JP3211182B2 - 光コネクタ用ケーブルクランプ - Google Patents

光コネクタ用ケーブルクランプ

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JP3211182B2 JP31880696A JP31880696A JP3211182B2 JP 3211182 B2 JP3211182 B2 JP 3211182B2 JP 31880696 A JP31880696 A JP 31880696A JP 31880696 A JP31880696 A JP 31880696A JP 3211182 B2 JP3211182 B2 JP 3211182B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多芯光コネクタの
光ケーブルの保持構造の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ケーブルの固定は図3の(a)
に示すような金属製のクランパ13とハウジング15を
用いて行われていた。まずハウジング15に光ケーブル
7を通し、その後クランパ13をその圧接部14をハウ
ジング15の溝16に挿入するようにして押し込み圧接
部14が光ケーブル7の外皮に両側から喰い込むように
して光ケーブル7を固定している。
【0003】クランパ13の構造を(b)、(c)、
(d)に示す。(b)は光ケーブル7の軸方向から見た
正面図、(c)は側面図、(d)は下面図である。圧接
部14は光ケーブル7の両側に2個ずつ少しずれて向か
い合うように設けられて逆U字状になっている。その向
かい合っている間隔((b)の寸法r)は光ケーブル7
の外径よりも少し小さく設定されているため点線で示し
た光ケーブル7に喰い込むようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のような逆U字状クランプでは振動によってクランプ
が脱落する恐れがある。また脱落を防止しようとして寸
法rを狭くして光ケーブルを強く挟むようにするとケー
ブル外皮の疵のつき具合が大きくなるという問題にぶつ
かる。また、従来のクランパは金属製であったため時間
の経過により腐食・変形するという問題もあり、保持力
が低下して再利用が困難になるという問題がある。さら
に、光ケーブル1本に対しクランプ1個が必要であり、
作業性が悪く、機械による自動化が困難という問題もあ
る。
【0005】本発明の目的は、上記従来技術の問題に鑑
みて、脱落の恐れや腐食・変形の恐れがなく、同一形状
のクランパを向かい合わせて係止することにより複数本
の光ケーブルの保持が可能で且つ、光ケーブルを従来の
ようにハウジングの孔に貫通させることなく、溝に置く
だけとすることにより組立ての機械による自動化が容易
となる光コネクタ用のケーブルクランプを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のケーブルクラン
プは上記の目的を達成するために次のような構造になっ
ている。即ち、樹脂材料片の幅の中心線から左右対称位
置に該中心線と平行に光ケーブルの半径分が納まる光ケ
ーブル用の溝が1ないし複数対設けられ、溝の底部には
長手方向に所定間隔で且つ中心線に関して対称な位置の
溝におけるものと長手方向位置が揃った位置に突起を有
し、溝の両側縁には長手方向に所定間隔で且つ中心線に
関して対称位置の溝におけるものとは長手方向位置がず
れた位置に内側に向けて鋭角をなす突起を有し、同じく
中心線から左右対称位置の一方に係止凹部を有し、他方
に該係止凹部の形状と係止可能な形状の係止凸部を有
し、溝が設けられている面とは反対側の面には押さなけ
れば該面から突出しているが押すと沈むロック爪を有す
るクランプ片と、前記クランプ片の溝に光ケーブルを置
き上からもう1個の同じクランプ片を光ケーブルの上半
径分が溝に納まるようにして光ファイバを挟み合わせ向
かい合う係止凸部と係止凹部を互いに係止させた状態の
ものがロック爪を押さえて挿入される開口部を有し、挿
入完了状態でロック爪がはね上がり嵌入するロック穴を
有するハウジングとからなる光コネクタ用ケーブルクラ
ンプである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の基本形態は、光ケーブル
用の溝が複数本平行に設けられた樹脂材料製の同じクラ
ンプ片2個を向かい合わせて溝部分で光ケーブルを挟む
