JPH0883867A - 高放熱性セラミックパッケージ - Google Patents
高放熱性セラミックパッケージInfo
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 反り及び割れが発生せず、高い放熱性を有す
る。重量及び製造コストを低減できる。低温焼結した多
層配線基板に対してもアルミニウム板をより低温で放熱
用セラミック基板に接着して放熱性を向上する。 【構成】 基板両面にアルミニウム板31,32をそれ
ぞれ接着した放熱用セラミック基板13がアルミニウム
板31を介してセラミック多層配線基板11の片面にA
l−Si系ろう材により接着される。セラミック基板1
3とセラミック多層配線基板11とが同種又は互いに異
種のセラミックスにより構成され、このセラミックスが
アルミナ、ガラスセラミックス、窒化アルミニウム、ム
ライト又は炭化珪素のいずれかである。両アルミニウム
板31,32はセラミック基板13にAl−Si系ろう
材により接着される。
る。重量及び製造コストを低減できる。低温焼結した多
層配線基板に対してもアルミニウム板をより低温で放熱
用セラミック基板に接着して放熱性を向上する。 【構成】 基板両面にアルミニウム板31,32をそれ
ぞれ接着した放熱用セラミック基板13がアルミニウム
板31を介してセラミック多層配線基板11の片面にA
l−Si系ろう材により接着される。セラミック基板1
3とセラミック多層配線基板11とが同種又は互いに異
種のセラミックスにより構成され、このセラミックスが
アルミナ、ガラスセラミックス、窒化アルミニウム、ム
ライト又は炭化珪素のいずれかである。両アルミニウム
板31,32はセラミック基板13にAl−Si系ろう
材により接着される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリコン半導体チップ
等を実装した高放熱性セラミックパッケージに関する。
更に詳しくはパッケージ内で発生する熱を大気に放散さ
せてパッケージの昇温を抑制するセラミックパッケージ
に関するものである。
等を実装した高放熱性セラミックパッケージに関する。
更に詳しくはパッケージ内で発生する熱を大気に放散さ
せてパッケージの昇温を抑制するセラミックパッケージ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の高放熱性セラミックパッ
ケージとして、図9〜図11に示すパッケージ1、6及
び10が知られている。図9に示すように、セラミック
パッケージ1ではアルミナ(Al2O3)多層配線基板2
の片面に熱伝導率の大きい放熱用の銅・タングステン
(Cu−W)合金板3がAgろう材により接着される。
多層配線基板2は層表面にタングステン導体2bにより
回路が形成されたアルミナ層2aを多数積層した後、1
600℃前後の高温で焼成して作られる。この基板2の
別の片面の中央にはキャビティ2cが形成され、このキ
ャビティ2cの天井にはシリコン半導体チップ4がAu
−Siはんだ材を用いて接着される。このセラミックパ
ッケージ1では、シリコン半導体チップ4にて発生した
熱を基板2を介してCu−W合金板3から大気に放散さ
せる。
ケージとして、図9〜図11に示すパッケージ1、6及
び10が知られている。図9に示すように、セラミック
パッケージ1ではアルミナ(Al2O3)多層配線基板2
の片面に熱伝導率の大きい放熱用の銅・タングステン
(Cu−W)合金板3がAgろう材により接着される。
多層配線基板2は層表面にタングステン導体2bにより
回路が形成されたアルミナ層2aを多数積層した後、1
600℃前後の高温で焼成して作られる。この基板2の
別の片面の中央にはキャビティ2cが形成され、このキ
ャビティ2cの天井にはシリコン半導体チップ4がAu
−Siはんだ材を用いて接着される。このセラミックパ
ッケージ1では、シリコン半導体チップ4にて発生した
熱を基板2を介してCu−W合金板3から大気に放散さ
せる。
【0003】また図10に示すように、セラミックパッ
ケージ6ではアルミナ多層配線基板7の中央に基板を貫
通するキャビティ7cが形成され、このキャビティ7c
の上端に放熱用のCu−W合金ブロック8が挿着され
る。多層配線基板7は図9に示される多層配線基板2と
同様に作られ、シリコン半導体チップ4はブロック8の
下面にAu−Siはんだ材を介して接着される。また図
11に示すように、セラミックパッケージ10ではセラ
ミックパッケージ6のブロック8の上面にビス9aをブ
ロック8のねじ孔9bに螺合することによりアルミニウ
ム製フィン9が取付けられる。このセラミックパッケー
ジ6又は10では、シリコン半導体チップ4にて発生し
た熱をブロック8から又はブロック8を介してフィン9
から大気に放散させる。
ケージ6ではアルミナ多層配線基板7の中央に基板を貫
通するキャビティ7cが形成され、このキャビティ7c
の上端に放熱用のCu−W合金ブロック8が挿着され
る。多層配線基板7は図9に示される多層配線基板2と
同様に作られ、シリコン半導体チップ4はブロック8の
下面にAu−Siはんだ材を介して接着される。また図
11に示すように、セラミックパッケージ10ではセラ
ミックパッケージ6のブロック8の上面にビス9aをブ
ロック8のねじ孔9bに螺合することによりアルミニウ
ム製フィン9が取付けられる。このセラミックパッケー
ジ6又は10では、シリコン半導体チップ4にて発生し
た熱をブロック8から又はブロック8を介してフィン9
から大気に放散させる。
【0004】更に特開平6−69367号公報には、複
数のセラミック層の間に放熱用の金属層を介在させ、こ
れらを積層した後、焼成することにより一体化した高放
熱性セラミックパッケージが開示されている。このパッ
ケージの下部には上記複数のセラミック層の一部を切り
欠くことによりシリコン半導体チップを接着するための
キャビティが形成される。また金属層はセラミック層表
面の導体回路に導通しないように配置される。金属層の
金属には焼成により溶融せずかつ熱伝導率の大きいタン
グステン、モリブデン等が選ばれる。このセラミックパ
ッケージでは、キャビティに接着されたシリコン半導体
チップの発熱による熱を、金属層を通じてパッケージ側
面方向へ有効に拡散させることができる。また金属層を
セラミック層と同時に焼成して一体化するので、セラミ
ック層における熱が金属層にスムーズに誘導され、パッ
ケージの熱拡散性を向上させることができる。
数のセラミック層の間に放熱用の金属層を介在させ、こ
れらを積層した後、焼成することにより一体化した高放
熱性セラミックパッケージが開示されている。このパッ
ケージの下部には上記複数のセラミック層の一部を切り
欠くことによりシリコン半導体チップを接着するための
キャビティが形成される。また金属層はセラミック層表
面の導体回路に導通しないように配置される。金属層の
金属には焼成により溶融せずかつ熱伝導率の大きいタン
グステン、モリブデン等が選ばれる。このセラミックパ
ッケージでは、キャビティに接着されたシリコン半導体
チップの発熱による熱を、金属層を通じてパッケージ側
面方向へ有効に拡散させることができる。また金属層を
セラミック層と同時に焼成して一体化するので、セラミ
ック層における熱が金属層にスムーズに誘導され、パッ
ケージの熱拡散性を向上させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のラ
ミックパッケージはいずれも、放熱用の板材、ブロック
及び金属層が比較的比重が大きくしかも高価なCu−W
合金、タングステン、モリブデン等を使用しているた
め、パッケージ全体の重量が増大し、製造コストを押上
げる不具合があった。また、図11に示されるフィン付
きセラミックパッケージ10では、Cu−W合金ブロッ
ク8とアルミニウム製フィン9との間にシリコーングリ
ースが塗布されるが、このシリコーングリース層は熱抵
抗が大きいため、ブロック8からフィン9に効率良く熱
が伝わらず、またブロック8にねじ孔9bを形成するの
に多くの時間を要する問題点があった。更に、近年低誘
電率を有し高周波特性が良好なガラスセラミックスを基
板材料とし、配線材料にAg,Auなどを用いた多層配
