JPH0889460A - 清掃装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 清掃装置本体が進入不可能な場所に於ける床
面の清掃を行なうことを目的とする。 【構成】 本発明は、清掃すべき床面を移動可能な清掃
装置本体１２と、この清掃装置本体の外側面に一端側が
回転可能に支持された駆動アーム１３と、この駆動アー
ムの他端側に一端側が回転可能に連結された従動アーム
１５と、この従動アームの他端側に回転可能に連結され
前記床面に洗浄水を滴下した状態で前記床面に接触して
清掃を行なう作業具１９と、前記清掃装置本体に設けら
れ前記作業具によって清掃された後の汚水を吸い取るた
めの汚水吸い取り装置と、前記作業具により清掃を行な
う際、前記清掃装置本体の外側面の所定位置に前記駆動
アームを固定し、前記駆動アームと前記従動アームの角
度を所望の値に保持する固定装置１８と、を備えたこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、例えば鉄道車両の床面
を清掃するために用いられる清掃装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より、清掃作業に於ける人間の労力
を軽減するために考案されたものとして清掃装置があ
る。図６は、この種の従来の清掃に用いられる清掃装置
の側面図であり、図７に、この清掃装置の正面図を示
す。

【０００３】同図に示すように、従来の清掃装置には、
床面に接触して回転する回転ブラシまたは回転パッド
と、この回転ブラシまたは回転パッドを駆動させるため
の駆動部で構成される作業具１及び洗浄水を清掃床面に
散布するための洗浄水滴下装置（図示せず）が設けられ
ている。

【０００４】そして、この洗浄水滴下装置から散布さ
れ、清掃に使用された洗浄液を吸収する汚水吸い取り装
置２が、リンク３及びリンク４を介して作業具１に取り
付けられている。

【０００５】この作業具１は、清掃装置本体５の前方
に、清掃装置本体５に対して上下方向にのみ移動するこ
とができるようにリンク６及びリンク７を介して支持さ
れている。

【０００６】また、清掃装置本体５内部には、上記洗浄
水及び汚水を貯蔵するための洗浄水タンク１０ａと汚水
タンク１０ｂが設けられるとともに、清掃装置本体５の
下部には、床面上を移動可能なように車輪等が設けられ
ている。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】以上述べた従来の清掃
装置を使用して床面の清掃作業を行なうには、清掃装置
本体５を床面を移動させながら、作業具１を回転させ
て、床面上の清掃作業を行なうものであった。

【０００８】この場合、作業具１が床面に対して上下方
向のみ移動可能な構成であるため、図７に示すように、
壁面８の下部が窪んでいて、掃装置本体５が進入するこ
とのできない床面９には、作業具１を進入させることが
できず、当該箇所に於ける床面の清掃を行なうことがで
きなかった。

【０００９】このようなことから、作業具１を清掃装置
本体５進行方向に対し、左右方向や前後方向に突出した
状態で清掃装置本体５に支持することも考えられるが、
このような構成を採用すると、清掃装置の全長や全幅が
大きくなり、例えば車両のドア等の出入口により清掃装
置の全長や全幅が規制される場所で清掃装置の移動を行
なうことができず、清掃装置の清掃範囲を制限してしま
うという問題があった。

【００１０】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、清掃装置本体が進入不可能な場所に於ける床面
の清掃を行なうことが可能な清掃装置を提供することを
目的とする。

【００１１】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１に係る発明の清掃装置は、清掃すべき床面
を移動可能な清掃装置本体と、この清掃装置本体の外側
面に一端側が回転可能に支持された駆動アームと、この
駆動アームの他端側に一端側が回転可能に連結された従
動アームと、この従動アームの他端側に回転可能に連結
され前記床面に洗浄水を滴下した状態で前記床面に接触
して清掃を行なう作業具と、前記清掃装置本体に設けら
れ前記作業具によって清掃された後の汚水を吸い取るた
めの汚水吸い取り装置と、前記作業具により清掃を行な
う際、前記清掃装置本体の外側面の所定位置に前記駆動
アームを固定し、前記駆動アームと前記従動アームの角
度を所望の値に保持する固定装置と、を備えたことを特
徴とする。

