JPH10261062A - シート状媒体 - Google Patents
シート状媒体Info
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- JPH10261062A JPH10261062A JP9064284A JP6428497A JPH10261062A JP H10261062 A JPH10261062 A JP H10261062A JP 9064284 A JP9064284 A JP 9064284A JP 6428497 A JP6428497 A JP 6428497A JP H10261062 A JPH10261062 A JP H10261062A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- core sheet
- core
- card
- peeled
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、情報が印刷された表面シートを剥が
すと、偽造ができないようにしたシート状媒体を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】本発明はコアシート１と、このコアシート
１に層状に貼り付けられ情報が記録された表面シート２
と、前記コアシート１および表面シート２の少なくとも
一方に形成され、前記表面シート２の剥がし時に破断さ
れる傷６…とを具備する。
すと、偽造ができないようにしたシート状媒体を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】本発明はコアシート１と、このコアシート
１に層状に貼り付けられ情報が記録された表面シート２
と、前記コアシート１および表面シート２の少なくとも
一方に形成され、前記表面シート２の剥がし時に破断さ
れる傷６…とを具備する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、身分証
明用のカードあるいは預金通帳等の冊子の表紙部として
適用されるシート状媒体に関する。
明用のカードあるいは預金通帳等の冊子の表紙部として
適用されるシート状媒体に関する。
【０００２】
【従来の技術】身分証明用のカードなどは、たとえば、
塩化ビニルやポリエチレンテレフタレートなどの樹脂シ
ートを積層し、この樹脂シートを熱プレスやラミネート
などにより接着または溶着して一体化させたのち、カー
ド状に打ち抜いてコアシートを作成し、このコアシート
の表面に顔写真や個人データ等が印刷された表面シート
を貼り付けて構成されている。
塩化ビニルやポリエチレンテレフタレートなどの樹脂シ
ートを積層し、この樹脂シートを熱プレスやラミネート
などにより接着または溶着して一体化させたのち、カー
ド状に打ち抜いてコアシートを作成し、このコアシート
の表面に顔写真や個人データ等が印刷された表面シート
を貼り付けて構成されている。
【０００３】一方、預金通帳等の冊子の表紙部は上記し
たカードと同様にコアシートと、顔写真や個人データ等
が印刷される表面シートとにより構成され、身分証とし
ても機能するようになっている。
たカードと同様にコアシートと、顔写真や個人データ等
が印刷される表面シートとにより構成され、身分証とし
ても機能するようになっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カード
の情報あるいは通帳の表紙の情報（顔写真・氏名・住所
等）は表面のシートに印刷されているため、その表面シ
ートを剥がし、代わりに偽造データを印刷したシートを
貼り替えることで、容易に偽造身分証が作られてしまう
という危険があった。
の情報あるいは通帳の表紙の情報（顔写真・氏名・住所
等）は表面のシートに印刷されているため、その表面シ
ートを剥がし、代わりに偽造データを印刷したシートを
貼り替えることで、容易に偽造身分証が作られてしまう
という危険があった。
【０００５】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
情報が記録された表面シートが剥がされたときは、偽造
ができなくなるようにしたシート状媒体を提供すること
を目的とする。
情報が記録された表面シートが剥がされたときは、偽造
ができなくなるようにしたシート状媒体を提供すること
を目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、請求項１記載のものは、コアシートと、この
コアシートに層状に貼り付けられ情報が記録された表面
シートと、前記コアシートおよび表面シートの少なくと
も一方に形成され、前記表面シートの剥がし時に破断さ
