JPH0882337A - フロントフォークの車高調整機構 - Google Patents

フロントフォークの車高調整機構

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JPH0882337A
JPH0882337A JP21636594A JP21636594A JPH0882337A JP H0882337 A JPH0882337 A JP H0882337A JP 21636594 A JP21636594 A JP 21636594A JP 21636594 A JP21636594 A JP 21636594A JP H0882337 A JPH0882337 A JP H0882337A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 最適な乗心地性を維持したままで車高調整を
行えるフロントフォークを提供する。 【構成】 中空パイプ3の先端部外周にばね受け4が螺
合されている。今、アジャスタ15を回動すると調整ロ
ッドが回転し、さらに、この調整ロッドにD嵌合してい
るばね受け4が回転し、中空パイプ3の先端部外周を軸
方向に移動し、インナーチューブ2がアウターチューブ
1に対し下方へ移動し車高が下がる。この時、ばね受け
4が下方へ移動することによりばね受け4の下端面とイ
ンナーチューブ2下部内周のピストン部13のうち最上
方に位置するバルブストッパー11との間のリバウンド
ストロークRとの間の距離も車高調整前と変わらないの
で懸架スプリングの初期設定荷重は変わらない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車高調整機構を備えたフ
ロントフォークに関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車等のフロントフォークの車高
調整機構として従来から懸架スプリングの初期設定荷重
を調整して車高を調整するものがある。例えば、図4に
示すように車輪側に取り付けられるアウターチューブ1
内に車体側に取り付けられるインナーチューブ2を摺動
自在に挿入し、アウターチューブ1内の底部に中空パイ
プ3を起立し、この中空パイプ3の先端部に設けた副ピ
ストン部3aの外周の環状溝にピストンリング3bを嵌
装し、このピストンリング3bを介して中空パイプの副
ピストン部3aがインナーチューブ2の内周に摺接して
いる。そして、インナーチューブ2の下部内周にオイル
ロックカラー8、フリーバルブ9、バルブスプリング1
0、バルブストッパー11から成るピストン部13を設
け、このピストン部13にて上下に油室A、Bを区画
し、中空パイプ3の下部には油孔3cを設けて中空パイ
プ3外周の油室A、Bを中空パイプ3内の油溜室Cと連
通している。さらに、バルブストッパー11の上端部と
副ピストン部3aの下端部との間にはフロントフォーク
の伸びきり時の衝撃を緩和するリバウンドスプリング1
2を介装している。又、インナーチューブ2の上端を閉
塞するキャップ4の内周にアジャスタ5を螺合し、この
アジャスタ5の下部外周にばね受け6を嵌合し、このば
ね受け6と中空パイプ3の間に懸架スプリング7を配設
して、インナーチューブ2とアウターチューブ1を伸長
方向に付勢している。
【0003】次にこのようなフロントフォークにおいて
車高を調整する場合を説明する。先ず図4は乗車1G状
態(ライダーが1名乗車して車両が静止している状態)
で車高DOWN状態を示す。図4の車高DOWN状態か
ら車高をUPする場合、インナーチューブ2上端のキャ
ップ4に螺合されたアジャスタ5を回動すると、ばね上
の荷重が一定であれば懸架スプリング7の長さは変らな
いのでインナーチューブ2がアウターチューブ1内から
上方に引き出されることになり車高がUPする。この時
中空パイプ3の副ピストン部3aの下端面とインナーチ
ューブ先端内周のピストン部13のうち最上部に位置す
るバルブストッパー11との間のリバウンドストローク
R(ただし、実際にはリバウンドストロークの密着長を
引いた長さ)が縮小し、インナーチューブ下端面とアウ
ターチューブ1の底部との間のバウンドストロークBが
増加する。従って、リバウンドストロークRが縮小する
