JPH068673B2 - パイプ保持具の仮止め用クリップ - Google Patents

パイプ保持具の仮止め用クリップ

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JPH068673B2
JPH068673B2 JP63096575A JP9657588A JPH068673B2 JP H068673 B2 JPH068673 B2 JP H068673B2 JP 63096575 A JP63096575 A JP 63096575A JP 9657588 A JP9657588 A JP 9657588A JP H068673 B2 JPH068673 B2 JP H068673B2
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JP
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pipe holder
clip
bolt
pipe
temporary fixing
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正英 佐藤
健慈 戸崎
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Togo Seisakusho Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、主に自動車等においてパイプ体を保持するパ
イプ保持具の仮止めに用いる、パイプ保持具の仮止め用
クリップに関する。
[従来の技術] 一般的に、自動車におけるフューエルチューブやブレー
キチューブ等のパイプ体は、例えば第7図あるいは第8
図にそれぞれ断面図で示されるような合成樹脂製パイプ
保持具によって車両ボデーに保持されている。
第7図に示されるもの(これを第1パイプ保持具とい
う)10は、パイプ体12を保持する本体11と、被取
付側部材に相当するボデーパネル17に突出するボルト
21が挿入されるボルト挿入孔16と、前記ボルト21
に取着されることで前記本体11を本止めすなわち本式
で取り付けるナット22を備えている。なお前記ナット
22は、使用前においては薄肉部23によって本体11
と一体につながっており、その薄肉部23を破断しなが
ら前記ボルト21に取着される。
また第8図に示されるもの(これを第2パイプ保持具と
いう)101は、前記第1パイプ保持具10のボルト挿
入孔16のボルト挿入側の開口部に前記ボルト21に係
止可能な仮止め用係止爪105が一体に形成されている
(例えば特開昭62−46012号公報参照)。なお図
示のパイプ保持具101では、ナット22が本体11と
別体になっている。
[発明が解決しようとする課題] 前記第1パイプ保持具10によると、本体11がナット
22によって直接的に本止めされるので、パイプ体12
の配管が不適切であった場合には配管修正作業がしにく
く不便である。
また前記第2パイプ保持具101によると、ボデーパネ
ル17のボルト21をボルト挿入孔16を相対的に挿入
させることで、係止爪105がボルト21に係合し、こ
れによってナット22の本止めを行う前に一旦仮止め、
すなわち取り外しの容易な状態に取り付けられるので、
前記配管修正作業を行うに便利である。しかし本体11
に係止爪105を一体に成形することから、第1パイプ
保持具10に比べて製造コストが高くついてしまう。
ところで自動車には1台当たりにつき、相当数、例えば
5〜13個のパイプ保持具が用いられる。従って、全数
に第2パイプ保持具101を用いると大幅なコストアッ
プを免れないし、また全数に第1パイプ保持具10を用
いると配管修正作業に困難をきたすので、これまた好ま
しくない。
このような事情から、通常は両パイプ保持具10,10
1を混用することで各保持具の短所を補い、自動車1台
当たりのパイプ体の保持にかかる総合的なコストアップ
や、配管修正にかかる作業性の低下を防いでいる。しか
し、部品管理や使い分けが煩雑になるため、その取扱い
の不便さを免れない。
そこで本発明は、前記した問題点を解決するためになさ
れたものであり、その目的は仮止め機能をもたないパイ
プ保持具に組付けによって簡単に仮止め機能を付与する
ことのできるパイプ保持具の仮止め用クリップを提供
し、もって前記問題点を改善しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決する本発明は、パイプ体を保持する本体
と、被取付側部材に突出するボルトが挿入されるボルト
挿入孔と、前記ボルトに取着されることで前記本体を本
止めするナットを備えるパイプ保持具の仮止めに用い
