JPH0890862A - プリンタの紙送り装置 - Google Patents

プリンタの紙送り装置

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JPH0890862A
JPH0890862A JP22822494A JP22822494A JPH0890862A JP H0890862 A JPH0890862 A JP H0890862A JP 22822494 A JP22822494 A JP 22822494A JP 22822494 A JP22822494 A JP 22822494A JP H0890862 A JPH0890862 A JP H0890862A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 用紙の紙送り精度を著しく高めることがで
き、しかも、製造コストを低減させることのできるプリ
ンタの紙送り装置。 【構成】 紙送りローラ2の初期位置における駆動ステ
ップ位置から紙送り基準ローラ11が1回転する際の駆
動ステップ数をカウントするカウンタ17と、紙送りロ
ーラ2の初期位置における駆動ステップ位置が分割ステ
ップのいずれの位置に最も近いかを判定する判定回路1
8と、判定回路18により開始位置とされた分割ステッ
プ位置および分割ステップからのカウンタ17によりカ
ウントされた駆動ステップ数を補正駆動ステップ数とし
て記憶させる記憶装置19と、記憶装置19に記憶され
た補正駆動ステップ数に基づいて前記ステッピングモー
タ3の駆動制御を行なう制御装置16とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリンタの紙送り装置に
係り、特に高精度で紙送り制御を行なうことを可能とし
たプリンタの紙送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プリンタの紙送り装置は、紙送
りモータの回転を駆動歯車群を介して紙送りローラに伝
達し、この紙送りローラの回転により所定の用紙を所定
量だけ搬送するように形成されている。
【0003】そして、改行動作を行なう場合には、改行
に必要な紙送り量を計算し、紙送りローラの外周長、駆
動歯車群の機構に基づいて前記紙送りモータの回転量を
求め、その回転量だけ紙送りモータを回転させるように
している。
【0004】そして、キャリッジを移動させながら印字
ヘッドを所望の印字信号に基づいて駆動することによ
り、用紙に所望の印字を行なうようにしている。
【0005】しかしながら、前述した従来のプリンタに
おいては、前記紙送りローラと紙送りモータ間の駆動歯
車群を構成する各歯車の偏心や、紙送りローラの製作誤
差や温度変化等の原因により紙送り量にばらつきが生じ
てしまい、特に、グラフィック印字を行なう場合、この
紙送り精度のばらつきにより印字品質の低下を招来して
いた。
【0006】このような紙送り精度のばらつきを抑える
ものとして、特開平4−193563号公報に記載のも
のが知られている。この公報記載のものは、基準ローラ
を温度に対する寸法変化の小さい硬質材料により形成
し、この基準ローラを紙送りローラにより搬送される用
紙の一部に接するように配設し、用紙の送り速度と前記
基準ローラの回転周速度とを等しくするとともに、この
基準ローラにスリット円板を同軸に設け、フォトセンサ
により基準ローラの回転角を検出し、その検出結果をコ
ントローラにフィードバックして紙送りモータの動作を
制御することで紙送り量を正確に定めることができるよ
うにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の紙
送り装置においては、前記基準ローラに取付けられたス
リット円板を用いて、逐次フォトセンサにより基準ロー
ラの回転角を検出しながら、紙送りモータの動作を制御
するようにしているので、紙送りモータの駆動制御を行
なう場合に、基準ローラおよびスリット円板が必要であ
り、部品点数の増大を招き、製造コストが高くなってし
まうという問題を有している。
【0008】また、前記基準ローラの製作精度や温度変
化による外周長のバラツキに対しては、スリット円板に
形成した多数のスリット間の各々の位置関係を正確に製
作し、寸法精度を向上させるとともに、製作誤差が存在
する場合には、フォトセンサ等を用いて前記スリット円
板のスリットのカウント数を増減させて紙送り量を補正
する必要があり、紙送りモータの駆動制御が著しく困難
となり、しかも、紙送り精度を高めるためには、前記ス
