JPH08270693A - 車両用ホイールハブ構造 - Google Patents

車両用ホイールハブ構造

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JPH08270693A
JPH08270693A JP7012295A JP7012295A JPH08270693A JP H08270693 A JPH08270693 A JP H08270693A JP 7012295 A JP7012295 A JP 7012295A JP 7012295 A JP7012295 A JP 7012295A JP H08270693 A JPH08270693 A JP H08270693A
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JP
Japan
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hub
wheel
rotor
disc
flange portion
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JP7012295A
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Hikari Tsuchiya
光 土屋
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロータ径方向に小型化する。 【構成】 ホイールハブ14は、円筒状のハブ本体16
を備えている。ハブ本体16のインボード側にはディス
クロータとして機能するロータ部20が半径方向へ一体
に延出されている。さらに、ハブ本体16にはロータ部
20に対して軸線方向に所定距離隔てた位置からディス
クホイール36の取付面として機能するフランジ部22
が半径方向へ一体に形成されている。これにより、ホイ
ールハブ14まわりの構成がロータ径方向に小型化され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に用いられるホイ
ールハブ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のディスクブレーキ装置におけるハ
ブまわりの構成の一例として、両者別個独立に構成され
たホイールハブと制動力発生用のディスクロータとを締
結具で固定し、更にホイールハブとディスクホイールと
をハブボルト及びハブナットで固定するものがある。こ
の種の構造による場合、ホイールハブとディスクロータ
とが別個独立に構成されているため、部品点数が増加す
ると共に重量増加、組付工数増加等を招き、更には車両
走行中におけるディスクロータの振れ精度の確保が困難
になるという不具合が生じる。
【0003】そこで、このような不具合を解消すべく、
ホイールハブとディスクロータとを一体化することが考
えられる。この種の構成の一例が実開昭58−1086
19号公報に開示されており、以下に簡単に説明する。
【0004】図5に示されるように、この公報に開示さ
れた軸受ユニット100では、断面略ハット形状の内輪
102と、この内輪102の外周部にベアリング104
を介して配置された外輪106と、を備えている。さら
に、内輪102は、軸芯部に配置されたホイールハブ部
108と、このホイールハブ部108から半径方向へ延
出されたディスクロータ部110と、を含んで構成され
ている。すなわち、この軸受ユニット100では、ホイ
ールハブ部108とディスクロータ部110とが一体に
構成されて内輪102を成している。
【0005】ディスクロータ部110の外周所定部位に
はディスクキャリパ112が配設されており、更にディ
スクキャリパ112内の一対のブレーキパッド114が
ディスクロータ部110に近接配置されている。また、
内輪102におけるホイールハブ部108とディスクロ
ータ部110との境界部には断面略コ字形の凸部116
が形成されており、この凸部116にはハブボルト11
8が圧入されている。そして、このハブボルト118に
車輪のディスクホイール120が当接状態で配置され、
この状態でハブボルト118の貫通端部に図示しないハ
ブナットが螺合されるようになっている。
【0006】従って、上記構成によれば、ホイールハブ
部108とディスクロータ部110とが一体に構成され
ているため、前述した車両走行中におけるロータの振れ
等の不具合は生じない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に開示された構成による場合、ディスクロータ部11
