JP3022738B2 - マルチチップモジュール - Google Patents

マルチチップモジュール

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JP3022738B2
JP3022738B2 JP27204294A JP27204294A JP3022738B2 JP 3022738 B2 JP3022738 B2 JP 3022738B2 JP 27204294 A JP27204294 A JP 27204294A JP 27204294 A JP27204294 A JP 27204294A JP 3022738 B2 JP3022738 B2 JP 3022738B2
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    • H01L2924/19Details of hybrid assemblies other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/191Disposition
    • H01L2924/19101Disposition of discrete passive components
    • H01L2924/19107Disposition of discrete passive components off-chip wires

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  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体集積回路装置に関
し、特に、高放熱性を有するマルチチップモジュールに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、以下の図面に基いて説明する構造
の種々のマルチチップモジュールが知られている。
【0003】図14は、従来のマルチチップモジュール
の一般的な構成を示す摸式的断面図である。
【0004】図14に示されるマルチチップモジュール
は、側壁部に複数のリード101が設けられたキャップ
109付きパッケージ102を有し、パッケージ102
の内側底面に接着層103を介して、一面に薄膜多層配
線層104が形成されたSi及びセラミック等のベース
基板105が固定され、ベース基板105上の薄膜多層
配線層104に接着層106を介して複数個の半導体チ
ップ107が固定されている。薄膜多層配線層104
と、半導体チップ107およびリード101とが金属細
線108により電気的に接続されている。パッケージ1
02の開口はキャップ109により封止され、パッケー
ジ102の外側底面には接着層110を介して放熱部品
であるヒートシンク111が装着されている。
【0005】このマルチチップモジュール構造の、半導
体チップ107からの放熱経路は、接着層106→薄膜
多層配線層104→ベース基板105→接着層103→
パッケージ102→接着層110→ヒートシンク111
の順となる。
【0006】図15は、フリップチップ接続した従来の
マルチチップモジュールの構成を示す摸式的断面図であ
る。
【0007】図15に示されるマルチチップモジュール
は、側壁部に複数のリード201が設けられたキャップ
211付きパッケージ202を有し、パッケージ202
の内側底面に接着層203を介して、一面に薄膜多層配
線層204が形成されたSi及びセラミック等のベース
基板205が固定され、ベース基板205上の薄膜多層
配線層204には複数個の半導体チップ206が、その
半導体チップ206表面に形成された金属バンプ207
により電気的に接続され、金属バンプ207により薄膜
多層配線層204と半導体チップ206の間にできた空
間に放熱材208が配設されている。パッケージ202
の側壁部のリード201と薄膜多層配線層204は金属
細線209により電気的に接続されている。半導体チッ
プ206裏面には接着層210がパッケージ202の開
口端の高さまで設けられ、パッケージ202の開口はキ
ャップ211により封止されている。そして、キャップ
211には接着層212を介してヒートシンク213が
固定されている。
【0008】上記構成における半導体チップ206から
の放熱経路は、半導体チップ206の裏面からは接着層
210→キャップ211→接着層212→ヒートシンク
213の順となり、半導体チップ206の表面からは金
属バンプ207→放熱材208→薄膜多層配線層204
→ベース基板205→接着層203→パッケージ202
の順となる。
【0009】図16は、特開昭61−36961号公報
に示された、放熱特性を向上した従来のマルチチップモ
ジュールの構成を示す摸式的断面図である。
【0010】図16に示されるマルチチップモジュール
は、一面に入出力ピン301を他面にボンディングパッ
ド302を有する配線基板303を有し、配線基板30
3の複数のボンディングパッド302には複数のTAB
型ICチップ304のリード305がボンディングされ
ている。配線基板303には、配線基板303とでTA
