JPS643725Y2 - - Google Patents

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JPS643725Y2
JPS643725Y2 JP1981160936U JP16093681U JPS643725Y2 JP S643725 Y2 JPS643725 Y2 JP S643725Y2 JP 1981160936 U JP1981160936 U JP 1981160936U JP 16093681 U JP16093681 U JP 16093681U JP S643725 Y2 JPS643725 Y2 JP S643725Y2
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brush
cleaning
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frame
cleaning brush
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JP1981160936U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、バスや鉄道車輛等の大型車輛に用い
て著効な車体洗滌装置に係り、特に、平行リンク
機構を介して洗滌ブラシを懸吊した台車の任意対
数を往復動可能に支承のブラシ用レールを備えた
走行フレームを、上下に配設した一対の直状レー
ルで支持し、これらを関連せしめて往復動可能に
案内することによつて、簡易に設置しえて、か
つ、省スペースとした車輛洗滌装置に関する。
一般に、上記大型車輛の車体洗滌には、所定位
置に停止させた該車輛の前後面及び左右側面を、
門型の走行フレームを二条のレール上を走行させ
ることにより、該走行フレームに懸吊した洗滌ブ
ラシで洗滌するいわゆる門型自走式洗滌装置が使
用されている。
ところが、この種門型自走式洗滌装置は走行フ
レームが門型となつており、走行フレームを走行
させるレールを二条必要とする等で、該レールの
敷設工事には多大の費用と労力を要するものとな
つており、特に大型車輛用の洗滌装置では無視で
きないことで、かつ、設置占有面積も著しく大き
くならざるを得ない。
また、この種洗滌装置は、車輛の前後面を洗滌
する際、取付フレームに懸吊した洗滌ブラシをそ
の中央部から外側へ向かつて移動させて行なわれ
るので、その中央部には洗滌できない場所が生
じ、そこにゴミ等が集積し易く、完全な洗滌がし
難いものとなつている。
よつて、建築構造物の梁下に洗滌ブラシを車輛
等の周囲を周回させて洗滌させるべく、走行用レ
ールを付設してなる洗滌装置が開発され、その周
囲をくまなく洗滌すべく形成されている。
しかし、車輛等の周囲を周回させるため、走行
用レールを付設する建築構造物も頗る大きいもの
となつて、前記門型自走式の洗滌装置と同様、設
置に費用と手間を著しく要し、かつ、設置占有面
積も極めて大きいものとなつている。
そこで、本考案は従来の車体洗滌装置に関し生
じている上記問題点に鑑み、洗滌ブラシを平行リ
ンク機構を介して懸吊した台車を往復動可能とし
たブラシ用レールと、これの一端に設けた支柱に
よつて鉤型状の走行フレームとなし、かつ、前記
支柱に沿うべく敷設したレールで案内して往復動
可能としたものであつて、前記走行フレームと、
洗滌ブラシを懸吊した台車を関連せしめて移動し
うべくなしたので、構造が簡単であり、よつて、
設備に要する費用や手間を軽減でき、設置占有面
積も縮小でき、さらには、台車と走行フレームと
を有機的に作動せしめることにより、とりわけ平
行リンク機構によつて車輛の前・後部の凹凸にも
容易に沿わしめて洗滌を可能とし、かつ、車輛の
周囲を完全に洗滌できるものであつて、バスや鉄
道車輛等の大型車輛の洗滌に用いて著効な車体洗
滌装置を提供することを目的としてなされたもの
である。
この目的を達成するため、水平方向に配設され
た一対のブラシ用レールを、垂直方向に配設され
た支柱へ一体に設けて鉤型状の走行フレームを形
成し、該走行フレームの支柱上下に配設の直状軌
道部で案内された該走行フレームを該直状軌道部
に沿つて往復動自在となし、かつ、前記一対のブ
ラシ用レール上へ平行リンク機構を介し、かつ、
回動自在の洗滌ブラシを該走行フレームの移動方
向鉛直面へ揺動自在に懸吊した台車を往復動自在
に配設し、該洗滌ブラシを回転すると共に、前記
走行フレームを往復動せしめて車両外周面を洗滌
しうべくなした車輛の車体洗滌装置を要旨とする
ものである。
なお、ここで鉤型状とは垂直に立設した支柱と
これより水平状に突設したブラシ用レールにより
形成される逆L字形状のことを指称するものであ
る。
以下、上記した本考案の要旨をさらに明確にす
るため、本考案の一実施例を挙げ、図面に基づき
説明する。
本考案に係る車体洗滌装置は、走行フレーム
1、軌道部2、台車3a,3b及び洗滌ブラシ4
a,4bとからなり、走行フレーム1が軌道部2
を移動し、かつ、走行フレーム1を移動する台車
3a,3bよりリンク機構34を介して懸吊した
