JPH03200708A - 皮膚外用剤 - Google Patents

皮膚外用剤

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JPH03200708A
JPH03200708A JP1342306A JP34230689A JPH03200708A JP H03200708 A JPH03200708 A JP H03200708A JP 1342306 A JP1342306 A JP 1342306A JP 34230689 A JP34230689 A JP 34230689A JP H03200708 A JPH03200708 A JP H03200708A
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acid
skin
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lichen
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JP1342306A
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Kosaku Yamada
耕作 山田
Akira Date
朗 伊達
Hidekazu Tanaka
秀和 田中
Hirotoshi Umemoto
梅本 弘俊
Yoshikazu Yamamoto
山本 好和
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MAX FUAKUTAA KK
Nippon Paint Co Ltd
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MAX FUAKUTAA KK
Nippon Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は化粧料基剤や軟膏に配合され美白効果及び日焼
は防止効果を有する皮膚外用剤に関する。
(従来の技術及び問題点) 地衣植物成分が美肌効果を有していることは知られてい
る。(特開昭61−158912号公報)これら地衣植
物成分はしわを目立ち難くシ(シわとり機能)、肌荒れ
を防ぎ(肌荒れ防止機能)、しみ、そばかすを消失せし
め(しみ、そばかす除去機能)、肌に潤いを持たせる(
保水機能)などの効果が認められる。その他、にきび、
ふき出物を防ぎ、肌を滑らかにし、肌を白くし肌に弾力
を与えるなどの効果も認められ、外観的に若返りの印象
を与えることができる。
本発明者らはより有効な美白効果及び日焼は防止効果を
うるべく、地衣植物成分を基本にして他の薬剤とを調合
し鋭意研究を重ねた結果、美白成分を配合することによ
り、相乗的に美白効果及び日焼は防止効果が増強される
ことを見い出し、本発明を完成した。
(発明が解決しようとする課8) したがって、本発明は従来よりもすぐれた美白効果及び
日焼は防止効果を有する皮膚外用剤を提供することを目
的とする。
(課題を解決する為の手段) すなわち本発明は、地衣植物成分と美白成分とを必須成
分として含有することを特徴とする皮膚外用剤に関する
前記のごとく地衣植物成分が美肌効果を有していること
はしられている。一方一般に皮膚に対して日光から紫外
線が照射されると、皮膚内のチロシナーゼ活性作用によ
り、メラニンが著しく生成して皮膚が黒化する傾向があ
る。このような日焼けによる皮膚の黒化を防止する物質
としては、後述するような成分が知られており、これら
は美白成分と呼ばれている。美白成分としてはチロジン
−チロジナーゼ産生阻害及びメラノサイトを用いた細胞
培養法においてメラニン顆粒産生阻害を示す物質があり
、その例にはビタミンC誘導体、硫黄類、コウジ酸類又
はその誘導体、グルタチオン誘導体、ハイドロキノン類
、SOD、桂皮#i誘導体、アロエ抽出物、全白皮抽出
物、オウゴン抽出物、デヒドロ酢酸塩、胎盤抽出物など
が挙げられる。
ここでビタミンC誘導体にはパルミチンML−アスコル
ビル、イソパルミチン酸し−アスコルビル、ジパル果チ
ン#L−アスコルビル、ジイソバルミチン酸し−アスコ
ルビル、ステアリン酸し−アスコルビル、イソステアリ
ン酸し−アスコルビル、ジステアリン酸し−アスコルビ
ル、ジイソステアリンML−アスコルビル、ミリスチン
