JP3718010B2 - 複写伝票とその使用方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数枚の伝票が重ねられ、上側の伝票に記録した情報が選択的にその下側の伝票に複写される複写伝票とその使用方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、入金票と領収書とを有する複写伝票が広く使用されている。ここで、入金票と領収書とで異なる金額を記入するという不正行為が行われる場合があった。例えば、入金票には真の金額を記入するが、客に渡す領収書には、実際の金額より多い金額を記入し、その差額を不正に受け取ることが行われた経緯がある。かかる不正行為を防止するためのものとして、以下の複写伝票が知られている。
【0003】
図6は、従来の複写伝票の一例を分解して示す断面図である。複写伝票10は、記入者控え票11と、領収書12と、入金連絡票13とが重ねられたものである。記入者控え票11上に情報が記録されると、その情報が選択的にその下側の領収書12及び入金連絡票13に複写される。
記入者控え票11の下面(裏面)側には、発色剤層11aが設けられている。発色剤層11aは、外径が数μm程度の大きさのマイクロカプセル中にロイコ染料等の発色色素を封入した発色カプセルを含有した層である。マイクロカプセル中に発色色素を封入する方法としては、コアセルベーション法や、界面重合法等があげられる。
【0004】
また、領収書12の上面側には、顕色剤層12aが設けられている。顕色剤層12aは、発色剤層11aの発色色素と反応することにより、発色する層である。さらに、領収書12の下面側には、発色剤層12bが設けられている。また、入金連絡票13の上面側には、発色剤層12bと反応して発色する顕色剤層13aが設けられている。
ここで、発色剤層12bと顕色剤層13aとが反応して発色する色彩は、発色剤層11aと顕色剤層12aとが反応して発色する色彩と異なる色彩である。
【0005】
記入者控え票11に、金額その他の情報が記録されると、その印字圧又は筆圧により、発色剤層11aのマイクロカプセルが破砕され、顕色剤層12aと反応して発色する。これにより、領収書12上には、情報が複写される。さらに、この印字圧又は筆圧により、発色剤層12bのマイクロカプセルが破砕され、顕色剤層13aと反応して発色する。これにより、入金連絡票13上には、情報が複写される。そして、領収書12上に複写された情報と、入金連絡票13上に複写された情報との色彩が異なる。
【0006】
従って、例えば2枚目の領収書12を抜き取って情報を複写した場合には、記入者控え票11の発色剤層11aと入金連絡票13の顕色剤層13aとによって入金連絡票13上に情報が複写されることとなるので、本来の色彩とは異なる色彩で情報が複写されることとなる。よって、入金連絡票13に複写された情報の色彩を見れば、複写伝票10の不正使用を一目で確認することができるとともに、領収書12の偽造を牽制することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述の従来の複写伝票10では、領収書12が偽造されてしまう場合があった。
すなわち、使用する複写伝票10の領収書12を抜き出して、この領収書12に実際の金額と異なる金額を記入する。そして、使用する複写伝票10の記入者控え票11と入金連絡票13との間に、別の複写伝票10から抜き取った領収書12を挟んで複写すれば、本来の色彩で入金連絡票13に金額を複写することができる、という問題があった。
本発明の課題は、複写伝票において不正な情報の複写を牽制することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、請求項1の発明は、第1の伝票とその下側に重ねられた第2の伝票とを有し、前記第1の伝票に記録された情報が選択的に前記第2の伝票に複写される複写伝票において、前記第2の伝票上に剥離可能に設けられ、剥離後の再粘着可能なラベル部と、前記第1の伝票の下面側であって前記ラベル部と対向する領域又は前記ラベル部の上面側の少なくとも一方に設けられ、前記第1の伝票の上面に記録された情報を、前記ラベル部の上面に複写させる第1の情報複写層と、前記ラベル部の下面側又はその領域と対向する前記第2の伝票の上面側の少なくとも一方に設けられ、前記第1の伝票の上面に記録された情報を前記第2の伝票の上面に複写させる第2の情報複写層とを備えることを特徴とする。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1に記載の複写伝票において、前記第2の伝票の上面側であって前記ラベル部が設けられた領域以外の領域又はそれと対向する前記第1の伝票の下面側の少なくとも一方に設けられ、前記第1の伝票の上面に記録された情報を、前記第2の伝票の上面に複写させる第3の情報複写層を備えることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の複写伝票において、前記第1の情報複写層又は前記第3の情報複写層の少なくとも一方は、一方の面側に設けられ、発色剤と顕色剤とを有する第1の層と、他方の面側に設けられ、発色剤を有する第2の層とを備え、前記第1の伝票の上面に記録された情報を前記第1の伝票の下面に複写させることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3に記載の複写伝票において、前記第1の層の発色剤と前記第2の層の発色剤とは、異なる発色色素を有することを特徴とする。
