JP2010284798A - 情報記載シート - Google Patents

情報記載シート Download PDF

Info

Publication number
JP2010284798A
JP2010284798A JP2009137941A JP2009137941A JP2010284798A JP 2010284798 A JP2010284798 A JP 2010284798A JP 2009137941 A JP2009137941 A JP 2009137941A JP 2009137941 A JP2009137941 A JP 2009137941A JP 2010284798 A JP2010284798 A JP 2010284798A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
postcard
information
piece
information description
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2009137941A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Sugiura
一広 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobayashi Create Co Ltd
Original Assignee
Kobayashi Create Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobayashi Create Co Ltd filed Critical Kobayashi Create Co Ltd
Priority to JP2009137941A priority Critical patent/JP2010284798A/ja
Publication of JP2010284798A publication Critical patent/JP2010284798A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Credit Cards Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】シートに記載された情報を簡単な構成でかつ確実に保護する。
【解決手段】隠蔽葉書シート1として、葉書用紙2の添付片20に契約者情報記載欄21と指定口座情報記載欄22を設け、これらの情報記載欄を分断した時に個人情報が特定されないように契約者情報記載欄21と指定口座情報記載欄22の中央部を縦断する位置にミシン目からなる境界部(切り取り線)4を設けて添付片20を2つの分割片5,6に区分し、分割片5と分割片6の各々に共通の識別コード7として管理番号を印字することにより、情報記載欄に情報を記載した後は、切り取り線4を切断して分割片5と分割片6を別々に保管するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、シートに記載された情報の秘密を保持するための情報記載シートに関する。
従来、上記のような情報記載シートの一例として、いわゆる個人情報保護葉書が知られている(例えば下記の特許文献1を参照)。特許文献1には隠蔽葉書に関する発明が記載されており、この隠蔽葉書は、葉書紙片と隠蔽紙片が折目線を介して連接されており、葉書紙片の紙面に記入欄が設けられ、隠蔽紙片の紙面に塗布された弱粘着剤層の上に離型紙が貼着されている。そして利用者は、葉書紙片の記入欄に所定事項を記入した後、離型紙を剥がして折目線で折り畳み、葉書紙片に隠蔽紙片を貼り合わせることによって記入欄に記入された個人情報を隠蔽して郵送するようになっている。
このような隠蔽葉書を利用することにより、利用者側からすれば、記入欄を隠蔽して個人情報が保護された状態で葉書を返送することができる。しかしながら、返送後に個人情報が記載されている葉書を受取人側の過失により紛失してしまった場合には、その個人情報が即座に流出してしまうという危険性がある。実際、郵送の途中で葉書が無くなる場合よりも受け取り後にまとめて紛失した場合の漏洩事件の方が、リスクが高くその被害件数も多い。
