JPH0886033A - 間仕切壁構造 - Google Patents

間仕切壁構造

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JPH0886033A
JPH0886033A JP22340994A JP22340994A JPH0886033A JP H0886033 A JPH0886033 A JP H0886033A JP 22340994 A JP22340994 A JP 22340994A JP 22340994 A JP22340994 A JP 22340994A JP H0886033 A JPH0886033 A JP H0886033A
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JP
Japan
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partition wall
vertical
horizontal member
wall
frame
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JP22340994A
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English (en)
Inventor
Takashi Nakamura
孝 中村
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 間仕切壁周辺の壁や天井の損傷をできるだけ
抑え、以って間仕切壁の後付け及び取外しを容易に行な
えるようにする。 【構成】 間仕切壁1は、その下端を固定する下端固定
水平材11と、その上端を固定する上端固定水平材12
と、壁面材20を支持する垂直材13と、その垂直材1
3の上端を隙間14を設けて上端固定水平材12に固定
する取付部材15とにより組み立てられた内部骨組み構
造10の両面に壁面材20が貼設されてできている。下
端固定水平材11は床2の上面に釘等により止着され、
上端固定水平材12は天井板3の下面に釘等により止着
されている。垂直材13は、左右一対の縦芯材31a,
31b及び上下一対の横芯材32a,32bを略矩形状
に組んでなるフレーム30の縦芯材31a,31bであ
り、パネル構法によりプレファブ住宅を構築する際に一
般的に使用される壁パネルのフレームである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物における間仕切
壁の構造に関し、特に既存の建築物への後付け或は既設
の建築物からの取外しに対応した間仕切壁構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物、特に壁パネルを用いるプ
レファブ建築物における間仕切壁として、図7に示すよ
うに、間仕切壁100の上端100aが天井裏空間11
0に突出した構造のものが知られている。この構造で
は、間仕切壁100によって仕切られた二部屋の各天井
板111,112は、それぞれ間仕切壁100に向かっ
て伸び、両側の壁面100b,100cに突き当たって
終わりとなる。そして、天井板111,112と間仕切
壁100との境界には天井回り縁113が取り付けられ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構造の間仕切壁100では、以下のような不都合があ
った。即ち、既設の間仕切壁100を後に壊して、或は
取り外して二部屋をつなげようとすると、各部屋の天井
板111,112が一続きとなっていないことと、両天
井の間仕切壁周辺部分を壊す必要があることなどから、
間仕切壁100をなくしてから天井の施工を行なわなけ
ればならないのに加えて、その間仕切壁100と他の壁
との接合部分の工事もやり直さなければならない。ま
た、既存の建築物にあとから間仕切壁を取り付ける場合
にも、間仕切壁100を設ける周辺の天井を壊さなけれ
ばならないため、間仕切壁100を取り付けてから天井
の施工を行なう必要があり、大掛かりな工事となってし
まう。
