JPH0884062A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH0884062A
JPH0884062A JP6243258A JP24325894A JPH0884062A JP H0884062 A JPH0884062 A JP H0884062A JP 6243258 A JP6243258 A JP 6243258A JP 24325894 A JP24325894 A JP 24325894A JP H0884062 A JPH0884062 A JP H0884062A
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直 柴田
Tsutomu Nakai
努 中井
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忠弘 大見
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    • H03K19/0185Coupling arrangements; Interface arrangements using field effect transistors only
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、超LSIチップ内に存在する配線
や、チップ外の回路等の大きな容量をもつ負荷を超高速
に駆動すること可能な半導体装置を提供する。 【構成】 本発明は、ソース電極が互いに接続された少
なくとも一対のNMOS及びPMOSを有し、前記NM
OSのドレイン電極が前記PMOSのドレイン電極より
も高い電位のバイアスが与えられ、前記互いに接続され
たソース電極がCMOSインバータの入力に接続され、
前記CMOSインバータの出力に容量性の負荷が接続さ
れた回路において、前記容量性の負荷の大きさが前記C
MOSインバータのゲート入力容量よりも大きく、且
つ、前記CMOSインバータのゲート入力容量が前記N
MOS及びPMOSのそれぞれのゲート入力容量を合計
したものよりも大きく設定されていることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置に係り、よ
り詳細には、大きな容量性の負荷を高速に駆動すること
のできるバッファ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年のLSI技術の進歩には目を見張る
ものがある。トランジスタの寸法は益々微細化され、そ
のゲート長は0.1μmの領域にまで及んでいる。この
ように微細化、高集積化が進む一方、チップ上の回路は
大規模になってきている。このために、配線容量が大き
く、回路全体の動作速度低下を招く大きな原因となって
いる。例えば、マイクロプロセッサでは、チップ全体の
動作を制御するシステムクロックが使われており、これ
は通常1つのクロック発生回路からチップ全体に供給さ
れている。すなわち、クロック供給用の配線は非常に長
く、数cm程度にも及ぶ場合があり、こういったバスラ
インの非常に大きな容量負荷をいかに高速に駆動するか
が大きな問題となっている。さらに、出力バッファは、
基本ゲートの数千倍から数万倍といった外部負荷を駆動
しなければならず、出力段での信号の遅れがシステム全
体のスピードを決定する大きな要因となっている。
【0003】通常、大容量負荷を駆動するために、非常
にゲート幅の大きなトランジスタで構成されたインバー
タをバッファ回路として用いる。しかし、ゲート幅を大
きくするということは、それ自体、容量負荷となるた
め、バッファ回路自身を駆動するのに多大の時間を要
し、結局高速駆動は不可能となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、大容量の負荷を高速に駆動できるバッファ回路を実
現することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ソース電極が
互いに接続された少なくとも一対のNMOS及びPMO
Sを有し、前記NMOSのドレイン電極が前記PMOS
のドレイン電極よりも高い電位のバイアスが与えられ、
前記互に接続されたソース電極がCMOSインバータの
入力に接続され、前記CMOSインバータの出力に容量
性の負荷が接続された回路において、前記容量性の負荷
の大きさが前記CMOSインバータのゲート入力容量よ
りも大きく、且つ、前記CMOSインバータのゲート入
力容量が前記NMOS及びPMOSのそれぞれのゲート
入力容量を合計したものよりも大きく設定されているこ
とを特徴とする。
