JPH0889677A - ミシンのx−y送り駆動装置 - Google Patents

ミシンのx−y送り駆動装置

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JPH0889677A
JPH0889677A JP22997794A JP22997794A JPH0889677A JP H0889677 A JPH0889677 A JP H0889677A JP 22997794 A JP22997794 A JP 22997794A JP 22997794 A JP22997794 A JP 22997794A JP H0889677 A JPH0889677 A JP H0889677A
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隆 日塔
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各部材の剛性を大きく確保することができ、
各部材の撓み等による縫い目ピッチの乱れを確実に防止
することのできるミシンのX−Y送り駆動装置を提供す
る。 【構成】 ミシンの下軸7より下方に一対のY軸固定レ
ール36を平行に互いに所定間隔を有するように配設
し、これら各Y軸固定レール36にこのY軸固定レール
36に沿って往復駆動されるY軸移動部材21をそれぞ
れ配設し、これら各Y軸移動部材21の上面にミシンの
針板8の下方であって前記下軸7の上方に位置し前記Y
軸固定レールに対して直交する方向に延在するX軸固定
レール10を取付け、このX軸固定レール10にこのX
軸固定レール10に沿って往復駆動されるX軸移動部材
11を配設し、このX軸移動部材11の上面に所定の布
を保持するための押え台22を取付けたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はミシンのX−Y送り駆動
装置に係り、特に、所定の布をX方向およびY方向に移
動させ、この布に対して所望の縫い目を形成するための
ミシンのX−Y送り駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ミシンにおいては、所定の布
に対して所望の縫い目を形成するためこの布をX方向お
よびY方向に移動させるためのミシンのX−Y送り駆動
装置が内蔵されている。
【0003】図6乃至図10はこのような従来のミシン
のX−Y送り駆動装置を示したもので、ミシン本体1
は、ミシンベット2とこのミシンベット2の上方に配設
されたミシンアーム3とから構成されており、このミシ
ンアーム3の図において右側上方には、図示しない上軸
を有する駆動機構のはずみ車4が回転自在に配設されて
いる。また、前記ミシンアーム3の一端部下方には、針
棒5が前記駆動機構により上下に往復動自在に配設され
ており、この針棒5の下端部には、針6が装着されてい
る。さらに、前記ミシンベット2には、前記上軸と同期
して回転駆動される下軸7が配設されており、前記ミシ
ンベット2の上面には、針板8が配設されている。
【0004】また、前記ミシン本体1に配設された下軸
7の上方には、X軸固定レール10が配設されており、
このX軸固定レール10の上面側には、枠状を有し前記
X軸固定レール10に直交する方向に延在するX軸移動
部材11が配設されている。このX軸移動部材11の下
面には、前記X軸固定レール10の両側にベアリング1
2を介して摺接される移動ブラケット13が取付けられ
ており、これにより、前記X軸移動部材11が前記移動
ブラケット13によりX軸固定レール10に沿って移動
できるようになされている。
【0005】また、前記X軸固定レール10の上面に
は、長手方向に延在する収容溝14が形成されており、
前記X軸固定レール10の両端部には、X駆動保持ブラ
ケット15,15がそれぞれ配設されている。これら各
X駆動保持ブラケット15には、X駆動プーリ16,1
6がそれぞれ回転自在に取付けられており、これら各X
駆動プーリ16の間には、上部が前記収容溝14の内側
に位置するとともに下部が前記下軸7の下方に位置する
X駆動ベルト17が掛け渡されている。また、前記X駆
動ベルト17の中途部には、ベルト押え18により前記
X軸移動部材11が固定されるようになされており、こ