のでフロントフォークが最伸長した場合の懸架スプリン
グ7のばね荷重、即ち、懸架スプリング7の初期設定荷
重は高くなる。又逆に車高を下げた場合にはフロントフ
ォークが最伸張した場合の懸架スプリング7の初期設定
荷重は低くなる。また、車高をUPした場合にもDOW
Nした場合にも、伸びきり位置から最圧縮位置までのト
ータルストローク(R+B)は車高調整の前後において
変らない。
【0004】これをグラフに表わすと図5のようにな
る。横軸はストローク、縦軸はばね荷重を表わす。今、
車高を上げるために懸架スプリングの初期設定荷重を上
げると懸架スプリングの特性線図はK1(低)からK
2(高)へ平行移動する。乗車1G時におけるストロー
ク位置は図の中で1G(低)から1G(高)に変わりこ
のストローク分だけ車高が高くなる。そして、車高調整
の前後でフロントフォークの伸びきり位置0から最大ス
トローク位置(図中のMAX.ST)、即ち、最圧縮位置まで
のストロークは変らないが、乗車1G状態ではリバウン
ドストロークR1はR2へ変わり縮小し、バウンドスト
ロークはB1からB2へ変わり増加する。
【0005】しかしながら、このように懸架スプリング
の初期設定荷重を調整して車高を調整すると車高を上げ
た場合には固く感じ、車高を下げた場合には軟らかく感
じ懸架スプリングの緩衝特性が変化し乗心地が車高調整
前とは違ったものとなってしまう。また、リバウンドス
トロークとバウンドストロークのストローク配分も変化
するので、車高調整前後において車体の姿勢変化が異な
るという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はアウターチュ
ーブ内をインナーチューブが摺動自在に嵌合し、アウタ
ーチューブ内底部にインナーチューブ内周に摺接する中
空パイプを起立させたフロントフォークにおいて、ばね
の初期設定荷重を変化させることなく車高を調整して緩
衝特性が変化することのない車高調整機構を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、アウターチューブ内にインナーチューブが摺動自在
に嵌合し、アウターチューブ内に中空パイプを起立し、
インナーチューブと中空パイプの間に懸架スプリングを
配設した二輪車等のフロントフォークにおいて、中空パ
イプに軸方向に位置調整可能にばね受けを設け、このば
ね受けにて懸架スプリングの中空パイプ側の端部を支持
するとともにこのばね受けとインナーチューブの先端側
の内周との間でインナーチューブの伸びきり位置を規制
するようにし、このばね受けを外部から軸方向に位置調
整して車高を調整するようにした。また、請求項2に記
載の発明は、請求項1のばね受けを中空パイプ先端部の
外周に螺合して、このばね受けをインナーチューブの上
端を閉塞するキャップに回転自在に挿通した調整ロッド
に摺動自在に、かつ、一緒に回転するように嵌合し調整
ロッドを外部から回転駆動してばね受けの位置を調整す
るようにした。また、請求項3に記載の発明は、請求項
1又は2に記載のフロントフォークに懸架スプリングの
インナーチューブ側の端部を支持するばね受けを位置調
整可能に設けて、懸架スプリングの初期設定荷重を調整
できるようにした。また、請求項4に記載の発明は、請
求項2に記載の中空パイプ側のばね受けの位置を調整す
るアジャスタをインナーチューブの上端を閉塞するキャ
ップの内周に螺合し、さらに、このアジャスタの内周に
中空パイプ側のばね受けを回転駆動する調整ロッドを回
転自在に挿通した。また、請求項5に記載の発明は、中
空パイプ側のばね受けとインナーチューブ内周の主ピス
トンとの間に緩衝部材を介在させた。
【0008】
【作用】請求項1に記載の発明に係るフロントフォーク
の車高調整機構によれば、中空パイプ側のばね受けを軸
方向に移動させることにより、ばね上の荷重が一定であ
ればインナーチューブがアウターチューブに対して相対
移動し車高が調整される。この際、このばね受けの下端
部とインナーチューブ内周のピストン部との間で伸びき
り位置を規制するようにしているので、車高調整分だけ
リバウンドストロークが変化するので懸架スプリングの
初期設定荷重が変わらない。従って、ばねの荷重特性が
変わらないので緩衝特性が変わらない。又、リバウンド
