JPH089312B2 - 外装部品の取付構造 - Google Patents
外装部品の取付構造Info
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- JPH089312B2 JPH089312B2 JP60187156A JP18715685A JPH089312B2 JP H089312 B2 JPH089312 B2 JP H089312B2 JP 60187156 A JP60187156 A JP 60187156A JP 18715685 A JP18715685 A JP 18715685A JP H089312 B2 JPH089312 B2 JP H089312B2
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- JP
- Japan
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- rib
- shaped
- fixing pieces
- clip
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R13/00—Elements for body-finishing, identifying, or decorating; Arrangements or adaptations for advertising purposes
- B60R13/04—External Ornamental or guard strips; Ornamental inscriptive devices thereon
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
- Connection Of Plates (AREA)
Description
本発明は外装部品を母材(取付部)に安定して取りつ
けるべく改良された外装部品の取付構造に関する。
けるべく改良された外装部品の取付構造に関する。
自動車車体の外装部品には、モール、バンパ、エンブ
レムなど、形状、使用箇所の異なる種々の部品がある。 これらの部品は、いずれも、クリップ、ネジ止め、ま
たは、ブラケットを介して所定の箇所に固着される。 ちなみに、実開昭57−155308号公報に開示されたもの
の場合は、添付の第4図、第5図を参照して明らかなよ
うに、スナップ式固着具1の押圧部2を指で押え、か
つ、これに上下方向の力を加えて固着具1の両歯体3を
外装部品5の突起6に食い込ませることにより、外装部
品5を車体取付部7に装着している。
レムなど、形状、使用箇所の異なる種々の部品がある。 これらの部品は、いずれも、クリップ、ネジ止め、ま
たは、ブラケットを介して所定の箇所に固着される。 ちなみに、実開昭57−155308号公報に開示されたもの
の場合は、添付の第4図、第5図を参照して明らかなよ
うに、スナップ式固着具1の押圧部2を指で押え、か
つ、これに上下方向の力を加えて固着具1の両歯体3を
外装部品5の突起6に食い込ませることにより、外装部
品5を車体取付部7に装着している。
上述した公知技術の固着具1は、両歯体3の先端側に
これらを覆う長い溝形の屈曲部4を備えている。このよ
うに長い溝形の屈曲部4は、これの両端部と長さ方向中
間部とで剛性が異なり、これら各部が均等に弾性変形す
るものでないから、固着具1の前記装着に際して具合よ
く広がりがたい。それに突起6の長さが屈曲部4の内部
深さを上回る場合は、突起6と屈曲部4とが第5図のご
とく衝突するために固着具1を車体取付部7側にあてが
うことができない。 これに代わるものとして、実開昭57−155308号公報に
は、屈曲部4を省略したものもみられる。このタイプの
ものは、固着具が、前後一対の帯状板と左右一対の帯状
板とで平面略四角形の枠形に形成されており、左右一対
の帯状板が、これらの内側縁より略ハの字状に立ち上が
る傾斜状の歯体を有している。かかる固着具の場合、前
記屈曲部に起因した不都合はないが、両歯体にて外装部
品5の突起6を挟みつけるだけであるので、長期使用に
おいて弛緩作用を受け、あるいは、振動、外圧による圧
力を受けた際に、自然発生的に外装部品5のガタツキが
生じることとなり、これに起因した異音も発生する。し
かも、この種のガタツキがいったん発生すると、取付構
造内の間隙が次第に大きくなり、異音の発生ばかりか固
着機能までが低下してしまう。
これらを覆う長い溝形の屈曲部4を備えている。このよ
うに長い溝形の屈曲部4は、これの両端部と長さ方向中
間部とで剛性が異なり、これら各部が均等に弾性変形す
るものでないから、固着具1の前記装着に際して具合よ
く広がりがたい。それに突起6の長さが屈曲部4の内部
深さを上回る場合は、突起6と屈曲部4とが第5図のご
とく衝突するために固着具1を車体取付部7側にあてが
うことができない。 これに代わるものとして、実開昭57−155308号公報に
は、屈曲部4を省略したものもみられる。このタイプの
