JPH08334242A - 壁パネル - Google Patents
壁パネルInfo
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- JPH08334242A JPH08334242A JP14063695A JP14063695A JPH08334242A JP H08334242 A JPH08334242 A JP H08334242A JP 14063695 A JP14063695 A JP 14063695A JP 14063695 A JP14063695 A JP 14063695A JP H08334242 A JPH08334242 A JP H08334242A
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- refrigerant pipe
- air conditioner
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 空気調和機の設置場所の制限を緩和するとと
もに、現場での施工作業を簡易化する。 【構成】 二本の縦枠(12,12)および二本の横枠(13,13)
によって四角枠状に形成された外枠材(11)と、その外枠
材(11)を挟むようにして二枚の固定される面材(16,17)
とを備え、室内外を仕切るとともに建物に生じる鉛直力
を支持可能であり、且つ空気調和機の室内機(50)と室外
機(55)とを結ぶ冷媒管(30)を内装可能な壁パネル(10)で
ある。その冷媒管(30)は、断熱材に囲まれるとともに縦
枠(12)のひとつに沿ってその縦枠(12)に固定され、その
冷媒管(30)の少なくとも一端は、壁パネル(10)の外表面
(例えば、横枠13、室外側の面材17)に現れるようにす
る。
もに、現場での施工作業を簡易化する。 【構成】 二本の縦枠(12,12)および二本の横枠(13,13)
によって四角枠状に形成された外枠材(11)と、その外枠
材(11)を挟むようにして二枚の固定される面材(16,17)
とを備え、室内外を仕切るとともに建物に生じる鉛直力
を支持可能であり、且つ空気調和機の室内機(50)と室外
機(55)とを結ぶ冷媒管(30)を内装可能な壁パネル(10)で
ある。その冷媒管(30)は、断熱材に囲まれるとともに縦
枠(12)のひとつに沿ってその縦枠(12)に固定され、その
冷媒管(30)の少なくとも一端は、壁パネル(10)の外表面
(例えば、横枠13、室外側の面材17)に現れるようにす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は壁パネル、更に詳しく
は、いわゆる耐力壁となり得るとともに空気調和機に必
要な冷媒管を内装可能な壁パネルに関するものである。
は、いわゆる耐力壁となり得るとともに空気調和機に必
要な冷媒管を内装可能な壁パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明の従来技術の説明に当たり、本出
願人は、予め日本特許情報機構(JAPIO)の先行技
術調査(パトリス)の利用により、以下の検索式で昭和
55年以後の特許出願、実用新案登録出願を調査し、そ
の結果、特許出願30余件、実用新案登録出願約30件
を抽出した。 検索式 : F24F1/00,411(埋込+組込) *(収納+壁+壁面+パネル) そして、本出願人は前期調査結果を踏まえ、先行技術に
ついて鋭意検討した結果、関連技術として次の技術を抽
出した。
願人は、予め日本特許情報機構(JAPIO)の先行技
術調査(パトリス)の利用により、以下の検索式で昭和
55年以後の特許出願、実用新案登録出願を調査し、そ
の結果、特許出願30余件、実用新案登録出願約30件
を抽出した。 検索式 : F24F1/00,411(埋込+組込) *(収納+壁+壁面+パネル) そして、本出願人は前期調査結果を踏まえ、先行技術に
ついて鋭意検討した結果、関連技術として次の技術を抽
出した。
【0003】この技術は、特開平4−35634号は、
壁パネルに関するものである。その特徴は、建物のカー
テンウォール式壁パネル内に空気調和機を組み込んだこ
とである。この技術によれば、カーテンウォール式壁パ
ネルの内部に空気調和機が納まっているので、建物の室
