JPH088884Y2 - トーンホイール取付構造 - Google Patents

トーンホイール取付構造

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JPH088884Y2
JPH088884Y2 JP1989035941U JP3594189U JPH088884Y2 JP H088884 Y2 JPH088884 Y2 JP H088884Y2 JP 1989035941 U JP1989035941 U JP 1989035941U JP 3594189 U JP3594189 U JP 3594189U JP H088884 Y2 JPH088884 Y2 JP H088884Y2
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Japan
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hub
wheel
tone wheel
tone
mounting
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JP1989035941U
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JPH02125805U (ja
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宏志 森
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Subaru Corp
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Fuji Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、アンチロックブレーキ装置用の車輪速度セ
ンサを構成するトーンホィールを、車輪軸に固定された
ハブのフランジ部の内面側に取付けるトーンホィール取
付構造に関する。
【従来の技術】
近年、自動車にはアンチロックブレーキ装置が装備さ
れる傾向にある。このアンチロックブレーキ装置は、各
車輪の回転速度を検出し、その回転速度の情報に基づき
制動液圧の減圧,加圧制御を行うものであり、各車輪の
回転速度を検出する手段としては、等間隔の凹凸歯が円
周上に形成されて車輪と一体に回転するトーンホィール
と、このトーンホィールの凹凸歯に近接して不動部材に
固定され、トーンホィールの回転に伴ないその凹凸歯の
通過数に応じたパルス信号を発するセンサ本体とからな
る車輪速度センサが一般に使用されている(例えば特開
昭62−218259号公報参照)。 ここで、前記トーンホィールは、車輪軸のジョイント
部に取付けるのが一般的であつたが、走行中に土砂や泥
水が飛び跳ねて付着し易く、しかも車輪軸の剛性の影響
を受け易い等の問題があり、その改善が望まれていた。 そこで、トーンホィールを車輪軸に固定されるハブの
フランジ部の内面側に取付け、走行中の土砂や泥水等の
外乱の影響を受けないようにしたものが提案されてい
る。
【考案が解決しようとする課題】
ところで、ハブのフランジ部の内面側にトーンホィー
ルを単に取付けただけの構造では、ハブを回転自在に支
持するハウジングにブレーキ装置を固定しているブレー
キ取付ボルトが上記フランジ部に覆われ、またハブのフ
ランジ部に装着された複数のハブボルトがトーンホィー
ルによって覆われてしまう。 このため、ブレーキ取付ボルトの締め付け作業やハブ
ボルトの交換作業を行うには、アクスル組立て体毎取外
し、ハブを車輪軸から引き抜くなどの工数が必要とな
る。しかもブレーキ取付ボルトの締付け交換作業は時間
がかかるため、多大な工数を要し、コスト高になる等の
問題がある。 本考案は、これらの問題点を課題として提案されたも
ので、トーンホィールをハブのフランジ部の内面側に取
付けた構造のものでありながら、ブレーキ取付ボルトの
締付け作業およびハブボルトの交換作業が容易に行える
トーンホィール取付構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本考案は、車輪軸と同芯状の
筒部を有し、この筒部の外方にてブレーキ装置をブレー
キ取付ボルトにより固定しているハウジングと、上記車
輪軸に固定されてハウジングの筒部に回転自在に支持さ
れ、該筒部の外端部側に位置する外周のフランジ部にそ
の内面側から挿入されて外面側に突出する等間隔に設け
られた複数のハブボルトが装着されているハブとを備
え、このハブ外周のフランジ部の内面側にはフランジ部
の外径とほぼ同じ外形を有し、車輪速度センサを構成す
るリング状のトーンホィールを複数の取付ボルトにより
固定するトーンホィール取付構造において、上記ハブの
フランジ部には上記ブレーキ取付ボルト用の作業孔及び
上記取付ボルト用の複数のボルト挿通孔を設け、上記ト
ーンホィールには上記取付ボルト用の複数のネジ孔を設
