JPH0732971Y2 - 止め金具 - Google Patents

止め金具

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Publication number
JPH0732971Y2
JPH0732971Y2 JP1989148707U JP14870789U JPH0732971Y2 JP H0732971 Y2 JPH0732971 Y2 JP H0732971Y2 JP 1989148707 U JP1989148707 U JP 1989148707U JP 14870789 U JP14870789 U JP 14870789U JP H0732971 Y2 JPH0732971 Y2 JP H0732971Y2
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JP
Japan
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convex portion
stopper
opening
fastener
claw
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Expired - Lifetime
Application number
JP1989148707U
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JPH0388004U (ja
Inventor
健次 竹岡
晃 日比野
Original Assignee
大協株式会社
株式会社オチアイ
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は止め金具に関し、特に自動車用部品等の部材と
被止め部材を強固に固定することのできる止め金具の構
造に関する。
(従来の技術) 従来、例えば自動車用部品の止め金具は、その本体の平
面説明図を第5図に示し、その使用例を第6図に示すよ
うに、ステンレスで形成された止め金具本体1の中央部
に、自動車用部品等の部材の凸部2が差し込まれる開口
部11が設けられ、この開口部11部材に前記凸部2を押え
込む複数の爪から成る爪部12が設けられている。
その用途は、第6図に示すように、部材の凸部2を被止
め部材3の穴31に通し、次に部材の凸部2に止め金具の
開口部11を差し込んで押え込むことによって、部材と被
止め部材3とを固定するものである。止め金具の開口部
11に設けられた爪部12は、凸部2に対して第7図に示す
ように押し曲げられて挿入されることにより、止め金具
の開口部11の爪部12の複数の爪が凸部2に食い込んで止
め金具が後戻りできない状態で固定され、部材と被止め
部材3とを固定するものである。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前記した構造の止め金具では、以下のよ
うな問題点があった。
すなわち、爪部12の爪形状が連続する構成となっている
ため(第5図参照)、部材の凸部2の形状がゆがんでい
るような場合(特に、凸部2がプラスチック製である場
合に、作製精度に起因して形状がゆがんでしまうことが
ある)、ゆがんだ凸部2に止め金具の開口部11を挿入す
ると、爪部12が全体として反った状態で凸部2を固定す
ることになる。この場合、爪部12の一部が凸部2と接触
せず爪部12全体で固定することができないので、凸部2
が形成された部材と被止め部材3とを強固に止めて固定
しておくことができない。
また、第8図に示すように、止め金具を凸部2に対して
斜めに押し込んだ場合には、止め金具本体1の一方の端
部のみが被止め部材3に接触することにより両者を固定
しているにすぎない。したがって、部材と被止め部材3
とを正常な位置で固定しておくことができない。
更に、止め金具本体1の両端部分が部材の凸部2に接触
する状態で被止め部材3に押し込んで両者を固定した場
合でも、例えば自動車運転に伴う振動によって緩みが生
じ、振動によって左右方向へ止め金具本体1がずれるこ
とがあり、自動車用部品と被止め部材3とを正常な位置
で強固に固定しておくことができない。
本考案は上記実情に鑑みてなされたもので、止め金具に
おいて、部材と被止め部材とを正常な位置で強固に固定
しておくことが可能な止め金具を提供することを目的と
する。
(課題を解決するための手段) 上記従来例の問題点を解決するための本考案は、部材の
凸部に嵌め込むための開口部を有し、前記凸部に嵌め込
むに際してこれを導くため前記開口部の一部をガイド部
として形成した平板状の止め金具であって、次の構成を
含むことを特徴としている。
互いに対向するように形成された複数の爪を、前記開口
部に設ける。
前記爪を複数組毎に分割して爪群とし、この爪群の両端
に位置し前記凸部より幅広に形成された空間部を設け
る。
止め金具の両端において前記爪の対向方向に直交する方
向に延設し、且つ止め金具の一方面側へそれぞれ折曲形