ようにしてクランプ片に設けられている係止機構を係止
させて固定したものをハウジングに挿入してロック爪に
よってロックするというものである。クランプ片の溝の
底部には長手方向に所定間隔で突起が設けられており2
個のクランプ片を向かい合わせたときは突起の長手方向
における位置が同じで丁度向かい合うようになってい
る。この突起によって光ケーブルを上下から挟んで上下
方向に動かないように固定することになる。また、溝の
両側には光ケーブルの外皮に喰い込むような鋭角の突起
が向かい合うように所定間隔で設けられその長手方向の
位置は2個のクランプ片を突き合わせたときに長手方向
位置がずれるように設けられている。
【0008】本発明の特徴の1つは同じクランプ片2個
を溝を有する面を向き合わせたときに、溝の位置および
その底部の突起が丁度一致し、逆に溝の両側の鋭突起が
少しずれるような位置になっている点である。このよう
になっているので同じクランプ片を用いて光ケーブルを
クランプすることができ、クランプ片としては上下の区
別なく1種類でよいということになる。実施の形態とし
ては、溝を複数設けることにより複数本の光ケーブルを
クランプすることができる。また、溝底部の突起の形状
は、光ケーブルをよく固定できるものであれば特に限定
されない。溝の両側の突起は光ケーブルの外皮に喰い込
むよう先端が鋭角になっているがその他の部分の形状は
特に限定されない。2個突き合わせた場合の係止機構は
一方の凸部が他方の凹部へ、他方の凸部が一方の凹部へ
嵌まり樹脂材料の弾性を利用して係止する構造であれば
よく特に構造が限定されるものではない。
【0009】以上のような構造で光ケーブルを挟んで係
止したケーブルクランプを光コネクタのハウジングに挿
入してロックした状態が光コネクタとなる。ハウジング
の開口部は光ケーブルを挟んだケーブル片の形状に応じ
たものとなる。クランプ片には押さなければ突出してい
るが押すと沈むロック爪を有し、このロック爪が押さえ
られた状態で開口部へ進入し、所定の位置でハウジング
に設けられたロック穴に嵌合することにより抜け止め効
果が得られる。ロック爪の押さえは最初手で押さえる構
造であってもよいし、或いはハウジングの開口部分にテ
ーパ部分を設けそれによって特に手で押さえなくとも進
入とともに自然に押さえられる構造であってもよい。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、溝が2本設けられた樹脂製のクランプ片
1を示す図で(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)
は2個のクランプ片の溝部分で光ケーブル7をクランプ
せんとする斜視図である。クランプ片1には溝2が幅の
中心線に関して対称に2本設けられている。この例では
溝2の断面は半円形であるがこれに限られず角形、U字
形、V字形であってもよい。
【0011】溝2の底部には突起3が溝の長手方向に所
定の間隔で複数個設けられている。突起3の長手方向に
おける位置は左の溝も右の溝も同じになっている。更
に、溝2の両側縁には先が鋭角に尖った突起4が向かい
合うようにして長手方向に所定間隔で設けられている。
そして、長手方向における全体の位置が左の溝2と右の
溝2とで少しずらせてある。
【0012】このようなクランプ片1の溝2に光ケーブ
ルを横たえてもう1つのクランプ片1を(c)のように
上からかぶせるようにして押さえ、上側のクランプ片1
の係止凸部5が下側のクランプ片1の係止凹部6に係止
し、下側のクランプ片1の係止凸部5が上側のクランプ
片1の係止凹部6に係止し、両クランプ片1が光ケーブ
ル7を挟み込んだ状態で一体となる。この状態では、上
側の溝2の突起3と下側の溝2の突起3が光ケーブル7
を上下から挟むようにより上下方向の固定をすることに
なる。
【0013】また、突起4は鋭角の先端部が光ケーブル
7の外皮に喰い込み光ケーブル7の横方向の移動を抑え
るとともに、光ケーブル7が軸方向に動かないように固
定する。これは上側の溝2の突起4と下側の溝2の突起
4の位置が軸方向にずれた位置にあたることによって異
なる位置で上下から押すことになり光ケーブルに波打ち
状の力がかかり軸方向固定の効果が一層向上する。
【0014】このように光ケーブル7を挟み込んで上下
のクランプ片が一体となる係止は両クランプ片1を押し
合わせたときに、係止凸部5の先端に設けられている爪
部分が係止凹部6の側面で外側へ押されて樹脂製である