れにより、前記X駆動ベルト17の駆動により前記X軸
移動部材11がX軸固定レール10に沿って往復動する
ようになされている。また、前記一方のX駆動保持ブラ
ケット15には、X駆動軸19が連結されており、この
X駆動軸19の一端部には、このX駆動軸19を回転駆
動するステッピングモータ等のX駆動モータ20が接続
されている。
【0006】また、前記X軸移動部材11の内側には、
Y軸移動部材21がベアリングを介して配設されてお
り、このY軸移動部材21は、前記X軸移動部材11の
内側面に沿って案内されて前記X軸移動部材11の移動
方向に対して直交する方向に移動自在とされている。ま
た、このY軸移動部材21の上面には、クランク状に突
出する押え台22が取付けられており、この押え台22
の先端部には、下板9および布押え外枠23が昇降自在
に取付けられている。さらに、前記押え台22の内部に
は、ほぼく字状を有する布押えレバー24がその中央部
を支点として回動自在に配設されており、この布押えレ
バー24の一端部には、前記布押え外枠23が連結され
るとともに、その他端部には、この布押えレバー24を
回動動作させるシリンダ25が連結されている。
【0007】また、前記押え台22の基部後方には、X
方向に延在するガイド用ブラケット26が配設されてお
り、このガイド用ブラケット26には、前記押え台22
の基部をX方向に貫通しこの押え台22に配設されたス
ライドベアリング27を介して支持されるXガイド軸2
8が取付けられている。また、前記ガイド用ブラケット
26の側面両端部分には、Y方向に延在する一対のY移
動軸29,29の一端部が固着されており、このY移動
軸29は、前記ミシンアーム3に配設された軸受30に
より支持されている。また、前記各Y移動軸29の他端
部近傍には、Y駆動軸31を保持するY駆動保持ブラケ
ット32がそれぞれ配設されており、このY駆動軸31
のY駆動保持ブラケット32部分には、前記各Y移動軸
29の上面に形成されたラックギアに噛合されるピニオ
ン33がそれぞれ取付けられている。さらに、前記Y駆
動軸31の一端部には、このY駆動軸31を回転駆動さ
せるY駆動モータ34が接続されている。
【0008】さらに、図10に示すように、前記X軸移
動部材11の両側には、それぞれ移動カバー35が取付
けられており、この移動カバー35は、前記針板8の上
面より下方に位置するようになされている。
【0009】前記従来のX−Y送り駆動装置において
は、前記下板9の上面に所定の布(図示せず)を載置
し、前記シリンダ25を動作させることにより、布押え
レバー24を介して布押え外枠23を下降させ、前記布
を保持する。
【0010】そして、図示しない駆動装置により前記は
ずみ車4を介して前記上軸を回転駆動させることによ
り、針棒5を上下に往復動させるとともに、この上軸の
回転を下軸7に伝達させて図示しない下糸の中釜を回転
動作させ、所望の縫い動作を行なうものである。
【0011】このように縫い動作を行ないながら、所定
のプログラムに基づいて前記X駆動モータ20およびY
駆動モータ34を駆動させることにより、前記布をX方
向、Y方向に移動させて、所望の縫い目を形成するよう
になっている。すなわち、前記X駆動モータ20を駆動
させることにより、X駆動軸19およびX駆動プーリ1
6を介してX駆動ベルト17が回転駆動され、これによ
り、X軸移動部材11がX軸固定レール10に沿ってX
方向に移動されるものである。また、Y駆動モータ34
を駆動することにより、Y駆動軸31およびピニオン3
3を介してY移動軸29が進退動作され、これにより、
ガイド用ブラケット26が移動され、前記押え台22を
Y軸移動部材21とともにY方向に移動するようになっ
ている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来のミ
シンのX−Y送り駆動装置においては、前記下軸7と針
板8との間に、X軸固定レール10、X軸移動部材1
1、Y軸移動部材21および移動カバー35等の部材を
配設するものであるため、各部材の厚さ寸法を小さく形
成する必要があり、X軸固定レール10、X軸移動部材
11およびY軸移動部材21等の部材の剛性や耐久性の
低下を招いてしまうという問題を有している。特に、縫