B型ICチップ304を囲む放熱パッケージ308が固
定されている。そして、放熱板307が、TAB型IC
チップ304とチップ接着剤306を介して固定される
と共に、放熱パッケージ308と熱伝導性接着剤309
を介して固定されている。さらに、放熱パッケージ30
8には、強制空冷により冷却するための、フィンを有す
るヒートシンク310が固着されている。
【0011】この構造では、ICチップ304からの放
熱経路は、チップ接着剤306→放熱板307→熱伝導
性接着剤309→放熱パッケージ308→ヒートシンク
310の順となる。チップ接着剤306および熱伝導性
接着剤309としては、銀フィラ入りエポキシ接着剤お
よび錫−鉛共晶半田を使用している。また、放熱板30
7には高熱伝導のベリリア材料を用いている。
【0012】図17は、特開平3−64060号公報に
示された、シリコン回路基板に高密度配線を施した従来
のマルチチップモジュールの構成を示す摸式的断面図で
ある。
【0013】図17に示されるマルチチップモジュール
は、SiCからなる基板401とムライトからなるキャ
ップ402とで構成されたパッケージ内に所定数の半導
体チップ403、多層配線基板404およびシリコン回
路基板405を気密封止した構造を有している。
【0014】シリコン回路基板405の主面には、例え
ばAl二層配線が設けられ、ろう材406を介して基板
401の下面に接合されている。多層配線基板404は
半田バンプからなる電極407を介して上記シリコン回
路基板405の主面に実装されている。多層配線基板4
04の下面には半導体チップ403が実装され、多層配
線基板404内に埋設された状態で多層配線基板404
の配線層を通じて前記電極407と電気的に接続されて
いる。このように半導体チップ403とシリコン回路板
405との間に多層配線基板404を設けたことによ
り、配線領域が増加するのでより多くの半導体チップ4
03を実装することができる。
【0015】図18は、1986年2月20日、ISS
CC ’86でオーバン大学(Auburn University)より
発表された、R.M.Johnsonetal,”Hybrid Silicon Wafer
-Scale Packaging Technology ",Digest Technical Pap
ers,P166-167,ISSCC '86 による、従来のマルチチップ
モジュールの構成を示す摸式的断面図である。
【0016】図18に示されるマルチチップモジュール
は、シリコン実装基板501を裏面から異方性(結晶軸
依存性)エッチングして、シリコン実装基板501を貫
通する穴を形成し、そこに半導体チップ502を配置
し、主表面側が平面状になるように接着剤503で半導
体チップ502を固定し、印刷法で接続メタル504に
より半導体チップ502とシリコン実装基板501の実
装配線505とを電気的に接続した構造からなる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図1
4、図17に示したマルチチップモジュールの構造で
は、半導体チップからの熱を薄膜多層配線層または多層
配線基板を介して放熱するため、薄膜多層配線層または
多層配線基板にて層間絶縁膜として使用されている例え
ば、表1参照のポリイミド(熱伝導率1.5×10-4
/cm・℃)やSiO 2 (0.14W/cm・℃)によ
り、放熱が妨げられている。このため、高発熱性を有す
る半導体チップ(例えば消費電力20W)の実装が困難
であった。
【0018】
【表1】 図16に示したマルチチップモジュールの構造では、T
AB型半導体チップを使用し配線基板に実装しているた
め、パッケージ全体の体積が増え、軽薄化を実現できな
いという欠点があった。図14、図15に示した構造も
同様である。
【0019】図18に示したマルチチップモジュールの
構造は、シリコン実装基板に異方性エッチングし、半導
体チップを埋め込んで軽薄短小化しているが、この場
合、異方性エッチングにより片面側の開口面積が大きく
なるので、複数個の半導体チップを実装したマルチチッ
プ構造とすると、半導体チップ間隔が狭められないため
実装面積が大きくなってしまうという問題点があった。
さらに、半導体チップと、シリコン実装基板の開口部と
の隙間に接着剤を使用して半導体チップを固定している
ため、パッケージ等の外部からの応力により半導体チッ
プにクラックを発生させる等の問題点があった。
【0020】そこで本発明は、上記従来技術の問題点に
鑑み、高放熱性を有し、軽薄化および高密度化が可能
で、かつ応力の影響が少ないマルチチップモジュールを
提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、2個以上の半導体チップを回路基板に実装
してなるマルチチップモジュ−ルにおいて、半導体チッ
プと略等しい高さの回路基板に貫通した等方性の開口が
複数形成され、前記開口内に各半導体チップが個々に配
置され、蓋付き容器の内側の底部に前記半導体チップが
回路基板と共に接着層を介して固定され、前記容器の外
