JP2000273962A - 建物ユニット間の内装面材の取付構造 - Google Patents

建物ユニット間の内装面材の取付構造

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JP2000273962A
JP2000273962A JP11078509A JP7850999A JP2000273962A JP 2000273962 A JP2000273962 A JP 2000273962A JP 11078509 A JP11078509 A JP 11078509A JP 7850999 A JP7850999 A JP 7850999A JP 2000273962 A JP2000273962 A JP 2000273962A
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Hirochika Nakashiyouya
博規 中庄谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 意匠性を損なうことなく、仕切り壁を取り付
ける作業を軽減できる取り扱い容易な建物ユニット間の
内装面材の取付構造を提供すること。 【解決手段】 本発明の建物ユニット間の内装面材の取
付構造は、建物ユニット1A、1Bの境界部分Kにおい
て、少なくとも一方が構造材3A、3Bから突き出て設
けられる下地材6A、6Bを跨いで取り付けられるジョ
イント材21を含んでいる。従って、拡幅された仕上げ
材7A、7B間に、幅の小さなジョイント材21を取り
付けることができるので、ジョイント材21の重量を軽
減でき、取り扱いが容易になる。さらに、予め仕上げ材
7A、7Bや間仕切り壁を取り付けるスペースが確保さ
れるので、吹抜け構造の出隅部分の納まりがよくなり、
意匠性を向上させたり、先に間仕切り壁を取り付けてか
らジョイント材21を取り付けることで、作業負担を軽
減したりすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物ユニットの内
装面材の取付構造に関するものである。
【0002】
【背景技術】従来より、ユニット式建物は、予め工場で
生産された複数の建物ユニットを建築現場で組み合わせ
ることによって建てられる。一般に、ユニット式建物を
構成する建物ユニットは、4隅に立設される柱と、これ
らの柱の上端および下端間に掛け渡された天井梁および
床梁とを有する骨組みを備えて形成されている。そし
て、このような骨組みを有する建物ユニットの天井部分
では、対向する床梁に沿って際野縁が掛け渡され、下地
材および仕上げ材を含んだ天井面材が取り付けられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような建物ユニッ
トを隣接配置する際、図6に示すように、隣接する2つ
の建物ユニット1A、1Bに跨って居室等が形成される
場合がある。この際、各建物ユニット1A、1Bにおい
て、下地材14A、14Bおよび仕上げ材15A、15
Bの端部は、予め際野縁5A、5Bに取り付けられてお
り、建物ユニット1A、1Bを対向配置すると、これら
の建物ユニット1A、1Bの境界部分Kに隙間が形成さ
れる。そこで、石膏ボードなどのジョイント材40が、
天井梁3A、3Bに沿う際野縁5A、5Bに釘打ちされ
て、下地材14A、14Bおよび仕上げ材15A、15
B間の隙間が埋められていた。
【0004】しかしながら、このジョイント材40は、
天井梁3A、3Bの両端幅bより大きい幅寸法Wを有し
ているので、重量が大きなものになった。このため、重
量の大きいジョイント材40を境界部分Kに持ち上げて
取り付ける場合など、ジョイント材40の取り扱いに種
々の困難が生じていた。
【0005】また、建物ユニット1A、1Bの一方に、
天井面を開口させて、吹抜け構造を形成する場合、図7
に示すように、天井梁3Bに近接して側壁8Bが設けら
れることがある。この際、天井梁3Bにはブラケット4
Bが取付けられ、下地合板18Bを介して側壁8Bが取
付固定されていた。この側壁8Bの下端とジョイント材
41との間には、ジョイント材41と側壁8Bとの間の
寸法調整を行うためと、ジョイント材41の端部を固定
するために、部材17が取り付けられていた。