線基板が注目されている。この多層配線基板はAgやA
uの融点の関係上、850〜900℃程度の比較的低温
で大気中で焼結するガラスセラミックスを使用してい
る。しかし、この多層配線基板に上記Cu−W合金をA
gろう材により還元雰囲気中で820℃程度の温度で接
着しようとすると、多層配線基板のAgやAuの導体回
路の密着強度が低下するため、実質的にこの多層配線基
板には放熱用のCu−W合金ブロックを接着できない問
題点があった。
ミックパッケージはいずれも、放熱用の板材、ブロック
及び金属層が比較的比重が大きくしかも高価なCu−W
合金、タングステン、モリブデン等を使用しているた
め、パッケージ全体の重量が増大し、製造コストを押上
げる不具合があった。また、図11に示されるフィン付
きセラミックパッケージ10では、Cu−W合金ブロッ
ク8とアルミニウム製フィン9との間にシリコーングリ
ースが塗布されるが、このシリコーングリース層は熱抵
抗が大きいため、ブロック8からフィン9に効率良く熱
が伝わらず、またブロック8にねじ孔9bを形成するの
に多くの時間を要する問題点があった。更に、近年低誘
電率を有し高周波特性が良好なガラスセラミックスを基
板材料とし、配線材料にAg,Auなどを用いた多層配
線基板が注目されている。この多層配線基板はAgやA
uの融点の関係上、850〜900℃程度の比較的低温
で大気中で焼結するガラスセラミックスを使用してい
る。しかし、この多層配線基板に上記Cu−W合金をA
gろう材により還元雰囲気中で820℃程度の温度で接
着しようとすると、多層配線基板のAgやAuの導体回
路の密着強度が低下するため、実質的にこの多層配線基
板には放熱用のCu−W合金ブロックを接着できない問
題点があった。
【0006】本発明の目的は、反りや割れが発生せず、
放熱性を向上でき、重量及び製造コストを低減できる高
放熱性セラミックパッケージを提供することにある。本
発明の別の目的は、低温焼結した多層配線基板に対して
もアルミニウム板をより低温で放熱用セラミック基板に
接着して放熱性を向上し得る高放熱性セラミックパッケ
ージを提供することにある。
放熱性を向上でき、重量及び製造コストを低減できる高
放熱性セラミックパッケージを提供することにある。本
発明の別の目的は、低温焼結した多層配線基板に対して
もアルミニウム板をより低温で放熱用セラミック基板に
接着して放熱性を向上し得る高放熱性セラミックパッケ
ージを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1〜図4に示すよう
に、請求項1に係る発明は基板両面に第1アルミニウム
板31及び第2アルミニウム板32又は72をそれぞれ
接着した放熱用セラミック基板13が第1アルミニウム
板31を介してセラミック多層配線基板11の片面にA
l−Si系ろう材により接着され、セラミック基板13
とセラミック多層配線基板11とが同種又は互いに異種
のセラミックスにより構成され、このセラミックスがア
ルミナ、ガラスセラミックス、窒化アルミニウム、ムラ
イト又は炭化珪素のいずれかである高放熱性セラミック
パッケージ30,50,70及び90である。
に、請求項1に係る発明は基板両面に第1アルミニウム
板31及び第2アルミニウム板32又は72をそれぞれ
接着した放熱用セラミック基板13が第1アルミニウム
板31を介してセラミック多層配線基板11の片面にA
l−Si系ろう材により接着され、セラミック基板13
とセラミック多層配線基板11とが同種又は互いに異種
のセラミックスにより構成され、このセラミックスがア
ルミナ、ガラスセラミックス、窒化アルミニウム、ムラ
イト又は炭化珪素のいずれかである高放熱性セラミック
パッケージ30,50,70及び90である。
【0008】ここで両アルミニウム板31,32(又は
72)はセラミック基板13にAl−Si系ろう材によ
り接着される。またセラミック基板13を構成するセラ
ミックスは、アルミナ、ガラスセラミックス、窒化アル
ミニウム、ムライト又は炭化珪素のいずれかであり、セ
ラミック多層配線基板11を構成するセラミックスもア
ルミナ、ガラスセラミックス、窒化アルミニウム、ムラ
イト又は炭化珪素のいずれかである。放熱用セラミック
基板13とセラミック多層配線基板11をそれぞれ構成
するセラミックスは、上述したセラミックス群の中であ
れば、同種のものでも異種のものでもよい。例えばセラ
ミック多層配線基板11を構成するセラミックスがアル
ミナであれば、セラミック基板13はアルミナ、ガラス
セラミックス、窒化アルミニウム、ムライト又は炭化珪
素のいずれかのセラミックスにより構成される。ガラス
セラミックスはコーディライトセラミックス(cordieri
teceramics, 2MgO・2Al2O3・5SiO2)にP2
O5,Li2O,B2O3,ZrO2,ZnO,TiO2,S
nO2の1〜3種の添加物を添加した組成や、βスポー
ジュメン(spodumene, Li2O・Al2O3・4Si
O2)にP2O5,BaO,ZnO,K2Oなどを添加した
組成を有する。これらのガラスセラミックスはいずれも
850〜1050℃の低い温度で焼結可能であり、低誘
電率で小さい熱膨張係数を示す。
72)はセラミック基板13にAl−Si系ろう材によ
り接着される。またセラミック基板13を構成するセラ
ミックスは、アルミナ、ガラスセラミックス、窒化アル
ミニウム、ムライト又は炭化珪素のいずれかであり、セ
ラミック多層配線基板11を構成するセラミックスもア
ルミナ、ガラスセラミックス、窒化アルミニウム、ムラ
イト又は炭化珪素のいずれかである。放熱用セラミック
基板13とセラミック多層配線基板11をそれぞれ構成
するセラミックスは、上述したセラミックス群の中であ
れば、同種のものでも異種のものでもよい。例えばセラ
ミック多層配線基板11を構成するセラミックスがアル
ミナであれば、セラミック基板13はアルミナ、ガラス
セラミックス、窒化アルミニウム、ムライト又は炭化珪
素のいずれかのセラミックスにより構成される。ガラス
セラミックスはコーディライトセラミックス(cordieri
teceramics, 2MgO・2Al2O3・5SiO2)にP2
O5,Li2O,B2O3,ZrO2,ZnO,TiO2,S
nO2の1〜3種の添加物を添加した組成や、βスポー
ジュメン(spodumene, Li2O・Al2O3・4Si
O2)にP2O5,BaO,ZnO,K2Oなどを添加した
組成を有する。これらのガラスセラミックスはいずれも
850〜1050℃の低い温度で焼結可能であり、低誘
電率で小さい熱膨張係数を示す。
【0009】請求項2に係る発明は第1アルミニウム板
31の厚さと第2アルミニウム板32の厚さの合計が放
熱用セラミック基板13の厚さの10〜200%である
高放熱性セラミックパッケージ30,50,70及び9
0である。例えば放熱用セラミック基板13の厚さが
1.0mmであれば、アルミニウム板31及び32の厚
さの合計は0.1〜2.0mmの範囲内にある。これら
の厚さの合計が放熱用セラミック基板の厚さの10%未
満であるとアルミニウム板によるパッケージの放熱性が
劣化し、200%を超えると接着後の応力緩和時に放熱
用セラミック基板にクラックや割れを生じ易くなる。放
熱用セラミック基板13の厚さは0.1〜1.0mmの
範囲のものが好ましい。この厚さが0.1mm未満であ
ると基板の絶縁特性が劣化し、かつ機械的強度が低下し
易い。この厚さが1.0mmを超えるとそれに応じてア
ルミニウム板の厚さを増大したときにパッケージ全体が
重くなり易い。
31の厚さと第2アルミニウム板32の厚さの合計が放
熱用セラミック基板13の厚さの10〜200%である
高放熱性セラミックパッケージ30,50,70及び9
0である。例えば放熱用セラミック基板13の厚さが
1.0mmであれば、アルミニウム板31及び32の厚
さの合計は0.1〜2.0mmの範囲内にある。これら
の厚さの合計が放熱用セラミック基板の厚さの10%未
満であるとアルミニウム板によるパッケージの放熱性が
劣化し、200%を超えると接着後の応力緩和時に放熱
用セラミック基板にクラックや割れを生じ易くなる。放
熱用セラミック基板13の厚さは0.1〜1.0mmの
範囲のものが好ましい。この厚さが0.1mm未満であ