内側も、室外側も突起物がなく、すっきりとした外観を
なすことができる。同時に、運転音の低減も図れる。
壁パネルに関するものである。その特徴は、建物のカー
テンウォール式壁パネル内に空気調和機を組み込んだこ
とである。この技術によれば、カーテンウォール式壁パ
ネルの内部に空気調和機が納まっているので、建物の室
内側も、室外側も突起物がなく、すっきりとした外観を
なすことができる。同時に、運転音の低減も図れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した技術
では、空気調和機が建物の鉛直方向の力を支持すること
はできないカーテンウォール式壁パネルの内部に納まっ
ているのみである。したがって、建物の鉛直方向の力を
支持しなければならない壁を用いなければならない部分
には採用することができず、現場での施工作業が煩雑な
ものとなってしまっていた。
では、空気調和機が建物の鉛直方向の力を支持すること
はできないカーテンウォール式壁パネルの内部に納まっ
ているのみである。したがって、建物の鉛直方向の力を
支持しなければならない壁を用いなければならない部分
には採用することができず、現場での施工作業が煩雑な
ものとなってしまっていた。
【0005】本発明が解決すべき課題は、空気調和機に
必ず必要な冷媒管を、いわゆる耐力壁に予め内装するこ
とにより、空気調和機の設置場所の制限を緩和するとと
もに、現場での施工作業を簡易化することにある。ここ
で、請求項1記載の発明の目的は、空気調和機の設置場
所の制限を緩和するとともに、現場での施工作業を簡易
化することにある。
必ず必要な冷媒管を、いわゆる耐力壁に予め内装するこ
とにより、空気調和機の設置場所の制限を緩和するとと
もに、現場での施工作業を簡易化することにある。ここ
で、請求項1記載の発明の目的は、空気調和機の設置場
所の制限を緩和するとともに、現場での施工作業を簡易
化することにある。
【0006】また、請求項2の発明の目的は、更に、室
内側の外観をすっきりさせることにある。なお、上記の
課題を解決する技術は、前記した先行技術調査によって
は発見できなかった。
内側の外観をすっきりさせることにある。なお、上記の
課題を解決する技術は、前記した先行技術調査によって
は発見できなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものである。請求項1記載の壁パネル
は、二本の縦枠(12,12)および二本の横枠(13,13)によっ
て四角枠状に形成された外枠材(11)と、その外枠材(11)
を挟むようにして二枚の固定される面材(16,17)とを備
えることによって室内外を仕切るとともに建物に生じる
鉛直力を支持可能であり、且つ空気調和機の室内機(50)
と室外機(55)とを結ぶ冷媒管(30)を内装可能な壁パネル
(10)であって、その冷媒管(30)は、断熱材に囲まれると
ともに縦枠(12)のひとつに沿ってその縦枠(12)に固定さ
れ、その冷媒管(30)の少なくとも一端は、壁パネル(10)
の外表面(例えば、横枠13、室外側の面材17)に現れる
ようにしたことを特徴とする。
を達成するためのものである。請求項1記載の壁パネル
は、二本の縦枠(12,12)および二本の横枠(13,13)によっ
て四角枠状に形成された外枠材(11)と、その外枠材(11)
を挟むようにして二枚の固定される面材(16,17)とを備
えることによって室内外を仕切るとともに建物に生じる
鉛直力を支持可能であり、且つ空気調和機の室内機(50)
と室外機(55)とを結ぶ冷媒管(30)を内装可能な壁パネル
(10)であって、その冷媒管(30)は、断熱材に囲まれると
ともに縦枠(12)のひとつに沿ってその縦枠(12)に固定さ
れ、その冷媒管(30)の少なくとも一端は、壁パネル(10)
の外表面(例えば、横枠13、室外側の面材17)に現れる
ようにしたことを特徴とする。
【0008】ここで、「冷媒管(30)の少なくとも一端
は、壁パネル(10)の外表面に現れる」というのは、後記
する実施例のように冷媒管(30)の一端が見えている状態
の他、冷媒管(30)の一端が壁パネル(10)の外表面から突
出している場合も含む趣旨である。例えば、横枠(13)ま
たは室外側の面材(17)に冷媒管(30)の直径よりも大きい