リット円板を寸法精度の優れたものに仕上げなければな
らず、さらに製造コストが増大してしまうという問題を
有している。
【0009】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、基準ローラを常に用いることなく用紙の紙送り
精度を著しく高めることができ、しかも、製造コストを
低減させることのできるプリンタの紙送り装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に記載の発明に係るプリンタの紙送り装置は、
所定の用紙を搬送するため紙送りモータにより回転駆動
される紙送りローラと、前記紙送りローラの外周に前記
紙送りローラにより搬送される用紙の一部を介して接触
され外周長が1改行分の長さと同一長さに形成された回
転自在の紙送り基準ローラと、この紙送り基準ローラの
回転量を検出するための改行位置検出器と、前記改行位
置検出器からの検出信号を入力し、前記紙送りローラの
初期位置における駆動ステップ位置から前記紙送り基準
ローラが1回転する際のステッピングモータの駆動ステ
ップ数をカウントし、1改行動作に必要な駆動ステップ
数を累積計測するカウンタと、あらかじめ前記紙送りロ
ーラの1回転に必要なステッピングモータの駆動ステッ
プ数を所定の分割数P(Pは整数)で複数に分割してお
き、前記紙送りローラの初期位置における駆動ステップ
位置が前記分割ステップのいずれの位置に最も近いかを
判定し、この最も近い分割ステップを改行動作の開始位
置とする判定回路と、この判定回路により開始位置とさ
れた分割ステップ位置およびこの分割ステップからの前
記カウンタによりカウントされた駆動ステップ数を補正
駆動ステップ数として記憶させる記憶装置と、前記記憶
装置に記憶された補正駆動ステップ数に基づいて前記紙
送りモータの駆動制御を行なう制御装置とを有すること
を特徴とするものである。
【0011】また、請求項2の発明は、前記記憶装置
に、前記紙送りローラが1回転する間の各改行動作を開
始する分割ステップ位置および各補正駆動ステップ数を
それぞれ記憶させるようにしたことを特徴とするもので
あり、請求項3の発明は、前記紙送りローラに、印字の
際に初期位置を検出するための被検出部を形成するとと
もに、この被検出部を検出する初期位置検出器を配設し
たことを特徴とするものである。さらに、請求項4の発
明は、前記紙送り基準ローラおよび前記改行位置検出器
を着脱自在に構成したことを特徴とするものである。
【0012】
【作用】本発明に係るプリンタの紙送り装置によれば、
まず、紙送り基準ローラおよび改行位置検出器を装着し
た状態で、前記紙送りモータを駆動させて紙送りローラ
を初期位置に位置させ、この状態における紙送りモータ
の駆動開始位置をあらかじめ記憶装置に記憶させてお
き、その後、前記紙送りモータを駆動させて紙送りロー
ラを回転駆動させることにより、前記紙送り基準ローラ
も一緒に回転され、この紙送り基準ローラの回転量を改
行位置検出器により検出しながら、カウンタにより、前
記紙送り基準ローラが1回転するまでの紙送りモータの
駆動パルス数すなわち実際の1改行動作に必要な駆動パ
ルス数を累積計測する。次に、判定回路により、前記紙
送りモータの駆動開始位置があらかじめ設定した分割ス
テップのいずれの位置に最も近いかを判定し、前記記憶
装置にこの最も近い位置の分割ステップを駆動開始位置
として記憶させるとともに、前記カウンタで累積された
1改行動作に必要な補正駆動パルス数を記憶させる。こ
のような動作を、紙送りローラが1回転するまでのN改
行分繰り返して行ない、紙送りローラの1回転分の各改
行動作の改行動作を開始する分割ステップ位置および各
補正駆動ステップ数を記憶装置に記憶させ、この動作に
より改行ステップの調整作業が完了したら、前記紙送り
基準ローラおよび改行位置検出器を取外す。
【0013】そして、前記記憶装置に記憶された改行開
始位置とした分割ステップから補正駆動ステップ数だけ
紙送りモータを駆動制御することにより、紙送りローラ
を回転させて前記用紙を所定量ずつ搬送し改行を行なう
ようになっており、これにより、紙送り基準ローラが取
外されていても、紙送り基準ローラにより1改行量を逐
次検出しながら、紙送りモータの駆動制御を行なう場合
とほぼ同等の精度で紙送り制御を行なうことができるも
のである。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1および図2を参
照して説明する。
【0015】図1は本発明に係るプリンタの紙送り装置