その一方において、個人情報などの秘密を保持するための書類として、例えば特許文献2の機密保持書類に関する考案が提案されている。この機密保持書類は、機密事項記載欄を有する機密書類の上に、機密事項記載欄に相当する領域に墨インキによる可視光線隠蔽層を有する隠蔽シートが設けられたものである。そして、機密事項記載欄に情報を記載した後隠蔽シートを貼り合わせると、目視では情報を読み取ることができなくなり、隠蔽シートの上から赤外線スコープで透視して情報を読み取るようになっている。ところが、この書類によると、情報を確認する際に赤外線スコープ等の特殊な機器を使用しなければならず面倒であり、しかも書類自体を紛失してしまった場合には隠蔽シートを剥がせば情報を読み取ることができるので、個人情報の漏洩を防ぐことはできない。
特開2005−262444号公報
実開平7−15362号公報
本発明は上記のような問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、シートに記載された情報を簡単な構成でかつ確実に保護することができる情報記載シートを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の情報記載シートは、シートに情報記載欄が設けられ、情報記載欄を分断する位置に境界部が設定されており、境界部を介してシートが複数の分割片に区分され、分割片の各々に共通の識別コードが印刷されていることを特徴とするものである。
ここで、シートの素材は印刷可能なものであれば特に限定されず、例えば上質紙、アート紙、コート紙等の各種紙類や、ポリエステルフィルム、ポリプロピレンフィルム等の各種樹脂フィルムを使用することができる。
また、境界部は、情報記載欄を分断した時に、情報記載欄に記載された情報の特定が不可能になる位置に設定されるのが好ましい。例えばシートに記載される情報が個人情報の場合には、氏名における苗字と名前との境界部や、氏名と住所もしくは連絡先との境界部、又は金融機関名と口座番号との境界部や、クレジットカード番号と暗証番号との境界部などが考えられる。なお、境界部の形態としては、切り取り位置にカット加工やプレス加工を施したミシン目からなる切り取り線や、切り取り位置に目安となる印(必ずしも線に限らない)を例えば印刷により表示したものなどが含まれる。
更に、識別コードとは、一の情報記載シートと他の情報記載シートを識別するためのコードをいい、例えば文字、記号、数字やこれらの組み合わせからなる管理番号のほか、特定の情報を暗号化したコードや、光学読取装置で読み取り可能な光学読取コードが含まれる。また、光学読取コードとしては、例えばCODE39、CODE128、JAN、ITFなどのバーコードや、PDF417、QRコード、データマトリックス、MaxiCodeなどの2次元コードが挙げられる。
なお、上記の構成からなる情報記載シートにおいて、シートの情報記載欄を隠蔽する機能を持たせても良い。例えば、シートの情報記載欄と対面する位置に、シート上に粘着層を有する隠蔽片が設けられ、隠蔽片の粘着層上に剥離紙が貼付されている構成や、シート上に設けた剥離層上に、ラベル基材に粘着層を有する隠蔽ラベルが貼付されている構成を採用することができる。また、このような構成を採用した場合、シートが葉書用紙からなる隠蔽葉書シートとして利用することも可能である。
本発明では、情報記載シートを使用する際に、情報記載欄に情報を記載した後シートを境界部に従って切断し、切り離した後の分割片を別々に保管するようにした。これにより、保管していた分割片を紛失してしまった場合でも、一部の分割片を見ただけでは記載されている情報が不完全であり、個人を特定することができないため、個人情報の漏洩を防いでセキュリティを確保することができる。また、識別コードに対応させて個人情報のデータを保存しておけば、証拠として求められた場合でも、分割片に印刷された識別コードに基づいて個人情報のデータを引き出すことができる。
本発明の情報記載シートを隠蔽葉書シートに適用した一例を示し、隠蔽葉書シートを通信面側から見た平面図である。 図1の隠蔽葉書シートを宛名面側から見た平面図である。 図1に示すA−A線断面図である。 隠蔽葉書シートの情報記載欄に情報を記入し、情報記入欄を葉書片で隠蔽して郵送する時の状態を示す説明図である。 返信葉書の添付片を剥がして開封する時の状態を示す説明図である。 隠蔽葉書シートの添付片を分割し、各々の分割片を管理する時の状態を示す説明図である。 本発明の情報記載シートを隠蔽葉書シートに適用した他の構成例を示す平面図である。 本発明の情報記載シートを隠蔽葉書シートに適用した更に他の構成例を示す平面図である。 図8に示すB−B線断面図である。 図8の隠蔽葉書シートに情報を記入した後、情報記載欄を隠蔽して封緘する時の状態を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
