JPH088127Y2 - 複写可能なラベル付き帳票 - Google Patents

複写可能なラベル付き帳票

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JPH088127Y2
JPH088127Y2 JP9889289U JP9889289U JPH088127Y2 JP H088127 Y2 JPH088127 Y2 JP H088127Y2 JP 9889289 U JP9889289 U JP 9889289U JP 9889289 U JP9889289 U JP 9889289U JP H088127 Y2 JPH088127 Y2 JP H088127Y2
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郁夫 川嶋
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小林記録紙株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 《考案の分野》 この考案は、特に複写印字などの発色性に優れた複写
可能なラベル付き帳票に関する。
《従来技術とその問題点》 従来より、種々の目的から帳票上の一部に剥離可能な
ラベルを貼着し、このラベル上に所定内容の印字等を行
うとともに、ラベル下面側の帳票上にも同一内容を複写
したいというニーズがある。
例えば、帳票上に設けられた住所・氏名欄に予めラベ
ルを貼着しておき、このラベル上に住所・氏名などの印
字を行い、しかる後にこのラベルを剥がして他の場所に
貼り付けて活用し、同時に帳票上にも剥がされたラベル
と同一内容の住所・氏名などを残しておきたい場合など
があり、このような場合には複写可能なラベル付き帳票
を用いることにより、改めて帳票上の住所・氏名欄に印
字を行う必要がなく、事務処理の合理化を図ることが可
能となる。
しかし、従来この種の帳票を作製する場合には、市販
されている複写可能な二重ラベルが用いられ、この二重
ラベルを帳票上に接着剤を介して貼着して作製してい
る。
例えば、第5図に示した実公昭50-33596号記載の帳票
のように、表面紙1の裏面側に接着剤2が塗布されたラ
ベルA1と、染料を封入したマイクロカプセルが包含され
た感圧性複写紙4の裏面に接着剤5が塗布されたいわゆ
る自己発色紙A2を、それぞれ剥離可能に積層すべくシリ
コンなどを塗布して形成された剥離処理層3,6を介して
帳票となる背面紙7上に重合貼着されている。
しかしながら、このような構成の帳票は、ラベルA1
の剥離を可能とすべく、自己発色紙A2の上面にシリコン
などよりなる剥離処理層3が設けられているため、この
剥離処理層3を介して自己発色紙A2に対する印字圧が弱
められて伝達される。
また、例えばシリコンが自己発色紙A2中に染み込んで
染料が封入されているマイクロカプセルを包み込むた
め、複写された印字などの発色性が低下するという問題
点を有している。
そして、ラベルA1を剥がした後には、自己発色紙A2
露出した状態となるのでこの自己発色紙A2上に追加記入
ができてしまい、しかも追加記入内容と当初の記入内容
との区別がつけられないという問題点も有している。
さらに、特殊品である市販の二重ラベルを購入して作
製しなければならないために、コストアップになる等の
問題点も有している。
《考案の目的》 この考案は、上記のような問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、複写される印字等
の発色性に優れるとともに、追加記入内容と当初の記入
内容との区別を明確にすることができ、かつ低コストに
製作することができる複写可能なラベル付き帳票を提供
することにある。
《考案の構成と効果》 この考案は、上記のような目的を達成するために、請
求項1記載の如く、表面の所望箇所に印字などの可能な
ラベルが剥離可能に貼着される帳票であって、 周縁部にシリコンなどを塗布して剥離処理層を形成す
るとともに、その周縁部の内側であってシリコンなどの
未塗布部分の帳票上に顕色剤層を設けてなるラベル重合