fiL−アスコルビル、イソミリスチン酸し−アスコル
ビル、シミリスチン酸L−アスコルビル、ジイソミリス
チン酸し−アスコルビル、2−エチルヘキサン酸し−ア
スコルビル、ジ2−エチルヘキサン酸L−アスコルビル
、オレイン酸し−アスコルビル、ジオレイン酸し−アス
コルビルなどのL−アスコルビン酸アルキルエステル;
L−アスコルビン酸−2−リン酸エステル、L−アスコ
ルビン酸−3−リン酸エステルなどのL−アスコルビン
酸リン酸エステル:L−アスコルビン酸−2−硫酸エス
テル、L−アスコルビン酸−3−硫酸エステルなどのL
−アスコルビン酸硫酸エステル;それらのナトリウム、
カリウムなどのアルカリ金属塩;それらのカルシウム、
マグネシウムなどのアルカリ土類金属塩などが挙げられ
る。
硫黄類としては沈降性イオウが挙げられる。
コウジ酸類又はその誘導体としてはコウジ酸、イソコウ
ジ酸、コウジ酸のモノ脂肪酸エステル例えばコウジ酸モ
ノパルξテート、コウジ酸モノブチレート、コウジ酸モ
ノカブレレート、コウジ酸モノステアレート(特開昭5
6−77272号公報で開示)コウジ酸ジ脂肪酸エステ
ル例えばコウジ酸ジパルミテート、コウジ酸ジオレエー
ト、コウジ酸ジブチレート、コウジ酸ジステアレート 
(特開昭567776号公報で開示)、その他コウジ酸
モノシンナモエート、コウジ酸モノベンゾエート (特
開昭59−33207号公報で開示)などが挙げられる
グルタチオン類としてはグルタチオン及びグルタチオン
脂肪酸エステル例えばパルミチン酸グルタチオン、ラウ
リン酸グルタチオン、ミリスチン酸グルタチオン、ステ
アリン酸グルタチオンなどが挙げられる。
ハイドロキノン類としてはハイドロキノンモノカブリレ
ート、ハイドロキノンモノラウレート、ハイドロキノン
モノミリステート、ハイドロキノンモノパルミテート、
ハイドロキノンモノステアレート、ハイドロキノンモノ
オレエート、ハイドロキノンジアセテート、ハイドロキ
ノンジプロピオネート、ハイトロキノンジブチレート、
ハイドロキノンジバレレート、ハイドロキノンβ−D−
グルコース、ハイドロキノン等が挙げられる。
SODとしてはオルト−ジ−フェノールオキシダーゼ、
オルト−ジ−フェノラーゼ、カテコールオキシダーゼ、
モノフェノールモノオキシゲナーゼ、フェノラーゼ、モ
ノフェノールオキシダーゼ、タレゾラーゼ等が挙げられ
る。
桂皮酸誘導体としてはp−ヒドロキシ桂皮酸、p−アセ
チロキシ桂皮酸メチルエステル、p−アセチロキシ桂皮
酸エチルエステル、P−アセチロキシ桂皮mn−プロピ
ルエステル、p−アセチロキシ桂皮mミープロピルエス
テル、p−アセチロキシ桂皮酸シクロヘキシルエステル
、p−プロピオニロキシ桂皮酸メチルエステル、p−プ
ロピオニロキシ桂皮酸エチルエステル、p−プロピオニ
ロキシ桂皮tll n−プロピルエステル、p−プロピ
オニロキシ桂皮酸1so−プロピルエステル、p−プロ
ピオニロキシ桂皮酸シクロヘキシルエステル、p−ブチ
リロキシ桂皮酸メチルエステル、p−ブチリロキシ桂皮
酸エチルエステル、p−バレリロキシ桂皮酸メチルエス
テル、p−ヘキサノイロキシ桂皮酸メチルエステル等が
挙げられる。
アロエ抽出物はアロエ・フェロックス・ミラー(Alo
e Fe1ox Miller)  又はこれとアロエ
・アフリカーナ・ミラー(A、 aHicana Mi
ller)あるいはアロエ・スピカタ・バーカー(^、
5picata Baker)との雑種(ユリ科)の葉
を通常の方法により、水、親水性有機溶媒、含水親水性
有機溶媒、他の有機溶媒または液状油脂等を抽出溶剤と
して得ることができる。
全白皮抽出物はクワ(Morus bos+bycis
 Koidz)及び同層植物(クワ科)の根皮を通常の
方法により、水、親水性有機溶媒、含水親水性有m溶媒
、他の有Il溶媒または液状油脂等を抽出溶剤として得
ることができる。
オウゴン抽出物は〔コガネバナ(Scutel Iar
iabaicalensis Georgi) (シソ
科)〕の根の用度を除いた部分を通常の方法により、水
、親水性有機溶媒、含水親水性有機溶媒、他の有Im溶
媒または液状油脂等を抽出溶剤として抽出して得ること
ができる。
デヒドロ酢酸塩としてはデしドロ酢酸ナトリウム、デヒ
ドロ酢酸カリウム等が挙げられる。
胎盤抽出物は人又は牛等の動物の胎盤を洗浄、除血、破
砕、凍結などの手段を経て、水溶性部を水より抽出し、