側の底部に放熱部品が前記半導体チップの位置に対応し
て固定されており、半導体チップの面のうち、容器に固
定されている面と、回路基板の面のうち、容器に固定さ
れている面とが略同一平面にあり、かつ、前記半導体チ
ップの表面と前記容器の蓋の内側の間に放熱材が配設さ
れ、前記容器の蓋の外側にさらに別の放熱部品が前記放
熱材の位置に対応して固定されていることを特徴とす
る。
【0022】また、半導体チップおよび回路基板の表面
位置が同一平面上にあることが好ましい。
【0023】また、半導体チップの側面と、回路基板の
貫通した開口との間に空間を有することが好ましい。
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【作用】上記のとおりに構成された本発明では、2個以
上の半導体チップを回路基板に実装してマルチチップモ
ジュ−ルとするため、半導体チップと略等しい高さの回
路基板に貫通した等方性の開口が複数形成され、前記開
口内に各半導体チップが個々に配置され、蓋付き容器の
内側の底部に前記半導体チップが回路基板と共に接着層
を介して固定され、前記容器の外側の底部に放熱部品が
前記半導体チップの位置に対応して固定されており、半
導体チップの面のうち、容器に固定されている面と、回
路基板の面のうち、容器に固定されている面とが略同一
平面にあり、かつ、前記半導体チップの表面と前記容器
の蓋の内側の間に放熱材が配設され、前記容器の蓋の外
側にさらに別の放熱部品が前記放熱材の位置に対応して
固定されているようにしたことにより、モジュ−ル自体
が薄くでき、しかも半導体チップからの熱が回路基板に
おける熱伝導率の小さな部材でもって妨げられることが
無くなる。そして、半導体チップを配置する切断開口部
を等方性としたことにより、従来のような異方性のもの
に比べて、半導体チップの配置間隔を狭めることが可能
となり、マルチチップモジュ−ルの高密度化、小型化が
実現できる。
【0029】また、半導体チップおよび回路基板の表面
位置が同一平面上にあることにより、半導体チップ及び
回路基板上にも配線層が形成可能となり、高密度マルチ
チップモジュールが実現できる。
【0030】また、半導体チップの側面と、回路基板の
貫通した開口との間に空間を有することにより、低応力
化される。すなわち、放熱特性を向上させるために、半
導体チップが埋め込まれた回路基板を容器に接着層を介
して直接固定した場合には、容器に対する半導体チップ
の熱膨張率差と、容器に対する回路基板の熱膨張率差と
によって生じる応力が前記空間で吸収されるので、クラ
ック、剥がれ等が防止される。
【0031】
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0033】(第1の参考例)図1はマルチチップモジ
ュールの第1の参考例を示す平面図、図2は図1に示し
たマルチチップモジュールのA−A線断面図である。
【0034】本参考例におけるマルチチップモジュール
は、図1および図2に示すように、側壁部に複数のリー
ド5が設けられた蓋付き容器であるパッケージ1を有す
る。パッケージ1の内側底面には接着層7を介して、一
個以上の切断開口部が形成され、該各切断開口部内に半
導体チップ4が入れられ、かつ、表面層に薄膜多層配線
層3が形成されたシリコン回路基板2が固定されてい
る。半導体チップ4、リード5および薄膜多層配線層3
が金属細線6により電気的に接続されている。パッケー
ジ1の開口はキャップ(不図示)により封止され、パッ
ケージ102の外側底面には放熱部品である、フィンを
有するヒートシンク11が接着されている。
【0035】次に、上記構成のマルチチップモジュール
の製造方法を説明する。
【0036】図3は図1および図2に示したマルチチッ
プモジュールの工程手順を説明するための図、図4は図
3(c)に示すシリコン回路基板の平面図である。
【0037】まず、図3(a)に示すSiウェハー8上
にスパッタリング技術、フォトリソグラフィー技術、メ
ッキ技術等により、図3(b)に示すように薄膜多層配
線層3を形成し、シリコン回路基板2を作製する。
【0038】次いで図3(c)に示すように、波長1.
06μmのYAG(Yttrium Alminum Garnet)レーザ光
をシリコン回路基板2に照射し、実装する半導体チップ
のサイズよりも1辺の長さが500μm以上大きなサイ
ズとなる切断開口部12(図4参照)を形成する。この
時、切断開口部は等方性を有し、YAGレーザ照射部に
薄膜多層配線層3が形成されていても、形成されていな
くても、切断開口は可能である。但し、形成されていな
い場合は切断寸法精度が上がり、切断面も鋭利となる。
【0039】次いで図3(d)に示すように、切断開口
したシリコン回路基板2を、シリコン(Si)と比較的
熱膨張率が近い(表2参照)SiCやムライト等のパッ
ケージ5に可撓性(フレキシブル性)を有する接着層7
で貼り付ける。
【0040】そして図3(e)に示すように、所望の半
導体チップ4をシリコン回路基板2の開口部内に入れ
て、パッケージ5に接着層7を介して固定する。このと
き、後述する第2の参考例と同様に、半導体チップ4と