【0004】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、間仕切壁周辺の壁や天井の損傷をできるだけ抑
え、以って後付け及び取外しを容易に行なえる間仕切壁
構造を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る間仕切壁構造は、請求項1記載の発明
のように、間仕切壁の上端を固定する上端固定水平材が
野縁の下に天井板を介して取り付けられ、一方、前記間
仕切壁の下端を固定する下端固定水平材が前記上端固定
水平材に対向して床に取り付けられており、前記間仕切
壁の壁面材を支持する複数の垂直材が少なくとも該壁面
材の幅寸法おきに並べられ、且つ該垂直材の上端が前記
上端固定水平材に取付部材を介して該上端固定水平材か
ら離間して固定されているとともに、前記垂直材の下端
が前記下端固定水平材上に載って固定され、さらに前記
垂直材の両面に前記壁面材が貼設されていることを特徴
とする。
【0006】この発明において、前記垂直材は、請求項
2記載の発明のように、縦横に芯材を組んでなる矩形状
をなすフレームの縦芯材であってもよいし、或は請求項
3記載の発明のように、一対の縦芯材の略中央同士を横
芯材で連結してなる略H字状をなすフレームの縦芯材で
あってもよい。その際、請求項4記載の発明のように、
前記フレームの幅は、前記壁面材の幅の半分であるとよ
い。
【0007】また、請求項5記載の発明のように、前記
フレームと前記上端固定水平材との間の隙間に、照明器
具、配線及び空調用ダクトなどが設けられるようになっ
ていてもよい。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明によれば、間仕切壁の上端
を固定する上端固定水平材が野縁の下に天井板を介して
取り付けられ、一方、間仕切壁の下端を固定する下端固
定水平材が上端固定水平材に対向して床に取り付けられ
ており、間仕切壁の壁面材を支持する複数の垂直材が少
なくともその壁面材の幅寸法おきに並べられ、且つ垂直
材の上端が上端固定水平材に取付部材を介してその上端
固定水平材から離間して固定されているとともに、垂直
材の下端が下端固定水平材上に載って固定され、さらに
垂直材の両面に壁面材が貼設されている構造としたた
め、既設の間仕切壁を後に取り払って間仕切壁で仕切ら
れていた二部屋をつなげる場合、間仕切壁の壁面材を取
り外し、取付部材及び垂直材を取り外し、上端固定水平
材及び下端固定水平材を取り外せばよいので、間仕切壁
の周辺の天井や他の壁を壊さずに済む。また、既存の建
築物にあとから間仕切壁を取り付ける場合にも、天井及
び床にそれぞれ上端固定水平材及び下端固定水平材を取
り付け、それら固定用の水平材に取付部材を用いて垂直
材を固定し、壁面材を取り付ければよいので、間仕切壁
を設ける周辺の天井を壊さずに済む。
【0009】そして、請求項2記載の発明のように、垂
直材が、縦横に芯材を組んでなる矩形状をなすフレーム
の縦芯材であれば、種々のパネルを組み合わせて建築物
を構築するパネル構法によるプレファブ住宅において使
用される一般的な壁パネルのフレームを流用することが
できるので、この間仕切壁専用の垂直材を新たに設けず
に済み、部品の共通化を図ることができる。
【0010】さらに、請求項3記載の発明のように、垂
直材が、一対の縦芯材の略中央同士を横芯材で連結して
なる略H字状をなすフレームの縦芯材であれば、縦芯材
同士を連結する横芯材の数が減って1本で済むので、材
料コストが下がる。
【0011】その際、請求項4記載の発明のように、フ
レームの幅が、壁面材の幅の半分であれば、フレームを
そのフレームの幅おきに設ければよいので、幅の狭いフ
レームで幅の広い壁面材を支持することができ、材料の
使用効率が良いのに加えて、壁面材の中央にも垂直材が
配置されるので、間仕切壁の強度が向上する。
【0012】また、請求項5記載の発明によれば、フレ
ームと上端固定水平材との間の隙間に、照明器具、配線
及び空調用ダクトなどが設けられるため、照明器具を設
けて間接照明とすることや、空調用ダクトを設けて空気
調和器(エアコンディショナー)の送り出す空気を他の
箇所に送ったり、ダクトとともに吹出口を設けて空気調
和器の送り出す空気を間仕切壁の上部から吹き出させる
ことによって室内の空気の流れの均一化を図ることもで