貫通孔を設けておき、その貫通孔に冷媒管(30)の一端
が、引き出せるような状態で納まっていることとしても
よい。
は、壁パネル(10)の外表面に現れる」というのは、後記
する実施例のように冷媒管(30)の一端が見えている状態
の他、冷媒管(30)の一端が壁パネル(10)の外表面から突
出している場合も含む趣旨である。例えば、横枠(13)ま
たは室外側の面材(17)に冷媒管(30)の直径よりも大きい
貫通孔を設けておき、その貫通孔に冷媒管(30)の一端
が、引き出せるような状態で納まっていることとしても
よい。
【0009】なお、上記の「壁パネル(10)」は、建物の
構造上生じる鉛直力を支持することが可能な壁を形成す
ることができる。したがって、カーテンウォール式壁パ
ネルは、これに含まれない。請求項2記載の壁パネル
は、請求項1記載の壁パネルを技術的に限定したもので
あり、壁パネル(10)内には、空気調和機の室内機(50)の
熱交換機(18B)を内装するとともに、冷媒管(30)におけ
る壁パネル(10)の外表面に現れない端部は、その熱交換
機(18B)に接続したことを特徴とする。
構造上生じる鉛直力を支持することが可能な壁を形成す
ることができる。したがって、カーテンウォール式壁パ
ネルは、これに含まれない。請求項2記載の壁パネル
は、請求項1記載の壁パネルを技術的に限定したもので
あり、壁パネル(10)内には、空気調和機の室内機(50)の
熱交換機(18B)を内装するとともに、冷媒管(30)におけ
る壁パネル(10)の外表面に現れない端部は、その熱交換
機(18B)に接続したことを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1記載の壁パネルの作用について説明す
る。まず、二本の縦枠(12,12)および二本の横枠(13,13)
によって、四角枠状の外枠材(11)を形成する。次に、冷
媒管(30)を断熱材に囲み、その冷媒管(30)を縦枠(12)の
ひとつに沿って、少なくとも一端が壁パネル(10)の外表
面に現れるように固定する。最後に、面材(16,17)を固
定して壁パネル(10)が完成する。この壁パネル(10)は、
建物に生じる鉛直力を支持することができる。冷媒管(3
0)は、縦枠(12)のひとつに沿って固定されているので、
かかる壁パネル(10)を輸送したり、施工のために立設さ
せたりしても安定している。
る。まず、二本の縦枠(12,12)および二本の横枠(13,13)
によって、四角枠状の外枠材(11)を形成する。次に、冷
媒管(30)を断熱材に囲み、その冷媒管(30)を縦枠(12)の
ひとつに沿って、少なくとも一端が壁パネル(10)の外表
面に現れるように固定する。最後に、面材(16,17)を固
定して壁パネル(10)が完成する。この壁パネル(10)は、
建物に生じる鉛直力を支持することができる。冷媒管(3
0)は、縦枠(12)のひとつに沿って固定されているので、
かかる壁パネル(10)を輸送したり、施工のために立設さ
せたりしても安定している。
【0011】冷媒管(30)の一端は、壁パネル(10)の外に
設置される空気調和機の室内機(50)または室外機(55)に
連結される。予め冷媒管(30)が壁パネル(10)に内装され
ており、しかも冷媒管(30)における連結するための端部
が外表面に現れているので、連結作業が行いやすい。空
気調和機が運転し、冷媒管(30)の中を冷媒が移動して
も、冷媒管(30)は断熱材で囲まれているので、冷媒管(3
0)の周りには結露が生じにくい。
設置される空気調和機の室内機(50)または室外機(55)に
連結される。予め冷媒管(30)が壁パネル(10)に内装され
ており、しかも冷媒管(30)における連結するための端部
が外表面に現れているので、連結作業が行いやすい。空
気調和機が運転し、冷媒管(30)の中を冷媒が移動して
も、冷媒管(30)は断熱材で囲まれているので、冷媒管(3
0)の周りには結露が生じにくい。
【0012】次に、請求項2記載の壁パネルの作用につ
いて、請求項1記載の壁パネルと異なる点を説明する。
すなわち、面材(16,17)の両方を固定する前に、壁パネ
ル(10)内に空気調和機の室内機(50)を内装し、冷媒管(3
0)における壁パネル(10)の外表面に現れない端部を、そ
