JP5588215B2 - 浴室設置方法 - Google Patents

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本発明は、住宅、集合住宅などの建物にバスユニットなどの浴室構造体を設置する浴室設置方法に関する。
従来、建物に、洗い場と浴槽を備えたバスユニットなどの浴室構造体を設置するにあたり、建物ユニットの床面と浴室構造体の洗い場床面との段差を無くすことが課題となっている。
そこで、バスユニットの設置にあたり、建物ユニットの一般の床部の高さの上段床パネルを設けるとともに、この上段床パネルに開口を設け、この開口に、上段床パネルよりも低い高さに下段床パネルとを設け、この下段床パネルにバスユニットを落とし込んで設置することで、バスユニットを、上段床パネルの上に設置した場合よりも、洗い場床面の高さを低くするようにした技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第2728339号公報
しかしながら、上述の従来技術は、1つの建物ユニットの床の一部に開口を設け、この開口に下段床パネルを設け、この下段床パネルにバスユニットを設置していたため、バスユニット(浴室構造体)の設置位置が1つの建物ユニット内に限られ、設置自由度が低かった。
本発明は、上述の課題を解決することを目的とするものであり、浴室構造体の設置自由度を向上させることのできる浴室設置方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、複数の建物ユニットを結合させて形成するユニット建物の第1建物ユニットと第2建物ユニットとの床に跨って設置用開口が開口され、各建物ユニットには、各建物ユニットの外周縁を囲んで設けられて前記設置用開口を横断して前記床を支持する高さに配置された根太と、この根太よりも低い位置に配置された小梁とが架設され、前記ユニット建物の前記設置用開口に、浴槽および洗い場を備えた浴室構造体を、前記小梁により前記床よりも低い位置に落とし込んで支持して設置する浴室設置方法であって、工場において、前記第1建物ユニットおよび前記第2建物ユニットの床に、前記設置用開口となる第1開口部および第2開口部を開口する開口ステップと、 前記工場で組み立てた両建物ユニットを建築現場まで運び設置して前記第1開口部と前記第2開口部とを連続させて形成された前記設置用開口に前記根太が横断した状態とするユニット運搬・設置ステップと、前記根太の前記設置用開口を横断する部分を切断する切断ステップと、前記浴室構造体の支持用の床パネルを、前記小梁に支持させて前記設置用開口に設置するパネル設置ステップと、前記浴室構造体を、前記床パネル上で前記床よりも低い位置で前記設置用開口に設置する浴室設置ステップと、を備えていることを特徴とする浴室設置方法とした。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の浴室設置方法において、前記切断ステップと前記パネル設置ステップとの間で、断熱材を前記設置用開口に設置する断熱材設置ステップを備えていることを特徴とする浴室設置方法とした。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の浴室設置方法において、前記浴室構造体は、あらかじめ浴槽および洗い場が組み込まれたバスユニットであることを特徴とする浴室設置方法とした。
本発明の浴室設置方法では、設置用開口を横断して配置された根太を切断して、設置用開口に浴室構造体を設置し、この浴室構造体は、根太の上面よりも低い位置に配置させた小梁で支持する床パネル上に設置して、床よりも低く落とし込んだ位置に設置するようにした。
したがって、床を支持する根太が存在する位置であっても、浴室構造体を床よりも低い位置に落とし込んで設置することが可能となり、浴室構造体の設置位置が根太で制約されなくなり、浴室構造体の設置自由度が向上する。
さらに、本発明では、ユニット建物において、第1建物ユニットと第2建物ユニットとに跨る設置用開口に浴室構造体を設置するようにしたため、従来のように1つの建物ユニット内のみに浴室構造体を設置するものと比較して、ユニット建物における浴室構造体の設置自由度が向上する。
請求項2に記載の発明では、設置用開口に断熱材を設置するようにしたため、浴室構造体の断熱性を向上できる。
請求項3に記載の発明では、浴室構造体として、あらかじめ浴室および洗い場が組み込まれたバスユニットを用いたため、建築現場で浴室構造体を組み立てるのと比較して、建築現場における作業工数が削減できる。