0の制動面とハブボルト118(即ち、ディスクホイー
ル120の取付部)とがロータ径方向に並んで配置され
る構成であるため、ロータ外径を短くすることが困難で
ある。すなわち、比較的小径のホイールに対して本構造
を適用することは困難である。更に別言すれば、この構
造は、ホイール径がPCD(複数のハブボルト118を
通る円の直径)よりも十分に大きい場合にしか成立せ
ず、ホイール径やPCDに制約がある場合には成立しな
い可能性がある。
【0008】本発明は上記事実を考慮し、ロータ径方向
に小型化することができる車両用ホイールハブ構造を得
ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、車輪の軸芯部
に配置される円筒状のハブ本体の外周所定位置から半径
方向へ延出され、ブレーキ作動時における制動面を構成
するロータ部と、このロータ部に対してハブ本体の回転
軸線方向へ所定距離だけ隔てた位置から半径方向へ延出
され、タイヤを保持するディスクホイールの取付面を構
成するフランジ部と、をハブ本体に一体に設けた、こと
を特徴としている。
【0010】
【作用】本発明によれば、ブレーキ作動時における制動
面を構成するロータ部とタイヤを保持するディスクホイ
ールの取付面を構成するフランジ部とが、ハブ本体に一
体に設けられているだけでなく、ハブ本体の回転軸線方
向へ所定距離だけ離間している。つまり、ロータ部とフ
ランジ部とが並列に配置されている。このため、車両の
ホイールハブまわりの構成がロータ径方向に短くなり、
小型化される。
【0011】なお、本発明によれば、ロータ部とフラン
ジ部とがハブ本体に一体に設けられているため、車両走
行時におけるロータ振れ精度も向上される。
【0012】
【実施例】
〔第1実施例〕以下、図1を用いて、本発明の第1実施
例について説明する。なお、本図において示される矢印
UPは上方側を示しており、矢印INはインボード側を
示している。
【0013】この図に示されるように、車輪10の軸芯
部にはスピンドル12(二点鎖線図示)が配置されてお
り、このスピンドル12の外周部にホイールハブ14が
配置されている。ホイールハブ14は円筒状のハブ本体
16を備えており、このハブ本体16の内周面とスピン
ドル12の外周面との間にはアンギュラローラベアリン
グである一対のホイールベアリング18が介在されてい
る。従って、ホイールハブ14は、スピンドル12回り
に回転自在とされている。
【0014】上述したホイールハブ14は、先に説明し
た円筒状のハブ本体16の他に、ロータ部20とフラン
ジ部22とを備えている。より具体的に説明すると、ハ
ブ本体16の外周部インボード側には、ディスクロータ
として機能する円板状のロータ部20が半径方向へ一体
に延出されている。なお、ロータ部20の両側には各々
ブレーキパッドであるアウタパッド24及びインナパッ
ド26がそれぞれ近接した状態で配置されており、ブレ
ーキ作動時になるとディスクキャリパ28(二点鎖線図
示)内のピストンに押圧されてアウタパッド24の摩擦
材が先にロータ部20の外側面に圧接され、続いてその
際の反力を受けてディスクキャリパ28のシリンダボデ
ィーがスライドして反対側のインナパッド26をロータ
部20の内側面に圧接させるようになっている。すなわ
ち、このロータ部20の外周部外側面及び外周部内側面
が制動面を構成している。
【0015】一方、ハブ本体16の外周部アウトボード
側には、ロータ部20に対してハブ本体16の回転軸線
方向へ所定距離だけ隔てた位置から円板状のフランジ部
22が半径方向へ一体に延出されている。フランジ部2
2の外径寸法は、ロータ部20の外径寸法よりも短く半
分程度とされている。そして、ロータ部20とフランジ
部22とは、それらの基端部から所定距離だけ隔たって
おり、それぞれの面は相対向している。
【0016】フランジ部22の周方向には所定の間隔で
複数の貫通孔30が形成されている。なお、貫通孔30
の径方向の形成位置は、フランジ部22の延出方向中間
部付近とされている。このフランジ部22の貫通孔30
へはハブボルト32がインボード側から圧入されてい
る。なお、ハブボルト32の先端部はフランジ部22か
ら突出しており、周面には雄ねじが形成されている。こ
れに対応して、前述したロータ部20には、ハブボルト
32の軸線上(挿入軌跡上)となる位置に作業孔34が
形成されている。この作業孔34の径寸法はハブボルト
32の頭部の径寸法よりも大径とされている。
【0017】上述したフランジ部22の外側には、タイ
ヤの軸芯部に装着されてこれを保持するディスクホイー