【0006】
【作用】大きな容量負荷を高速に駆動するために、CM
OSソースフォロワ回路をとりあげ、その有効性をSP
ICEシミュレーションで検証した。その結果、入力ゲ
ート容量が実効的に見えなくなるという『アンチ・ミラ
ー効果』に加え、出力が入力側にゲート容量を介して正
帰還される『ブートストラップ効果』も存在し、これら
が大容量負荷の高速駆動に有効であることが分かった。
さらに、バッファ回路をインバータ・ソースフォロワ・
インバータの複数個連なった構成にすることにより少数
段で大容量負荷を高速に駆動できることが分かった。
【0007】そこで、容量性の負荷の大きさをCMOS
インバータのゲート入力容量よりも大きく設定し、且
つ、CMOSインバータのゲート入力容量をNMOS及
びPMOSのそれぞれのゲート入力容量を合計したもの
よりも大きく設定すれば大容量の負荷を高速に駆動でき
るバッファ回路を実現できる。
【0008】
【実施例】
(実施例1)本発明の第1の実施例を図1に示す。10
1は、例えばCMOSインバータであり、図2の構造を
もつ、NMOS201、PMOS202より構成されて
おり、それぞれ表1に示したデバイスパラメータをもっ
ている。これを基本インバータと呼ぶことにする。10
1の記号中に示したC0は、NMOSとPMOSのゲー
ト入力容量を加えたもので、例えばこの例では2.6f
Fを表している。102も、例えばCMOSインバータ
であり、記号中にmC0と書かれているのは、NMOS
とPMOSのチャネル幅Wが基本インバータのチャネル
幅(表1の値)のm倍になっていることを意味してい
る。その他のパラメータは基本インバータと同じである
ため、そのゲート入力容量の和はmC0(m×2.6f
F)となっている。つまり、基本インバータのm倍の電
流駆動動力をもつインバータであり、その分だけ入力容
量も大きくなっているのである。
【0009】103はCMOS構成のソースフォロワ回
路であり、その構造を図3に示す。103と102とを
組合わせたものが本発明の半導体装置で、小さな電流駆
動力しかもたない基本インバータの出力信号で、大きな
容量負荷CL(104)を高速で駆動できるバッファ回
路となっている。この回路の動作の本質は、103のソ
ースフォロワ回路にあり、その動作について、以下に詳
しく説明する。
【0010】図3にCMOSソースフォロワ回路の回路
図を示す。回路構成はCMOSインバータに似ている
が、NMOS301とPMOS302の位置を入れ替え
たものとなっている。各トランジスタはデプリーション
形で、VOUT303はVIN304に追従する。電圧利得
は僅かながら1より小さい。
【0011】図4はCMOSソースフォロワ回路のDC
特性について、基板濃度を変化させてHSPICEシミ
ュレーションを行なった結果である。基板濃度が2×1
14cm-3の場合はNMOSもしくはPMOSが三極管
領域で動作する範囲でVOUT=VINの特性からのずれが
生じている(NMOS、PMOSの閾値はそれぞれ−1
V,1Vであり、VIN>4V、VIN<1Vの領域でそれ
ぞれNMOS,PMOSが三極管動作となる)。この特
性(破線)は基板バイアス効果を考慮に入れないで解析
的に計算した結果と非常に良く一致する。一方、基板濃
度が3×1016cm-3の場合(実線)は解析的な計算結
果とは一致せず、大きくずれている。この原因は、3×
1016cm-3の基板では基板バイアス効果が強く現れる
ためである。このためにソースフォロワのゲインが多少
ながら減少する。しかしながら、NMOSとPMOSの
基板バイアス効果が相殺して、線形性が改善しているこ
とが分かる。
【0012】ところでこの回路の最も注目すべきこと
は、各トランジスタの反転層、即ちチャネル305、3
06が電気的にVOUT303に繋がっており、その電位
がVINに追従することである。すなわち、これはゲート
容量を充放電する必要がないことを意味している。実効
入力容量は(1−K)CINとなる。ここで、KはCMO
Sソースフォロワ回路の電圧利得である。反転増幅器に
おいてKは負なので、実効入力容量は増大し、動作速度
は遅くなる。これが、いわゆるミラー効果である。一
方、ソースフォロワ回路の場合、K≒1なので、実効入
力容量が非常に小さくなる。これを『アンチ・ミラー効
果』と呼ぶことにする。
【0013】次にこの『アンチ・ミラー効果』について
説明する。図5は3通りの容量負荷を基本インバータ5
01(表1参照)で駆動した場合の出力過渡応答を示し
ている。入力VINには時刻0に20psecで5Vから
0Vに立ち下がるパルスを入力している。図中のC0
基本インバータの入力ゲート容量(2.6fF)を示し
ている。出力の容量性負荷がC0(502)、51C
