JPH0244656Y2 - - Google Patents

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JPH0244656Y2
JPH0244656Y2 JP1982191973U JP19197382U JPH0244656Y2 JP H0244656 Y2 JPH0244656 Y2 JP H0244656Y2 JP 1982191973 U JP1982191973 U JP 1982191973U JP 19197382 U JP19197382 U JP 19197382U JP H0244656 Y2 JPH0244656 Y2 JP H0244656Y2
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hydraulic
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JP1982191973U
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  • Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案はフロートを具備する植付部を上下動さ
せる油圧昇降装置並びにこの昇降操作用油圧バル
ブを備えた乗用田植機の植付装置に関する。
「従来の技術」 従来、特開昭52−117719号公報に示す如く、フ
ローの仰角変化と連動して植付部を昇降させる歩
行型田植機があつた。
「考案が解決しようとする問題点」 前記従来技術は、植付部の油圧昇降装置をアン
ロード状態に維持するレバーを設け、植付部重量
とフロート接地圧反力が等しくなる高さに植付部
を支持するものであつたから、硬い土塊が突出し
ている場所、又は枕地で車輪旋回により泥土が盛
り上つた場所では、植付部が接地圧反力により持
上げられ、フロートによる田面が均平に容易に行
い得ない等の作業上の問題があつた。
「問題点を解決するための手段」 然るに、本考案は、走行部に油圧昇降装置を介
して植付部を昇降自在に装設すると共に、植付部
に設けるフロートの仰角変化に基づき、油圧昇降
装置を作動させて植付部を自動的に昇降させる昇
降制御用の油圧バルブを備え、植付部を自動制御
又は手動操作で昇降させる乗用田植機の植付装置
において、前記油圧バルブの上昇制御を中止して
植付部の上昇動作を阻止する上昇動作ロツク機構
を設け、油圧バルブの上昇又は下降操作を行える
状態と、下降操作だけを行える状態とに、前記ロ
ツク機構を介して切換自在に構成すると共に、油
圧バルブの下降操作だけを行える状態でフロート
の接地反力に抗して走行部重量が植付部重量に加
算されるように構成したことを特徴とするもので
ある。
「作用」 従つて、上昇動作ロツク機構によつて油圧バル
ブの上昇操作を制限するから、自動昇降制御態様
での植付部の上昇動作を制限し得、植付部の上昇
動作を阻止して走行部を含む全機体重量を利用し
てフロートの接地圧を大きくし得、土塊の突出又
は泥土の乱れなどを容易に均し乍ら植付作業を適
正に行い得、特に植付部の下降を自動制御し乍ら
上昇だけを阻止するから、設定以上の浅植による
浮苗の発生などを防いで作業の安全性並びに取扱
い操作性などの向上を容易に図り得るものであ
る。
「実施例」 以下本考案の一実施例を図面に基づいて詳述す
る。
第1図は乗用田植機の側面図、第2図は同平面
図を示し、図中1は作業者が搭乗する走行部であ
り、エンジン2をベースフレーム3に搭載し、該
エンジン2をボンネツト4を覆うと共に、前記ベ
ースフレーム3の後端にミツシヨンケース5を、
また該ミツシヨンケース5の後端左右両側に伝動
ケース6を一体的に連設させる。前記ミツシヨン
ケース5の前部左右両側にアクスルフレーム7を
介して左右の水田走行用前車輪8を、また各伝動
ケース6後部の外側に左右の水田走行用後車輪9
をそれぞれ支承させると共に、作業者が座乗する
運転席10を連結フレーム11を介して伝動ケー
ス6上部に装着する。また、前記ボンネツト4の
左右両側に予備苗載台12を装備させると共に、
ボンネツト4後部の運転席13前方位置に操向ハ
ンドル13を設け、ステツプ14aを形成する車
体カバー14によつてボンネツト4後方のミツシ
ヨンケース5上側を覆う。
さらに図中15は多条植え用の苗載台16並び