シリコン回路基板2の切断開口部との隙間が空間となっ
ており、各部材間の熱膨張率差による応力の影響が低減
できる。さらに、半導体チップ4とシリコン回路基板
2、及びシリコン回路基板2とリード6を金属細線6で
電気的に接続する。
【0041】その後図3(f)に示すように、パッケー
ジ1をキャップ10により封止するとともに、パッケー
ジ1の外側底面にヒートシンク11を貼り付ける。
【0042】半導体チップ4どうしの間の信号伝播は、
金属細線6を介してシリコン回路基板2の薄膜多層配線
層3によりすみやかに伝播される。
【0043】上記のように本参考例は、シリコン回路基
板2の開口部を等方性にして、半導体チップ間隔を狭め
たので、高密度化、高速化、小型化が実現できる。ま
た、薄膜多層配線層を介して放熱する構造でないので、
放熱特性が従来よりも向上する。
【0044】(第2の参考例)図5はマルチチップモジ
ュールの第2の参考例の特徴部を示す断面図であり、図
6は図5に示した一点鎖線で囲まれた部分の拡大図であ
る。
【0045】本参考例は、図5および図6に示すよう
に、第1の参考例に代えて、半導体チップを接着層を介
して直接ヒートシンクに貼り付けることにより、放熱性
をより向上させたマルチチップモジュールである。
【0046】上記構成のマルチチップモジュールの製造
方法について説明すると、予めシリコン回路基板27よ
りも大きな面積で開口したパッケージ21の底面部に、
そのパッケージ21底面部の開口を塞ぐようにヒートシ
ンク22を貼り付けておく。次いで、第1の参考例と同
様の工程(図3(a)〜図3(c)参照)により製造さ
れたシリコン回路基板27をヒートシンク22に接着層
23を介して直接貼り付ける。そして、シリコン回路基
板27の切断開口部に半導体チップ24を入れてヒート
シンク22に貼付け、半導体チップ24とシリコン回路
基板27、及びシリコン回路基板27とリード25を金
属細線26で電気的に接続する。
【0047】半導体チップ24とヒートシンク22(例
えばCu)、および半導体チップ24と相対的に面積の
大きいシリコン回路基板27との間に、それぞれ熱膨張
率差(表2参照)が生じるため、シリコン回路基板27
および半導体チップ24に応力が加わりクラックや剥が
れが発生し易い。
【0048】
【表2】 しかし、図6に示す拡大図のように、ヒートシンク22
に貼り付けられた、半導体チップ24の側面とシリコン
回路基板27の切断開口部との隙間28が空間であるた
め、ヒートシンク22より加わる応力をこの空間で吸収
することができる。そのためクラックや剥がれが防止で
きる。
【0049】ここに、上記の空間の影響を調べた実験結
果を説明する。
【0050】実験サンプルは、図6に示した隙間28に
可撓性(フレキシブル性)を有する樹脂を埋め込んだサ
ンプルと、隙間28を空間にしその隙間の間隔を500
μm、1mmとした3種類で、接着層23としては可撓
性(フレキシブル性)を有する接着剤A、Agペース
ト、鉛(Pb)/錫(Sn)系半田の3種類を使用し、
Al23 、SiC、Cuの3種類の材質で製作された
ヒートシンク及びパッケージに貼り付けた。それぞれの
材料の熱伝導率と熱膨張率は表1、表2に示されてい
る。
【0051】そして、貼り付け後、温度サイクル試験を
実施し、接着状態を観察した。その結果を表3、表4に
示す。
【0052】
【表3】
【0053】
【表4】 表3、表4より、隙間を空間にしたものは、樹脂を埋め
込んだサンプルと比較すると、フレキシブル接着剤Aを
使用して、Al23 、SiC、Cuのどれに貼り付け
たものにおいても良好な結果が得られた。例えば、Cu
に貼り付けたものは、隙間を空間にすることにより、フ
レキシブル接着剤Aを使用して、図5に示したように半
導体チップ24およびシリコン回路基板27を直接貼り
付けても問題なかった。このことから、隙間を空間にす
ること、すなわちシリコン回路基板27の切断開口部を
半導体チップサイズより大きめにすることで応力が低減
ができることが判る。
【0054】また、Al23 、SiCへの貼り付けの
接着層23にPb/Sn系半田を使用した金属接合が実
施できるため、放熱性が著しく向上する。
【0055】さらに、本参考例のマルチチップモジュー
ルの構造では、半導体チップ24からの熱はシリコン回
路基板27の薄膜多層配線層を介さずに放熱できるの
で、薄膜多層配線層に層間絶縁膜として使用されている
表1参照の熱伝導率のポリイミドやSiO2 の影響を受
けることがない。このため高放熱構造のマルチチップモ
ジュールが得られる。
【0056】(実施例)図7は、本発明のマルチチップ
モジュールの実施例の特徴部を示す断面図である。
【0057】本実施例は、第1の参考例のマルチチップ
モジュールの半導体チップの表裏両側にそれぞれヒート
シンクを取り付け、放熱性を向上した例である。
【0058】すなわち本実施例におけるマルチチップモ
ジュールは、図7に示すように、第1の参考例と同様、
側壁部に複数のリード31が設けられた蓋付き容器であ
るパッケージ31を有する。パッケージ31の内側底面
には接着層34を介して、一個以上の切断開口部が形成