ストロークが変化しない分、姿勢変化が少ない。請求項
2に記載の発明によれば、中空パイプ側のばね受けを中
空パイプの先端部に螺合してこのばね受けをインナーチ
ューブの上端部のキャップに回転自在に挿通した調整ロ
ッドにより回転してばね受けの位置を調整出来るように
したので乗車姿勢のままでも車高を調整できる。請求項
3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の車高
調整機構を設けたフロントフォークにばねの初期荷重を
調整する機構を付設したのでライダーの体格または走行
条件に応じて懸架スプリングの荷重特性を変更すること
ができる。請求項4に記載の発明によれば、インナーチ
ューブの上端を閉塞するキャップの内周に懸架スプリン
グの初期設定荷重を調整するアジャスタを螺合し、この
アジャスタの内周に中空パイプ側のばね受けを調整する
調整ロッドを回転自在に設けたので乗車姿勢のままで車
高とばね荷重のいずれも調整できる。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで、図1は本発明に係るフロントフォー
クの半裁断面図、図2はばね受けのAーA線断面図、図
3は図1の実施例のものにばねの初期設定荷重調整機構
を付設した他の実施例を示す図、図4は従来例のフロン
トフォークの車高調整機構を示す図、図5は従来例のス
トローク−ばね荷重特性線図、図6は図1の本発明に係
るストローク−ばね荷重特性線図である。
【0010】図1に示すように、車軸側に取り付けられ
るアウターチューブ1内に車体側に取り付けられるイン
ナーチューブ2がアウターチューブ1の開口端内周に固
定されたブッシュ1aとインナーチューブの先端部外周
に固定されたブッシュ2aを介して摺動自在に挿入され
ている。アウターチューブ1内の底部に中空パイプ3と
中空パイプ3の下部外周に嵌装したオイルロックピース
21をアウターチューブの底部外部からボルト20によ
り締め付けることにより固定している。31は車軸挿通
孔、32は車軸締め付けボルトである。
【0011】中空パイプ3の先端部外周に懸架スプリン
グ7の中空パイプ3側の端部を受けるばね受け4を螺合
し、このばね受け4の外周の環状溝5にピストンリング
6を嵌め、このピストンリング6を介して中空パイプ3
がインナーチューブ2の内周に摺接している。
【0012】インナーチューブ2の下部内周にはオイル
ロックカラー8、フリーバルブ9、バルブスプリング1
0、バルブストッパー11から成るピストン部13を設
け、このピストン部13にて上下に油室A、Bを区画
し、中空パイプ3の下部には油孔3cを設けて中空パイ
プ3外周の油室A、Bを中空パイプ3内の油溜室Cと連
通している。中空パイプ3内の油溜室Cの上方は油溜室
Dとなっており油溜室Dの上方は気体室となっている。
さらに、バルブストッパー11の上端面とばね受け4の
下端面との間にはフロントフォークの伸びきり時の衝撃
を緩和するリバウンドスプリング12を介装している。
【0013】中空パイプ3の先端部の外周に螺合された
ばね受け4は筒状部4aと上部のフランジ部4bとから
なり、図2にも示すようにフランジ部4bの中心部にD
形状の孔4cとこのD形状の孔4cの外周に中空パイプ
3内の油溜室Cと上方の油溜室Dを連通する複数の油孔
4dを設けている。
【0014】又、インナーチューブの上端部内周にキャ
ップ14を螺合固定し、このキャップ14の内周にアジ
ャスタ15を回転自在、かつ、軸方向に移動不能に挿入
し、このアジャスタ15の下部外周にワッシャー16を
嵌合し、このワッシャー16の下面にカラー17、ばね
受け18を介してインナーチューブ2側の懸架スプリン
グ7の一端を支持し、インナーチューブ2側のばね受け
18と中空パイプ3側のばね受け4との間に懸架スプリ
ング7を配設し、インナーチューブ2とアウターチュー
ブ1を伸長方向に付勢している。
【0015】アジャスタ15の下部内周に連結ボルト2
4を螺合しロックボルト25により固定している。連結
ボルト24の下部は小径に形成され、この小径部24a
の外周にD形状の中空の調整ロッド26の上部が嵌合
し、さらにこのD形状の調整ロッドは連結ボルト24の
小径部24aに設けた環状の溝24bに加締めて固定さ