れる被破断部とを具備する。
するため、請求項１記載のものは、コアシートと、この
コアシートに層状に貼り付けられ情報が記録された表面
シートと、前記コアシートおよび表面シートの少なくと
も一方に形成され、前記表面シートの剥がし時に破断さ
れる被破断部とを具備する。
【０００７】請求項３記載のものは、貫通孔を有するコ
アシートと、このコアシートの表面側に層状に貼り付け
られ情報が記録された表面シートと、前記コアシートの
裏面側に層状に貼り付けられた裏面シートと、前記コア
シートの貫通孔に収容され、前記表裏のシートを接着さ
せる接着剤とを具備する。
アシートと、このコアシートの表面側に層状に貼り付け
られ情報が記録された表面シートと、前記コアシートの
裏面側に層状に貼り付けられた裏面シートと、前記コア
シートの貫通孔に収容され、前記表裏のシートを接着さ
せる接着剤とを具備する。
【０００８】請求項４記載のものは、コアシートと、こ
のコアシートに層状に貼り付けられ情報が記録された表
面シートと、前記コアシートに設けられ、前記表面シー
トが剥がされると発色する発色剤とを具備する。
のコアシートに層状に貼り付けられ情報が記録された表
面シートと、前記コアシートに設けられ、前記表面シー
トが剥がされると発色する発色剤とを具備する。
【０００９】請求項５記載にものは、コアシートと、こ
のコアシートに層状に貼り付けられ情報が記録された表
面シートと、前記コアシートに設けられ、加圧あるいは
加熱されることにより発色する発色剤と具備する。
のコアシートに層状に貼り付けられ情報が記録された表
面シートと、前記コアシートに設けられ、加圧あるいは
加熱されることにより発色する発色剤と具備する。
【００１０】請求項６記載のものは、コアシートと、こ
のコアシートに層状に貼り付けられ情報が記録された表
面シートと、前記コアシートに設けられ、前記表面シー
トが剥がされると発熱する発熱剤とを具備する。
のコアシートに層状に貼り付けられ情報が記録された表
面シートと、前記コアシートに設けられ、前記表面シー
トが剥がされると発熱する発熱剤とを具備する。
【００１１】請求項７記載のコアシートと、このコアシ
ートに層状に貼り付けられ情報が記録された表面シート
と、前記コアシートに設けられ、加圧あるいは加熱され
ることにより発熱する発熱剤とを具備する。
ートに層状に貼り付けられ情報が記録された表面シート
と、前記コアシートに設けられ、加圧あるいは加熱され
ることにより発熱する発熱剤とを具備する。
【００１２】本発明は前記コアシートおよび表面シート
の少なくとも一方に前記表面シートの剥がし時に破断さ
れる被破断部を形成することにより、偽造しようとして
表面シートを剥がすと、表面シートあるいはコアシート
がその被破断部に沿って破断するようにする。
の少なくとも一方に前記表面シートの剥がし時に破断さ
れる被破断部を形成することにより、偽造しようとして
表面シートを剥がすと、表面シートあるいはコアシート
がその被破断部に沿って破断するようにする。
【００１３】また、前記コアシートに貫通孔を穿設し、
この貫通孔に表裏のシートを接着させる接着剤を収容す
ることにとより、偽造しようとして表面シートを剥がす
と、表面シートが接着剤を介して裏面シートに引き付け
られて破断するようにする。
この貫通孔に表裏のシートを接着させる接着剤を収容す
ることにとより、偽造しようとして表面シートを剥がす
と、表面シートが接着剤を介して裏面シートに引き付け
られて破断するようにする。
【００１４】また、前記表面シートが剥がされると、ま
たは、加圧、加熱されると、発色する発色剤を前記コア
シートに設けることにより、偽造しようとして表面シー
トを剥がすと、または、加圧、加熱すると、発色剤が発
色するようにする。
たは、加圧、加熱されると、発色する発色剤を前記コア
シートに設けることにより、偽造しようとして表面シー
トを剥がすと、または、加圧、加熱すると、発色剤が発
色するようにする。
【００１５】さらに、前記表面シートが剥がされると、
または、加圧、加熱されると、発熱する発熱剤を前記コ
アシートに設けることにより、偽造しようとして表面シ
ートを剥がすと、または、加圧、加熱すると、発熱剤が
発熱しコアシートを変形するようにする。
または、加圧、加熱されると、発熱する発熱剤を前記コ
アシートに設けることにより、偽造しようとして表面シ
ートを剥がすと、または、加圧、加熱すると、発熱剤が
発熱しコアシートを変形するようにする。
【００１６】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図１〜図２に示す
第１の実施の形態を参照して説明する。図１はシート状
媒体としてのカードＫ１を示すものである。このカード