更に不純物を除去して得られる水溶液である。そして胎
盤抽出エキスとして一般に市販され、特に化粧品原料と
して使用されているものが挙げられる。
しかし、驚くべきことに、地衣植物成分とこれら美白成
分を配合したときは、単に二つの効果を足した相加効果
ではなく、後述するごとく、少量の美白成分の配合でそ
れぞれの効果を上回る相剰拭゛ 的な効果が得られる。その作用操作でカバーできない部
分を他方が補完する相補的な作用に加えて、何らかの微
妙な相関関係が生じているものと考えられる。
地衣植物には多数の地衣成分が含まれており、どの成分
が上記した相剰効果をもたらすものであるかは詳らかで
はないが、恐らく種々の地衣成分が混ぜん一体となって
美白成分と相互作用し相剰効果を奏するものと考えられ
る。
地表成分については朝比奈・柴田著「地衣成分の化学」
河出書房(194B)に詳しく記述されている。本発明
の地衣植物成分の原料となる地衣植物にはテロスキス科
、ムカデゴケ科、スミイ水ゴケ科、アンチボケ科、ウメ
ノキゴケ科、ロウソクゴケ科、チャシプゴケ科、トリハ
ダゴケ科、ホウネンゴケ科、イワタケ科、ハンゴケ科、
センニンゴケ科、キゴケ科、へりトリボケ科、サラボケ
科、アステロチリア科、ヨロイゴケ科、ツメボケ科、ハ
ナビラゴケ科、カワラゴケ科、クロサビボケ科、ヘツプ
ゴケ科、イワノリ科、リキナ科、モジボケ科、チブサゴ
ケ科、キラコラボケ科、アナイボボケ科、す不ゴケ科、
アオバゴケ科、サンゴボケ科、ビンボケ科、ヒョウモン
ゴケ科、イワボシゴケ科、キゴウゴケ科、ニセサキゴケ
科、ホシゴケ科、ケソ]・ウゴケ科、ホウキタケ科、マ
ツタケ科、サルオガセ科などがある。
本発明で使用する地衣植物成分は、天然の地衣植物体か
ら得られたものであっても、人工的に生産された地衣植
物体、たとえば組織培養によって得られたもの(特開昭
58−56689号明細書)から採取されたものであっ
てもよい、地衣植物成分は植物体自体をそのまま使用し
てもよく、また植物体から便宜の方法で分離されたもの
を使用してもよい、なお地衣植物成分及び美白成分のい
ずれも人体に対して無害であり、又併用しても何ら問題
はない。
本発明で用いられる地衣植物成分は、抽出する地衣植物
により異なるが、後述する地衣植物抽出物(製造例のま
たは■)の場合、皮膚外用剤の全重量を基準にして0.
001〜30重量%、好ましくは、0.1〜5重量%を
配合する。配合量が0.001重量%未満の場合には、
目的とする効果が得られない。
一方、30重置%を越える場合、越えた分の配合効果が
あまり得られず、経済的に不利であるばかりでなく、場
合によってはべたつき感等の弊害が生じることがある。
皮膚外用剤への美白酸分の配合は、使用する美白剤によ
り異なるが、0.001〜20重量%、好ましくは0.
05〜IO重量%である。また、地表植物成分に対する
美白剤の配合割合は、0.01〜20倍量の割合が好ま
しく、特に0.1〜2倍量が好ましい。
本発明の皮膚外用剤は美白効果及び日焼は防止効果を目
的とする用途であればクリーム、化粧水、パック、パウ
ダーなどの化粧料のほかに、乳剤、ローション剤、リニ
メント剤、軟膏剤などの剤型をした医薬部外品など種々
の外用形態に製剤化でき、それぞれの製剤において常用
されている基剤、賦形剤、安定剤、顔料、香料、紫外線
吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、金属封鎖剤、有機酸など
を適宜配合してよい。
(実施例) つぎに本発明の皮膚外用剤を実施例に基づいて説明する
が、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではな
い。
地衣植物抽出物は地衣植物原体を通常の方法に参 徒り、水、親木性有機溶媒、含水親水性有機溶媒、他の
有機溶媒または液状油脂等を抽出溶剤として得ることが
できる0例えば次のような方法で得られた抽出物を用い
る。
製造例 ■ サルオガセ科ヨコワサルオガセ(北海道富良野布に
て採取)10gを40℃の温水100dに浸せきした。
得られた水抽出液を濃縮、乾固し、エキス1.3gを得
た。このエキスIgを12のイオン交換水に溶かし溶液
とした。(特開昭61−158912号公報明細書の実
施例1に従って調製した。)■ サルオガセ科ヨコワサ
ルオガセ培養組織(特開昭58−56689号公報明細
書の実施例26に従って調製した。)20gを40℃の
