JPH0892119A - 抗腫瘍剤 - Google Patents

抗腫瘍剤

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JPH0892119A
JPH0892119A JP6248377A JP24837794A JPH0892119A JP H0892119 A JPH0892119 A JP H0892119A JP 6248377 A JP6248377 A JP 6248377A JP 24837794 A JP24837794 A JP 24837794A JP H0892119 A JPH0892119 A JP H0892119A
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JP
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physiologically active
cesxylline
antitumor agent
culture
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JP6248377A
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English (en)
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Atsushi Kuwabara
敦 桑原
Shinji Fujita
真司 藤田
Shinichi Kobayashi
伸一 小林
Takaaki Nishigori
隆昭 錦織
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Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】新規な抗腫瘍剤を提供する。 【構成】セスキシリンを有効成分とする抗腫瘍剤ならび
にアクレモニウム属に属するセスキシリン産生菌を培養
し、その培養液中よりセスキシリンを採取することより
なる、セスキシリンの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は生理活性物質セスキシリ
ンを有効成分とする抗腫瘍剤およびセスキシリンの新規
製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】セスキシリンはセスキシリウム グロビ
ユリスポルム(Sesquicillium globulisporum nov.spe
c)により生産され、抗高血圧作用、浮腫防止作用、炎
症防止作用、気管支痙攣抑制作用および緩下剤作用を有
することが知られている。(特開昭49−13392)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の癌患者に対する
化学療法にはアルキル化剤、代謝拮抗剤、抗生物質、ス
テロイド剤、葉酸拮抗剤、植物アルカロイド等が知られ
ているが、まだ十分ではなく、従来の制癌剤では効果の
発現が難しいといわれている大腸癌、消化器癌、肺癌等
に効果を示す薬剤が望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記作用を
示す抗腫瘍剤を見出すべく鋭意研究の結果、アクレモニ
ウム属に属しセスキシリン産生能を有する微生物を培地
中で培養し、セスキシリンを生成蓄積せしめ、得られた
培養液からそれを採取できる事、およびセスキシリンが
抗腫瘍活性を有する化合物である事を見出し、本発明に
到達したものである。すなわち、本発明は次の(1)〜
(3)に関する。
【0005】(1)生理活性物質セスキシリンを有効成
分とする抗腫瘍剤。 (2)アクレモニウム属に属し、生理活性物質セスキシ
リン産生能を有する微生物を培地中で培養し、培養液中
に生理活性物質セスキシリンを生成蓄積せしめ、これを
採取することを特徴とするセスキシリンの製造法。 (3)下記の理化学的性質を示すセスキシリン新規異性
体。 1)外観;無色粉末 2)比旋光度;〔α〕D 20=+11. 0°(c0.2,
CHCl3 ) 3)分子量;FAB−MS m/z 471(M+H)
+ 4)分子式;C29425 5)赤外吸収スペクトル;臭化カリウム錠剤で測定した
スペクトルを図1に示す。 7)水素核磁気共鳴スペクトル;重クロロホルム中で測
定した 1H−NMRスペクトルを図2に示す。 8)炭素核磁気共鳴スペクトル;重クロロホルム中で測
定した13C−NMRスペクトルを図3に示す。 [0006]尚、本発明において、セスキシリン異性体
とは、比施光度が+11.0゜であるものをいう。これ
に対し、前述の特開昭49−13392号では比施光度
が−11.0゜であるものについて開示されている。
【0007】本発明の抗腫瘍剤を用いる場合、単独また
は賦形剤あるいは担体と混合して注射剤、経口剤または
座剤等として投与される。賦形剤あるいは担体としては
薬理学的に許容されるものが選ばれ、その種類及び組成
は投与経路や投与方法によって決まる。例えば液体担体
として水、アルコール類もしくは大豆油、ピーナッツ
油、ゴマ油、ミネラル油等の動植物油、または合成油が
用いられる。固体担体としてマルトース、シュークロー
ス等の糖類、アミノ酸類、ヒドロキシプロピルセルロー
ス誘導体、ステアリン酸マグネシュウム等の有機酸塩類
等が使用される。
【0008】注射剤の場合、担体として一般には生理食
塩水、各種緩衝液、グルコース、イノシトール、マンニ
トール等の糖類溶液、エチレングリコール、ポリエチレ
ングリコール等のグリコール類が望ましい。また、イノ
シトール、マンニトール、グルコース、マンノース、マ
ルトース、シュークロース等の糖類、フェニルアラニン
等のアミノ酸等の賦形剤と共に凍結乾燥剤とし、それを
投与時に注射用の適当な溶剤、例えば滅菌水、生理食塩
水、ブドウ糖液、電解質溶液、アミノ酸等の静脈投与用
液体に溶解して投与することもできる。
【0009】製剤中における有効成分である生理活性物
質セスキシリンの含量は製剤により種々異なるが、通常
0.01〜100重量%好ましくは0.1〜50重量%
である。例えば注射液の場合には、通常0.1〜30重
量%、好ましくは1〜10重量%の有効成分を含むよう
にすることが良い。経口投与する場合には、前記固体担
体もしくは液状担体とともに錠剤、カプセル剤、粉剤、
顆粒剤、液剤、ドライシロップ剤等の形態で用いられ
る。カプセル、錠剤、顆粒、粉剤は一般に5〜100重
量%、好ましくは25〜98重量%の有効成分を含む。
【0010】投与量は患者の年令、体重、症状、治療目
的等により決定されるが、治療量は一般に、非経口投与
で1〜100mg/kg/日、経口投与で5〜500m
g/kg/日程度がよい。本発明の抗腫瘍剤は固型癌特
に大腸癌などの消化器系癌に優れた作用を示し、固型癌
治療剤特に消化器系癌治療剤として有用である。
【作用】次に本発明の抗腫瘍作用を実験例により示す。 実験例 ヒト大腸癌細胞を5.0×104 個/ml、あるいはヒ
ト卵巣癌細胞を2×104 個/mlの割合で96穴培養
プレートに200μl接種し、24時間培養後、生理活
性物質セスキシリン異性体を生理食塩水で希釈したもの
を種々の濃度で添加した。その後、37℃、5%CO2
インキュベータで72時間培養した。培養後、生菌数を
MTT法により測定し、その吸光度からコントロールに
対する50%増殖阻害濃度(IC50)を求めた。結果を
表1に示す。
【0011】
【表1】 表1 各種癌細胞に対する増殖抑制作用 ───────────────────────────── 細胞名 IC50(μg/ml) ───────────────────────────── SW480(ヒト大腸癌) 0.008 A2780(ヒト卵巣癌) 1.000 ─────────────────────────────
【0012】表1に示すように、生理活性物質セスキシ
リンは各種癌細胞に対して強い増殖抑制作用を示した。
【0013】本発明で使用されるセスキシリンの1種で
ある異性体の生産菌は、“Ainsworth and Bisby's Dict
ionary of the Fungi"( by D.L.Hawksworth, B.C.Sutto
n and G.C.Ainsworth, 7th ed., C.M.I., Kew, 1983 )
に従い、真菌門、不完全菌亜門、不完全糸状菌綱のAcre
monium属と同定し、Acremonium sp.NF00364と命
名した。該菌株は、工業技術院生命工学工業技術研究所
に、FERM P−14273として寄託されている。
以下、NF00364株の菌学的性状を示す。
【0014】ポテト・デキストロ−ス寒天培地(25
℃)の生育は極めて良く、7日間で集落の径は29〜3
1mmに達する。集落は基底菌糸が発達し表面には白色
の気生菌糸がビロ−ド状に広がる。培養日数に従い放射
状のしわが生じる。裏面は乳白色を呈する。
【0015】麦芽エキス寒天培地(25℃)の生育も良
く、7日間で集落の径は34〜36mmに達する。集落
は基中菌糸が発達し気生菌糸は乏しく、表面は平坦〜ビ
ロ−ド状となる。培養日数に従い白色〜黄色を呈し、裏
面は乳白色〜黄色を呈する。
【0016】ツアペック寒天培地(25℃)の生育はや
や悪く、7日間で集落の径は20〜22mmに達する。
集落の表面は平坦で白色を呈し、裏面は黄色を呈する。
【0017】コ−ンミ−ル寒天培地(25℃)の生育は
やや悪く、7日間で、集落の径は20〜22mmに達す
る。集落の表面は気生菌糸が乏しく平坦で無色から白色
を呈する。
【0018】オ−トミ−ル寒天培地(25℃)の生育は
良く、集落の径は28〜32mmに達する。集落の表面
はビロ−ド状〜綿毛状で白色を呈する。
【0019】三浦寒天培地(25℃)の生育は良く、7
日間で、集落の径は28〜30mmに達する。集落の表
面には気生菌糸が束状にからみあった菌糸束が形成さ
れ、培養日数に従い表面は白色、裏面は帯黄色を呈す
る。
【0020】本菌株は三浦寒天培地上で速やかに生育
し、分生子を豊富に形成する。菌糸は幅1.0〜2.8
μm、無色、滑面で隔壁を有する。分生子形成細胞はフ
ィアライド型、気生菌糸または菌糸束から不規則に生
じ、多くは密着して円柱状の分生子柄束に発達する。高
さは約1mmで幅は約100μm程度で、全長を通して
フィアライドがそれぞれ形成される。フィアライドは
6.4〜30×0.8〜1.6μm、無色で滑面、細長
く直立ときに屈曲し、まれに隔壁を有し先端に向かって
徐々に細まる。分生子はフィアロ型分生子で球形〜楕円
形、無色、1.5〜4.0×1.6〜2.4μm。先端
部にゆるく集まって球形の粘塊を形成する。本菌株の至
適生育温度は25℃前後で、37℃では生育しない。生
育pHの範囲は3〜12と広く、至適pHは6である。
【0021】本発明により生理活性物質セスキシリンを
製造するにはアクレモニウム属に属し、生理活性物質セ
スキシリンを産生する能力を有する微生物を培地中で培
養し培養物中に生理活性物質セスキシリンを生成蓄積せ
しめ、ついでこれを採取すればよい。培養方法は原則的
には糸状菌の培養方法に準ずるが、通常は液体培養によ
る深部培養法が有利である。培養に用いられる培地とし
てはNF00364株が利用する栄養源を含有する培地
であればよい。
【0022】栄養源としては従来から糸状菌の培養に利
用されている公知のものが使用でき、例えば、炭素源と
して、グルコース、ガラクトース、マンニトール、デキ
ストリン、澱粉、水飴(澱粉麦芽糖化物)、大豆油など
単独または組み合わせて用いることができる。無機およ
び有機窒素源としては、塩化アンモニウム、硫酸アンモ
ニウム、窒素、硝酸アンモニウム、硝酸ソーダ、ペプト
ン、肉エキス、酵母エキス、乾燥酵母、コーン・スチー
プ・リカー、大豆油カス、オートミール、カザミノ
酸、、バクトソイトン、ソリブルベジタブルプロテイン
など単独または組み合わせて用いることができる。
【0023】その他必要に応じて食塩、硫酸マグネシウ
ム、硫酸銅、硫酸亜鉛、塩化マンガン、炭酸カルシウ
ム、燐酸塩などの無機塩を加えることができる他、本菌
の生育や、生理活性物質セスキシリンの生産を促進する
有機物、例えば核酸類、アミノ酸、ビタミン類や無機物
を適当に添加することができる。培養温度は25℃〜3
0℃、pHは中性ないし微酸性で培養を行うことが望ま
しい。液体培養では通常3〜6日間培養を行うと生理活
性物質セスキシリンが培養液中に蓄積される。
【0024】培養液からのセスキシリンの単離には、一
般に微生物代謝産物をその培養液から単離するために用
いられる分離精製の方法が用いられる。例えば、培養液
中のセスキシリンの生成量が最大に達した時に培養を停
止し、菌体を濾別して得られる培養濾液中より目的物を
精製単離する。培養濾液は多孔性高分子樹脂に吸着さ
せ、水−アセトン溶液で溶出する。得られた水−アセト
ン溶液は減圧にて濃縮し、粗物質を得る。
【0025】粗物質はさらに脂溶性物質の精製に通常用
いられる公知の方法、例えば、シリカゲル等を用いるク
ロマトグラフィーあるいは再結晶化法を単独にまたは適
宜組み合わせることにより精製する。精製に好適な例と
してシリカゲルを用い、溶出液として−ヘキサン−ア
セトンを用いるカラムクロマトグラフィー法が挙げられ
る。これらの方法で精製、濃縮し、セスキシリンを無色
粉末として得ることができる。又、セスキシリン異性体
の製造は、アクレモニウム属に属し、セスキシリン異性
体を産生する能力を有する微生物例えばAcremon
iun sp.NF00364を用いて、上記のセスキ
シリンの製造方法と同様の方法によって行うことができ
る。
【0026】以下本発明の実施例を示すが、これは単な
る一例示であって何等本発明を限定するものではなく、
種々の変法が可能である。
【0027】
【実施例】
実施例1 ロータリー型振盪機用500ml容三角フラスコにグル
コース1%、シュークロース2%、アジプロン(味の素
社製)1.5%、ペプトン0.3%、イーストエキスト
ラクト0.2%、リン酸二水素カリウム0.1%、硫酸
マグネシウム0.025%、プロナールST−I 0.
01%、硫酸鉄・7水和物0.00011%、硫酸銅・
5水和物0.00064%、硫酸亜鉛・7水和物0.0
0015%、および塩化マンガン・4水和物0.000
79%の培地(pH6.5)100mlを分注し、12
0℃、20分間オートクレーブ滅菌した。これにセスキ
シリン異性体の生産菌株(Acremonium sp. NF003
64株)の1白金耳を接種し、27℃、220回転/
分、2日間振盪し、種培養とした。
【0028】本培養はロータリー型振盪機用500ml
容三角フラスコにグルコース1%、シュークロース2
%、アジプロン(味の素社製)2%、リン酸二水素カリ
ウム0.1%、硫酸マグネシウム0.025%、プロナ
ールST−I 0.01%、硫酸鉄・7水和物0.00
011%、硫酸銅・5水和物0.00064%、硫酸亜
鉛・7水和物0.00015%、および塩化マンガン・
4水和物0.00079%の培地(pH6.5)100
mlを分注し、120℃、20分間オートクレーブ滅菌
したフラスコに前記種培養液2mlを移植し、25℃、2
20回転/分の条件下で7日振盪培養を行った。培養液
を吸引ろ過し、菌体とろ液に分別した。
【0029】培養液からのセスキシリン異性体の単離に
は、以下の操作を行った。培養を停止し、菌体を濾別し
て得られる培養濾液3.5リットルをダイアイオンHP
−20(三菱化成社製)700mlを充填した塔に通し
有効成分を吸着させた。吸着後、この塔を1.5リット
ルの水で洗浄し、アセトン溶液1リットルで溶出した。
このアセトン溶液は減圧下濃縮し、粗物質0.5gを得
た。粗物質は、さらにダイアイオンCHP−20(三菱
化成社製)60mlに吸着させ、水0.3Lで洗浄後、
50%アセトン水0.5リットルから100%アセトン
0.5リットルへのリニアグラジエントで溶出すると有
効物質が溶出された。活性画分は減圧下濃縮乾固し、セ
ファデックスLH−20(ファルマシア社製)カラム1
00mlを用い、メタノールで溶出、活性画分を濃縮し
44mgのセスキシリン異性体を得た。
【0030】下記に得られたセスキシリン異性体の理化
学的性質を示す。 1)外観;無色粉末 2)比旋光度;〔α〕D 20=+11.0°(c0.2,
CHCl3 ) 3)分子量;FAB−MS m/z 471(M+H)
+ 4)分子式;C29425 5)赤外吸収スペクトル;臭化カリウム錠剤で測定した
スペクトルを図1に示す。 7)水素核磁気共鳴スペクトル;重クロロホルム中で測
定した 1H−NMRスペクトルを図2に示す。 8)炭素核磁気共鳴スペクトル;重クロロホルム中で測
定した13C−NMRスペクトルを図3に示す。
【0031】上記実施例1で得られたセスキシリンは比
旋光度は+11.0゜を示す点を除き、その他の性質は
すべて公知のセスキシリンと合致したので、実施例1で
得られた物質はセスキシリンの異性体であることが確認
された。
【0032】
【発明の効果】生理活性物質セスキシリンは各種癌細胞
に対する増殖抑制作用を有し、かつ比較的低毒性である
ので抗腫瘍剤として有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】セスキシリン異性体の赤外吸収スペクトル(K
Br法)を示す。
【図2】セスキシリン異性体の重クロロホルム中の水素
核磁気共鳴スペクトルを示す。
【図3】セスキシリン異性体の重クロロホルム中の炭素
核磁気共鳴スペクトルを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07G 17/00 C C12P 17/06 7432−4B //(C12P 17/06 C12R 1:645)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生理活性物質セスキシリンを有効成分とす
    る抗腫瘍剤。
  2. 【請求項2】アクレモニウム属に属し、生理活性物質セ
    スキシリン産生能を有する微生物を培地中で培養し、培
    養液中に生理活性物質セスキシリンを生成蓄積せしめ、
    これを採取することを特徴とするセスキシリンの製造
    法。
  3. 【請求項3】下記の理化学的性質を示すセスキシリン新
    規異性体。 1)外観;無色粉末 2)比旋光度;〔α〕D 20=+11. 0°(c0.2,
    CHCl3 ) 3)分子量;FAB−MS m/z 471(M+H)
    + 4)分子式;C29425 5)赤外吸収スペクトル;臭化カリウム錠剤で測定した
    スペクトルを図1に示す。 7)水素核磁気共鳴スペクトル;重クロロホルム中で測
    定した 1H−NMRスペクトルを図2に示す。 8)炭素核磁気共鳴スペクトル;重クロロホルム中で測
    定した13C−NMRスペクトルを図3に示す。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020061846A (ko) * 2001-01-18 2002-07-25 한국생명공학연구원 세포주기를 조절하는 세스큐시린 유도체 및 이를 함유하는세포주기 저해제용 약학적 조성물

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