る、パイプ保持具の仮止め用クリップであって、前記パ
イプ保持具の本体に係合手段を介して組付けられて前記
ボルト挿入孔のボルト挿入側の開口部に位置される基板
と、その基板に形成されかつ前記ボルトが挿入される開
口孔と、前記ボルトに係止可能な仮止め用係止爪とを備
えている。
[作用] 前記手段による仮止め用クリップにおいて、基板は、被
取付部材に仮止めしたいパイプ保持具の本体に係合手段
を介して組付けられる。
このようにクリップを組付けたパイプ保持具は、被取付
部材のボルトが基板の開口孔を通してボルト挿入孔に相
対的に挿入されることで、そのボルトに係止爪が係合
し、これによって仮止めがなされる。
[実施例] 〔第1実施例〕 以下、本発明の第1実施例を第1図〜第4図にしたがっ
て説明する。なお本クリップを組付けるパイプ保持具1
0は、従来例で挙げた第1パイプ保持具10とほぼ同一
構成であるので、同一もしくは均等構成と考えられる部
位には同一符号を付して重複する説明は省略する。
クリップを説明する前に、パイプ保持具10について第
1図の斜視図および第2図の断面図を参照して説明を加
えることにする。なお第2図は、クリップを組付けたパ
イプ保持具の断面図であり、第1図のA−A線に沿って
切断される断面に相当している。
本体11にはその左右にパイプ体12を保持する適数個
(図は3個を示す)の溝状クランプ部13が設けられて
いる。各クランプ部13には、パイプ体12の外れ止め
をなす押え片14が設けられている。また、本体11の
中央部には、前記ボルト挿入孔16を形成する取付部1
5が設定されている。この取付部15の上面はボデーパ
ネル17に面する取付面18に相当し、その取付面18
には平行をなす左右の突条19が形成されている。前記
取付部15はその前後面に凹部20を有している。
前記本体11に薄肉部23を介して一体に設けられたナ
ット22は、第2図に示されるように前記ボルト挿入孔
16内に挿通可能な筒状に形成されており、その自由端
(図示下端部)に頭部25を備えている。この頭部25
の本体側端部にはストッパ用フランジ24が形成されて
いる。
次に、前記パイプ保持具10に組付けられる仮止め用ク
リップについて詳述する。第1図及び第2図に示される
ように、クリップ26は1枚の金属製バネ板材に打ち抜
き加工および曲げ加工等を施すことによって形成されて
いる。そしてクリップ26は、四角形状の基板27と、
前記基板27のほぼ中央に形成された開口孔28と、そ
の開口孔28の口縁に形成された適数(図は4片を示
す)の仮止め用係止爪29とを備えている。この係止爪
29は、孔中央に向けて突出されておりかつその先端が
図示やや下方へ傾斜されている。
また前記基板27は、その前後両端縁(第2図において
は左右縁)が図示下方へ折り曲げられており、その各左
右端部に切り起こしによって形成された組付用爪(これ
を係合爪ともいう)30を有している。この係合爪30
が本発明でいう係合手段に相当する。
次に、前記クリップ26のパイプ保持具10への組付け
について説明する。仮止めを要する部位に対応するパイ
プ保持具10には、第2図に示されるようにクリップ2
6が組付けられる。すなわちクリップ26の基板27を
パイプ保持具10の取付面18にあてがうように押しつ
ける。すると、基板27が前記取付面18に左右の突条
19の間にて位置決めされた状態で接面するとともに、
前後の係合爪30がパイプ保持具10の当該凹部20に
それぞれ基板27の両端縁部の弾性変形によって係合す
る。
次に、上記のようにクリップ26が組付けられたパイプ
保持具10の使用について述べる。このパイプ保持具1
0は、第3図に断面図で示されるようにボデーパネル1
7のボルト21が基板27の開口孔28を通してボルト
挿入孔16に相対的に挿入されることで、そのボルト2
1に係止爪29が係合し、これによって仮止めがなされ
る。
この仮止め状態で配管が点検される。配管が不適当であ
れば、そのパイプ保持具10がボルト21から取り外さ
れる。この場合、例えば、クリップ26の基板27の一
端縁を第3図に二点鎖線で示されるドライバー等の工具
Bによって開かせることで、パイプ保持具10の凹部2
0から係合爪30を外すことができ、これによってパイ
プ保持具10だけを図示下方へ抜き外すことができる。
そして配管修正作業後、前記ボルト21に係合したまま
のクリップ26にパイプ保持具10を押し付けること
で、第3図に示されるように再びクリップ26がパイプ
保持具10に前記と同様に組付けられて仮止め状態とな
る。
その後、第4図に断面図で示されるようにボルト21に
ナット22が例えばハンマー等による叩き込みあるいは
インパクトレンチ等によるねじ込み等によって取着させ
られる。このときナット22は薄肉部23を破断しなが
