JP3499270B2 - 感圧粘着シート及びその印字方法 - Google Patents

感圧粘着シート及びその印字方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、再剥離可能に密着して
印字情報を隠蔽可能な感圧粘着シート及びその印字方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、感圧粘着シートの従来例を示し
た図である。従来の感圧粘着シート50は、基材51の
片側に、NR,変性NR又はSBR等をベースにした再
剥離可能な粘着剤層52が形成されていた。この粘着剤
層52には、ブロッキングの防止,滑り又は筆記・スタ
ンプ適性の向上などのために、シリカやクレー等が添加
されていた。
【0003】この感圧粘着シート50は、基材51の粘
着剤層52が形成されている面にレーザプリンタ等のノ
ンインパクト式プリンタ(NIP)を用いて情報を印字
したのちに、中央部のミシン目から折り返して加圧する
ことにより、再剥離可能に密着してシーリングされる。
この感圧粘着シート50は、親展ハガキ等に使用すれ
ば、情報の隠蔽性を保持したまま、ハガキ料金で郵送で
きる利点がある。印字情報は、粘着剤層52の密着面を
剥離することにより読み取ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この感圧粘着シート5
0が普及するに伴って、NIPの代わりに従来から普及
しているワイヤドットプリンタ等のインパクト式プリン
タによって、印字したいという要請がある。しかし、ワ
イヤドットプリンタに使用されるインクリボンは、放置
中に乾燥しないように処理されており、また、染料が主
成分であるために、シーリング後に再剥離したときに、
印字情報61が対向する面に転写され、汚れ62が発生
するという問題があった。
【0005】 本発明の目的は、前述の課題を解決し、
インパクト式プリンタを使用しても、転写による汚れが
発生しない感圧粘着シート及びその印字方法を提供する
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、基材の密着予定面に粘着剤層が
形成され、折り返して加圧することにより、再剥離可能
に密着する感圧粘着シートにおいて、前記粘着剤層上の
印字予定領域に発色剤と反応して発色する顕色剤層を設
ると共に、前記粘着剤層は、前記印字予定領域以外の
部分には、前記発色剤と反応して発色する成分を含まな
いようにし、インパクトプリンタのインクリボンとし
て、前記顕色剤層と反応して発色させる発色剤層が形成
された転写シートを、この感圧粘着シートに重ねて配置
し、前記インパクトプリンタのプリンタヘッドで前記転
写シートの発色剤層をこの感圧粘着シートの顕色剤層に
押し当てて発色させ、前記印字予定領域に印字するこ
と、を特徴とする感圧粘着シートである。請求項2の発
明は、前記転写シートは、控えとして使用され、印字後
にこの感圧粘着シートとは分離されることを特徴とする
請求項1に記載の感圧粘着シートである
【0007】 請求項3の発明は、請求項1又は請求項
2に記載の感圧粘着シートを印字する感圧粘着シートの
印字方法において、インパクトプリンタのインクリボン
として、前記顕色剤層と反応して発色させる発色剤層が
形成された転写シートを、前記感圧粘着シートに重ねて
配置し、前記インパクトプリンタのプリンタヘッドで
記転写シートの発色剤層を前記感圧粘着シートの顕色剤
層に押し当てて発色させ、前記印字予定領域に印字する
ことを特徴とする感圧粘着シートの印字方法である。
【0008】
【作用】本発明の感圧粘着シートの第1の解決手段にお
いては、感圧粘着シートの顕色剤層は、転写シートの発
色剤層によって発色させることができる。第2の解決手
段においては、印字予定領域以外の部分は、発色剤によ
り発色しないので、転写したとしても目には見えず、汚
れを生じない。
【0009】本発明による感圧粘着シートの使用方法に
おいては、転写シートをインクリボンとして使用するこ
とにより、従来のインパクトプリンタをそのまま用い
て、印字することができる。
【0010】
【実施例】以下、図面等を参照して、実施例につき、本
発明を詳細に説明する。図1は、本発明による感圧粘着
シートとその使用方法の第1の実施例を説明する模式図
である。この実施例の感圧粘着シート10は、基材11
に、NR若しくは変性NR又はSBR等をベースにした
再剥離可能な粘着剤層12が形成されており、さらに、
粘着剤層12の印字予定領域に、発色剤と反応して発色
する顕色剤が塗布された顕色剤層13が形成されてい
る。顕色剤は、ロイコ又はフルオラン等の染料が使用さ
れ、発色剤は、活性白土などの固体酸が使用される。
【0011】粘着剤層12には、従来のシリカやクレー
等の酸性物質の代わりに、炭酸カルシウム等のアルカリ
性物質を添加してある。この理由は、発色剤が非印字予
定領域に転写された場合に、シリカやクレー等の酸性物
質の存在下で発色して、汚れを生ずるのを防止するため
である。
【0012】また、顕色剤層13は、発色させたい領域
(印字予定領域)が隠蔽したい領域とほぼ等しいので、
その印字予定領域のみに、活性白土などの酸性物質が添
加されたインキを塗布することにより、粘着力に優れる
低コストの感圧粘着シートが作製できる。また、シリカ
やクレー等の酸性物質が添加された粘着剤を印字予定領
域のみに塗布することによって、顕色剤層13を形成す
れば、粘着力の低下を完全に防止できるので好適であ
り、特に、印字予定領域が広範な場合には、さらに好適
である。なお、従来のシリカやクレー等の酸性物質が添
加された粘着剤は、粘着剤層の機能と顕色剤層の機能を
同時に合わせ持っているので、この粘着剤のみで構成す
ることが考えられるが、上述したように、発色剤が非印
字予定領域に転写された場合でも、酸性物質の存在下で
あるので、必ず発色して汚れが発生する。そこで、非印
字予定領域に転写の目立たないように、インキ等を塗布
することも考えられるが、非印字予定領域にインキを広
範に塗布する必要があるために、コストアップを招くば
かりでなく、粘着力が低下して、そのコントロールが極