0(503)の2通りについて見ると、当然のことなが
らAのノードの立ち上がりに比べ、Cのノードのそれが
著しく遅くなっていることが分かる。つまり、インバー
タの電流駆動能力が等しいため、出力の容量性の負荷の
大きいCのノードの立ち上がりが遅れたのである。例え
ば、最終値の90%になる時間を立ち上がり時間τr
定義すると、Aで27psec(これをτ0と定義す
る)、Cで512psecと約19倍もの差となる。
【0014】
【表1】 (基本インバータのデバイス・パラメータ)
【0015】次に基本インバータの出力にゲート幅50
倍のソースフォロワ504を接続した場合のインバータ
の出力(ここではBとした)の過渡応答を見てみる。B
のノードには、次段のソースフォロワ504のゲート容
量50C0とキャパシタのC0、すなわち合計51C0
ぶら下がっているにもかかわらず、その立ち上がりはC
のノードの立ち上がり(τr=512psec)よりも
ずっと速いことが分かる。このときτr=92psec
であった。これは次段のソースフォロワがDのノードの
0をすばやく駆動するために、CとDのノードの電位
が同時に上昇してアンチ・ミラー効果が現われているの
である。すなわち、CとDのノードの電位が同時に上昇
する結果、ソースフォロワのゲート容量50C0の両端
は同電位に保たれ、電荷の充電が生じないため、等価的
にゲート入力容量50C0が見えなくなるのである。し
かし、Aのノードの応答に比べ遅れが見られるのは、ソ
ースフォロワの電圧利得が1より小さいためである。つ
まり、完全にCとDのノードの電位が一致して変化すれ
ば、ゲート容量50C0は等価的に0となる。ところ
が、実際にはソースフォロワの電圧利得が1より小さい
ことにより、Dのノードの電位の変化がBのノードの電
位の変化よりも小さくなるので、結果としてわずかな電
位差が入力容量50C0の両端に現れるからである。シ
ミュレーションでCeffを求めた結果、約8〜9C0であ
ることが分かった。又、図4から求めたソースフォロワ
回路の電圧利得0.84から、Ceffは50C0(1−
0.84)=8C0となり、シミュレーション結果とよ
く一致している。
【0016】図6は図5のソースフォロワを用いた回路
において、ソースフォロワ回路の出力にぶら下がってい
る容量負荷の大きさによる応答の違いをHSPICEシ
ミュレーションで計算した結果である。図6に示したの
は、初段のインバータ601の出力電圧、すなわちVA
の変化である。またVAは、50C0のソースフォロワ
(602)の入力電圧になっている。n=1〜200に
対し、すべてほぼ同様の特性が得られている。ここで注
目すべきことは、出力負荷容量603を大きく(すなわ
ちnを大きく)すると、オーバーシュート現象が見られ
ることである。これはいわゆるブートストラップ効果に
よるものである。つまり、出力負荷容量が大きくなると
ソースフォロワの電流駆動能力は一定であるためVB
ノードの上昇する速度が遅くなり、出力VBがVAに追従
しない(これは、アンチ・ミラー効果が働かないことを
意味している)。このために、VAのノードから大きな
負荷容量51C0がそのまま見えることになる。しかし
ながら、一旦この容量が充電されると、VBの電位の上
昇と共にブートストラップ効果によりVAの電位が持ち
上げられる。さらに、VAの電位が持ち上げられること
によって、ソースフォロワの電流駆動能力が増大し、V
Bの電位、即ち出力負荷容量を高速に駆動できる。図7
はソースフォロワ701の出力VBの変化を示してい
る。出力負荷容量702が高速に駆動されており、ソー
スフォロワの電流駆動能力が非常に大きいことが分か
る。
【0017】これまで述べてきたソースフォロワの持つ
電流駆動能力を有効に利用するためのものが図1に示し
た本発明の半導体装置で、ソースフォロワ103とイン
バータ102をペアにしたバッファ回路である。こうす
ることによってソースフォロワ103の小さな電圧振幅
をインバータ102で回復でき、さらには、ソースフォ
ロワの大きな電流駆動能力で大きなインバータを駆動し
てバッファ回路トータルでの電流駆動能力を大きくする
ことが可能となる。
【0018】CL=100C0に対してソースフォロワ1
03のサイズn及びインバータ102のサイズmの最適
値を調べた。まず、ソースフォロワサイズnについて5
〜50の範囲でシミュレーションを行なったが、n=1
0近辺で遅延時間τrが最小になることが分かった。次
に、n=5,10,20に関してインバータサイズmを
変化させてシミュレーションを行なった。図8は、10
0C0に対してmを20〜200の範囲で変化させたと
きの遅延時間τrを求めた結果である。すべてのmに対