ると基板の絶縁特性が劣化し、かつ機械的強度が低下し
易い。この厚さが1.0mmを超えるとそれに応じてア
ルミニウム板の厚さを増大したときにパッケージ全体が
重くなり易い。
【0010】図2及び図4に示すように、請求項3に係
る発明はセラミック基板13の放熱面に第2アルミニウ
ム板72を介してアルミニウム材からなる放熱フィン7
1がAl−Si系ろう材を介して接着された高放熱性セ
ラミックパッケージ70及び90である。この放熱フィ
ン71の代表例としてはフィン本体71bの途中に窓が
なくフィン本体71bの両端が開口するアルミニウム製
のコルゲートフィンが挙げられる。その他の放熱フィン
の例としては、図6に示すようなフィン本体101bの
断面が略蜂の巣状のアルミニウム製のコルゲートハニカ
ムフィン101や、また図7及び図8に示すようにフィ
ン本体121bの途中に多数の窓121cが形成されか
つフィン本体121bの両端が開口するアルミニウム製
のコルゲートルーバフィン121でもよく、更に図示し
ないが多数のアルミニウム製のピンを立設したピンフィ
ンでもよい。第2アルミニウム板72に放熱フィン7
1,101,121を接着する場合には、第2アルミニ
ウム板72を第1アルミニウム板31より薄くすること
ができる。具体的には第2アルミニウム板72の厚さを
第1アルミニウム板31の厚さの70%以下にすること
ができる。
る発明はセラミック基板13の放熱面に第2アルミニウ
ム板72を介してアルミニウム材からなる放熱フィン7
1がAl−Si系ろう材を介して接着された高放熱性セ
ラミックパッケージ70及び90である。この放熱フィ
ン71の代表例としてはフィン本体71bの途中に窓が
なくフィン本体71bの両端が開口するアルミニウム製
のコルゲートフィンが挙げられる。その他の放熱フィン
の例としては、図6に示すようなフィン本体101bの
断面が略蜂の巣状のアルミニウム製のコルゲートハニカ
ムフィン101や、また図7及び図8に示すようにフィ
ン本体121bの途中に多数の窓121cが形成されか
つフィン本体121bの両端が開口するアルミニウム製
のコルゲートルーバフィン121でもよく、更に図示し
ないが多数のアルミニウム製のピンを立設したピンフィ
ンでもよい。第2アルミニウム板72に放熱フィン7
1,101,121を接着する場合には、第2アルミニ
ウム板72を第1アルミニウム板31より薄くすること
ができる。具体的には第2アルミニウム板72の厚さを
第1アルミニウム板31の厚さの70%以下にすること
ができる。
【0011】図3及び図4に示すように、請求項4に係
る発明はセラミック基板13に熱伝導用スルーホール5
1が設けられ、スルーホール51にアルミニウム材52
が充填された高放熱性セラミックパッケージ50及び9
0である。多層配線基板11の下面にキャビティ11c
が設けられ、キャビティ11cの天井にシリコン半導体
チップ14が接着される場合には、このキャビティ11
cに対向する位置に複数の熱伝導用スルーホール51が
設けられる。スルーホール51に充填されたアルミニウ
ム材52はアルミニウム板31,32(又は72)に接
触する。図1〜図4に示すように、請求項5に係る発明
はセラミック多層配線基板11の別の片面に複数のI/
Oピン18がAl−Si系ろう材により接着された高放
熱性セラミックパッケージ30,50,70及び90で
ある。これらのI/Oピン18はアルミニウム板付きセ
ラミック基板13を多層配線基板11に接着するとき
に、同時に接着される。
る発明はセラミック基板13に熱伝導用スルーホール5
1が設けられ、スルーホール51にアルミニウム材52
が充填された高放熱性セラミックパッケージ50及び9
0である。多層配線基板11の下面にキャビティ11c
が設けられ、キャビティ11cの天井にシリコン半導体
チップ14が接着される場合には、このキャビティ11
cに対向する位置に複数の熱伝導用スルーホール51が
設けられる。スルーホール51に充填されたアルミニウ
ム材52はアルミニウム板31,32(又は72)に接
触する。図1〜図4に示すように、請求項5に係る発明
はセラミック多層配線基板11の別の片面に複数のI/
Oピン18がAl−Si系ろう材により接着された高放
熱性セラミックパッケージ30,50,70及び90で
ある。これらのI/Oピン18はアルミニウム板付きセ
ラミック基板13を多層配線基板11に接着するとき
に、同時に接着される。
【0012】図5に示すように、請求項6に係る発明は
放熱用アルミナ基板23がアルミニウム板22を介して
アルミナ多層配線基板21の片面に接着され、接着材に
Al−Si系ろう材を用いた高放熱性セラミックパッケ
ージ20である。接着方法としては基板片面にAl−S
i系ろう材によりアルミニウム板22を接着した放熱用
アルミナ基板23を用意しておき、このアルミナ基板2
3をアルミニウム板22を介してアルミナ多層配線基板
21の片面にAl−Si系ろう材により接着することが
好ましい。請求項7に係る発明はこのアルミニウム板2
2の厚さが放熱用アルミナ基板23の厚さの10〜10
0%である高放熱性セラミックパッケージ20である。
この数値範囲は請求項2に係る発明と同一理由により決
められる。アルミナ基板23の厚さはセラミック基板1
3と同様に0.1〜2.0mmの範囲のものが好まし
い。
放熱用アルミナ基板23がアルミニウム板22を介して
アルミナ多層配線基板21の片面に接着され、接着材に
Al−Si系ろう材を用いた高放熱性セラミックパッケ
ージ20である。接着方法としては基板片面にAl−S
i系ろう材によりアルミニウム板22を接着した放熱用
アルミナ基板23を用意しておき、このアルミナ基板2
3をアルミニウム板22を介してアルミナ多層配線基板
21の片面にAl−Si系ろう材により接着することが
好ましい。請求項7に係る発明はこのアルミニウム板2
2の厚さが放熱用アルミナ基板23の厚さの10〜10
0%である高放熱性セラミックパッケージ20である。
この数値範囲は請求項2に係る発明と同一理由により決
められる。アルミナ基板23の厚さはセラミック基板1
3と同様に0.1〜2.0mmの範囲のものが好まし
い。
【0013】図示しないが、請求項8に係る発明は放熱
用アルミナ基板23の放熱面にアルミニウム材からなる
放熱フィンがAl−Si系ろう材を介して接着された高
放熱性セラミックパッケージである。この放熱フィンと
しては図2、図4、図6〜図8に示されるフィンが挙げ
られる。請求項9に係る発明はアルミナ多層配線基板2
1の別の片面に複数のI/Oピン28がAl−Si系ろ
う材により接着された高放熱性セラミックパッケージ2
0である。これらのI/Oピン28もI/Oピン18と
同様にアルミニウム板付きアルミナ基板23を多層配線
基板21に接着するときに、同時に接着される。
用アルミナ基板23の放熱面にアルミニウム材からなる
放熱フィンがAl−Si系ろう材を介して接着された高
放熱性セラミックパッケージである。この放熱フィンと
しては図2、図4、図6〜図8に示されるフィンが挙げ
られる。請求項9に係る発明はアルミナ多層配線基板2
1の別の片面に複数のI/Oピン28がAl−Si系ろ
う材により接着された高放熱性セラミックパッケージ2
0である。これらのI/Oピン28もI/Oピン18と
同様にアルミニウム板付きアルミナ基板23を多層配線
基板21に接着するときに、同時に接着される。
【0014】本発明で接着材として用いられるAl−S
i系ろう材には、Al−7.5%Si箔(重量%、以下
同じ)、Al−13%Si箔、Al−9.5%Si−
1.0%Mg箔、Al−7.5%Si−10%Ge箔等
が例示される。図1〜図5に示すように、多層配線基板
11,21にキャビティ11c,21cを設けてアルミ
ニウム板31,22にシリコン半導体チップ14,24
をAl−Si系ろう材を介して接着することができる。
またシリコン半導体チップの別の接着方法として、アル
ミニウム板の中央にキャビティに対向してシリコン半導
体チップを遊挿可能な孔を形成し、シリコン半導体チッ
プを上記孔から臨む放熱用セラミック基板にAl−Si
系ろう材を介して接着してもよい。このように構成する
ことにより、シリコン半導体チップ裏面を完全に絶縁す
ることができる。
i系ろう材には、Al−7.5%Si箔(重量%、以下