に複数の植付爪17などを具備する植付部であ
り、前高後低の後傾式苗載台16を案内レール1
8及びガイドレール19を介して植付ケース20
に左右往復摺動自在に支持させると共に、クラン
ク運動させる植付アーム21並びに植付爪駆動軸
22を介して植付ケース20に前記植付爪17を
取付ける。前記植付ケース20の下方に滑走体で
ある植付面均平用の主フロート23及び左右のサ
イドフロート24,24を装設すると共に、前記
植付ケース20の前側に支持フロート25を設
け、トツプリンク26及びロアリンク27を含す
三点リンク機構28を介して連結フロート11に
前記支持フレーム25を連結させ、植付部15を
昇降させる油圧シリンダ29を連結フレーム11
と支持フレーム25間に介設させて、前記エンジ
ン2出力をミツシヨンケース5に伝達し、水田走
行用前後輪8,9を略定速で駈動走行すると同時
に、左右に往復摺動させる苗載台16から一株分
の苗を植付爪17によつて連続的に取出して圃場
に苗植え作業を行つていくように構成する。
第3図乃至第5図に示す如く、主変速操作用の
ギヤに係合させるシフター30にシフトレバー3
1、シフトロツド32・シフトアーム33・前後
揺動支点軸34及び左右揺動支点受軸35を介し
て主変速レバー36を連動連結させ、レバーガイ
ド板37のガイド溝38に沿わせ前記主変速レバ
ー36を前後に揺動操作させることにより、路上
走行速度・中立・植付走行速度・後進走行に適宜
走行態様を変化させるように構成している。
また、前記連結フロート11は左右の伝動ケー
ス6,6を連結する横フレーム39と、該横フレ
ーム39に下端を固着させ上端に前記ガイド板3
7を支持する左右の縦フレーム40a,40bと
から構成し、油圧昇降装置である前記油圧シリン
ダ29を適宜伸縮操作する油圧バルブ41を右の
前記縦フレーム40bにブラケツト42を介し固
定支持させている。さらに前記縦フレーム40
a,40bに軸受筒43を固定すると共に、該受
筒43には操作回転軸44を貫挿支持させてい
て、該回転軸44の右端を左右揺動支点受軸45
を介して植付昇降レバー46に連動連結させてい
る。前記回転軸44には前記バルブ41のスプー
ル47に当接させる操作片48aを一体固設する
と共に、植付クラツチに連結させる植付クラツチ
ワイヤ49の他端を係止するクラツチアーム50
を前記回転軸44に固定させ、前記昇降レバー4
6の前後揺動操作によつて植付部15の昇降と植
付クラツチの入切動作を行わしめるように構成し
ている。
またさらに、前記回転軸44の左端にはピン5
1を介し連動板52を固着すると共に、前記変速
レバー36の中間に鉤形状の係合アーム53を固
着していて、前記変速レバー36を前進位置より
第4図仮想線状態に左揺動させ後進位置に後揺動
操作するとき、前記アーム53の折曲先端を連動
板52に係合させ且つスプリング54により回転
軸44及び操作片48aを一体回動させ前記スプ
ール47を退入させて植付部15を上昇させるよ
うに構成している。
また、前記回転軸44には前記操作片48aに
隣接させて一端を前記スプール47に当接させる
もう一つの操作片48bを回転自在に遊転軸支さ
せていて、該操作片48bの他端に主フロート2
3の固定ブラケツト55に一端を連結させるセン
サワイヤ56の他端側を接続させ、前記フロート
23の接地圧の変化に伴ずいて前記スプール47
を適宜進退させ、フロート23の接地圧を略一定
に維持させる状態に植付部15を自動制御すよう
に構成している。
また、前記フロート23の緩衝リンク57に感
度バネ58の調節ワイヤ59の一端を連結させる
と共に、前記変速レバー36の後部に配備させる
感度調節レバー60に前記ワイヤ59の他端を連
動連結させている。前記調節レバー60は側板6
1に回転自在に支承する操作回転軸62に左右揺
動支点受軸63を介し連結支持させ、前記回転軸
62に固着する感度バネ調節アーム64に前記ワ
イヤ59他端を連結させると共に、前記回転軸6
2に固着するセンサワイヤ調節アーム65を前記
センサワイヤ56の中間に連結させて、前記レバ
ーガイド板37の感度調節ガイド溝66に沿わせ
前記レバー60を揺動操作することにより、表土
の硬・軟(乾田・湿田)及び標準に応じたフロー
トにかかる荷重の感度調節と、植付深さの基準値
調節を行わしめるように構成している。
ところで、右の前記縦フレーム40bにボルト
67を介し前後移動調節自在にロツクピン取付部