【0010】
請求項5の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の複写伝票において、前記第2の伝票の下面側であって前記第2の情報複写層が設けられた領域と厚み方向において重なる領域に設けられ、前記第1の伝票の上面に記録された情報を、その下側の複写部材に複写させる第4の情報複写層を備えることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5に記載の複写伝票において、前記第2の伝票の下側に配置され、前記第1の伝票の上面に記録された情報が前記第4の情報複写層により複写される第3の伝票を備えることを特徴とする。
【0011】
請求項7の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の複写伝票において、前記第2の伝票の下側に配置された第3の伝票と、前記第2の伝票の下面側であって前記第2の情報複写層が設けられた領域と厚み方向において重なる領域又はその領域と対向する前記第3の伝票の上面側の少なくとも一方に設けられ、前記第1の伝票の上面に記録された情報を前記第3の伝票の上面に複写させる第4の情報複写層とを備えることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項5若しくは請求項6又は請求項7に記載の複写伝票において、前記第4の情報複写層は、前記第1の情報複写層により前記ラベル部の上面に複写される情報の色彩と異なる色彩で、前記第1の伝票の上面に記録された情報を、前記複写部材又は前記第3の伝票に複写させることを特徴とする。
【0012】
請求項9の発明は、請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の複写伝票において、前記第1の情報複写層及び前記第2の情報複写層は、前記第1の伝票及び前記第2の伝票の金額の記入欄の領域と厚み方向において重なる領域に設けられていることを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の複写伝票において、前記ラベル部は、基材と、前記基材の下側に設けられた粘着剤とを有し、前記第2の伝票上には、透明又は半透明のフィルム状体が設けられており、
前記ラベル部の前記粘着剤と前記第2の伝票の前記フィルム状体とは、剥離剤により剥離可能に粘着されており、前記第2の情報複写層は、前記剥離剤に混入された顕色剤と、前記粘着剤に混入された発色剤とを有することを特徴とする。請求項11の発明は、請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の複写伝票において、前記ラベル部は、基材と、前記基材の下側に設けられた粘着剤とを有し、前記第2の伝票上には、前記粘着剤を剥離可能に粘着させるとともに、印刷,印字,又は筆記適性を有する表面処理層を備えることを特徴とする。
【0013】
請求項12の発明は、請求項5〜請求項11のいずれか1項に記載の複写伝票の使用方法であって、前記第1の伝票上から情報を記録することにより、前記ラベル部上、前記第2の伝票上、及び前記複写部材上又は前記第3の伝票上に情報を複写し、その情報の複写後に、前記第2の伝票から前記ラベル部を剥離して、前記複写部材上又は前記第3の伝票上に前記ラベル部を貼付することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面等を参照して、本発明の一実施形態について説明する。図1は、本発明による複写伝票の第1の実施形態を分解して示す断面図である。図1において、複写伝票20は、記入者控え票21と、領収書22と、ラベル部24と、入金連絡票23とを有している。
記入者控え票21の下面(裏面)側には、発色剤層21aが設けられている。発色剤層21aは、図6で示した発色剤層11aと同様のものである。特に、この実施形態では、発色剤層21aは、黄色の発色色素を有するものである。
【0015】
領収書22の上面側には、自己発色層22aが設けられている。自己発色層22aは、発色剤と顕色剤との双方を有するものであり、印字圧や筆圧等が作用すると、それ自体で発色可能な層である。この実施形態での自己発色層22aは、発色剤を含有する層と顕色剤を含有する層とが積層された層である。自己発色層22aにおいては、発色剤と顕色剤との双方が、上述したマイクロカプセルに封入されている。そして、発色剤と顕色剤とは、液状体であり、軟質のワックス系材料を含むものである。特に、この実施形態での自己発色層22aの発色剤は、青色の発色色素を有するものである。