同じ)、Al−13%Si箔、Al−9.5%Si−
1.0%Mg箔、Al−7.5%Si−10%Ge箔等
が例示される。図1〜図5に示すように、多層配線基板
11,21にキャビティ11c,21cを設けてアルミ
ニウム板31,22にシリコン半導体チップ14,24
をAl−Si系ろう材を介して接着することができる。
またシリコン半導体チップの別の接着方法として、アル
ミニウム板の中央にキャビティに対向してシリコン半導
体チップを遊挿可能な孔を形成し、シリコン半導体チッ
プを上記孔から臨む放熱用セラミック基板にAl−Si
系ろう材を介して接着してもよい。このように構成する
ことにより、シリコン半導体チップ裏面を完全に絶縁す
ることができる。
【0015】
【作用】図1に示される請求項1に係る高放熱性セラミ
ックパッケージ30では、放熱用セラミック基板13を
構成するセラミックスと多層配線基板11を構成するセ
ラミックスが互いに異種であってそれぞれの熱膨張係数
が異なっても、セラミック基板13の両面に接着したア
ルミニウム板31及び32が、接着後の基板13の反り
や割れを抑制するとともに、熱応力が作用したときの応
力緩和層として機能する。この結果、接着後の温度変化
によってパッケージ30に反りや割れを生じない。また
2枚のアルミニウム板31及び32でセラミック基板1
3を挟持することにより基板13がバランス良く補強さ
れ、強度の高いパッケージ30となる。またパッケージ
30内より発生した熱は熱伝導率の大きい第1アルミニ
ウム板31内で全面に広がるとともに、Al−Si系ろ
う材及びセラミック基板13を介して熱伝導率の大きい
第2アルミニウム板32に伝わり、更に第2アルミニウ
ム板32内で全面に広がり、アルミニウム板32の上面
及び側面、セラミック基板13、アルミニウム板31及
びセラミック多層配線基板11の側面から大気に放散さ
れる。図2に示される請求項3に係る高放熱性セラミッ
クパッケージ70では、上記アルミニウム板32内で全
面に広がった熱がAl−Si系ろう材を介して表面積が
増大した放熱フィン71から大気に放散される。
ックパッケージ30では、放熱用セラミック基板13を
構成するセラミックスと多層配線基板11を構成するセ
ラミックスが互いに異種であってそれぞれの熱膨張係数
が異なっても、セラミック基板13の両面に接着したア
ルミニウム板31及び32が、接着後の基板13の反り
や割れを抑制するとともに、熱応力が作用したときの応
力緩和層として機能する。この結果、接着後の温度変化
によってパッケージ30に反りや割れを生じない。また
2枚のアルミニウム板31及び32でセラミック基板1
3を挟持することにより基板13がバランス良く補強さ
れ、強度の高いパッケージ30となる。またパッケージ
30内より発生した熱は熱伝導率の大きい第1アルミニ
ウム板31内で全面に広がるとともに、Al−Si系ろ
う材及びセラミック基板13を介して熱伝導率の大きい
第2アルミニウム板32に伝わり、更に第2アルミニウ
ム板32内で全面に広がり、アルミニウム板32の上面
及び側面、セラミック基板13、アルミニウム板31及
びセラミック多層配線基板11の側面から大気に放散さ
れる。図2に示される請求項3に係る高放熱性セラミッ
クパッケージ70では、上記アルミニウム板32内で全
面に広がった熱がAl−Si系ろう材を介して表面積が
増大した放熱フィン71から大気に放散される。
【0016】図3に示される請求項4に係る高放熱性セ
ラミックパッケージ50では、パッケージ50内より発
生した熱が第1アルミニウム板31内で全面に広がると
ともに、熱伝導用スルーホール51に充填されたアルミ
ニウム材52及びAl−Si系ろう材を介して第2アル
ミニウム板32に伝わり、更に第2アルミニウム板32
内で全面に広がり、アルミニウム板32の上面及び側
面、セラミック基板13、アルミニウム板31及びセラ
ミック多層配線基板11の側面から大気に放散される。
図4に示される高放熱性セラミックパッケージ90で
は、上記アルミニウム板32内で全面に広がった熱がA
l−Si系ろう材を介して表面積が増大した放熱フィン
71から大気に放散される。図5に示される請求項6に
係る高放熱性セラミックパッケージ20では、アルミニ
ウム板12をそれぞれアルミナで構成した基板23及び
基板21で挟持するため、接着後の温度変化によってパ
ッケージ20に反りや割れを生じない。パッケージ20
内より発生した熱は熱伝導率の大きいアルミニウム板2
2内で全面に広がった後、Al−Si系ろう材を介して
熱伝導率の小さいアルミナ基板23及びアルミナ多層配
線基板21に伝わり、それらの外面から大気に放散され
る。
ラミックパッケージ50では、パッケージ50内より発
生した熱が第1アルミニウム板31内で全面に広がると
ともに、熱伝導用スルーホール51に充填されたアルミ
ニウム材52及びAl−Si系ろう材を介して第2アル
ミニウム板32に伝わり、更に第2アルミニウム板32
内で全面に広がり、アルミニウム板32の上面及び側
面、セラミック基板13、アルミニウム板31及びセラ
ミック多層配線基板11の側面から大気に放散される。
図4に示される高放熱性セラミックパッケージ90で
は、上記アルミニウム板32内で全面に広がった熱がA
l−Si系ろう材を介して表面積が増大した放熱フィン
71から大気に放散される。図5に示される請求項6に
係る高放熱性セラミックパッケージ20では、アルミニ
ウム板12をそれぞれアルミナで構成した基板23及び
基板21で挟持するため、接着後の温度変化によってパ
ッケージ20に反りや割れを生じない。パッケージ20
内より発生した熱は熱伝導率の大きいアルミニウム板2
2内で全面に広がった後、Al−Si系ろう材を介して
熱伝導率の小さいアルミナ基板23及びアルミナ多層配
線基板21に伝わり、それらの外面から大気に放散され
る。
【0017】
【実施例】次に本発明の実施例を比較例とともに図面に
基づいて詳しく説明する。 <実施例1〜25>図1に示すように、セラミックパッ
ケージ30は基板両面にアルミニウム板31及び32を
接着した放熱用セラミック基板13と、セラミック多層
配線基板11と、複数のI/Oピン18とを同時に接着
して作られる。具体的には、表1に示す5種類の放熱用
セラミック基板13と表1に示す5種類のセラミック多
層配線基板11とを組合せて25種類のセラミックパッ
ケージ30が作られる。なお表1に示されるガラスセラ
ミックスにはDuPont社製の「低温焼結基板95
1」を使用した。
基づいて詳しく説明する。 <実施例1〜25>図1に示すように、セラミックパッ
ケージ30は基板両面にアルミニウム板31及び32を
接着した放熱用セラミック基板13と、セラミック多層
配線基板11と、複数のI/Oピン18とを同時に接着
して作られる。具体的には、表1に示す5種類の放熱用
セラミック基板13と表1に示す5種類のセラミック多
層配線基板11とを組合せて25種類のセラミックパッ
ケージ30が作られる。なお表1に示されるガラスセラ
ミックスにはDuPont社製の「低温焼結基板95
1」を使用した。
【0018】セラミック多層配線基板11は、導体ペー
ストをスクリーン印刷したセラミックグリーンシートを
多数積層して850〜1600℃前後の温度で焼成して
作られる。符号11bは導体、11aはセラミック層で
ある。このときの導体及び焼成温度は基板11を構成す
るセラミックスにより異なる。例えば多層配線基板11
がガラスセラミックスにより構成される場合には、導体
としてAg系ペーストが使用され、かつ875℃で焼成
される。基板11がアルミナで構成される場合には、タ
ングステンペーストが使用され、かつ1600℃で焼成
される。セラミック多層配線基板11は縦40mm、横
40mm、厚さ2.0mmであって、基板中央にはキャ
ビティ11cを有する。アルミニウム板31及び32は
それぞれ97%以上のアルミニウムを含むアルミニウム
合金により形成される。アルミニウム板31,32及び
セラミック基板13はそれぞれ多層配線基板11と同じ
縦40mm、横40mmの外形を有する。アルミニウム
板31,32の厚さはそれぞれ0.4mm及び0.4m
mであり、セラミック基板13の厚さは0.635mm
(アルミニウム板31,32の厚さの合計はセラミック