Ｋ１は厚さ０．７６ｍｍのＩＳＯに準拠したカードであ
る。
第１の実施の形態を参照して説明する。図１はシート状
媒体としてのカードＫ１を示すものである。このカード
Ｋ１は厚さ０．７６ｍｍのＩＳＯに準拠したカードであ
る。
【００１７】カードＫ１は厚さ０．５５mmのコアシート
１を有し、このコアシート１は塩化ビニールシートを１
枚または複数枚重ね合わせて構成されている。このコア
シート１の表面には絵柄や共通項目がプレ印刷されてい
る。
１を有し、このコアシート１は塩化ビニールシートを１
枚または複数枚重ね合わせて構成されている。このコア
シート１の表面には絵柄や共通項目がプレ印刷されてい
る。
【００１８】また、コアカード１の表面には厚さ０．０
８mmの透明な塩化ビニール製で、顔写真や個人データが
印刷された表面シート２が熱可塑系の接着剤４により層
状に一体化されている。
８mmの透明な塩化ビニール製で、顔写真や個人データが
印刷された表面シート２が熱可塑系の接着剤４により層
状に一体化されている。
【００１９】さらに、コアカード１の裏面には厚さ０．
０８mmの透明な塩化ビニール製の裏面シート３が熱可塑
系の接着剤４により層状に一体化されている。なお、絵
柄や共通項目を表面シート２に直接プレ印刷する場合に
は、表面シート２は透明でなく白色のものでもよい。
０８mmの透明な塩化ビニール製の裏面シート３が熱可塑
系の接着剤４により層状に一体化されている。なお、絵
柄や共通項目を表面シート２に直接プレ印刷する場合に
は、表面シート２は透明でなく白色のものでもよい。
【００２０】ところで、表面シート２の外周部には、予
め、肉眼では見えない目立たない被破断部としての傷６
…が多数形成されている。傷６…としては、たとえば、
カッター等を用いての切り傷、あるいは、ヤスリ等を用
いての擦り傷である。
め、肉眼では見えない目立たない被破断部としての傷６
…が多数形成されている。傷６…としては、たとえば、
カッター等を用いての切り傷、あるいは、ヤスリ等を用
いての擦り傷である。
【００２１】しかして、上記したように構成されたカー
ドＫ１を偽造する場合には、顔写真５や個人データが印
刷された表面シート２を剥がす必要がある。しかし、表
面シート２を剥がそうとすると、表面シート２はその傷
６…に沿って破断してしまい、再生できず、偽造ができ
なくなる。
ドＫ１を偽造する場合には、顔写真５や個人データが印
刷された表面シート２を剥がす必要がある。しかし、表
面シート２を剥がそうとすると、表面シート２はその傷
６…に沿って破断してしまい、再生できず、偽造ができ
なくなる。
【００２２】なお、通常、カードＫ１の表面シート２は
そのコーナー部や外周部から剥がされるため、傷６…は
カード外周部に沿って形成したが、これに限られること
なく、表面シート２に対し全面的に傷６…を形成しても
よい。
そのコーナー部や外周部から剥がされるため、傷６…は
カード外周部に沿って形成したが、これに限られること
なく、表面シート２に対し全面的に傷６…を形成しても
よい。
【００２３】図３は第２の実施の形態であるカードＫ２
を示すものである。なお、第１の実施の形態と同一部分
については、同一番号を付してその説明を省略する。
を示すものである。なお、第１の実施の形態と同一部分
については、同一番号を付してその説明を省略する。
【００２４】この実施の形態では、表面シート２だけで
なく、コアシート１にも傷７…を形成している。この実
施の形態によれば、表面シート２を剥がそうとすると、
コアシート１もその傷７…に沿って破断してしまい、偽
造防止効果をより一層向上できる。
なく、コアシート１にも傷７…を形成している。この実
施の形態によれば、表面シート２を剥がそうとすると、
コアシート１もその傷７…に沿って破断してしまい、偽
造防止効果をより一層向上できる。
【００２５】図４および図５は本発明の第３の実施の形
態である冊子としての預金通帳Ｔを示すものである。こ
の預金通帳Ｔは、その表紙部９に、顔写真５や住所等が
印刷され、身分証として利用できるようになっている。
態である冊子としての預金通帳Ｔを示すものである。こ
の預金通帳Ｔは、その表紙部９に、顔写真５や住所等が
印刷され、身分証として利用できるようになっている。
【００２６】この預金通帳Ｔの中頁は紙８…によって構
成され、表紙部９の層構成は図５に示すように、上記第
１の実施の形態のカードＫ１と同様に構成されている。
第１の実施の形態のカードＫ１と同一部分については同
一番号を付してその説明を省略する。
成され、表紙部９の層構成は図５に示すように、上記第
１の実施の形態のカードＫ１と同様に構成されている。
第１の実施の形態のカードＫ１と同一部分については同
一番号を付してその説明を省略する。