洗滌ブラシ4a,4bによつて、車輛Bを洗滌可
能となつている。
すなわち、走行フレーム1は二本の支柱11の
下方にモータ等の駆動部121と、これによりチ
エン等を介して駆動される車輪122を有する駆
動機構12が配設され、かつ、該支柱11の上方
にはこれより直交状に一対のブラシ用レール13
が突設されると共に適宜梁部材131で保持され
て、鉤型状に形成されている。
なお、該ブラシ用レール13間には後記台車3
a,3bが往復動可能になつており、また、前記
支柱11上方のブラシ用レール13と反対側に支
持ブラケツト14が突設され、これに軸支された
案内ローラ141が、該走行フレーム1の一側に
隣接された軌道部2の上部レール21b内を転動
するようになつており、かつ、該走行フレーム1
が軌道部2を移動する際、揺れることなく円滑に
往復動できるよう、一対の支持ローラ15が上部
レール21bに当接すべく走行フレーム1に設け
られ、該支持ローラ15と前記案内ローラ141
とで上部レール21bの一側壁を対向状に挟圧し
て転動するようになつている。
軌道部2は、柱部材22を所望数立設し、これ
に該柱部材22の下方に、前記走行フレーム1の
車輪122が転動する直状の下部レール21a
と、該柱部材11の上方に前記案内ローラ141
及び支持ローラ15が転動する直状の上部レール
21bとを固設することによつて形成され、前記
走行フレーム1を安全に支持し、かつ、車輛B一
側に沿つて往復動自在となつている。
台車3a,3bは方形状に連結されたフレーム
部31に、モータ等を内装した駆動部32により
転動する一対の駆動ローラ33a、及びこれにつ
れて転動する一対の従動ローラ33bを備え、前
記ブラシ用レール13上を往復動可能に形成され
ると共に、第1図に示す如く該フレーム部31よ
り回動自在に垂下され、かつ、走行フレームの移
動方向鉛直面へ揺動自在とした平行リンク機構3
4を介して、洗滌ブラシ4a,4b及びこれの回
転駆動用のモータ41が懸吊されている。
なお、上記駆動部121,32及びモータ41
はそれぞれ適宜の図示しないリミツトスイツチあ
るいは光電スイツチ等により始動、停止するよう
になつている。
上記のように本考案装置は、洗滌ブラシ4a,
4bをブラシ用レール13に沿つて往復動可能と
した鉤型状の走行フレーム1を形成するので、そ
の一側にのみ軌道部2を設ければよく、よつて、
極めて簡易に設置できると共に設置占有面積を極
めて小さいものとでき、さらに、レールの敷設さ
れていない側方が通路として利用できる至便なも
のである。
また、その使用に際しても各種洗滌方法を随意
に行なえるものであり、次に、その一使用例を第
5図以下に従い説明する。
まず、走行フレーム1は軌道部2の一端(第5
図の左端)に位置しており、駆動部121の駆動
によりこの位置から右方向へ移動し、車輛Bの前
面へ洗滌ブラシ4aが当接するとリミツトスイツ
チ(下部レール21aあるいは上部レール21b
または洗滌ブラシ4a等適宜箇所に付設すればよ
い)が作動する。そして、前記駆動部121が停
止すると共に台車3aの駆動部が起動し、該台車
3aが第5図実線矢印方向へブラシ用レール13
上を移動し、該台車3aに懸吊された洗滌ブラシ
4aで車輛Bの前面を洗滌する。
なお、洗滌ブラシ4aが平行リンク機構により
懸吊されていて、かつ、走行フレーム1の移動方
向へ揺動自在となつているので、車輛Bの前・後
部面には通常凹凸が多いけれど容易になじんで押
圧状として有効に洗滌をなしうる。
ついで、該洗滌ブラシ4aが第6図実線位置に
達すると、ブラシ用レール13等に適宜取付けら
れたリミツトスイツチが作動し、台車3aの駆動
部32を停止させると共に走行フレーム1の駆動
部121が起動する。したがつて、該走行フレー
ム1は軌道部2に沿つて第6図実線方向へ移動
し、車輛Bの両側面それぞれを洗滌ブラシ4a,
4bで洗滌する。
つぎに、走行フレーム1が第7図実線位置に達
すると、適宜のリミツトスイツチがこれを感知
し、該走行フレーム1の駆動部121を停止させ
ると共に、台車3aの駆動部32が起動して該台
車3aを実線矢印方向へ移動させ、車輛Bの後面
を、洗滌ブラシ4aで洗滌する。
なお、該車輛Bの後面も前記した前面と同様洗
滌ブラシ4aが有効に当接して、洗滌効果の高い
ものとなる。
しかし、このような洗滌ブラシ4a,4bを一
方向へ移動させただけの洗滌では、車輛Bの凹凸
により、洗滌ブラシ4a,4bの毛先が届かず、
ブラシングがされない洗滌の不完全な箇所を生ず
るので、前記と逆の方向、すなわち第5〜7図そ
れぞれに示す波線矢印方向へ台車3a、あるいは
走行フレーム1を走行、移動させることにより、
洗滌ブラシ4a,4bが前後、左右両側面をくま
なく往復動してこれをブラシングするので、完全
な洗滌を可能とする。
なお、本実施例では洗滌ブラシ4aで車輛Bの
前後面及び右側面をブラシングし、洗滌ブラシ4
bで左側面をブラシングして洗滌する方法につい
て説明したが、これは本考案の一使用方法を例示
したもので、例えば、洗滌ブラシ4aで右側面の
みを、洗滌ブラシ4bで前後面及び左側面をブラ
シング洗滌してもよいことは申すまでもなく(こ