図1は、本発明の実施の形態1の浴室設置方法における開口ステップを説明する斜視図である。 図2は、実施の形態1の浴室設置方法における切断ステップを説明する斜視図である。 図3は、実施の形態1の浴室設置方法における断熱材設置ステップを説明する斜視図である。 図4は、実施の形態1の浴室設置方法におけるパネル設置ステップを説明する斜視図である。 図5は、実施の形態1の浴室設置方法における浴室設置ステップを説明する斜視図である。 図6は、実施の形態1の浴室設置方法における間仕切り建て込みステップを説明する斜視図である。 図7は、実施の形態1の浴室設置方法に用いた床パネル50を示す平面図である。 図8は、図5のS8−S8線における切断状態を示す断面図である。 図9は、図5のS9−S9線における切断状態を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら説明する。
図1〜図6は、実施の形態の浴室設置方法をステップ順に示している。
図1は実施の形態の浴室設置方法を実施する建物(図示省略)の一部を示しており、第1建物ユニット10と第2建物ユニット20とを建築現場に設置した状態を示している。
すなわち、図示を省略した建物は、ユニット建物と呼ばれるもので、床パネルおよび壁パネルなどからなる複数の建物ユニットを工場で生産し、この複数の建物を建築現場に輸送し、あらかじめ準備した基礎の上に設置し、各建物ユニットを相互に連結して建物を建築するようにしたものである。
本実施の形態1では、前述の第1建物ユニット10と第2建物ユニット20とが結合されて建物(図示省略)のコーナ部に1つのサニタリースペースSSが形成される。すなわち、両建物ユニット10,20に立設された壁パネル11,21,22によりサニタリースペースSSの外壁Wが形成され、また、両建物ユニット10,20に設けられた床面材13,23により、サニタリースペースSSの脱衣スペースなどとなる床FLが形成される。なお、図1では、図示を省略するが、両建物ユニット10,20には、サニタリースペースSSを形成する室内壁が設けられている一方で、天井は、建築現場で設置されるもので、工場出荷時には図示のように設置されていない。
サニタリースペースSSには、浴室構造体としてのバスユニット30が設置される。このバスユニット30は、 図5に示すように、一体成形された防水パンからなる洗い場32と浴槽31とを内部に備え、防水パンの越壁に壁面34を立設させるとともに、この壁面34の上部に天井面35を設けて箱状に形成され、壁面34には洗い場32に出入する出入口を開閉するドア33が設けられた周知のものである。
次に、両建物ユニット10,20について説明する。
図1に示すように、本実施の形態1では、第1建物ユニット10と第2建物ユニット20は、図において矢印Y方向であるユニット長手方向には共通の寸法に形成されているのに対し、図において矢印X方向で示すユニット幅方向の寸法が異なっており第2建物ユニット20は、第1建物ユニット10の1/2程度の寸法に形成されている。すなわち、両建物ユニット10,20を含み建物を構成する建物ユニットは、長手方向および幅方向に連続して結合可能なように所定の規格に基づいて形成されており、基本的には一定の寸法に形成されているが、建物の要求寸法に応じて調整可能なように、基本設定とは異なる寸法が設定されている。本実施の形態1では、第1建物ユニット10が、基本的な寸法のものであり、第2建物ユニット20は、調整用に基本的な寸法とは異なる寸法に形成されている。
次に、両建物ユニット10,20の床構造について説明する。
各建物ユニット10,20の床FLは、床枠組14,24の上面にパーティクルボードなどの床面材13,23を取り付けて構成されている。
床枠組14,24は、各建物ユニット10,20の外周縁の位置で矩形の枠を形成する木製で縦長の矩形断面形状の端根太14a,24aおよび側根太(根太)14b,24bを備えている。また、床面材13,23が設けられている位置には、図示は省略するが、端根太14a,24aおよび側根太14b,24bと、その上面が同じ高さに配置されて床面材13,23を支持する床根太が設けられている。
一方、床FLには、バスユニット30(図5参照)を設置するためのバスユニット設置用開口40が工場であらかじめ開口されている。このバスユニット設置用開口40は、第1建物ユニット10の床面材13の角部の一部に形成された第1開口部41と、第2建物ユニット20の床面材23において、第1開口部41に連続して全幅に亘って形成された第2開口部42とにより形成されている。
このバスユニット設置用開口40は、その外周を、端根太14a,24aと側根太24bと第1開口枠14d(図9参照)と第2開口枠24d(図8参照)とに囲まれている。
