JPH081288Y2 - 板 釘 - Google Patents
板 釘Info
- Publication number
- JPH081288Y2 JPH081288Y2 JP3011092U JP3011092U JPH081288Y2 JP H081288 Y2 JPH081288 Y2 JP H081288Y2 JP 3011092 U JP3011092 U JP 3011092U JP 3011092 U JP3011092 U JP 3011092U JP H081288 Y2 JPH081288 Y2 JP H081288Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alc
- head
- body portion
- bent portion
- nail
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
- Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、板釘、更に詳しく
は、軽量発泡コンクリート（ＡＬＣ）の建て込み工事に
金具などを取付ける場合に使用する板釘に関する。
は、軽量発泡コンクリート（ＡＬＣ）の建て込み工事に
金具などを取付ける場合に使用する板釘に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ＡＬＣに金具などを取付けるため
の釘には、角軸を用いた胴部の一端に頭部を設け、胴部
の一面を先端に向けて下り傾斜のテーパ面にしたテーパ
付きカット釘が使用されている。
の釘には、角軸を用いた胴部の一端に頭部を設け、胴部
の一面を先端に向けて下り傾斜のテーパ面にしたテーパ
付きカット釘が使用されている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】ところで、ＡＬＣは弾
力性にとぼしく、これに打込む従来のテーパ付きカット
釘は、胴部のテーパ面でＡＬＣを圧縮することになる
が、テーパ面の幅方向に沿う横方向には圧縮力の発生が
とぼしく、横方向の力が加わると緩みが生じやすく、強
い引抜き効果が得られないという問題がある。
力性にとぼしく、これに打込む従来のテーパ付きカット
釘は、胴部のテーパ面でＡＬＣを圧縮することになる
が、テーパ面の幅方向に沿う横方向には圧縮力の発生が
とぼしく、横方向の力が加わると緩みが生じやすく、強
い引抜き効果が得られないという問題がある。
【０００４】また、テーパ付きカット釘は、角軸胴部の
一面側にテーパ面を加工しなければならないため、製作
に手間と時間がかかり、製作コストが高くつくという問
題がある。
一面側にテーパ面を加工しなければならないため、製作
に手間と時間がかかり、製作コストが高くつくという問
題がある。
【０００５】そこでこの考案は、強い耐引抜き強度が得
られると共に、製作コストの安価なＡＬＣ用の板釘を提
供することを課題としている。
られると共に、製作コストの安価なＡＬＣ用の板釘を提
供することを課題としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、この考案は、帯状平板を用いた胴部の一端に
頭部を設け、前記胴部に、この胴部の一面側に突出し、
頭部から先端に向かって徐々に細幅となる屈曲部を形成
した構成を採用したものである。
するため、この考案は、帯状平板を用いた胴部の一端に
頭部を設け、前記胴部に、この胴部の一面側に突出し、
頭部から先端に向かって徐々に細幅となる屈曲部を形成
した構成を採用したものである。
【０００７】
【作用】胴部に設けた屈曲部は頭部から先端に向かって
徐々に細幅となっているので、ＡＬＣへの打込みによっ
てＡＬＣを圧縮する楔効果が得られると共に、胴部は屈
曲部によって幅方向に弾力性をもち、打込みによるスプ
リング効果により、強い引抜き強度と緩み止め効果が得
られる。
徐々に細幅となっているので、ＡＬＣへの打込みによっ
てＡＬＣを圧縮する楔効果が得られると共に、胴部は屈
曲部によって幅方向に弾力性をもち、打込みによるスプ
リング効果により、強い引抜き強度と緩み止め効果が得
られる。
【０００８】
【実施例】以下、この考案の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【０００９】図示のように、板釘１は、帯状平板を用い
た胴部２の上端に頭部３を設け、胴部２に、この胴部２
の一面側に突出し、頭部３から先端に向かって徐々に細
幅となる屈曲部４を形成した構造になっている。
た胴部２の上端に頭部３を設け、胴部２に、この胴部２
の一面側に突出し、頭部３から先端に向かって徐々に細
幅となる屈曲部４を形成した構造になっている。
【００１０】上記頭部３は、図示の場合、胴部２の上端
に連ねた延長部分を胴部２の一面側へ直角に折曲げた一
体構造を示したが、別体の頭部を溶接によって固定する
ようにしてもよい。
に連ねた延長部分を胴部２の一面側へ直角に折曲げた一
体構造を示したが、別体の頭部を溶接によって固定する
ようにしてもよい。
【００１１】また、屈曲部４は、横断面円弧状に形成
し、胴部２に頭部から先端に向かって徐々に細幅で突出
量も少なくなり、先端５に達する手前の位置で終るよう
になっている。
し、胴部２に頭部から先端に向かって徐々に細幅で突出
量も少なくなり、先端５に達する手前の位置で終るよう
になっている。
【００１２】上記のような屈曲部４は、頭部３側に向け
て広幅で突出量の大きいテーパ状になり、打込み時の楔
効果が得られると共に、屈曲部４は胴部２の一部分を一
面側へ打出して形成されているため、胴部２に対して幅
方向の弾力性を付与することになり、従って、胴部２に
幅方向のスプリング効果が発生することになる。
て広幅で突出量の大きいテーパ状になり、打込み時の楔
効果が得られると共に、屈曲部４は胴部２の一部分を一
面側へ打出して形成されているため、胴部２に対して幅
方向の弾力性を付与することになり、従って、胴部２に
幅方向のスプリング効果が発生することになる。