ル36が配置されている。ディスクホイール36には、
ハブボルト32と周方向に対応する位置に貫通孔38が
形成されている。そして、フランジ部22から突出する
ハブボルト32へ貫通孔38が貫通されており、この状
態でハブボルト32の先端部にハブナット40が螺合さ
れている。これにより、ディスクホイール36がホイー
ルハブ14のフランジ部22に取り付けられている。す
なわち、フランジ部22は、ディスクホイール36の取
付面を構成している。
【0018】以下に、ディスクホイール36のホイール
ハブ14への取付手順の説明を通して、本実施例の作用
を説明する。
【0019】ホイールハブ14が組付けられる以前の状
態で、ホイールハブ14のフランジ部22にハブボルト
32が圧入される。ハブボルト32の圧入作業は、以下
の要領で行われる。まず、ハブボルト32をロータ部2
0の作業孔34内へインボード側から挿入させる。な
お、作業孔34の外径寸法はハブボルト32の頭部の外
径寸法よりも大径とされているので、容易にこの作業を
行うことができる。そして、ハブボルト32を作業孔3
4から挿入させた後、ホイールハブ14のフランジ部2
2の貫通孔30内へハブボルト32を圧入させる。圧入
作業が完了すると、ハブボルト32の先端部がフランジ
部22から突出した状態にある。
【0020】上記のハブボルト圧入作業が終了してホイ
ールハブ14が組付けられた後、ディスクホイール36
の組付作業が行われる。すなわち、ホイールハブ14の
フランジ部22から突出しているハブボルト32とディ
スクホイール36の貫通孔38とを周方向に位置決めし
た後、ディスクホイール36をアウトボード側からイン
ボード側へ押し込む。これにより、ディスクホイール3
6の貫通孔38内へハブボルト32が相対的に進入し、
ホイールハブ14のフランジ部22にディスクホイール
36が当接した状態になる。その後、ハブナット40を
ハブボルト32の先端部に螺合させる。この結果、ディ
スクホイール36がホイールハブ14のフランジ部22
にこれを取付座として組付けられる。
【0021】このように本実施例では、ホイールハブ1
4を構成する円筒状のハブ本体16にディスクロータと
して機能するロータ部20とディスクホイール36の取
付面として機能するフランジ部22とを一体に設け、更
に両者をハブ本体16の回転軸線方向へ隔てて配置した
ので、ホイールハブ14を含む全体をロータ径方向に短
くして小型化することができる。このため、ホイール径
やPCDに制約がある車両に対しても、十分に適用可能
である。
【0022】また、本実施例によれば、ホイールハブ1
4のロータ部20に作業孔34を形成したので、フラン
ジ部22にハブボルト32を圧入させることが可能とな
る。すなわち、ハブボルト締結方式ではなく、ハブナッ
ト締結方式を採ることが可能となる。このため、ディス
クホイール36の組付時にその貫通孔38を対応するハ
ブボルト32に挿入させることで、ディスクホイール3
6を仮置きすることができる。従って、タイヤ交換時等
における作業者の作業労力を軽減することができる。
【0023】さらに、本実施例によれば、ディスクロー
タとして機能するロータ部20に作業孔34を形成した
ので、この作業孔34がロータ部20の通気孔として機
能する。このため、ロータ部20の冷却性(放熱性)を
向上させることができ、ブレーキ性能を向上させること
ができる。なお、ロータ部20をホイールハブ14の一
部として構成したことからロータ部20の表面積も増加
し、この点もロータ部20の冷却性(放熱性)の向上に
寄与している。
【0024】さらにまた、本実施例によれば、ロータ部
20に作業孔34を設けたことで、ホイールベアリング
18付近のグリース使用環境(温度)の面でも有利とな
り、即ち高温環境下とならず、グリース寿命並びにホイ
ールベアリング18の寿命を向上させることができる。
【0025】また、本実施例によれば、前述した如く、
ハブ本体16とロータ部20及びフランジ部22とが一
体に構成されているため、ロータ部20をフランジ部2
2と別個独立に構成する場合に比し、車両走行時におけ
るロータ振れ精度を向上させることができる。
【0026】なお、本実施例では、作業孔34をロータ
部20の基端部に設けたが、これに限らず、ハブボルト
32の挿入軌跡上にロータ部20の制動面が位置されて
いるような場合には、当該制動面に作業孔34を設けて
もよい。この場合、アウタパッド24やインナパッド2
6の摩擦材が作業孔34の周縁部によって削られること
がないように、作業孔34の端部周縁の形状をテーパ状