両開口枠14d,24dは、端根太14a,24aおよび側根太14b,24bと素材および寸法が同様のものが用いられており、第1開口枠14dは、図9に示すように、側根太24bに対向して配置され、第2開口枠24dは、図8に示すように、端根太14a,24aに対向して配置されている。
バスユニット設置用開口40には、図1に示すように、端根太14a,14a、24a,24aの間に、ユニット長手方向(矢印Y方向)に沿って小梁としての床小梁14c,24cがユニット幅方向に間隔を空けて平行に架設されている。
床小梁14c,24cは、金属製であり、端根太14a,24a、側根太14b,24b、開口枠14d,24dよりも上下寸法が小さな略正方形筒状に形成されており(図9参照)、その両端に設けられたL字金具(図示省略)を端根太14a,24aおよび開口枠14d,24dにねじ止めして固定されている。また、床小梁14c,24cは、図9に示すように、その下面が端根太14a,24aおよび側根太14b,24bの下面と略一致する高さに配置され、その上面は、端根太14a,24aおよび側根太14b,24bの上面よりも低い位置に配置されている。
バスユニット設置用開口40には、図4および図7に示す床パネル50が床FLよりも低い位置に落とし込んで設置される。
この床パネル50は、パネル材51とフレーム材52とを備えている。
パネル材51は、長方形の板材において浴槽31の設置位置の下方においてその一辺部分の一部を長方形に切り欠いた浴槽設置用開口51aを備えている。また、この浴槽設置用開口51aの近傍に、排水管(図示省略)が挿通される円形の排水用穴51bが開口されている。
フレーム材52は、金属製の四角筒状のもので、ユニット長手方向(矢印Y方向)に沿って配置された2本の横フレーム52a,52bと、ユニット幅方向(矢印X方向に)に沿って配置された合計8本の縦フレーム52c〜52h,52j,52kとを結合して組み付けられており、各フレーム52a〜52h,52j,52kの先端には、端根太14a,24a、側根太14b,24b、開口枠14d,24dにねじ止めするためのL字状の固定金具53が設けられている。なお、固定金具53は、浴槽設置用開口51aの位置で露出されている縦フレーム52d,52eの先端に設けられたもののみ図示し、他のフレームに設けられたものは図示を省略している。
フレーム材52は、浴槽31が配置される部分が、洗い場32に配置される部分よりも支持強度が高く形成されている。すなわち、フレーム材52は、洗い場32が配置される位置では、横フレーム52a,52bどうしの間および横フレーム52bと開口枠14dとの間で、それぞれ2本の縦フレーム52g,52hおよび52j,52kが架設されているのに対し、浴槽31が配置される位置である横フレーム52aと側根太24bとの間では、4本の縦フレーム52c〜52fが架設されている。
なお、図7に示すように、浴槽設置用開口51aに沿って配置された横フレーム52aは、他の各フレーム52b〜52h,52j,52kよりも幅広のものが用いられている。また、もう1本の横フレーム52bと、浴槽設置用開口51aに配置された2本の縦フレーム52d,52eおよび横フレーム52a,52bの間に架設された2本の縦フレーム52g,52hは、他の縦フレーム52c,52f,52j,52kよりも幅広のものが用いられている。
<浴室設置方法>
次に、本発明の実施の形態の浴室設置方法について順を追って説明する。
(開口ステップ)
開口ステップは、床FLにバスユニット設置用開口40を開口するステップである。本実施の形態1では、あらかじめ、工場において、第1建物ユニット10の床面材13に第1開口部41を形成するとともに、第2建物ユニット20の床面材に第2開口部42を形成しておき、これらの第1建物ユニット10と第2建物ユニット20とを建築現場において結合させることで、両建物ユニット10,20を結合して形成されるサニタリースペースSSの床FLにバスユニット設置用開口40が形成される。
また、本実施の形態1では、工場において、バスユニット設置用開口40に床小梁14c,24cを各建物ユニット10,20に固定しておく。
(ユニット運搬・設置ステップ)
ユニット運搬・設置ステップは、工場で組み立てた両建物ユニット10,20を含む建物ユニットを建築現場まで運び、さらに、建築現場に設けられた図示を省略した基礎に設置するステップである。