基板13の厚さの約126%)である。
ストをスクリーン印刷したセラミックグリーンシートを
多数積層して850〜1600℃前後の温度で焼成して
作られる。符号11bは導体、11aはセラミック層で
ある。このときの導体及び焼成温度は基板11を構成す
るセラミックスにより異なる。例えば多層配線基板11
がガラスセラミックスにより構成される場合には、導体
としてAg系ペーストが使用され、かつ875℃で焼成
される。基板11がアルミナで構成される場合には、タ
ングステンペーストが使用され、かつ1600℃で焼成
される。セラミック多層配線基板11は縦40mm、横
40mm、厚さ2.0mmであって、基板中央にはキャ
ビティ11cを有する。アルミニウム板31及び32は
それぞれ97%以上のアルミニウムを含むアルミニウム
合金により形成される。アルミニウム板31,32及び
セラミック基板13はそれぞれ多層配線基板11と同じ
縦40mm、横40mmの外形を有する。アルミニウム
板31,32の厚さはそれぞれ0.4mm及び0.4m
mであり、セラミック基板13の厚さは0.635mm
(アルミニウム板31,32の厚さの合計はセラミック
基板13の厚さの約126%)である。
【0019】アルミニウム板31及び32はこれらのア
ルミニウム板と同形同大の厚さ30μmのAl−7.5
%Si箔を介してセラミック基板13の両面に配置して
重ね合わせた後、これらに2kgf/cm2の荷重を加
えて真空炉中で630℃、30分間加熱することにより
接着される。このアルミニウム板31,32を接着した
セラミック基板13はこの基板と同形同大の厚さ30μ
mのAl−7.5%Si箔を介して多層配線基板11の
片面に重ね合わせた後、これらに2kgf/cm2の荷
重を加えて真空炉中で630℃、30分間加熱すること
により接着される。この接着と同時に多層配線基板11
の別の片面にAl−Si系ろう材を介してコバール(Ko
var)からなる複数のI/Oピン18が接着される。キ
ャビティ11cに臨むアルミニウム板31にはシリコン
半導体チップ14がAl−Siはんだを用いて420℃
でダイボンディングされた後、300℃でAuワイヤ1
6がワイヤボンディングされる。またキャビティ11c
内には空気を排出した後、チップ14及びワイヤ16の
酸化防止のため窒素ガスが封入され、キャビティ11c
はコバールにより形成された閉止板17により密閉され
る。
ルミニウム板と同形同大の厚さ30μmのAl−7.5
%Si箔を介してセラミック基板13の両面に配置して
重ね合わせた後、これらに2kgf/cm2の荷重を加
えて真空炉中で630℃、30分間加熱することにより
接着される。このアルミニウム板31,32を接着した
セラミック基板13はこの基板と同形同大の厚さ30μ
mのAl−7.5%Si箔を介して多層配線基板11の
片面に重ね合わせた後、これらに2kgf/cm2の荷
重を加えて真空炉中で630℃、30分間加熱すること
により接着される。この接着と同時に多層配線基板11
の別の片面にAl−Si系ろう材を介してコバール(Ko
var)からなる複数のI/Oピン18が接着される。キ
ャビティ11cに臨むアルミニウム板31にはシリコン
半導体チップ14がAl−Siはんだを用いて420℃
でダイボンディングされた後、300℃でAuワイヤ1
6がワイヤボンディングされる。またキャビティ11c
内には空気を排出した後、チップ14及びワイヤ16の
酸化防止のため窒素ガスが封入され、キャビティ11c
はコバールにより形成された閉止板17により密閉され
る。
【0020】<実施例26>図2に示されるセラミック
パッケージ70には、図1に示されるアルミニウム板3
2より薄い厚さ0.2mmのアルミニウム板72が放熱
用アルミナ基板13の上面に接着され、この上面にAl
−7.5%Si箔を介してコルゲートフィン71が接着
される。アルミニウム板31,72の厚さの合計はセラ
ミック基板13の厚さの約94%である。これ以外の構
成は実施例1と同一である。多層配線基板11のセラミ
ックスはアルミナで構成される。このフィン71は87
%以上のアルミニウムを含むアルミニウム合金により形
成される。コルゲートフィン71はアルミニウム板32
の上面に接着される接着部71aと、この接着部71a
と一体的に形成され上方に突出しかつ横方向に所定の間
隔をあけて縦方向に延びる複数のフィン本体71bとを
有する。フィン本体71bの横断面は略逆U字状に形成
され、フィン本体71bの両端は開口する。またコルゲ
ートフィン71はアルミニウム板32の上面に厚さ60
μmのAl−7.5%Si箔を挟んだ状態で、20g/
cm2の荷重を加えて真空炉中で630℃、30分間加
熱することにより接着される。
パッケージ70には、図1に示されるアルミニウム板3
2より薄い厚さ0.2mmのアルミニウム板72が放熱
用アルミナ基板13の上面に接着され、この上面にAl
−7.5%Si箔を介してコルゲートフィン71が接着
される。アルミニウム板31,72の厚さの合計はセラ
ミック基板13の厚さの約94%である。これ以外の構
成は実施例1と同一である。多層配線基板11のセラミ
ックスはアルミナで構成される。このフィン71は87
%以上のアルミニウムを含むアルミニウム合金により形
成される。コルゲートフィン71はアルミニウム板32
の上面に接着される接着部71aと、この接着部71a
と一体的に形成され上方に突出しかつ横方向に所定の間
隔をあけて縦方向に延びる複数のフィン本体71bとを
有する。フィン本体71bの横断面は略逆U字状に形成
され、フィン本体71bの両端は開口する。またコルゲ
ートフィン71はアルミニウム板32の上面に厚さ60
μmのAl−7.5%Si箔を挟んだ状態で、20g/
cm2の荷重を加えて真空炉中で630℃、30分間加
熱することにより接着される。
【0021】<実施例27>図3に示されるセラミック
パッケージ50には、図1に示される放熱用アルミナ基
板13のキャビティ11cに対向する位置に複数の熱伝
導用スルーホール51が設けられ、これらの熱伝導用ス
ルーホール51にそれぞれアルミニウム材52が充填さ
れる。このアルミニウム材はサーマルビア(thermal vi
a hole)と呼ばれる。これ以外の構成は実施例1と同一
である。多層配線基板11のセラミックスはアルミナで
構成される。スルーホール51はレーザ加工などによ
り、縦方向に3個及び横方向に3個、合計9個設けら
れ、これらの孔径は0.6mmにそれぞれ形成される。
これらのスルーホール51にはサーマルビア52がそれ
ぞれ挿入され、この状態でアルミニウム板31、アルミ
ナ基板13及びアルミニウム板32を実施例1と同様に
接着することによりサーマルビア52がアルミニウム板
31,32に接続される。
パッケージ50には、図1に示される放熱用アルミナ基
板13のキャビティ11cに対向する位置に複数の熱伝
導用スルーホール51が設けられ、これらの熱伝導用ス
ルーホール51にそれぞれアルミニウム材52が充填さ
れる。このアルミニウム材はサーマルビア(thermal vi
a hole)と呼ばれる。これ以外の構成は実施例1と同一
である。多層配線基板11のセラミックスはアルミナで
構成される。スルーホール51はレーザ加工などによ
り、縦方向に3個及び横方向に3個、合計9個設けら
れ、これらの孔径は0.6mmにそれぞれ形成される。
これらのスルーホール51にはサーマルビア52がそれ
ぞれ挿入され、この状態でアルミニウム板31、アルミ
ナ基板13及びアルミニウム板32を実施例1と同様に
接着することによりサーマルビア52がアルミニウム板
31,32に接続される。
【0022】<実施例28>図4に示されるセラミック
パッケージ90には、図3に示されるアルミニウム板3
2より薄い厚さ0.2mmのアルミニウム板72が放熱
用アルミナ基板13の上面に接着され、この上面にAl
−7.5%Si箔を介してコルゲートフィン71が接着
される。アルミニウム板31,72の厚さの合計はセラ
ミック基板13の厚さの約94%である。これ以外の構
成は実施例27と同一である。コルゲートフィン71は
実施例26のコルゲートフィンと同一であり、アルミニ
ウム板32の上面に実施例26と同様にして接着され
る。
パッケージ90には、図3に示されるアルミニウム板3
