JP2520987Y2 - 車輪及びブレーキディスクの取付構造 - Google Patents

車輪及びブレーキディスクの取付構造

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JP2520987Y2 JP1989101688U JP10168889U JP2520987Y2 JP 2520987 Y2 JP2520987 Y2 JP 2520987Y2 JP 1989101688 U JP1989101688 U JP 1989101688U JP 10168889 U JP10168889 U JP 10168889U JP 2520987 Y2 JP2520987 Y2 JP 2520987Y2
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brake disc
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wheel hub
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Description

【考案の詳細な説明】 A.考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は、自動車において、ナックルにベアリングを
介して回転自在に支承されるホイールハブ外端のフラン
ジに車輪及びブレーキディスクをボルト結合した、車輪
及びブレーキディスクの取付構造に関する。
(2) 従来の技術 従来、かゝる取付構造では、ホイールハブのフランジ
外側面にブレーキディスクを挟んで車輪を重合し、これ
らブレーキディスク及び車輪を共通のボルトで前記フラ
ンジに結着させている(例えば、実公昭62-1762号公報
参照)。
(3) 考案が解決しようとする課題 従来の上記構造では、車輪及びブレーキディスクの取
付けに共通のボルトが使用されているため、車輪に対す
る大なる締付力が必然的にブレーキディスクに波及し、
その結果、ブレーキディスクには、制動時のジャダー現
象等の原因となる歪みが発生することがある。
そこで斯かる問題を解決するために、例えば実開昭57
-174159号公報に開示される如く、ホイールハブ外周に
突設したフランジの内側面に環状のブレーキディスク
を、また同フランジの外側面に車輪をそれぞれ個別にボ
ルト結合することにより、車輪に対するボルト締付力が
ブレーキディスクに波及しないようにしてブレーキディ
スクの歪みを防止し、且つブレーキディスクを単体で整
備点検又は交換し得るようにしたものが既に提案されて
いるが、この提案のものでは、ブレーキディスクが特に
上記フランジの内側面に結合されるため、ホイールハブ
をベアリングを介してナックルに支持させたままの状態
でブレーキディスクを脱着しようとしてもナックル等が
邪魔となって不可能であり、即ち、ブレーキディスクの
脱着作業を行う場合には、ホイールハブとナックルとを
その相互間に存するベアリング部において互いに分離す
る必要があるが、このようなベアリング部における分離
作業は容易でないばかりか、ベアリング自体に無理な力
を及ぼしてそれを破損させてしまう虞れがある。
本考案は、かゝる事情に鑑みなされたもので、ホイー
ルハブ外周のフランジの内側面にブレーキディスクを取
付けるようにしても、ブレーキディスクの着脱作業を簡
単且つ的確に行い得るようにした、車輪及びブレーキデ
ィスクの取付構造を提供することを目的とする。
B.考案の構成 (1) 課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本考案によれば、ナックル
にベアリングを介して回転自在に支承されるホイールハ
ブの外周にフランジを突設し、このフランジの内側面に
環状のブレーキディスクを、また同フランジの外側面に
車輪をそれぞれ個別にボルト結合した、車輪及びブレー
キディスクの取付構造において、前記ナックルは、前記
ホイールハブの外周をベアリングを介して支承するハブ
ホルダと、このハブホルダに分離可能に結合されるアー
ム集合体とから分割構成され、前記ブレーキディスクに
は、該ディスクをその回動軸線方向に貫通して前記フラ
ンジとブレーキディスク間および前記アーム集合体とハ
ブホルダ間の分離時に該ハブホルダの通過を許容する内