の一実施例を示したもので、図示しないサーマルヘッド
等の印字ヘッドにより印字を行なうために所定の用紙1
を搬送する円筒状の紙送りローラ2が回転自在に配設さ
れており、この紙送りローラ2の外周長さは、N改行ピ
ッチ分の長さに設定されている。前記紙送りローラ2の
近傍には、微小ステップで回転駆動される紙送りモータ
としてのステッピングモータ3が配設されており、この
ステッピングモータ3の出力軸4には、駆動ギア5が取
付けられている。また、前記紙送りローラ2の回転軸6
には、回転ギア7が取付けられており、この回転ギア7
と前記駆動ギア5との間には、前記駆動ギア5の回転を
前記回転ギア7に伝達する伝達ギア8が噛合されてい
る。さらに、前記紙送りローラ2の端面には、印字の際
に初期位置を検出するための基準となるスリットあるい
は反射板等の被検出部9が形成されており、前記紙送り
ローラ2の端面近傍には、この被検出部9を検出するフ
ォトセンサ等の初期位置検出器10が配設されている。
【0016】また、前記紙送りローラ2の外周には、前
記紙送りローラ2の回転軸6と平行に配設された紙送り
基準ローラ11が用紙1を介して当接されており、この
紙送り基準ローラ11は、前記紙送りローラ2の回転に
より用紙1の搬送とともに回転されるようになされてい
る。さらに、前記紙送り基準ローラ11の外周長さは、
用紙1を改行動作する際の1改行分の長さに設定されて
おり、前記用紙1の1改行動作につき紙送り基準ローラ
11が1回転するようになされている。
【0017】また、前記紙送り基準ローラ11の回転軸
12には、被検出部材であるデコード板13が前記紙送
り基準ローラ11と一体に回転するように取付けられて
おり、このデコード板13の外周には、被検出部9とし
ての複数のスリット14が形成されている。さらに、前
記デコード板13の外周部分には、前記各スリット14
を検出するフォトセンサ等の改行位置検出器15が配設
されている。また、本実施例においては、前記紙送り基
準ローラ11、デコード板13および改行位置検出器1
5は、例えば、着脱可能なユニット化とされており、装
置の製造時あるいはメンテナンス時にのみ取付けられ、
装置使用時には取外されるようになっている。
【0018】さらに、本実施例においては、前記初期位
置検出器10および改行位置検出器15からの検出信号
を入力し、前記ステッピングモータ3を駆動制御する制
御装置16が配設されており、この制御装置16には、
前記ステッピングモータ3の駆動ステップ数の累積数を
カウントするカウンタ17が設けられるとともに、所定
の改行開始位置を判定する判定回路18が設けられてい
る。さらに、前記制御装置16には、メモリ等の記憶装
置19が接続されている。
【0019】この制御装置16は、あらかじめ前記紙送
りローラ2の1回転に必要なステッピングモータ3の駆
動ステップ数を所定の分割数P(Pは整数)で複数に分
割しておき、この分割したステップ数を基準として前記
ステッピングモータ3の駆動制御を行なうようになって
いる。例えば、図2に示すように、紙送りローラ2の1
回転に必要なステッピングモータ3の駆動ステップ数を
8960ステップとした場合に、分割数Pを64とする
と、紙送りローラ2を1回転させるステッピングモータ
3の駆動ステップ数が140ステップ毎に分割されるこ
とになる。
【0020】そして、前記カウンタ17により紙送りロ
ーラ2の初期位置における駆動ステップ位置から前記紙
送り基準ローラ11が1回転する際のステッピングモー
タ3の駆動ステップ数をカウントし、1改行動作に必要
な駆動ステップ数を累積計測する。一方、前記判定回路
18により、前記紙送りローラ2の初期位置における駆
動ステップ位置が前記分割ステップのいずれの位置に最
も近いかを判定し、この最も近い分割ステップを改行動
作の開始位置とする。そして、この開始位置とされた分
割ステップからの前記カウンタ17によりカウントされ
た駆動ステップ数を補正駆動ステップ数として前記記憶
装置19に記憶させる。
【0021】このような動作を紙送りローラ2が1回転
するまで繰り返して行ない、紙送りローラ2の1回転分
の各改行動作の改行動作を開始する分割ステップ位置お
よび各補正駆動ステップ数を記憶装置19に記憶させ、
この記憶させた後は、この記憶装置19の記憶データに
基づいて前記制御装置16によりステッピングモータ3
を駆動制御するようになっている。
【0022】次に本実施例の作用について説明する。
【0023】本実施例において、改行動作ステップを調
整する場合は、まず、ユニット化された前記紙送り基準