ものは、固着具が、前後一対の帯状板と左右一対の帯状
板とで平面略四角形の枠形に形成されており、左右一対
の帯状板が、これらの内側縁より略ハの字状に立ち上が
る傾斜状の歯体を有している。かかる固着具の場合、前
記屈曲部に起因した不都合はないが、両歯体にて外装部
品5の突起6を挟みつけるだけであるので、長期使用に
おいて弛緩作用を受け、あるいは、振動、外圧による圧
力を受けた際に、自然発生的に外装部品5のガタツキが
生じることとなり、これに起因した異音も発生する。し
かも、この種のガタツキがいったん発生すると、取付構
造内の間隙が次第に大きくなり、異音の発生ばかりか固
着機能までが低下してしまう。
本発明はこのような技術的課題に鑑み、取付の容易性
と的確性・取付状態の安定性・異音の発生防止はかるこ
とのできる外装部品の取付構造を提供しようとするもの
である。
と的確性・取付状態の安定性・異音の発生防止はかるこ
とのできる外装部品の取付構造を提供しようとするもの
である。
本発明に係る外装部品の取付構造は、所期の目的を達
成するために下記の課題解決手段を特徴とする。すなわ
ち、 外装部品のリブ状突起が母材を貫通しており、母材を
貫通したリブ状突起の端部にクリップが装着されて外装
部品が母材に取りつけられている構造において、クリッ
プが、平面略四角形の枠形面を形成している四つの帯状
板と、これら帯状板により囲われた内部開口とを備えて
いること、および、前後に対をなす帯状板が、これらの
長さ方向中間部より突出する凸形の屈曲部を有している
こと、および、左右に対をなす帯状板が、これらの長さ
方向中間部より屈曲部の突出側へ向けて略ハの字状に立
ち上がる傾斜状の固定片を有し、両固定片の先端部がリ
ブ状突起の厚さよりも小さい間隔で対向していること、
および、両固定片の先端部に係止歯が形成されていると
ともに、両固定片の後端部から該各固定片と同じ方向に
傾斜して伸びる傾斜状の舌片が、左右に対をなす帯状板
との間に切り離し間隙を介在してこれら帯状板と交差し
ていること、および、クリップがこれの内部開口を介し
てリブ状突起の端部外周に嵌められていること、およ
び、両固定片の先端部にある係止歯がリブ状突起の両側
面に圧接しているとともに、両固定片の後端部にある舌
片が母材の内面に圧接していることを特徴とする。
成するために下記の課題解決手段を特徴とする。すなわ
ち、 外装部品のリブ状突起が母材を貫通しており、母材を
貫通したリブ状突起の端部にクリップが装着されて外装
部品が母材に取りつけられている構造において、クリッ
プが、平面略四角形の枠形面を形成している四つの帯状
板と、これら帯状板により囲われた内部開口とを備えて
いること、および、前後に対をなす帯状板が、これらの
長さ方向中間部より突出する凸形の屈曲部を有している
こと、および、左右に対をなす帯状板が、これらの長さ
方向中間部より屈曲部の突出側へ向けて略ハの字状に立
ち上がる傾斜状の固定片を有し、両固定片の先端部がリ
ブ状突起の厚さよりも小さい間隔で対向していること、
および、両固定片の先端部に係止歯が形成されていると
ともに、両固定片の後端部から該各固定片と同じ方向に
傾斜して伸びる傾斜状の舌片が、左右に対をなす帯状板
との間に切り離し間隙を介在してこれら帯状板と交差し
ていること、および、クリップがこれの内部開口を介し
てリブ状突起の端部外周に嵌められていること、およ
び、両固定片の先端部にある係止歯がリブ状突起の両側
面に圧接しているとともに、両固定片の後端部にある舌
片が母材の内面に圧接していることを特徴とする。
本発明に係る外装部品の取付構造は、両固定片の先端
部にある係止歯がリブ状突起の両側面に圧接しており、
両固定片の後端部にある舌片が母材の内面に圧接してい
るから、リブ状突起に対する両固定片の挟みつけ機能、
母材に対する舌片の抑え機能により、外装部品の取付状
態が安定する。
部にある係止歯がリブ状突起の両側面に圧接しており、
両固定片の後端部にある舌片が母材の内面に圧接してい
るから、リブ状突起に対する両固定片の挟みつけ機能、
母材に対する舌片の抑え機能により、外装部品の取付状
態が安定する。
本発明に係る外装部品の取付構造を図示の実施例に基
づいて説明する。 第1図〜第3図において、10は弾性薄板材からなるク
リップ、20はリブ状突起21を有する外装部品、22は取付
部たる母材を示す。 外装部品20は、一例として自動車体用のものであり、
母材22も、自動車車体用の部品(例:金属ブラケット)
である。 第1図〜第3図を参照して明らかなように、クリップ
10は、平面略四角形の枠形面を形成している四つの帯状
板11a、11b、12a、12bと、これら帯状板11a、11b、12
a、12bにより囲われた内部開口13とを備えている。 上記において、前後に対をなす帯状板11a、11bは、こ
れらの長さ方向中間部より突出する凸形の屈曲部14a、1
4bを有している。 上記において、左右に対をなす帯状板12a、12bは、こ
れらの長さ方向中間部より屈曲部14a、14bの突出側へ向
けて略ハの字状に立ち上がる傾斜状の固定片15a、15bを
