JPH0882935A - 平版印刷版の処理方法 - Google Patents
平版印刷版の処理方法Info
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- JPH0882935A JPH0882935A JP21750494A JP21750494A JPH0882935A JP H0882935 A JPH0882935 A JP H0882935A JP 21750494 A JP21750494 A JP 21750494A JP 21750494 A JP21750494 A JP 21750494A JP H0882935 A JPH0882935 A JP H0882935A
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Abstract
刷版に於いてインキ受理性を向上させることである。 【構成】 少なくとも一種類以上の次の化1で表される
化合物を含有する版面処理液(中和液、エッチ液)で処
理すること。 【化1】 [式中のLは置換もしくは無置換のアルキル基、アルコ
キシ基、アシル基、アリール基、アシルオキシ基、アミ
ノ基、飽和もしくは不飽和の複素環基を表し、lは5か
ら30、mは0から30、nは1から6までの整数であ
る。] 【効果】 画像銀をインキ受理性として利用する平版印
刷版において、非画像部の親水性は落とさずに、インキ
受理性を向上させることが出来た。
Description
として利用する平版印刷版に於いて印刷開始時の画像部
のインキ受理性を向上させる為の処理方法に関するもの
である。
きるハロゲン化銀乳剤を用いた印刷版は、既にいくつか
の形で実用化されている。そのうち銀画像をインキ受理
性にして利用するオフセット印刷版としては、米国特許
第3721559号、同第3490905号、特公昭4
8−30562号、米国特許第3385701号、同第
3814603号、特公昭44−27242号、特開昭
53−21602号、米国特許第3454398号、同
第3764323号、同第3099209号、特開昭5
3−9603号などがある。
つかのタイプに大別されるけれども、画像銀をインキ受
理性にする点に於いては共通するものである。平版印刷
版は、親油性のインキを受理する画線部分と親水性で水
を受理する非画線部分とから構成される。従って、通常
の平版印刷は水とインキの両方を版面に供給し、画線部
分は着色性のインキを、非画線部分は水を選択的に受け
入れ、該画線上のインキを例えば紙などの基質に転写さ
せることによってなされる。
非画線部分の表面の親油性及び親水性の差が十分に大き
いことが要求される。
製版法は、簡便、確実及び迅速であり、自動化すること
が出来、高い感度、高い解像力、高い画像再現性という
特徴を有しているが、ジアゾ感光材料等の有機コロイド
から現実化されている印刷版(PS版)等に比べて、画
像部分と非画像部分との親油性及び親水性の差が十分に
大きいものではなかった。
−29723号、特開昭58−127928号等に、メ
ルカプト基もしくはチオン基を有する化合物を印刷する
前に銀画像に作用しインキ受理性を良くすることが示さ
れている。すなわち、該化合物のメルカプト基等が画像
銀に吸着し同化合物の疎水性領域が画像銀を覆い画線部
分と非画線部分との親油性及び親水性の差が相対的に大
きくなるものと考えられている。
を用いると画像部の親油性は向上させるが、非画像部の
親水性を低下させるという欠点を有しており、これは印
刷物において地汚れを起こす原因となるので、非画像部
の親水性を低下させることなく画像部のインキ受理性を
向上させる方法が強く望まれていた。
銀をインキ受理性として利用する平版印刷版に於いて非
画像部の親水性は落とさずに画像部のインキ受理性を向
上させることである。
画像銀をインキ受理性として利用する平版印刷版に於い
て、少なくとも一種以上の化2に示される活性剤を含有
する版面処理液で処理することにより達成された。
基、アルコキシ基、アシル基、アリール基、アシルオキ
シ基、アミノ基、飽和もしくは不飽和の複素環基を表
し、lは5から30、mは0から30、nは1から6ま
での整数である。これらの複素環の例としては、ピリジ
ン、キノリン、フラン、テトラヒドロフラン等がある。
これらの置換基の例としては、アルキル基、アルコキシ
