JPH088570Y2 - 油圧制御装置のロック機構 - Google Patents

油圧制御装置のロック機構

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JPH088570Y2
JPH088570Y2 JP11576489U JP11576489U JPH088570Y2 JP H088570 Y2 JPH088570 Y2 JP H088570Y2 JP 11576489 U JP11576489 U JP 11576489U JP 11576489 U JP11576489 U JP 11576489U JP H088570 Y2 JPH088570 Y2 JP H088570Y2
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hydraulic
interlocking member
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hydraulic valve
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富士夫 坂根
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、田植機等の移動農機の油圧制御装置に係
り、詳しくは油圧により作業機を昇降制御する油圧制御
装置の油圧バルブの作動をロックする機構に関する。
(ロ)従来の技術 一般に、移動農機、例えば田植機等において苗の植付
などを行う作業部を昇降制御する場合に、操作レバーを
上昇位置に操作すると油圧制御装置によって作業部が上
昇し、操作レバーを自動位置にすると該作業部に設けら
れているフロート等のセンサの作動によって作業部は対
地高さ一定に保たれるように自動昇降制御されるものが
ある。
このように昇降制御される作業部を点検・整備するた
めに、地上所定の高さに作業部を保持する必要があり、
そのため油圧制御装置の油圧バルブをロックする機構と
して、操作レバーをロックしたり、その他複雑な油圧制
御装置ロック機構がある。
(ハ)考案が解決しようとする課題 ところで、上述した操作レバーをロックすることによ
って油圧制御装置をロックする機構は、操作レバーと油
圧制御装置との間に種々の連動部材が介されているため
にガタがあり、油圧制御装置を所定位置で完全にロック
することが困難であって、作業部が上下に移動する可能
性がある。また、複雑なロック機構を用いると高価とな
り、コストの点で問題となる。
そこで、本考案は、構造が簡単でかつ確実にロックで
きる油圧制御装置のロック機構を提供することを目的と
するものである。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案は、上述事情に鑑みなされたものであって、例
えば第1図を参照して示すと、操作レバー(40)を上昇
位置に操作すると、連動部材(30)を介して油圧バルブ
(31)が作動して作業部(10)は上昇し、自動位置に操
作すると、該作業部(10)のセンサ(14)の作動に基づ
き連動部材(30)を介して油圧バルブ(31)が作動して
作業部(10)を対地高さ一定に自動昇降制御されるよう
に構成された移動農機(1)の油圧制御装置において、 前記操作レバー(40)と連動部材(30)との係合部
に、操作レバー(40)で油圧バルブ(31)の作動範囲を
規制し、かつ前記作業部(10)のセンサ(14)の優先作
動を許容する融通機構(30c)を設け、更に該融通機構
(30c)と前記油圧バルブ(31)との間に油圧バルブ(3
1)の作動を阻止する連動部材ロック機構(20)を設け
たことを特徴としている。
(ホ)作用 上述構成に基づき、操作レバー(40)を上昇位置に操
作すると連動部材(30)を介して油圧バルブ(31)が作
動して作業部(10)が上昇し、操作レバー(40)を自動
位置に操作すると、作業部(10)に設けられたセンサ
(14)の作動が連動部材(30)の融通機構(30c)を介
して操作レバー(40)に優先して油圧バルブに伝わって
作業部(10)を対地高さ一定に自動昇降制御する。そし
て、連動部材(30)のロック機構(20)を作動すると、
操作レバー(40)の位置にかかわらずに連動部材(30)
がロックされて、それに伴い油圧バルブ(31)の作動も
ロックされる。操作レバー(40)が所定位置にあると
き、ロック機構を作動すると作業部(10)は所定の地上
高にて停止する。
なお、カッコ内の符号は図面を参照するためのもので
あって、何等構成を限定するものではない。
(ヘ)実施例 以下、図面に沿って、本考案による実施例について説
明する。
乗用田植機1は、第3図に示すように、前輪2及び後
輪3により支持されている走行機体5を有しており、該
走行機体5にはその前輪前方部分にエンジン6が搭載さ
れていると共に、前後輪の中間部分即ち機体重心部分に
シート7を位置するように運転席9が配設されている。
更に、走行機体5の後方にはリンク8を介して作業部と
しての植付部10が昇降自在に支持されており、該植付部
10には多数のプランタ11…、フロント14及び苗のせ台12
が備えられている。また、走行機体5における前部ミッ