され、該各切断開口部に半導体チップ33が入れられ、
かつ、表面層に薄膜多層配線層が形成されたシリコン回
路基板32が固定されている。半導体チップ33、リー
ド35および前記薄膜多層配線層が金属細線6により電
気的に接続されている。
【0059】パッケージ1の開口は、半導体チップ33
および前記薄膜多層配線層の上面に放熱材38を介し
て、キャップ36により封止され、パッケージ31の外
側底面およびキャップ36にはヒートシンク40、41
が固定されている。
【0060】上記構成のマルチチップモジュールの製造
方法について説明すると、第1の参考例と同様の工程
(図3(a)〜図3(e)参照)によって、パッケージ
31内にシリコン回路基板32および半導体チップ33
の設置等を行なった後、パッケージ31の開口端面の高
さと同じ高さとなるように、シリコン回路基板32およ
び半導体チップ33の表面に放熱材38を貼り付け、パ
ッケージ31の開口をキャップ36で封止する。そし
て、キャップ36とパッケージ31の外側底面にそれぞ
れヒートシンク41を接着した。
【0061】本実施例では、半導体チップ33、シリコ
ン回路基板32の表面からの熱は、ゴム等の放熱材38
を通してキャップ36ヘ伝わりヒートシンク41にて放
熱される。一方、半導体チップ33の裏面側からの熱
は、パッケージ31を介してヒートシンク40より放熱
される。従って、半導体チップ33からの発熱を、表裏
に素早く伝えることができるので、熱伝導効率が上昇
し、大電力を消費するSiチップにも適用可能となる。
【0062】(第3の参考例)図8はマルチチップモジ
ュールの第3の参考例の特徴部を示す断面図である。
【0063】本参考例は、第1の参考例のマルチチップ
モジュールの半導体チップの裏面に放熱材を設けて放熱
性を向上させるとともに、放熱材の厚さを調整してシリ
コン回路基板と半導体チップの表面を一致させた例であ
る。
【0064】すなわち本参考例におけるマルチチップモ
ジュールは、図8に示すように、第1の参考例と同様、
側壁部に複数のリード55が設けられた蓋付き容器であ
るパッケージ51を有する。パッケージ51の内側底面
には接着層52を介して、一個以上の切断開口部が形成
され、該各切断開口部内に半導体チップ54が入れら
れ、かつ、表面層に薄膜多層配線層が形成されたシリコ
ン回路基板53が固定されている。各切断開口部内に入
れられた半導体チップ54は、接着層52に放熱材58
を介して固定され、半導体チップ54とシリコン回路基
板53との表面が一致するように放熱材58の厚さが調
整されている。
【0065】そして、半導体チップ54とリード55お
よび前記薄膜多層配線層が金属細線56により電気的に
接続されている。
【0066】パッケージ51の開口はキャップにより封
止され、パッケージ51の外側底面にはヒートシンク5
7が接着されている。
【0067】上記構成のマルチチップモジュールの製造
方法について説明すると、第1の参考例と同様の方法
(図3(a)〜図3(d)参照)によりパッケージ51
内にシリコン回路基板53を設置した後、シリコン回路
基板53の切断開口部内に半導体チップ54を、半導体
チップ54の表面がシリコン回路基板53の表面と一致
するように調整した厚さの放熱材58を介して設置す
る。その後、半導体チップ54とシリコン回路基板5
3、及びシリコン回路基板53とリード55を金属細線
56で電気的に接続する。
【0068】上記のように本参考例では、半導体チップ
54とシリコン回路基板53の厚さが異なる場合におい
ても、半導体チップ54の表面位置を、放熱材58の厚
さを調整してシリコン回路基板53の表面位置と一致さ
せることができるので、半導体チップ表面とシリコン回
路基板表面からなる平面上に容易に配線層が形成するこ
とができる。その結果、高密度マルチチップモジュール
が実現できる。
【0069】(第4の参考例)図9はマルチチップモジ
ュールの第4の参考例の特徴部を示す断面図である。図
10は図9に示すマルチチップモジュールの製造方法を
説明するための図である。
【0070】本参考例は、第1の参考例のマルチチップ
モジュールにおいて、容器形状のパッケージから封止樹
脂に代えることにより、軽薄短小化、低コスト化を実現
した例である。
【0071】すなわち本参考例におけるマルチチップモ
ジュールは、図9に示すように、一個以上の切断開口部
が形成され、該各切断開口部内に半導体チップ63が入
れられ、かつ、表面層に薄膜多層配線層62が形成され
たシリコン回路基板61を有する。前記切断開口部に入
れられた半導体チップ63と薄膜多層配線層62がTA
Bテープ64により電気的に接続されている。TABテ
ープの端子部を残してTABテープ64、シリコン回路
基板61および半導体チップ63が封止樹脂65により
覆われ、封止樹脂65にはヒートシンク66が接着され
ている。
【0072】次に、上記構成のマルチチップモジュール
の製造方法を図10を参照して説明する。図10は図9
に示すマルチチップモジュールの製造方法を説明するた
めの図であり、図(A)はTABテープによりシリコン
回路基板と半導体チップを接続する工程の断面図、図