以下の実施形態は、本発明の情報記載シートの一例として隠蔽葉書シートを作製した例を説明したものであり、図1は隠蔽葉書シートを通信面側から見た状態を表わし、図2は同シートを宛名面側から見た状態を表わし、図3は同シートの部分的な断面構造を表わしている。まず図1において、隠蔽葉書シート1は、葉書の通信面に記入した個人情報を隠蔽して郵送できるようにした個人情報保護葉書であり、情報を記載するシートとして上質紙からなる1枚の葉書用紙2を使用して作製されている。葉書用紙2の中央には、折り畳みや切り取りを行い易くするためにミシン目からなる折り兼切り取り線3が設けられており、この折り兼切り取り線3を介して葉書片10と添付片20が連接されている。
葉書片10は葉書本体を構成するものであり、図2に示すように、その宛名面に葉書本体であることを示す「郵便はがき」の文字からなる郵便表示11と、郵便料金が支払い済みであることを表わす料額印面12と、葉書の受取人の宛先13が予め印刷表示されている。また、葉書片10は情報記載欄を隠蔽する隠蔽片にもなっており、葉書片10の通信面に剥離紙14が剥離可能に貼付されている。
図3に示すように、葉書片10には、情報記載欄と対面する位置に、葉書用紙2の上に粘着剤を塗布した粘着層15が設けられており、この粘着層15の粘着面に、紙面に剥離処理を施した剥離紙14が擬似接着された構造になっている。粘着層15を構成する粘着剤は、例えばアクリル酸エステル共重合体からなる再剥離糊を使用することができ、その接着力は葉書用紙2に貼付した後に剥がすことができ、かつ剥がした後の紙面に糊残りしない程度に設定される。
一方、添付片20は葉書本体に添付される添付物を構成するものであり、図1に示す裏面側に情報記載欄の一例として口座振替申込書が設けられている。この口座振替申込書には、契約者に関する情報として契約者の番号、氏名、住所、連絡先を記載する契約者情報記載欄21と、口座振替を希望する指定口座に関する情報として金融機関名、銀行コード、支店コード、7桁からなる口座番号と、郵便局の種目コード、種別コード、13桁からなる通帳番号を記載する指定口座情報記載欄22が設けられている。
また、添付片20には、万が一口座振替申込書を紛失した場合でも情報記載欄に記載された個人情報が特定されないように、契約者情報記載欄21と指定口座情報記載欄22の中央部を縦断する位置に境界部4が設定されている。本実施形態の境界部4は葉書用紙2をカット加工したミシン目による切り取り線で構成されており、この切り取り線を境にして添付片20が左右2つの分割片5,6に区分されている。すなわち、分割片5,6は境界部(切り取り線)4を介して切り離し可能に連接されており、切り離した後の分割片5,6に記載の情報を整合する際の識別コード7として、各々の分割片5,6に共通するアルファベットと数字の組み合わせからなる管理番号「A12345678」が印字されている。
さらに、添付片20の表面側には、図2に示すように隠蔽層23が設けられている。隠蔽層23は葉書用紙2の表面に透過防止加工を施したものであり、例えば黒色、紺色等の濃色系の印刷インキによる全面印刷や、あるいは地紋等の部分印刷により構成される。なお、添付片20の角部には、葉書本体に貼付した添付片20を剥がす時の切っ掛けとなるように、折り兼切り取り線3のミシン目に繋がる切り込み部24が形成されている。
本実施形態の隠蔽葉書シート1は以上のように構成されており、以下その使用方法について図4〜6を参照しながら説明する。
まず口座振替を依頼する利用者は、図4に示すように、口座振替申込書に必要事項を記入する。例えば支払い方法を金融機関の普通預金口座からの引き落としを選択した場合には、口座振替申込書の契約者情報記載欄21に契約者の番号、氏名、住所、連絡先を記載し、指定口座情報記載欄22に口座振替を希望する金融機関名、銀行コード、支店コード、及び7桁の口座番号を記載する。
そして必要事項の記入がすべて終わったら、次に口座振替申込書を隠蔽した返信葉書を作成する。ここで図のように葉書片10に貼付された剥離紙14のコーナーカットを摘んで引き剥がすと、剥離紙14だけが剥がされて粘着層15が現れる。したがって、折り兼切り取り線3を谷折りして折り畳むと、粘着層15を介して葉書片10の上に添付片20が貼り合わされ、返信葉書が完成する。これにより、口座振替申込書の契約者情報記載欄21と指定口座情報記載欄22に記載された個人情報の秘密を保持した状態で返信葉書を郵送することができる。