【0006】しかし、周囲の天井面材と材質が異なる部
材17が、天井面の表面に露出するので、吹抜け出隅部
分の収まりが悪くなり、結果的に意匠性が損なわれてい
たという問題があった。
【0007】さらに、図6に示すように、隣接配置され
た建物ユニット1A、1Bの内部空間を仕切る場合、一
方の天井梁3Bの下方に、間仕切り壁8Aが設けられ
る。ただし、この間仕切り壁8Aは、天井梁3Bの直
下、つまりジョイント材40の下方に据え付けられるた
め、建築現場では、まずジョイント材40を先に取り付
けてから、間仕切り壁8Aを設けていた。従って、間仕
切り壁8Aは現場取付けとなり、作業に手間が生じてい
た。
【0008】しかも、上記のような問題は、建物ユニッ
ト1A、1Bが隣接する天井部分に限らず、内壁が隣接
する壁部分や、床面材が隣接する床部分にも発生してい
た。
【0009】そこで、本発明の目的は、現場施工作業を
軽減でき、意匠性を損なうことがない建物ユニット間の
内装面材の取付構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、図面を参照し
て説明すると、水平に隣接する建物ユニット1A、1B
の境界部分Kに設けられる内装面材の取付構造であっ
て、前記内装面材は、前記各建物ユニット1A、1Bの
構造材3A、3Bの室内側に設けられる下地材6A、6
Bと、これら下地材6A、6Bを跨いで室内側に設けら
れるジョイント材21とを含んで構成され、前記各下地
材6A、6Bの少なくとも一方は、前記構造材3A、3
Bよりも隣接する建物ユニット3B、3A側に突き出て
設けられていることを特徴とする。
【0011】このような内装面材の取付構造では、少な
くとも一方の下地材6A、6Bの端面L、Rが、構造材
3A、3Bよりも隣接する建物ユニット1B、1A側に
突き出て設けられる分、前記下地材6A、6Bの室内側
に取り付けられる仕上げ材7A、7Bを、際野縁5A、
5Bの位置よりも隣接する建物ユニット1B、1A側に
張り出して設けることができる。従って、仕上げ材7
A、7Bが張り出した分、これら仕上げ材7A、7B間
に設けられるジョイント材21の幅も小さくなり、その
分ジョイント材21の重量が軽減し、容易に持ち上げら
れるなど、現場におけるジョイント材21の取り扱いを
容易にすることができる。
【0012】また、前記各下地材6A、6Bは、隣接す
る建物ユニット1B、1A側の端面L、Rが突き合わさ
れて設けられていることが好ましい。
【0013】この場合、下地材6A、6Bの端面L、R
同士が互いに接触し、端面L、R間には隙間が形成され
ていないので、遮音性能や断熱性能を向上できる。
【0014】上記のような場合、内装面材の取付構造
は、前記内装面材が、前記建物ユニット1A、1Bの天
井部分に設けられていることが好ましい。
【0015】この場合、天井におけるジョイント材21
の取付けは、作業者が現場で脚立等を利用し、ジョイン
ト材21を持ち上げて行うため、幅寸法が小さく軽量な
ジョイント材21を利用することで、取付作業性を著し
く向上することができる。
【0016】また、前記一方の下地材6Cが突き出てい
る建物ユニット1Bは、天井面に開口部が形成された吹
抜け構造とされていてもよい。
【0017】この場合、吹抜けが形成された建物ユニッ
ト1Bの天井梁3Bに下地材6Cを取り付けておくこと
ができるため、仕上げ材7Cをこの下地材6Cに取り付
けてこくことができる。従って、従来必要であった部材
17を不要にでき、吹抜けの出隅部分の収まりが良くな
り、意匠性を向上させることができる。
【0018】さらに、一方の下地材6Dが突き出ている
建物ユニット1Bには、前記下地材6Dの表面に取り付
けられた仕上げ材7Dに接して間仕切り壁8Dが配置さ
れていてもよい。
【0019】このような場合、仕上げ材7Dの端縁S
は、間仕切り壁8Dのジョイント材22側側面よりも他
方の建物ユニット1A側に位置しているので、仕上げ材
7A、7D間に設けられるジョイント材22は、間仕切
り壁8Dに抵触しない。従って、間仕切り壁8Dを現場
で配置する必要がなくなり、現場輸送前に予め設置する
こともでき、現場ではジョイント材22のみを取り付け
るだけ済むこともあり、作業の手間が軽減できる。