(B)はTABテープによりシリコン回路基板と半導体
チップを接続した際の平面図である。
【0073】まず、図10(A)に示すように、第1の
実施例と同様の工程(図3(a)〜図3(c)参照)に
より得られたシリコン回路基板61をステージ67上に
置き、さらにシリコン回路基板61の切断開口部より半
導体チップ63をステージ67上に置く。ステージ67
にはシリコン回路基板61と半導体チップ63を吸着す
る吸着溝68が設けられている。従って、ステージ67
上にシリコン回路基板61と半導体チップ63を置いた
ときには、シリコン回路基板61と半導体チップ63は
吸着溝68により固定される。
【0074】そして、図10(A)、図10(B)に示
すように、TABテープ64を使用して半導体チップ6
3とシリコン回路基板61を電気的に接続する。接続
後、図9に示したように、封止樹脂65によりパッケー
ジングを行なう。
【0075】また、同様に半導体チップ63を予めTA
Bテープ64に実装後、半導体チップ63が入る切断開
口部が形成されたシリコン回路基板61にTABテープ
64を実装してもよい。
【0076】上記のように本参考例では、容器構造のパ
ッケージにせずに樹脂封止としたので、容器または放熱
部品に対して半導体チップおよび回路基板を固定する場
合と比べて、各構成部品の熱膨張率差による応力の影響
が少なくなる。さらに、軽薄短小化が実現でき、現在パ
ッケージング材料として使用されているAl2 O3 、K
ovar等が不要となり、工程数も削減できるので低コ
スト化が実現できる。(第5の参考例)図11はマルチ
チップモジュールの第5の参考例の特徴部を示す断面図
である。
【0077】本参考例は、第1の参考例のマルチチップ
モジュールにおいて、フレキシブル配線基板を使用し封
止樹脂によりパッケージングすることにより、軽薄短小
化、高密度化、低コスト化を実現した例である。
【0078】すなわち、本参考例におけるマルチチップ
モジュールは、図11に示すように、一個以上の切断開
口部が形成され、該各切断開口部内に半導体チップ72
が入れられ、かつ、表面層に薄膜多層配線層が形成され
たシリコン回路基板71を有する。そして、前記切断開
口部に入れられた半導体チップ72とシリコン回路基板
71との接続端子は、金属バンプ73を介してフレキシ
ブル配線基板74の一面と電気的に接続されている。さ
らに、フレキシブル配線基板74の一面側には、半導体
チップ72およびシリコン回路基板71が封止樹脂76
により覆われている。フレキシブル配線基板74の他面
側には、マルチチップモジュールの外部端子となる金属
バンプ75が形成されている。
【0079】次に、上記構成のマルチチップモジュール
の製造方法を図12を参照して説明する。図12は図1
1に示すマルチチップモジュールの製造方法を説明する
ための図であり、図(A)はフレキシブル配線基板によ
りシリコン回路基板と半導体チップを接続する工程の断
面図、図(B)は図(A)の工程後に樹脂により封止さ
れた様子を示す断面図である。
【0080】まず、図12(A)に示すように、第1の
参考例と同様の工程(図3(a)〜図3(c)参照)に
より製造されたシリコン回路基板71の接続端子、およ
び半導体チップ72上に形成された金属バンプ73を、
予め配線形成が施されているフレキシブル配線基板74
(例えばポリイミド/導体層が形成されている。)上の
パッドに加圧、加熱、溶融等により接続する。
【0081】その後図12(B)に示すように、フレキ
シブル配線基板74に金属バンプ73を介して接続され
た半導体チップ72及びシリコン回路基板71を封止樹
脂76によりパッケージングし、封止樹脂76にヒート
シンク(不図示)を接着する。
【0082】さらに、図11に示したように、フレキシ
ブル配線板74の外部出力端子に金属バンプ75を半田
ボール形成法や半田テープ打ち抜き法等により形成す
る。
【0083】半導体チップ72間の入出力信号の伝播は
金属バンプ73を介して、シリコン回路基板71の薄膜
多層配線層77及びフレキシブル配線基板74の配線層
で高速に伝播される。
【0084】上記のような参考例においても、第4の実
施例と同様の効果を奏して軽薄短小化、低コスト化が実
現できる。
【0085】(第6の参考例)図13は、マルチチップ
モジュールの第6の参考例の特徴部を示す断面図であ
る。
【0086】本参考例は、第1の参考例のマルチチップ
モジュールにおいて、半導体チップとシリコン回路基板
の表面を同一平面上にし、これらの上にさらに配線層を
設けた例である。
【0087】すなわち本参考例のマルチチップモジュー
ルは、図13に示すように、支持板であるフレキシブル
板81を有する。フレキシブル板81には、一個以上の
切断開口部が形成され、該各切断開口部内に半導体チッ
プ83が入れられ、かつ、表面層に薄膜多層配線層84
が形成されたシリコン回路基板82が接着層87を介し
て固定されている。但し、このフレキシブル板81への
固定前には、半導体チップ83およびシリコン回路基板
82の全体を封止樹脂88により覆った後、半導体チッ
プ83とシリコン回路基板82との表面は、同一平面と