けると共に、上記トーンホィールの内径と上記ハウジン
グの筒部の外径との半径寸法差は、上記ハブのフランジ
部の外径とトーンホィールの内径との半径寸法差と略同
等以上に設定したことを手段としている。
【作用】
このような手段を採用した本考案によるトーンホィー
ル取付構造では、ハブのフランジ部に設けた各ボルト挿
通孔にフランジ部外面側から挿通した各取付ボルトをト
ーンホィールのネジ孔にねじ込むことで、トーンホィー
ルがハブ外周のフランジ部の内面側に取付けられる。 ここで各取付ボルトを取り外してハブのフランジ部か
らトーンホィールを分離し、トーンホィールをハウジン
グの筒部の外周に内接させると、トーンホィールの内周
一部はハブのフランジ部の外周に臨み、作業孔やハブボ
ルトが干渉せず露出可能となる。
【実施例】
以下、本考案の一実施例を添付の図面に基づいて具体
的に説明する。 第1図は一実施例によるトーンホィール取付構造およ
びその周囲の構造を示す断面図であり、図中、符号1は
車輪軸、符号2は図示省略した変速機の動力を車輪軸1
へ伝達する等速ジョイントを示している。また符号3は
車輪軸1にスプライン結合して嵌合されるハブ、符号4
は車輪軸1の先端に螺合してハブ3を車輪軸1に抜け止
め固定するアクスルナット、符号5は車輪軸1と同芯状
の筒部5aを有するハウジング、符号6はハウジング5の
筒部5aにハブ3を回転自在に支持している軸受をそれぞ
れ示している。 ここで前記ハウジング5の筒部5aの外方部分には、ブ
レーキ装置7がブレーキ取付ボルト8を介して固定され
ている。また前記ハブ3の外周にはハウジング5の筒部
5aの外端部側に位置してフランジ部3aが一体形成され、
このフランジ部3aが上記ブレーキ取付ボルト8を覆い隠
している。 ここで、第2図ないし第3図に示すように、前記ハブ
3のフランジ部3aの外周部内面(裏面)側には、車輪速
度を検出するリング状のトーンホィール9が円周上に等
ピッチ間隔で配設された複数の取付ボルト10,10,…を介
して取付けられている。そしてこれらの取付ボルト10,1
0,…間に位置して円周上に等ピッチ間隔で配置された各
ハブボルト11,11,…は、上記フランジ部3aの内面(裏
面)側から挿入されて外面(表面)側に突出し、その頭
部が上記トーンホィール9に係合して押えられており、
これらの各ハブボルト11が貫通することで、ディスクロ
ータ12がフランジ部3aの外面側に嵌装されて締付け固定
されるようになつている。 前記トーンホィール9は、第3図に拡大して示すよう
に、ハブ3のフランジ部3aの外周部内面(裏面)側に形
成された外径インロー部3bに嵌合する内径インロー部9a
を有することでフランジ部3aの外周部内面(裏面)に接
合して同芯状に位置決めされている。そしてこのトーン
ホィール9の外面(接合面)側には、前記各取付ボルト
10,10,…がねじ込まれる複数のネジ孔9bが形成され、ま
た反対の内面側には信号発生源となる凹凸歯9cが円周方
向に連続形成されている。 一方、前記フランジ部3aには、各取付ボルト10が挿入
される複数のボルト挿通孔3cが形成されており、各取付
ボルト10がフランジ部3aの外面側から各ボルト挿通孔3c
に挿入されてトーンホィール9の各ネジ孔9bにねじ込ま
れることで、トーンホィール9がハブ3のフランジ部3a
内面側に固定されている。 また、前記ハブ3のフランジ部3aには、前記ブレーキ
装置7をハウジング5に固定するブレーキ取付ボルト8
を締付けるためのソケットレンチ等の工具が挿入される
作業孔13が穿設されている。 前記作業孔13は、フランジ部3aの外周部において、任
意の2つの取付ボルト10,10の間に位置するハブボルト1
1と反対側の対称位置に穿設されるもので、この作業孔1
3に対応して、上記2つの取付ボルト10,10の頭部を収容
する座ぐり孔14,14が取付ボルト10に対してフランジ部3
aの中心側に偏心して大きく形成されており、これらの
座ぐり孔14,14と作業孔13とがバランスすることで、フ
ランジ部3aの回転バランスがとられるようになつてい
る。 ここで前記トーンホィール9の内径Dtは、ハウジング
5の筒部5aの外径Dkより大きく設定されており、第2図
のようにフランジ部3aから分離されたトーンホィール9
がハウジング5の筒部5aの外周に内接した状態では、ト
ーンホィール9はその内周の一部がフランジ部3aの外周
部近傍に臨んで作業孔13や各ハブボルト11と干渉しない
ようになつている。即ち、トーンホィール9の内径Dtと
ハウジング5の筒部5aの外径Dkとの半径寸法差は、ハブ
3のフランジ部3aの外径とトーンホィールの内径Dtとの
半径寸法差と略同等かそれ以上に設定されている。 次いで、このように構成された一実施例のトーンホィ
ール取付構造につき、その作用を説明する。 まず、第1図に示す状態からブレーキ装置7のブレー
キ取付ボルト8の締付け作業およびハブボルト11の交換
作業を行なう場合には、図示しない車輪を取外した後、
ハブ3のフランジ部3aの外面側よりトーンホィール取付