有し、両固定片15a、15bの先端部がリブ状突起21の厚さ
よりも小さい間隔で対向している。 さらに、両固定片15a、15bの先端部には係止歯16a、1
6bが形成されており、両固定片15a、15bの後端部から該
各固定片15a、15bと同じ方向に傾斜して伸びる傾斜状の
舌片17a、17bは、左右に対をなす帯状板12a、12bとの間
に切り離し間隙18a、18bを介在してこれら帯状板12a、1
2bと交差している。 その他、左右一対の帯状板12a、12bには、両固定片15
a、15b、両舌片17a、17bに対して逆向きに傾斜した折り
返し片19a、19bが形成されている。 かかるクリップ10を用いて外装部品20を母材22に取り
つけるときは、第3図を参照して明らかなように、はじ
め、外装部品20のリブ状突起21をして母材22を貫通せし
め、つぎに、母材22を貫通したリブ状突起21の端部外周
にクリップ10を装着する。より具体的には、クリップ10
の両折り返し片19a、19bを把持し、リブ状突起21が内部
開口13内に嵌まり込むようにクリップ10を母材22の内面
側へ強く押し込む。 このようにすると、両固定片15a、15bの先端部にある
係止歯16a、16bがリブ状突起21の両側面に圧接し、両固
定片15a、15bの後端部にある舌片17a、17bが母材22の内
面に圧接する。 かくて構成された外装部品の取付構造では、リブ状突
起21の厚さよりも小さい間隔で対向している両固定片15
a、15bの係止歯16a、16bがリブ状突起21の両側面に食い
込むだけでなく、母材22の内面に圧接した両舌片17a、1
7bが、これら固定片15a、15bの係止歯16a、16bをリブ状
突起21の両側面へ押しつけるように作用するので、リブ
状突起21に対する両固定片15a、15bの挟み付け力(第3
図R方向、L方向の力)が増す。したがって、クリップ
10は、リブ状突起21に対してずれ動くことなく所定の装
着位置を保持する。 さらに、リブ状突起21に対するクリップ10の装着状態
が安定することにより、両舌片17a、17bは、母材22に対
する自身の反発力、リブ状突起21に圧接した両固定片15
a、15bの反力に依存して母材22を外装部品20側(第3図
X方向)へ押しつけ、これと相対的に外装部品20を母材
22側(第3図Y方向)へ引きよせるので、これら外装部
品20、母材22相互が密着する。 ゆえに、母材22への外装部品20の取付構造がクリップ
10により安定することとなり、これらは長期の使用にお
いてもガタツキや異音を発生しない。
づいて説明する。 第1図〜第3図において、10は弾性薄板材からなるク
リップ、20はリブ状突起21を有する外装部品、22は取付
部たる母材を示す。 外装部品20は、一例として自動車体用のものであり、
母材22も、自動車車体用の部品(例:金属ブラケット)
である。 第1図〜第3図を参照して明らかなように、クリップ
10は、平面略四角形の枠形面を形成している四つの帯状
板11a、11b、12a、12bと、これら帯状板11a、11b、12
a、12bにより囲われた内部開口13とを備えている。 上記において、前後に対をなす帯状板11a、11bは、こ
れらの長さ方向中間部より突出する凸形の屈曲部14a、1
4bを有している。 上記において、左右に対をなす帯状板12a、12bは、こ
れらの長さ方向中間部より屈曲部14a、14bの突出側へ向
けて略ハの字状に立ち上がる傾斜状の固定片15a、15bを
有し、両固定片15a、15bの先端部がリブ状突起21の厚さ
よりも小さい間隔で対向している。 さらに、両固定片15a、15bの先端部には係止歯16a、1
6bが形成されており、両固定片15a、15bの後端部から該
各固定片15a、15bと同じ方向に傾斜して伸びる傾斜状の
舌片17a、17bは、左右に対をなす帯状板12a、12bとの間
に切り離し間隙18a、18bを介在してこれら帯状板12a、1
2bと交差している。 その他、左右一対の帯状板12a、12bには、両固定片15
a、15b、両舌片17a、17bに対して逆向きに傾斜した折り
返し片19a、19bが形成されている。 かかるクリップ10を用いて外装部品20を母材22に取り
つけるときは、第3図を参照して明らかなように、はじ
め、外装部品20のリブ状突起21をして母材22を貫通せし
め、つぎに、母材22を貫通したリブ状突起21の端部外周
にクリップ10を装着する。より具体的には、クリップ10
の両折り返し片19a、19bを把持し、リブ状突起21が内部
開口13内に嵌まり込むようにクリップ10を母材22の内面
側へ強く押し込む。 このようにすると、両固定片15a、15bの先端部にある
係止歯16a、16bがリブ状突起21の両側面に圧接し、両固
定片15a、15bの後端部にある舌片17a、17bが母材22の内
面に圧接する。 かくて構成された外装部品の取付構造では、リブ状突
起21の厚さよりも小さい間隔で対向している両固定片15
a、15bの係止歯16a、16bがリブ状突起21の両側面に食い