成された押え部を設ける。
(作用) 本考案によれば、止め金具の開口部に嵌め込まれる部材
の凸部部分の作製精度が悪くゆがんでいるような場合で
あっても、複数組毎に分割された爪群が互いに独立して
凸部を押え固定することにより、部材と被止め部材とを
強固に固定することができる。
また、開口部において、止め金具を部材の凸部に嵌め込
むに際しこれを導くガイド部を設けてしるので、止め金
具が部材に対して常に垂直に押し込まれ、止め金具が正
常な位置で被止め部材を固定することが可能となる。
更に、止め金具の両端において爪の対向方向に直交する
方向に押え部を延設しているので、この押え部が部材と
当接するように部材と止め金具とを固定すれば、この部
分が緩衝部となって振動等の外的要因により、止め金具
が部材に対して横方向にずれや緩みを発生させることが
ない。
(実施例) 本考案の一実施例について図面を参照しながら説明す
る。
第1図(a)は、実施例に係る自動車用部品用止め金具
の平面説明図であり、第1図(b)にその側面説明図を
示す。図中、第5図及び第6図と同様の構成をとる部分
については同一の符号を付している。
本実施例における自動車用部品用の止め金具は、ステン
レスで形成された平板状をなし、幅(第1図における上
下方向の長さ)が約10mm程度で、長さ(第1図における
左右方向の長さ)が約40mm程度である。
止め金具本体1の中央部には、自動車用部品の部材の凸
部(スタッド)2が挿入されるよう開口部11が設けられ
ている。この開口部11には、凸部2を押え固定する2組
の爪群12、12が対向して形成され、各爪群12には3つの
爪部が形成されている。各爪群12の両端には、前記凸部
2より幅広に形成された空間部14が設けられている。従
って、爪群12は全体として凸部2を押え込むのではな
く、空間部14の存在により左右の爪群12、12のそれぞれ
が独立して凸部2を押え込むように作用する。
互いに対向する爪群12における凸状部(爪部)12a同士
の間隔は、挿入される凸部2の幅lより小さく形成
されるが、間隔と幅lとの関係は、止め金具本体1
の素材の強度と凸部の大きさとの関係によって決められ
る。
また、爪群12と爪部12の間、及び開口部11の両端部に
は、凸部2に止め金具本体1が正確に平行状態で挿入さ
れるよう前記凸部2を導くガイド部13が対向するように
設けられている。このガイド13の間隔l2は、凸部2の幅
lとほぼ同一の幅で、且つ前記間隔より広く形成さ
れている。本実施例の止め金具では、対向するガイド13
の間隔l2を約3mm程度に形成している。
本実施例の止め金具の本体1の両端部には、被止め部材
(ブラケット)3を押え固定するための緩衝部材となる
押え部15が形成されている。押え部15は、第1図(b)
に示すように、止め金具本体1の下面側すなわち凸部2
の挿入側に向けて折曲角が鈍角となるように折曲形成さ
れ、さらに先端部が止め金具本体1と平行形状となるよ
うに形成されている。
また、本実施例の出力の本体1の長手方向の側面には、
押え部15に対して反対面側に止め金具の本体1の端部を
辺に沿って折り曲げて側面折曲部10を形成し、止め金具
の本体1のねじれに対して強度を保つように構成されて
いる。側面折曲部10の折曲方向を押え部15と反対側とし
たのは、押え部15の緩衝作用を阻害しないようにするた
めである。
本実施例では、爪群12を2組として構成したが、爪群12
を空間部14を介して複数組毎に分割形成してもよい。
次に、上記実施例の自動車用部品用の止め金具の使用例
について説明する。
例えば、第2図の概略図に示すように、自動車の後部ド
アのネームプレート等のプレート(部材)21を被止め部
材(ブラケット)3に固定する場合に、上記実施例の止
め金具が使用される。プレート21の凸部(スタッド)2
を被止め部材3の穴31に挿入し、凸部2部分に止め金具
本体1の開口部11を強く押し込んで、プレート21(部
材)を被止め部材3に固定するものである。
止め金具を凸部2に押し込む場合の断面説明図を第3図
に示す。凸部2に止め金具本体1の開口部11を押し込む
場合、凸部2の幅lは対向する爪群12の凸状部12aの間
より大きいので、凸状部(爪部)12が折り曲げら
れて挿入されるが、対向するガイド部13の間隔l2は凸部
2の幅lとほぼ同じになるように形成されているので、
ガイド部13の案内によって止め金具本体1は被止め部材
3に対し垂直に凸部2に挿入可能となる。
更に、止め金具により、被止め部材3に凸部2を押え固
定した場合の側面説明図を第4図に示す。止め金具本体
1がプレート21の凸部2の奥まで押え込まれ、止め金具
本体1の押え部15が多少折り曲げられる程被止め部材3
と当接し、被止め部材3とプレート21とが固定される。
本実施例によれば、自動車用部品の止め金具本体1の開
口部11の爪部の構成を2組に分割して2組の対向する爪
群12としたので、凸部2部分の作製精度が悪く形状がゆ
がんでいても、2組の爪群12がそれぞれ独立して凸部2