なるように研磨することにより揃えられている。
【0088】さらに、半導体チップ83およびシリコン
回路基板82の上面には薄膜多層配線層84が形成さ
れ、これにより、半導体チップ83とシリコン回路基板
82が電気的に接続されている。なお、上記の各構成部
は、封止樹脂88あるいは不図示の容器形状のパッケー
ジの何れかにおいてパッケージングされている。
【0089】次に、上記構成のマルチチップモジュール
の製造方法について説明すると、Al2 O3 板またはフ
レキシブル板81などの支持板に接着層87を設ける。
一方、第1の参考例と同様の工程(図3(a)〜図3
(c)参照)により得られたシリコン回路基板82の切
断開口部より半導体チップ83を入れ、半導体チップ8
3およびシリコン回路基板82の全体を封止樹脂88に
より覆い、半導体チップ83およびシリコン回路基板8
2の表面を同一平面になるように研磨して平坦化する。
このようにして得られた、表面位置が同一平面上にある
半導体チップ83およびシリコン回路基板82を前記支
持板の接着層87に貼り付ける。
【0090】もちろん、予め半導体チップ83およびシ
リコン回路基板82の厚さが高精度に均一ならば、同一
平面とするために樹脂で覆った後に研磨する方法を採ら
ないで、そのまま前記支持板の接着層87に貼り付けて
もよい。
【0091】その後、半導体チップ83およびシリコン
回路基板82の表面からなる平面上に薄膜多層配線層8
4を形成することにより、半導体チップ83およびシリ
コン回路基板82の端子電極間を電気的に接続する。最
後に、上記構成全体を容器形状のパッケージ(不図示)
あるいは封止樹脂(不図示)を使用してパッケージング
し、ヒートシンク(不図示)を接着する。
【0092】上記の薄膜多層配線層84の形成は、半導
体チップサイズまたはシリコン回路基板サイズの何れに
おいても実施できる。
【0093】この方法によると高密度実装が実現可能と
なるので、マルチチップモジュールの軽薄短小化、高速
化が実現できる。
【0094】上述の実施例では、シリコン回路基板を使
用したものについて述べたが、これに限られず、シリコ
ン回路基板の代わりにプリント配線板やセラミック回路
基板等を使用しても同様の実装構造が実現できる。但
し、シリコン回路基板を使用した場合は、シリコン回路
基板内に薄膜多層配線層を形成できるため、配線密度が
高く、実装面積としてプリント配線板の1/6、セラミ
ック回路基板の1/2〜2/3と小型化できる。
【0095】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0096】第1に、回路基板に等方性の貫通した切断
開口部を形成し、該切断開口部内に前記半導体チップを
配置し、前記半導体チップを前記回路基板を介さずに容
器もしくは放熱部品に固定したことにより、モジュール
自体が薄くでき、しかも半導体チップからの熱が回路基
板における熱伝導率の小さな部材でもって妨げられるこ
とが無くなる。そして、半導体チップを配置する切断開
口部を等方性としたことにより、従来のような異方性の
ものと比べて、半導体チップの配置間隔を狭めることが
可能となり、マルチチップモジュールの高密度化、小型
化が実現できる。
【0097】第2に、半導体チップの側面と、シリコン
回路基板の切断開口部との隙間を空間にしたことによ
り、放熱特性を向上させるために、半導体チップが埋め
込まれた回路基板を容器(または放熱部品)に接着層を
介して直接固定した場合には、容器または放熱部品に対
する半導体チップの熱膨張率差と、容器(または放熱部
品)に対する回路基板の熱膨張率差とによって生じる応
力が前記空間で吸収でき、その結果、クラック、剥がれ
等の発生を防止することができる。このため、半導体チ
ップが埋め込まれた回路基板を容器等に接着層を介して
直接固定しても、応力の影響を受けることなく半導体チ
ップの発熱の影響を低減でき、大電力を消費する半導体
チップにも適用可能となる。
【0098】第3に、蓋付き容器、半導体チップ、回路
基板、放熱材、放熱部品など各構成部材の熱膨張率が互
いに近似していることにより、熱膨張率差による応力の
影響が少なくなり、クラック、剥がれ等が防止できる。
【0099】第4に、半導体チップが埋め込まれた回路
基板を、上記のような容器または放熱部品を用いたパッ
ケージ構成を採らないで、直接封止樹脂によってパッケ
ージングすることにより、容器または放熱部品に対して
半導体チップおよび回路基板を固定する場合のような各
構成部品の熱膨張率差による応力の影響が少ない。さら
に、軽薄化が可能となり、容器のためのパッケージ材料
が不要なため低コスト化が実現できる。
【0100】第5に、半導体チップの表面と回路基板の
表面を同一平面上にすることにより、半導体チップ及び
回路基板上にも配線層を形成することができ、その結
果、小型化、高速化および高密度化を実現したマルチチ
ップモジュールとなる。
【0101】第6に、封止樹脂でパッケージングされた
ものに放熱部品を固定することにより、放熱特性をより
向上させることができる。
【0102】第7に、前記回路基板として、薄膜多層配