【００１２】また、請求項２に係る発明の清掃装置は、
清掃すべき床面を移動可能な清掃装置本体と、この清掃
装置本体側面に一端側が回転可能に支持されたアーム受
けと、このアーム受けに一端側がスライド可能に設けら
れたスライドアームと、このスライドアームの他端側に
回転可能に連結され、前記床面に洗浄水を滴下した状態
で前記床面に接触して清掃を行なう作業具と、前記清掃
装置本体に設けられ前記作業具によって清掃された後の
汚水を吸い取るための汚水吸い取り装置と、前記作業具
により清掃する際に前記アーム受けを前記清掃装置本体
の外側面に固定し、前記スライドアームの突出長さを所
望の値とする固定装置と、を備えたことを特徴とする。

【００１３】更に、請求項３に係る発明の清掃装置は、
清掃すべき床面を移動可能な清掃装置本体と、この清掃
装置本体の外側面に前記床面に対してほぼ平行に設けら
れたスライドレールと、このスライドレール上に一端側
をスライド可能に支持するリンク支持体と、このリンク
支持体の他端側に一端側が回転可能に連結されたリンク
と、このリンクの他端側に回転可能に連結され前記床面
に接触して清掃を行なう作業具と、前記清掃装置本体に
設けられ前記作業具によって清掃された後の汚水を吸い
取るための汚水吸い取り装置と、を備えたことを特徴と
する。

【００１４】更に、請求項４に係る発明の清掃装置は、
請求項１乃至請求項３いずれか１項記載の清掃装置にお
いて、前記駆動アーム、前記スライドアーム、前記リン
ク支持体のいずれかを電動機又はアクチュエータによっ
て駆動可能なように構成したことを特徴とする。

【００１５】更に、請求項５に係る発明の清掃装置は、
請求項１乃至請求項３いずれか１項記載の清掃装置にお
いて、前記汚水吸い取り装置の吸い取り口を前記作業具
に取り付けたことを特徴とする。

【００１６】更に、請求項６に係る発明の清掃装置は、
請求項１乃至請求項３いずれか１項記載の清掃装置にお
いて、前記作業具に固定式またはキャスタ式の従動車輪
を設け、床面を清掃しないとき前記作業具の清掃面を床
面に対し概略垂直になるように前記従動車輪によって支
持するように構成したことを特徴とする。

【００１７】

【作用】したがって、まず、請求項１乃至請求項４に係
る発明の清掃装置においては、作業具が清掃装置本体幅
に対して、突出することができるように構成されている
ので、清掃装置本体が進入することの出来ない場所に作
業具を進入させて、清掃作業を行なうことができる。

【００１８】さらに、作業具の位置を清掃すべき床面に
対して垂直方向に移動させることができるので、床面に
凹凸がある場合にも、作業具を床面に常に接触させてお
くことができる。

【００１９】また、請求項５に係る発明の清掃装置に於
いては、汚水吸い取り装置の吸い取り口を作業具に設け
ているので、作業具の移動にともなって汚水吸い取り装
置の吸い取り口も同時に移動し、作業具において使用さ
れた洗浄汚水を吸い取ることができる。

【００２０】さらに、請求項６に係る発明の清掃装置に
於いては、作業具に従動車輪を設けて、清掃面を床面に
対し概略垂直にすることができるので、作業具の回転ブ
ラシ又は回転パッドの交換と作業具の移動を容易に行な
うことができる。

【００２１】

【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図１及び図２は、本発明の第１の実施例に
係る発明の清掃装置の正面図及び側面図を示している。

【００２２】同図に示すように、車輪１１を有し、清掃
すべき床面を移動可能な清掃装置本体１２の外側面に
は、駆動アーム１３が回転可能に支持されている。駆動
アーム１３は、断面Ｌ型の形状であって、一端側に回転
軸ａの一端側が固定され、回転軸ａの他端側は、清掃装
置本体１２内部に固定されている軸受け１４によって回
転可能に支持されている。

【００２３】この回転軸ａは、清掃装置本体１２内に設
けられたモータ（図示せず）によって回転するように構
成され、モータを回転させることにより駆動アーム１３
を回転軸ａの回りに回転するように構成されている。

【００２４】また、駆動アーム１３の他端側には、従動
アーム１５の一端が、回転軸ｂにより回転可能に連結さ
れている。さらに、駆動アーム１３のほぼ中央位置に
は、ピン挿入穴１８が形成され、清掃装置本体１２の側
面に所定間隔を存して設けられているピン挿入穴１６
に、ピン１７を挿入することができるように構成され、
ピン１７とピン挿入穴１６，１８によって固定装置が構
成される。