めて困難となってしまう。
【0013】次に、この感圧粘着シート10の使用方法
について説明する。この実施例では、プリンタのインク
リボンとして、基材21にマイクロカプセルに封入した
発色剤層22が塗布された転写シート20を用いて、ワ
イヤドットプリンタのプリンタヘッドPHによって印字
する。つまり、プリンタヘッドPHによってインクリボ
ン20の発色剤層22のマイクロカプセルが破壊される
ので、感圧粘着シート10の顕色剤層12は、発色剤と
反応して発色して、情報が顕れる。
【0014】印字した後に、ミシン目から折り返して、
加圧することにより、粘着剤層12同士が密着してシー
リングされる。このとき、顕色剤層13上の発色剤が、
対向面側に転写されたとしても、粘着剤層12には、発
色剤と反応する酸性の物質が含まれていないので、発色
することはなく、汚れは生じない。
【0015】図2は、本発明による感圧粘着シートの使
用方法の第2の実施例を説明する模式図である。以下に
説明する各実施例では、第1の実施例と同様な機能を果
たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明は省
略する。第2の実施例では、感圧粘着シート10と転写
シート20の間に、複写シート30を挿入したものであ
る。なお、この三者の関係は、いわゆるノーカーボン紙
の上用紙(転写シート20)、中用紙(複写シート3
0)、下用紙(感圧粘着シート10)の関係に相当する
ものである。この複写シート30は、下面に発色剤層3
2が形成され、上面に顕色剤層33が形成されている。
発色剤層32,顕色剤層33は、前述した発色剤層2
2,顕色剤層13と同じものが使用できる。第2の実施
例では、第1の実施例と同様に、シーリング後に印字情
報が対向面を汚さない利点がある他に、複写シート30
によって、確実かつ安価に控えをとることができる。
【0016】図3は、本発明による感圧粘着シートの使
用方法の第3の実施例を説明する模式図である。第3の
実施例では、感圧粘着シート10の上に、複写用紙とし
て、第1の実施例の転写シート20と層構成が同一な複
写シート20’を重ね、その上からプリンタヘッドPH
により通常のインクリボン40を介して印字する。この
場合には、複写シート20’は、通常のインクにより印
字され、感圧粘着シート10は、第1の実施例と同様な
発色が行われるために、現状のプリンタをそのまま使用
して運用できる利点がある。
【0017】
【発明の効果】本発明は、以下のような種々の効果があ
る。 (1) 感圧粘着シートの顕色剤層は、転写シートや複写
シートの発色剤層によって発色させることができるの
で、インパクト式プリンタによる印字が可能となる。(2) 印字予定領域以外の部分は、発色剤により発色せ
ず、転写したとしても目には見えず、汚れを生じないの
で、感圧粘着シートの印字品質を向上させることができ
る。(3) 転写シートをインクリボンとして使用することに
より、従来のインパクトプリンタをそのまま用いて、印
字することができるので、感圧粘着シートの印字・発行
システムを低コストで導入・運用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による感圧粘着シートとその使用方法の
第1の実施例を説明する模式図である。
【図2】本発明による感圧粘着シートの使用方法の第2
の実施例を説明する模式図である。
【図3】本発明による感圧粘着シートの使用方法の第3
の実施例を説明する模式図である。
【図4】感圧粘着シートの従来例を示した図である。
【符号の説明】
10 感圧粘着シート 11 基材 12 粘着剤層 13 顕色剤層 20 転写シート 20’ 複写シート 21 基材 22 発色剤層 30 複写シート 31 基材 32 発色剤層 33 顕色剤層 40 インクリボン PH プリンタヘッド
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B42D 15/08 B41M 5/12 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09F 3/10 B32B 7/06 B41J 31/00 B41M 5/124 B42D 15/02 501 B42D 15/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の密着予定面に粘着剤層が形成さ
    れ、折り返して加圧することにより、再剥離可能に密着
    する感圧粘着シートにおいて、 前記粘着剤層上の印字予定領域に発色剤と反応して発色
    する顕色剤層を設けると共に、 前記粘着剤層は、前記印字予定領域以外の部分には、前
    記発色剤と反応して発色する成分を含まないようにし、 インパクトプリンタのインクリボンとして、前記顕色剤
    層と反応して発色させる発色剤層が形成された転写シー
    トを、この感圧粘着シートに重ねて配置し、前記インパ
    クトプリンタのプリンタヘッドで前記転写シートの発色
    剤層をこの感圧粘着シートの顕色剤層に押し当てて発色
    させ、前記印字予定領域に印字すること、 を特徴とする感圧粘着シート。
  2. 【請求項2】 前記転写シートは、控えとして使用さ
    れ、印字後にこの感圧粘着シートとは分離されることを
    特徴とする請求項1に記載の感圧粘着シート。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の感圧粘着
    シートを印字する感圧粘着シートの印字方法において、インパクトプリンタのインクリボンとして、 前記顕色剤
    層と反応して発色させる発色剤層が形成された転写シー
    トを、前記感圧粘着シートに重ねて配置し、前記インパクトプリンタのプリンタヘッドで 前記転写シ
    ートの発色剤層を前記感圧粘着シートの顕色剤層に押し
    当てて発色させ、前記印字予定領域に印字することを特
    徴とする感圧粘着シートの印字方法。
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