にするなどの工夫を施すのが好ましい。 〔第2実施例〕次に、図2及び図3を用いて、本発明の
第2実施例について説明する。なお、第1実施例と同一
構成部分については同一番号を付してその説明を省略す
る。
【0027】図2には図1同様にホイールハブ構造の断
面図が示されており、又図3にはその正面図が示されて
いる。これらの図に示されるように、この実施例では、
ロータ部20に作業孔34が設けられていた第1実施例
とは異なり、ロータ部20は無孔とされている。
【0028】一方、フランジ部22には、第1実施例の
ような単なる円形の貫通孔30を設けるのではなく、ダ
ルマ形状の開口42が90度間隔で形成されている。す
なわち、フランジ部22には、大径孔42A及びこの大
径孔42Aに一部重合する形で形成された小径孔42B
から成る開口42が形成されている。大径孔42Aの径
寸法は、ハブボルト32の頭部32A(二点鎖線で図
示)の外径寸法よりも若干大きく設定されている。ま
た、小径孔42Bの径寸法は、ハブボルト32の軸方向
中間部32B(平滑周面部)の外径寸法に一致されてい
る。従って、小径孔42Bをハブボルト32の頭部32
Aが通過することはできない。
【0029】次に、本実施例の作用を説明する。まず、
ホイールハブ14のフランジ部22の大径孔42A内へ
ハブボルト32を頭部32A側から挿通させる。このと
きの作業は、アウトボード側から行われる。次いで、ハ
ブボルト32の軸方向中間部32Bを径方向外側(図3
の矢印P方向)へ移動させる。これにより、ハブボルト
32の軸方向中間部32Bが小径孔42B内へ圧入され
る。なお、この際、ハブボルト32の頭部32Aのフラ
ンジ部22側の平面部をフランジ部22のインボード側
の面に沿わせながら(ガイドとして用いながら)、作業
を行う。ハブボルト32の圧入作業が完了した状態で
は、ハブボルト32の軸方向先端部32Cのみがフラン
ジ部22から突出した状態にある。その後は、前述した
第1実施例と同様にディスクホイール36を仮置きし
て、ハブナット40(図2及び図3では図示省略)をハ
ブボルト32の軸方向先端部32Cに螺合させればよ
い。
【0030】従って、本実施例によっても、第1実施例
と同様に、ディスクロータとして機能するロータ部20
とディスクホイール36の取付面として機能するフラン
ジ部22とがハブ本体16に一体に設けられ、更に両者
がハブ本体16の回転軸線方向へ隔てて配置されている
ので、ホイールハブ14を含む全体をロータ径方向に短
くして小型化することができる。このため、ホイール径
やPCDに制約がある車両に対しても、十分に適用可能
である。
【0031】また、本実施例によれば、大径孔42A及
び小径孔42Bより成る開口42をフランジ部22に形
成したので、ハブボルト32の圧入が可能となる。すな
わち、ハブボルト締結方式ではなく、ハブナット締結方
式を採ることが可能となる。従って、タイヤ交換時等に
おける作業者の作業労力を軽減することができる。
【0032】さらに、本実施例によれば、ディスクロー
タとして機能するロータ部20自体は無孔とされている
が、フランジ部22にダルマ形状の開口42を形成した
ので、この開口42によってもロータ部20に対する通
気性能向上に寄与することができる。このため、ロータ
部20の冷却性(放熱性)を向上させることができ、ブ
レーキ性能を向上させることができる。なお、ロータ部
20をホイールハブ14の一部として構成したことから
ロータ部20の表面積も増加し、この点もロータ部20
の冷却性(放熱性)の向上に寄与している。
【0033】さらにまた、本実施例によれば、フランジ
部22に開口42を設けたことで、ホイールベアリング
18付近のグリース使用環境(温度)の面でも有利とな
り、即ち高温環境下とならず、グリース寿命並びにホイ
ールベアリング18の寿命を向上させることができる。
【0034】また、本実施例によれば、ハブ本体16と
ロータ部20及びフランジ部22とが一体に構成されて
いるため、ロータ部20をフランジ部22と別個独立に
構成する場合に比し、車両走行時におけるロータ振れ精
度を向上させることができる。 〔第3実施例〕次に、図4を用いて、本発明の第3実施
例について説明する。なお、第1実施例と同一構成部分
については同一番号を付してその説明を省略する。
【0035】図4に示されるように、この実施例では、
ホイールハブ14のフランジ部22に貫通孔30を形成
する代わりに、タップによる雌ねじ44が形成されてい
る。そして、この雌ねじ44にハブボルト32をアウト
ボード側から螺入させることにより、フランジ部22に
ディスクホイール36が組付けらている。従って、ハブ