【0016】
また、領収書22上には、ラベル部24が設けられている。また、ラベル部24の上面部には、自己発色層24aが設けられている。自己発色層24aは、上述の自己発色層22aと同様のものである。ここで、ラベル部24、並びにラベル部24と厚み方向において重なる記入者控え票21、領収書22、及び入金連絡票23の領域には、金額の記入欄が設けられている。
【0017】
図2は、ラベル部24の詳細な構成を示す断面図である。図2において、ラベル部24は、基材24bと、その下側に設けられた粘着剤層24cとを有している。一方、領収書22上には、接着剤層22cを介して透明又は半透明のフィルム状体22dが設けられている。そして、ラベル部24の粘着剤層24cと領収書22のフィルム状体22dとの間には剥離層25が設けられ、両者が剥離可能に結合されている。これにより、ラベル部24は、領収書22上に剥離可能かつ剥離後の再粘着可能に粘着されている。
なお、この実施形態でのフィルム状体22dは、印字圧,筆圧をその下側に伝達可能な材質から形成されている。
【0018】
一方、図1において、領収書22の下面側には、発色剤層22bが設けられている。また、入金連絡票23の上面側には、発色剤層22bと反応して発色する顕色剤層23aが設けられている。ここで、発色剤層22bに含有された発色色素は、自己発色層22a,24aに含有された発色色素(青色)と異なるものである。
【0019】
記入者控え票21に、金額その他の情報が記録されると、その印字圧又は筆圧により、発色剤層21aの発色剤のマイクロカプセル、及び自己発色層22a,24aの発色剤及び顕色剤のマイクロカプセルが破砕される。これにより、領収書22上,ラベル部24上には、主としてそれぞれ自己発色層22a,24aの発色剤と顕色剤とが反応して発色し、青みの強い緑色(黄色と青色との混合色)で情報が複写される。
【0020】
また、記入者控え票21の裏面上には、主として発色剤層21aの発色剤と自己発色層22a,24aの顕色剤とが反応して発色し、黄色みの強い緑色で情報が複写される。これは、自己発色層22a,24aの顕色剤がワックス系材料を含む液状体であるので、反対面側に転移しやすくなっているためである。なお、記入者控え票21の裏面においては、情報は、鏡像となる。図3は、このときのラベル部24の上面に複写された情報(図中(a))と、記入者控え票21の裏面に複写された情報(図中(b))とを示す図である。
【0021】
また、ラベル部24上に印字圧又は筆圧が作用すると、その下側の領収書22の領域には、自己発色層22aにより情報が複写される。
さらに、領収書22の下側の発色剤層22bのマイクロカプセルが破砕され、顕色剤層23aと反応して発色する。これにより、入金連絡票23上には、情報が複写される。ここで、入金連絡票23上に複写された情報の色彩は、領収書22上に複写された情報の色彩と異なる。
【0022】
情報の複写後には、ラベル部24を領収書22から剥離して、入金連絡票23の所定領域に貼付する。図4は、このときの入金連絡票23を示す図である。なお、領収書22上からラベル部24を剥離した後は、ラベル部24が貼付されていた領域には、ラベル部24上に複写された情報と同一の情報が表示される。これは、自己発色層22aによりフィルム状体22dの下層にも情報が複写されているからである。
【0023】
以上により、例えば2枚目の領収書22を抜き取って情報を複写した場合には、記入者控え票21の発色剤層21aと入金連絡票23の顕色剤層23aとによって入金連絡票23上に情報が複写されることとなるので、本来の色彩とは異なる色彩で入金連絡票23上に情報が複写されることとなる。よって、複写伝票20の不正使用を一目で確認することができるとともに、領収書の偽造を牽制することができる。
【0024】
また、領収書22を抜き取って情報を複写した場合には、記入者控え票21の裏面側には情報は複写されない。従って、記入者控え票21の裏面側を見ることでも、複写伝票20の不正の有無を判別することができる。
さらに、ラベル部24は、入金連絡票23上に貼付されるので、入金連絡票23に複写された情報とラベル部24に複写された情報の書体の同一性を確認すれば、不正に複写が行われていないかを一目で判別することができる。
【0025】
図5は、本発明による複写伝票の第2の実施形態を分解して示す断面図である。第2の実施形態の複写伝票20Aは、第1の実施形態の複写伝票20と比較して、以下の点が異なる。
領収書22Aの自己発色層22aの上部には、表面処理層22eが設けられている。表面処理層22eは、例えばシリコン加工等が施されたものであり、ラベル部24の粘着剤層24bが剥離可能かつ剥離後の再粘着可能に粘着可能であるとともに、表面が印字適性、筆記適性を有するように処理されたものである。表面が印字適性や筆記適性を有するようにするためには、例えばマット処理があげられる。
このように形成すれば、第1の実施形態のように、領収書22上に接着剤層22cを介してフィルム状体22dを設け、かつラベル部24との間に剥離層25を設けるというような複雑な構成をせずに、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