きる。また、照明器具に電源を供給する電線以外にも、
コンセント用の電線やテレビのアンテナ線や電話線など
を間仕切壁内の前記隙間を利用して配線することによ
り、コンセントやテレビ用のアンテナ端子や電話の接続
端子を間仕切壁の任意の位置に設けることができるの
で、コンセントやアンテナ端子や電話端子の位置による
家具配置の制限などの不都合が解消される。
【0013】
【実施例】本発明に係る間仕切壁構造の実施例を図1乃
至図6に基づき以下に説明する。図1は、本発明に係る
間仕切壁構造の一例の一部を透視した要部斜視図である
が、同図において、1は本発明の一例の間仕切壁、2は
床、3は天井板であり、間仕切壁1は、その下端が床2
に固定されるとともに、その上端が天井板3を介して野
縁4に固定されることにより、床2と天井板3との間に
設けられている。
【0014】間仕切壁1は、図1に示すように、その下
端を固定する下端固定水平材11と、その上端を固定す
る上端固定水平材12と、壁面材20を支持する垂直材
13と、その垂直材13の上端を隙間14を設けて上端
固定水平材12に固定する取付部材15とにより組み立
てられた内部骨組み構造10の両面に壁面材20が貼設
されてできている。
【0015】内部骨組み構造10は、図2に示すよう
に、床2の上面に図示しない釘等により止着された下端
固定水平材11と、その下端固定水平材11に対向して
天井板3の下面に図示しない釘等により止着された上端
固定水平材12との間に、垂直材13が設けられてお
り、それら下端固定水平材11及び上端固定水平材12
に垂直材13の下端及び上端がそれぞれ固定された構造
となっている。そして、垂直材13の上端は、L字状の
金具などでできた取付部材15を介することにより上端
固定水平材12から離間されており、垂直材13の上端
と上端固定水平材12の下面との間には前記の隙間14
が設けられている。
【0016】この隙間14は、間接照明用の照明器具の
取付スペースとして、或はその照明器具の電源コードや
コンセント用のコードやテレビのアンテナ線や電話線な
どの配線空間として利用される。また、隙間14に空調
用のダクトなどを通したり、空調用ダクトを介して他の
箇所に設けた空気調和装置の送風口に連通する吹出口を
設けてもよい。
【0017】垂直材13は、左右一対の縦芯材31a,
31b及び上下一対の横芯材32a,32bを略矩形状
に組んでなるフレーム30の縦芯材31a,31bであ
る。このフレーム30は、パネル構法によりプレファブ
住宅を構築する際に一般的に使用される壁パネルのフレ
ームである。即ち、このフレーム30は、特に図示しな
いが、縦横に芯材が組まれてなる略矩形状をなすフレー
ムの両面に面材を接合一体化した壁パネルのその面材を
除いたものである。そして、フレーム30の上端の固定
には上述したように取付部材15が用いられるが、フレ
ーム30の下端は下端横芯材32aを図示しない釘等に
より下端固定水平材11に止着することにより固定され
る。
【0018】フレーム30の丈は、床2から天井板3ま
での高さよりも、下端固定水平材11と上端固定水平材
12と前記隙間14を設ける分だけ低い。また、フレー
ム30の幅は、例えば壁面材20の幅の半分であり、一
方の縦芯材31aが隣り合う壁面材20,20同士の境
界に位置し、他方の縦芯材31bが壁面材20の中央に
位置して壁面材20を支持するようになっている(図4
参照)。
【0019】壁面材20は、合板や石膏ボードなど、壁
を造る際に通常使用される面材であり、その丈は床2か
ら天井板3までの高さに略等しく、その幅は特に限定し
ないが建築における単位長さである1モジュール長(例
えば、910mm)に等しい。従って、前記フレーム30
の幅は、例えば2分の1モジュール長(455mm)であ
る。この壁面材20は、図3に示すように、その下端が
床2の上面に当接するとともに、その上端が天井板3の
下面に略当接するように納められる。そして、床2上に
は仕上用床板材(フロアリング)やカーペットや畳など
の床仕上材5A,5Bが設けられる。天井板3は、予め
その下面に仕上げが施されていてもよいし、間仕切壁1
を設けた後に下面の露出部分にさらに仕上材を取り付け
るようになっていてもよい。なお、図1〜図3におい
