JPH0882023A - 通気孔付き間仕切りパネル - Google Patents

通気孔付き間仕切りパネル

Info

Publication number
JPH0882023A
JPH0882023A JP6212560A JP21256094A JPH0882023A JP H0882023 A JPH0882023 A JP H0882023A JP 6212560 A JP6212560 A JP 6212560A JP 21256094 A JP21256094 A JP 21256094A JP H0882023 A JPH0882023 A JP H0882023A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
partition panel
panel
ceiling
main body
space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6212560A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsu Shimura
龍 志村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP6212560A priority Critical patent/JPH0882023A/ja
Publication of JPH0882023A publication Critical patent/JPH0882023A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Panels For Use In Building Construction (AREA)
  • Duct Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 建築現場での施工が容易かつ簡略に行える通
気孔付き間仕切りパネルを提供すること。 【構成】 通気孔付き間仕切りパネル19の表面に無機
面材33を張り付けるとともに、天井裏空間に配置され
る部分に通気孔34を設け、かつこの通気孔34に筒状
部材35を嵌め込んだ構成とし、無機面材33は通気孔
付き間仕切りパネル19を工場生産する際に一体施工さ
れるようにし、建築現場での石膏ボードの張り付け作業
を不要にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高気密高断熱建物の全
館一括空調に用いられる通気孔付き間仕切りパネルに関
する。
【0002】
【背景技術】従来より、気密高断熱化された住宅等の建
物では送風式の全館一括空調が行われており、このよう
な建物では上階床および下階天井の間を空調用ダクト構
造として利用すりことが行われている。さらに、このよ
うなダクト構造として、各居室の天井裏空間を互いに連
通させ、隣接した天井裏空間を順次空気が通るダクトと
して利用する構造が本願出願人により提案されている
(特願平5−324088号)。
【0003】ところで、従来の間仕切り壁は、木質の芯
材に木質の面材が張られた木質パネルが主であった。そ
して、この木質パネルの耐火性を高めるために面材の表
面に石膏ボード等の無機面材を張り上げることがなされ
ている。この無機面材の張り上げ作業は、建築現場で行
われるのが一般的である。
【0004】図5には、このような従来の仕切り壁90
が示されている。仕切り壁90は、枠芯材91に木質面
材92を張った木質パネル93を工場で生産しておき、
建築現場で石膏ボード94を張り上げて形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
仕切り壁90では、建築現場において木質パネル93の
表面に石膏ボード94を張り上げているため、建築現場
での作業に手間がかかるという問題がある。また、工場
では枠芯材91に面材(木質面材92)を張り、建築現
場ではこの面材上に同様な外形寸法の面材(石膏ボード
94)を張り上げるため、同様な面材が重複して、材料
的にも作業的にも無駄となる場合もある。
【0006】さらに、仕切り壁90の上部に連通孔を設
け、天井裏空間を連通させる場合には、耐火性を向上さ
せるため、木質部分が連通孔から露出しないようにする
必要があり、連通孔の内側に石膏ボードを張る等の対応
が行われる。この張り上げ作業を行うために、現場での
作業がさらに面倒になるという問題がある。本発明の目
的は、建築現場での施工が容易かつ簡略に行なえる通気
孔付き間仕切りパネルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の通気孔付き間仕
切りパネルは、パネルの表面自体の耐火性を確保するこ
とで、建築現場での無機面材張り上げ等の作業を解消し
ようとするものである。具体的には、建物内に設置され
て居室空間を仕切るとともに上部が天井裏空間内に配置
される通気孔付き間仕切りパネルであって、扁平直方体
箱状の本体を有し、この本体は居室空間に面する表面材
が無機面材であるとともに、本体の天井裏空間内に収容
される部位には本体の表裏を貫通する通気孔が形成され
ていることを特徴とする。
【0008】また、前記通気孔には本体表裏を貫通する
耐火性の筒状部材が嵌め込まれていることが望ましい。
そして、筒状部材を用いる場合には、この筒上部材に本
体の少なくとも一方の面に当接する外フランジを設けて
もよい。
【0009】
【作用】このような本発明においては、通気孔付き間仕
切りパネルの本体の表面材を無機面材とすることにより
パネル自体の耐火性が向上する。また、従来のようにパ
ネルの表面にさらに石膏ボード等を張り上げて耐火性を
得る必要がないため、建築現場では石膏ボードの張り上
げ作業が省かれ建築現場での作業効率が向上する。これ
により、前記目的が達成できる。
【0010】そして、通気孔に耐火性を有する筒状部材
を嵌め込むことにより、通気孔付き間仕切りパネル全体
の耐火性が向上する。また、連通孔の内側に石膏ボード
を張って防火する等の煩雑な作業を解消される。さら
に、筒状部材を通気孔付き間仕切りパネルの本体に当接
する外フランジ付きとして形成することにより筒状部材
の取り付け作業が容易となり、工場での作業も効率よく
行なえるようになる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1には、本実施例の空調用ダクト構造10が
示されている。空調用ダクト構造10は、上階床11お
よび下階天井12の間に形成されている。上階床11の
上方は上階居室13となっている。上階床11は床パネ
ル14を配置し、表面に仕上げ材11Aを張って形成さ
れている。この床パネル14は芯材に面材を張ったもの
であり、内部には遮音材16が貼られている。床パネル
14の一部には上下面を貫通する筒状の開口部15が形
成され、仕上げ材11Aには床パネル14の開口部15
に対応する位置に上階居室13と開口部15とを連通す
る上階吹き出し口17が設けられている。
【0012】下階天井12の下方は、第一、第二下階居
室18A、18Bとなっている。これらの第一、第二下
階居室18A、18Bは、図面の交叉方向に並設された
複数の通気孔付き間仕切りパネル19により全幅にわた
って仕切られている。通気孔付き間仕切りパネル19
は、下端が第一、第二下階居室18A、18Bの床まで
延び、上端が床パネル14の下面まで延びている。この
通気孔付き間仕切りパネル19により、下階天井12と
床パネル14との間の天井裏空間は、第一下階居室18
A側の第一天井裏空間20Aと第二下階居室18B側の
第二天井裏空間20Bとに仕切られている。
【0013】下階天井12には、第一下階居室18A側
に第一下階吹き出し口21Aが設けられ、第二下階居室