【0020】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下に、本発明
の第1実施形態を図面に基づいて説明する。図1には、
本実施形態を適用した建物ユニット1A、1Bが示され
ている。各建物ユニット1A、1Bは、構造材である
柱、天井梁および床梁を直方体状に枠組みして形成され
る。これら建物ユニット1A、1Bは、建築現場におい
て互いに隣り合う位置に配置され、建物ユニット1A、
1B間の天井部分には、境界部分Kが形成されている。
【0021】図2には、図1における境界部分KのII−
II線に沿った断面の構造が示されている。この境界部分
Kでは、対向する天井梁3A、3Bに沿って際野縁5
A、5Bが設けられ、これら際野縁5A、5Bに内装面
材としての天井面材が取り付けられている。この天井面
材は、各建物ユニット1A、1Bごとに、天井梁3A、
3Bの室内側(直下)に取り付けられる下地材6A、6
Bと、これら下地材6A、6Bのさらに室内側(直下)
に取り付けられて表面に露出する仕上げ材7A、7B
と、前記仕上げ材7A、7B間に取り付けられるジョイ
ント材21とを含んで構成されている。
【0022】下地材6A、6Bは、構造材3A、3Bに
支持された際野縁5A、5Bに、釘(図示省略)などの
接合具により固定されている。また、境界部分Kでは、
下地材6A、6Bの端面L、R同士が、境界部分Kの中
央で互いに突き合わされて、これら端面L、R間は隙間
なく密閉されている。このような下地材6A、6Bとし
ては、剛性の高い合板、または石膏ボードが使用されて
いる。
【0023】仕上げ材7A、7Bは、前記下地材6A、
6Bの室内側(下方)に接して釘、ビス、接着剤などで
取り付けられる。これら仕上げ材7A、7Bの端面U、
Sは、際野縁5A、5Bよりも天井梁3A、3Bのウェ
ブP、Q側方向に近づいて位置している。このような仕
上げ材7A、7Bとしては、石膏ボードやセメント板な
どが使用されている。
【0024】ジョイント材21は、仕上げ材7A、7B
の対向する端面U、S間に形成された溝部分を埋めて、
前記下地材6A、6Bにビス等によって固定されてい
る。このようなジョイント材21としては、石膏ボード
やセメント板が使用されている。
【0025】このような建物ユニット1A、1B間の内
装面材は、以下のようにして取り付けられる。まず、工
場で予め構造材(柱、天井梁およに床梁)を組み立てて
形成された建物ユニット1A、1Bの骨組みに、必要な
内装面材(天井材、床材および内壁材等)や外装面材
(外壁材等)を取り付け、建物ユニット1A、1Bを製
造する。この際、天井部分においては、際野縁5A、5
Bに下地材6A、6Bを取り付けた後、仕上げ材7A、
7Bも室内側に取り付けておく。その後、建築現場では
建物ユニット1A、1Bを隣接配置し、下地材6A、6
Bの端面L、Rを突き合わせて、仕上げ材7A、7Bの
端面U、S間に形成された溝部分にジョイント材21を
取り付けて仕上げる。
【0026】このような本実施形態によれば、以下に述
べるような効果が得られる。 双方の下地材6A、6Bの端面L、Rが、隣接する建
物ユニット1B、1A側に互いに突き出て設けられてい
るので、従来取り付けられていた際野縁5A、5Bの位
置よりも、隣接する建物ユニット1B、1A側に張り出
して、下地材6A、6Bが設けられる。これに伴い、仕
上げ材7A、7Bも隣接する建物ユニット1B、1A側
に張り出して設けることができ、これら仕上げ材7A、
7B間に設けられるジョイント材21の幅が小さくなる
ので、その分ジョイント材21の重量が軽減し、容易に
持ち上げられるなど、ジョイント材21の取り扱いを容
易にすることができる。従って、現場での施工作業を軽
減できる。
【0027】各下地材6A、6Bは、端面L、Rが突
き合わされ、端面L、R間には隙間が形成されていない
ので、遮音性能や断熱性能を向上できる。
【0028】(第2実施形態)図3には、本発明の第2
実施形態を適用した建物ユニット1A、1Bの境界部分
Kの構造が示されている。なお、以下の各実施形態およ
び変形例において、前記実施形態と同一もしくは同様の
構成部材には、同一の符号を用い、説明を省略あるいは
簡略する。本実施形態が前記実施形態と大きく異なる点
は、一方の建物ユニット1Bには、天井部分が開口され
た吹抜け構造が形成されている点である。