これに対して、返信葉書を受け取った口座振替センターでは、管理担当者が返信葉書を開封して口座振替のための事務処理を行う。図5に示すように、まず返信葉書の切り込み部24を摘んで引き剥がすと、切り込み部24に繋がった折り兼切り取り線3のミシン目が同時に切断され、添付片20が葉書片10から剥がされる。このとき、添付片20は再剥離糊からなる粘着層15により貼り合わされているので、剥がした後の添付片20の紙面に糊残りすることがなく、綺麗に剥がすことができる。
そして管理担当者は、口座振替申込書の契約者情報記載欄21と指定口座情報記載欄22に記載された個人情報のデータをパソコンに入力するとともに、欄外に印字された管理番号「A12345678」を識別コード7として個人情報のデータと対応させて入力し記憶しておく。このデータ入力作業が完了すると、個人情報が記載された添付片20を控えとして保管する。ここで図6に示すように、添付片20を切り取り線4のミシン目に従って切断し、分割片5と分割片6を切り離して両者を別々に保存管理する。
このように、分割片5の契約者情報記載欄21には契約者の苗字と住所や連絡先の一部の情報しか記載されておらず、指定口座情報記載欄22には金融機関名、銀行コード、支店コードは記載されているが、口座番号が分からない。反対に、分割片6の契約者情報記載欄21には契約者の名前と住所や連絡先の一部の情報しか記載されておらず、指定口座情報記載欄22には口座番号は記載されているが、金融機関名、銀行コード、支店コードが分からない。したがって、仮に保存管理していた分割片5や分割片6を紛失してしまった場合でも、それぞれの紙片を見ただけでは記載されている情報が不完全なため個人を特定することができず、個人情報の漏洩を防いでセキュリティを確保することができる。また、警察署等に証拠として求められた場合には、個々の分割片5,6に記載されている識別コード7に基づいてパソコンから個人情報のデータを引き出すことができる。なお、本実施形態では、添付片20に情報記載欄を設け、葉書片10を隠蔽片にしたが、これとは逆に、葉書片10に情報記載欄を設け、添付片20を隠蔽片にしても良い。
以上が本実施形態の隠蔽葉書シート1の構成及び使用方法であるが、次にこの隠蔽葉書シート1の変形例について図7を参照しながら説明する。
図7に示す隠蔽葉書シート1は、上述した実施形態における添付片20に代えて、隠蔽ラベル30を使用したものである。この隠蔽ラベル30は、透視不能な隠蔽性を有するラベル基材31の裏面に再剥離糊等からなる粘着剤を塗布した粘着層32が設けられたものであって、葉書用紙2にシリコーン系剥離剤を塗布した剥離層25の上に擬似接着されている。またこの変形例において、口座振替申込書の契約者情報記載欄16と指定口座情報記載欄17が葉書片10の通信面に設けられており、契約者情報記載欄16の氏名欄と住所欄の間を横断する位置に境界部4が設定され、この境界部4によって葉書片10が上下2つの分割片5,6に区分されている。ここで境界部4は、郵便規則第16条第2号[郵便葉書(往復葉書の往信の際にあっては、返信部を含む。)の中央部又は下部(横に長く使用するものにあっては、左側部)に直径八ミリメートル以内の穴一箇所をあけたもの]の規定に違反しないように、葉書本体にカット加工せずに切り取り位置の目安となる直線を印刷したものである。更に分割片5,6に記載された情報を整合する際の識別コード7として、本例では切り離した後の各々の分割片5,6に共通するバーコードが印字されている。なお、このバーコードに代えて2次元コードにしても良い。
図7の隠蔽葉書シート1を使用する場合、利用者は、上述した実施形態と同様に口座振替申込書の契約者情報記載欄16と指定口座情報記載欄17に必要事項を記入し、口座振替申込書を隠蔽した返信葉書で郵送する。郵送する際には葉書用紙2から隠蔽ラベル30を剥がし取り、それを粘着層32により葉書片10の上に貼り合わせ、契約者情報記載欄16と指定口座情報記載欄17を隠蔽すれば良い。一方、返信葉書を受け取った口座振替センターでは葉書片10から隠蔽ラベル30を剥がして開封し、識別コード7である管理用のバーコードをバーコードリーダで読み取り、契約者情報記載欄16と指定口座情報記載欄17に記載された個人情報のデータをパソコンに入力する。またデータ入力後、例えばオートカッター等を使って葉書片10を境界部4に沿って切断し、個人情報が記載された分割片5,6を切り離して別々に保存管理すれば良い。