ためやや反った状態で進んで行き、爪部分が下側クラン
プ片1の下面および上側クランプ片1の上面に達したと
きに弾性によって反りが戻り爪部分がそれぞれ下面上面
に引っ掛かり両クランプ片1が離れないようになる。離
そうとする場合には爪部分を外側へ押し爪部分の引っ掛
かりを外すことにより分離が可能である。
【0015】図2の(a)は、2個のクランプ片1が光
ケーブル7を挟んで一体となったものを光コネクタのハ
ウジング8の開口部11へ挿入しようとする場合の斜視
図である。クランプ片1には押すと弾力的に上下する板
状部12が設けられており、その先端部分にロック爪1
0を有している。このロック爪10は溝2側とは反対の
面から突出しており押すと板状部12の弾力により沈
む。このロック爪10を押し沈めた状態で光ケーブル7
を挟んだクランプ片1,1を開口部11へ挿入して行き
ロック爪10がロック穴9の位置までくると弾力により
飛び出してロック穴9へ嵌まり抜け止めの作用をするこ
とになる。この状態が図2の(b)である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光コネク
タ用ケーブルクランプは同一形状のクランプ片を向かい
合わせたときに溝の位置および溝底部に設けた突起の位
置が一致し、また溝両側縁に設けた先端鋭角の突起の位
置がずれており、且つ2つのクランプ片が係止して一体
となることにより光ケーブルに対し上下方向、横水平方
向および軸方向へ動くことのないよう固定されるという
利点があり、これを一種類のクランプ片で実現できると
いう利点がある。また以上のような構造であるため振動
による離脱はなくなるし、樹脂製であるため、侵食・変
形の発生もない。そして、これをハウジングの開口部へ
挿入し、ロックさせるだけで光コネクタが構成されると
いう利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクランプ片を示す図で(a)は斜視
図、(b)は平面図、(c)は2個のクランプ片で光ケ
ーブルをクランプせんとする斜視図である。
【図2】本発明の2個のクランプ片が光ケーブルを挟ん
で一体となったものを光コネクタのハウジングの開口部
へ挿入しようとする状態および挿入した場合の斜視図で
ある。
【図3】従来の光ケーブルをクランプするクランパおよ
びハウジングの斜視図である。
【符号の説明】
1 クランプ片 2 溝 3 突起 4 突起 5 係止凸部 6 係止凹部 7 光ケーブル 8 ハウジング 9 ロック穴 10 ロック爪 11 開口部 12 板状部 13 クランパ 14 圧接部 15 ハウジング 16 溝

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂材料片の幅の中心線から左右対称位
    置に該中心線と平行に光ケーブルの半径分が納まる光ケ
    ーブル用の溝が1ないし複数対設けられ、溝の底部には
    長手方向に所定間隔で且つ中心線に関して対称な位置の
    溝におけるものと長手方向位置が揃った位置に突起を有
    し、溝の両側縁には長手方向に所定間隔で且つ中心線に
    関して対称位置の溝におけるものとは長手方向位置がず
    れた位置に内側に向けて鋭角をなす突起を有し、同じく
    中心線から左右対称位置の一方に係止凹部を有し、他方
    に該係止凹部の形状と係止可能な形状の係止凸部を有
    し、溝が設けられている面とは反対側の面には押さなけ
    れば該面から突出しているが押すと沈むロック爪を有す
    るクランプ片と、前記クランプ片の溝に光ケーブルを置
    き上からもう1個の同じクランプ片を光ケーブルの上半
    径分が溝に納まるようにして光ファイバを挟み合わせ向
    かい合う係止凸部と係止凹部を互いに係止させた状態の
    ものがロック爪を押さえて挿入される開口部を有し、挿
    入完了状態でロック爪がはね上がり嵌入するロック穴を
    有するハウジングとからなることを特徴とする光コネク
    タ用ケーブルクランプ。
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GB2352051A (en) * 1999-07-14 2001-01-17 Taiko Denki Co Ltd Two part cable connectors

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