【００２５】上記従動アーム１５の他端には、回転軸ｃ
により回転可能に作業具１９の支持部が連結されてい
る。この場合、回転軸ｃは、回転軸ａ及び回転軸ｂに対
し平行に設けられている。

【００２６】つまり、作業具１９は、回転軸ｃ回りに回
転することができるように、すなわち、清掃すべき床面
に対して上下動することができるように、回転軸ｃにて
支持されている。

【００２７】また、図２に示すように、作業具１９に
は、清掃装置本体１２と対向する側に汚水吸い取り装置
の吸い取り口２０が、リンク２１ａ，２１ｂにより上下
動可能に設けられている。

【００２８】さて、係る構成に於いて、今、固定装置に
ピン１７が挿入されていない状態で、回転軸ａに連結さ
れているモータにより、駆動アーム１３を回転軸ａの回
りに紙面反時計方向に回転させると、駆動アーム１３に
接続されている従動アーム１５を介し、作業具１９が清
掃装置本体１２に対して紙面右方向に移動する。

【００２９】この場合、従動アーム１５に作業具１９が
回転可能に連結されているので、作業具１９は常に床面
に接触した状態を保つ。逆に、駆動アーム１５を紙面時
計方向に回転させると、作業具１９は清掃装置本体１２
に対して紙面左方向に移動する。

【００３０】上記駆動アーム１３を清掃装置本体１２に
対し、ピン１７を挿入穴１６，１８に挿入して固定装置
により固定すると、作業具１９は、清掃装置本体１２の
進行方向に対して左右方向への移動は制限されるが、従
動アーム１５が回転軸ｂ回りに回転することにより、作
業具１９は清掃装置本体１２に対し上下方向に移動す
る。

【００３１】また、それぞれの回転軸が、清掃装置本体
１２の進行方向に対して、前後方向に設けられているた
め、作業具１９は清掃装置本体１２の進行方向に対して
前後方向の向き、すなわち、ピッチング方向の傾きが規
制される。

【００３２】なお、汚水吸い取り装置２０の吸い取り口
は、作業具１９に上下動可能に支持されているため、作
業具１９の移動に伴なって汚水吸い取り装置２０の吸い
取り口も同時に移動し、作業具１９において使用された
洗浄汚水を吸い取ることができる。

【００３３】次に、図１に示すように、壁面２２が窪ん
でおり、清掃装置本体１２が進入することのできない箇
所における床面の清掃を行なう場合について考える。同
図に示すように、この状態に於いては、壁面２２が窪ん
でいることによって、清掃装置本体１２が壁面２２と干
渉し、壁面２２の窪んでいる箇所の床面に作業具１９を
進入させることができない。

【００３４】そこで、モータにより回転軸ａを回転させ
ることにより駆動アーム１３を回転させ、作業具１９を
清掃装置本体１２に対して、左または右方向に移動させ
るとともに、駆動アーム１３を、固定装置１８にピン１
７を挿入することにより清掃装置本体１２に固定し、作
業具１９を清掃装置本体１２の側面より左または右方向
に突出させた状態にする。

【００３５】このような動作を行なうことによって、作
業具１９のみを清掃装置本体１２が進入不可能な床面に
進入させて、清掃作業を行なわさせることが可能とな
る。また、床面に凹凸がある場合にも、従動アーム１９
が回転軸ｃ回りに回転することにより、作業具１９が上
下に移動するので、作業具１９を常に清掃すべき床面に
接触させておくことができる。

【００３６】また、作業具１９は、回転軸ｃの左右方向
の軸回りに傾くことが規制されているため、清掃装置本
体１２が前後方向に移動した際、作業具１９が清掃装置
本体１２の進行方向に対して、前後方向に移動する（ピ
ッチング方向が変位する）ことを防ぐことができる。

【００３７】更に、作業具１９が、床面に対しほぼ平行
を保つため、作業具１９の片当たりを防ぎ、床面に対し
均等な圧力で作業具１９を接触させることができる。ま
た、駆動アーム１３を回転させ、作業具１９を回転軸ａ
の真下近くに位置させることにより、清掃装置の全幅を
清掃装置本体１２の幅に抑えることができる。