の熱交換機(18B)に接続する。そして、これらの作業が
終わったら、一または二枚の面材(16)を固定して壁パネ
ル(10)が完成する。
いて、請求項1記載の壁パネルと異なる点を説明する。
すなわち、面材(16,17)の両方を固定する前に、壁パネ
ル(10)内に空気調和機の室内機(50)を内装し、冷媒管(3
0)における壁パネル(10)の外表面に現れない端部を、そ
の熱交換機(18B)に接続する。そして、これらの作業が
終わったら、一または二枚の面材(16)を固定して壁パネ
ル(10)が完成する。
【0013】空気調和機の室内機(50)の熱交換機(18B)
が壁パネル(10)内にされているので、室内側の外観がす
っきりする。
が壁パネル(10)内にされているので、室内側の外観がす
っきりする。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例及び図面に基づいて、
更に詳しく説明する。ここで使用する図面は、図1乃至
図3である。図1は、本発明の第一の実施例を示す斜視
図である。図2は、本発明の第二の実施例を示す垂直断
面図である。図3は、本発明の第三の実施例を示す垂直
断面図である。
更に詳しく説明する。ここで使用する図面は、図1乃至
図3である。図1は、本発明の第一の実施例を示す斜視
図である。図2は、本発明の第二の実施例を示す垂直断
面図である。図3は、本発明の第三の実施例を示す垂直
断面図である。
【0015】まず、図1に基づいて第一の実施例の構成
について説明する。図1に示すように、第一の実施例の
壁パネル10は、二本の縦枠12,12および二本の横
枠13,13によって縦長の四角枠状に形成された外枠
材11と、その外枠材11を挟むようにして二枚の固定
される面材17(室内側の面材16は、図1においては
図示を省略)と、二本の縦枠12,12の間を渡して両
端を二本の縦枠12,12に固定される三本の横芯材1
4,14,14とを備えて形成されている。立設された
場合に上となる横枠13と一番上に位置する横芯材14
との間には、縦芯材15が渡されて固定されている。ま
た、立設された場合に下となる横枠13と一番下に位置
する横芯材14との間にも、縦芯材15が渡されて固定
されている。このように形成された壁パネル10は、室
内外を仕切るとともに建物に生じる鉛直力を支持可能で
ある。
について説明する。図1に示すように、第一の実施例の
壁パネル10は、二本の縦枠12,12および二本の横
枠13,13によって縦長の四角枠状に形成された外枠
材11と、その外枠材11を挟むようにして二枚の固定
される面材17(室内側の面材16は、図1においては
図示を省略)と、二本の縦枠12,12の間を渡して両
端を二本の縦枠12,12に固定される三本の横芯材1
4,14,14とを備えて形成されている。立設された
場合に上となる横枠13と一番上に位置する横芯材14
との間には、縦芯材15が渡されて固定されている。ま
た、立設された場合に下となる横枠13と一番下に位置
する横芯材14との間にも、縦芯材15が渡されて固定
されている。このように形成された壁パネル10は、室
内外を仕切るとともに建物に生じる鉛直力を支持可能で
ある。
【0016】面材16,17は、室内側に位置するもの
を室内側面材16とし、室外側に位置するものを室外側
面材17とする。前述したように、図1においては、説
明の便宜のため室内側面材16を省略している。一番上
に位置する横芯材14と上から二番目に位置する横芯材
14との間には、二本の縦枠12,12に沿って二本の
補強材20,20が固定されている。この縦補強材2
0,20および横芯材14,14によって囲まれた空間
がエアコン室内機を内装可能な内装部18となる。本実
施例では、補強材20を縦方向の補強材のみから構成す
るが、エアコン室内機を内装しても壁パネル10が耐力
壁として使用できるようにするために補強する部材であ
れば、補強材20に他の補強材を含んでもよい。
を室内側面材16とし、室外側に位置するものを室外側
面材17とする。前述したように、図1においては、説
明の便宜のため室内側面材16を省略している。一番上
に位置する横芯材14と上から二番目に位置する横芯材
14との間には、二本の縦枠12,12に沿って二本の
補強材20,20が固定されている。この縦補強材2