基、アシル基、アリール基、アシルオキシ基、アミノ
基、飽和もしくは不飽和の複素環、ブロムやクロル等の
ハロゲン等である。具体的な例としては、ライオン
(株)より市販されているレオコールSC−50、TD
−50等、花王(株)より市販されているレオドールT
W−L120、エマノーン1112等、日光ケミカル
(株)より市販されているニッコールBT−7等が挙げ
られる。特に好ましいものは、HLBが11〜15まで
のものであり、ライオン(株)より市販されているレオ
コールSC−90等、花王(株)より市販されているレ
オドールスーパーTW−O120等がある。又、以下に
本発明に用いられる化合物の代表的なものを記載する
が、これらに限定されるものではない。
液)および印刷開始直前に用いる版面処理液(エッチ
液)のことである。
エッチ液に用いられる添加量は3〜50g/lであり好
ましくは5〜30g/lである。又、該化合物は2種類
以上併用することも出来る。その後該混合溶液に必要に
応じてその他化合物等を添加することによって調製す
る。
以外にも一般に使われている緩衝剤、保恒剤、保存剤、
湿潤剤及び界面活性剤等を混合することができる。例え
ば、緩衝剤には、リン酸、硫酸等の無機酸、コハク酸、
プロピオン酸等の有機酸を使用しpHを5〜7に保つよ
うにする。更に、イミノ二酢酸、エチレンジアミン四酢
酸等の錯化剤も混合することができる。又、コロイダル
シリカ等の無機の微粒子も該化合物の作用を阻害しない
範囲で混合することが出来る。
る化合物も非画像部の親水性を低下させない範囲で混合
することが出来る。
プトー4ーフェニルイミダゾール、1,3ージベンジル
ーイミダゾリジンー2ーチオン、2ーメルカプトー4ー
フェニルチアゾール、2ーメルカプトー4,5ージフェ
ニルオキサゾール、3ーメルカプトー4ーアセタミドー
5ーヘプチルー1,2,4ートリアゾール、2ーメルカ
プト−5−n−ヘプチルーオキサジアゾール、5ーメル
カプトー1ーフェニルーテトラゾール、2ーメルカプト
ー5ーニトロピリジン、2ーメルカプトー4,6ージフ
ェニルー1,3,5ートリアジン、1,5ージメルカプ
トー3,7ージフェニルーS−トリアゾリノ〔1,2−
a〕−Sートリアゾリン等が挙げられるが、これらに限
定されるものではない。
印刷版について、ハロゲン化銀乳剤は印刷原版そのもの
に有しても、あるいは銀拡散転写法によって受像層を有
する印刷原版シートに対する銀供給源として、別のネガ
シート上に有していてもよい。
塩臭化銀及びこれらにヨウ化物を含んだもののいずれで
もよく、このバインダーはゼラチンが好ましいが、ゼラ
チンの一部又は全部を他のコロイド物質、例えばカゼイ
ン、アルブミン、セルロース誘導体等で置換されてもよ
い。ハロゲン化銀は硝酸銀に換算して0.5−7g/m
2,バインダーは0.5−10g/m2の範囲で通常使用
することが出来る。
業界で公知の方法で製造することが出来、特に印刷版に
使用する為の製法も既述の公知特許文献中に開示されて
いるので参考にすることが出来る。
露光後アルカリ現像液で処理される。係る現像液は、ハ
イドロキノンのごとき現像主薬を含む通常の写真現像
液、ハイポ等を含む銀拡散転写法の現像液あるいはそれ
らをアクチベーター化した高アルカリ現像液等いかなる
ものでも使用することが出来る。
論これだけに限定されるものではない。
均粒子サイズ5μのシリカ粒子を含有するマット化層を
設け、反対側の面に光反射率が3%になる量のカーボン
ブラックを含み、写真用ゼラチンに対して20重量%の
平均粒径7μのシリカ粉末を含むハレーション防止用下
塗り層(pH4に調整)と、化学増感された後に平均粒
径7μのシリカ粉末を写真用ゼラチンに対して5重量%
の割合で含む緑感域にスペクトル増感された高感度塩化
銀乳剤(pH4に調整)とを設けた。
剤層のゼラチンは0.8g/m2、硝酸銀に換算したハ
ロゲン化銀1.0g/m2の割合で塗布された。この下
塗り層と乳剤層は硬膜剤としてホルマリンをゼラチンに
対して5.0mg/gゼラチン量で含んでいる。乾燥後
40℃で14日間加熱した後、この乳剤層の上に、特開
昭54−103104実施例2のプレートNo.31記
載の核塗液を塗布、乾燥し、平版印刷版を製造する。ハ
ロゲン化銀乳剤は、物理熟成時にハロゲン化銀1モル当
たり4×10ー6モルの塩化ロジウムを添加したものであ
