JPH0881328A - 香料を固定させる植物化合物を含有する化粧料及び／又は皮膚科用組成物 - Google Patents

香料を固定させる植物化合物を含有する化粧料及び／又は皮膚科用組成物

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JPH0881328A
JPH0881328A JP7223432A JP22343295A JPH0881328A JP H0881328 A JPH0881328 A JP H0881328A JP 7223432 A JP7223432 A JP 7223432A JP 22343295 A JP22343295 A JP 22343295A JP H0881328 A JPH0881328 A JP H0881328A
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Francoise Lebreton
フランソワ ルベルトン
Didier Gagnebien
デイデイエ ガイニユビヤン
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LOreal SA
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    • A—HUMAN NECESSITIES
    • A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61K8/9783—Angiosperms [Magnoliophyta]
    • A61K8/9789—Magnoliopsida [dicotyledons]

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は化粧料及び／又は皮膚科用組成物中
に香料を固定させるか及び／又は長期に放出させる植物
化合物を含有してなる化粧料及び／又は皮膚科用組成物
に関する。 【解決手段】 用いる植物化合物は植物抽出物を含有し
てなりしかも植物ゴムと植物抽出物との混合物であり得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は化粧料及び／又は皮
膚科用組成物中に香料を固定するか及び／又は長期に放
出させる植物化合物を含有してなる化粧料及び／又は皮
膚科用組成物に関する。この組成物は治療用の処置に及
び／又は顔面と身体との両方の皮膚又は毛髪の手入れ
に、身体及び／又は毛髪の清浄化に、及び皮膚にメーキ
ャップ（化粧）を施すのに使用でき、一方その間に身体
及び皮膚に芳香を与えながら使用できる。
【０００２】
【従来の技術及び課題】香料は種々の芳香物質の組合せ
であることは想起される。各々の香料は、多少とも揮発
性である香気であって施用中に又は香料含有容器を開放
した時最先に拡散する香気である最先の香り(top note)
と、完全な芳香に対応する中間の香り(medium note)
（最先の香り後数時間発生）と、最も持続した最後の香
りである残り香(base note) （中間の香り後数時間発
生）とを有する。
【０００３】人々は、その回りの対象物又は居住してい
る場所に芳香を与え、不快な臭気を遮蔽し並びに心地良
い臭気を与えかくして嗅覚を満足させるのに香料を用い
る望みが常にあった。
【０００４】時には強い及び／又は不快な臭気を発生し
且つ香料の配合を必要とする多数の生成物又は組成物が
存在する。尚、これらの生成物又は組成物の種類に応じ
ては、これらに香料を配合し及び／又は快活な嗅覚効果
を保持するのが常に容易である訳ではない。
【０００５】即ち、日本特許公開（JP−Ａ）第03121169
号は香料を含浸させた活性炭の如き高い吸着力を有する
粉末を使用することによって印刷インキ中に香料を持続
させることを教示している。
【０００６】不運にも、香料入りのインキを得るために
は、固体の吸着剤材料を用いることが必要であり、これ
はインキを用いる前に除去すべきであり、これによって
困難な操作を必要とし且つ使用方法を厄介なものとさせ
る。
【０００７】更には、長期に亘って持続し、清浄剤の種
々の使用中に徐々に放出される香料を含有する固体の清
浄剤も日本特許公開第01101399号から公知である。この
清浄剤は先ず香料を無機クレー−有機複合材に配合し次
いで香料入りのクレーを清浄剤組成物と混合することに
より得られる。
【０００８】不運にも、この清浄剤組成物に香料を包含