のような洗滌方法の場合、一方の台車にのみ駆動
機構が付設されておればよく、必ずしも両方の台
車に設ける必要はなく、さらに、台車そのものに
駆動部を設けずに、他より遠隔作動を可能として
もよい)、また、洗滌ブラシを走行フレームに一
個懸吊する場合には、車輛Bの周囲を周回させて
ブラシング洗滌することも可能であり、さらに、
洗滌ブラシを三個懸吊し、そのうちの一個を前後
面専用とし、他の二個をそれぞれ左、右側面専用
としてブラシング洗滌させれば、より効果的な洗
滌を可能とする等、洗滌ブラシ等の懸吊数等にも
合わせ、随時洗滌方法は変更しうるものである。
このように、本考案は鉤型状の走行フレームが
一側に隣接した軌道部を往復動可能に形成されて
おればよく、走行フレームに懸吊する洗滌ブラシ
の個数や懸吊構造、あるいは各駆動部の具体的構
造や、起動手段等は本考案の要旨を逸脱しない範
囲において、それぞれ任意に定められてよいので
ある。
以上説明した如く、本考案は洗滌ブラシを走行
フレームの移動方向鉛直面へ揺動自在な平行リン
ク機構を介して懸吊した台車を案内して、それぞ
れ往復動可能とした鉤型状の走行フレームを、そ
の一端側に配設の支柱上下に敷設した直状軌道部
の上・下部レールで案内して往復動させる構造と
したので、レールを一端側に設ければよく、した
がつて構造が簡易となつて設備に要する費用や手
間を著しく軽減することができ、かつ、設置占有
面積も極めて小さいものとなつて通路等を別に設
ける必要がなく、車輛の出入を容易とし、さら
に、種々の洗滌ブラシを懸吊した台車と、走行フ
レームの移動とを関連せしめて有機的に作動可能
としたので、種々の洗滌方法を随意に選定し、車
輛の周囲とりわけ凹凸の多い前・後部をも完全に
洗滌することが可能となる等、従前のバスや鉄道
車輛等の大型車輛用の車体洗滌装置に関し生じて
いた既述の問題点が極めて簡易かつ効果的に解決
されるので、本考案によつてもたらされる実益は
頗る大きいといわざるを得ない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案車輛の車体洗滌装置の一実施例を
示したもので、第1図は要部を示す斜視図、第2
図は第1図におけるX−X線拡大断面図、第3図
は第2図におけるZ−Z線断面図、第4図は第1
図におけるY−Y線拡大断面図、第5図ないし第
7図は洗滌方法の一例を示すもので、第5図は車
輛の前面を洗滌する作用状態の要部を示す平面
図、第6図は車輛の両側面を洗滌する作用状態の
要部を示す平面図、第7図は車輛の後面を洗滌す
る作用状態の要部を示す平面図である。 1……走行フレーム、11……支柱、13……
ブラシ用レール、21a……下部レール、21b
……上部レール、34……リンク機構、4a,4
b……洗滌ブラシ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水平方向に配設された一対のブラシ用レール
    を、垂直方向に配設された支柱へ一体に設けて鉤
    型状の走行フレームを形成し、該走行フレームの
    支柱上下に配設の直状軌道部で案内された該走行
    フレームを該直状軌道部に沿つて往復動自在とな
    し、前記一対のブラシ用レール上へ平行リンク機
    構を介し、かつ、回動自在の洗滌ブラシを該走行
    フレームの移動方向鉛直面へ揺動自在に懸吊した
    一対の台車を往復動自在に配設し、該洗滌ブラシ
    を回転すると共に、前記走行フレームを往復動せ
    しめて車輛外周面を洗滌しうべくなしたことを特
    徴とする車輛の車体洗滌装置。
JP16093681U 1981-10-28 1981-10-28 車輌の車体洗滌装置 Granted JPS5865168U (ja)

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JP16093681U JPS5865168U (ja) 1981-10-28 1981-10-28 車輌の車体洗滌装置

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JPS5865168U JPS5865168U (ja) 1983-05-02
JPS643725Y2 true JPS643725Y2 (ja) 1989-02-01

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JP16093681U Granted JPS5865168U (ja) 1981-10-28 1981-10-28 車輌の車体洗滌装置

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JP2770712B2 (ja) * 1993-08-09 1998-07-02 株式会社ダイフク 洗車機
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JPS5865168U (ja) 1983-05-02

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