ションケース16とリンク8に固設されたブラケット17と
の間には油圧シリンダ装置19が配設されており、後述す
る油圧バルブによる油圧シリンダ装置19の伸縮に基づ
き、植付部10が昇降作動する。
そして、植付部10を昇降制御する油圧制御装置及び植
付部10を駆動する装置を作動するために、第1図(a)
に示すように、座席7の側方に操作レバー40が立設され
ており、該操作レバー40の操作は、第1図において左か
ら上昇、固定、自動、植付とされていて、平面視第1図
(b)に示す位置となり、該レバー40を自動位置から上
昇位置へと操作すると、該レバー40は上昇位置から自動
的に固定位置へと戻る構成(図示せず)となっている。
また、操作レバー40の底部にはカム板43が固着されて
おり、該カム板43は機体5に固定された軸43aにより軸
支され操作レバー40の操作に伴い軸43aのまわりを回動
する。また、該カム板43と係合して作動する二個の部材
があり、一方は植付部10の昇降のための油圧制御装置に
関するものであり、他方は植付部10の駆動に関するもの
である。
前者の部材として長方形の板状のアーム41があり、略
々中央部に前記カム板43aと係合するローラ42が取付け
られており、該アーム41の一端に設けられた軸41aを支
軸として回動可能に構成されている。また、該アーム41
の他端には下方に延びるロッド44が回動可能に取付けら
れており、該ロッド44の他端には略々三角形状のアーム
プレート49が回動自在に取付けられている。また、該ロ
ッド44の中央部にバネ50が取付けられていて、該ロッド
44は下方に付勢されている。
一方、後者の植付部10の駆動に関する部材として、略
々長方形の板状の駆動アーム45が前記カム板43の下部近
傍に位置しており、その一端には該カム板43と係合する
ローラ46が設けられており、他端にはワイヤ48が取付け
られている。該ワイヤ48は植付部10へのエンジン6から
の動力伝達を断接する植付クラッチ47と接続されてい
る。また、該駆動アーム45の中央部には固定軸45aがあ
り、前記カム板43の回動により駆動アーム45が回動し
て、操作レバー40が植付位置に操作されるとワイヤ48が
作動されて植付クラッチがオンとなり植付部10が駆動さ
れる。
また一方、前述した略々三角形状のプレートアーム49
は、その一頂点近傍には前記ロッド44が回動自在に接続
されており、他頂点近傍にはピン49aが、第1図におい
て裏面方向へと突出して固着されている。また、もう一
つの頂点近傍には固定軸49bが設けられており、前記ロ
ッド44が上下方向に移動すると該プレートアーム49は軸
49bのまわりを所定範囲回動して、該ピン49aは略々水平
に動く。
そして、該ピン49aは、油圧バルブ31に連結されてい
る連動部材30に設けられた長方形の孔である融通機構30
cに係合している。該連動部材30は一方が長方形の板状
の油圧プレート30aとなっており、その中に融通機構30c
が穿設されていて、他方は棒状の油圧ロッド30bとなっ
ている。該油圧ロッド30bの先端は油圧バルブ31から突
出しているバルブアーム32と接続されており、該バルブ
アーム32が回動することによって油圧バルブ31が開閉す
る。また、第1図(a)において油圧ロッド30bの先端
が右へ移動すると、油圧バルブ31の油路が開き油圧モー
タ(図示せず)からの圧油が油圧シリンダ装置19へ送ら
れる。該ロッド30bの先端が中間の固定位置にくると、
該バルブ31は閉となり油圧シリンダ装置19内の油は固定
されて、更に該ロッド30bの先端が左の下降位置にくる
と、油圧シリンダ装置19の油が流れ出るように該バルブ
31が開かれる。なお、油圧バルブ31は、通常、下降位置
になるようにバネ33により付勢されている。
また、連動部材30の油圧プレート30a部分の先端には
長方形板状のアーム部材35が回動自在に係合しており、
該アーム部材35の中央部は機体5に設けられた軸35aに
より軸支されていて、該アーム部材35の他端は植付部10
に設けられたセンサとしてのフロート14の動きに連動す
るフロート感知用ロッド36が接続されている。
また、油圧制御装置のロック機構20は、第1図(a)
又は第2図に示すように、連動部材30の油圧プレート30
aに設けられた融通機構30cの右側で油圧ロッド30bの手
前に設けられており、該油圧プレート30aに平面視コ字
状(第2図(c)参照)で側面視L字状(第2図(b)
参照)のロック板22がネジ23によって固定されている。
また、該ロック板22の近傍に位置する機体5等の固定部
材に側面視L字状の板状部材26(第2図(a)参照)が
固着されており、該板状部材26の略々中央部には軸28が
設けられていて、該軸26を回動基部としてロックレバー
21が立設されている。該ロックレバー21の中央部にはピ
ン27が固着されており、該ピン27にはバネ25の先端が止
められていて、ロックレバー21を下方に回動するように
付勢しているのでロックレバー21は作業位置か固定位置
のいずれかの位置で安定する。そして、該ロックレバー
21を、第2図(b)において左側の固定位置に倒すと、
連動部材30はロックされ、右の作業位置に倒すと解放さ
れる。なお、前述の平面視コ字状のロック板22の代り
に、第2図(d)に示すように平面視棒状のロック板22
