁17bとを有
し、両端外壁17b,17bの前にバルコニー18,1
8が設けられた構成となっている。また、前記1階部分
の第2外壁15,15と、2階部分の中央外壁17aの
壁面は同一色が施され、また、1階部分の外壁5および
2階部分の両端外壁17b,17bの壁面は別の色が施
されている。
【0033】図12に示す第6実施例では、1階部分に
図6と同様の、第2外壁15,15を有し、2階部分両
脇に、第2外壁15,15上において、外壁23…が設
けられ、該外壁23…の前に腰壁24,24が設けら
れ、さらに、2階中央部に、手摺り25を有するバルコ
ニー25が設けられた構成となっている。また、前記1
階部分の第2外壁15,15と、2階部分の外壁23…
と腰壁24,24の壁面は同一色が施され、また、1階
部分の外壁5の壁面は別の色が施されている。
【0034】図13に示す第7実施例では、建物本体1
の外壁25の前方左右部に第2外壁26,26が設けら
れている。第2外壁26は2階の窓27の下縁までの高
さを有し、また、中央部に窓26aが形成されている。
第2外壁26,26の間には、玄関28が第2外壁2
6,26より奥側の位置に設けられ、また、玄関28の
上方にはバルコニー29が第2外壁26,26より突出
して、かつ屋根10の軒先より内側位置に設けられてい
る。また、前記第2外壁26,26の壁面は同一色が施
され、外壁25の壁面は別の色が施されている。
【0035】図14に示す第8実施例では、屋根10の
直下まで立ち上がる第2外壁30,30が、建物本体1
の左右部に設けられており、この第2外壁30には、1
階と2階の高さに対応する位置に窓30a,30bが形
成されている。第2外壁30,30の間にはバルコニー
31が、第2外壁30,30より外側位置に設けられて
おり、このバルコニー31の下方に玄関32が設けられ
ている。また、前記第2外壁30,30の壁面は同一色
が施され、バルコニー31の壁面は別の色が施されてい
る。
【0036】図15に示す第9実施例では、図14に示
す第2外壁30の窓30aと30bとの間と、窓30a
の下方とに、金属製の多数の縦棒材から構成されたフェ
ンス33を設けたもので、このフェンスからも通風性、
採光性を確保するようになっている。
【0037】上記第5実施例から第9実施例にあって
も、第1実施例から第4実施例と同様に、建物本体1の
外壁と第2外壁とを色分けすることによって、外壁と第
2外壁の壁面の出入りの多様性と、壁面の色調変化との
相乗効果を得ることができ、これによって、特徴のある
外観が得られるとともに、さらに、外観意匠性を高める
ことができる。
【0038】なお、上記実施例では、第2外壁どうしは
建物本体1の外壁から等距離に配設したが、本発明はこ
れに限ることなく、第2外壁どうしの建物本体1からの
離間距離を適宜変えてもよく、またこれら第2外壁どう
しを色分けしてもよい。このようにすれば、第2外壁ど
うしの壁面の出入りの多様性と、壁面の色調変化との相
乗効果を得ることができ、これによって、特徴のある外
観が得られるとともに、さらに、外観意匠性を高めるこ
とができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の住宅によ
れば以下のような効果を奏する。請求項1の住宅によれ
ば、建物本体の外壁の前方に、当該建物本体の出入口、
窓等の開口部を避けて、少なくとも1枚以上の第2外壁
を設けたので、該第2外壁と、前方に第2外壁が設けら
れていない建物本体の外壁とによって、または、第2外
壁どうしによって、住宅の壁面の出入りに多様性を持た
せて、デザインに変化を付与し、これによって、外観意
匠性を高めることができる。
【0040】請求項2の住宅によれば、第2外壁を建物
本体の屋根の軒先より内側位置に設けたので、第2外壁
の内側は屋根が被っていることになり、よって、第2外
壁の内側を物干し、物置き等として利用することがで
き、利用性を高めることができる。
【0041】請求項3の住宅によれば、建物本体の屋根
の軒先より内側位置に設けられた第2外壁の内側にバル
コニーを設けたので、該バルコニーが第2外壁から引き
込んだ状態でかつ屋根(庇)を有するインナーバルコニ
ーとなる。よって、該バルコニー自体が建物本体と調和
して、外観意匠性を低下させることがなく、また、第2
外壁と建物本体の外壁との間に床部を架設するだけで、
容易にバルコニーを設置することができる。
【0042】請求項4の住宅によれば、建物本体の外壁
と第2外壁とを色分けしたので、外壁と第2外壁の壁面
の出入りの多様性と、壁面の色調変化との相乗効果を得
ることができ、これによって、特徴のある外観が得られ
るとともに、さらに、外観意匠性を高めることができ
る。
【0043】請求項5の住宅によれば、第2外壁どうし
を色分けしたので、第2外壁どうしの壁面の出入りの多
様性と、壁面の色調変化との相乗効果を得ることがで
き、これによって、特徴のある外観が得られるととも
に、さらに、外観意匠性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の住宅の第1実施例を示すもので、建物
本体の1階部分の平面図である。
【図2】同、建物本体の2階部分の平面図である。
【図3】同、建物本体の正面図である。
【図4】本発明の住宅の第2実施例を示すもので、建物
本体の2階部分の平面図である。
【図5】同、建物本体の正面図である。
【図6】本発明の住宅の第3実施例を示すもので、建物
本体の1階部分の平面図である。
【図7】同、建物本体の2階部分の平面図である。
【図8】同、建物本体の正面図である。
【図9】本発明の住宅の第4実施例を示すもので、建物
本体の2階部分の平面図である。
【図10】同、建物本体の正面図である。
【図11】本発明の住宅の第5実施例を示すもので、建
物本体の正面図である。
【図12】本発明の住宅の第6実施例を示すもので、建
物本体の正面図である。
【図13】本発明の住宅の第7実施例を示すもので、建
物本体の正面図である。
【図14】本発明の住宅の第8実施例を示すもので、建
物本体の正面図である。
【図15】本発明の住宅の第9実施例を示すもので、建
物本体の正面図である。
【符号の説明】
1 建物本体 5,17,20,23,25 外壁 6,12,15,26,30 第2外壁 10 屋根 13,18,21,29 バルコニー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物本体の外壁の前方に、当該建物本体
    の出入口、窓等の開口部を避けて、少なくとも1枚以上
    の第2外壁が設けられていることを特徴とする住宅。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の住宅において、前記第2
    外壁が建物本体の屋根の軒先より内側位置に設けられて
    いることを特徴とする住宅。
  3. 【請求項3】 請求項2の住宅において、第2外壁の内
    側にバルコニーが設けられていることを特徴とする住
    宅。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の住宅
    において、建物本体の外壁と第2外壁とが色分けされて
    いることを特徴とする住宅。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の住宅
    において、第2外壁どうしが色分けされていることを特
    徴とする住宅。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005113517A (ja) * 2003-10-08 2005-04-28 Misawa Homes Co Ltd 建物
JP2013127181A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Sekisui House Ltd 住宅

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