2より薄い厚さ0.2mmのアルミニウム板72が放熱
用アルミナ基板13の上面に接着され、この上面にAl
−7.5%Si箔を介してコルゲートフィン71が接着
される。アルミニウム板31,72の厚さの合計はセラ
ミック基板13の厚さの約94%である。これ以外の構
成は実施例27と同一である。コルゲートフィン71は
実施例26のコルゲートフィンと同一であり、アルミニ
ウム板32の上面に実施例26と同様にして接着され
る。
【0023】<実施例29>図5に示すように、セラミ
ックパッケージ20は、アルミニウム板22を接着した
放熱用アルミナ基板23と、アルミナ多層配線基板21
と、複数のI/Oピン28とを同時に接着して作られ
る。アルミナ多層配線基板21は、タングステン導体ペ
ーストをスクリーン印刷したセラミックグリーンシート
を多数積層して1600℃の温度で焼成して作られる。
符号21bはタングステン導体、21aはセラミック層
である。アルミナ多層配線基板21は縦40mm、横4
0mm、厚さ2.0mmであって、基板中央にはキャビ
ティ21cを有する。アルミニウム板22は97%以上
のアルミニウムを含むアルミニウム合金により形成され
る。アルミニウム板22及びアルミナ基板23はそれぞ
れ多層配線基板21と同じ縦40mm、横40mmの外
形を有し、厚さはそれぞれ0.4mm及び0.635m
m(アルミニウム板22の厚さはアルミナ基板23の厚
さの約63%)である。
ックパッケージ20は、アルミニウム板22を接着した
放熱用アルミナ基板23と、アルミナ多層配線基板21
と、複数のI/Oピン28とを同時に接着して作られ
る。アルミナ多層配線基板21は、タングステン導体ペ
ーストをスクリーン印刷したセラミックグリーンシート
を多数積層して1600℃の温度で焼成して作られる。
符号21bはタングステン導体、21aはセラミック層
である。アルミナ多層配線基板21は縦40mm、横4
0mm、厚さ2.0mmであって、基板中央にはキャビ
ティ21cを有する。アルミニウム板22は97%以上
のアルミニウムを含むアルミニウム合金により形成され
る。アルミニウム板22及びアルミナ基板23はそれぞ
れ多層配線基板21と同じ縦40mm、横40mmの外
形を有し、厚さはそれぞれ0.4mm及び0.635m
m(アルミニウム板22の厚さはアルミナ基板23の厚
さの約63%)である。
【0024】アルミニウム板22はアルミニウム板と同
形同大の厚さ30μmのAl−7.5%Si箔(重量
%、以下同じ)を介してアルミナ基板23に重ね合わせ
た後、これらに2kgf/cm2の荷重を加えて真空炉
中で630℃、30分間加熱することにより接着され
る。このアルミニウム板22を接着したアルミナ基板2
3はこの基板と同形同大の厚さ30μmのAl−7.5
%Si箔を介して多層配線基板21の片面に重ね合わせ
た後、これらに2kgf/cm2の荷重を加えて真空炉
中で630℃、30分間加熱することにより接着され
る。この接着と同時に多層配線基板21の別の片面にA
l−Si系ろう材を介してコバール(Kovar)からなる
複数のI/Oピン28が接着される。
形同大の厚さ30μmのAl−7.5%Si箔(重量
%、以下同じ)を介してアルミナ基板23に重ね合わせ
た後、これらに2kgf/cm2の荷重を加えて真空炉
中で630℃、30分間加熱することにより接着され
る。このアルミニウム板22を接着したアルミナ基板2
3はこの基板と同形同大の厚さ30μmのAl−7.5
%Si箔を介して多層配線基板21の片面に重ね合わせ
た後、これらに2kgf/cm2の荷重を加えて真空炉
中で630℃、30分間加熱することにより接着され
る。この接着と同時に多層配線基板21の別の片面にA
l−Si系ろう材を介してコバール(Kovar)からなる
複数のI/Oピン28が接着される。
【0025】キャビティ21cに臨むアルミニウム板2
2にはシリコン半導体チップ24がAl−Siはんだを
用いて420℃でダイボンディングされた後、300℃
でAuワイヤ26がワイヤボンディングされる。またキ
ャビティ21c内には空気を排出した後、チップ24及
びワイヤ26の酸化防止のため窒素ガスが封入され、キ
ャビティ21cはコバールにより形成された閉止板27
により密閉される。
2にはシリコン半導体チップ24がAl−Siはんだを
用いて420℃でダイボンディングされた後、300℃
でAuワイヤ26がワイヤボンディングされる。またキ
ャビティ21c内には空気を排出した後、チップ24及
びワイヤ26の酸化防止のため窒素ガスが封入され、キ
ャビティ21cはコバールにより形成された閉止板27
により密閉される。
【0026】<比較例1>図9に示すように、セラミッ
クパッケージ1は、タングステン導体2bにより層表面
に回路が形成されたアルミナ層2aを多数積層して焼成
されたアルミナ多層配線基板2と、この基板2の上面に
Agろう材を介して接着されたCu−W合金板3とを備
える。多層配線基板2の下面中央にはキャビティ2cが
形成され、このキャビティ2cの天井には実施例1と同
一のシリコン半導体チップ4がAu−Siはんだ材を介
して接着される。多層配線基板2のサイズは縦40m
m、横40mm、厚さ2.5mmであり、Cu−W合金
板3のサイズは縦27mm、横27mm、厚さ0.5m
mである。ワイヤ5a及び閉止板5bは実施例1と同一
部品であり、複数のI/Oピン5cは多層配線基板2の
下面にAg−Cuろう材を介して接着される。
クパッケージ1は、タングステン導体2bにより層表面
に回路が形成されたアルミナ層2aを多数積層して焼成
されたアルミナ多層配線基板2と、この基板2の上面に
Agろう材を介して接着されたCu−W合金板3とを備
える。多層配線基板2の下面中央にはキャビティ2cが
形成され、このキャビティ2cの天井には実施例1と同
一のシリコン半導体チップ4がAu−Siはんだ材を介
して接着される。多層配線基板2のサイズは縦40m
m、横40mm、厚さ2.5mmであり、Cu−W合金
板3のサイズは縦27mm、横27mm、厚さ0.5m
mである。ワイヤ5a及び閉止板5bは実施例1と同一
部品であり、複数のI/Oピン5cは多層配線基板2の
下面にAg−Cuろう材を介して接着される。
【0027】<比較例2>図10に示すように、セラミ
ックパッケージ6は、タングステン導体7bにより層表
面に回路が形成されたアルミナ層7aを多数積層して焼
成されたアルミナ多層配線基板7を備える。この基板7
の中央には上下方向に貫通するキャビティ7cが形成さ
れ、このキャビティ7cの上端にはCu−W合金ブロッ
ク8が挿入される。このブロック8はキャビティ7cに
挿入される挿入部8aと、多層配線基板7の上面に当接
するフランジ部8bとを有する。このブロック8は挿入
部8aをキャビティ7cに挿入した状態でAg−Cuろ
う材を介して多層配線基板7に接着され、キャビティ7
cに挿入された挿入部8aの下面には比較例1と同一の
シリコン半導体チップ4がAu−Siはんだ材を介して
接着される。多層配線基板7のサイズは縦40mm、横
40mm、厚さ2.5mmであり、ブロック8のフラン
ジ部8bのサイズは縦16mm、横16mm、厚さ0.
5mmであり、その挿入部8aの厚さは1.0mmであ
る。ワイヤ5a、閉止板5b及び複数のI/Oピン5c
は比較例1と同一部品であり、比較例1と同様に多層配
線基板7に取付けられる。
ックパッケージ6は、タングステン導体7bにより層表
面に回路が形成されたアルミナ層7aを多数積層して焼
成されたアルミナ多層配線基板7を備える。この基板7
の中央には上下方向に貫通するキャビティ7cが形成さ
れ、このキャビティ7cの上端にはCu−W合金ブロッ
ク8が挿入される。このブロック8はキャビティ7cに
挿入される挿入部8aと、多層配線基板7の上面に当接
するフランジ部8bとを有する。このブロック8は挿入
部8aをキャビティ7cに挿入した状態でAg−Cuろ
う材を介して多層配線基板7に接着され、キャビティ7
cに挿入された挿入部8aの下面には比較例1と同一の
シリコン半導体チップ4がAu−Siはんだ材を介して
接着される。多層配線基板7のサイズは縦40mm、横
40mm、厚さ2.5mmであり、ブロック8のフラン
ジ部8bのサイズは縦16mm、横16mm、厚さ0.