込むだけでなく、母材22の内面に圧接した両舌片17a、1
7bが、これら固定片15a、15bの係止歯16a、16bをリブ状
突起21の両側面へ押しつけるように作用するので、リブ
状突起21に対する両固定片15a、15bの挟み付け力(第3
図R方向、L方向の力)が増す。したがって、クリップ
10は、リブ状突起21に対してずれ動くことなく所定の装
着位置を保持する。 さらに、リブ状突起21に対するクリップ10の装着状態
が安定することにより、両舌片17a、17bは、母材22に対
する自身の反発力、リブ状突起21に圧接した両固定片15
a、15bの反力に依存して母材22を外装部品20側(第3図
X方向)へ押しつけ、これと相対的に外装部品20を母材
22側(第3図Y方向)へ引きよせるので、これら外装部
品20、母材22相互が密着する。 ゆえに、母材22への外装部品20の取付構造がクリップ
10により安定することとなり、これらは長期の使用にお
いてもガタツキや異音を発生しない。
本発明に係る外装部品の取付構造によるときは、取付
の容易性と的確性・取付状態の安定性・異音の発生防止
に関して、つぎのような効果が得られる。 [効果1:取付の容易性と的確性] クリップを外装部品のリブ状突起に装着するときに、
クリップが両屈曲部の部分から左右に広がるので、かか
るクリップ装着が行ないやすい。また、前後一対の帯状
板に形成されたこれら屈曲部が両固定片の先端側を完全
に開放しているので、リブ状突起の長さに関係なくクリ
ップを所定の位置(両舌片が母材の内面に圧接する位
置)まで差し込むことができる。 [効果2:取付状態の安定性] リブ状突起の厚さよりも小さい間隔で対向している両
固定片の係止歯がリブ状突起の両側面に食い込むだけで
なく、母材の内面に圧接した両舌片がこれら固定片の係
止歯をリブ状突起の両側面へ押しつけ、かつ、これに両
屈曲部の復元力も加わるので、リブ状突起に対する両固
定片の挟み付け力・係止歯の食い込み力が増す。したが
って、クリップは、リブ状突起に対してずれ動くことな
く所定の装着位置を保持する。 [効果3:取付状態の安定性] リブ状突起に対するクリップの装着状態が安定したこ
とにより、両舌片が、母材に対する舌片自身の反発力、
リブ状突起に圧接した両固定片の反力に依存して母材を
外装部品側へ押しつけ、これと相対的に外装部品を母材
側へ引きよせるので、外装部品、母材相互も密着する。 [効果:異音の発生防止] クリップには、振動や衝撃を吸収緩和する上で効果的
な部分、すなわち、バネ作用のある部分が、屈曲部・固
定片・舌片のように三箇所もある。したがって、前述し
た取付状態の安定性と併せ、外装部品の取付構造ガタツ
キや異音が発生しがたい。
の容易性と的確性・取付状態の安定性・異音の発生防止
に関して、つぎのような効果が得られる。 [効果1:取付の容易性と的確性] クリップを外装部品のリブ状突起に装着するときに、
クリップが両屈曲部の部分から左右に広がるので、かか
るクリップ装着が行ないやすい。また、前後一対の帯状
板に形成されたこれら屈曲部が両固定片の先端側を完全
に開放しているので、リブ状突起の長さに関係なくクリ
ップを所定の位置(両舌片が母材の内面に圧接する位
置)まで差し込むことができる。 [効果2:取付状態の安定性] リブ状突起の厚さよりも小さい間隔で対向している両
固定片の係止歯がリブ状突起の両側面に食い込むだけで
なく、母材の内面に圧接した両舌片がこれら固定片の係
止歯をリブ状突起の両側面へ押しつけ、かつ、これに両
屈曲部の復元力も加わるので、リブ状突起に対する両固
定片の挟み付け力・係止歯の食い込み力が増す。したが
って、クリップは、リブ状突起に対してずれ動くことな
く所定の装着位置を保持する。 [効果3:取付状態の安定性] リブ状突起に対するクリップの装着状態が安定したこ
とにより、両舌片が、母材に対する舌片自身の反発力、
リブ状突起に圧接した両固定片の反力に依存して母材を
外装部品側へ押しつけ、これと相対的に外装部品を母材
側へ引きよせるので、外装部品、母材相互も密着する。 [効果:異音の発生防止] クリップには、振動や衝撃を吸収緩和する上で効果的
な部分、すなわち、バネ作用のある部分が、屈曲部・固
定片・舌片のように三箇所もある。したがって、前述し
た取付状態の安定性と併せ、外装部品の取付構造ガタツ
キや異音が発生しがたい。
第1図、第2図は本発明において用いられるクリップの
一例を示した斜視図と側面図、第3図は本発明に係る外
装部品の取付構造についてその一実施例を一部断面して
示した側面図、第4図は従来クリップの斜視図、第5図
は従来にみられる外装部品の取付構造を示した説明図で
ある。 10……クリップ 11a、11b……帯状板 12a、12b……帯状板 13……内部開口 14a、14b……屈曲部 15a、15b……固定片 16a、16b……係止歯 17a、17b……舌片 18a、18b……切り離し間隙 20……外装部品 21……リブ状突起 22……母材
一例を示した斜視図と側面図、第3図は本発明に係る外
装部品の取付構造についてその一実施例を一部断面して