部と、 裏面側に接着剤層が形成され、かつこの裏面側には発
色剤層を有する複写紙が発色剤層を上記ラベル重合部側
とするとともに、周縁部の接着剤層を残すように貼着さ
れてなるラベルとを有し、 上記ラベルは、裏面側周縁部の接着剤層を介して上記
ラベル重合部の剥離処理層上に剥離可能に貼着されるこ
とを特徴とする複写可能なラベル付き帳票を提供する。
また、請求項2記載の如く、帳票上のラベル重合部に
剥離可能に貼着されるラベルは、裏面側の周縁部に接着
剤層を形成するとともに、この周縁部の内側であって接
着剤未塗布部分に発色剤層を設けてなる請求項1記載の
複写可能なラベル付き帳票を提供する。
しかして、請求項1の考案によれば、帳票上の複写必
要箇所に設けられたラベル重合部とラベルとは、剥離処
理層および接着剤層を介して互いに剥離可能に貼着する
ことができるとともに、ラベル重合部の顕色剤層とラベ
ル裏面側に貼着されている複写紙の発色剤層とを直接重
合することができるので、従来のようにシリコンなどの
ような剥離処理層を介さず直接発色剤層と顕色剤層とを
対向配置した状態とすることができ、印字圧を弱めずに
直接両層に伝達することができる。
よって、複写印字などの発色性に優れた複写可能なラ
ベル付き帳票を提供することができるとともに、ラベル
の剥離後は帳票上のラベル重合部には顕色剤層のみが残
ることとなるので、当初の複写記入内容と追加記入内容
とは発色差を有しておりその区別を明確に行うことがで
きる。
また、市販品の二重ラベルを用いることなく作製する
ことができるので、コストの低減化を図ることができる
等の効果を有する。
さらに、請求項2記載の考案によれば、帳票側に設け
られた顕色剤層に対向配置されるラベル側の発色剤層
は、複写紙を介さず直接ラベル裏面側の中央部分すなわ
ち周縁部内側の接着剤未塗布部分に塗布形成されている
ので、上記の効果に加えてさらにラベル貼着箇所の薄い
帳票を提供することができ、プリンタ通過適性に優れる
等の効果を有する。
《実施例の説明》 以下、この考案の実施例を図面に基づき詳細に説明す
る。
第1図(a),(b)はこの考案に係わる複写可能な
ラベル付き帳票の要部を示す拡大断面図であり、図中10
は帳票を示しまた11は帳票10上に設けられるラベル重合
部である。
このラベル重合部11は、その周縁部11aにシリコン等
を塗布して剥離処理層11bが形成されており、また周縁
部11aの内側すなわちシリコン等の未塗布部分には顕色
剤層12が塗布形成されている。
13は上面に印字等を可能とするラベルであり、このラ
ベル13の裏面側は、その全面に接着剤層14が塗布形成さ
れるとともに、その中央部分には上記ラベル重合部11の
顕色剤層12と重合する複写紙15が、マイクロカプセルに
封入された発色剤層16をラベル重合部11側とした状態で
一体的に貼着されている。
従って、ラベル13の裏面側の接着剤層14は、その周縁
部13aのみが露出しており、この周縁部13aにおける接着
剤層14がラベル重合部11の周縁部11aにおける剥離処理
層11b上に重合貼着され、ラベル13は帳票10に対し剥離
可能状態とされる(第1図(b)参照)。
よって、この帳票を使用する場合には、まず第1図
(a)に示すような状態で、ラベル13の上面に手書きあ
るいはプリンタ等により印字を行うと、その印字圧によ
り複写紙15の発色剤層16およびラベル重合部11の顕色剤
層12の加圧部分において互いに反応し合い、その加圧部
分が発色されて帳票10側に印字複写が行われる。
しかるのちに、ラベル13を剥がせば、ラベル周縁部13
aの接着剤層14はラベル重合部11の剥離処理層11b上より
容易に剥がされ、複写紙15を伴って剥離されるので、必
要に応じてラベル13を他の場所に貼り替えて活用する。
また、ラベル重合部11には、当初の記入内容と同一内
容が複写されて残るが、この部分に追加記入をした場合
には、発色剤層16を有する複写紙15は既に取り除かれて
いるので、追加記入箇所の印字は当初の印字とはその発
色状態が異なるため両者の区別を明確にすることができ
る。
なお、この帳票10の作製は、帳票10の作成時に剥離処