このユニット運搬・設置ステップにおいて、両建物ユニット10,20は、ユニット外周に沿ってその全周に亘って端根太14a,24aおよび側根太14b,24bが枠状に配置されているため、床FLの剛性が確保されており、運搬時に各根太14a,24a,14b,24bを用いて各建物ユニット10,20の支持を行なっても、各建物ユニット10,20が変形するなどの不具合が生じることが無い。
さらに、バスユニット設置用開口40に床小梁14c,24cを設けているため、バスユニット設置用開口40を開口していても、この運搬および基礎への設置時に、バスユニット設置用開口40が変形するのを防止できる。
(切断ステップ)
切断ステップは、両建物ユニット10,20の床枠組14,24の側根太14b,24bのうち、バスユニット設置用開口40に配置されている部分をカットするステップである。
図1は切断ステップの実施前の状態を示しており、バスユニット設置用開口40の位置に側根太14b,24bが存在している。
一方、図2は、この切断ステップを実施後の状態を示しており、バスユニット設置用開口40に配置されている側根太14b,24bが切断され、このバスユニット設置用開口40の位置には、床FLの表面の高さから下方に離れて配置された床小梁14c,24cのみが架設された状態となる。
(断熱材敷設ステップ)
断熱材敷設ステップは、図3に示すように、バスユニット設置用開口40の全面を覆って断熱材60を敷設するステップであり、断熱材60は図2に示す床小梁14c,24cに支持される。なお、断熱材60としては、グラスウールなどの無機繊維系断熱材や、ポリスチレンフォームなどの発泡プラスチック系断熱材などを用いることができるが、本実施の形態1では、無機繊維系断熱材を用いている。
(パネル設置ステップ)
パネル設置ステップは、バスユニット設置用開口40に、バスユニット30を支持する図4に示す床パネル50を床FLから落とし込んで設置するステップである。
このとき、床パネル50は、フレーム材52の下面が断熱材60を圧縮あるいは押し退けて各床小梁14c,24cの上面に当接あるいは近接する高さに配置させた後、各フレーム52a〜52h,52j,52kの先端に設けられた固定金具53を、端根太14a,24a、側根太24bおよび開口枠14d,24dにねじ止めすることで行う。
したがって、床パネル50は、図5にも示すように、両建物ユニット10,20の床FLよりも低い高さに配置される。
なお、建築現場では、開口ステップからパネル設置ステップまでの間に、壁パネル11と壁パネル21との間の継ぎ目を面材73により覆い隠す作業を実行する。
(バスユニット設置ステップ)
バスユニット設置ステップは、図5に示すように、バスユニット設置用開口40に設置された床パネル50の上に、バスユニット30を床FLから落とし込んで設置するステップである。
このとき、床パネル50は、両建物ユニット10,20の床FLよりも低い位置に設置されているため、バスユニット30も、床FLよりも低い位置に落とし込んで設置される。
なお、バスユニット30は、本実施の形態1では、洗い場32の床面を形成する防水パンや浴槽31を工場で既に組み付けたものを用いているが、この組立を建築現場で行うようにしてもよい。
(間仕切り建て込みステップ)
間仕切り建て込みステップは、図6に示す出入口間仕切71および桁間仕切72を、バスユニット30の壁面34のうちサニタリースペースSSに面した側面を覆って設置するステップである。
以上のステップを経て、バスユニット30の設置が終了する。
以上説明したように、本実施の形態の浴室設置方法にあっては、以下に列挙する効果が得られる。
a)両建物ユニット10,20の設置後に、側根太14b,24bを切断し、この側根太14b,24bよりも低い位置に配置されている床小梁14c,24cにより床パネル50を支持し、この床パネル50によりバスユニット30を床FLよりも低い位置に落とし込んで支持するようにした。
したがって、バスユニット30を、床FLよりも低い位置に落とし込んで設置するのにあたり、側根太14b,24bなどの根太の存在に制約されること無く設置可能となり、バスユニット30の設置自由度が向上する。
b)バスユニット設置用開口40を、ユニット建物において、両建物ユニット10,20に跨って形成し、両建物ユニット10,20の外周縁を囲う端根太14a,24aおよび側根太14b,24bのうちの側根太14b,24bを切断するようにした。
したがって、両建物ユニット10,20に跨ってバスユニット30を床FLよりも低く落とし込んで設置可能となり、従来のように、バスユニット30の設置が1つの建物ユニット内に限られていたものと比較して、ユニット建物におけるバスユニット30の設置自由度が向上する。