0,20および横芯材14,14によって囲まれた空間
がエアコン室内機を内装可能な内装部18となる。本実
施例では、補強材20を縦方向の補強材のみから構成す
るが、エアコン室内機を内装しても壁パネル10が耐力
壁として使用できるようにするために補強する部材であ
れば、補強材20に他の補強材を含んでもよい。
【0017】なお、ここにいうエアコン室内機とは、熱
交換機18B、吸気装置、吹き出し装置などを備えたも
のである。上記のような壁パネル10には、詳しい図示
を省略するものの断熱材に囲まれるとともに、縦枠12
のひとつに沿ってその縦枠12にパイプ固定部材31を
用いて固定される冷媒管30を内装している。なお、こ
の冷媒管30に対応する横芯材14,14の箇所には、
冷媒管30を支持可能な欠設部を有している。
交換機18B、吸気装置、吹き出し装置などを備えたも
のである。上記のような壁パネル10には、詳しい図示
を省略するものの断熱材に囲まれるとともに、縦枠12
のひとつに沿ってその縦枠12にパイプ固定部材31を
用いて固定される冷媒管30を内装している。なお、こ
の冷媒管30に対応する横芯材14,14の箇所には、
冷媒管30を支持可能な欠設部を有している。
【0018】その冷媒管30の一端は、壁パネル10の
外表面、すなわち下側に位置する横枠13に現れるよう
にしており、図示を省略した室外機に接続される。一
方、冷媒管30の他端は、エアコン室内機の熱交換機1
8Bに接続される。次に、第一の実施例の作用および効
果について説明する。まず、二本の縦枠12,12およ
び二本の横枠13,13によって、四角枠状の外枠材1
1を形成し、横芯材14,14,14および縦芯材1
5,15を固定する。そして、室外側面材17および補
強材20を固定して内装部18を形成する。
外表面、すなわち下側に位置する横枠13に現れるよう
にしており、図示を省略した室外機に接続される。一
方、冷媒管30の他端は、エアコン室内機の熱交換機1
8Bに接続される。次に、第一の実施例の作用および効
果について説明する。まず、二本の縦枠12,12およ
び二本の横枠13,13によって、四角枠状の外枠材1
1を形成し、横芯材14,14,14および縦芯材1
5,15を固定する。そして、室外側面材17および補
強材20を固定して内装部18を形成する。
【0019】次に、冷媒管30を断熱材に囲み、その冷
媒管30を縦枠12のひとつに沿って、下端が壁パネル
10の外表面に現れるように、パイプ固定部材31,3
1を用いて固定する。次に、壁パネル10内に熱交換機
18Bを含めた空気調和機の室内機を内装し、冷媒管3
0における壁パネル10の外表面に現れない端部を、そ
の熱交換機18Bに接続する。そして、これらの作業が
終わったら、残る室内側面材を固定して壁パネル10が
完成する。
媒管30を縦枠12のひとつに沿って、下端が壁パネル
10の外表面に現れるように、パイプ固定部材31,3
1を用いて固定する。次に、壁パネル10内に熱交換機
18Bを含めた空気調和機の室内機を内装し、冷媒管3
0における壁パネル10の外表面に現れない端部を、そ
の熱交換機18Bに接続する。そして、これらの作業が
終わったら、残る室内側面材を固定して壁パネル10が
完成する。
【0020】この壁パネル10は、空気調和機の室内機
を内装しているものの、補強材20にて補強されている
こととあいまって、建物に生じる鉛直力を支持すること
ができる。冷媒管30は、縦枠12のひとつに沿って固
定されているので、かかる壁パネル10を輸送したり、
施工のために立設させたりしても安定している。冷媒管
30の他の一端は、壁パネル10の外に設置される空気
調和機の室外機55に連結される。冷媒管30が予め壁
パネル10に内装されており、しかも連結するための端
部が外表面に現れているので、連結作業が行いやすい。
を内装しているものの、補強材20にて補強されている
こととあいまって、建物に生じる鉛直力を支持すること
ができる。冷媒管30は、縦枠12のひとつに沿って固
定されているので、かかる壁パネル10を輸送したり、
施工のために立設させたりしても安定している。冷媒管
30の他の一端は、壁パネル10の外に設置される空気
調和機の室外機55に連結される。冷媒管30が予め壁
パネル10に内装されており、しかも連結するための端