させるためにクレーを用いると、熱との接触により又は
清浄剤組成物に存在するアルカリ剤により香料の分解を
促進させてしまう。
【０００９】香料組成物の安定性を増大させるためにこ
れにヒアルロン酸又はその塩の１種を用いることは更に
国際特許出願公開（WO−Ａ）第 8504803号から公知であ
る。
【００１０】不運にも、この酸は香料固定力が未だ不十
分である。更には、その酸官能基はこれを皮膚と接触さ
せた時炎症を起こしてしまう。
【００１１】ポリサッカライドを基剤とする液体結晶は
カプセルに包蔵できしかも香料を放出できることは国際
特許出願公開第92／ 16195号からも公知である。
【００１２】更には、香料を徐々に放出するのに基剤中
にオレンジの内皮を用いることは日本特許出願公開第 5
5 025456号からも公知である。然しながら、この植物抽
出物（エキス）は香料を正確に固定させるには十分な程
には有効ではない。
【００１３】従って、前記の欠点を有せずしかも特に香
料を化粧料及び／又は皮膚科用組成物に配合するのに及
び／又は特に該組成物の別成分と接触して長期の操業で
香料が分解されることなしに香料の安定性を増大するの
に固体化合物の使用を必要としない香料入りの化粧料及
び／又は皮膚科用組成物に対する必要性が未だ存在して
いる。
【００１４】本発明者が見出した所によれば驚くべきこ
とには香料入りの組成物中に植物化合物を配合すると、
香料を分解させることがなくしかも芳香を付与すべき被
検物又は物品上に香料を数時間持続させることができ
る。
【００１５】この組成物は特にその使用中に長期に亘っ
て香料を長く放出させることができ即ち徐放性とするこ
とができる。更に香料入り組成物を収容するビンを連続
的に開放するにも拘らず、該組成物は分解されずしかも
特にビンが空となるまで香料の残り香を放出し続ける。
【００１６】
【課題を解決するための手段】この目的のため、本発明
は香料を固定させるか及び／又は長期に放出させる薬剤
として植物化合物を含有する化粧料及び／又は皮膚科用
組成物において、植物化合物は非被膜形成性及び／又は
非増粘性の植物抽出物（エキス）の少なくとも１種と植
物ゴムの少なくとも１種とを含有してなる化粧料及び／
又は皮膚科用組成物に関する。
【００１７】本発明の要旨はまた、化粧料及び／又は皮
膚科用組成物中に香料を固定させるか及び／又は長期に
放出させる植物化合物を含有する組成物であって、植物
化合物はひばまた海草(fucus) 、地衣植物(lichen)、る
りぢさ(borage)、扁桃、薄紅たちあおい(marshmallow)
及び亜麻仁抽出物及びこれらの組合せから選んだ植物抽
出物の少なくとも１種を含有してなる、化粧料及び／又
は皮膚科用組成物に関する。
【００１８】非被膜形成性及び／又は非増粘性植物抽出
物はひばまた海草、地衣植物、るりぢさ、扁桃、薄紅た
ちあおい及び亜麻仁抽出物及びこれらの組合せから選択
できる。
【００１９】植物ゴムはポリサッカライドのゴムであり
得るのが好ましい。このゴムはキサンタンゴム、グアー
ゴム、アルギネートゴム、藻類ゴム、セルロースゴム、
寒天ゴム又はイナゴマメゴムから選択できる。
【００２０】植物化合物は植物粘液（キサンタンゴムと
前記した植物抽出物との混合物）であるのが好ましい。
【００２１】香料固定剤は組成物の全重量に関して0.05
〜10重量％に亘る量で選択でき、好ましくは組成物の全
重量に関して 0.1〜３重量％の量で選択できる。
【００２２】前記の組成物は更に１種又はそれ以上の有
機溶剤例えば（シリコーン）油、アルコール例えばエタ
ノールのみならずプロパノール、イソプロパノール、グ
リコール及び一般に２〜８個の炭素原子を有するアルコ
ールを含有できる。
【００２３】香料入りの組成物中に溶剤が存在すると、
溶剤の蒸発により最先の香気を多量に放出させ得る。こ
の最先の香気が余りにも多い量の香料を突然放出するの
を避けるために溶剤は少量で存在するのが尚必要であ
る。
【００２４】香料入りの組成物中に香料固定剤として植
物化合物が存在すると、この組成物の使用中に香料の放
出期間を延長させることができ、即ち徐放性とすること
ができ、従って残り香の期間を延長させることができ
る。
【００２５】即ち、適正な最先の香気と十分な残り香と
を有する香料入り組成物については、溶剤の量（重量）
と香料固定剤の量（重量）との間でバランスをとるのが
望ましい。
【００２６】この重量比は 0.5〜10であることができ、
１〜３例えば２であるのが好ましくあり得る。
【００２７】香料と香料固定剤との間で 0.5〜50好まし