この変形例においても、分割片5を見ただけでは契約者の番号と氏名以外の情報(住所、連絡先、指定口座情報記載欄17に記載されたすべての情報)がまったくわからないため、個人情報の特定ができずセキュリティを確保することができる。また、本例では識別コード7が目視で判読や区別できないバーコードで印字されているので、管理番号を印字する例に比べてセキュリティレベルを高めることができる。なお、図7の例では隠蔽ラベル30を葉書片10と一体化して設けたが、葉書片10と隠蔽ラベル30を別々に設け、これらを封筒に同封して郵送するようにしても良い。
次いで、図8に示す隠蔽葉書シート1は、葉書用紙2の上に剥離紙40を重ね合わせて2枚構造にしたものである。この剥離紙40はカーボン複写式の複写用紙としての機能も兼ね備えており、図9に示すように、用紙41の裏面には添付片20と対応する位置にシリコーン系剥離剤を塗布した剥離層42が設けられ、葉書片10の情報記載欄と対応する位置に黒色のカーボンインキをスポット印刷した複写層43が設けられている。また、剥離層42は添付片20に塗布された再剥離糊からなる粘着層26の上に剥離可能に貼り合わされており、複写層43は葉書片10の情報記載欄の上に重ね合わされている。更に、葉書片10の外縁には封緘部50が設けられており、この封緘部50には例えば酢酸ビニル・アクリル酸エステル共重合水性エマルジョン等の強接着粘着糊を塗布した強粘着層51が設けられ、強粘着層51の上に剥離処理を施してなる剥離テープ52が貼付されている。なお、情報記載欄が契約者情報記載欄16と指定口座情報記載欄17から構成され、葉書片10が境界部4を介して分割片5,6に区分されている点と、分割片5,6の各々に共通する識別コード7としてバーコードが印字されている点については図7の例と同様である。
図8の隠蔽葉書シート1を使用する場合、剥離紙40に印刷された記入例に従って口座振替申込書の情報記載欄に必要事項を記入すると、その筆圧によって複写層43のカーボンインキが転移して葉書片10の情報記載欄に複写される。したがって、利用者は、必要事項を記入した後で剥離紙40を剥がし取れば、これを申込書の控えとして保管することができる。そして申込書を郵送する際には、図10に示すように剥離紙40を剥がし取った葉書用紙2を折り兼切り取り線3で折り畳むと、添付片20が粘着層26によって葉書片10に貼り合わされる。次に剥離テープ52を剥がして折り返すと、封緘部50が添付片20に貼り付いて封緘される。ここで封緘部50は強粘着層51によって強固に貼り付いているため、無理に剥がそうとすると葉書用紙2が破れて復元できないので、開封検知機能を有し情報記載欄が隠蔽された返信葉書を郵送することができる。
一方、返信葉書を受け取った口座振替センターでは、返信葉書の切り込み部24を摘んで引き剥がし、切り込み部24に繋がった折り兼切り取り線3のミシン目を切断することによって添付片20を剥がして開封する。そして、識別コード7として印字されている管理用のバーコードをバーコードリーダで読み取って、契約者情報記載欄16と指定口座情報記載欄17に複写されている個人情報のデータをパソコンに入力する。また、データ入力後、葉書片10を境界部4に沿って切断し、個人情報が複写された分割片5,6を切り離して別々に保存管理することによって、個人情報の特定を防いでセキュリティを確保することができる。また、特にこの変形例においては、複写機能を有する剥離紙40を設けたことで利用者が申込書の控えを残しておくことができるとともに、封緘部50を設けたことにより開封検知機能を持たせた返信葉書を郵送することができる。なお、本例では剥離紙40にカーボン複写式の複写構造を採用したが、これに代えて、発色剤層と顕色剤層を対向させたノーカーボン複写式の複写構造を採用しても良い。
上述した実施形態では本発明の情報記載シートを隠蔽葉書シートに適用した例を挙げて説明したが、本発明の用途はこれに限らず、シートに記載した情報の秘密を保持する目的の書類全般に利用することができる。
1…隠蔽葉書シート
2…葉書用紙
3…折り兼切り取り線
4…境界部
5…分割片
6…分割片
7…識別コード
10…葉書片
11…郵便表示
12…料額印面
13…宛先
14…剥離紙
15…粘着層
16…契約者情報記載欄
17…指定口座情報記載欄
20…添付片
21…契約者情報記載欄
22…指定口座情報記載欄
23…隠蔽層
24…切り込み部
25…剥離層
26…粘着層
30…隠蔽ラベル
31…ラベル基材
32…粘着層
40…剥離紙
41…用紙
42…剥離層
43…複写層
50…封緘部
51…強粘着層
52…剥離テープ