部が外表面に現れているので、連結作業が行いやすい。
【0021】空気調和機が運転し、冷媒管30の中を冷
媒が移動しても、冷媒管30は断熱材で囲まれているの
で、冷媒管30の周りには結露が生じにくい。また、空
気調和機の室内機50が壁パネル10内にされているの
で、室内側の外観がすっきりする。上記してきた実施例
の説明では言及しなかったが、横枠13に設けられた貫
通孔を冷媒管30の直径よりも大きくするとともに、冷
媒管30と熱交換機18Bとの接続部分およびパイプ固
定部材31,31による冷媒管30の固定部分がやや動
けるようにすることもできる。すると、横枠13の外表
面に現れた冷媒管30の端部を、貫通孔の中で移動させ
ることによって横枠13から突出させることができ、連
結作業がより行いやすくなる。なお、この場合、連結作
業を行う前の状態においては、横枠13の貫通孔には保
護キャップなどを固定して貫通孔を塞いでおくことが望
ましい。
媒が移動しても、冷媒管30は断熱材で囲まれているの
で、冷媒管30の周りには結露が生じにくい。また、空
気調和機の室内機50が壁パネル10内にされているの
で、室内側の外観がすっきりする。上記してきた実施例
の説明では言及しなかったが、横枠13に設けられた貫
通孔を冷媒管30の直径よりも大きくするとともに、冷
媒管30と熱交換機18Bとの接続部分およびパイプ固
定部材31,31による冷媒管30の固定部分がやや動
けるようにすることもできる。すると、横枠13の外表
面に現れた冷媒管30の端部を、貫通孔の中で移動させ
ることによって横枠13から突出させることができ、連
結作業がより行いやすくなる。なお、この場合、連結作
業を行う前の状態においては、横枠13の貫通孔には保
護キャップなどを固定して貫通孔を塞いでおくことが望
ましい。
【0022】続いて、図2に基づいて、第二の実施例に
ついて、第一の実施例との相違点を説明する。まず、第
一の相違点について説明する。すなわち、壁パネル10
内に内蔵された冷媒管30の端部における熱交換機18
Bと反対側の端部は、室外側面材17の下部から壁パネ
ル10の外表面に現れるようにしている。そして、室外
側面材17に沿って設置された室外機55に連結され
る。
ついて、第一の実施例との相違点を説明する。まず、第
一の相違点について説明する。すなわち、壁パネル10
内に内蔵された冷媒管30の端部における熱交換機18
Bと反対側の端部は、室外側面材17の下部から壁パネ
ル10の外表面に現れるようにしている。そして、室外
側面材17に沿って設置された室外機55に連結され
る。
【0023】次に、第二の相違点について説明する。す
なわち、天井40の直下に位置する内装部18に相当す
る部分の室内側面材16に開口部を設け、その開口部に
前面にふくらむような前面カバー19を設けた点であ
る。このような前面カバー19を設けたのは、壁パネル
10の厚さ、エアコン室内機の性能などによって、エア
コン室内機が壁パネル10の厚さの中に収まらない場合
があり、その場合にエアコン室内機の一部を室内側に突
出させる。そして、その突出した部分を、前面にふくら
むような前面カバー19にてカバーするようにしたもの
である。
なわち、天井40の直下に位置する内装部18に相当す
る部分の室内側面材16に開口部を設け、その開口部に
前面にふくらむような前面カバー19を設けた点であ
る。このような前面カバー19を設けたのは、壁パネル
10の厚さ、エアコン室内機の性能などによって、エア
コン室内機が壁パネル10の厚さの中に収まらない場合
があり、その場合にエアコン室内機の一部を室内側に突
出させる。そして、その突出した部分を、前面にふくら
むような前面カバー19にてカバーするようにしたもの
である。
【0024】なお、図1においては省略したものの、内
装部18における室外側には断熱材18Aを固定してい
る。また、図2において省略したものの、室外側面材1
7の外側には外壁材が固定されて仕上げられる。続い
て、図3に基づいて、第三の実施例を説明する。この実
施例は、二階のある居室に空気調和機の室内機50を設
置し、一階の室外に室外機55を設置した場合について
示している。この実施例において用いられる本願発明に
係る壁パネルは、一階壁パネル10Aと、二階壁パネル
10Bである。なお、図3においても図示を省略したも