18B側に第二下階吹き出し口21Bが設けられてお
り、第一下階居室18Aと第一天井裏空間20Aと、お
よび第二下階居室18Bと第二天井裏空間20Bとは各
々連通されている。これらの第一、第二下階吹き出し口
21A、21Bおよび前述の上階吹き出し口17には、
例えばダンパー等から構成された吹き出し手段22が設
置されている。
【0014】図2には、本実施例の通気孔付き間仕切り
パネル19が示されている。通気孔付き間仕切りパネル
19は、扁平直方体箱状の本体30を有し、本体30は
長方形に連結された枠部材31と、この枠部材31の両
側に張り付けられた無機面材33とで構成されている。
この無機面材33は、例えばガラス繊維等を含む無機質
成形板等である。
【0015】無機面材33には、第一、第二天井裏空間
20A、20Bに収容される部分に表裏をを互いに連通
する通気孔34が二箇所に形成されている。、各通気孔
34には、筒状に形成された筒状部材35が嵌め込まれ
ている。筒状部材35は、アルミで形成されており、第
二天井裏空間20B側の無機面材33上に当接される外
フランジ35Aを備え、例えば互いに当接する面間に接
着剤等を塗布あるいは充填することで固定されている。
【0016】これらにより、各第一、第二天井裏空間2
0A、20Bが通気孔34で相互に連通されている。な
お、居室の天井裏空間には図示しないセントラル空調装
置から調和空気が送り込まれるようになっている。
【0017】このような本実施例においては、図1、図
2中の矢印で示すように調和空気が送られる。具体的に
は、先ず、図示しないセントラル空調装置からの調和空
気が第一天井裏空間20Aに送られたとすると、この調
和空気は、一部が開口部15から吹き出し口17を通っ
て上階居室13へ送られる。また、他の一部が第一天井
裏空間20A側の下階天井12に設けられた第一下階吹
き出し口21Aを通って第一下階居室18Aに送られ
る。
【0018】そして、残りの調和空気は、通気孔付き間
仕切りパネル19に形成された通気孔34を通り第二天
井裏空間20Bに送られ、その一部が第二下階吹き出し
口21Bを通って第二下階居室18Bに送られる。各居
室13、18A、18Bに送り込まれた空気は、建物内
の通路等を通って再びセントラル空調装置に戻り、再調
整されて前述の循環を繰り返す。
【0019】このような本実施例によれば以下のような
効果がある。すなわち、通気孔付き間仕切りパネル19
は、予め表面が無機面材33で形成されているため、そ
れ自体が表面の耐火性に優れたものとなり、従来行って
いた建築現場での石膏ボードの張り上げ作業が省け、建
築現場での作業効率を向上できる。 また、石膏ボード
が不要なことにより、面部材を二重に張るような無駄を
解消できる。さらに、筒状部材35を嵌め込むことによ
り、流通抵抗が減少するため、調和空気をスムーズに送
ることができる。
【0020】そして、通気孔34にもアルミ製の筒状部
材35が嵌め込まれているため、枠部材31が従来のよ
うな木質としても、通気孔34から木質部分が露出する
ことがないため、通気孔付き間仕切りパネル19全体を
耐火性に優れたものとすることができる。さらに、この
筒状部材35に外フランジ35Aを設けることにより、
当接することで位置出しができ、作業が容易に行なえ
る。また、無機面材33への固定の際には、外フランジ
35Aあるいは無機面材33のうち互いに対向する面の
何れか一方に接着剤等を塗布すればよく、嵌合と同時に
外フランジ35Aが無機面材33へ当接して容易に固定
できる。
【0021】そして、本実施例では、各天井裏空間20
A、20Bが相互に連通し、これらの各天井裏空間20
A、20Bおよび各居室13、18A、18Bが連通し
ているため、床パネル14の内部を調和空気の流通路と
する必要がない。従って、建物の間取り設計において
は、吹き出し口17、第一、第二下階吹き出し口21
A、21Bの設置箇所に制限されることなく、自由度の
高い間取り設計ができる。
【0022】さらに、第一、第二天井裏空間20A、2
0Bを流通路とすることにより、天井裏空間に引き回す
保温ダクトや断熱材が不要となる。また、遮音材等は、
予め床パネル14の生産時に工場で貼り付ければよくな
り、建築現場で貼り付ける必要がなくなる。従って、建
築現場では、これらの施工が不要となり作業効率がさら
に向上し、保温ダクトや断熱材が不要なことで施工費用
を削減できる。
【0023】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含
み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。例え
ば、前記実施例では、筒状部材35の材質は、金属に限
定されるものではなく、例えば、筒状部材35は難燃性
に優れた合成樹脂等で成形されたものであってもよく、
耐火性に優れた材質であれば実施にあたって適宜選択し
うるものである。なお、パネル内部が耐火性の材質の場
合等、耐火性が要求されない場合等は、筒状部材35の
材質は一般的な合成樹脂から適宜選択してよい。
【0024】前記実施例では、筒状部材35には外フラ
ンジ35Aが形成されているが、例えば、ツメ等の他の
位置出し用係止構造であってもよい。また、外フランジ
35Aがない筒状に形成された場合であっても本発明に
含まれる。さらに、本発明においては、筒状部材35は
必須なものではなく、実施にあたって適宜省略してもよ
い。
【0025】前記実施例では、遮音材16は床パネル1
4内部の下面に貼られているが、床パネル14の下方側
の面材が省かれた場合等、この遮音材16は床パネル1
4の内部上面に貼ってもよい。
【0026】前記実施例では、第一、第二下階居室18
A、18Bは、仕切り壁の全てが複数並設された通気孔
付き間仕切りパネル19のみで構成されているが、例え
ば、図3に示すように従来の仕切り壁90と併用し、壁
全体のうち一部分だけが通気孔付き間仕切りパネル19
として用いてもよい。要するに、第一天井裏空間20A
と第二天井裏空間20Bとが通気孔付き間仕切りパネル
19を用いることにより連通されていればよい。
【0027】また、図4に示すように、建物内の各下階
居室を全て通気孔付き間仕切りパネル19を用いて仕切
る必要はなく、一部の居室を従来の仕切り壁90で仕切
ることにより、セントラル空調装置40から送り込まれ
る調和空気が天井裏空間に形成される所定の流通路を循
環するようにしてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、通
気孔付き間仕切りパネル自体を無機面材を用いて耐火性
を有するものとしたため、建築現場では何等耐火用の施
工をする必要がなく、効率のよい作業が行えるという効
果がある。
【0029】また、通気孔に耐火性を有する筒上部材を
嵌め込むことにより通気孔付き間仕切りパネル全体の耐
火性が向上し、この筒上部材を通気孔付き間仕切りパネ
ルの本体に当接する外フランジ付きに形成することによ
り筒上部材の取りつけが容易となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図
【図2】前記実施例の通気孔付き間仕切りパネルを示す
斜視図
【図3】本発明の変形例を示す正面図
【図4】本発明の他の変形例を示す模式平面図
【図5】従来例を示す斜視図
【符号の説明】
10 空調用ダクト構造 13 上階居室 14 床パネル 18A 第一下階居室 18B 第二下階居室 19 通気孔付き間仕切りパネル 20A 第一天井裏空間 20B 第二天井裏空間 33 無機面材 34 通気孔 35 筒状部材 35A 外フランジ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F24F 13/068 B