【００２７】この実施の形態によれば、偽造しようとし
て表紙部９を構成する表面シート２を剥がそうとする
と、表面シート２はその傷６…に沿って破断してしま
い、再生できず、偽造ができなくなる。
て表紙部９を構成する表面シート２を剥がそうとする
と、表面シート２はその傷６…に沿って破断してしま
い、再生できず、偽造ができなくなる。
【００２８】図６、図７は本発明の第４の実施の形態で
あるカードＫ３を示すものである。この実施の形態のカ
ードＫ３の層構造は、上記した第１の実施の形態のカー
ドＫ１と同様に構成され、同一部分については同一番号
を付してその説明を省略する。
あるカードＫ３を示すものである。この実施の形態のカ
ードＫ３の層構造は、上記した第１の実施の形態のカー
ドＫ１と同様に構成され、同一部分については同一番号
を付してその説明を省略する。
【００２９】この実施の形態では、コアシート１にはそ
の角部に横断面三角形状の複数の貫通穴３１が穿設さ
れ、これら貫通穴３１内には表面シート２と裏面シート
３とを直接、接着する接着剤３２が収容されている。
の角部に横断面三角形状の複数の貫通穴３１が穿設さ
れ、これら貫通穴３１内には表面シート２と裏面シート
３とを直接、接着する接着剤３２が収容されている。
【００３０】しかして、偽造時に、表面シート２を剥が
そうとすると、表面シート２は接着剤３２を介して裏面
シート３に引き付けられ、貫通穴３１の鋭角状の角部か
ら破断され、再生が不能となり、偽造ができなくなる。
そうとすると、表面シート２は接着剤３２を介して裏面
シート３に引き付けられ、貫通穴３１の鋭角状の角部か
ら破断され、再生が不能となり、偽造ができなくなる。
【００３１】図８は本発明の第５の実施の形態であるカ
ードＫ４を示すものである。このカードＫ４の層構成は
上記第１の実施の形態のカードＫ１と同様に構成され、
同一部分については同一番号を付してその説明を省略す
る。
ードＫ４を示すものである。このカードＫ４の層構成は
上記第１の実施の形態のカードＫ１と同様に構成され、
同一部分については同一番号を付してその説明を省略す
る。
【００３２】このカードＫ４はコアシート１の一部に第
１および第２の貫通孔１１，１２，１２を有している。
第１の貫通孔１１には薬品としてロイコ色素溶液１４が
収容され、第２の貫通孔１２，１２には、発色剤として
の酸化物１５が収容されている。ロイコ色素溶液１４と
酸化物１５は互いに混ざると発色する特徴がある。
１および第２の貫通孔１１，１２，１２を有している。
第１の貫通孔１１には薬品としてロイコ色素溶液１４が
収容され、第２の貫通孔１２，１２には、発色剤として
の酸化物１５が収容されている。ロイコ色素溶液１４と
酸化物１５は互いに混ざると発色する特徴がある。
【００３３】しかして、偽造時に、カードＫ４の表面シ
ート２を剥がそうとすると、貫通孔１２，１２からロイ
コ色素溶液１４が流出して酸化物１５に付着し発色させ
る。この発色により、偽造が不可能となる。
ート２を剥がそうとすると、貫通孔１２，１２からロイ
コ色素溶液１４が流出して酸化物１５に付着し発色させ
る。この発色により、偽造が不可能となる。
【００３４】なお、２種類の薬品はロイコ色素溶液１４
と酸化物１５に限ったものものではなく、互いに混ざり
合うことで発色する薬品・物質であればよい。また、２
種類の薬品は混ざり合った瞬間から発色するのではな
く、再カード化のときの熱や、加圧を受けることにより
発色が始まるようにしても良い。
と酸化物１５に限ったものものではなく、互いに混ざり
合うことで発色する薬品・物質であればよい。また、２
種類の薬品は混ざり合った瞬間から発色するのではな
く、再カード化のときの熱や、加圧を受けることにより
発色が始まるようにしても良い。
【００３５】さらに、複数の薬品としては、表面シート
２を剥がすときに、混ざり合うことで、あるいは、再カ
ード化のときの熱や、加圧を受けることによりコアシー
ト１を変形させる熱を発生させるものであってもよい。
２を剥がすときに、混ざり合うことで、あるいは、再カ
ード化のときの熱や、加圧を受けることによりコアシー
ト１を変形させる熱を発生させるものであってもよい。
【００３６】これにより、偽造時には、カードが変形
し、上記実施の形態と同様に偽造防止の役割を果たす。
図９および図１０は本発明の第６の実施の形態であるカ
ードＫ５を示すものである。
し、上記実施の形態と同様に偽造防止の役割を果たす。
図９および図１０は本発明の第６の実施の形態であるカ
ードＫ５を示すものである。
【００３７】この実施の形態のカードＫ５の層構造は上
記した第１の実施の形態のカードＫ１と同様に構成さ
れ、同一部分については同一番号を付してその説明を省
略する。
記した第１の実施の形態のカードＫ１と同様に構成さ