示した側面図、第4図は従来クリップの斜視図、第5図
は従来にみられる外装部品の取付構造を示した説明図で
ある。 10……クリップ 11a、11b……帯状板 12a、12b……帯状板 13……内部開口 14a、14b……屈曲部 15a、15b……固定片 16a、16b……係止歯 17a、17b……舌片 18a、18b……切り離し間隙 20……外装部品 21……リブ状突起 22……母材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 重夫 神奈川県横浜市保土ヶ谷区岩井町51番地 加藤発条株式会社内 (56)参考文献 実開 昭57−155308(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】外装部品のリブ状突起が母材を貫通してお
り、母材を貫通したリブ状突起の端部にクリップが装着
されて外装部品が母材に取りつけられている構造におい
て、クリップが、平面略四角形の枠形面を形成している
四つの帯状板と、これら帯状板により囲われた内部開口
とを備えていること、および、前後に対をなす帯状板
が、これらの長さ方向中間部より突出する凸形の屈曲部
を有していること、および、左右に対をなす帯状板が、
これらの長さ方向中間部より屈曲部の突出側へ向けて略
ハの字状に立ち上がる傾斜状の固定片を有し、両固定片
の先端部がリブ状突起の厚さよりも小さい間隔で対向し
ていること、および、両固定片の先端部に係止歯が形成
されているとともに、両固定片の後端部から該各固定片
と同じ方向に傾斜して伸びる傾斜状の舌片が、左右に対
をなす帯状板との間に切り離し間隙を介在してこれら帯
状板と交差していること、および、クリップがこれの内
部開口を介してリブ状突起の端部外周に嵌められている
こと、および、両固定片の先端部にある係止歯がリブ状
突起の両側面に圧接しているとともに、両固定片の後端
部にある舌片が母材の内面に圧接していることを特徴と
する外装部品の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60187156A JPH089312B2 (ja) | 1985-08-26 | 1985-08-26 | 外装部品の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60187156A JPH089312B2 (ja) | 1985-08-26 | 1985-08-26 | 外装部品の取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6246736A JPS6246736A (ja) | 1987-02-28 |
JPH089312B2 true JPH089312B2 (ja) | 1996-01-31 |
Family
ID=16201102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60187156A Expired - Lifetime JPH089312B2 (ja) | 1985-08-26 | 1985-08-26 | 外装部品の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH089312B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02140009U (ja) * | 1989-04-26 | 1990-11-22 | ||
JPH0732971Y2 (ja) * | 1989-12-26 | 1995-07-31 | 大協株式会社 | 止め金具 |
KR20020016214A (ko) * | 2000-08-24 | 2002-03-04 | 이계안 | 고정부재 결합장치 |
US8943655B2 (en) | 2009-11-30 | 2015-02-03 | Daiwa Kasei Industry Co., Ltd. | Clip |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6023545Y2 (ja) * | 1981-03-26 | 1985-07-13 | トヨタ自動車株式会社 | スナツプ式固着具 |
-
1985
- 1985-08-26 JP JP60187156A patent/JPH089312B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6246736A (ja) | 1987-02-28 |
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Legal Events
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EXPY | Cancellation because of completion of term |