【００１３】この屈曲部４は、最大幅が胴部２の幅より
も少し狭く設定され、胴部２は屈曲部４の両側に平板部
６、６が残され、この平板部６、６がＡＬＣに打込まれ
るときのリード役となる。
も少し狭く設定され、胴部２は屈曲部４の両側に平板部
６、６が残され、この平板部６、６がＡＬＣに打込まれ
るときのリード役となる。
【００１４】屈曲部４は図示のような円弧状の断面形状
に限定されるものではなく、例えば楕円、Ｖ字状、角形
等のプレス成形が可能な断面形状を採用することがで
き、また、屈曲部４は一山だけでなく二山以上を並列し
て形成してもよい。
に限定されるものではなく、例えば楕円、Ｖ字状、角形
等のプレス成形が可能な断面形状を採用することがで
き、また、屈曲部４は一山だけでなく二山以上を並列し
て形成してもよい。
【００１５】この考案の板釘は上記のような構成であ
り、ＡＬＣに金具などを取付けるために、頭部３から打
撃を加えて胴部２を打込むと、胴部２の両側に形成した
平板部６、６がリード役となり、徐々に広く突出量が大
きくなる屈曲部４を正しい姿勢で導入させる。
り、ＡＬＣに金具などを取付けるために、頭部３から打
撃を加えて胴部２を打込むと、胴部２の両側に形成した
平板部６、６がリード役となり、徐々に広く突出量が大
きくなる屈曲部４を正しい姿勢で導入させる。
【００１６】屈曲部４は、頭部３側が広幅で突出量の大
きいテーパ状になっているので、打込みによるＡＬＣ内
への進入でＡＬＣを屈曲部４の突出方向及び胴部２の幅
方向に対して圧縮する。
きいテーパ状になっているので、打込みによるＡＬＣ内
への進入でＡＬＣを屈曲部４の突出方向及び胴部２の幅
方向に対して圧縮する。
【００１７】これと同時に、屈曲部４によって幅方向の
弾力性が付加された胴部２は、進入による幅方向の圧縮
によって、ＡＬＣを幅方向に押すスプリング効果が発生
する。
弾力性が付加された胴部２は、進入による幅方向の圧縮
によって、ＡＬＣを幅方向に押すスプリング効果が発生
する。
【００１８】上記のように、屈曲部４によるＡＬＣの適
正な圧縮強度と胴部２の幅方向のスプリング効果とによ
り、胴部２は幅方向及び前後方向の何れの外圧に対して
も強固な固定となり、従って、強い引抜き効果と緩み止
効果が得られる。
正な圧縮強度と胴部２の幅方向のスプリング効果とによ
り、胴部２は幅方向及び前後方向の何れの外圧に対して
も強固な固定となり、従って、強い引抜き効果と緩み止
効果が得られる。
【００１９】
【考案の効果】以上のように、この考案によると、屈曲
部によるＡＬＣの圧縮と胴部のスプリング効果とによ
り、耐引抜強度が高く、緩み止効果の優れたものとな
り、振動が加わっても簡単に抜けるというようなことが
なくなる。
部によるＡＬＣの圧縮と胴部のスプリング効果とによ
り、耐引抜強度が高く、緩み止効果の優れたものとな
り、振動が加わっても簡単に抜けるというようなことが
なくなる。
【００２０】また、平板を用いてプレス成形によって製
作することができ、大量生産が可能となり、安価な製品
を提供できる。
作することができ、大量生産が可能となり、安価な製品
を提供できる。
【図１】この考案の板釘を示す斜視図
【図２】Ａは板釘の側面図、Ｂは同正面図
【図３】Ａは板釘の頭部を示す平面図、Ｂは図２の線ｂ
−ｂに沿う断面図、Ｃは図２の線ｃ−ｃに沿う断面図、
Ｄは図２の線ｄ−ｄに沿う断面図
−ｂに沿う断面図、Ｃは図２の線ｃ−ｃに沿う断面図、
Ｄは図２の線ｄ−ｄに沿う断面図
１ 板釘 ２ 胴部 ３ 頭部 ４ 屈曲部 ５ 先端 ６ 平板部
Claims (1)
- 【請求項１】 帯状平板を用いた胴部の一端に頭部を設
け、前記胴部に、この胴部の一面側に突出し、頭部から
先端に向かって徐々に細幅となる屈曲部を形成した板
釘。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3011092U JPH081288Y2 (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | 板 釘 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3011092U JPH081288Y2 (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | 板 釘 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0622607U JPH0622607U (ja) | 1994-03-25 |
| JPH081288Y2 true JPH081288Y2 (ja) | 1996-01-17 |
Family
ID=12294642
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3011092U Expired - Lifetime JPH081288Y2 (ja) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | 板 釘 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH081288Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4028018B2 (ja) * | 1996-03-29 | 2007-12-26 | 有限会社タカタデザインラボ | 物品固定具 |
| JP5265802B1 (ja) * | 2012-10-04 | 2013-08-14 | 株式会社双和 | 取付け具 |
-
1992
- 1992-05-08 JP JP3011092U patent/JPH081288Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0622607U (ja) | 1994-03-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |