JPH0891621A - 画像形成装置の搬送機構 - Google Patents

画像形成装置の搬送機構

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JPH0891621A
JPH0891621A JP6254408A JP25440894A JPH0891621A JP H0891621 A JPH0891621 A JP H0891621A JP 6254408 A JP6254408 A JP 6254408A JP 25440894 A JP25440894 A JP 25440894A JP H0891621 A JPH0891621 A JP H0891621A
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JP
Japan
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roller
rollers
transport
case
bracket
Prior art date
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Pending
Application number
JP6254408A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Murakami
博 村上
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mita Industrial Co Ltd filed Critical Mita Industrial Co Ltd
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Publication of JPH0891621A publication Critical patent/JPH0891621A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 搬送機構を構成する上下一対の搬送ローラ
を、所謂クラムシェルタイプの上下部のケースに分けて
設けながらも、この両ローラの回転軸芯の平行度を高く
できるようにして、ジャム処理の操作性を損なうことな
く、先端タイミングのズレや斜め搬送などの不具合を抑
制できるようにする。 【構成】 上下一対の搬送ローラ17,18を上下部の
ケース1,2に分けて設け、上部側搬送ローラ17の保
持ブラケット28を軸30まわりで回動可能と成し、両
ローラ17,18を圧接させる1個のスプリング34を
軸30に保持させ、ローラ保持ブラケット23,28の
一方に、相手側のブラケット23,28に保持された軸
受22,33の係入部fを形成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上部側のケースを下部
側のケースに対して開閉可能に連結した所謂クラムシェ
ルタイプの画像形成装置に装備される搬送機構、具体的
には、下部ケースと、この下部ケースに対して開閉可能
に連結された上部ケースとに、それぞれ搬送ローラを設
けると共に、上部ケースを閉じた状態で上部側の搬送ロ
ーラを下部側の搬送ローラに圧接させるスプリングを設
けた搬送機構の改良技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記の搬送機構の一つに、転写部に搬送
される記録紙の先端を揃えて所定のタイミングで搬送す
るレジスト用の搬送機構がある。かゝる搬送機構には二
通りのタイプがあって、その一つが上記の構成による搬
送機構、即ち、上下一対の搬送ローラを、上部ケースと
下部ケースとに分けて設けるタイプのものであり、もう
一つは、上下一対の搬送ローラを、上部ケースまたは下
部ケースの一方に纏めて設けるタイプのものである。
【0003】後者の搬送ローラを上下一方のケースに纏
めて設けるタイプの搬送機構においては、上下一対の搬
送ローラをブラケットなどに纏めて配置する関係上、両
ローラの回転軸芯の平行度を高くすることができ、従っ
て、記録紙のジャムや先端タイミングのズレ、或いは斜
め搬送などの不具合が生じ難いのであるが、それでもジ
ャム処理などの為にローラ圧の解除機構を装備させない
では済ませられず、経済性の面で劣る上に、圧解除の操
作性も悪い点で問題がある。
【0004】この点にあって、上下一対の搬送ローラを
上下部のケースに分けて設ける前者タイプの搬送機構に
よれば、上部ケースの開放によってローラ圧が解除され
るので、専用のローラ圧解除機構を必要とせず、しか
も、上部ケースを開放させることでジャム処理を楽に行
うことができるもので、経済性ならびにジャム処理の操
作性の面で優れたものと言える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上下の搬送
ローラを上下部のケースに分けて配置する関係上、ケー
ス枢着部のガタつきや各ケースに対するローラの取り付
け誤差などによって、ローラの回転軸芯の平行度が低く
なり、記録紙のジャムや先端タイミングのズレ、或いは
斜め搬送などの不具合が生じ易い問題があった。また、
上部側搬送ローラの両側にスプリングの付勢力を付与さ
せて、この上部側の搬送ローラを下部側の搬送ローラに
圧接させるようにしているが、これでは個々のスプリン
グの付勢力のバラツキのために、ローラの長手方向にお
ける圧バランスが不均一になり易く、斜め搬送などの不
具合を招来する問題があった。
【0006】本発明は、かゝる実情に鑑みて、上記した
二通りのタイプによる搬送機構が備える利点のみを発揮
させ得る搬送機構を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、上下部のケースに搬送ローラを分けて設
けると共に、上部側の搬送ローラを下部側の搬送ローラ
に圧接させるスプリングを設けた画像形成装置の搬送機
構において、前記上部側の搬送ローラを保持するブラケ
ットの長手方向中央部を、ローラ軸に直交する上下方向
の軸まわりで回動可能に上部ケースに枢着すると共に、
この軸に前記スプリングの1個を保持させる一方、前記
ブラケットまたは下部側の搬送ローラを保持するブラケ
ットに、相手側のブラケットに保持されたローラ軸受の
係入部を形成した点に特徴がある。
【0008】
【作用】上記の特徴構成によれば、上部ケースの開放に
よってローラ圧が解除されるので、専用のローラ圧解除
機構が不要であり、また、上部ケースを開放させること
でジャム処理を楽に行うことができる。そして、上部側
搬送ローラのブラケットを回動可能にして、このブラケ
ットと下部側の搬送ローラを保持するブラケットとの間
に、ローラ軸受とこの軸受の係入部とによる修正矯正の
機能を有せしめて、実質的に単一のブラケットに上下の
搬送ローラを保持させるようにしたことで、上下部のケ
ースに搬送ローラを分けて設けながらも、両ローラの回
転軸芯の平行度を高くすることができ、加えて、上部側
の搬送ローラを下部側の搬送ローラに圧接させるスプリ
ングを1個にしたことで、上下一対の搬送ローラの圧バ
ランスが長手方向の全長にわたって均一になる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は上部側のケース1を下部側のケース2に対
して開閉可能に連結した所謂クラムシェルタイプの静電
写真複写機を示し、上部ケース1には、感光体3と、現
像装置4と、クリーニング5と、光学系移動式の露光装
置6と、上部側の給紙搬送要素7と、手指し給紙装置8
とが設けられており、下部ケース2には、カセットケー
ス9の装填部10と、給紙ローラ装置11と、下部側の
給紙搬送要素12と、転写ならびに分離用のチャージャ
13,14と、定着ローラ装置15と、排紙トレイ16
とが設けられている。
【0010】更に、上下一対の搬送ローラ17,18に
よるレジスト用搬送機構19の上部側搬送ローラ17と
下部側搬送ローラ18とが、それぞれ別々に上下部のケ
ース1,2に設けられていて、上下部の給紙搬送要素
7,12間や搬送ローラ17,18間でのジャム処理
を、上部ケース1を開放することで簡易に行えるように
している。
【0011】上記レジスト用の搬送機構19は、カセッ
トケース9から繰り出し給紙された記録紙の先端を揃え
て、これを所定のタイミングで転写部に搬送するもの
で、図2〜図6に示すように、ローラ軸20に2個のゴ
ム製コロ21を保持させて成る下部側の搬送ローラ18
を、軸受22,22を介して下部ケース2側の前後側板
23,23に架設すると共に、この搬送ローラ18の一
端側に、クラッチ24を介して入力用の駆動ギヤ25を
連結している。
【0012】一方、上部ケース1側の前後の側板26,
26にわたってローラ保持部材27を設けると共に、こ
の保持部材27の長手方向の中央部と両端側とに、それ
ぞれローラ軸芯に直交する上下方向の軸芯まわりの軸孔
aとねじ孔b,bとを形成し、かつ、長手方向の両側に
ブラケット28,28を垂下させたローラ受け部材29
には、前記軸孔aに下方から挿通される軸30を設ける
と共に、前記ねじ孔b,bのそれぞれに臨む円弧状の長
孔c,cを形成している。
【0013】そして、ローラ軸31に金属製のローラ部
材32を取り付けて成る上部側の搬送ローラ17を、軸
受33,33を介して前記一対のブラケット30,30
に架設すると共に、前記軸28に1個の圧縮スプリング
34を保持させた状態で、前記長孔c,cを通じてねじ
孔b,bに段付きビスd,dを螺着して、前記ローラ受
け部材29ひいては上部側の搬送ローラ17を、上下方
向に変位可能な状態で下方に付勢させると共に、前記長
孔c,cの範囲内で回動可能と成しているのである。
【0014】そして更に、前記下部側搬送ローラ18の
軸受22,22の周面部に所謂Dカット面部eを形成す
る一方、前記上部側の搬送ローラ17を保持した一対の
ブラケット28,28には、上部ケース1の閉塞に伴っ
て前記軸受22,22のDカット面部eを係入する軸受
係入部f,fを形成し、かつ、上下部の搬送ローラ1
7,18の端部には、両ローラ17,18を搬送方向に
回転させるギヤ対35を設けている。尚、上記の軸受係
入部fは、その下部側の軸受係入部が幅広であって、軸
受22の初期の係入を容易にするために相対峙する縁部
を円弧状に形成しているが、直線的な傾斜縁部に形成し
てもよい。
【0015】上記構成の搬送機構19によれば、下部側
の搬送ローラ18に対する上部側搬送ローラ17の前記
スプリング34によるローラ圧が、上部ケース1の開放
に伴って解除されるので、専用のローラ圧解除機構が不
要であり、かつ、上部ケース1を開放することでジャム
処理を楽に行えることは記述した通りである。
【0016】そして、上下部のケース1,2に搬送ロー
ラ17,18を分けて設けているので、本来ならば、ケ
ース枢着部のガタつきや各ケース1,2に対する搬送ロ
ーラ17,18の取り付け誤差などによって、上下の搬
送ローラ17,18の回転軸芯の平行度が低くなるので
あるが、本発明では、上部側搬送ローラ17のブラケッ
ト28,28を回動可能に設けると共に、このブラケッ
ト28,28に下部側搬送ローラ18の軸受22,22
に対する軸受係入部f,fを設けて、下部側搬送ローラ
18に対する上部側の搬送ローラ17の修正矯正の機能
を有せしめた状態で、実質的に単一のブラケット28,
28に上下一対の搬送ローラ17,18を保持させるよ
うにしているので、上下部のケース1,2に搬送ローラ
17,18を分けて設けながらも、この上下一対の搬送
ローラ17,18の回転軸芯の平行度を高くすることが
できる。
【0017】従って、記録紙のジャムや先端タイミング
のズレ、斜め搬送などの不具合が効果的に回避される。
また、上部側の搬送ローラ17を下部側の搬送ローラ1
8に圧接させるスプリング34を1個にしているので、
上下一対の搬送ローラ17,18の圧バランスが長手方
向の全長にわたって均一になる。
【0018】尚、上記の実施例では、軸受22,22に
所謂Dカット面部eを形成して、このDカット面部eを
軸受係入部f,fに係入させるようにしているが、この
Dカット面部eの形成を省略しての実施が可能であるこ
とは言うまでもない。
【0019】また、上部側の搬送ローラ17を保持する
ブラケット28,28に軸受係入部f,fを設けて、こ
の軸受係入部f,fに下部側搬送ローラ18の軸受2
2,22を係入させる姿勢修正の手段をとっているが、
例えば下部ケース2側の前後側板23,23を下部側搬
送ローラ18の保持ブラケットとして、このブラケット
23,23に上部側搬送ローラ17の軸受33,33を
係入させる軸受係入部f,fを形成する構成にしても、
上記したように、上下一対の搬送ローラ17,18の回
転軸芯の平行度を高くすることができることは言うまで
もない。
【0020】更に、上記の実施例では、レジスト用の搬
送機構19について説明したが、上下一対の定着用搬送
ローラを備える例えば定着ローラ装置15などを対象に
して本発明を実施可能である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、専用のロ
ーラ圧解除機構が不要で且つジャム処理を楽に行うこと
ができる所謂クラムシェルタイプの画像形成装置に装備
される搬送機構として、これの上下一対の搬送ローラを
実質的に単一のブラケットに保持させるように構成した
点に特徴を有し、これによって、上下一対の搬送ローラ
を上下部のケースに分けて設けながらも、両ローラの回
転軸芯の平行度を高くすることができるようになった。
【0022】また、上部側の搬送ローラを下部側の搬送
ローラに圧接させるスプリングを1個にしたことで、上
下一対の搬送ローラの圧バランスを長手方向の全長にわ
たって均等に成し得たのであり、全体として、既述した
二通りのタイプによる搬送機構が備える利点のみを旨く
機能させるようにした合理的な改良によって、ジャム処
理の操作性が優れると共に、先端タイミングのズレや斜
め搬送などの不具合が効果的に抑制されるに搬送機構を
提供できるに至ったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】上部ケースを開放させた静電写真複写機の概略
縦断側面図である。
【図2】レジスト用の搬送機構を示す分解斜視図であ
る。
【図3】レジスト用の搬送機構の組み立て図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】搬送機構の端部の詳細断面図である。
【図6】係入部と軸受との係入部構造を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1…上部ケース、2…下部ケース、17,18…搬送ロ
ーラ、20,31…ローラ軸、22,33…軸受、2
3,28…ブラケット、30…軸、34…スプリング、
f…軸受係入部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部ケースと、この下部ケースに対して
    開閉可能に連結された上部ケースとに、それぞれ搬送ロ
    ーラを設けると共に、上部ケースを閉じた状態で上部側
    の搬送ローラを下部側の搬送ローラに圧接させるスプリ
    ングを設けた画像形成装置の搬送機構であって、前記上
    部側の搬送ローラを保持するブラケットの長手方向中央
    部を、ローラ軸に直交する上下方向の軸まわりで回動可
    能に上部ケースに枢着すると共に、この軸に前記スプリ
    ングの1個を保持させる一方、前記ブラケットまたは下
    部側の搬送ローラを保持するブラケットに、相手側のブ
    ラケットに保持されたローラ軸受の係入部を形成してあ
    ることを特徴とする画像形成装置の搬送機構。
JP6254408A 1994-09-23 1994-09-23 画像形成装置の搬送機構 Pending JPH0891621A (ja)

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JP (1) JPH0891621A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015044641A (ja) * 2013-08-27 2015-03-12 ブラザー工業株式会社 シート搬送装置及び画像形成装置
WO2016031026A1 (ja) * 2014-08-28 2016-03-03 富士通フロンテック株式会社 搬送装置

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