て、6は釘である(図5及び図6においても同じ)。
【0020】また、この間仕切壁1と他の壁体7A,7
Bとの納まりを示した図4の部分平面断面図のように、
間仕切壁1の終端、即ち間仕切壁1と他の壁体7A,7
Bとの接合部分には、内部骨組み構造10の一部となる
補助垂直材16が設けられる。この補助垂直材16は、
壁体7A,7Bに固定される。ここでは、間仕切壁1が
丁度壁体7A,7Bの接続部分に突き合わされているた
め、補助垂直材16は、壁体7A,7Bの相互に突き付
けられてなる縦芯材7a,7bに壁面材7c,7dを介
して図示しない釘等で止着されている。
【0021】ここで、特に図示していないが、間仕切壁
1の内部には断熱材や遮音材などが設けられる。
【0022】上記構成の間仕切壁1は以下のようにして
造られる。先ず、床2上に下端固定水平材11を取り付
けるとともに、天井板3の下面に上端固定水平材12を
取り付ける。そして、下端固定水平材11上にフレーム
30を所定間隔おきに載せ、下端横芯材32aを下端固
定水平材11に止着する。また、フレーム30の上端を
取付部材15を用いて上端固定水平材12に固定する。
一方、他の壁体7A,7Bとの接合部分では、その壁体
7A,7Bに補助垂直材16を取り付ける。
【0023】しかる後、壁面材20をフレーム30及び
補助垂直材16に止着するが、その際、間仕切壁1内に
断熱材等を入れる。また、壁面材20で間仕切壁1の内
部空間を閉塞する前に、フレーム30と上端固定水平材
12との間の隙間14に照明器具を取り付けたり、電線
等を通したり、空調用ダクトを通したり、或は空気調和
装置に連結する吹出口を設けたりしておく。なお、隙間
14に照明器具などを取り付ける場合には、予め壁面材
20の対応部分を切断しておくか、または開口させてお
く。
【0024】最後に、床仕上材5A,5Bを取り付ける
とともに、幅木や天井回り縁を取り付け、さらに間仕切
壁1の壁面材20や他の壁体7A,7Bの壁面材7c,
7dや天井板3などに予め仕上げが施されていない場合
には、それらの仕上げを行なう。
【0025】このようにして取り付けられた間仕切壁1
は上述した取付手順と逆の手順で取り外される。先ず、
幅木や天井回り縁を取り外し、壁面材20を取り外す。
そして、間仕切壁1内の隙間14に照明器具などが取り
付けられている場合にはその照明器具などを取り外して
から、フレーム30及び補助垂直材16を取り外す。最
後に、下端固定水平材11及び上端固定水平材12を取
り外す。その後、必要があれば、床2や天井板3や他の
壁体7A,7Bなどの仕上げの損傷部分の修復を行な
う。例えば、下端固定水平材11や上端固定水平材12
や補助垂直材16を止着していた釘の穴を埋める。或
は、床2や天井板3や他の壁体7A,7Bなどの仕上げ
を再度行なってもよい。
【0026】上記実施例によれば、間仕切壁1は、床2
の上面及び天井板3の下面にそれぞれ下端固定水平材1
1及び上端固定水平材12が取り付けられ、それら水平
材11,12にそれぞれ垂直材13を有するフレーム3
0の上端及び下端が固定され、そのフレーム30に壁面
材20が取り付けられた構造となっているため、既設の
間仕切壁1を後に取り払って間仕切壁1で仕切られてい
た二部屋をつなげる場合、壁面材20、フレーム30、
下端固定水平材11及び上端固定水平材12を取り外せ
ばよいので、間仕切壁1の周辺の天井板3や他の壁体7
A,7Bを壊さずに済む。また、既存の建築物にあとか
ら間仕切壁1を取り付ける場合にも、床2及び天井板3
にそれぞれ下端固定水平材11及び上端固定水平材12
を取り付け、それらにフレーム30を固定し、壁面材2
0を取り付ければよいので、間仕切壁1を設ける周辺の
天井板3を壊さずに済む。従って、大掛かりな工事をせ
ずに間仕切壁1の後付け及び取外しを容易に行なうこと
ができる。
【0027】また、フレーム30として通常の壁パネル
のフレームを流用することにより、この間仕切壁専用の
垂直材を新たに設けずに済み、部品の共通化を図ること
ができる。そして、フレーム30の幅が、壁面材20の
幅の半分であるので、フレーム30をそのフレーム30
の幅おきに設ければよく、幅の狭いフレーム30で幅の
広い壁面材20を支持することができ、材料の使用効率
が良いのに加えて、壁面材20の中央にも垂直材14が