5mmであり、その挿入部8aの厚さは1.0mmであ
る。ワイヤ5a、閉止板5b及び複数のI/Oピン5c
は比較例1と同一部品であり、比較例1と同様に多層配
線基板7に取付けられる。
【0028】<比較例3>図11に示されるセラミック
パッケージ10では、比較例2のパッケージ6のブロッ
ク8の上面にアルミニウム製フィン9がビス9aにより
取付けられ、ブロック8とフィン9との間にはシリコー
ングリースが塗布される。
パッケージ10では、比較例2のパッケージ6のブロッ
ク8の上面にアルミニウム製フィン9がビス9aにより
取付けられ、ブロック8とフィン9との間にはシリコー
ングリースが塗布される。
【0029】<実施例30、31及び比較例4、5>図
1に示したアルミニウム板31及び32の厚さをそれぞ
れ表2に示す4種類に変えた以外は実施例1と同様にし
てセラミックパッケージ30を作製した。なお、セラミ
ック多層配線基板11及び放熱用セラミック基板13を
それぞれアルミナで構成した。また放熱用セラミック基
板13の厚さは0.635mmである。
1に示したアルミニウム板31及び32の厚さをそれぞ
れ表2に示す4種類に変えた以外は実施例1と同様にし
てセラミックパッケージ30を作製した。なお、セラミ
ック多層配線基板11及び放熱用セラミック基板13を
それぞれアルミナで構成した。また放熱用セラミック基
板13の厚さは0.635mmである。
【0030】<実施例32、33及び比較例6、7>図
5に示したアルミニウム板22の厚さを表2に示す4種
類に変えた以外は実施例29と同様にしてセラミックパ
ッケージ20を作製した。放熱用アルミナ基板23の厚
さは0.635mmである。
5に示したアルミニウム板22の厚さを表2に示す4種
類に変えた以外は実施例29と同様にしてセラミックパ
ッケージ20を作製した。放熱用アルミナ基板23の厚
さは0.635mmである。
【0031】<比較試験と評価>実施例1〜33及び比
較例1〜7のセラミックパッケージのシリコン半導体チ
ップに3Wの電力を与えてこれを発熱させ、赤外線カメ
ラ「TVS−2000(日本アビオニクス製)」にてシ
リコン半導体チップの表面温度をそれぞれ測定した。ま
た実施例1〜33及び比較例1〜7のセラミックパッケ
ージの総重量を測定した。その結果を表1及び表2に示
す。
較例1〜7のセラミックパッケージのシリコン半導体チ
ップに3Wの電力を与えてこれを発熱させ、赤外線カメ
ラ「TVS−2000(日本アビオニクス製)」にてシ
リコン半導体チップの表面温度をそれぞれ測定した。ま
た実施例1〜33及び比較例1〜7のセラミックパッケ
ージの総重量を測定した。その結果を表1及び表2に示
す。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】表1及び表2から明らかなように、実施例
1〜33のセラミックパッケージは比較例1〜7のセラ
ミックパッケージより軽量であり、同等若しくはより高
い放熱性を示した。特に、比較例4及び6のようにアル
ミニウム板が放熱用セラミック基板又は放熱用アルミナ
基板に対して薄すぎる場合にはセラミックパッケージが
放熱性に劣り、比較例5及び7のようにアルミニウム板
が放熱用セラミック基板又は放熱用アルミナ基板に対し
て厚すぎる場合にはセラミックパッケージに割れを生じ
た。
1〜33のセラミックパッケージは比較例1〜7のセラ
ミックパッケージより軽量であり、同等若しくはより高
い放熱性を示した。特に、比較例4及び6のようにアル
ミニウム板が放熱用セラミック基板又は放熱用アルミナ
基板に対して薄すぎる場合にはセラミックパッケージが
放熱性に劣り、比較例5及び7のようにアルミニウム板
が放熱用セラミック基板又は放熱用アルミナ基板に対し
て厚すぎる場合にはセラミックパッケージに割れを生じ
た。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、セ
ラミック多層配線基板にAl−Si系ろう材によりアル
ミニウム板を介して放熱用セラミック基板に接着したの
で、アルミニウム板が多層配線基板で発生する熱を効率
良く放散する。放熱用セラミック基板を2枚のアルミニ
ウム板で接着することにより、放熱性がより向上すると
ともにセラミック多層配線基板を構成するセラミックス
と、放熱用セラミック基板を構成するセラミックスが異
種であって熱膨張係数がそれぞれ異なっても、放熱用セ
ラミック基板の反りや割れを抑制し、結果としてセラミ
ックパッケージに反りや割れが発生しない。
ラミック多層配線基板にAl−Si系ろう材によりアル
ミニウム板を介して放熱用セラミック基板に接着したの
で、アルミニウム板が多層配線基板で発生する熱を効率
良く放散する。放熱用セラミック基板を2枚のアルミニ
ウム板で接着することにより、放熱性がより向上すると
ともにセラミック多層配線基板を構成するセラミックス
と、放熱用セラミック基板を構成するセラミックスが異
種であって熱膨張係数がそれぞれ異なっても、放熱用セ
ラミック基板の反りや割れを抑制し、結果としてセラミ
ックパッケージに反りや割れが発生しない。
【0036】また放熱用金属として従来のCu−W合
金、タングステン、モリブデン等の材料に代えて、これ
らより軽量のアルミニウム材を用いたので、重量及び製
造コストを低減できる。また放熱用セラミック基板に複
数の熱伝導用スルーホールを設け、更にこれらのスルー
ホールにアルミニウム材をそれぞれ充填してサーマルビ
アを形成すれば、放熱特性を更に向上できる。また第2
アルミニウム板の放熱面にアルミニウム材からなる放熱
フィンをAl−Si系ろう材を介して接着すれば、放熱
特性を格段に向上できる。更にAl−Si系ろう材は6
00〜650℃の温度で接着機能を発揮するため、85
0℃前後で焼結したガラスセラミックスからなる多層配
線基板にアルミニウム板を介して放熱用セラミック基板
を接着するときに、この多層配線基板の導体回路を熱損
傷することなくAl−Si系ろう材により接着すること
ができる。
金、タングステン、モリブデン等の材料に代えて、これ
らより軽量のアルミニウム材を用いたので、重量及び製
造コストを低減できる。また放熱用セラミック基板に複
数の熱伝導用スルーホールを設け、更にこれらのスルー
ホールにアルミニウム材をそれぞれ充填してサーマルビ
アを形成すれば、放熱特性を更に向上できる。また第2
アルミニウム板の放熱面にアルミニウム材からなる放熱
フィンをAl−Si系ろう材を介して接着すれば、放熱
特性を格段に向上できる。更にAl−Si系ろう材は6
00〜650℃の温度で接着機能を発揮するため、85
0℃前後で焼結したガラスセラミックスからなる多層配
線基板にアルミニウム板を介して放熱用セラミック基板
を接着するときに、この多層配線基板の導体回路を熱損
傷することなくAl−Si系ろう材により接着すること
ができる。
【図1】本発明の実施例1〜25の高放熱性セラミック
パッケージの要部断面図。
パッケージの要部断面図。
【図2】本発明の実施例26の高放熱性セラミックパッ
ケージの要部断面図。
ケージの要部断面図。
【図3】本発明の実施例27の高放熱性セラミックパッ
ケージの要部断面図。
ケージの要部断面図。
【図4】本発明の実施例28の高放熱性セラミックパッ
ケージの要部断面図。
ケージの要部断面図。
【図5】本発明の実施例29の高放熱性セラミックパッ
ケージの要部断面図。
ケージの要部断面図。
【図6】本発明のコルゲートフィンの要部断面図。
【図7】本発明の別のコルゲートフィンの要部断面図。
【図8】図7のA矢視図。
【図9】比較例1のセラミックパッケージの要部断面
図。
図。
【図10】比較例2のセラミックパッケージの要部断面
図。
図。
【図11】比較例3のセラミックパッケージの要部断面
図。
図。
20,30,50,70,90 高放熱性セラミックパ
ッケージ 11 セラミック多層配線基板 13 放熱用セラミック基板 18 I/Oピン 21 アルミナ多層配線基板 22 アルミニウム板 23 放熱用アルミナ基板 28 I/Oピン 31 第1アルミニウム板 32,72 第2アルミニウム板 51 熱伝導用スルーホール 52 サーマルビア(アルミニウム材) 71 コルゲートフィン(放熱フィン) 101 コルゲートハニカムフィン(放熱フィン) 121 コルゲートルーバフィン(放熱フィン)
ッケージ 11 セラミック多層配線基板 13 放熱用セラミック基板 18 I/Oピン 21 アルミナ多層配線基板 22 アルミニウム板 23 放熱用アルミナ基板 28 I/Oピン 31 第1アルミニウム板 32,72 第2アルミニウム板 51 熱伝導用スルーホール 52 サーマルビア(アルミニウム材) 71 コルゲートフィン(放熱フィン) 101 コルゲートハニカムフィン(放熱フィン) 121 コルゲートルーバフィン(放熱フィン)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 初鹿 昌文 埼玉県大宮市北袋町1丁目297番地 三菱 マテリアル株式会社中央研究所内
Claims (9)
- 【請求項1】 基板両面に第1アルミニウム板(31)及び
第2アルミニウム板(32,72)をそれぞれAl−Si系ろ
う材により接着した放熱用セラミック基板(13)が前記第
1アルミニウム板(31)を介してセラミック多層配線基板
(11)の片面にAl−Si系ろう材により接着され、前記
セラミック基板(13)と前記セラミック多層配線基板(11)