材68を固着し、該取付部材68に前記操作片4
8bの動きを規制させるための上昇動作ロツク機
構であるロツクピン69をスライド自在に支持さ
せている。前記ロツクピン69はロツクスプリン
グ70及びロツクワイヤ71を介し運転席10側
方のロツクレバー72に連動連結させたもので、
該レバー72操作によつてワイヤ71を弛め前記
スプリング70のバネ力でもつてロツクピン69
を突出させたとき、前記操作片48bのスプール
47の退入を阻止する側に当接させて、フロート
23の動きとは関係なく植付部15の上昇を阻止
させるように構成している。つまり前記ロツクピ
ン69操作によつて前記バルブ41の中立位置よ
り上げ方向側の規制を行うように構成している。
上記から明らかなように、走行部1に油圧昇降
装置であるシリンダ29を介して植付部15を昇
降自在に装設すると共に、植付部15に設けるフ
ロート23の仰角変化に基づき、油圧シリンダ2
9を作動させて植付部15を自動的に昇降させる
昇降制御用の油圧バルブ41を備え、植付部15
を自動制御又は手動操作で昇降させる乗用田植機
の植付装置において、前記油圧バルブ41の上昇
制御を中止して植付部15の上昇動作を阻止する
上昇動作ロツク機構であるロツクピン69を設
け、油圧バルブ41の上昇又は下降操作を行える
状態を、下降操作だけを行える状態とに、前記ロ
ツクピン69を介して切換自在ひ構成すると共
に、油圧バルブ41の下降操作だけを行える状態
でフロート23の接地反力に抗して走行部1重量
が植付部15重量に加算されるように構成してい
る。
本実施例は上記の如く構成するものにして、通
常の植付作業時には、フロート23,24の接地
圧を常に一定維持させる状態に前記センサワイヤ
56及び操作片48bを介して油圧バルブ41が
調節され、植付部15の高さが自動制御される。
そして圃場旋回時などにおいて車輪8,9によ
り泥を持ち上げた箇所或いは作業圃場面における
泥盛上り箇所をフロート23,24でもつて均平
させたい場合には、前記レバー72操作によつて
ロツクピン69を突出させ前記操作片48bの油
圧バルブ41上げ阻止側に当接させて、前記軸4
4を中心とした操作片48bのこの上が側方向へ
の回転を阻止させる。この結果フロート23,2
4における接地圧が大となつてセンサワイヤ56
が弛み前記スプリング54のバネ力で操作片48
bが上げ側に回転する状態となつても、前記操作
片48bはその動きを規制され前記バルブ41は
中立を維持するものであるから、フロート23,
24は機体に対する相対位置関係を略一定維持さ
せた状態で均平作用を行うことができ、確実な整
地が可能にできるものである。
なお、該構成においては前記油圧バルブ41が
フロート23の上げ信号に基づきスプリング54
のバネ力で上げ操作となるものであるから、前記
スプリング54のバネ力以上の荷重を用いたロツ
ク手段のものであれば何れのものでも良く構造も
極めて簡単となる。
また、先の実施例においては一つの操作片48
bにのみロツクピン69を当接させて植付部15
の上昇を規制させる構成としたが、第6図乃至第
7図に示す如く、両方の操作片48a,48bの
植付部15上げ規制側に前記ロツクピン69を当
接させる構成としても勿論良い。さらに前記操作
片48a,48bのロツク手段をロツクピン69
によるスライド式としたがフツクを用いた回転方
式など何れの方式でも良い。
「考案の効果」 以上実施例から明らかなように本考案は、走行
部1に油圧昇降装置29を介して植付部15を昇
降自在に装設すると共に、植付部15に設けるフ
ロート23の仰角変化に基づき、油圧昇降装置2
9を作動させて植付部15を自動的に昇降させる
昇降制御用の油圧バルブ41を備え、植付部15
を自動制御又は手動操作で昇降させる乗用田植機
の植付装置において、前記油圧バルブ41の上昇
制御を中止して植付部15の上昇動作を阻止する
上昇動作ロツク機構69を設け、油圧バルブ41
の上昇又は下降操作を行える状態と、下降操作だ
けを行える状態とに、前記ロツク機構69を介し
て切換自在に構成すると共に、油圧バルブ41の
下降操作だけを行える状態でフロート23の接地
反力に抗して走行部1重量が植付部15に重量に
加算されるように構成したもので、上昇動作ロツ
ク機構69によつて油圧バルブ41の上昇操作を
制限するから、自動昇降制御態様での植付部15
の上昇動作を制限でき、植付部15の上昇動作を