孔が設けられる。
(2) 作用 上記構成によれば、ホイールハブ外周のフランジの内
側面にブレーキディスクが、またその外側面に車輪がそ
れぞれ個別にボルト結合されるので、ブレーキディスク
は単体で整備点検又は交換可能となり、また車輪に対す
る大なる締付力がブレーキディスクに波及しない。しか
も、ブレーキディスクは、その取付に最適な締付力をも
ってホイールハブに固着されるので、その締付力による
ブレーキディスクの歪みは極めて少ない。
またブレーキディスクの脱着に際して、該ディスクと
ホイールハブ間、及びナックルのハブホルダとアーム集
合体間をそれぞれ分離すれば、ハブホルダ及びホイール
ハブ間にベアリングを正規にセットしたままの状態で
(即ちハブホルダ及びホイールハブ間をベアリング部に
おいて特別に分離しなくても)ブレーキディスクのハブ
ホルダ通過が可能となる。このため、ブレーキディスク
を上記フランジ内側面にボルト結合するにも拘わらず、
ブレーキディスクのホイールハブへの脱着作業をナック
ルに干渉されずに極めて容易に行うことができ、しかも
そのディスク脱着作業に際してはベアリングに無理な力
が作用することはないからベアリングが破損する虞れは
ない。
(3) 実施例 以下、図面により本考案の一実施例について説明す
る。
第1図はフロントエンジン・フロントドライブ式自動
車における前輪及びブレーキディスクの取付構造、特に
左側用を示す縦断背面図であり、右側用は左側用と対称
的であるから、図示を省略する。
図示しないパワーユニットから駆動される車輪駆動軸
1の外端に等速ジョイント2を介してアクスル3が連結
され、このアクスル3にホイールハブ4がスプライン嵌
合されてナット5で固着される。
ホイールハブ4はその外周面をベアリング6を介して
ナックル7に回転自在に支承される。
前記ベアリング6はホイールハブ4の外周面に圧入嵌
合されるインナレース8と、それを囲繞するアウタレー
ス9と、この両レース8,9間に介装される多数のボール1
0とから構成される。
また第1図及び第2図に示すように、前記ナックル7
は、上記アウタレース9と一体化されたハブホルダ11
と、公知の懸架装置S及びステアリング機構(図示せ
ず)に連結されるアーム集合体12とに二分されており、
ハブホルダ11の外周にアーム集合体12のボス12aが嵌合
されると共に、ハブホルダ11の外端部外周に形成された
フランジ11aに上記ボス12aが四本のボルト13で固着され
る。
ハブホルダ11のフランジ11aは、四本のボルト13との
螺合部を半径方向外方へ突出させて星形をなしている。
前記ホイールハブ4は外端部外周にフランジ4aを一体
に備えており、このフランジ4aの内側面には、環状のブ
レーキディスク14内周部に形成された内向きフランジ14
aが四本のボルト15で固着される。この内向きフランジ1
4aは、四本のボルト15で固着される。この内向きフラン
ジ14aは、四本のボルト15との螺合部を半径方向内方へ
突出させて、その内孔16をハブホルダ11のフランジ11a
の輪郭に対応した星型にしており、且つその内孔16は上
記フランジ11aが通過し得る大きさに形成されている。
前記ボルト15の頭部15aは、ホイールハブ4のフラン
ジ4a外側面に形成された凹部17に受容される。
ホイールハブ4のフランジ4aには、その外側面に軸部
を突出させる四本のボルト18が植設されており、これら
ボルト18は、前記フランジ4aの外側面に重合される車輪
19のホイールディスク20の取付孔21を貫通するようにな
っており、これらボルト18の突出端にホイールナット22
を螺合緊締することにより車輪はホイールハブ4に固着
される。
尚、第1図中、23はブレーキディスク14と協働して車
輪19に制動力を与える周知のブレーキキャリパで、前記
アーム集合体12に支持される。
次にこの実施例の作用を説明する。
ホイールディスク20及びブレーキディスク14はホイー
ルハブ4のフランジ4aの外側面及び内側面にボルト18及
びホイールナット22、並びにボルト15でそれぞれ個別に
結合されるので、ホイールナット22のホイールディスク
20に対する締付力はブレーキディスク14には影響しな
い。したがって、その締付力を充分に増大させて車輪19
をホイールハブ14に強力に取付けることができる。
一方、ブレーキディスク14に対するボルト15の締付力