り、平均粒径0.4ミクロンであった。
像反転機構を有する製版カメラで像露光し、下記の現像
液(使用液)により30℃で30秒間現像処理した。 <現像液> 水酸化ナトリウム 24g 水酸化カリウム 8g 無水亜硫酸ナトリウム 50g 2ーメチルー2ーアミノー1ーフ゜ロハ゜ノール 30g 水で1lとする。
液(安定液)で処理をおこなった。 <安定液> リン酸 1.2g 第一リン酸ナトリウム 25g 無水亜硫酸ナトリウム 2.5g エチレングリコール 5g 化合物A 5g 水で1lとする。(pH6に調整) 化合物Aは、表1の通りである。
ット印刷機にセットし、印刷機にRYOBI3200C
D(リョービ社製オフセット印刷機の商標)、インキ
は、インキ受理性の試験にはABーDick3ー101
2墨インキ、汚れ性試験には大日本インキFグロス紫S
インキを用い、給湿液にSLM−OD30(三菱製紙社
製給湿液)を使用し、この給湿液でエッチングを行い印
刷を行った。
5−n−ヘプチル−オキサジアゾールをO.2g/lを
添加した。又、比較2には上記安定液中にプロピレング
リコール50g/lと化合物B0.3g/lを添加し、
比較3には上記安定液中にポリエチレングリコール(分
子量300)30g/lを添加した。
触させると同時に紙を送り始め、良好な画像濃度で濃度
ムラのない印刷物が得られるまでの印刷枚数として評価
した。又、汚れ性の評価は、1000枚印刷時の印刷物
の汚れの程度から次の基準で評価した。 ○:全く汚れが発生しない。 △:部分的もしくは薄い汚れ。 ×:全面的な薄い汚れ。 印刷結果を表2に示した。
に、インキ受理性を向上させることが出来ることが認め
られた。
以外は、実施例1と同じ操作で作成した印刷版に以下に
示すエッチ液を用いてエッチングを行い実施例1と同じ
印刷試験を行った。 <エッチ液> クエン酸 1g クエン酸ナトリウム 2g ポリエチレングリコール 29g コロイダルシリカ(20%溶液) 11g 化合物A 20g 水で1lとする。
物を用い、比較には化合物Aなしのものと、実施例1中
の化合物B1.0g/lを用いた。
たものであった。
ンキ受理性として利用する平版印刷版において、非画像
部の親水性は落とさずに、インキ受理性を向上させるこ
とが出来る。
Claims (1)
- 【請求項1】 現像処理後、少なくとも一種類以上の化
1に示される活性剤を含有する版面処理液で処理するこ
とを特徴とする画像銀をインキ受理性として利用する平
版印刷版の処理方法。 【化1】 [式中のLは置換もしくは無置換のアルキル基、アルコ
キシ基、アシル基、アリール基、アシルオキシ基、アミ
ノ基、飽和もしくは不飽和の複素環基を表し、lは5か
ら30、mは0から30、nは1から6までの整数であ
る。]
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21750494A JP3311508B2 (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | 平版印刷版の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21750494A JP3311508B2 (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | 平版印刷版の処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0882935A true JPH0882935A (ja) | 1996-03-26 |
JP3311508B2 JP3311508B2 (ja) | 2002-08-05 |
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ID=16705277
Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP3311508B2 (ja) |
-
1994
- 1994-09-12 JP JP21750494A patent/JP3311508B2/ja not_active Expired - Fee Related
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