【0026】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、均等の範囲内で例えば以下のような種々の変形が可能である。
(1)記入者控え票21の裏面側に設けた発色剤層21aは、必ずしも設ける必要はない。領収書22側に自己発色層22aを設ければ、記入者控え票21の裏面側に情報を複写させることは可能である。ただし、このときは、記入者控え票21の裏面側に複写される情報と、領収書22の上面側に複写される情報とは、同一の色彩になる。
【0027】
(2)領収書22の上面側の自己発色層22aは、略全面に形成しても良いが、例えばラベル部24の下側領域(金額記入欄の領域)にのみグラビア印刷等によってパターン状に形成しても良い。このときは、領収書22上のラベル部24以外の領域とそれと対向する記入者控え票21の裏面側には、通常の発色剤と顕色剤とからなる情報複写層を設ければ良い。このようにすれば、さらに不正行為が困難となる。
(3)また、ラベル部24の下側の領収書22上には、自己発色層22aによる複写ではなく、通常の発色剤と顕色剤とからなる情報複写層を設けることもできる。例えば、領収書22上には顕色剤を設け、その上部の接着剤層22cに発色剤を含有させれば良い。
(4)さらに、フィルム状体22d上に情報が複写されるようにすることもできる。例えば、ラベル部24の粘着剤層24cには発色剤を含有させ、剥離層25には顕色剤を含有させれば良い。
【0028】
(5)領収書22の下面側には発色剤層22bを形成せずに、入金連絡票23の上面側に発色剤と顕色剤とを有する自己発色層を設けても、同様の効果が得られる。
(6)実施形態での自己発色層22a,24aは、発色剤を含有する層と顕色剤を含有する層とが積層された層を示したが、これに限らず、発色剤と顕色剤とを混合した1層型のものでも良い。
【0029】
【発明の効果】
請求項1,2の発明によれば、第1の伝票に情報が記録されると、ラベル部及び第2の伝票に情報が複写されるので、ラベル部を第2の伝票から剥離して他の伝票に貼付し、その伝票のラベル部に複写された情報を見ることで、第2の伝票に複写された情報を確認することができる。
請求項3の発明によれば、第2の伝票に情報が複写されるときに第1の伝票の裏面側に情報が複写されるようにしたので、第1の伝票の裏面を見ることにより複写伝票の不正使用の有無を一目で判別することができる。また、第2の伝票の偽造を牽制することができる。
請求項4の発明によれば、第2の伝票の上面側と第1の伝票の裏面側とに異なる色彩で情報が複写されるので、第2の伝票の偽造をより効果的に牽制することができる。
【0030】
請求項5〜請求項7の発明によれば、第2の伝票に複写された情報を、さらにその下側の複写部材,第3の伝票に複写させることができる。
請求項8の発明によれば、第2の伝票に複写される情報の色彩と異なる色彩でその下側の複写部材,第3の伝票に情報が複写されるので、第2の伝票を抜き取ってその下側の複写部材,第3の伝票に情報を複写することができなくなり、第2の伝票の偽造をより効果的に牽制することができる。
請求項9の発明によれば、一部の伝票が領収書等である場合の偽造を牽制することができる。
請求項10の発明によれば、粘着剤と剥離剤とに、それぞれ発色剤と顕色剤とを混入することで、第2の情報複写層を形成したので、ラベル部及び第2の伝票と第2の情報複写層を兼ねることができる。
請求項11の発明によれば、簡易な構成で、第2の伝票上にラベル部を剥離可能に粘着させておくことができる。
【0031】
請求項12の発明によれば、複写後に複写部材又は第3の伝票上にラベル部を貼付するようにしたので、ラベル部に複写された情報と複写部材又は第3の伝票に複写された情報との同一性を目視で確認することにより、複写伝票の不正使用を判別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による複写伝票の第1の実施形態を分解して示す断面図である。
【図2】ラベル部24の詳細な構成を示す断面図である。
【図3】ラベル部24の上面に複写された情報と、記入者控え票21の裏面に複写された情報とを示す図である。
【図4】情報が複写された入金連絡票23を示す図である。
【図5】本発明による複写伝票の第2の実施形態を分解して示す断面図である。
【図6】従来の複写伝票の一例を分解して示す断面図である。
【符号の説明】
20 複写伝票
21 記入者控え票
21a 発色剤層
22 領収書
22a 自己発色層
22b 発色剤層
22c 接着剤層
22d フィルム状体
23 入金連絡票
23a 顕色剤層
24 ラベル部
24a 自己発色層
24b 基材
24c 粘着剤層
25 剥離層

Claims (12)

  1. 第1の伝票とその下側に重ねられた第2の伝票とを有し、前記第1の伝票に記録された情報が選択的に前記第2の伝票に複写される複写伝票において、