のの、室外側面材17の外側には外壁材が固定されて仕
上げられる。
装部18における室外側には断熱材18Aを固定してい
る。また、図2において省略したものの、室外側面材1
7の外側には外壁材が固定されて仕上げられる。続い
て、図3に基づいて、第三の実施例を説明する。この実
施例は、二階のある居室に空気調和機の室内機50を設
置し、一階の室外に室外機55を設置した場合について
示している。この実施例において用いられる本願発明に
係る壁パネルは、一階壁パネル10Aと、二階壁パネル
10Bである。なお、図3においても図示を省略したも
のの、室外側面材17の外側には外壁材が固定されて仕
上げられる。
【0025】一階壁パネル10Aは、それに内装される
冷媒管30の一端を一階の室外の室外機55に接続する
ため、室外側面材17の下部から一階壁パネル10Aの
外表面に現れるようにしている。そして、他端は、二階
壁パネル10Bに内装される冷媒管30に接続するた
め、上側の横枠13から一階壁パネル10Aの外表面に
現れるようにしている。
冷媒管30の一端を一階の室外の室外機55に接続する
ため、室外側面材17の下部から一階壁パネル10Aの
外表面に現れるようにしている。そして、他端は、二階
壁パネル10Bに内装される冷媒管30に接続するた
め、上側の横枠13から一階壁パネル10Aの外表面に
現れるようにしている。
【0026】二階壁パネル10Bは、それに内装される
冷媒管30の一端を二階室内の室内機50に接続するた
め、室内側面材16の上部から二階壁パネル10Bの外
表面に現れるようにしている。そして、他端は、一階壁
パネル10Aに内装される冷媒管30に接続するため、
下側の横枠13から二階壁パネル10Bの外表面に現れ
るようにしている。
冷媒管30の一端を二階室内の室内機50に接続するた
め、室内側面材16の上部から二階壁パネル10Bの外
表面に現れるようにしている。そして、他端は、一階壁
パネル10Aに内装される冷媒管30に接続するため、
下側の横枠13から二階壁パネル10Bの外表面に現れ
るようにしている。
【0027】一階壁パネル10Aと二階壁パネル10B
との間には、二階床41とその二階床41の室外側に位
置する胴差し42とが位置する。一階壁パネル10Aに
内装される冷媒管30と二階壁パネル10Bに内装され
る冷媒管30とは、胴差し42に内装される接続パイプ
42Aを介して接続される。これによって室内機50と
室外機55とにおいて冷媒が行き来できるようになり、
空気調和機が機能できるようになる。
との間には、二階床41とその二階床41の室外側に位
置する胴差し42とが位置する。一階壁パネル10Aに
内装される冷媒管30と二階壁パネル10Bに内装され
る冷媒管30とは、胴差し42に内装される接続パイプ
42Aを介して接続される。これによって室内機50と
室外機55とにおいて冷媒が行き来できるようになり、
空気調和機が機能できるようになる。
【0028】この実施例で示した一階壁パネル10Aと
二階壁パネル10Bとによれば、冷媒管を敷設する現場
作業がほとんど不要となり、作業が著しく簡略化できる
ものである。なお、上記してきた実施例では言及しなか
ったが、冷媒管と同じようにドレン管をも内蔵した壁パ
ネルを提供することもできる。
二階壁パネル10Bとによれば、冷媒管を敷設する現場
作業がほとんど不要となり、作業が著しく簡略化できる
ものである。なお、上記してきた実施例では言及しなか
ったが、冷媒管と同じようにドレン管をも内蔵した壁パ
ネルを提供することもできる。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、空気調和
機の設置場所の制限を緩和するとともに、現場での施工
作業を簡易化することができた。また、請求項2の発明
によれば、更に、室内側の外観をすっきりさせることが
できた。
機の設置場所の制限を緩和するとともに、現場での施工
作業を簡易化することができた。また、請求項2の発明
によれば、更に、室内側の外観をすっきりさせることが
できた。
【図1】本発明の第一の実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の第二の実施例を示す垂直断面図であ
る。
る。
【図3】本発明の第三の実施例を示す垂直断面図であ