くは１〜30に亘る重量比を有するのがまた好ましい。
【００２８】本発明の組成物はまた化粧料及び／又は皮
膚科用分野で慣用の担体から選んだ少なくとも１種の担
体化合物を含有してなる。更にこれらの分野で慣用され
る１種又はそれ以上の活性剤、ゲル化剤、防腐剤、充填
剤、乳化剤等を含有できる。
【００２９】即ち本発明の組成物は水中油型又は油中水
型（Ｏ／Ｗ又はＷ／Ｏ）エマルジョン、ゲル又は溶液の
形で提供できる。
【００３０】特に、本発明の組成物は処置用クリーム、
クレンジングローション、マスカラ、ファンデーション
等の形で提供できる。
【００３１】本発明はまた皮膚を清浄化するのに意図し
た化粧料組成物中に香料を固定させるか及び／又は長期
に放出させるのに植物化合物を含有してなる組成物にお
いて、植物化合物は非被膜形成性及び／又は非増粘性の
植物抽出物の少なくとも１種と植物ゴムの少なくとも１
種とを含有してなる、化粧料組成物に関する。
【００３２】本発明の要旨はまた皮膚を清浄化するのに
意図した化粧料組成物中に香料を固定させるか及び／又
は長期に放出させるのに植物化合物を含有してなる組成
物において、植物化合物はひばまた海草、地衣植物、る
りぢさ、扁桃、薄紅たちあおい及び亜麻仁抽出物及びこ
れらの組合せから選んだ少なくとも１種の植物抽出物を
含有してなる、化粧料組成物に関する。
【００３３】添附図面を参照して以下に本発明を説明す
る：図１は種々の組成物について蒸発した香料の量を度
数分布図の形で与えた図表であり、ｘ−軸は生成物の種
類を表わし、ｙ−軸は計算器により積分した表面積を表
わし、この表面積は積分単位（任意の単位）で表わして
ある。
【００３４】図２〜図５は種々の組成物について香料の
自然蒸発を示す曲線の図表であり：ｘ−軸は時間（分）
を表わし、ｙ−軸は任意の単位で蒸発した揮発性化合物
の濃度を表わし；図２及び図３の曲線は時間Ｔ０で確立
したものであり、図４及び図５の曲線はそれぞれ１日及
び２日間戸外で組成物を貯蔵した後に確立したものであ
る。
【００３５】以下の組成物の実施例は例示のために与え
てあり、本発明はこれに限定されるものではなく、その
量は重量％で与えてある。
【００３６】実施例 脂肪相 パラフィン油 8 シリコーン油（溶剤） 6乳化剤 非イオン系の表面活性剤 3水性相 植物粘液 3 グリセリン 3 防腐剤 0.6 ゲル化剤 0.35 ＵＶ遮断剤 0.05 香 料 4.5 水 全体を 100にする十分量 得られたミルクは水中油型エマルジョンであり、身体を
清浄化するためのシャワーミルクである。このミルクは
その使用中に香料を放出し、皮膚に施用した後数時間香
料を放出し続ける。
【００３７】第１の比較研究 この第１の研究の目的は本発明の組成物における香料の
安定な作用を示すものである。次の種々の香料入り組成
物から香料の発生を比較することにより行なう。
【００３８】組成物Ｔ１及びＴ２はエタノール(0.5％)
と香料(4.5％) と粘液（３％）とを含有する本発明の組
成物である；組成物Ｈは香料(4.5％) とエタノール(0.5
％) とを含有する香料固定剤なしの組成物である；組成
物Ｋは香料(4.5％) とキサンタンゴム(0.009％) を含有
する溶剤なしの組成物であり；組成物Ｄは香料(4.5％)
のみを含有する組成物である。
【００３９】この研究は“脱着−濃縮−投入”（ＤＣＩ
型）のクロマトグラフ例えば DELSY社からの白金ＤＣＩ
により行ない、これはクロマトグラフ中に揮発性化合物
の試料を形成し得る装置系である。この装置は蒸気圧差
の動的測定を行う。これらの測定は数時間で行ない、室
温及び大気中の湿分濃度に応じて左右される。これらの
測定値を図１に記入し、この数値は時間Ｔ０及びＴ１に
おける種々の組成物に対する種々の表面積計算値を示
す。
【００４０】300μｌの試料を不銹鋼製の容器に包含さ
せ、時間Ｔ０（図１）でとった測定値は室温で５分間蒸
発したのに相当し、時間Ｔ１（図１）でとった測定値は
通風炉で40℃で１時間30分調節蒸発したのに相当する。
Ｔ０で試料の捕捉時間即ち測定時間は１分であり、Ｔ１
で試料の測定時間は５分である。Ｔ１で５分の時間は揮
発性化合物の濃度として信頼し得る読取値を得ることを
可能とする。
【００４１】各々の試料について、時間Ｔ０及び時間Ｔ
１で捕捉された蒸気相の主成分の量を記録する。
【００４２】図１から次の結果を得た。
【００４３】組成物Ｔ１及びＴ２についてＴ０での香料
の発生は組成物Ｈ，Ｋ及びＤの香料発生よりもわずかに
低い。これは組成物Ｔについてより組成物Ｈ，Ｋ及びＤ