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物内に設置されて居室空間を仕切ると
    ともに上部が天井裏空間内に配置される通気孔付き間仕
    切りパネルであって、扁平直方体箱状の本体を有し、こ
    の本体は前記居室空間に面する表面材が無機面材である
    とともに、前記本体の前記天井裏空間内に収容される部
    位には前記本体の表裏を貫通する通気孔が形成されてい
    ることを特徴とする通気孔付き間仕切りパネル。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された通気孔付き間仕切
    りパネルにおいて、前記通気孔には本体表裏を貫通する
    耐火性の筒状部材が嵌め込まれていることを特徴とする
    通気孔付き間仕切りパネル。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2のいずれかに記
    載された通気孔付き間仕切りパネルにおいて、前記筒状
    部材は前記本体の少なくとも一方の面に当接する外フラ
    ンジを有することを特徴とする通気孔付き間仕切りパネ
    ル。
JP6212560A 1994-09-06 1994-09-06 通気孔付き間仕切りパネル Withdrawn JPH0882023A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6212560A JPH0882023A (ja) 1994-09-06 1994-09-06 通気孔付き間仕切りパネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6212560A JPH0882023A (ja) 1994-09-06 1994-09-06 通気孔付き間仕切りパネル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0882023A true JPH0882023A (ja) 1996-03-26