とが同種又は互いに異種のセラミックスにより構成さ
れ、前記セラミックスがアルミナ、ガラスセラミック
ス、窒化アルミニウム、ムライト又は炭化珪素のいずれ
かである高放熱性セラミックパッケージ。 - 【請求項2】 第1アルミニウム板(31)の厚さと第2ア
ルミニウム板(32,72)の厚さの合計が放熱用セラミック
基板(13)の厚さの10〜200%である請求項1記載の
高放熱性セラミックパッケージ。 - 【請求項3】 放熱用セラミック基板(13)の放熱面に第
2アルミニウム板(72)を介してアルミニウム材からなる
放熱フィン(71,101,121)がAl−Si系ろう材を介して
接着された請求項1又は2記載の高放熱性セラミックパ
ッケージ。 - 【請求項4】 放熱用セラミック基板(13)に熱伝導用ス
ルーホール(51)が設けられ、前記スルーホール(51)にア
ルミニウム材(52)が充填された請求項1ないし3いずれ
か記載の高放熱性セラミックパッケージ。 - 【請求項5】 セラミック多層配線基板(11)の別の片面
に複数のI/Oピン(18)がAl−Si系ろう材により接
着された請求項1ないし4いずれか記載の高放熱性セラ
ミックパッケージ。 - 【請求項6】 放熱用アルミナ基板(23)がアルミニウム
板(22)を介してアルミナ多層配線基板(21)の片面に接着
され、それぞれの接着材にAl−Si系ろう材を用いた
高放熱性セラミックパッケージ。 - 【請求項7】 アルミニウム板(22)の厚さが放熱用アル
ミナ基板(23)の厚さの10〜200%である請求項6記
載の高放熱性セラミックパッケージ。 - 【請求項8】 放熱用アルミナ基板(23)の放熱面にアル
ミニウム材からなる放熱フィンがAl−Si系ろう材を
介して接着された請求項6又は7記載の高放熱性セラミ
ックパッケージ。 - 【請求項9】 アルミナ多層配線基板(21)の別の片面に
複数のI/Oピン(28)がAl−Si系ろう材により接着
された請求項6ないし8いずれか記載の高放熱性セラミ
ックパッケージ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12990995A JP3250187B2 (ja) | 1994-07-15 | 1995-05-29 | 高放熱性セラミックパッケージ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16372494 | 1994-07-15 | ||
JP6-163724 | 1994-07-15 | ||
JP12990995A JP3250187B2 (ja) | 1994-07-15 | 1995-05-29 | 高放熱性セラミックパッケージ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0883867A true JPH0883867A (ja) | 1996-03-26 |
JP3250187B2 JP3250187B2 (ja) | 2002-01-28 |
Family
ID=26465167
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12990995A Expired - Fee Related JP3250187B2 (ja) | 1994-07-15 | 1995-05-29 | 高放熱性セラミックパッケージ |
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---|---|
JP (1) | JP3250187B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000299523A (ja) * | 1999-04-13 | 2000-10-24 | Hitachi Ltd | 放熱フィン一体型表面実装光素子モジュール及びこれを用いた光伝送モジュール |
JP2003068954A (ja) * | 2001-08-28 | 2003-03-07 | Kyocera Corp | 半導体素子収納用パッケージ |
WO2003026009A2 (de) * | 2001-08-31 | 2003-03-27 | Siemens Aktiengesellschaft | Leistungselektronikeinheit |
US7053482B2 (en) | 2002-05-27 | 2006-05-30 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Ceramic package with radiating lid |
JP2006303400A (ja) * | 2005-03-22 | 2006-11-02 | Kyocera Corp | 電子部品収納用パッケージおよび電子装置ならびに電子装置の実装構造 |
JP2006310486A (ja) * | 2005-04-27 | 2006-11-09 | Toyota Industries Corp | 絶縁回路基板及びパワーモジュール用基板 |
CN108520868A (zh) * | 2018-05-31 | 2018-09-11 | 湖畔光电科技(江苏)有限公司 | 导热结构 |
WO2019189647A1 (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-03 | 日本電産エレシス株式会社 | 回路基板 |
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---|---|---|---|---|
KR100656300B1 (ko) | 2005-12-29 | 2006-12-11 | (주)웨이브닉스이에스피 | 3차원 알루미늄 패키지 모듈, 그의 제조방법 및 3차원알루미늄 패키지 모듈에 적용되는 수동소자 제작방법 |
-
1995
- 1995-05-29 JP JP12990995A patent/JP3250187B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2000299523A (ja) * | 1999-04-13 | 2000-10-24 | Hitachi Ltd | 放熱フィン一体型表面実装光素子モジュール及びこれを用いた光伝送モジュール |
JP2003068954A (ja) * | 2001-08-28 | 2003-03-07 | Kyocera Corp | 半導体素子収納用パッケージ |
US7236367B2 (en) | 2001-08-31 | 2007-06-26 | Siemens Aktiengesellschaft | Power electronics component |
WO2003026009A2 (de) * | 2001-08-31 | 2003-03-27 | Siemens Aktiengesellschaft | Leistungselektronikeinheit |
WO2003026009A3 (de) * | 2001-08-31 | 2003-08-14 | Siemens Ag | Leistungselektronikeinheit |
US7053482B2 (en) | 2002-05-27 | 2006-05-30 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Ceramic package with radiating lid |
JP4610414B2 (ja) * | 2005-03-22 | 2011-01-12 | 京セラ株式会社 | 電子部品収納用パッケージおよび電子装置ならびに電子装置の実装構造 |
JP2006303400A (ja) * | 2005-03-22 | 2006-11-02 | Kyocera Corp | 電子部品収納用パッケージおよび電子装置ならびに電子装置の実装構造 |
WO2006118031A1 (ja) * | 2005-04-27 | 2006-11-09 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | 絶縁回路基板及びパワーモジュール用基板 |
JP2006310486A (ja) * | 2005-04-27 | 2006-11-09 | Toyota Industries Corp | 絶縁回路基板及びパワーモジュール用基板 |
JP4729336B2 (ja) * | 2005-04-27 | 2011-07-20 | 株式会社豊田自動織機 | パワーモジュール用基板 |
WO2019189647A1 (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-03 | 日本電産エレシス株式会社 | 回路基板 |
CN108520868A (zh) * | 2018-05-31 | 2018-09-11 | 湖畔光电科技(江苏)有限公司 | 导热结构 |
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JP3250187B2 (ja) | 2002-01-28 |
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