Claims (5)

  1. シートに情報記載欄が設けられ、情報記載欄を分断する位置に境界部が設定されており、境界部を介してシートが複数の分割片に区分され、分割片の各々に共通の識別コードが印刷されていることを特徴とする情報記載シート。
  2. 境界部がミシン目からなる切り取り線により構成されていることを特徴とする請求項1に記載の情報記載シート。
  3. シートの情報記載欄と対面する位置に、シート上に粘着層を有する隠蔽片が設けられ、隠蔽片の粘着層上に剥離紙が貼付されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報記載シート。
  4. シート上に設けた剥離層上に、ラベル基材に粘着層を有する隠蔽ラベルが貼付されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報記載シート。
  5. シートが葉書用紙からなる隠蔽葉書シートであることを特徴とする請求項3又は4に記載の情報記載シート。
JP2009137941A 2009-06-09 2009-06-09 情報記載シート Withdrawn JP2010284798A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009137941A JP2010284798A (ja) 2009-06-09 2009-06-09 情報記載シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009137941A JP2010284798A (ja) 2009-06-09 2009-06-09 情報記載シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010284798A true JP2010284798A (ja) 2010-12-24

Family

ID=43540899

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009137941A Withdrawn JP2010284798A (ja) 2009-06-09 2009-06-09 情報記載シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010284798A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011161733A (ja) * 2010-02-08 2011-08-25 Warpstream Co Ltd 記入用紙を利用したデータ処理システム及びデータ処理方法
JP2015058654A (ja) * 2013-09-19 2015-03-30 トッパン・フォームズ株式会社 重ね合わせ接着シート
CN104589831A (zh) * 2015-02-06 2015-05-06 无锡捷盈科技有限公司 一种带保密页的笔记本

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011161733A (ja) * 2010-02-08 2011-08-25 Warpstream Co Ltd 記入用紙を利用したデータ処理システム及びデータ処理方法
JP2015058654A (ja) * 2013-09-19 2015-03-30 トッパン・フォームズ株式会社 重ね合わせ接着シート
CN104589831A (zh) * 2015-02-06 2015-05-06 无锡捷盈科技有限公司 一种带保密页的笔记本

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7762590B2 (en) Individualized security document
JPH06130899A (ja) 文書を保護する透明な不正行為防止シール
PL187079B1 (pl) Formularz do bezpiecznego przenoszenia informacji
JP2009109703A (ja) 開封識別機能付き2層隠蔽ラベル
JP2010284798A (ja) 情報記載シート
US7389906B2 (en) Confidential envelope/bag
JP2004009720A (ja) 簡易カード付き申込帳票
JP2011068074A (ja) 隠蔽情報所持体用シート
JP3202412U (ja) 個人番号取り扱いセット
JPWO2006112004A1 (ja) 運送方法及び運送用伝票
JP4509482B2 (ja) セキュリティ用封筒
JP3999087B2 (ja) 簡易カードを内蔵した秘匿情報葉書
JP5472501B2 (ja) セキュリティ用封筒
JP2020034881A (ja) 隠蔽シート及び隠蔽部材
JP4402527B2 (ja) 葉書付き冊子
JP5012471B2 (ja) 印字情報安全廃棄機能付き葉書シート及びその使用方法
JP4930765B2 (ja) 封筒付き帳票
JP4354238B2 (ja) 積層印刷物
JP5472499B2 (ja) セキュリティ用封筒
JP5472500B2 (ja) セキュリティ用封筒
JP4262396B2 (ja) 秘匿情報媒体とその製造方法、個別秘匿情報基材、及び、共通秘匿情報基材とその使用方法
JP2006312473A (ja) 貴重品封筒
JP5257338B2 (ja) セキュリティ用封筒、セキュリティ用封筒の使用方法
JP3556016B2 (ja) 改ざん防止複写ラベルを有するシート・カード
JP2014221519A (ja) カード

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20120904