温水100dに浸せきした。
得られた水抽出液を濃縮、乾固し、エキス1.2gを得
た。このエキス1.2gを1ffiのイオン交換水に溶
かし溶液とした。
実施例1 バック剤 (処方)             (重量%)(1)
精製水             残量(2〉グリセリ
ン          5.0(3)ポリビニルアルコ
ール     15.0(5)精製水 25.0 (7)クエン酸ナトリウム 2.0 (8)エタノール 8.0 (10)香料 0.2 (11)防腐剤 一適量 全量100.0 (製法) A(1)〜(4)を加熱攪拌する。
B(5)〜(7)を混合溶解する。
C(8)〜(11)を混合溶解する。
DAにB、Cを順次添加し、その後冷却し、バックを得
る。
実施例2 クレンザ− (処方) (1)グリセリン (2〉ステアリン酸 (3)バルミチン酸 (4〉  ミリスチン酸 (5)ラウリン酸 (6)オレイルアルコール (7)精製水 (8)水酸化カリウム (9〉防腐剤 (10)香料 (11)沈降性イオウ (重量%) 18.0 1O00 10、O I2.0 4.0 2.0 残量 6.0 適宜 0.5 2.0 (12)地衣植物抽出液 (製造例■で得られたもの)    1.0−全量 1
00.0 (製法) A(1)〜(6)を加熱溶解(80℃)する。
B(7)〜(9)を混合溶解する。
CAにBを加えてケン化を行う、その後(10)〜(1
2)を順次添加し、攪拌冷却しクレンザ−を得る。
実施例3 クリーム (処方)            (重量%)(1)ポ
リオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート
       2.0(2)ソルビタンモノステアレー
ト2.0(3〉クリセリルモノステアレート    1
.0(4)セタノール            2.0
(5)ミツロウ             3.0(6
)流動パラフィン         1O00(7)オ
リーブ油            5.0(8)酸化防
止剤           0.2(9)精製水   
           残量(10)グリセリン   
        5.0量 (11)防腐剤              適宜(1
2)カルボキシビニルポリマー 0.4 (13) l−リエタノールアξン 0.8 (14)香料 (15)精製水 (16)コウジ酸 (製法) A (1)〜(8)を加熱溶解(70’C)する。
B(9)〜(13)を加熱溶解(70℃)する。
C(15)、(16)を混合溶解する。
DBを攪拌しながら、AをBに添加し乳化を行う、その
後(14)、 C1(17)を順次添加し、攪拌冷却し
、クリームを得る。
実施例4 化粧水 (処方) (1)エタノール (2)ポリオキシエチレン(20) ソルビタンモノオレエート (3)香料 (重置%) 10.0 (4)防腐剤 (5)精製水 (6) 1.3−ブチレングリコール 適量 残量 8.0 全量 100.0 (製法) A(1〉〜(4)を混合溶解する。
B(5)〜(7〉を混合溶解する。
CAをBに添加し、十分攪拌する。その後(8)を添加
して化粧水を得る。
実施例5 乳液 (処方) (1)ステアリン液 (重量%) 3.0 ソルビタンモノステアレート 0.5 (4)セタノール (5)スクワラン (6)ホホバ油 (7)精製ラノリン (8)精製水 (9)プロピレングリコール (10)防腐剤 (11)キサンタンガム (12) )リエタノールアミン (13)香料 (14)胎盤エキス 全量 100.0 (製法) A(1)〜(7)を加熱溶解(80°C)する。
B(8)〜(12)を加熱溶解(80°C)する。
CBを攪拌しながら、AをBに添加し乳化を行う、その
後(13) 、 (14) 、 (15)を順次添加し
、撹拌冷却し、乳液を得る。
実施例6 本発明の地衣植物成分と美白成分との組合せによる効果
を実施例及び比較例をあげて、詳細に説明する。なお、
効果の測定は、以下の評価法に従った。
1、チロシナーゼ活性抑制試験 37°Cの恒温槽中で、チロシンに検体を加え、さらに
、チロシナーゼを10分間作用させ、1威されたドーパ
−クロムを475nmで吸光度を測定することにより、
チロシナーゼ活性を測定した。
反応液は、次に示すごとくである。
(反応組成) L−チロシン(0,3ag/d)     ・・・l、
〇−りク マソクバイン・バッファ(pH6,8)  ・・・1.