理層11bおよび顕色剤層12を帳票10上に塗布形成してラ
ベル重合部11を形成し、また第3図(b)のようにロー
ル状の複写紙15(この複写紙は下面側に発色剤が塗布さ
れたいわゆるノーカーボンA紙が用いられる)を用い、
この複写紙15の中央部分をハーフカットするとともにこ
の上面側に接着剤を塗布しラベル13を貼着させ、ハーフ
カットされた部分の複写紙15を貼り付けてラベルを形成
するなど帳票作製のライン化を図ることができる。
このように、この実施例によれば、帳票10上の複写必
要箇所に設けられたラベル重合部11とラベル13とは、ラ
ベル重合部11の周縁部11aを形成する剥離処理層11b上
に、ラベル13裏面側の周縁部13aを形成する接着剤層14
が剥離可能に貼着されるとともに、ラベル重合部11の周
縁部11a内側を形成する顕色剤層12とラベル13の裏面側
中央部分を形成する複写紙の発色剤層16とが直接重合さ
れるので、従来のように剥離処理層を介さず顕色剤層12
と発色剤層16とを直接対向配置した状態とすることがで
き、印字圧をそのまま両層に直接伝達することができ
る。
よって、複写印字などの発色性に優れた複写可能なラ
ベル付き帳票を提供することができるとともに、ラベル
の剥離後は帳票上のラベル重合部には顕色剤層のみが残
ることとなるので、当初の複写記入内容と追加記入内容
との発色差によりその区別を明確に行うことができる。
また、市販品の二重ラベルを用いることなく作製する
ことができるので、コストの低減化を図ることができ
る。
次に、第4図に示すものはこの考案の第2の実施例で
あり、帳票10上に設けられるラベル重合部11は上記実施
例と同様に形成されるが、ラベル側の構成態様を異にす
るものである。
すなわち、この実施例におけるラベル20は、ラベル20
の裏面側の周縁部20aにのみ上記ラベル重合部11の周縁
部11aの剥離処理層11bに直接重合される接着剤層14を塗
布形成するとともに、この周縁部20aの内側である接着
剤14の未塗布部分に直接発色剤16を塗布するように構成
されている。
従って、ラベル20とラベル重合部11間には、上記実施
例のような複写紙15が介在されていないので、上記実施
例の効果に加えてさらにラベル13の貼着箇所の薄い帳票
を提供することができ、プリンタ通過適性に優れるなど
の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)はこの考案の第1の実施例におけ
る要部拡大断面図、第2図は同実施例におけるラベル取
付状態を示す斜視図、第3図(a)は同ラベルの裏面図
であり、図(b)はその作成工程を示す説明図、第4図
はこの考案の第2の実施例における要部拡大断面図、第
5図は従来の複写可能なラベル付き帳票の一例を示す要
部拡大断面図である。 10……帳票 11……剥離処理層 12……顕色剤層 13,20……ラベル 16……発色剤層

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面の所望箇所に印字などの可能なラベル
    か剥離可能に貼着される帳票であって、 周縁部にシリコンなどを塗布して剥離処理層を形成する
    とともに、その周縁部の内側であってシリコンなどの未
    塗布部分の帳票上に顕色剤層を設けてなるラベル重合部
    と、 裏面側に接着剤層が形成され、かつこの裏面側には発色
    剤層を有する複写紙が発色剤層を上記ラベル重合部側と
    するとともに、周縁部の接着剤層を残すように貼着され
    てなるラベルとを有し、 上記ラベルは、裏面側周縁部の接着剤層を介して上記ラ
    ベル重合部の剥離処理層上に剥離可能に貼着されること
    を特徴とする複写可能なラベル付き帳票。
  2. 【請求項2】帳票上のラベル重合部に剥離可能に貼着さ
    れるラベルは、裏面側の周縁部に接着剤層を形成すると
    ともに、この周縁部の内側であって接着剤未塗布部分に
    発色剤層を設けてなる請求項1記載の複写可能なラベル
    付き帳票。
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