線層を有するシリコン回路基板、セラミック回路基板ま
たはプリント配線板を用いることにより、上記の効果が
得られ、特に、シリコン回路基板では高密度・微細配線
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マルチチップモジュールの第1の参考例を示す
平面図である。
【図2】図1に示したマルチチップモジュールのA−A
線断面図である。
【図3】図1および図2に示したマルチチップモジュー
ルの工程手順を説明するための図である。
【図4】図3(c)に示すシリコン回路基板の平面図で
ある。
【図5】マルチチップモジュールの第2の参考例の特徴
部を示す断面図である。
【図6】図5に示した一点鎖線で囲まれた部分の拡大図
である。
【図7】本発明のマルチチップモジュールの実施例の特
徴部を示す断面図である。
【図8】マルチチップモジュールの第3の参考例の特徴
部を示す断面図である。
【図9】マルチチップモジュールの第4の参考例の特徴
部を示す断面図である。
【図10】図9に示すマルチチップモジュールの製造方
法を説明するための図であり、図(A)はTABテープ
によりシリコン回路基板と半導体チップを接続する工程
の断面図、図(B)はTABテープによりシリコン回路
基板と半導体チップを接続した際の平面図である。
【図11】マルチチップモジュールの第5の参考例の特
徴部を示す断面図である。
【図12】図11に示すマルチチップモジュールの製造
方法を説明するための図であり、図(A)はフレキシブ
ル配線基板によりシリコン回路基板と半導体チップを接
続する工程の断面図、図(B)は図(A)の工程後に樹
脂により封止された様子を示す断面図である。
【図13】マルチチップモジュールの第6の参考例の特
徴部を示す断面図である。
【図14】従来のマルチチップモジュールの一般的な構
成を示す摸式的断面図である。
【図15】フリップチップ接続した従来のマルチチップ
モジュールの構成を示す摸式的断面図である。
【図16】特開昭61−36961号公報に示された、
放熱特性を向上した従来のマルチチップモジュールの構
成を示す摸式的断面図である。
【図17】特開平3−64060号公報に示された、S
i回路基板に高密度配線を施した従来のマルチチップモ
ジュールの構成を示す摸式的断面図である。
【図18】1986年2月20日、ISSCC ’86
でオーバン大学(AuburnUniversity)より発表された、
R.M.Johnsonetal,”Hybrid Silicon Wafer-ScalePackag
ing Technology ",Digest Technical Papers,P166-167,
ISSCC '86 による従来のマルチチップモジュールの構成
を示す摸式的断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 仙波 直治 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気 株式会社内 (72)発明者 日下 輝雄 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気 株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−198734(JP,A) 特開 平3−268351(JP,A) 特開 平4−112560(JP,A) 特開 平4−266053(JP,A) 特開 平4−359462(JP,A) 特開 平1−199460(JP,A) 特開 昭63−293965(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2個以上の半導体チップを回路基板に実
    装してなるマルチチップモジュ−ルにおいて、半導体チ
    ップと略等しい高さの回路基板に貫通した等方性の開口
    が複数形成され、前記開口内に各半導体チップが個々に
    配置され、蓋付き容器の内側の底部に前記半導体チップ
    が回路基板と共に接着層を介して固定され、前記容器の
    外側の底部に放熱部品が前記半導体チップの位置に対応
    して固定されており、半導体チップの面のうち、容器に
    固定されている面と、回路基板の面のうち、容器に固定
    されている面とが略同一平面にあり、かつ、前記半導体
    チップの表面と前記容器の蓋の内側の間に放熱材が配設
    され、前記容器の蓋の外側にさらに別の放熱部品が前記
    放熱材の位置に対応して固定されていることを特徴とす
    るマルチチップモジュ−ル。
  2. 【請求項2】 前記半導体チップおよび前記回路基板の
    表面位置が同一平面上にあることを特徴とする請求項1
    に記載のマルチチップモジュ−ル。
  3. 【請求項3】 前記半導体チップの側面と、前記回路基
    板の貫通した開口との間に空間を有することを特徴とす
    る請求項1に記載のマルチチップモジュ−ル。
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