配置されるので、間仕切壁1の強度が向上する。
【0028】さらに、フレーム30と上端固定水平材1
2との間の隙間14に、照明器具、配線及び空調用ダク
トなどが設けられるため、照明器具を設けて間接照明と
することや、空調用ダクトを設けて空気調和器の送り出
す空気を他の箇所に送ったり、ダクトとともに吹出口を
設けて空気調和器の送り出す空気を間仕切壁1の上部か
ら吹き出させることによって室内の空気の流れの均一化
を図ることもできる。また、照明器具に電源を供給する
電線以外にも、コンセント用の電線やテレビのアンテナ
線や電話線などを隙間14を利用して配線することによ
り、コンセントやテレビ用のアンテナ端子や電話の接続
端子を間仕切壁1の任意の位置に設けることができるの
で、コンセントやアンテナ端子や電話端子の位置による
家具配置の制限などの不都合が解消される。
【0029】なお、上記実施例においては、フレーム3
0の上端はL字状の金具などでできた取付部材15によ
り上端固定水平材12に隙間14を設けて固定されてい
るとしたが、これに限定されるものではなく、フレーム
30の上端と上端固定水平材12との間に隙間14が設
けられていれば、例えば図5に示すように、平板状の当
て木19を取付部材として用いてフレーム30の上端を
上端固定水平材12に固定してもよい。この場合、当て
木19の上端は上端固定水平材12に斜め釘打ちにより
止着される。
【0030】また、上記実施例においては、略矩形状の
フレーム30を用いたが、これに限定されるものではな
く、例えば図6に示すように、垂直材13となる一対の
縦芯材36a,36bの略中央同士を横芯材37で連結
してなる略H字状のフレーム35を用いてもよいし、或
は横芯材を設けずに棒状の垂直材13のみを用いるよう
にしてもよい。この場合、フレーム35の下端や垂直材
13のみの場合の垂直材13の下端は下端固定水平材1
1に斜め釘打ちにより止着される。フレーム35を用い
れば、フレーム30に比べて横芯材の数が1本減って材
料コストが下がり、垂直材13のみであれば横芯材がな
くなるのでさらに材料コストが下がる。その際、フレー
ム30やフレーム35の幅を壁面材20の幅と同じか或
は壁面材20の3分の1や4分の1などの幅にしてもよ
いし、垂直材13のみの場合の垂直材13,13同士の
間隔を壁面材20の幅と同じか或は壁面材20の3分の
1や4分の1などの寸法にしてもよい。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、上端固定
水平材が野縁の下に天井板を介して取り付けられ、一
方、下端固定水平材が上端固定水平材に対向して床に取
り付けられており、間仕切壁の壁面材を支持する複数の
垂直材が少なくともその壁面材の幅寸法おきに並べら
れ、且つ垂直材の上端が上端固定水平材に取付部材を介
してその上端固定水平材から離間して固定されていると
ともに、垂直材の下端が下端固定水平材上に載って固定
され、さらに垂直材の両面に壁面材が貼設されている構
造としたため、既設の間仕切壁を後に取り払って間仕切
壁で仕切られていた二部屋をつなげる場合、間仕切壁の
壁面材を取り外し、取付部材及び垂直材を取り外し、上
端固定水平材及び下端固定水平材を取り外せばよいの
で、間仕切壁の周辺の天井や他の壁を壊さずに済む。ま
た、既存の建築物にあとから間仕切壁を取り付ける場合
にも、天井及び床にそれぞれ上端固定水平材及び下端固
定水平材を取り付け、それら固定用の水平材に取付部材
を用いて垂直材を固定し、壁面材を取り付ければよいの
で、間仕切壁を設ける周辺の天井を壊さずに済む。従っ
て、大掛かりな工事をせずに間仕切壁の後付け及び取外
しを容易に行なうことができる。
【0032】請求項2記載の発明によれば、垂直材が、
縦横に芯材を組んでなる矩形状をなすフレームの縦芯材
であるので、種々のパネルを組み合わせて建築物を構築
するパネル構法によるプレファブ住宅において使用され
る一般的な壁パネルのフレームを流用することができ、
この間仕切壁専用の垂直材を新たに設けずに済み、部品
の共通化を図ることができる。
【0033】請求項3記載の発明によれば、垂直材が、
一対の縦芯材の略中央同士を横芯材で連結してなる略H
字状をなすフレームの縦芯材であるので、縦芯材同士を