を押え固定することができ、プレート21と被止め部材3
とを確実に固定することができる。
また、開口部11にプレート21の凸部(スタッド)2を導
くカイド部13を設けているので、止め金具本体1を凸部
2に対して斜めに押し込んでしまうことがなく、止め金
具本体1が不安定にならず、止め金具が正常な位置に配
置され、プレート21と被止め部材3とを正常な位置で強
固に固定することができる。
更に、止め金具本体1の両端部に押え部15を被止め部材
3方向に突出させて設けているので、押え部15が変形す
る位に強く押え込むようにすれば、例えば自動車運転に
伴う振動等の外的要因によって止め金具に緩みが生じる
ことを防止でき、開口部11内における横方向(爪部の対
向する方向に直交する方向)に対するずれや緩みが生じ
ることなく、プレート21と被止め部材3とを強固に固定
することができる。
(考案の効果) 本考案によれば、複数組毎に分割し空間部を介して配置
される爪群の存在により、凸部の製作精度が悪くゆがん
でいても、複数組の各爪群が独立して凸部を押え固定す
ることができる。
開口部にガイド部を形成したので、止め金具が凸部に対
して斜めに押し込まれることがなく、止め金具を凸部に
対して正常な位置に配置し、止め金具の押さえ作用を確
実に発揮させることができる。
止め金具の本体の端部に、爪の対向方向に直交する方向
に延設された押え部の存在により、止め金具が凸部に対
して横方向(爪の対向方向に直交する方向)にずれるこ
とがなく、止め金具に緩みが発生するのを防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)は本考案の一実施例の止め金具の平
面説明図と側面説明図、第2図は本考案の一実施例の止
め金具の使用例を示す概略図、第3図は止め金具を部材
の凸部(スタッド)に押し込む場合の断面説明図、第4
図は止め金具が固定された場合の側面説明図、第5図は
従来の止め金具の平面説明図、第6図は従来の止め金具
の使用例を示す概略図、第7図は従来の止め金具を凸部
に押し込む場合の断面説明図、第8図は従来の止め金具
を部材の凸部に斜めに押し込んだ場合の断面説明図であ
る。 1……止め金具本体 10……側面折曲部 11……開口部 12……爪部 13……ガイド 14……空間部 15……押え部 2……凸部(スタッド) 21……プレート(部材) 3……被止め部材(ブラケット) 31……穴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】部材の凸部に嵌め込むための開口部を有
    し、前記凸部に嵌め込むに際してこれを導くため前記開
    口部の一部をガイド部として形成した平板状の止め金具
    であって、 前記開口部に互いに対向するように形成された複数の爪
    と、 前記爪を複数組毎に分割して爪群とし、この爪群の両端
    に位置し前記凸部より幅広に形成された空間部と、 止め金具の両端において前記爪の対向方向に直交する方
    向に延設し、且つ止め金具の一方面側へそれぞれ折曲形
    成された押え部と、 を具備することを特徴とする止め金具。
JP1989148707U 1989-12-26 1989-12-26 止め金具 Expired - Lifetime JPH0732971Y2 (ja)

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JP1989148707U JPH0732971Y2 (ja) 1989-12-26 1989-12-26 止め金具

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JP1989148707U JPH0732971Y2 (ja) 1989-12-26 1989-12-26 止め金具

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JPH0388004U JPH0388004U (ja) 1991-09-09
JPH0732971Y2 true JPH0732971Y2 (ja) 1995-07-31

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JP1989148707U Expired - Lifetime JPH0732971Y2 (ja) 1989-12-26 1989-12-26 止め金具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH089312B2 (ja) * 1985-08-26 1996-01-31 加藤発条株式会社 外装部品の取付構造

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JPH0388004U (ja) 1991-09-09

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