    前記第2の伝票上に剥離可能に設けられ、剥離後の再粘着可能なラベル部と、前記第1の伝票の下面側であって前記ラベル部と対向する領域又は前記ラベル部の上面側の少なくとも一方に設けられ、前記第1の伝票の上面に記録された情報を、前記ラベル部の上面に複写させる第1の情報複写層と、
    前記ラベル部の下面側又はその領域と対向する前記第2の伝票の上面側の少なくとも一方に設けられ、前記第1の伝票の上面に記録された情報を前記第2の伝票の上面に複写させる第2の情報複写層と
    を備えることを特徴とする複写伝票。
  2. 請求項1に記載の複写伝票において、
    前記第2の伝票の上面側であって前記ラベル部が設けられた領域以外の領域又はそれと対向する前記第1の伝票の下面側の少なくとも一方に設けられ、前記第1の伝票の上面に記録された情報を、前記第2の伝票の上面に複写させる第3の情報複写層を備える
    ことを特徴とする複写伝票。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の複写伝票において、
    前記第1の情報複写層又は前記第3の情報複写層の少なくとも一方は、
    一方の面側に設けられ、発色剤と顕色剤とを有する第1の層と、
    他方の面側に設けられ、発色剤を有する第2の層とを備え、
    前記第1の伝票の上面に記録された情報を前記第1の伝票の下面に複写させる
    ことを特徴とする複写伝票。
  4. 請求項3に記載の複写伝票において、
    前記第1の層の発色剤と前記第2の層の発色剤とは、異なる発色色素を有する
    ことを特徴とする複写伝票。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の複写伝票において、
    前記第2の伝票の下面側であって前記第2の情報複写層が設けられた領域と厚み方向において重なる領域に設けられ、前記第1の伝票の上面に記録された情報を、その下側の複写部材に複写させる第4の情報複写層を備える
    ことを特徴とする複写伝票。
  6. 請求項5に記載の複写伝票において、
    前記第2の伝票の下側に配置され、前記第1の伝票の上面に記録された情報が前記第4の情報複写層により複写される第3の伝票を備える
    ことを特徴とする複写伝票。
  7. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の複写伝票において、
    前記第2の伝票の下側に配置された第3の伝票と、
    前記第2の伝票の下面側であって前記第2の情報複写層が設けられた領域と厚み方向において重なる領域又はその領域と対向する前記第3の伝票の上面側の少なくとも一方に設けられ、前記第1の伝票の上面に記録された情報を前記第3の伝票の上面に複写させる第4の情報複写層と
    を備えることを特徴とする複写伝票。
  8. 請求項5若しくは請求項6又は請求項7に記載の複写伝票において、
    前記第4の情報複写層は、前記第1の情報複写層により前記ラベル部の上面に複写される情報の色彩と異なる色彩で、前記第1の伝票の上面に記録された情報を、前記複写部材又は前記第3の伝票に複写させる
    ことを特徴とする複写伝票。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の複写伝票において、
    前記第1の情報複写層及び前記第2の情報複写層は、前記第1の伝票及び前記第2の伝票の金額の記入欄の領域と厚み方向において重なる領域に設けられている
    ことを特徴とする複写伝票。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の複写伝票において、
    前記ラベル部は、基材と、前記基材の下側に設けられた粘着剤とを有し、
    前記第2の伝票上には、透明又は半透明のフィルム状体が設けられており、
    前記ラベル部の前記粘着剤と前記第2の伝票の前記フィルム状体とは、剥離剤により剥離可能に粘着されており、
    前記第2の情報複写層は、前記剥離剤に混入された顕色剤と、前記粘着剤に混入された発色剤とを有する
    ことを特徴とする複写伝票。
  11. 請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の複写伝票において、
    前記ラベル部は、基材と、前記基材の下側に設けられた粘着剤とを有し、
    前記第2の伝票上には、前記粘着剤を剥離可能に粘着させるとともに、印刷,印字,又は筆記適性を有する表面処理層を備える
    ことを特徴とする複写伝票。
  12. 請求項5〜請求項11のいずれか1項に記載の複写伝票の使用方法であって、
    前記第1の伝票上から情報を記録することにより、前記ラベル部上、前記第2の伝票上、及び前記複写部材上又は前記第3の伝票上に情報を複写し、その情報の複写後に、前記第2の伝票から前記ラベル部を剥離して、前記複写部材上又は前記第3の伝票上に前記ラベル部を貼付する
    ことを特徴とする複写伝票の使用方法。
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