は、ホイールディスク20を全く考慮せず、ブレーキディ
スク14の取付に最適な値に設定し得るので、ブレーキデ
ィスク14の歪みを実質上無視し得る程度の抑えることが
可能となる。
ブレーキディスク14の着脱に際しては、先ずボルト13
を外してハブホルダ11からアーム集合体12を分離すると
共に、ナット5を弛めてホイールハブ4をアクスル3よ
り引き抜くようにする。これにより、ハブホルダ11及び
ホイールハブ4間にベアリング10を正規にセットしたま
まの状態で(即ちベアリング10のインナレース8内周面
とホイールハブ4外周面との圧入嵌合部を特別に分断し
なくても)、ナックル7のアーム集合体12より、ホイー
ルハブ4、車輪19、ブレーキディスク14及びハブホルダ
11を纏めて分離することができ、この分離状態でボルト
15を弛めてホイールハブ4のフランジ4aよりブレーキデ
ィスク14を切り離すと、該ディスク14の内孔16にハブホ
ルダ11を通過させつつ該ディスク14をホイールハブ4よ
り簡単に取り外すことができる。かくして、ブレーキデ
ィスク14が上記フランジ4aの内側面に取付けられるにも
拘わらず、ブレーキディスク14のホイールハブ4への脱
着作業をナックル7に干渉されずに極めて容易に行うこ
とができるから、メンテナンス性が頗る良好であり、し
かもそのディスク脱着作業に際してはベアリング10に無
理な力が加わらず破損の心配がないから、ベアリング10
の継続使用が可能となる。
尚、車輪19のホイールハブ4に対する脱着は、ホイー
ルナット22を操作することにより、それ単独で行うこと
ができる。
C.考案の効果 以上のように本考案によれば、ブレーキディスクの脱
着に際して、該ディスクとホイールハブ間、及びナック
ルのハブホルダとアーム集合体間をそれぞれ分離すれ
ば、ハブホルダ及びホイールハブ間にベアリングを正規
にセットしたままの状態で(即ちハブホルダ及びホイー
ルハブ間をベアリング部において特別に分離しなくて
も)ブレーキディスクのハブホルダ通過が可能となるの
で、ブレーキディスクを単体で点検整備又は交換可能と
する等のために該ディスクを上記フランジ内側面にボル
ト結合するにも拘わらず、ブレーキディスクのホイール
ハブへの脱着作業をナックルに干渉されずに極めて容易
に行うことができてメンテナンス性が頗る良好であり、
しかもそのディスク脱着作業に際してはベアリング破損
の心配がないから、ベアリングの継続使用が可能とな
り、コスト節減に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は自動車
における左側の前輪及びブレーキディスクの取付部の縦
断背面図、第2図はその要部の分解斜視図である。 4……ホイールハブ、4a……そのフランジ、6……ベア
リング、7……ナックル、11……ハブホルダ、11a……
そのフランジ、12……アーム集合体、13……ボルト、14
……ブレーキディスク、15……ボルト、16……内孔、18
……ボルト、19……車輪、20……ホイールディスク、22
……ホイールナット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ナックル(7)にベアリング(6)を介し
    て回転自在に支承されるホイールハブ(4)の外周にフ
    ランジ(4a)を突設し、このフランジ(4a)の内側面に
    環状のブレーキディスク(14)を、また同フランジ(4
    a)の外側面に車輪(19)をそれぞれ個別にボルト結合
    した、車輪及びブレーキディスクの取付構造において、 前記ナックル(7)は、前記ホイールハブ(4)の外周
    をベアリング(6)を介して支承するハブホルダ(11)
    と、このハブホルダ(11)に分離可能に結合されるアー
    ム集合体(12)とから分割構成され、前記ブレーキディ
    スク(14)には、該ディスク(14)をその回動軸線方向
    に貫通して前記フランジ(4a)とブレーキディスク(1
    4)間および前記アーム集合体(12)とハブホルダ(1
    1)間の分離時に該ハブホルダ(11)の通過を許容する
    内孔(16)が設けられたことを特徴とする、車輪及びブ
    レーキディスクの取付構造。
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