【0029】すなわち、吹抜けの周囲に巡らされる側壁
8Bが天井梁3Bに接近して配置され、この側壁8Bを
支持する下地合板9Bが、天井梁3Bに取り付けられた
ブラケット4Bに支持されている。また、側壁8Bの下
端には、石膏ボード製の補強板10Bが設けられ、吹抜
け構造の出隅部分が強化されている。
【0030】さらに、天井梁3Bの室内側(下側)に
は、一方の端縁RがウェブQより張り出した下地材6C
が取り付けられ、この下地材6Cのさらに室内側(下
側)に仕上げ材7Cが取り付けられ、対向する下地材6
Aとの間に、ジョイント材22が取り付けられる。
【0031】このような内装面材は、以下に述べるよう
に設けられる。まず、構造材(柱、天井梁および床梁)
が直方体状に軸組みされたフレームに、必要な内装面材
および外装面材を取り付ける。この際、天井梁3Bに
は、ブラケット4Bを溶接によって接合し、吹抜下地合
板9Bをブラケット4Bに取り付けるとともに、各建物
ユニット1A、1Bには、天井梁3A、3Bおよび際野
縁5Aに下地材6A、6Cを取り付けた後、仕上げ材7
A、7Cを表面に設ける。このようにして製造された建
物ユニット1A、1Bは、現場では所定箇所に隣り合っ
て配置、据え付けられる。そして、側壁8Bおよび補強
板10Bを吹抜下地合板9Bに取り付けて吹抜けの施工
を完成させ、ジョイント材22を取り付けて境界部分K
の施工を完了する。
【0032】このようにして施工された建物ユニット1
A、1Bの内装面の取付構造では、前記実施形態で得ら
れた効果およびに加えて、以下に述べるような効果
が得られる。 吹抜けが形成された建物ユニット1Bの天井梁3Bに
下地材6Cを取り付けておくことができるため、従来必
要であった部材17を不要にでき、吹抜けの出隅部分の
収まりが良くなり、意匠性を向上させることができる。
【0033】(第3実施形態)図4には、本発明の第3
実施形態を適用した建物ユニット1A、1Bの境界部分
Kの構造が示されている。本実施形態が前記各実施形態
と大きく異なる点は、建物ユニット1A、1Bの内部空
間を仕切るために、間仕切り壁8Dが設けられ、この間
仕切り壁8Dが、天井梁3Bの下方で、下地材6Dに取
り付けられた仕上げ材7Dに接して配置されている点で
ある。
【0034】このような下地材6A、6D、仕上げ材7
A、7Dおよび間仕切り壁8Dは予め工場で取り付けら
れる。すなわち、ブラケット4Bを伴った建物ユニット
1A、1Bの直方体状の枠組みに、下地材6A、6Dお
よび仕上げ材7A、7Dを取り付けた後、間仕切り壁8
Dを天井梁3B直下の仕上げ材7Dに当接させながら設
ける。その後、仕上げ材7A、7Dに取り付けられた受
材に対して、間仕切り壁8Dを取り付けるために設けら
れた連結部材11Bを介して、間仕切り壁8Dの上縁を
側壁8Cの下縁と当接させて連結する。
【0035】このような第3実施形態による建物ユニッ
ト1A、1Bの内装面の取付構造によれば、前記第1実
施形態において得られた効果およびの他に以下に述
べるような効果が得られる。 仕上げ材7Dの端縁Sは、間仕切り壁8Dの側面より
も他方の建物ユニット1A側に位置しているので、仕上
げ材7A、7D間に設けられるジョイント材22は、間
仕切り壁8Dに抵触しなくなる。従って、間仕切り壁8
Dを現場で配置する必要がなくなり、現場輸送前に予め
設置させることもでき、現場ではジョイント材22のみ
を取り付けるのみで済むこともあり、作業の手間が軽減
できる。
【0036】なお、本発明は、前記実施形態に限定され
るものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成も
含み、以下に示すような変形例なども本発明に含まれ
る。
【0037】例えば、前記第1実施形態における仕上げ
材7Aは、前記第2実施形態および第3実施形態におけ
る野縁5Aの位置まで延ばすことができるので、前記第
1、第2、第3の各実施形態で、共通のジョイント材2
2を利用することもできる。従って、第1実施形態にお
ける内装面材の取付構造が、吹抜けや間仕切り壁などを
設ける場合にも適用でき、仕様の共通化、つまり部品点
数の削減を可能にすることができる。
【0038】前記前記第2実施形態において、吹抜け構
造の出隅部分は、側壁8Bの下端に補強板10Bが取り
付けられていたが、この補強板10Bの取付位置や向き