について香料の初期蒸発（最先の香気）が高いことによ
る。これは香料に関して植物化合物の保持効果を示して
いる。
【００４４】次に時間Ｔ１では、組成物Ｔ１及びＴ２に
おける完全な芳香（中間の香気及び残り香）の発生は組
成物Ｈ，Ｋ及びＤの香気発生よりも多い。これは香料固
定剤として植物化合物を含有してなる本発明の組成物中
の香料の安定な効果を示している。
【００４５】実際上、香料固定剤を含有しない組成物
（Ｈ，Ｋ及びＤ）はこれを含有する組成物よりもずっと
少ない香料を定量的にＴ１で発生する。それ故組成物
Ｈ，Ｋ及びＤについてはＴ０で開始時にはきわめて高い
最先の香気は中間の香気の発生を且つ残り香の発生でさ
えも低下させた。
【００４６】第２の比較研究 第１の比較研究の結果を確認するこの第２の研究は“ア
ラバスター(Alabaster) ”型の嗅覚器により行なう。こ
の装置は半導体（金属酸化物 Ｓn Ｏ2 ）を有するモノ
センサーを備えた装置系である。この研究では第１の研
究と同じ組成物Ｔ１，Ｈ，Ｋ及びＤを用いる。
【００４７】この装置によって各組成物の揮発性化合物
の室温での自然蒸発を定量的に測定することができる。
この測定は絶縁室で30分の期間に亘って行なう。
【００４８】得られた結果は図２，３，４及び５に呈示
する。
【００４９】これらの図表の曲線は、各々の組成物につ
いて30分に亘って全揮発性化合物の任意単位での蒸発量
を表わす。
【００５０】図２及び３は時間Ｔ＝０で組成物の揮発性
化合物についての蒸発曲線を表わす。図４及び５は戸外
でそれぞれ１日及び２日間貯蔵した後の組成物の揮発性
化合物についての蒸発曲線を表わす。
【００５１】各々の図表において、曲線１は組成物Ｈの
揮発性化合物の蒸発を表わし、曲線２は組成物Ｋの揮発
性化合物の蒸発を表わし、曲線３は組成物Ｔの揮発性化
合物の蒸発を表わし、曲線４は組成物Ｄの揮発性化合物
の蒸発を表わす。この型式の曲線においては原点時の勾
配が大きければ大きい程香料の安定性はより低くなるこ
とに注目すべきである。
【００５２】図２は時間Ｔ＝０で組成物Ｋ（キサンタン
ゴムを用いたが、溶剤はなし）が他の組成物Ｔ及びＨと
比較してかなり少ない揮発性化合物を含有していること
を実際に示している。これはこれら２つの組成物Ｔ及び
Ｈは組成物Ｋよりも多い溶剤を含有しているという事実
に因るものである。
【００５３】組成物Ｔは先ず組成物Ｈよりも多く揮発性
化合物を発生する（より大きな勾配）。30分後にはこの
現象は低下し、曲線の外挿法が示す所によれば組成物Ｔ
には香料保持作用がある。何故ならば曲線１は曲線３の
上方を通るからである。
【００５４】更に図３はＴ０での組成物Ｋ及びＤの揮発
性化合物の蒸発は匹敵し得るものでしかもきわめて低い
ことを示している。これは組成物中に存在する植物ゴム
は香料の蒸発にＴ０では役割を演じないことを示してい
る。
【００５５】図４は組成物Ｔの勾配が組成物Ｈの勾配よ
りも緩やかであることを示している。30分後には、これ
らの曲線はより接近するようになり、外挿法が示す所に
よれば曲線３（組成物Ｔ）は曲線１（組成物Ｈ）の上方
を通り、それ故或る期間後には組成物Ｔからの香料の発
生は組成物Ｈからの香料放出よりも多い。
【００５６】香料固定剤は先ず香料の蒸発を制限する薬
剤として作用し、次いで長期に亘って香料を放出させる
ものである。これは図２〜５に示される。
【００５７】図５における曲線を互いに比較することに
より、組成物Ｔは鼻によって検知するのに十分なレベル
を維持しながらも組成物Ｈ及びＫよりも少なく香料を定
量的に発生することが見られ、これは組成物Ｋ及びＨに
ついてよりも組成物Ｔについての香料安定性がより大き
いことと一致する。２日間の貯蔵後に組成物Ｈ及びＫか
らの香料発生量従って蒸発した香料の全量は組成物Ｔか
らの香料発生量よりも少ない。（図４と同じ分析結果が
得られ、揮発性化合物は長期に亘って減少するという事
実の故に曲線同志間の間隔が小さく；揮発性化合物を測
定するのが困難となる）。
【００５８】従って、本発明の組成物ＴによってＴ０で
の香料の蒸発が大きいにも拘らず、香料の発生は２日以
上まで長期に亘って延長され、これは嗅覚的に言えば検
知し得る要領である。
【００５９】図４及び５の曲線を図２の曲線と比較する
と１日後及び２日後の揮発性化合物の発生はＴ０での揮
発性化合物の発生よりも低いことが見出された（それぞ
れの限定値、1150の代りに 840及び 630）。
【００６０】２日後の組成物Ｈ及びＴからの香料の発生
はＴ０での組成物Ｋからの香料発生と同レベルとなり、