製範囲が拡大されると、布押え外枠23も大型化するた
め、X軸固定レール10、X軸移動部材11およびY軸
移動部材21に大きな曲げモーメントが加わり、各部材
の撓みによる縫い目ピッチの乱れ等が生じてしまうとい
う問題がある。
【0013】また、X方向の縫製範囲が広がると、Xガ
イド軸28の長さ寸法が長くなるため、押え台22が前
記Xガイド軸28の中央付近に位置した状態で、前記Y
軸移動部材21によりガイド用ブラケット26を移動さ
せた場合に、前記Xガイド軸28が撓んでしまい、前記
縫い目ピッチの乱れが生じてしまうという問題をも有し
ている。さらに、Y方向の縫製範囲が広がると、Y移動
軸29の長さ寸法が長くなってしまうため、針板8の上
方の設置スペースが大きく必要となり、装置が大型化し
てしまうという問題を有している。
【0014】本発明は前記した点に鑑みなされたもの
で、各部材の剛性を大きく確保することができ、各部材
の撓み等による縫い目ピッチの乱れを確実に防止するこ
とのできるミシンのX−Y送り駆動装置を提供すること
を目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に記載の発明に係るミシンのX−Y送り駆動装
置は、所定の布をX方向およびY方向に移動させ、この
布に対して所望の縫い目を形成するためのミシンのX−
Y送り駆動装置において、ミシンの中釜を駆動するため
ミシンベットに配設された下軸より下方に少なくとも2
つの第1固定レールを平行に互いに所定間隔を有するよ
うに配設し、これら第1固定レールにこの第1固定レー
ルに沿って往復駆動される第1移動部材をそれぞれ配設
し、これら各第1移動部材の上面にミシンの針板の下方
であって前記下軸の上方に位置し前記第1固定レールに
対して直交する方向に延在する第2固定レールを取付
け、この第2固定レールにこの第2固定レールに沿って
往復駆動される第2移動部材を配設し、この第2移動部
材の上面に前記布を保持する布押え外枠を有する押え台
を取付けたことを特徴とするものである。
【0016】また、請求項2に記載の発明は、前記第2
固定レールに沿って駆動される駆動ベルトを配設し、こ
の駆動ベルトに前記第2移動部材を固定し、前記第1固
定レールに沿って平行に延在しモータにより回転駆動さ
れるスプラインシャフトを配設し、このスプラインシャ
フトにより前記駆動ベルトを駆動するようにしたことを
特徴とするものであり、さらに、請求項3に記載の発明
は、前記ミシンベット上に一対のガイドレールを配設
し、前記第2移動部材の両側に配設され、前記第2移動
部材が前記第1移動部材により前記第1固定レール方向
に移動される時に移動せず、前記第2移動部材が前記第
2固定レールに沿って移動する時にのみ前記ガイドレー
ルに沿って移動される移動カバーを配設したことを特徴
とするものである。
【0017】
【作用】本発明に係るミシンのX−Y送り駆動装置によ
れば、布押え外枠により所定の布を保持した状態で、所
定の縫い動作を行ないながら、モータによりスプライン
シャフトを回転駆動させて駆動ベルトを回転駆動させる
ことにより、第2移動部材を第2固定レールに沿って移
動させるとともに、第1固定レールに沿って第1移動部
材を移動させることにより、前記押え台をX、Y方向に
移動させ、前記布押え外枠により保持された布をX、Y
方向に移動させて、所望の縫い目を形成するようになっ
ている。この場合に、第1固定レールおよび第1移動部
材等の部材を下軸の下方に配置するようにしているの
で、各部材の収容スペースを大きく確保することがで
き、前記各部材の厚さ寸法を大きく形成することがで
き、その結果、各部材の剛性および耐久性を著しく高め
ることができるものである。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図5を参照
して説明する。
【0019】図1乃至図5は本発明に係るミシンのX−
Y送り駆動装置の一実施例を示したもので、ミシン本体
1は、ミシンベット2とこのミシンベット2の上方に配
設されたミシンアーム3とから構成されており、このミ
シンアーム3の図において右側上方には、図示しない上
軸を有する駆動機構のはずみ車4が回転自在に配設され
ている。また、前記ミシンアーム3の一端部下方には、
針棒5が前記駆動機構により上下に往復動自在に配設さ