れ、同一部分については同一番号を付してその説明を省
略する。
【００３８】コアシート１には複数の凹部２０…が形成
され、これら凹部２０…には、酸化等により変色する特
殊インク２１が収容されるとともに、特殊インク２１の
上部側には高揮発性の溶剤２２が収容されている。
され、これら凹部２０…には、酸化等により変色する特
殊インク２１が収容されるとともに、特殊インク２１の
上部側には高揮発性の溶剤２２が収容されている。
【００３９】しかして、偽造しようとして表面シート２
を剥がすと、コアシート１の凹部２０…内の溶剤２１が
揮発してなくなる。これにより、凹部２０内底部の特殊
インク２２が変色し、偽造を不可能とする。
を剥がすと、コアシート１の凹部２０…内の溶剤２１が
揮発してなくなる。これにより、凹部２０内底部の特殊
インク２２が変色し、偽造を不可能とする。
【００４０】なお、前記第５、第６の実施の形態では、
凹部２０や貫通穴１２を設けてそこに薬品・物質を配置
したが、コアシート１表面または表面シート２のカード
内側面に薬品・物質を印刷してもよい。また、前記第
５、第６の実施の形態はカードについてであるが、冊子
に適応しても同様に偽造防止の役割を果たした。
凹部２０や貫通穴１２を設けてそこに薬品・物質を配置
したが、コアシート１表面または表面シート２のカード
内側面に薬品・物質を印刷してもよい。また、前記第
５、第６の実施の形態はカードについてであるが、冊子
に適応しても同様に偽造防止の役割を果たした。
【００４１】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、コアシー
トおよび表面シートの少なくとも一方に前記表面シート
の剥がし時に破断される被破断部を形成するため、偽造
しようとして表面シートを剥がすと、表面シートあるい
はコアシートがその被破断部に沿って破断し、偽造を防
止できる。
トおよび表面シートの少なくとも一方に前記表面シート
の剥がし時に破断される被破断部を形成するため、偽造
しようとして表面シートを剥がすと、表面シートあるい
はコアシートがその被破断部に沿って破断し、偽造を防
止できる。
【００４２】また、コアシートに貫通孔を穿設し、この
貫通孔に表裏のシートを接着させる接着剤を収容するた
め、偽造しようとして表面シートを剥がそうとすると、
表面シートが接着剤を介して裏面シートに引き付けられ
て破断し、偽造を防止できる。
貫通孔に表裏のシートを接着させる接着剤を収容するた
め、偽造しようとして表面シートを剥がそうとすると、
表面シートが接着剤を介して裏面シートに引き付けられ
て破断し、偽造を防止できる。
【００４３】また、前記表面シートが剥がされることに
より、または、加圧、加熱されることにより、発色する
発色剤を前記コアシートに設けるため、偽造しようとし
て表面シートを剥がしたり、あるいは、加圧、加熱する
と、発色剤が発色し、偽造を防止できる。
より、または、加圧、加熱されることにより、発色する
発色剤を前記コアシートに設けるため、偽造しようとし
て表面シートを剥がしたり、あるいは、加圧、加熱する
と、発色剤が発色し、偽造を防止できる。
【００４４】さらに、前記表面シートが剥がされること
により、または、加圧、加熱されることにより、発熱す
る発熱剤を前記コアシートに設けるため、偽造しようと
して表面シートを剥がすと、または、加圧、加熱する
と、発熱剤が発熱し、偽造を防止できる。
により、または、加圧、加熱されることにより、発熱す
る発熱剤を前記コアシートに設けるため、偽造しようと
して表面シートを剥がすと、または、加圧、加熱する
と、発熱剤が発熱し、偽造を防止できる。
【図１】本発明の第１の実施の形態である身分証明用の
カードを示す平面図。
カードを示す平面図。
【図２】カードの表面シートを剥がした状態を示す側面
図。
図。
【図３】本発明の第２の実施の形態であるカードを示す
側面図。
側面図。
【図４】本発明の第３の実施の形態である預金通帳を示
す斜視図。
す斜視図。
【図５】図４中Ａ−Ａ線に沿って示す断面図。
【図６】本発明の第４の実施の形態であるカードを示す
平面図。
平面図。
【図７】図６中Ｂ−Ｂ線に沿って示す側断面図。
【図８】本発明の第５の実施の形態であるカードを示す
側断面図。
側断面図。
【図９】本発明の第６の実施の形態であるカードを示す
平面図。
平面図。
【図１０】図９中Ｃ−Ｃ線に沿って示す側断面図。
Ｋ１〜Ｋ５…カード Ｔ…預金通帳 １…コアシート ２…表面シート ３…裏面シート ４…接着剤 ５…顔写真（情報） ６，７…傷（被破断部） ９…表紙部 １４…ロイコ色素溶液 １５…酸化物（発色剤） ２１…特殊インク（発色剤） ２２…溶剤（高揮発性） ３１…貫通穴。
Claims (7)