る。
る。
10 壁パネル 10A 一階壁
パネル 10B 二階壁パネル 11 外枠材 12 縦枠 13 横枠 14 横芯材 15 縦芯材 16 室内側
面材 17 室外側面材 18 内装部 18A 断熱材 18B 熱交換
機 19 前面カバー 20 補強部材 30 冷媒管 31 パイプ
固定部材 40 天井 41 二階床 42 胴差し 42A 接続パ
イプ 50 室内機 55 室外機
パネル 10B 二階壁パネル 11 外枠材 12 縦枠 13 横枠 14 横芯材 15 縦芯材 16 室内側
面材 17 室外側面材 18 内装部 18A 断熱材 18B 熱交換
機 19 前面カバー 20 補強部材 30 冷媒管 31 パイプ
固定部材 40 天井 41 二階床 42 胴差し 42A 接続パ
イプ 50 室内機 55 室外機
Claims (2)
- 【請求項1】二本の縦枠および二本の横枠によって四角
枠状に形成された外枠材と、その外枠材を挟むようにし
て二枚の固定される面材とを備えることによって室内外
を仕切るとともに建物に生じる鉛直力を支持可能であ
り、且つ空気調和機の室内機と室外機とを結ぶ冷媒管を
内装可能な壁パネルであって、その冷媒管は、断熱材に
囲まれるとともに縦枠のひとつに沿ってその縦枠に固定
され、その冷媒管の少なくとも一端は、壁パネルの外表
面に現れるようにしたことを特徴とする壁パネル。 - 【請求項2】壁パネル内には、空気調和機の室内機の熱
交換機を内装するとともに、冷媒管における壁パネルの
外表面に現れない端部は、その熱交換機に接続したこと
を特徴とする請求項1記載の壁パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14063695A JPH08334242A (ja) | 1995-06-07 | 1995-06-07 | 壁パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14063695A JPH08334242A (ja) | 1995-06-07 | 1995-06-07 | 壁パネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08334242A true JPH08334242A (ja) | 1996-12-17 |
Family
ID=15273295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14063695A Pending JPH08334242A (ja) | 1995-06-07 | 1995-06-07 | 壁パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08334242A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015113642A (ja) * | 2013-12-12 | 2015-06-22 | 株式会社ササクラ | 遮音室 |
CN106088466A (zh) * | 2016-07-27 | 2016-11-09 | 灌阳县陈工选矿机械制造有限公司 | 一种降温建筑板材 |
CN106193447A (zh) * | 2016-07-27 | 2016-12-07 | 灌阳县陈工选矿机械制造有限公司 | 一种自动降温建筑板材 |
-
1995
- 1995-06-07 JP JP14063695A patent/JPH08334242A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015113642A (ja) * | 2013-12-12 | 2015-06-22 | 株式会社ササクラ | 遮音室 |
CN106088466A (zh) * | 2016-07-27 | 2016-11-09 | 灌阳县陈工选矿机械制造有限公司 | 一种降温建筑板材 |
CN106193447A (zh) * | 2016-07-27 | 2016-12-07 | 灌阳县陈工选矿机械制造有限公司 | 一种自动降温建筑板材 |
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