して遅延時間τrが最小となるのは、n=10の場合で
ある。さらに、n=10、m=60でτrの最小値、τr
=3.44τ0が得られる。図中、点線で示してあるτr
=3.77τ0はインバータチェインのバッファで、テ
ーパリングファクタを3、段数を4としたときのもので
ある。(これは従来よく用いられるバッファ回路で、各
インバータのサイズを3倍、9倍、27倍、81倍とし
たものである。)すなわちCMOSソースフォロワ・バ
ッファ回路は最も速いと考えられるインバータチェイン
よりも高速であることが分かる。
【0019】図9はCL=100C0の容量性負荷901
をn=10、m=60の最適化されたCMOSソースフ
ォロワ・バッファ回路902とテーパリングファクタ3
のインバータチェイン903で駆動したときの過渡応答
を調べたものである。インバータチェインにおいて、遅
延時間τr(最終値の90%になる時間)は段数nが4
段であるときに最も小さい。又、最終値の50%になる
時間をτdと定義すると、τdでは段数nが3段であると
きに最速となる。いずれにしても、CMOSソースフォ
ロワ・バッファ回路902がインバータチェインよりも
高速にCL901を駆動しているのが分かる。
【0020】(実施例2)次に本発明の第2の実施例を
図10に示す。これはさらに大きな負荷1001を駆動
するための回路でソースフォロワ1002、1003と
インバータ1004、1005とを順次4段繋いだ構成
となっている。
【0021】図10は、CL=6000C0の負荷容量を
n=10、m=60のCMOSソースフォロワ・バッフ
ァ回路とテーパリングファクタ3のインバータチェイン
1006で駆動したときの過渡応答を調べた結果であ
る。本実施例では、ソースフォロワとインバータからな
る図1のようなバッファ回路を2段、カスケード接続し
て使用している。この場合においてもCMOSソースフ
ォロワ・バッファ回路がインバータチェインよりも高速
にCLを駆動しており、CMOSソースフォロワ・バッ
ファ回路トータルでの電流駆動能力がインバータチェイ
ンよりも大きいことが分かる。
【0022】以上、第1及び第2の実施例で示したよう
に、本発明の半導体装置は、半導体超LSIの高速動作
実現に極めて有効である。即ち、CMOSソースフォロ
ワ回路が大容量負荷の高速駆動に有効である性質、つま
りアンチ・ミラー効果及びブートストラップ効果を有す
ること、さらに、CMOSソースフォロワ回路をインバ
ータとペアにすることでバッファ回路を構成すると、ト
ータルでの電流駆動能力を大きくできることを明らかに
なった。これにより、最小寸法のCMOSインバータ
(基本インバータ)のゲート容量の100倍もしくは6
000倍の容量負荷を駆動する場合、CMOSソースフ
ォロワ・バッファ回路がインバータチェインよりも高速
に駆動できることを示した。したがって、CMOSソー
スフォロワ・バッファ回路はボンディングパッドや長い
バスラインなどの大きな容量を等価的に軽減することが
できる有効なバッファ回路であり、超LSIの高速動作
実現に極めて有効である。
【0023】本発明の半導体装置であるバッファ回路
は、図1のようにソースフォロワ103とインバータ1
02とを一段組合わせたもの、あるいは図10のように
ソースフォロワとインバータとのペアを、1002と1
004及び1003と1005のように2段接続したも
のである。これをもっと多段に繋いでもよいことは言う
までもない。この場合、必ず後段のもの程、そのサイズ
は順次大きなものを用いる必要がある。また、図1、図
10の実施例では、バッファ回路への入力はインバータ
(101、1007)であり、出力の負荷は容量(10
4、1001)であるが、これはあくまで例として示し
ただけであり、それぞれいかなる回路の出力及び入力で
あってもよい。例えば、論理回路の出力が本発明のバッ
ファ回路に入力され、又、バッファ回路の出力が論理回
路の入力に繋がっていてもよい。又、本発明の回路は、
入力段にソースフォロワを設け、その入力容量を実効的
に非常に小さくしている。従って、容量負荷をできるだ
け小さくしたい論理回路の出力段に設けることが非常に
有効である。例えば、シングル・エレクトロン・トラン
ジスタ(single electron transistor)は、クーロンブ
ロッケードという現象を利用しているため、トランジス
タ部の容量を非常に小さくしないと働かない。従って、
電流駆動力が小さく、データの読み出しが非常に遅いの
が大問題である。本発明は、このようなシングル・エレ
クトロン・トランジスタで構成された回路出力の読み出
し部にも非常に有効に応用できる。
【0024】(実施例3)次に、図11は本発明の第3
の実施例である。この実施例では、NMOS1101と