- 【請求項１】コアシートと、 このコアシートに層状に貼り付けられ情報が記録された
表面シートと、 前記コアシートおよび表面シートの少なくとも一方に形
成され、前記表面シートの剥がし時に破断される被破断
部と、を具備したことを特徴とするシート状媒体。 - 【請求項２】前記被破断部は前記コアシートおよび表面
シートの少なくとも一方の外周部、または全面部に形成
されたことを特徴とする請求項１記載のシート状媒体。 - 【請求項３】貫通孔を有するコアシートと、 このコアシートの表面側に層状に貼り付けられ情報が記
録された表面シートと、 前記コアシートの裏面側に層状に貼り付けられた裏面シ
ートと、 前記コアシートの貫通孔に収容され、前記表裏のシート
を接着させる接着剤と、を具備したことを特徴とするシ
ート状媒体。 - 【請求項４】コアシートと、 このコアシートに層状に貼り付けられ情報が記録された
表面シートと、 前記コアシートに設けられ、前記表面シートが剥がされ
ると発色する発色剤と、を具備したことを特徴とするシ
ート状媒体。 - 【請求項５】コアシートと、 このコアシートに層状に貼り付けられ情報が記録された
表面シートと、 前記コアシートに設けられ、加圧あるいは加熱されるこ
とにより発色する発色剤と、を具備したことを特徴とす
るシート状媒体。 - 【請求項６】コアシートと、 このコアシートに層状に貼り付けられ情報が記録された
表面シートと、 前記コアシートに設けられ、前記表面シートが剥がされ
ると発熱する発熱剤と、を具備したことを特徴とするシ
ート状媒体。 - 【請求項７】コアシートと、 このコアシートに層状に貼り付けられ情報が記録された
表面シートと、 前記コアシートに設けられ、加圧あるいは加熱されるこ
とにより発熱する発熱剤と、を具備したことを特徴とす
るシート状媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9064284A JPH10261062A (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | シート状媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9064284A JPH10261062A (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | シート状媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10261062A true JPH10261062A (ja) | 1998-09-29 |
Family
ID=13253790
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9064284A Pending JPH10261062A (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | シート状媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10261062A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000046746A1 (de) * | 1999-02-03 | 2000-08-10 | Xetos Ag | Informationsträger |
| KR100473228B1 (ko) * | 2000-01-17 | 2005-03-08 | 소니 케미카루 가부시키가이샤 | 정보기록태그 |
| JP2012103895A (ja) * | 2010-11-10 | 2012-05-31 | Toppan Printing Co Ltd | Ｒｆｉｄラベル |
-
1997
- 1997-03-18 JP JP9064284A patent/JPH10261062A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000046746A1 (de) * | 1999-02-03 | 2000-08-10 | Xetos Ag | Informationsträger |
| KR100473228B1 (ko) * | 2000-01-17 | 2005-03-08 | 소니 케미카루 가부시키가이샤 | 정보기록태그 |
| JP2012103895A (ja) * | 2010-11-10 | 2012-05-31 | Toppan Printing Co Ltd | Ｒｆｉｄラベル |
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