れており、この針棒5の下端部には、針6が装着されて
いる。さらに、前記ミシンベット2には、前記上軸と同
期して回転駆動される下軸7が配設されており、前記ミ
シンベット2の上面には、針板8が配設されている。
【0020】また、前記ミシン本体1に配設された下軸
7の両側部分には、一対のY軸固定レール36,36が
前記下軸7に対して平行に配設されており、これら各Y
軸固定レール36の上面側には、Y軸移動部材21がス
ライドベアリング46を介して前記Y軸固定レール36
に沿って往復動自在に配設されている。
【0021】また、前記各Y軸固定レール36の両端部
近傍には、それぞれ一対のY駆動保持ブラケット32,
32が配設されており、前記各Y駆動保持ブラケット3
2には、それぞれY駆動プーリ37が回転自在に取付け
られている。さらに、前記各Y駆動保持ブラケット32
のY駆動プーリ37の間には、前記各Y軸固定レール3
6の一側近傍に平行に配置されるY駆動ベルト38がそ
れぞれ掛け渡されている。また、前記Y駆動ベルト38
の中途部には、断面形状ほぼL字状を有するベルト固定
ブラケット39が配設されており、このベルト固定ブラ
ケット39は、ベルト押え40により前記Y駆動ベルト
38を挟持するようにしてY駆動ベルト38に対して固
定されている。また、前記ベルト固定ブラケット39の
側面には、前記Y軸移動部材21が固着されており、こ
れにより、前記Y駆動ベルト38の駆動により前記Y軸
移動部材21がY軸固定レール36に沿って往復動する
ようになされている。
【0022】また、前記一側の各Y駆動保持ブラケット
32には、前記各Y駆動プーリ37に連結されこのY駆
動プーリ37を回転動作させるY駆動軸31が配設され
ており、このY駆動軸31の一端部には、駆動傘歯車4
1が取付けられている。さらに、この駆動傘歯車41の
近傍には、例えば、ステッピングモータ等のY駆動モー
タ34が配設されており、このY駆動モータ34の出力
軸には、前記駆動傘歯車41に噛合される出力傘歯車4
2が取付けられている。
【0023】また、前記各Y軸移動部材21の上面に
は、X軸固定レール10が前記Y軸固定レール36に直
交するように固着されており、このX軸固定レール10
の上面側には、X軸移動部材11がこのX軸移動部材1
1の四隅に配置されたスライドベアリング47を介して
前記X軸固定レール10に沿って往復動自在に配設され
ている。このX軸移動部材11の上面には、下板9およ
びクランク状に突出する押え台22が取付けられてお
り、この押え台22の先端部には、布押え外枠23が昇
降自在に取付けられている。さらに、前記押え台22の
内部には、ほぼく字状を有する布押えレバー24がその
中央部を支点として回動自在に配設されており、この布
押えレバー24の一端部には、前記布押え外枠23が連
結されるとともに、その他端部には、この布押えレバー
24を回動動作させるシリンダ25が連結されている。
【0024】また、前記X軸固定レール10の上面に
は、長手方向に延在する収容溝14が形成されており、
前記X軸固定レール10の両端部には、X駆動保持ブラ
ケット15がそれぞれ配設されている。これら各X駆動
保持ブラケット15には、X駆動プーリ16がそれぞれ
回転自在に取付けられており、これら各X駆動プーリ1
6の間には、上部が前記収容溝14の内側に位置すると
ともに下部が前記下軸7の下方に位置するX駆動ベルト
17が掛け渡されている。また、前記X駆動ベルト17
の中途部には、ベルト押え18によりX軸移動部材11
が固定されており、これにより、前記X駆動ベルト17
の駆動により前記X軸移動部材11がX軸固定レール1
0に沿って往復動するようになされている。
【0025】また、前記一方のX駆動保持ブラケット1
5には、長尺状のスプラインシャフト43が連結されて
おり、このスプラインシャフト43の一端部には、この
スプラインシャフト43を回転駆動するX駆動モータ2
0が接続されている。
【0026】さらに、図5に示すように、前記X軸移動
部材11の両側には、X方向に延在する一対のガイドレ
ール44が配設されており、このガイドレール44の間
であって前記X軸移動部材11の両端側には、それぞれ
移動カバー35が前記ガイドレール44に沿って移動自
在に配設されている。また、前記各移動カバー35は、