PMOS1102とでソースフォロワを構成しており、
1103はこれとペアを作るインバータである。これに
さらにNMOS1104とPMOS1105とが追加さ
れており、そのゲートにはそれぞれ信号Xとその反転信
号X(バー)が印加されている。つまりX=0のとき
は、NMOS1104、PMOS1105ともにOFFと
なり、ソースフォロワに流れる直流電流をカットでき
る。これによってパワー消費を減らすことができるので
有効である。X=1のときは、両トランジスタともにON
にすると図1と同じ回路になる。
【0025】これまで、ソースフォロワを構成するNM
OS、PMOSはいずれもデプリーション形としたが、
エンハンスメント形を用いてもよい。この場合は、パワ
ー消費削減のため図3のような構成を用いる必要がな
い。ただし、この場合は動作速度がデプリーション形の
場合に比べて遅くなる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、超LSIチップ内に存
在する配線や、チップ外の回路等の大きな容量をもつ負
荷を超高速に駆動することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】CMOSソースフォロワ・バッファ回路構成図
である。
【図2】CMOSソースフォロワ・バッファ回路構造図
である。
【図3】CMOSソースフォロワ回路であり、デプリー
ション形のNMOSとPMOSとで構成されていること
を示す回路図である。
【図4】CMOSソースフォロワ回路(デプリーション
閾値電圧は±1V)直流電圧伝達特性の基板バイアス効
果依存性を示すグラフである。
【図5】3通りの容量負荷を基本インバータで駆動した
場合の出力過渡応答を示す図であり、CMOSソースフ
ォロワ回路の入力容量50C0がアンチ・ミラー効果に
よって軽減されている。インバータへの入力信号の立ち
下がり時間は20psecである。
【図6】基本インバータ出力過渡応答のソースフォロワ
出力負荷容量依存性を示すグラフである。
【図7】50C0ソースフォロワ出力過渡応答の負荷容
量依存性を示すグラフである。
【図8】容量性負荷100C0を駆動する場合のインバ
ータサイズm及びソースフォロワサイズnに対するCM
OSソースフォロワ・バッファ回路の遅延時間を示すグ
ラフである。
【図9】容量性負荷100C0をCMOSソースフォロ
ワ・バッファ回路図及びテーパリングファクタ3のイン
バータ・チェインで駆動したときの過渡応答を示すグラ
フである。
【図10】負荷容量6000C0をCMOSソースフォ
ロワ・バッファ回路図及びテーパリングファクタ3のイ
ンバータ・チェインで駆動したときの過渡応答を示すグ
ラフである。
【図11】本発明の第3の実施例を示す回路図である。
【符号の説明】
101、102 CMOSインバータ、 103 ソースフォロワ回路、 104、1001 容量負荷、 201、301、1101、1104 NMOS、 202、302、1102、1105 PMOS、 303 電圧VOUT、 304 電圧VIN、 305、306 チャネル、 501 基本インバータ、 502、503、901 容量性負荷、 504、602、701、1002、1003 ソース
フォロワ、 601、1004、1005、1103 インバータ、 603、702 出力負荷容量、 902 CMOSソースフォロワ・バッファ回路、 903、1006 インバータチェイン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03K 19/017 19/0948 H03K 19/094 B (72)発明者 大見 忠弘 宮城県仙台市青葉区米ヶ袋2の1の17の 301

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソース電極が互いに接続された少なくと
    も一対のNMOS及びPMOSを有し、前記NMOSの
    ドレイン電極が前記PMOSのドレイン電極よりも高い
    電位のバイアスが与えられ、前記互いに接続されたソー
    ス電極がCMOSインバータの入力に接続され、前記C
    MOSインバータの出力に容量性の負荷が接続された回
    路において、前記容量性の負荷の大きさが前記CMOS
    インバータのゲート入力容量よりも大きく、且つ、前記
    CMOSインバータのゲート入力容量が前記NMOS及
    びPMOSのそれぞれの入力ゲートの容量を合計したも
    のよりも大きく設定されていることを特徴とする半導体
    装置。
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