ローラ11、デコード板13および改行位置検出器15
を装着し、この状態で、前記ステッピングモータ3を駆
動させることにより、初期位置検出器10により被検出
部9を検出するまで紙送りローラ2を回転駆動させ、こ
の紙送りローラ2を初期位置に位置させる。この状態に
おけるステッピングモータ3の駆動開始位置をあらかじ
め記憶装置19に記憶させておき、その後、前記ステッ
ピングモータ3を駆動させて紙送りローラ2を回転駆動
させることにより、前記紙送り基準ローラ11も一緒に
回転され、前記デコード板13のスリット14を改行位
置検出器15により検出することにより、前記制御装置
16のカウンタ17により、前記紙送り基準ローラ11
が1回転するまでのステッピングモータ3の駆動パルス
数すなわち実際の1改行動作に必要な駆動パルス数を累
積計測する。
【0024】次に、前記制御装置16の判定回路18に
より、前記ステッピングモータ3の駆動開始位置があら
かじめ設定した前記分割ステップのいずれの位置に最も
近いかを判定し、前記記憶装置19により、この最も近
い位置の分割ステップを駆動開始位置として記憶させる
とともに、前記カウンタ17で累積された1改行動作に
必要な補正駆動パルス数を記憶させる。このような動作
を、紙送りローラ2が1回転するまでのN改行分繰り返
して行ない、紙送りローラ2の1回転分の各改行動作の
改行動作を開始する分割ステップ位置および各補正駆動
ステップ数を記憶装置19に記憶させる。
【0025】前記動作により改行ステップの調整作業が
完了したら、ユニット化された前記紙送り基準ローラ1
1、デコード板13および改行位置検出器15を取外
す。
【0026】次に、前記紙送り装置を用いて紙送りを行
なう場合は、所定の用紙1を前記紙送りローラ2の外周
部分に挿入し、前記記憶装置19に記憶された記憶デー
タに基づいて制御装置16により前記ステッピングモー
タ3を駆動することにより、前記駆動ギア5、伝達ギア
8および回転ギア7を介して、前記紙送りローラ2を回
転させて前記用紙1を所定量ずつ搬送し改行を行なうよ
うになっている。すなわち、前記記憶装置19に記憶さ
れた改行開始位置とした分割ステップから補正駆動ステ
ップ数だけステッピングモータ3を駆動して改行動作を
行なうものであり、これにより、紙送り基準ローラ11
が取外されていても、紙送り基準ローラ11により1改
行量を逐次検出しながら、ステッピングモータ3の駆動
制御を行なう場合とほぼ同等の精度で紙送り制御を行な
うことができるものである。
【0027】したがって、本実施例においては、製造時
あるいはメンテナンス時等に、紙送り基準ローラ11を
用いてあらかじめ記憶装置19に紙送りローラ2の1回
転分の各改行動作の改行動作を開始する分割ステップ位
置および各補正駆動ステップ数を記憶させ、その後は、
前記紙送り基準ローラ11を取外して、前記記憶装置1
9の記憶データに基づいてステッピングモータ3の駆動
制御を行なうものであり、通常の駆動時に紙送り基準ロ
ーラ11を用いることなく、分割ステップに基づく補正
データを用いてステッピングモータ3の駆動制御を行な
うようにしているので、紙送り基準ローラ11を用いる
ことなく、紙送り基準ローラ11を用いて逐次補正しな
がら駆動制御する場合と同等の高い精度で紙送りを行な
うことができる。また、紙送り基準ローラ11、デコー
ド板13および改行位置検出器15をユニット化して着
脱可能とすることにより、前記記憶装置19に補正デー
タを記憶させる場合にのみ、紙送り基準ローラ11等を
用いればよく、紙送り基準ローラ11等が不要となり、
部品点数を大幅に低減させることができ、製造コストを
著しく低減させることができる。
【0028】なお、本発明は前述した実施例に限定され
るものではなく、例えば、カラー印字を行なう場合に適
用する等、必要に応じて種々の変更することが可能であ
る。
【0029】
【効果】以上述べたように本発明に係るプリンタの紙送
り装置は、製造時あるいはメンテナンス時等に、紙送り
基準ローラを用いてあらかじめ記憶装置に紙送りローラ
の1回転分の各改行動作の改行動作を開始する分割ステ
ップ位置および各補正駆動ステップ数を記憶させ、その
後は、前記紙送り基準ローラを取外して、前記記憶装置
の記憶データに基づいて紙送りモータの駆動制御を行な
うものであり、通常の駆動時に紙送り基準ローラを用い
ることなく、分割ステップに基づく補正データを用いて
紙送りモータの駆動制御を行なうようにしているので、
紙送り基準ローラを用いることなく、紙送り基準ローラ
を用いて逐次補正しながら駆動制御する場合と同等の高