これは多量の香料が存在することと合致する。
【００６１】更に、溶剤の役割は１日及び２日の貯蔵後
の香料の発生には無視し得るものとなった。
【図面の簡単な説明】
【図１】種々の組成物について蒸発した香料の量を度数
分布図の形で与えた図表である。
【図２】種々の組成物について香料の自然蒸発を示す曲
線の図表である。
【図３】種々の組成物について香料の自然蒸発を示す曲
線の図表である。
【図４】種々の組成物について香料の自然蒸発を示す曲
線の図表である。
【図５】種々の組成物について香料の自然蒸発を示す曲
線の図表である。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 化粧料及び／又は皮膚科用組成物中に香
    料を固定させる及び／又は長期に放出させる植物化合物
    を含有してなる組成物であって、植物化合物は非増粘性
    及び／又は非被膜形成性植物抽出物の少なくとも１種と
    植物ゴムの少なくとも１種とを包含してなる化粧料及び
    ／又は皮膚科用組成物。
  2. 【請求項２】 植物抽出物は、ひばまた海草、地表植
    物、るりぢさ、扁桃、薄紅たちあおい及び亜麻仁抽出物
    及びこれらの組合せから選ばれる請求項１記載の組成
    物。
  3. 【請求項３】 植物ゴムはポリサッカライドゴムである
    請求項１記載の組成物。
  4. 【請求項４】 植物ゴムはキサンタンゴムである請求項
    １記載の組成物。
  5. 【請求項５】 植物化合物は、ひばまた海草、地衣植
    物、るりぢさ、扁桃、薄紅たちあおい及び亜麻仁抽出物
    及びこれらの組合せから選んだ少なくとも１種の植物抽
    出物を含有してなる請求項１記載の組成物。
  6. 【請求項６】 植物化合物は植物粘液である請求項１記
    載の組成物。
  7. 【請求項７】 組成物は更に、エタノール、イソプロパ
    ノール及びグリコールから選んだ少なくとも１種の揮発
    性溶剤を含有する請求項１記載の組成物。
  8. 【請求項８】 揮発性溶剤と植物化合物との重量比は
    0.5〜10の範囲にある請求項７記載の組成物。
  9. 【請求項９】 揮発性溶剤と植物化合物との重量比は２
    である請求項８記載の組成物。
  10. 【請求項１０】 香料と植物化合物との重量比は 0.5〜
    50の範囲にある請求項１〜８の何れかに記載の組成物。
  11. 【請求項１１】 植物化合物は組成物の全重量について
    0.05〜10重量％の量で存在する請求項１記載の組成物。
  12. 【請求項１２】 植物化合物は組成物の全重量に関して
    0.1〜３重量％の量で存在する請求項１記載の組成物。
  13. 【請求項１３】 組成物は皮膚を清浄化するための組成
    物である請求項１記載の組成物。
  14. 【請求項１４】 皮膚の清浄化に意図した化粧料組成物
    中に香料を固定するか及び／又は長期に放出させる植物
    化合物を含有する化粧料組成物であって、植物化合物は
    非被膜形成性及び／又は非増粘性植物抽出物の少なくと
    も１種と植物ゴムの少なくとも１種とを包含してなる化
    粧料組成物。
  15. 【請求項１５】 植物化合物は、ひばまた海草、地衣植
    物、るりぢさ、扁桃、薄紅たちあおい及び亜麻仁抽出物
    及びこれらの組合せから選んだ少なくとも１種の植物抽
    出物を含有してなる請求項14記載の組成物。
JP7223432A 1994-09-08 1995-08-31 香料を固定させる植物化合物を含有する化粧料及び／又は皮膚科用組成物 Pending JPH0881328A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9410764A FR2724319B1 (fr) 1994-09-08 1994-09-08 Utilisation d'un compose vegetal pour la fixation d'un parfum dans une composition cosmetique et/ou dermatologique
FR9410764 1994-09-08

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JPH0881328A true JPH0881328A (ja) 1996-03-26

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