は、これに限らない。例えば、図5に示されるように、
側壁8Bを下側に延長させて吹抜け部分の周囲全体に設
けるとともに、仕上げ材7Dに隣接させて、かつ仕上げ
材7Dと同じ向きに補強板10Bを配置して、下地材6
Cに取り付けてもよい。
【0039】さらに、前記第2実施形態において、補強
板10Bの建物ユニット1A側には、仕上げ材7Cが下
地材6Cに取り付けられていたが、この仕上げ材7Cを
省略し、その分幅が広いジョイント材を下地材6A、6
Cに跨って取り付けてもよい。この場合、仕上げ材7C
を取り付ける必要がなくなり、施工作業が簡素化すると
ともに、補強板10Bと同じ材質のジョイント材を用い
ることで、天井出隅部分の意匠性をも向上させることが
できる。
【0040】また、前記第2および第3実施形態では、
吹抜け構造および間仕切り壁8Dが一方の建物ユニット
1Bに設けられていたが、他方の建物ユニット1Aに各
々設けられても構わない。また、例えば、建物ユニット
1A、1B双方に大きな吹抜け構造が形成されていて、
天井梁3A、3Bが周囲を側壁8Bに覆われながら、吹
抜け空間の中に露出する場合でも構わない。
【0041】ジョイント材21、22の材質、厚さ、形
状、幅寸法などは、前記各実施形態に記載されたものに
限らない。材質については、石膏ボード以外に、板材や
モルタル材などでもよく、厚さについては、仕上げ材7
A、7B、7C、7Dの厚さと同じとは限らなく実施の
状況に応じて、適宜設定されるのが好ましい。また、形
状についても、天井梁3A、3Bの長手方向に沿った矩
形状に限らない。さらに、幅寸法についても、対向する
際野縁5A、5Bより小さい幅寸法であれば任意であ
り、実施の状況に応じて適宜設定される。
【0042】また、ジョイント材21は、仕上げ材7
A、7B間に形成される溝を埋めるように取り付けられ
ていたが、これに限らず、仕上げ材7A、7Bの室内側
に跨って段付きとなった状態で取り付けられていてもよ
い。これにより段差を強調したデザインにでき、意匠性
を高めることができる。
【0043】また、下地材6A、6Bの裏面には、グラ
スウールなどを使った断熱材や、防振補強板が取り付け
られていても構わない。さらに、ジョイント材21、2
2に空調設備から冷温風を案内するダクトが繋がれ、吹
き出し口が形成されていてもよい。さらに、ジョイント
材21、22に、照明機器や音響機器に接続する配線を
通す溝が形成されていても構わない。
【0044】前記各実施形態における内装面材の取付構
造は、1、2、3などの各階に設置される直方体状の建
物ユニット1A、1Bの境界部分Kに限らない。例え
ば、建物ユニット1A、1Bと拡張ユニットとの境界部
分や、建物ユニット1A、1Bと小屋裏ユニットとの境
界部分などに利用されても構わない。
【0045】また、ジョイント材21、22は、隣接配
置された建物ユニット1A、1Bの境界部分での、特に
天井部分に設けられていたが、これに限らず、床部境界
や界壁部分にも取り付けられてもよい。
【0046】前記各実施形態では、下地材6A、6B、
6C、6Dは互いに突き合わされていたが、対向する構
造材3A、3B間に張り出して取り付けられていれば、
端面L、Rは離間していてもよい。
【0047】上記のような内装面材の取付構造が取り付
けられる建物ユニット1A、1Bとしては、一般の住宅
に利用される建物ユニット1A、1Bに限らず、店舗、
倉庫、事務所、作業所などユニット工法によって施工さ
れる建物であれば構わない。
【0048】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の建物ユニッ
ト間の内装面材の取付構造は、隣接する建物ユニットの
境界部分において、少なくとも一方が構造材から張り出
して、隣接する建物ユニット側に突き出て設けられる下
地材を跨いで取り付けられるジョイント材を含んで構成
される。従って、この下地材が突き出た分、表面の仕上
げ材も張り出すことができ、仕上げ材間に取り付けられ
るジョイント材の幅を小さくすることができるので、ジ
ョイント材の重量を軽減することができ、容易に持ち上
げられるなど、ジョイント材の取り扱いを容易にするこ
とができる。
【0049】さらに、ジョイント材の幅が小さくなって
得られた領域に、予め十分な幅を持った仕上げ材を取り