らボルト21に取着されていく。そしてボルト21への
ナット22の取着によってパイプ保持具10の本止めが
なされる。この本止めにより、ナット22の頭部25の
フランジ24とボデーパネル17との間に本体11が挟
持された状態でパイプ保持具10がボデーパネル17に
固定される。
なお前記配管の点検において配管が適当であった場合に
は前記配管修正作業を要することなく、直ちにパイプ保
持具10が本止めされる。
また前記配管修正作業において、クリップ26をボルト
21に係合させたままパイプ保持具10を取り外した後
に、クリップ26を緩み方向に回動させてボルト21か
ら取り外すこともできる。この場合、再びパイプ保持具
10にクリップ26を組付けた上で、そのパイプ保持具
10を再びボルト21に仮止めさせてもよいし、あるい
はクリップ26を付けないままパイプ保持具10を本止
めすることもできる。
〔第2実施例〕 本発明の第2実施例を第5図及び第6図にしたがって説
明する。第5図(a)及び(b)に斜視図で示されるよ
うに、本例の仮止め用クリップ31は合成樹脂製クリッ
プであって、前記第1実施例と均等構成をなすものであ
るので均等構成と考えられる部位の符号には( )内に
第1実施例の符号を付して説明する。
本クリップ31(26)は、四角形状の基板32(2
7)と、その基板32(27)のほぼ中央に形成された
開口孔33(28)と、その開口孔33の口縁に形成さ
れた適数(図は2片を示す)の係止爪34(29)とを
備えている。前記基板32は、その前後両端縁が折り曲
がっており、その両端縁に組付用係合爪35(30)を
有している。なお基板32に形成された孔36は、係合
爪35の成形用金型の型抜き孔である。
本例のクリップ31も、第6図に断面図で示されるよう
にパイプ保持具10に前記第1実施例のクリップ26と
同様に組付けられる。なお第6図に示されたパイプ保持
具10のナット22は袋ナット状に形成されている。
[発明の効果] 本発明の仮止め用クリップによれば、パイプ保持具に組
付けることで、そのパイプ保持具に仮止め機能を簡単に
付与することができる。
このことは、例えば従来例で述べた2種類のパイプ保持
具を混用する場合に生じた問題を改善するに有効であ
る。すなわち仮止め機能を持たないパイプ保持具をその
まま使用することと、仮止め用クリップを組付けて使用
することによって、2種類のパイプ保持具を混用する場
合と同様にパイプ体の保持作業が行える。そしてパイプ
保持具としては仮止め機能を備えるものに比べ安価なも
のを1種類だけ用意すればよく、このためコストダウン
が図れるとともに前記混用時の部品管理や使い分け等の
取扱いの不便さが解消される等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の第1実施例を示すもので、第
1図はクリップとパイプ保持具の分解斜視図、第2図は
クリップを組付けたパイプ保持具の断面図、第3図は同
パイプ保持具の仮止め状態を示す断面図、第4図は同パ
イプ保持具の本止め状態を示す断面図である。 第5図及び第6図は本発明の第2実施例を示すもので、
第5図(a)はクリップの斜視図、第5図(b)は同ク
リップを裏返して見た斜視図、第6図はクリップを組付
けたパイプ保持具の断面図断面図である。 第7図及び第8図は従来例を示すもので、第7図は第1
パイプ保持具の断面図、第8図は第2パイプ保持具の断
面図である。 10…パイプ保持具 11…本体 12…パイプ体 16…ボルト挿入孔 17…ボデーパネル(被取付部材) 21…ボルト 22…ナット 26…クリップ 27…基板 28…開口孔 29…係止爪 30…係合爪(係合手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パイプ体を保持する本体と、被取付側部材
    に突出するボルトが挿入されるボルト挿入孔と、前記ボ
    ルトに取着されることで前記本体を本止めするナットを
    備えるパイプ保持具の仮止めに用いる、パイプ保持具の
    仮止め用クリップであって、前記パイプ保持具の本体に
    係合手段を介して組付けられて前記ボルト挿入孔のボル
    ト挿入側の開口部に位置される基板と、その基板に形成
    されかつ前記ボルトが挿入される開口孔と、前記ボルト
    に係止可能な仮止め用係止爪とを備えているパイプ保持
    具の仮止め用クリップ。
JP63096575A 1988-04-19 1988-04-19 パイプ保持具の仮止め用クリップ Expired - Lifetime JPH068673B2 (ja)

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