c)上記のように、側根太14b,24bの切断は、建築現場で行うため、建築現場までの両建物ユニット10,20の運搬時には、端根太14a,24aおよび側根太14b,24bによる両建物ユニット10,20の剛性を確保して、従来通りの運搬を行うことができる。すなわち、上記b)のように、側根太14b,24bを切断して、バスユニット30を側根太14b,24bが存在する位置に跨って配置するにもかかわらず、ユニット運搬・設置ステップの時点では、両建物ユニット10,20の剛性を確保することができる。
d)バスユニット設置用開口40において両建物ユニット10,20と床パネル50との間に断熱材60を敷設したため、バスユニット30の熱遮断性を向上できる。
e)工場で組み立てたバスユニット30を、建築現場で両建物ユニット10,20間に設置するようにしたため、浴室構造体を建築現場で組み立てるものと比較して、建築現場における作業時間の短縮を図ることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこうした実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形および置換を加えることができる。
例えば、実施の形態1では、浴室構造体としてのバスユニットを設置する建物として、ユニット建物を示したが、浴室構造体を設置する建物としては、ユニット建物に限定されることはない。したがって、浴室構造体を設置する設置用開口において切断する根太は、床面材を支持する高さに配置された根太であれば、建物ユニットの側根太14b,24bあるいは端根太14a,24aに限定されない。例えば、いわゆるツーバイフォーと呼ばれる木造枠組壁構法の建物における、床根太を切断するようにしてもよい。
また、実施の形態1では、小梁として、工場で各建物ユニット10,20に組み付けられた床小梁14c,24cを示したが、この床小梁14c,24cは、建築現場で組み付けるようにしてもよい。
また、実施の形態1では、床パネル50と床小梁14c,24cとの間に断熱材60を充填するようにした例を示した。この断熱材60は、寒冷地では有効であるが、非寒冷地の場合などには、断熱材60を設けなくてもよい。
また、実施の形態1では、浴室構造体としてあらかじめ工場で浴槽31や洗い場32が組み立てられたバスユニット30を示したが、浴室構造体としてはこれに限定されるものではなく、建築現場で浴槽や洗い場あるいは防水パンを組み付ける形式の浴室構造体であってもよい。
10 第1建物ユニット
14b 側根太(根太)
14c 床小梁(小梁)
20 第2建物ユニット
24b 側根太(根太)
24c 床小梁(小梁)
30 バスユニット(浴室構造体)
31 浴槽
32 洗い場
40 バスユニット設置用開口
41 第1開口部
42 第2開口部
50 床パネル
60 断熱材
FL 床

Claims (3)

  1. 複数の建物ユニットを結合させて形成するユニット建物の第1建物ユニットと第2建物ユニットとの床に跨って設置用開口が開口され、各建物ユニットには、各建物ユニットの外周縁を囲んで設けられて前記設置用開口を横断して前記床を支持する高さに配置された根太と、この根太よりも低い位置に配置された小梁とが架設され、前記ユニット建物の前記設置用開口に、浴槽および洗い場を備えた浴室構造体を、前記小梁により前記床よりも低い位置に落とし込んで支持して設置する浴室設置方法であって、
    工場において、前記第1建物ユニットおよび前記第2建物ユニットの床に、前記設置用開口となる第1開口部および第2開口部を開口する開口ステップと、
    前記工場で組み立てた両建物ユニットを建築現場まで運び設置して前記第1開口部と前記第2開口部とを連続させて形成された前記設置用開口に前記根太が横断した状態とするユニット運搬・設置ステップと、
    前記根太の前記設置用開口を横断する部分を切断する切断ステップと、
    前記浴室構造体の支持用の床パネルを、前記小梁に支持させて前記設置用開口に設置するパネル設置ステップと、
    前記浴室構造体を、前記床パネル上で前記床よりも低い位置で前記設置用開口に設置する浴室設置ステップと、
    を備えていることを特徴とする浴室設置方法。
  2. 前記切断ステップと前記パネル設置ステップとの間で、断熱材を前記設置用開口に設置する断熱材設置ステップを備えていることを特徴とする請求項1に記載の浴室設置方法。
  3. 前記浴室構造体は、あらかじめ浴槽および洗い場が組み込まれたバスユニットであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の浴室設置方法。
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