aでもよい。これによって、ロックレバー21を固定位置
にしても、連動部材30は第1図における右側への移動、
すなわち上昇方向への規制が解放される。
本実施例は以上のような構成よりなるので、第1図
(a)において、操作レバー40を上昇位置に操作すると
カム板41が回動してローラ42を押し上げてロッド44が上
方へと引き上げられる。これに伴いアームプレート49が
軸49bを中心に右廻りに回動して、該アームプレート49
に固着されているピン49aは連動部材30に設けられた長
方形の孔である融通機構の右端に当接して、該連動部材
30を右へと移動させる。これにより、バルブアーム32が
回動して油圧バルブ31が開き、圧油が油圧シリンダ装置
19に送られて該シリンダ装置19が伸張して植付部10が上
昇する。
また、操作レバー40を上昇位置から自動位置に操作す
ると、ロッド44は下降してアームプレート49は軸49bを
中心として左廻りに回動して、該プレート49のピン49a
は左方向に移動する。そして、連動部材30は油圧バルブ
31のバルブアーム32に取付けられたバネ33によって左方
向に付勢されているので、融通機構30cの右端はピン49a
と当接しつつ左方向へと移動して、油圧バルブ31の油路
が油圧シリンダ装置19の油を抜くように開いて該シリン
ダ装置19は収縮して植付部10は下降する。この状態で、
植付部10に設けられているフロート14が田面の状態によ
り上下動すると、該フロート14に取付けられているフロ
ート感知用ロッド36がアーム部材35を左右に回動して連
動部材30を左右に移動する。このため油圧バルブ31は上
昇、下降位置へとコントロールされて、これに伴い油圧
シリンダ装置19が伸縮して植付部10は対地高さを一定と
なるように自動昇降制御される。
この場合に、連動部材30に融通機構30cが設けられて
いるので、操作レバー40の上昇位置への操作は操作レバ
ー40の規制によるが、自動位置へ操作すると融通機構30
cのためフロート14によるフロート感知用ロッド36の作
動が操作レバー40に優先して油圧バルブ31に作用する。
そして、植付部10の点検等のため植付部10を上昇させ
ておき、操作レバー40が自動的に固定位置に入った状態
で、ロックレバー21をロック板22に嵌合させると、連動
部材30は固定されて油圧バルブ31のバルブアーム32は固
定位置となって、フロート14の振動、その他のガタ等に
よって植付部10が上下動することはない。また、ロック
機構20により連動部材30がロックされていても、融通機
構30cが設けられているので、操作レバー40を植付位置
まで傾動操作することができ、植付部10が上昇状態でも
植付部10を駆動することができる。従って、植付部10を
上昇したまま苗のせ台の横移動、植付爪の回転の確認点
検、作業開始時に苗を載せるときに苗の端部から掻取る
ように調整することなどができる。
(ト)考案の効果 以上説明したように、本考案によると、移動農機
(1)の作業部(10)を昇降制御する油圧制御装置の油
圧バルブ(31)の開閉動作と連動する連動部材(30)を
直接ロックするロック機構(20)を設けたので、簡単な
ロック機構でもって、ガタがなく確実に油圧装置をロッ
クすることができる。
また、連動部材(30)に融通機構(30c)を設けたの
で、操作レバー(40)の所定位置では、作業部(10)に
設けたセンサ(14)が操作レバー(40)に優先して油圧
バルブ(31)に作用して作業部(10)の位置を自動昇降
制御することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本考案に係る油圧制御装置の側面概略
図、第1図(b)は操作レバーの操作位置を示す平面図
である。第2図(a)はロック機構を表わした正面図、
第2図(b)は側面図、第2図(c)は平面概略図であ
り、第2図(d)は他の実施例の平面図である。第3図
は移動農機の側面図である。 1……移動農機(田植機)、10……作業部(植付部)、
14……センサ(フロート)、20……ロック機構、30……
連動部材、31……油圧バルブ、40……操作レバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作レバーを上昇位置に操作すると、連動
    部材を介して油圧バルブが作動して作業部は上昇し、自
    動位置に操作すると、該作業部のセンサの作動に基づき
    連動部材を介して油圧バルブが作動して作業部は対地高
    さ一定に自動昇降制御されるように構成された移動農機
    の油圧制御装置において、 前記操作レバーと連動部材との係合部に、操作レバーで
    油圧バルブの作動範囲を規制し、かつ前記作業部のセン
    サの優先作動を許容する融通機構を設け、更に該融通機
    構と前記油圧バルブとの間に油圧バルブの作動を阻止す
    る連動部材ロック機構を設けたことを特徴とする 油圧制御装置のロック機構。
JP11576489U 1989-09-30 1989-09-30 油圧制御装置のロック機構 Expired - Lifetime JPH088570Y2 (ja)

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