付けておくことができ、例えば、吹き上げ構造の出隅部
分の納まりがよくなり、意匠性を向上させることができ
たり、間仕切り壁を取り付けるスペースが確保され、予
めこの間仕切り壁を取り付けた後、ジョイント材を取り
付けるなどによって、作業負担を軽減したりすることが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態における建物ユニッ
ト間の内装面材の取付構造が設けられる隣接配置された
建物ユニットを示す斜視図である。
【図2】本発明に係る第1実施形態における建物ユニッ
ト間の内装面材の取付構造を示すII−II線に沿った断面
図である。
【図3】本発明に係る第2実施形態における建物ユニッ
ト間の内装面材の取付構造を示す断面図である。
【図4】本発明に係る第3実施形態における建物ユニッ
ト間の内装面材の取付構造を示す断面図である
【図5】本発明の変形例における建物ユニット間の内装
面材の取付構造を示す断面図である
【図6】本発明の従来例である建物ユニット間の内装面
材の取付構造を示す断面図である。
【図7】本発明の従来例である吹抜け構造を伴った建物
ユニット間の内装面材の取付構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1A、1B 建物ユニット 2A 構造材としての柱 2B 間仕切り壁 3A、3B 構造材としての天井梁 4B ブラケット 6A、6B、6C、6D 下地材 7A、7B、7C、7D 仕上げ材 8B、8C 側壁 8D 間仕切り壁 21、22 ジョイント材 R、L 下地材の端面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平に隣接する建物ユニットの境界部分
    に設けられる建物ユニット間の内装面材の取付構造であ
    って、 前記内装面材は、前記各建物ユニットの構造材の室内側
    に設けられる下地材と、これら下地材を跨いで室内側に
    設けられるジョイント材とを含んで構成され、 前記各下地材の少なくとも一方は、前記構造材よりも隣
    接する建物ユニット側に突き出て設けられていることを
    特徴とする建物ユニット間の内装面材の取付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の建物ユニット間の内装
    面材の取付構造において、 前記各下地材は、隣接する建物ユニット側の端面が突き
    合わされて設けられていることを特徴とする建物ユニッ
    ト間の内装面材の取付構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の建物ユニット
    間の内装面材の取付構造において、 前記内装面材が、前記建物ユニットの天井部分に設けら
    れていることを特徴とする建物ユニット間の内装面材の
    取付構造。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の建物ユニット間の内装
    面材の取付構造において、 前記一方の下地材が突き出ている建物ユニットは、天井
    面に開口部が形成された吹抜け構造とされていることを
    特徴とする建物ユニット間の内装面材の取付構造。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の建物ユ
    ニット間の内装面材の取付構造において、 前記一方の下地材が突き出ている建物ユニットには、前
    記下地材の表面に取り付けられた仕上げ材に接して間仕
    切り壁が配置されていることを特徴とする建物ユニット
    間の内装面材の取付構造。
JP11078509A 1999-03-23 1999-03-23 建物ユニット間の内装面材の取付構造 Withdrawn JP2000273962A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002121824A (ja) * 2000-10-17 2002-04-26 Misawa Homes Co Ltd 建物ユニット間のジョイント構造及びジョイント方法

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