ナット40は使用しない構造となっている。なお、ロー
タ部20の基部側は途中でクランクされてハブ本体16
に接続されている。
【0036】従って、この実施例による場合、第1実施
例におけるタイヤ交換時等における作業者の作業労力軽
減効果、ブレーキ性能向上効果、グリース等の寿命向上
効果は得られないが、ハブ本体16にロータ部20とフ
ランジ部22とが回転軸線方向に隔てて一体に設けられ
ていることから、ホイールハブ14を含む全体をロータ
径方向に小型化してホイール径やPCDに制約がある車
両に対する適用の自由度を高めることができ、又車両走
行時におけるロータ振れ精度を向上させるという効果は
得られる。
【0037】なお、請求項1記載の本発明を、「車輪の
軸芯部に配置される円筒状のハブ本体の外周所定位置か
ら半径方向へ一体に延出され、ブレーキ作動時における
制動面を構成するロータ部と、このロータ部に対してハ
ブ本体の回転軸線方向へ所定距離だけ隔てた位置から半
径方向へ一体に延出され、タイヤを保持するディスクホ
イールの取付面を構成するフランジ部と、このフランジ
部とディスクホイールとを所定位置で締結する締結具
(「ハブボルト32」がこれに相当)と、ロータ部又は
フランジ部に設けられ、締結具を所定位置に案内するた
めの作業孔(「作業孔34」又は「大径孔42A」がこ
れに相当)と、を有する」ことを特徴とした場合には、
請求項1記載の本発明の作用・効果の他に、タイヤ交換
時等における作業者の作業労力軽減効果、ブレーキ性能
向上効果、グリース等の寿命向上効果が得られる。
【0038】また、請求項1記載の本発明を、「車輪の
軸芯部に配置される円筒状のハブ本体の外周所定位置か
ら半径方向へ延出され、ブレーキ作動時における制動面
を構成するロータ部と、このロータ部に対してハブ本体
の回転軸線方向へ所定距離だけ隔てた位置から半径方向
へ延出され、タイヤを保持するディスクホイールの取付
面を構成するフランジ部と、をハブ本体に一体に設け、
さらに、ロータ部におけるフランジ部とディスクホイー
ルとを締結する締結具の挿入軌跡上に、締結具よりも大
径とされた作業孔(「作業孔34」がこれに相当)を設
けた、」ことを特徴とした場合にも、請求項1記載の本
発明の作用・効果の他に、タイヤ交換時等における作業
者の作業労力軽減効果、ブレーキ性能向上効果、グリー
ス等の寿命向上効果が得られる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る車両用
ホイールハブ構造は、車輪の軸芯部に配置される円筒状
のハブ本体の外周所定位置から半径方向へ延出され、ブ
レーキ作動時における制動面を構成するロータ部と、こ
のロータ部に対してハブ本体の回転軸線方向へ所定距離
だけ隔てた位置から半径方向へ延出され、タイヤを保持
するディスクホイールの取付面を構成するフランジ部
と、をハブ本体に一体に設けたので、ロータ径方向に小
型化することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るホイールハブ構造を
示す断面図である。
【図2】本発明の第2実施例に係るホイールハブ構造を
示す断面図である。
【図3】図2に示されるホイールハブ構造の正面図であ
る。
【図4】本発明の第3実施例に係るホイールハブ構造を
示す断面図である。
【図5】従来のホイールハブ構造を示す断面図である。
【符号の説明】
10 車輪 14 ホイールハブ 16 ハブ本体 20 ロータ部 22 フランジ部 36 ディスクホイール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪の軸芯部に配置される円筒状のハブ
    本体の外周所定位置から半径方向へ延出され、ブレーキ
    作動時における制動面を構成するロータ部と、 このロータ部に対してハブ本体の回転軸線方向へ所定距
    離だけ隔てた位置から半径方向へ延出され、タイヤを保
    持するディスクホイールの取付面を構成するフランジ部
    と、 をハブ本体に一体に設けた、 ことを特徴とする車両用ホイールハブ構造。
JP7012295A 1995-03-28 1995-03-28 車両用ホイールハブ構造 Pending JPH08270693A (ja)

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JP7012295A JPH08270693A (ja) 1995-03-28 1995-03-28 車両用ホイールハブ構造

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