【００３８】このため、ドア等の出入口により作業具１
９の全幅を規制される場所においても清掃装置１９を移
動させることができる。更に、汚水吸い取り装置２０の
汚水吸い取り口を、清掃装置本体１２の進行方向前側に
設けられている作業具１９に対して進行方向後方に配置
することにより、常に作業具１９によって使用された洗
浄水を汚水吸い取り装置２０にて吸い取らせることがで
きる。

【００３９】また、図３に示すように、駆動アーム１３
と従動アーム１５を回転させ、作業具１９を床面に対し
垂直にし、この状態を維持するように清掃装置本体１２
で支持するとともに、従動車輪２２が床面に接触するよ
うに、作業具１９に従動車輪２２を設けることにより、
回転ブラシまたは回転パッドの交換と作業具１９の移動
を容易に行うことができる。

【００４０】なお、図１〜図３に示す実施例の変形例と
して、清掃装置本体１２において、回転軸ａを回転駆動
させるために、回転軸ａに連結したモータに代えて、ア
クチュエータを設け、駆動アーム１３が、清掃装置本体
１２に対して回転軸ａ回りに固定可能なように、回転軸
ａに対しブレーキを設けても前述の場合と同様の効果を
得ることができる。

【００４１】次に、本発明の第２の実施例に係る清掃装
置について図４を参照して説明する。なお、図１と同一
部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは
異なる部分についてのみ述べる。

【００４２】すなわち、本発明の第２の実施例に係る清
掃装置に於いては、上述の実施例の変形例として、アー
ム受け２３ａ及びスライドアーム２３ｂで構成されるス
ライド機構を設ける。

【００４３】以下、このスライド機構について説明す
る。まず、清掃装置本体１２の外側面にアーム受け２３
ａの一端側を回転軸ｄによって、回転可能に支持する。

【００４４】このアーム受け２３ａの他端には、一端側
がアーム受け２３ａ内部を清掃装置本体１２に対して直
線的にスライドすることができるスライドアーム２３ｂ
が設けられている。

【００４５】このスライドアーム２３ａの他端側には、
回転軸ｅによって、作業具１９が回転可能に設けられて
いる。この場合、回転軸ｅは、スライドアーム２３ｂの
伸縮方向の軸回りの回転が規制されるように、回転軸ｄ
に対して平行に設けられている。

【００４６】上記スライドアームレール２３ａは、アー
ム受け２３ａに設けられた固定装置２４によって、ある
伸縮位置で固定されるように構成されている。次に、上
記のように構成した本発明の第２の実施例に係る清掃装
置の動作について説明する。

【００４７】まず、スライドアーム２３ｂが、固定装置
２４により固定されていない場合、アーム受け２３ａ中
をスライドすることにより、作業具１９は、清掃装置本
体１２の進行方向に対して左右方向に移動する。

【００４８】また、清掃すべき床面に凹凸がある場合で
あっても、作業具１９は、回転軸ｅによって回転軸ｅ回
りに回転可能なように連結されていることから、清掃す
べき床面に対して作業具を接触させた状態で上下方向に
移動することができる。

【００４９】したがって、このような構成を採用して
も、作業具１９を清掃装置本体１２の進入することので
きない箇所に進入させることができるので、上述の実施
例と同様の効果をえることができる。

【００５０】また、スライドアーム２３ｂを伸縮駆動可
能にするアクチュエータを設けるとともに、任意の伸縮
位置で固定することが可能なブレーキを設けても前述の
場合と同様の効果を得ることができる。

【００５１】次に、本発明の第３の実施例に係る清掃装
置について図５を参照して説明する。なお、図４と同様
に、図１と同一部分には同一符号を付してその説明を省
略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。

【００５２】すなわち、本発明の第３の実施例に係る清
掃装置に於いては、清掃装置本体１２の外側面に床面に
対してほぼ平行にスライドレール２５を取り付け、この
スライドレール２５に沿って、左右方向にリンク支持体
２６がスライドすることができるように配したスライド
機構を設ける。

【００５３】このリンク支持体２６には、スライドレー
ル２５に対してリンク支持体を固定することができる固
定装置２７が設けられている。一方、リンク支持体２６
の他端には、リンク２８の一端が回転軸ｆによって、回
転軸ｆの回りに回転可能なように連結されている。

【００５４】また、リンク２８の他端は、作業具１９
に、回転軸ｆと平行に設けられた回転軸ｄによって、回
転軸ｄの回りに回転可能なように連結する。このような
構成を採用しても、スライドレール２５上をリンク支持
体２６が、スライドすることにより、清掃装置本体１２
が進入することが出来ない箇所に作業具１９を進入させ
て清掃作業を行なうことができるので、上述の場合と同
様の効果を得ることができる。