い精度で紙送りを行なうことができる。また、紙送り基
準ローラ、デコード板および改行位置検出器をユニット
化して着脱可能とすることにより、前記記憶装置に補正
データを記憶させる場合にのみ、紙送り基準ローラ等を
用いればよく、紙送り基準ローラ等が不要となり、部品
点数を大幅に低減させることができ、製造コストを著し
く低減させることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリンタの紙送り装置の一実施例
を示す要部の斜視図
【図2】本発明の制御装置による駆動ステップと分割ス
テップとの関係を示す説明図
【符号の説明】
1 用紙 2 紙送りローラ 3 ステッピングモータ 5 駆動ギア 7 回転ギア 8 伝達ギア 9 被検出部 10 初期位置検出器 11 紙送り基準ローラ 13 デコード板 14 スリット 15 改行位置検出器 16 制御装置 17 カウンタ 18 判定回路 19 記憶装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の用紙を搬送するため紙送りモータ
    により回転駆動される紙送りローラと、前記紙送りロー
    ラの外周に前記紙送りローラにより搬送される用紙の一
    部を介して接触され外周長が1改行分の長さと同一長さ
    に形成された回転自在の紙送り基準ローラと、この紙送
    り基準ローラの回転量を検出するための改行位置検出器
    と、前記改行位置検出器からの検出信号を入力し、前記
    紙送りローラの初期位置における駆動ステップ位置から
    前記紙送り基準ローラが1回転する際のステッピングモ
    ータの駆動ステップ数をカウントし、1改行動作に必要
    な駆動ステップ数を累積計測するカウンタと、あらかじ
    め前記紙送りローラの1回転に必要なステッピングモー
    タの駆動ステップ数を所定の分割数P(Pは整数)で複
    数に分割しておき、前記紙送りローラの初期位置におけ
    る駆動ステップ位置が前記分割ステップのいずれの位置
    に最も近いかを判定し、この最も近い分割ステップを改
    行動作の開始位置とする判定回路と、この判定回路によ
    り開始位置とされた分割ステップ位置およびこの分割ス
    テップからの前記カウンタによりカウントされた駆動ス
    テップ数を補正駆動ステップ数として記憶させる記憶装
    置と、前記記憶装置に記憶された補正駆動ステップ数に
    基づいて前記紙送りモータの駆動制御を行なう制御装置
    とを有することを特徴とするプリンタの紙送り装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶装置に、前記紙送りローラが1
    回転する間の各改行動作を開始する分割ステップ位置お
    よび各補正駆動ステップ数をそれぞれ記憶させるように
    したことを特徴とする請求項1に記載のプリンタの紙送
    り装置。
  3. 【請求項3】 前記紙送りローラに、印字の際に初期位
    置を検出するための被検出部を形成するとともに、この
    被検出部を検出する初期位置検出器を配設したことを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載のプリンタの紙
    送り装置。
  4. 【請求項4】 前記紙送り基準ローラおよび前記改行位
    置検出器を着脱自在に構成したことを特徴とする請求項
    1乃至請求項3のいずれかに記載のプリンタの紙送り装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6685370B2 (en) 2000-06-16 2004-02-03 Canon Kabushiki Kaisha Recording member feeding device with detecting means for improved precision and image forming apparatus containing same
JP2006273580A (ja) * 2005-03-04 2006-10-12 Ricoh Co Ltd 搬送制御装置及び画像形成装置
JP2008068959A (ja) * 2006-09-13 2008-03-27 Seiko Epson Corp 媒体搬送装置、及び、搬送量の補正方法

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