連結する横芯材の数が減って1本で済み、材料コストが
下がる。
【0034】請求項4記載の発明によれば、フレームの
幅が、壁面材の幅の半分であるので、フレームをそのフ
レームの幅おきに設ければよく、幅の狭いフレームで幅
の広い壁面材を支持することができ、材料の使用効率が
良いのに加えて、壁面材の中央にも垂直材が配置される
ので、間仕切壁の強度が向上する。
【0035】請求項5記載の発明によれば、フレームと
上端固定水平材との間の隙間に、照明器具、配線及び空
調用ダクトなどが設けられるため、照明器具を設けて間
接照明とすることや、空調用ダクトを設けて空気調和器
の送り出す空気を他の箇所に送ったり、ダクトとともに
吹出口を設けて空気調和器の送り出す空気を間仕切壁の
上部から吹き出させることによって室内の空気の流れの
均一化を図ることもできる。また、照明器具に電源を供
給する電線以外にも、コンセント用の電線やテレビのア
ンテナ線や電話線などを間仕切壁内の前記隙間を利用し
て配線することにより、コンセントやテレビ用のアンテ
ナ端子や電話の接続端子を間仕切壁の任意の位置に設け
ることができるので、コンセントやアンテナ端子や電話
端子の位置による家具配置の制限などの不都合が解消さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る間仕切壁構造の一例の一部を透視
した要部斜視図である。
【図2】本発明に係る間仕切壁構造の内部骨組み構造の
一例を示す要部斜視図である。
【図3】本発明に係る間仕切壁構造の一例の縦断面図で
ある。
【図4】本発明に係る間仕切壁構造の一例の部分平面断
面図である。
【図5】本発明に係る間仕切壁構造の内部骨組み構造の
他の例を示す要部斜視図である。
【図6】本発明に係る間仕切壁構造の内部骨組み構造の
さらに他の例を示す要部斜視図である。
【図7】従来の間仕切壁構造の縦断面図である。
【符号の説明】 1 間仕切壁 2 床 3 天井板 4 野縁 11 下端固定水平材 12 上端固定水平材 13 垂直材 14 隙間 15 取付部材 19 当て木(取付部材) 20 壁面材 30,35 フレーム 31a,31b,36a,36b 縦芯材 32a,32b,37 横芯材
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 2/56 J 6951−2E 2/82 501 T

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間仕切壁の上端を固定する上端固定水平
    材が野縁の下に天井板を介して取り付けられ、一方、前
    記間仕切壁の下端を固定する下端固定水平材が前記上端
    固定水平材に対向して床に取り付けられており、前記間
    仕切壁の壁面材を支持する複数の垂直材が少なくとも該
    壁面材の幅寸法おきに並べられ、且つ該垂直材の上端が
    前記上端固定水平材に取付部材を介して該上端固定水平
    材から離間して固定されているとともに、前記垂直材の
    下端が前記下端固定水平材上に載って固定され、さらに
    前記垂直材の両面に前記壁面材が貼設されていることを
    特徴とする間仕切壁構造。
  2. 【請求項2】 前記垂直材は、縦横に芯材を組んでなる
    矩形状をなすフレームの縦芯材であることを特徴とする
    請求項1記載の間仕切壁構造。
  3. 【請求項3】 前記垂直材は、一対の縦芯材の略中央同
    士を横芯材で連結してなる略H字状をなすフレームの縦
    芯材であることを特徴とする請求項1記載の間仕切壁構
    造。
  4. 【請求項4】 前記フレームの幅は、前記壁面材の幅の
    半分であることを特徴とする請求項2または3記載の間
    仕切壁構造。
  5. 【請求項5】 前記フレームと前記上端固定水平材との
    間の隙間に、照明器具、配線及び空調用ダクトなどが設
    けられることを特徴とする請求項2、3または4記載の
    間仕切壁構造。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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