これら各移動カバー35の端面が前記X軸移動部材11
の両端面に当接するように保持する連結板45により連
結されており、これにより、前記X軸移動部材11がX
方向に移動する場合には、X軸移動部材11とともに移
動カバー35がガイドレール44に沿って移動されると
ともに、X軸移動部材11がY方向に移動する場合は、
各移動カバー35の間の空間内でX軸移動部材11のみ
が移動されるようになされている。また、前記ガイドレ
ール44および移動カバー35は、前記針板8の上面よ
り下方に位置するようになされている。
【0027】次に、本実施例の作用について説明する。
【0028】本実施例においては、前記下板9の上面に
所定の布(図示せず)を載置し、前記シリンダ25を動
作させることにより、布押えレバー24を介して布押え
外枠23を下降させ、前記布を保持する。
【0029】そして、図示しない駆動装置により前記は
ずみ車4を介して前記上軸を回転駆動させることによ
り、針棒5を上下に往復動させるとともに、この上軸の
回転を下軸7に伝達させて図示しない下糸の中釜を回転
動作させ、所望の縫い動作を行なうものである。
【0030】このように縫い動作を行ないながら、所定
のプログラムに基づいて前記X駆動モータ20およびY
駆動モータ34を駆動させることにより、前記布をX方
向、Y方向に移動させて、所望の縫い目を形成するよう
になっている。
【0031】すなわち、前記X駆動モータ20を駆動し
てスプラインシャフト43を回転駆動させることによ
り、X駆動プーリ16を介してX駆動ベルト17が回転
駆動され、これにより、X駆動ベルト17に固定された
X軸移動部材11がX軸固定レール10に沿ってX方向
に移動されるものである。また、Y駆動モータ34を駆
動して駆動傘歯車41および出力傘歯車42を介してY
駆動軸31を回転駆動させることにより、Y駆動プーリ
37を介してY駆動ベルト38を回転駆動させ、これに
より、Y移動部材がY軸固定レール36に沿って移動さ
れ、X軸固定レール10とともにX移動部材をY方向に
移動させるものである。このような動作により、前記X
軸移動部材11に取付けられた押え台22がX方向およ
びY方向に移動され、前記布押え外枠23により保持さ
れた布をX、Y方向に移動させるようになっている。
【0032】この場合に、本実施例においては、Y軸固
定レール36、Y軸移動部材21およびY駆動ベルト3
8等のY方向の駆動部材を前記下軸7の下方に配置する
ようにしているので、Y方向の駆動部材のみならずX軸
固定レール10やX軸移動部材11等のX方向の駆動部
材の収容スペースを大きく確保することができ、前記各
部材の厚さ寸法を大きく形成することができ、その結
果、各部材の剛性および耐久性を著しく高めることがで
きる。
【0033】したがって、本実施例においては、Y方向
の駆動部材を下軸7の下方に配置することにより、各部
材の剛性および耐久性を高めることができるようにして
いるので、縫製範囲が拡大されて布押え外枠23が大型
化した場合でも、各部材に加わる大きな曲げモーメント
に対して変形等が生じることがなく、各部材の撓みによ
る縫い目ピッチの乱れ等を防止して適正な縫い目を形成
することができる。
【0034】また、X軸移動部材11をX軸固定レール
10により保持するとともに、Y方向の移動の際には、
Y軸移動部材21によりX軸固定レール10自体をY方
向に移動させるようにしているので、X方向の縫製範囲
が広がった場合でも、X軸移動部材11を適正にY方向
に移動させることができ、さらに、Y方向の駆動部材を
下軸7の下方に配置するようにしているので、針板8の
上方の設置スペースが不要となり、Y方向の縫製範囲が
広がった場合でも、装置が大型化してしまうことがな
い。
【0035】なお、本発明は前記実施例のものに限定さ
れるものではなく、必要に応じて種々変更することが可
能である。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係るミシンの
X−Y送り駆動装置は、第1固定レールおよび第1移動
部材等の各部材を下軸の下方に配置することにより、各
部材の剛性および耐久性を高めることができるようにし
ているので、縫製範囲が拡大されて布押え外枠が大型化
した場合でも、各部材に加わる大きな曲げモーメントに