用の各取付ボルト10を外し、フランジ部3aの内面側に固
定されたトーンホィール9を分離する。 次に、第2図に示すように、前記トーンホィール9を
フランジ部3aに対し偏心してずらし、ハウジング5の筒
部5aの外周に内接させる。そうすることで、トーンホィ
ール9はその内周の一部がフランジ部3aの外周部近傍に
臨むのであり、フランジ部3aに形成した作業孔13あるい
はハブボルト11の頭部がトーンホィール9と干渉せずに
露出可能となる。そこで、作業対象となるブレーキ取付
ボルト8に作業孔13の位置を合わせ、ソケットレンチ等
の所定の工具によりブレーキ取付ボルト8の取外し、締
付け作業を行ない、あるいは作業対象となるハブボルト
11を交換する。 そして作業が終了した後は、再びトーンホィール取付
用の各取付ボルト10,10を用いてトーンホィール9をハ
ブ3のフランジ部3aに固定する。
【考案の効果】
以上説明したとおり本考案によれば、ハブのフランジ
部の外面側からの作業によつてトーンホィールをハブの
フランジ部内面側に着脱することができ、フランジ部か
ら分離したトーンホィールをハウジングの筒部の外周に
内接させることで、トーンホィールの内周一部をハブの
フランジ部の外周に臨ませてフランジ部に形成された作
業孔やフランジ部に装着されたハブボルトを干渉せずに
露出可能とすることができるので、アクスル組立て体を
取外したりせずに車載状態のまま、ブレーキ取付ボルト
の取外し、締付け作業やハブボルトの交換作業を簡単に
行うことができ、大幅な作業工数の低減とコスト低減を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例によるトーンホィール取付構
造及びその付近の構造を示す断面図、 第2図は第1図の右側面図、 第3図は第2図のIII−III断面図、 第4図は第2図のIV−IV断面図である。 1……車輪軸、3……ハブ、3a…フランジ部、3b……外
径インロー部、3c……ボルト挿通孔、5……ハウジン
グ、5a……筒部、7……ブレーキ装置、8……ブレーキ
取付ボルト、9……トーンホィール、9a……内径インロ
ー部、9b……ネジ孔、9c……凹凸歯、10……取付ボル
ト、11……ハブボルト、13……作業孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輪軸と同芯状の筒部を有し、この筒部の
    外方にてブレーキ装置をブレーキ取付ボルトにより固定
    しているハウジングと、上記車輪軸に固定されてハウジ
    ングの筒部に回転自在に支持され、該筒部の外端部側に
    位置する外周のフランジ部にその内面側から挿入されて
    外面側に突出する等間隔に設けられた複数のハブボルト
    が装着されているハブとを備え、このハブ外周のフラン
    ジ部の内面側にはフランジ部の外径とほぼ同じ外径を有
    し、車輪速度センサを構成するリング状のトーンホィー
    ルを複数の取付ボルトにより固定するトーンホィール取
    付構造において、 上記ハブのフランジ部には上記ブレーキ取付ボルト用の
    作業孔及び上記取付ボルト用の複数のボルト挿通孔を設
    け、上記トーンホィールには上記取付ボルト用の複数の
    ネジ孔を設けると共に、 上記トーンホィールの内径と上記ハウジングの筒部の外
    径との半径寸法差は、上記ハブのフランジ部の外径とト
    ーンホィールの内径との半径寸法差と略同等以上に設定
    したことを特徴とするトーンホィール取付構造。
JP1989035941U 1989-03-28 1989-03-28 トーンホイール取付構造 Expired - Lifetime JPH088884Y2 (ja)

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JP1989035941U JPH088884Y2 (ja) 1989-03-28 1989-03-28 トーンホイール取付構造

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JPH02125805U JPH02125805U (ja) 1990-10-17
JPH088884Y2 true JPH088884Y2 (ja) 1996-03-13

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6148367U (ja) * 1984-09-03 1986-04-01
JPH0543306Y2 (ja) * 1987-05-19 1993-11-01
JPS647003U (ja) * 1987-07-02 1989-01-17

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02125805U (ja) 1990-10-17

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