れている。この調整ロッド26の下部は中空パイプ3側
のばね受け4の中心部に設けたD形状の孔4cに摺動可
能に、かつ、回転不能に、即ち、調整ロッド26を回転
させるとばね受け4も一緒に回転するように係合してい
る。
【0016】以上の構成からなるフロントフォークの作
用を以下に説明する。図1は車高がUPしている状態を
示す。この車高UPの状態から車高を下げるためにアジ
ャスタ15を回動すると調整ロッドが回転し、さらに、
この調整ロッドにD嵌合しているばね受け4が回転し、
中空パイプ3の先端部外周を軸方向に移動し、ばね上の
荷重は車高調整の前後において変わらないのでインナー
チューブ2がアウターチューブ1に対し下方へ移動し車
高が下がる。この時、ばね受け4が下方へ移動すること
によりばね受け4の下端面とインナーチューブ2下部内
周のピストン部13のうち最上方に位置するバルブスト
ッパー11との間のリバウンドストロークR(但し、実
際はリバウンドスプリング12の密着長さを引いたスト
ローク)との間の距離も車高調整前と変わらないので懸
架スプリングの初期設定荷重は変わらない。ただし、イ
ンナーチューブ2の下端面とアウターチューブ1内の底
面との間のバンドストロークBは小さくなる。
【0017】この関係をグラフに示したものが図6であ
る。懸架スプリング7の初期設定荷重は車高調整の前後
において変わらないので懸架スプリング7のストローク
−荷重特性線図は変わらない。いま、車高UP状態から
車高DOWN状態に調整する場合フロントフォークの伸
びきり状態0からの圧縮ストロークは図6の横軸上をMA
X.ST(高)からMAX.ST(低)に移動し車高が低くなる。MAX.
ST(高)−MAX.ST(低)が車高調整範囲で車高を低くする場
合にはMAX.STを車高調整分だけカットしたことになる。
【0018】図3は他の実施例で図1の発明に懸架スプ
リングの初期設定荷重調整機構を付設したものである。
第1の実施例と同一の構成のものには同じ符号を付して
説明する。インナーチューブ2の上端内周に螺合された
キャップ14の内周に第1のスプリングアジャスタ40
を螺合して下部外周にワッシャー16を嵌装しカラー1
7を介して懸架スプリング7のインナーチューブ2側の
端部を支持している。この第1のスプリングアジャスタ
40の内周に回転自在に第1実施例のアジャスタ15に
相当する第2のスプリングアジャスタ41を配設してい
る。
【0019】第2のスプリングアジャスタ41を回動す
ると、第1の実施例と同様に中空パイプ外周に螺合され
たばね受け4が軸方向に移動し車高が調整される。この
ばね受け4が調整された分だけリバウンドストロークR
も変化するので懸架スプリング7の初期設定荷重は変わ
らない。しかし、第1のアジャスタ40を回動した場合
にはこの第1のアジャスタ40がキャップ14に対して
変位した分だけインナーチューブ先端部内周のピストン
部13(バルブストッパー11)とばね受け4の下端部
との間のリバウンドストロークは変化するので懸架スプ
リングの初期設定荷重が変わる。
【0020】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
中空パイプの先端部外周にばね受けを軸方向に調整でき
るように設け、さらに、このばね受けとインナーチュー
ブの先端部側の内周との間でインナーチューブの伸びき
り位置を規制するようにしたので車高調整に連動してリ
バウンドストロークが増減するので懸架スプリングの初
期設定荷重が変わらない。従って、車高調整によって緩
衝特性が変わることがない。
【0021】又、リバウンドストロークが変わらないの
で車高調整の前後において伸びきり時の姿勢変化がな
い。
【0022】又、懸架スプリングの初期設定荷重を調整
した場合には、ばねの反力に合せて減衰力も調整する必
要があるが、本発明の場合には懸架スプリングの初期設
定荷重が車高調整の前後において変わらないので減衰力
を調整する必要がないという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフロントフォークの半裁断面図
【図2】ばね受けのAーA線断面図
【図3】図1の実施例のものにばねの初期設定荷重調整
機構を付設した他の実施例を示す図