対して変形等が生じることがなく、各部材の撓みによる
縫い目ピッチの乱れ等を防止して適正な縫い目を形成す
ることができる。また、第2移動部材を第2固定レール
により保持するとともに、第1移動部材により第2固定
レール自体を移動させるようにしているので、第2移動
部材の移動方向の縫製範囲が広がった場合でも、第2移
動部材を適正に移動させることができ、さらに、第1固
定レール等の部材を下軸の下方に配置するようにしてい
るので、針板の上方の設置スペースが不要となり、第1
移動部材の移動方向の縫製範囲が広がった場合でも、装
置が大型化してしまうことをない等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るミシンのX−Y送り駆動装置の一
実施例を示す斜視図
【図2】本発明のミシンのX−Y送り駆動装置の縦断面
【図3】本発明のミシンのX−Y送り駆動装置の平面図
【図4】本発明のミシンのX−Y送り駆動装置の側面図
【図5】本発明のミシンのX−Y送り駆動装置の移動カ
バー部分の斜視図
【図6】従来のミシンのX−Y送り駆動装置を示す斜視
【図7】従来のミシンのX−Y送り駆動装置の縦断面図
【図8】従来のミシンのX−Y送り駆動装置の平面図
【図9】従来のミシンのX−Y送り駆動装置の側面図
【図10】従来のミシンのX−Y送り駆動装置の移動カ
バー部分の斜視図
【符号の説明】
1 ミシン本体 2 ミシンベット 3 ミシンアーム 5 針棒 6 針 7 下軸 8 針板 9 下板 10 X軸固定レール 11 X軸移動部材 17 X駆動ベルト 20 X駆動モータ 21 Y軸移動部材 22 押え台 23 布押え外枠 31 Y駆動軸 34 Y駆動モータ 35 移動カバー 36 Y軸固定レール 38 Y駆動ベルト 43 スプラインシャフト 44 ガイドレール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の布をX方向およびY方向に移動さ
    せ、この布に対して所望の縫い目を形成するためのミシ
    ンのX−Y送り駆動装置において、ミシンの中釜を駆動
    するためミシンベットに配設された下軸より下方に少な
    くとも2つの第1固定レールを平行に互いに所定間隔を
    有するように配設し、これら第1固定レールにこの第1
    固定レールに沿って往復駆動される第1移動部材をそれ
    ぞれ配設し、これら各第1移動部材の上面にミシンの針
    板の下方であって前記下軸の上方に位置し前記第1固定
    レールに対して直交する方向に延在する第2固定レール
    を取付け、この第2固定レールにこの第2固定レールに
    沿って往復駆動される第2移動部材を配設し、この第2
    移動部材の上面に前記布を保持する布押え外枠を有する
    押え台を取付けたことを特徴とするミシンのX−Y送り
    駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記第2固定レールに沿って駆動される
    駆動ベルトを配設し、この駆動ベルトに前記第2移動部
    材を固定し、前記第1固定レールに沿って平行に延在し
    モータにより回転駆動されるスプラインシャフトを配設
    し、このスプラインシャフトにより前記駆動ベルトを駆
    動するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のミ
    シンのX−Y送り駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記ミシンベット上に一対のガイドレー
    ルを配設し、前記第2移動部材の両側に配設され、前記
    第2移動部材が前記第1移動部材により前記第1固定レ
    ール方向に移動される時に移動せず、前記第2移動部材
    が前記第2固定レールに沿って移動する時にのみ前記ガ
    イドレールに沿って移動される移動カバーを配設したこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載のミシン
    のX−Y送り駆動装置。
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