Od検体      ・・・1.0 l11SA  :
 Control  (検体の代わりに蒸留水を使用し
た場合)の吸光度(10分後) SAII :              (酵素添加
直後)CA:検体の吸光度(10分後) CA、 :          (酵素添加直後)各検
体のチロシナーゼ活性阻害作用の強さは、吸光度測定開
始10分後の吸光度(Abs、 475r+m)の値よ
り、阻害率(X)として、上記の式に従って求めく結果
を表1にまとめた。
しハ −し^0 表1の結果かられかるように、地衣植物抽出成分単独で
は、チロシナーゼ活性阻害率が17.3%(検体:Na
1)及び8.6%(検体:に5)であった、ところが、
他の美白成分と併用することにより、各々の美白剤のチ
ロシナーゼ活性阻害率を大幅に向上させた。
即ち、L−アスコルビン酸リン酸マグネシウム塩と併用
した場合(検体:Na2.6及び9)、そのチロシナー
ゼ活性阻害率が14.8%から39.9%及び63.8
%に、コウジ酸と併用した場合(検体:N113.7及
び10) 、17.5%から45.9%及び77.1%
に、そして胎盤エキスと併用した場合(検体:阻4゜8
及び11) 、13.9%から34゜7%及び56.9
%に向上した。
2、メラニン形成抑制試験 有色モルモット(#性、10週齢、体重350〜450
g、1試料につき、1群5匹、)の背部皮膚を刈上した
後、脱毛クリームにて完全に除毛した。翌日より、1 
/ 2 MHD量(7)UVB(紫外vA)を1日1回
、1週間照射した。第1週日は、各試料(表2 ) 0
.1gを、紫外線照射後、照射部位に1日1回、約4c
m”の範囲に塗布した。第2週日以後は、同量の試料塗
布のみを行い、以後3週間続けた。最終塗布終了後3日
目に皮膚色を分光色彩計(II JυKlオプテックス
社)にて計測した。
メラニン形成抑制効果の評価は、紫外線照射後の試料塗
布部位の明度(Vい)と非塗布部位の明度(vo)との
比であるR値(R=V、/VoL!:L7表した。皮膚
の明度(マンセル表色系V値)は、分光色彩計で測定し
て得られた3刺激値(X、Y、Z値)より算出した。R
(aは、1試料につき1.5匹の評価点の平均値として
求め、その数値が大きいほど日焼けによるメラニン形成
の抑制効果が高いことを示す。
表3の結果より、地表植物抽出物液を併用することによ
り、コウジ酸、L−アスコルビン酸リン酸マグネシウム
塩、胎盤エキス等の美白剤の効果を顕著に高めたことが
わかった。
3、実用試験 夏期の太陽光に2時間暴露された被験者20名の前腕層
側部皮膚を対象として用いた。太陽光に暴露された日の
翌日より、右前腕屈側部には、表2の実施例3のクリー
ムを、左前腕屈側部には、実施例3より地衣植物エキス
を除いたクリームを対照として、毎日朝・夕、2回、2
ケ月間塗布させた。使用後の効果(淡色化)の評価は、
試料を塗布した部位が、他の部位より色白(淡色化)に
なったと回答した、被験者の数で示した。
尚、被験者には、クリームの種類を知らせなかった。
結果は表4に示すとおりであった。
表   4 地衣植物抽出液を配合することによって、比較例に比べ
て、すぐれた美白効果を発揮した。特に、太陽光にI露
された日の翌日では、いまだ、過剰のメラニンが皮膚内
に形成されていない状態である力S、その日より、地衣
植物抽出液を配合した試料を塗布した右側の試料塗布部
位は、左の未配合の比較例のクリームの塗布部位より色
黒の皮膚を予防する効果が大であった。
以上の実験結果より、地衣植物抽出液は、従来の美白効
果を有する成分ては見られなかった、他の美白成分の効
果を相乗的に増強させるという効果を有することが認め
られた。
(発明の効果) 本発明の皮膚外用剤によれば地衣植物成分と美白成分と
を組み合わせることにより、相乗的な美白効果及び日焼
は防止効果を奏することができる。
従って、本発明の化粧料は、各種化粧用クリーム、乳液
、化粧水、パック剤、口紅、アンダーメイクアップ、フ
ァンデーション、サンケア等積々の製品形態で、特に皮
膚化粧料として好適に使用できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、地衣植物成分と美白成分とを必須成分として含有す
    ることを特徴とする皮膚外用剤。2、美白成分がチロジ
    ン−チロジナーゼ産生阻害又はメラノサイトを用いた細
    胞培養法においてメラニン顆粒産生阻害を示す成分の1
    種又は2種以上の組合せからなる請求項1記載の皮膚外
    用剤。
JP1342306A 1989-12-28 1989-12-28 皮膚外用剤 Pending JPH03200708A (ja)

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