【００５５】

【発明の効果】以上詳記したように、本発明に係る清掃
装置によれば、清掃装置本体が進入不可能な場所に於け
る床面の清掃を行なうことが可能な清掃装置を提供する
ことが可能になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施例に係る清掃装置の正面
図。

【図２】同実施例に於ける清掃装置の側面図。

【図３】同実施例に於ける清掃装置の作業具を傾けた状
態を示す図。

【図４】本発明の第２の実施例に係る清掃装置の正面
図。

【図５】本発明の第３の実施例に係る清掃装置の正面
図。

【図６】従来の清掃装置の構成を示す側面図。

【図７】従来の清掃装置の構成を示す正面図。

【符号の説明】

１１…車輪、１２…清掃装置本体、１３…駆動アーム、
１４…軸受け、１５…従動アーム、１６…挿入穴、１７
…ピン、１８…挿入穴、１９…作業具、２０…吸い取り
口、２１ａ，２１ｂ…リンク、２２…壁面、２３ａ…ア
ーム受け、２３ｂ…スライドアーム、２４…固定装置、
２５…スライドレール、２６…リンク支持体、２７…固
定装置、２８…リンク。

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 清掃すべき床面を移動可能な清掃装置本
   体と、 この清掃装置本体の外側面に一端側が回転可能に支持さ
   れた駆動アームと、 この駆動アームの他端側に一端側が回転可能に連結され
   た従動アームと、 この従動アームの他端側に回転可能に連結され前記床面
   に洗浄水を滴下した状態で前記床面に接触して清掃を行
   なう作業具と、 前記清掃装置本体に設けられ前記作業具によって清掃さ
   れた後の汚水を吸い取るための汚水吸い取り装置と、 前記作業具により清掃を行なう際、前記清掃装置本体の
   外側面の所定位置に前記駆動アームを固定し、前記駆動
   アームと前記従動アームの角度を所望の値に保持する固
   定装置と、 を備えたことを特徴とする清掃装置。
2. 【請求項２】 清掃すべき床面を移動可能な清掃装置本
   体と、 この清掃装置本体側面に一端側が回転可能に支持された
   アーム受けと、 このアーム受けに一端側がスライド可能に設けられたス
   ライドアームと、 このスライドアームの他端側に回転可能に連結され、前
   記床面に洗浄水を滴下した状態で前記床面に接触して清
   掃を行なう作業具と、 前記清掃装置本体に設けられ前記作業具によって清掃さ
   れた後の汚水を吸い取るための汚水吸い取り装置と、 前記作業具により清掃する際に前記アーム受けを前記清
   掃装置本体の外側面に固定し、前記スライドアームの突
   出長さを所望の値とする固定装置と、 を備えたことを特徴とする清掃装置。
3. 【請求項３】 清掃すべき床面を移動可能な清掃装置本
   体と、 この清掃装置本体の外側面に前記床面に対してほぼ平行
   に設けられたスライドレールと、 このスライドレール上に一端側をスライド可能に支持す
   るリンク支持体と、 このリンク支持体の他端側に一端側が回転可能に連結さ
   れたリンクと、 このリンクの他端側に回転可能に連結され前記床面に接
   触して清掃を行なう作業具と、 前記清掃装置本体に設けられ前記作業具によって清掃さ
   れた後の汚水を吸い取るための汚水吸い取り装置と、 を備えたことを特徴とする清掃装置。
4. 【請求項４】 前記駆動アーム、前記スライドアーム、
   前記リンク支持体のいずれかを電動機又はアクチュエー
   タによって駆動可能なように構成したことを特徴とする
   請求項１乃至請求項３いずれか１項記載の清掃装置。
5. 【請求項５】 前記汚水吸い取り装置の吸い取り口を前
   記作業具に取り付けたことを特徴とする請求項１乃至請
   求項３いずれか１項記載の清掃装置。
6. 【請求項６】 前記作業具に固定式またはキャスタ式の
   従動車輪を設け、床面を清掃しないとき前記作業具の清
   掃面を床面に対し概略垂直になるように前記従動車輪に
   よって支持するように構成したことを特徴とする請求項
   １乃至請求項３いずれか１項記載の清掃装置。