Family

ID=16624722

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6212560A Withdrawn JPH0882023A (ja) 1994-09-06 1994-09-06 通気孔付き間仕切りパネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0882023A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0726849A (ja) 二重サッシ窓の換気装置
KR100842115B1 (ko) 공동주택용 피난구 구조
KR102225529B1 (ko) 건축 샌드위치형 천장패널
JPH0439570B2 (ja)
JPH0882023A (ja) 通気孔付き間仕切りパネル
JPH1144011A (ja) 換気床パネルとこれを用いた換気構造
JP2015152289A (ja) 建物の空調設備
JP3613909B2 (ja) 空調用通路付き建材
JPS6299539A (ja) 間仕切装置
JP2533618B2 (ja) 空調用ダクト
JPH07109786A (ja) 梁およびそれを用いたダクト構造
JP3169477B2 (ja) 床組込み換気装置
GB2121451A (en) Sound insulating structures
JPH062445A (ja) 住宅における設備機器の配置構造
JPH0618841U (ja) ダクト兼用天井パネルの連結構造
JPH11230608A (ja) ユニット式建物の通風ダクトの接続構造
JPH0216218Y2 (ja)
JP3044506B2 (ja) 逆梁床構造の集合住宅
JP2000144955A (ja) 住宅の換気構造
JP7266452B2 (ja) 間仕切壁における通気構造
JPH11293798A (ja) 集合住宅の換気構造
JP3272810B2 (ja) パネル建材のダクト構造
JP2013002167A (ja) 建物の空調設備
JP3272811B2 (ja) 住宅のダクト構造
JP2009092332A (ja) 建物の空調設備

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20011106