阻止して走行部1を含む全機体重量を利用してフ
ロート23の接地圧を大きくすることができ、土
塊の突出又は泥土の乱れなどを容易に均し乍ら植
付作業を適正に行うことができ、特に植付部15
の下降を自動制御し乍ら上昇だけを阻止するか
ら、設定以上の浅植による浮苗の発生はどを防い
で作業の安全性並びに取扱に操作性などの向上を
容易に図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであり、第
1図は全体の側面図、第2図は同平面図、第3図
は要部の側面説明図、第4図は同背面説明図、第
5図は同平面説明図、第6図乃至第7図は他の変
形構造を示す説明図である。 15……植付部、23……フロート、29……
油圧昇降装置(油圧シリンダ)、41……油圧バ
ルブ、69……ロツク機構(ロツクピン)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 走行部1に油圧昇降装置29を介して植付部1
    5を昇降自在に装設すると共に、植付部15に設
    けるフロート23の仰角変化に基づき、油圧昇降
    装置29を作動させて植付部15を自動的に昇降
    させる昇降制御用の油圧バルブ41を備え、植付
    部15を自動制御又は手動操作で昇降させる乗用
    田植機の植付装置において、前記油圧バルブ41
    の上昇制御を中止して植付部15の上昇動作を阻
    止する上昇動作ロツク機構69を設け、油圧バル
    ブ41の上昇又は下降操作を行える状態と、下降
    操作だけを行える状態とに、前記ロツク機構69
    を介して切換自在に構成すると共に、油圧バルブ
    41の下降操作だけを行える状態でフロート23
    の接地反力に抗して走行部1重量が植付部15重
    量に加算されるように構成したことを特徴とする
    乗用田植機の植付装置。
JP19197382U 1982-12-17 1982-12-17 乗用田植機の植付装置 Granted JPS5995817U (ja)

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JP19197382U JPS5995817U (ja) 1982-12-17 1982-12-17 乗用田植機の植付装置

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JP19197382U JPS5995817U (ja) 1982-12-17 1982-12-17 乗用田植機の植付装置

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JPS5995817U JPS5995817U (ja) 1984-06-29
JPH0244656Y2 true JPH0244656Y2 (ja) 1990-11-27

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ID=30413264

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JP19197382U Granted JPS5995817U (ja) 1982-12-17 1982-12-17 乗用田植機の植付装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52117719A (en) * 1976-03-31 1977-10-03 Iseki Agricult Mach Operation safety device for rice transplanting machine

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52117719A (en) * 1976-03-31 1977-10-03 Iseki Agricult Mach Operation safety device for rice transplanting machine

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JPS5995817U (ja) 1984-06-29

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