【図4】従来例のフロントフォークの車高調整機構を示
す図
【図5】従来例のストローク−ばね荷重特性線図
【図6】図1の本発明に係るストローク−ばね荷重特性
線図
【符号の説明】
1…アウターチューブ、2…インナーチューブ、3…中
空パイプ、4…ばね受け、6…ピストンリング、7…懸
架スプリング、9…フリーバルブ、10…バルブスプリ
ング、11…バルブストッパー、12…リバウンドスプ
リング、13…ピストン、14…15…アジャスタ、1
6…ワッシャー、17…カラー、26…調整ロッド、4
0…第1のスプリングアジャスタ、41…第2のスプリ
ングアジャスタ、R…リバウンドストローク、B…バウ
ンドストローク。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪側に取り付けられるアウターチュー
    ブに車体側に取り付けられるインナーチューブを摺動自
    在に嵌合し、アウターチューブ内の底部に先端部がイン
    ナーチューブ内周に摺接する中空パイプを起立し、イン
    ナーチューブの先端部側内周にピストンを設けて中空パ
    イプの外周に二つの油室を画成し、中空パイプの内側に
    この中空パイプの外側の油室と連通する油溜室を形成
    し、インナーチューブと中空パイプの間に伸長方向に付
    勢する懸架スプリングを配設したフロントフォークにお
    いて、前記中空パイプの先端部外周に軸方向に位置調整
    可能にばね受けを設け、このばね受けにて懸架スプリン
    グの中空パイプ側の端部を支持するとともにこのばね受
    けとインナーチューブの先端部側の内周との間でインナ
    ーチューブの伸びきり位置を規制するようにし、前記ば
    ね受けを外部から軸方向に位置調整して車高を調整する
    ことを特徴とするフロントフォークの車高調整機構。
  2. 【請求項2】 前記中空パイプの先端部外周に前記懸架
    スプリングの中空パイプ側の端部を支持するばね受けを
    螺合し、インナーチューブの上端を閉塞するキャップに
    回転自在に調整ロッドを挿通し、この調整ロッドの先端
    側に前記中空パイプ側のばね受けを軸方向に相対変位で
    きるように、かつ、一緒に回転するように嵌合させ、調
    整ロッドを外部から回転駆動してばね受けの位置を調整
    することを特徴とする請求項1に記載のフロントフォー
    クの車高調整機構。
  3. 【請求項3】 前記懸架スプリングのインナーチューブ
    側の端部を支持するばね受けをインナーチューブに軸方
    向に位置調整可能に設け、懸架スプリングの初期設定荷
    重を調整することを特徴とする請求項1または2に記載
    のフロントフォークの車高調整機構。
  4. 【請求項4】 前記インナーチューブの上端を閉塞する
    キャップの内周に懸架スプリングのインナーチューブ側
    の端部を支持するアジャスタを螺合してばねの初期設定
    荷重を調整し、このアジャスタの内周に前記調整ロッド
    を回転自在に挿通したことを特徴とする請求項2に記載
    のフロントフォークの車高調整機構。
  5. 【請求項5】 前記インナーチューブの先端部側内周に
    設けたピストンとこのピストンに対向する前記懸架スプ
    リングの中空パイプ側の端部を支持するばね受けとの間
    に伸びきり時の緩衝部材を配設したことを特徴とする請
    求項1乃至請求項4のいずれかに記載のフロントフォー
    クの車高調整機構。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010223303A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Honda Motor Co Ltd 油圧緩衝器
CN102996700A (zh) * 2012-12-06 2013-03-27 力帆实业(集团)股份有限公司 预压力可调式液压阻尼减震器
JP2013108542A (ja) * 2011-11-18 2013-06-06 Kyb Co Ltd フロントフォーク

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